【釣行記】平成29年3月3日(金)長井かかり釣りセンターさん
ダンゴ釣り修行の第2回です
宿題の多かった前回以降、2度釣行計画を立てたものの、結局2月には出撃できませんでした(何故か「春の嵐」に当たってしまって・・・。相変わらず天候運はありません)。
やっとめぐり合った仕事の調整がつきそうな北風の日は、ひなまつりの日でした。
(ひまなつり、縁起が悪い気もしましたが)
前回浮上したたくさんの課題。それぞれに対策を打ちましたが、果たして結果は・・・?
今回も手漕ぎボート釣りではないので、あまり深堀りせずにざっくりとご報告させて頂きますね。
今回の釣行に臨むにあたって、改善を特に心掛けたのは以下の4つです。
①竿とリールの右手操作にしっかり慣れる
②朝のダンゴ作成手順を確立して時間と疲労を節約する
③実釣開始後のダンゴ作成・投入の手順とタイミングを確立して確実にステージ育成・維持を図る
④仕掛けの水深を常に把握する
あと、今後のために踏み込んでおきたい1歩として・・・。
⑤基本の釣り方の他に、流し釣り、落とし込み、L字釣法、宙切りの4つの仕掛け操作にもチャレンジする
このうち、①と④はタックルの新調もしています。まずリール、手のサイズに合わせて操作しやすくするため、スプール径が大きめなリールを購入しました(写真は後ほどのアルバムにて)。水深の把握については対策を2つ。ラインをマーキング付きの製品に変更。それからラインに目印を付けるために建築用のマーカーを用意しました。
後の②・③・⑤はネットを動画視聴とイメージトレーニングだけが対策です。
早速ですがこの5つのポイントについての実釣結果も書いちゃいます
①「右手操作」
竿、リールともに右手操作でひととおり問題なくこなせました。巨ボラ先生に付き合ってもらって、かなり指ドラグにも慣れることができました♪
②「朝のダンゴ作り」
朝のダンゴ作りは2つの桶で2回に分け、5kgずつ作成。手と腕の負担が減ってスムーズに進めることができました。
③「ステージ育成・維持」
仕掛けダンゴと寄せダンゴを一定のリズムで投入できるようになり、エサとり→ボラ→チヌとポイントの変遷を感じることができました。
④「仕掛けの水深」
マーカーがうまく塗れなかった(塗っても見えない)ものの、新調ラインの既成マーキングのおかげでしっかり仕掛けの位置を把握することができました。
⑤「応用仕掛け操作」
想定していた4つすべての釣法にチャレンジしてみました。でも今回はあまり潮が流れず仕掛けが流されなかったため、流し釣りとL字釣法はあまり効果がありませんでした。落とし込み(モーニング)、宙切りはアタリなし。最後にノーシンカーでの落とし込み(実際にはNS釣法と同じ)をしたらヒットがありましたが、NSのアワセ方を忘れてしまっていてアワセが決まらず、無念のバラシに終わってしまいました。
かなり経験値の稼げた釣りだったと思います。今回は潮の速さが一日を通じてそれほど変わらず、オモリをあまり変えなくて済んだことも、初心者の僕にとってアタリの見分け方を学ぶうえで良い環境だったと思います。
釣果:黒鯛(カイズ)7、ヘダイ2、ぶっといボラ1
なんとか家族のおかず分は確保できたかな?ヘダイもなかなか美味しいお魚です♪
長井でカイズの数釣りができる時季はそろそろ終了だそうです。先月の数釣りトップはなんと52枚()。僕も前回、すぐ隣での37枚という大釣りを目の当たりにしましたが、なんともスゴイ数。長井は、京急大津の海以上に真冬が熱い海のようです。
ところで、今回僕が一番勇気を振り絞ったことが「ぶっといボラくん」の処遇です。
長井の海が綺麗なことと、「寒ボラは美味しい」とも聞くこと、それから今回のボラがあまりに「ぶっとい」魚体だったことから、今回思い切って持ち帰りました。
本当は海で下処理をしてから持ち帰ると良いのですが、諸事情(準備の悪さ)から、血抜きだけしてそのままクーラボックスに投入しました(以前、ボラの強烈な「臭い」にひどいめにあったことがあるので、かなり勇気が必要でした・・・)。
ニオイが強烈なのはウロコとヌメリ、内臓だけです。
ウロコは屋外ではがしました。大きなビニール袋の中でウロコ取りを使って飛び散らないようにしました(大きな鯛の時と一緒)。ヌメリは屋外の水道で魚体をタワシ洗い(でも、長井産のせいかそれほどニオイはきつくありませんでした)。
そして内臓をキズつけないように「ダイレクトに柵どり」しました。
ウロコさえしっかり剥がしてあれば、さばきにくい魚ではないと思います。
背身だけなら結構簡単です。でももったいないので腹身のほうにもチャレンジ。
もしかして卵(カラスミになる)が入っているかもしれませんが、今回は内臓には手をつけませんでした。
内臓はキズつけず、血や体液も出ずになんとかうまくいきました。ボラの「5枚おろし」といったところでしょうか。
それで、肝心の「食味」です。
釣った当日のお刺身。「美味しい」です
かなり驚いたんですが、食味はほとんど「美味しいイナダ」もしくは「ワラサ」。たぶん、ワラサと言って出されたら味では見分けがつかないんじゃないかと思います。ほんの少し、後味に違いを感じますが、それもイヤな感じではありません。
海が綺麗なおかげか、時季のせいか、はたまたたまたま美味しい個体だったのか・・・。あるいはその全部?
とにかく、ボリュームもあって美味しい、上質な1本でした。
(実際に食べるまで記事に載せるつもりがなかったので、お刺身の写真は取り忘れ)
これは翌日の夕食に出したお刺身。お酒を振って1日寝かせたバージョンです。食感と旨味が明らかに変わりました。これもなかなか!ボリュームがあるので、まる2日間楽しめます♪
長井の寒ボラ、一度味わってみる価値アリですよ
(でも念の為、ニオイ対策には万全を)
【アルバム】
渡船は朝6時に出船。1ヶ月前より30分早まってます。これから日の出時刻とともにどんどん早まるそうですよ(^^;;。
筏に乗りました。夜明けの筏。この雰囲気、大好きになりそうです(^○^)。
海の上で見る日の出。何度見ても格別ですね。
朝方は魚の気配がありませんでした。やっと出たアタリは10:30頃。腹回りのぶっとい巨ボラくん。この1匹とのファイトで、すでに疲れました( ;´Д`)。
本日最初の本命ちゃん!o(^▽^)o ボラの後、教科書通りに黒鯛のアタリが出始めました。
外道は少ないと思いますが、たまにこんなのが揚がってきます。よく見ると初めてお目にかかる本家ヒガンフグさんですね。墨を垂らしたような模様です。
午後は、毎投のように魚のアタリがあります。でもアワセに迷ったり、魚に針を呑まれたり、ハリスに傷がつくたびに針を結び直したりしたので、効率は上がりませんでした。それでもダンゴ投入のリズムは守るように務めました。
これが新調したリールです。今回は違和感なく操作することが出来ましたo(^_^)o。
この日最後の1枚はヘダイちゃん。黒鯛に似てますが、幼な顔で優しい感じがします。長井の神様、今日も一日有り難うございました!(^人^)
穂先に出る小さなアタリに精一杯の大アワセを入れるダンゴ釣り。本当に楽しい釣りです。
オールもアンカーもないのに何故か手漕ぎボート釣りより体が疲れるんですが、、ビシィッ!!と竿を大きく空に向け、魚の重みを感じた瞬間の快感は、後から思い出しても脳に快感物質が出てきちゃいます。
これで良型の引きを経験したりしたら・・・。全国的に人気のある理由が、とてもよく分かる気がします。
【今回の主な反省点】
・アタリ判断が難しい
ダンゴが割れ、しばらくして仕掛けが落ち着いてから出るアタリはまだ取りやすいんですが、割れてすぐに出るアタリは自信が持てずアワせられません。また、オモリの着底が判別できる状況でないと、仕掛けが底にあるか判別できない気がします。今回の釣果はすべてオモリで底が取れる状況でした。潮が早いと通用しないと思います。
同じ理由で、流し釣りや落とし込み、宙切りでラインを送り込む時、アタリが取れる自信がまったくありません・・・。
・巨ボラ1匹で右手のダメージが大変なことに・・・
前回も大きなボラとのファイトがありましたが、今回のボラは輪を掛けたヘビーファイトでした。船竿と違って片手の握力と手首の力だけで対峙しなくてはならず、特定の筋肉の負担が・・・。でも、きっとロクマル級の本命だったら、もっと激しい戦いになるんでしょうね。それを感じさせてくれた巨ボラ先生には、心から感謝しています。
・いつのまにか竿先が折れてしまった。
さんざん折ったことのあるメバリングロッドより更に細い穂先なので、そのうち折るだろうと思っていましたが、今回でした。いつ、なぜ折れたのかはまったく分かりません。実釣中、気がついたら穂先2cmくらいのところで折れていました。でもちょっとツメた状態でも実釣にあまり影響はなく、このまましばらく様子をみてみようかな、と思います。
大津の水温がそろそろ上がり始めそうですね。
予定では、大津の水温が12~13度になったら、大津の手漕ぎボート釣りでのダンゴ釣りにチャレンジしてみたいと思ってます。
長井での2回の釣りでは、まだまだ圧倒的に修行が足りないのですが、もしかすると次回の釣りはいきなりの大津になっちゃうかもしれませんね。
海苔棚のあるなしでも海の状況は変わると思います。さて、どんなダンゴを準備しようかな・・・?
余談、今回最後にちょっとだけNS釣りをしてみたらヒットがありました(バラしましたが(^^;;)。ダンゴ釣りとNS釣りは、ポイントもタックルもほぼ同じなので、シームレスに切り替えられます。楽しいかも?