【釣行記】令和5年11月3日(祝・金)京急大津・石田ボートさん
大津に青物狙いに行ってきました。
3連休、釣りの予定はなかったんですが、予定が2転3転して急遽大津に出撃してきました。
前回釣れなかったタチウオのリベンジ狙いと行きたいところですが、シーズンもほぼ終わりのようで、初心者にはハードルが高そうです。
そんなこんなで、例年どおり青物狙いを意識しての出撃です。
🏁🏁🏁
しかし、結論から書くと、またもや青物にしてやられてしまいました・・・。
思い出すのは昨年10月21日の釣行。フグに悩まされながらも辿り着いたアジの入れ食いの最中、突如針掛かりしたアジに食いついてドラグに悲鳴をあげさせた大型青物らしき何か。まったく太刀打ちできずに仕掛けを切られてしまいました。
そして同じ季節。泳がせ仕掛けではなく、アジ仕掛けのほうに掛かる可能性に追加対策が出来ていなかった時点で負けでした。
まさか、また同じ敗北感を味わうことになろうとは・・・(>_<)。
🏁🏁🏁
今回は、もともと僕の釣行予定がなかったせいか(笑)、穏やかな釣り日和でした。うねりもほとんどなく、午前中はずっと弱い北風。
潮汐表上では、いかにも潮が流れず魚が釣れなそうな日に見えましたが、実際には10時頃までしっかり潮が効いていました。おかげで朝方はアタリも多く、楽しい釣り。
ただ、かなり濁りはかなりきつめ。中根ブイあたりまで沖目に出てみても、濁りからは逃げられませんでした。
🏁🏁🏁
【出船前】
さすがの秋のトップシーズンの休日。大津港のスベリは人とボートでいっぱいでした。
休日の大津港名物、港のスベリいっぱいに並ぶボート。壮観です。
と、そこで石田丸さんでは珍しい(気がする)ものを見つけました。
コレです。
1艘だけ、色の違うボートが。
通りがかった大船長さんに「黄色いボートが入ったんですか?」と聞くと「昔からあるよ」との回答。しかも、「これが1番古いんだ」とのこと。知りませんでした。
そう聞いてからは、急に石田丸の歴史の証人のような存在感を感じるようになりました(^^;。
🏁🏁🏁
【実釣報告】
中潮。満潮8:34、干潮13:11、潮汐差33cm(!)。中潮なのに、潮汐差が少ししかありません。
前夜1:21の干潮からの潮汐差は135cmあるので、朝イチは上げ潮の勢いが残ると思いますが、あとはあまり期待できなそうな感じです。下げ潮が流れない分、上げ潮の残りがしばらく残りそうですが、せいぜい9時頃まで、その後はかなり沖目に行かないと潮は流れない、そんな予想をしました。
この予想はややハズレ。上げ潮の勢いは10時頃過ぎまで続き、その後はかなり鈍くなったものの止まることはなく、ずっと北寄りの流れがありました。
①ヤマダ電機前 AM7:00
今回も1番乗りでポイントに入りました。水深28m。北北西からの早い潮。とりあえず想定通りです。
冷凍イワシを付けた泳がせ仕掛けに続き、アジ狙いのウィリー竿を置き竿で出します。そして3本目は手持ちでタチウオ狙い。今日は青物狙いですが、朝イチだけ一応は狙ってみます。
しかし、タチウオ狙いにはまったく反応がありません。
やはり、もうシーズンも終わってしまったんでしょうか・・・。
アジ狙いのほうはエサが取られたり取られなかったり。魚っけがまったくないわけではありませんが、今ひとつな感じです。このままだと潮が流れている貴重な時間が無駄に過ぎてしまう、と焦り始めた頃、アジ竿にアタリが!
AM8:10 今日の初もの!良型のマアジちゃん♪
ここから、最初はポツリポツリ。そして間隔が短くなったり長くなったりしながら、なんと10時頃までアジが釣れ続きました。その間、ずっと北北西の潮が効いていました。嬉しい誤算です♪
しかし、やはりタチウオ狙いのほうにはまったく反応なし。今年はもういないのかなぁ・・・?
*完全な勘違いです!釣れないのは自分の腕のせい。帰宅後にこの時撮影した暗い海中映像を明るさ増幅して解析したところ、タチウオらしき影が僅かながら写っていました。
途中、泳がせにちょうど良い小さめのアジが釣れたので、冷凍イワシに替えて投入したところ、着底と同時に何かが食いつきました!
泳がせに食う最中にしては軽く、妙に間隔の長い暴れ方をしながら揚がってきた魚は・・・。
立派なエソ。ちょうど40cm!(ちなみに僕の最大エソ記録は71cm)
なんと、大きなエソでした。
エソを釣って喜ぶ釣り人はあまりいないと思いますが、幸い僕はその中の一人です。
やった!このサイズは美味しく楽しめる~♪
30~50cmくらいのエソは捌きやすく、食べ応えがあるんです。
*腹側に喉から尻尾まで包丁を入れ、背中を出刃包丁で叩くことで中骨と一緒に小骨を一気に抜いてしまう捌き方があります(身が柔らかいのでどうしても綺麗には捌けませんが)。
*当日でもまあまあ美味しいですが、お酒を振って2日熟成した後の旨味の増加量が他の魚の追随を許さないほどです。
その後もアジ泳がせは出し続けていましたが、もうひとつ事件がありました。
ポツポツとアジが掛かっている最中、最初アジかと思っていたアタリに対処していたら、急激にに引きがエスカレートし、ラインがどんどん飛び出していきました。
走りが止まったと思ってリールのハンドルを回しても、まったくラインを巻きとることができません(僕はあらかじめドラグを仕掛けの限界強度に合わせて調整しているため、ファイト中には決してドラグを締めません)。
これはあきらかに青物。それも3kg以上の手応えです。おそらく仕掛けに掛かったアジに食いついたんでしょう。
めちゃくちゃ走ります。走りが止まったところでサミングしながら少しでも巻き取ろうとしますが、すぐにまた突っ走ります。何度も何度もその繰り返し。一向に弱る気配がありません。ラインは水深より20m以上出されてしまいました。
これは3号仕掛けでは無理かな、と思っていたところ、10回目くらいの引き込みで「ブツッ」という嫌な手応えとともについにハリスを切られてしまいました。
昨年10月と同じパターン。泳がせではなく、アジ仕掛けのほうに大型青物がヒットし、切られてしまいました。
しまった・・・。同じ失敗を繰り返してしまいました。
せめて、仕掛けを4号にしておけば良かった・・・。
後悔先に立たず。また青物に敗北です。
結局、ヤマダ電機前では32匹のアジをゲット。
10時頃、アタリが止んだところで、潮がほぼ止まってきたのを見計らい、沖に移動することにしました。
②中根東付近 AM10:30
少しでも沖合の本流に近いところに潮の流れを求めましたが、ここでも潮はほとんど流れていませんでした。
周辺の魚を全部寄せるつもりでコマセを大盤振る舞いしてみましたが、かろうじて集まってきたのはフグ。針を4本も取られてしまいました。
潮が流れ出すことを信じて粘りましたが、残念ながら沖上がり定時までに良い潮が流れ出すことはありませんでした。
PM1:15、また針を失ったところで納竿。
泳がせのほうでは3匹もの貴重なコアジをフグに喰い尽くされました。
無残な姿。今回はこんなシーンを3回も見るハメに・・・。
🏁🏁🏁
釣果:マアジ32(28~15cm)、エソ1(40cm)+α
家族の食卓には十分な釣果。エソのワンポイントも有難い♪
泳がせで合計4匹のアジを消費。ソゲはリリースサイズでしたが肝が飛び出してしまっていたためやむなくお持ち帰りしました。
🏁🏁🏁
今年はなんだか意識に柔軟さが持てず、あまり良い釣りができていない気がします。
今回の釣りは楽しくもあったんですが、やはり大型青物にやられてしまったことが大きな心残りです。たぶんワラサでしょう。
実は、朝イチにもアジのアタリの直後に得体のしれない大物に抑え込まれる手応えがありました。そっちはたぶんエイかヒラメ。少しファイトがありましたが、アジだけ咥え取られて終了でした。
1日に2回も大物と対峙して全敗。これはしばらく引きずりそうです・・・。
🏁🏁🏁
不甲斐ない釣りで貴重な釣り日和を敗北感に染めてしまいましたが、まだ青物本番は続きます。
今年のタチウオはそろそろ諦めがつきましたが、次の狙いはやはり青物かなぁ。
季節が良いうちに大津以外の海にも行っておきたい気持ちもあります。風や天候とも相談しながら、チャンスを逃さないように動きたいな。
反省をしっかり活かし、万全のリベンジに臨む。そんな釣りがしたいものですね。
海苔棚はまだ養生中のものもありましたが、もう少し立つとアジも着き始めそうです。