【釣行記・KMLファイル公開】令和4年12月28日(水)京急大津・石田ボートさん
3年振り10回目!大津の海苔棚測位をしてきました!
福岡への2年間の単身赴任期間は休止していた海苔棚測位。
3年振りにやってきました!
これは僕の恒例イベントなワケですが、特にたいそうな目的もなく、ただモノ好きでやっている感じです。
ただ、僕にとってこのデータは泳がせでワラサを1本獲るのと同じくらい「大切な獲物」。以前にも書いたことがありますが、僕は魚を釣るのと同じくらい「海を知る」こと自体が好きなんです。
ホームグラウンドの大津の海の一端を、自分の手足で実測して把握する。・・・それがなんか嬉しいんですよね(笑
振り返ってみると、今回はちょうど「10回目」。ある意味、節目の回です。
本当は11月中に済ませたかったんですが、コロナ罹患や悪天候等に阻まれ、年末ギリギリに・・・。でも、無事完了できて良かった(^o^;。
🏁🏁🏁
では、実測報告です!
Q.今シーズンの海苔棚の場所、どうだった?
A.まずは測位結果をご覧ください。
今回の測位作業、適度な風と波があって一番ラクなコンディションでした。
でもなぜか終盤に気持ち悪くなってきて、ちょっと辛かった。寒さのせいか、あるいは年のせいか・・・と思いましたが、後で原因が分かりました。
脱水症状になりかけていたようです。寒さのせいで気付きませんでしたが、内側に着ていた厚手のダウンベストが大量の汗を吸ってズッシリと重くなっていました。うかつにも約3時間、水分を取らずに漕ぎ続けてしまっていました。久しぶりとはいえ、注意すべきところを忘れていて・・・反省です。
さて、そんな大量の汗の産物(笑)である今回のGPSログです 。
例年同様、沖と中段の海苔棚+近隣のブイを測位。今回の海上移動距離は11.9km。
このログと当日の記憶から、Google Earth上でブイや海苔棚を描き込んでいきます。
ブイは「ピン」で。
海苔棚は「ポリゴン」で描きこんでいきます。
このあたりのデコボコは釣り中のボート師さん達を避けた跡。ヘンなボートが徘徊してご迷惑をおかけしました(^^;。
完成!これが今シーズンの海苔棚データです。
沖の7枚目だけ目測です。ご容赦ください(石田丸さんの釣りエリアを出てしまうため)。
【完成したKMLファイル】
こちらからダウンロード可能です。
このファイルを「Google Earth」や「Google Map」にドラッグ&ドロップすれば、パソコンの前で大津の海を妄想する時にとっても便利ですよ♪
ほかのさまざまなGPSマップアプリなどでも使えることが多いと思いますが、アプリの種類やバージョンによっては表示させるのが面倒な場合があるかもしれません。
ほんの少しでもみなさんの笑顔やアイデアに繋がることがあったら、幸いです。
ダウンロード - ootsunoridana20221228.kml
上に置いてあるKMLファイルは著作権フリーです。ダウンロードしてご自由にお使いください。ただし、公に再配布する場合のみ、コメントかメールで予めお知らせください。また、漁業者の方々に迷惑となるような利用方法についてはお断りさせて頂きます。
※データは実測ですが、海苔棚は風や潮によって少し位置が動くので、あくまで目安とご理解ください(海苔棚は四方が固定されているので、ロープ1本で固定されている航路ブイ等と比較するとかなりズレが少ないと思います)。
【参考記事:過去の海苔棚位置計測データ】
🏁🏁🏁
今シーズンは沖の海苔棚が「7枚」、中段の海苔棚が「6枚」でした。2年間の休止を挟んだので去年との比較はできませんが、3年前と比較すると中段の海苔棚が3枚も減っています。目を凝らして探したので見落としてはいないと思うんですが・・・。
しかし、なんというか・・・。
下の画像で見てみると分かと思うんですが、今シーズンの海苔棚、ちょっと乱れ気味じゃないですか???
沖の1~4枚目を除き、3年前と比べると並びも大きさも乱れまくっているように見えますね。
全体的に、こんなに南北に位置が乱れているのは初めてと思います。また海苔棚自体のサイズも大中小入り乱れてますね。
他には、中段の海苔棚の北への移動ぶりが目立ちますね。
ただ、大津の冬のポイントとして特に人気の高い沖の3~4枚目に注目すると、あまり大きな移動はないようですね。それより東の棚については、もはや3年前のイメージで測ることは難しそうです。
あらためて、位置計測を休止していた2年間は大きかったんだなぁ、と感じます。
大津の主要な高根のイメージを重ねて見てみます。
沖の3~4枚目は、いつも通り良い場所にあると思います。2枚目もなかなか良さそうです。
ちょっと心配なのは5枚目の北側ですね。こんなに北に張り出していると、アンカー禁止エリアに入り込んでいるかもしれません。
個人的に、今シーズン最大の注目ポイントは「中段の3枚目」だと思います。武山出しの西側と東側が攻められる位置にうまく設置されていると思います。
気になる注意点がひとつ。それは「富士山出し」の北西側が航路に入ってしまっていることです。
航路内にアンカリングしての釣りはルール違反になりますし、危険です。残念ですが、今シーズンは富士山出し北西側での釣りは控えたほうが良さそうです。
🏁🏁🏁
【アルバム】
当日の風景をアルバム的に置いておきますね。
航路右側1本目のブイ。
海苔の収穫風景。好きです。
どこのブイだったかな?色が違うので撮ったのですが…。
沖の6枚目の海苔棚の東側から望むクロベ根の鉄柱。伊勢町エリアです。
これもどこのブイだったか思い出せません。歳を感じるなぁ…。
観音崎沖のタチウオ船団。年末近くても賑わってますね!
手漕ぎボート釣りの風景は独特の風情がありますね。
どこから海苔の養殖エリアかわかりにくいパターンのブイ配置。
朝9時過ぎから富士山が見えるようになりました。真っ白な雪化粧。
ウです。
ウ、ウ、ウ、ウ、ウです。
トビです。
オオバンです。
カモメです。
立ち入り禁止を守る番猫です。
🏁🏁🏁
Q.今回の測位作業ではトラブルはなかったの?
A.1箇所ブイのマーキングを忘れてしまうミスがありました(>_<)。
自宅に帰ってログを見てやっと気づいたんですが、「中根ブイ」のマーキングを漏らしていました。でも、奇跡的に前回の釣行で中根ブイの位置をマーキングしてあったので、合わせ技一本で今回のログを完成させることができました。運が良かった・・・。
そんなこんなで、KMLファイル中、中根ブイのプロパティにだけ、「令和4年10月21日測位」と書いてあったりします(他は全部「令和4年12月28日」)。
Q.釣りはしなかったの?
A.測位作業の完了後、正味1時間竿を出しました。
測位作業が終わったのは10時10分頃。ちょっと腰や首が痛かったので30分ほど休憩。それから中根西ブイの西側に行きました。アンカリングに少し手間取り、竿を出したのは11時過ぎ。すぐにコアジが2連続で釣れたので、泳がせ仕掛けに変更(竿を1本しか持っていかなかったため、泳がせのみ態勢)。12時には納竿する予定だったので、泳がせられた時間は約45分ほど。
時折アジが暴れる反応があったものの、その45分間は残念ながら平和に過ぎ去りました。
本日異状なし!(笑
🏁🏁🏁
Q.他には何かあった?
A.動画撮影のテストをいろいろ画策していたんですが、すべて失敗⤵。
2台のアクションカメラを持ち込んで、今回の海苔棚測位作業を「大津海上ツアー」として動画にまとめるつもりでした。
でも、2台とも現場で思ったとおりに作動してくれず、全然撮れませんでした。動画撮影って、大変なんですね・・・。
・用意した手段では、ボートの良い位置にカメラを設置できなかった。
・カメラが飛沫をかぶってしまい、まともな映像が撮れなかった。
・1台(SONYのやつ)は、気付かないうちに静止画撮影モードに切り替わってしまっていた。
・もう1台の方(新規購入したGOPRO)に外部バッテリーを接続すると、しばらくして「再生モード」に強制切替され、操作を一切受け付けなくなった。
ちゃんとした釣り動画を撮影するには、まだまだたくさんの準備が必要なようです・・・。
「大津海上ツアー」はまた来年ですね(無理かも…)。
🏁🏁🏁
海苔棚測位のあとに釣り納め釣行を入れたかったんですが、どうやら無理なようです。
今回の正味45分泳がせボウズが今年の釣り納めですね。
でも、来年はまた楽しい年になりそうな予感がします。
皆様、どうぞ良いお年をお迎えください!