4ヶ月振りのボート釣りです

7月~10月の間に立てた釣行計画は、なんと9回連続で中止
自分史上最高の釣行運の無さ・・・
。
そこに、やっっと区切りをつけられました。
もう、このまま秋も過ぎちゃうんじゃないかと心配でした




今年の秋は黒潮が近づいてくるのが遅くて、やっと「黒潮の舌」が東京湾口近くまで伸びてきたのは10月13日頃。これでようやく東京湾にもワラサが入ったかな?と思っていたら・・・。
なんとビックリ!!
今年の大津で最初に揚がった大型青物は15日の「超弩級」、メーターオーバー・10kgクラスの「ブリ」でした
。
「手漕ぎブリ」。なんとロマン溢れるニュースでしょう。
手漕ぎ界の最終ボス、「ブリ」。心が騒ぐ、というか、血湧き・肉踊ってしまった方々も多いのではないでしょうか
。
(釣り上げられた中島さま、心から祝福を申し上げます。本当にすばらしいご栄光です!)



今回の釣行記は実釣詳細を概況に統合して、ショートに仕上げてみたいと思います
。
ではスタート
【GPSログ&実釣概況・釣果】
ログを載せられるのは久しぶりな気が・・・。今回はあまり移動してませんが(^_^;)。
1.中根西付近
まだ風波の残る朝イチから中根西へ。まずは泳がせるアジの確保ですね
。
水深27m。やや澄み潮。
最初の1投でコアジが来たのは良かったんですが、小さすぎ
ほとんど豆アジです。
ちっさ!アタリはホントはイワシレベルでした。
泳がせ竿を出しましたが、身が柔らかいのですぐ身切れして針から外れてしまいました
。
その後もコアジはポツポツ続きました。アジが小さすぎて面白くないので鯛狙い開始。しかしすぐに針が消えてなくなります。一瞬タチウオがよぎりましたが、フグだったようです(フグとの格闘はこのあと1日続きました
)。
手持ち竿でしたが、なんの違和感も感じないうちに針が消えてしまいました。
大きなアタリが出たのはアジ竿の方でした。
40cmクラスのイナダです。
去年は一度も会えなかった青物ちゃん。お久しぶり!釣れてくれてありがとね!(^o^)
イナダのアタリは3回あったのですが、2回はバラシ。年間目標に合わせて、今回からハリス号数を落としていたのが裏目に出てしまいました
。
ここでは、アジとイナダの他に大鯖(42cm)のご来訪がありました(下方向にズッシリと引く、おなかデップリの重量級)。
イナダと大鯖は、どっちも中層です(フグを避けて仕掛けを上げていました
)。
2.沖の小漁礁
AM11:00に移動しました。水深26m。しかしここはめぼしい反応なし。どうやら潮読みを外してしまったようです。30分ほどで移動することにしました。
3.中根付近
中根ブイのちょい沖付近です。周辺に浮かんでいるボートの皆さんにご挨拶しながら、隙間に入らせていただきました。
回りの皆さんに聞くと、釣れていたのは10時頃までだそうで、それ以降は厳しいようです。
アンカーが利いたところで仕掛けを入れてみると、水深27m。魚探の表示では23mなので、かなり険しい根の上のようです
。
ここでは中層から攻めてみましたが餌取りが多く、難しい釣りでした。しかし、ベタ底を攻めてみるといきなり竿にズシッとした重みが
揚げてみてビックリ
初めて出会う「マハタ」ちゃんでした
。
いつか釣ってみたいと思っていたお魚さんなので、テンション


初めてのゲストさん!会いたかったよ〜〜!!(((o(*゚▽゚*)o)))
ここで欲が出て、根魚狙いにスイッチです(笑
しかし僕は根魚の素人なので、せっかく掛けても根に潜られてしまいます。アタリの後にリールを巻くと、2回連続で根掛かり・・・
。
そこで、ほんの少しでも竿先に違和感を感じたら鬼アワセを入れてみることにしました。
ヌシッ。
今だ
うりゃ
グイーッ
竿に重さが乗りました
でもリールは巻けます。根掛かりではありません。
やりました
2匹目のドジョウをゲット成功です


釣れた〜!根魚狙い、面白いです!(≧∇≦)
アワセる釣りは楽しいですね。前回6月の大津で経験した「アワセるアジ釣り」に続いて、とても勉強になって楽しい釣りでした
。
ところでアジですが、この日はここだけで中アジが釣れました。それも、またまた「アワセる」パターンです。3匹目のマハタちゃんかと思って小さいアタリに鬼アワセしたら、揚がってきたのは中アジくんでした。その後同じパターンでもう2匹掛かりました(1匹はバラシ
)。
慎重だったアジさん。貴重な貴重な中アジさんです。
置き竿や、アタリを見逃してしまった場合はオキアミの頭が無くなります。アジくんもその犯人の一味だということが、今回もまた確認できました。
(大津のアジにも、最近は慎重派のグループが増えているんでしょうか・・・?)
ところで今回、僕は非常に悔やまれる事態を起こしてしまいました。
大津に通い始めて約6年。
初めて、「アンカーが揚がらない」という状況になってしまったんです
。
体力が尽きるまで色んな方向に力いっぱい漕いでみたんですが、どうしても抜けませんでした。
やむなく石田ボートさんに連絡して助けていただきました。
電話口ではとても怒られていたように感じました。しかし、現地到着した石田丸の大船長さん曰く・・・。
「この場所で揚がらないのはたまたまだね。しょうがないよ」(笑顔)
思わず、惚れてしまいそうでした
。
しかしご迷惑をかけてしまったことは事実なので、今後は根の険しい場所に入り込みすぎないように気をつけたいと思います。
そんなトラブルもあり、港に戻ったのは僕としてはとても遅い、3時過ぎでした。



釣果:マハタ2(29cm、27.5cm)、イナダ1(43cm)、大鯖1(42cm)、中アジ2、コアジ5+α
中アジとコアジは1匹ずつ泳がせで消費。このサバ、グレートな1本でした。久しぶりに脂の滴る最高の塩焼き!o(^_^)o
上の写真では今回の主役さんが小さく見えるので、もう1枚どうぞ(笑
【補足Q&A】
Q.今回の基本(事前)情報は?
A.今回の基本情報は以下のとおりです。
平成28年10月22日(日)、京急大津・石田ボートさんから出船。潮汐は長潮に向かう小潮で、潮回り的にはあまり思わしくありません。満潮9:15、干潮14:20。上げ7分から干潮までの釣りになります。前日は午前中の強風で出船不可の状況、予報では当日も朝9時頃までは北東の風7m/秒くらいなので、朝しばらくは風待ちになることも予想の範囲です。翌日の予報も強風であり、出船できればそれだけでラッキーと言えるかもしれません。海況図で推測される大津の海水温は21.5度。もうそろそろ水温安定期と言える時季です。
今年はこれまで水温が乱れがちで推移してきましたが、ここしばらくの様子を見ている限り、平年とそう変わらない感じに落ち着いてきました。天候予報は曇り。最高気温は20度ということで、うまくすれば涼しく快適な釣り日和を期待できそうです。
※この部分は出撃前に書いています。実際は予報より風の収まりが早く、定時には出船することができました
。
Q.朝の石田丸さん情報は?
A.先週のブリ以降、連日ワラサが出ています。
直前の20日にも78cm・5.3kgというワラブリクラスが
ポイントはガレ場が中心。アジは型が小さく、数が出るのは武山出しとのこと。ガレ場付近ではヒラメも出ています(コアジ泳がせ)。タチウオも少し出るものの、あまり大きな群れは回っていなさそう、とのことでした。
とにかく、今の大津は「青物フィーバー」状態なると言って間違いないでしょうね
。
Q.出船前の状況は?
A.秋のトップシーズンだけあって、石田丸さんは大盛況!
風の予報は良くなかったにも拘わらす、みなさんお好きですね(笑。
朝の港のスベリで、「KAKE」さん、「iOSの常連」さんと遭遇!KAKEさんとは前回6月にもお会いしているので、4ヶ月振りかつ2回連続。iOSさんは昨年のこの時期に立派なワラサをゲットされていて、今年の青物情報に矢も盾もたまらず飛んでこられたようです。
お二人とお話ししていたところ、突然後ろから大きな声で名前を呼ばれました。驚いて振り向くと、そこにはカメラを構えた「大吟醸」さんが・・・。
やられました。恥ずかしい「ビックリ顔」をアップで撮られてしまいました・・・。
※大さん、お会いできるのはとても嬉しいですが、勝手にヘンな加工をしてバラ撒いたりしないでくださいね
。
左からiOSさん、大吟醸さん、KAKEさん。隠すのが惜しい素敵な笑顔が並びました(大吟醸さんはこの後観音崎へ移動されての出船です。足を伸ばして頂いて本当に有難うございますm(_ _)m。
また、待ち列で隣にいらっしゃった埼玉から通われている方とも、たくさんお話させていただきました。僕はこの場所でいろいろな方とおしゃべりするのが大好きです(だって、他の場所と違って皆さん良い人ばっかりですからね
)。
Q.今年ずっと失敗ばかりだったGPSログは採れるようになったの?
A.今回は成功しました!

iPhone6Splusの「通知」機能をほとんどOFFにして「GPS専用機」状態にしてみたら、今回はアプリが勝手に切れることなく取得することができました。
メール、メッセージもLINEも使えませんし、写真を撮ることもできませんが、GPSログを採れるようになったことは重要な進歩です(このために、僕は別途防水デジカメを購入しました
)。
たぶん、釣りの最中に電話さえ掛かってこなければ、GPSログは採れると思います。もし今回失敗してしまったら、例年調査している海苔棚位置の実測データも諦めかと思っていましたが、なんとか首の皮はつながったと思います
。
※ちなみに今回のGPSログには帰路の航跡がありません。これはアンカートラブルで石田丸さんに電話しなければならず、そこでログが切れてしまったんです
。
Q.今回の反省点は?
A.たくさんありますね・・・。
・仕掛けの消費が多かったこと(コアジのアタリに気付かず、放置で仕掛けがグチャグチャに絡んでしまう
)。
・仕掛けに出来た結びコブを放置した結果、イナダらしきアタリで仕掛けが切られてしまったこと(アジ狙いなら大丈夫だろうと甘くみてしまいました)。
・ハリスを1段階細くした結果、絡みやすさが増してしまったこと(細糸仕掛けを追求するには、針の数も抑えなければならないと気付きました)。
・片舷に2本の竿を出してしまうと、魚が横走りしたときにハリスに負担をかけざるを得ず、切られてしまったこと(細糸を使うなら、竿の数も減らす必要があると思いました)。
・ブリ狙いの太ハリス、太針の泳がせ仕掛けしか用意していなかったこと(コアジしか釣れない場合を想定した、アジの負担の小さい泳がせ仕掛けの準備が必要)。
・マハタは見かけがブラックバスに似ているため、つい口に親指を突っ込んで「バス持ち」をしてしまったこと(手が血だらけに・・・。しかもなかなか血が止まりません)。
・そしてもちろん、アンカートラブルでボート屋さんにご迷惑をおかけしてしまったこと
。
大物は不発に終わりましたが、これらの失敗も全部含め、とっても学ぶところの多かった良い釣りでした
。



さて、すぐに次の釣りの準備にとりかかります。
今回の反省点は次回に活かせることが多いので、対応のしがいがあります。まずは仕掛けの作り直しですね。
いろいろ釣り以外も忙しかったりするのですが、気合をいれて頑張ります!!
海の神様、久しぶりの機会に良い釣りを与えてくださって有難うございます
お礼にゆっくりでも一歩ずつ、前に進んで参ります

