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2014年3月16日 (日)

【妄想?】「マイワシ」と「レジーム・シフト」。

マイワシが教えてくれた「地球の秘密」。


Regimeshift



 

最近、京急大津でマイワシが釣れていますね。はじめて釣ったという方も多いのではないでしょうか。珍しさの面でも話題になることがあるようですが、長い目で見ると、どうやら珍しいことではないようです

 

僕はまだ海釣りの世界に入って5年もたたない新米なので経験がありませんが、以前(おそらく20~30年前くらい)は東京湾でも毎年サビキに鈴なりに釣れていたという話を聞いたことがあります。しかし、特にここ10年程?はまったくと言って良いほど釣れていなかったようです。

 

なぜでしょう?

 

乱獲で減ってしまったんでしょうか?
それとも環境破壊で海が変わってしまったんでしょうか?



必ずしも、そうとは言えないようです。

 

そして、そのことを人類に教えてくれたのが、他でもない「マイワシ」なんです







以前、このブログの記事で「魚種交替」という理論に触れさせて頂いたことがあります。

 

リンク → 【妄想?】サバが増えるとアジが減る!?簡単そうで難しいその原理は・・・。

 

ごく簡単にいうと、マアジとマサバ、そしてマイワシの漁獲数には中長期的な相関関係があり、どれかが増えるとどれかが減る、という現象がある、という考え方です。
(他にもカタクチイワシ、スルメイカが加わる観点もあります)

 

深く追っていくととても複雑で難しいので、僕も「そんなこともあるのかなぁ」程度に頭に置いています

 

この「魚種交替」に出て来る魚の中で、漁獲量が1番極端に上下する魚が「マイワシ」です。獲れる時には爆発的に獲れ、取れない時にはほとんど市場に出回らないレベルにまで落ち込んでしまいます。


Gyoshukoutai_2   

末尾の参考URL記載の西海区水産研究所サイトから引用させていただきました(問題があれば削除致します)。現時点で最も一覧性に優れるグラフだと思います。

 

青い部分がマイワシの漁獲量です。他の魚(アジ類、サバ類、カタクチイワシ)にくらべて、グラフの高さの変化が激しいことが分かるかと思います。また、マイワシの漁獲量について1988年のピーク時には年間約450万トンも取れていたのに、17年後の2005年には約3万トンにまで落ち込んでしまっていることもこのグラフに現れています。実に150分の1・・・です

 

釣りにいく度に150匹は釣れていた魚が、今は何度出かけても1匹ずつしか釣れない・・・という感じ?そう考えると、いかに悲劇的な減り方か実感できる気がしますね



なお、この魚種交替のサイクルでは、現在はこれまで主役だったマアジの減少期にあたり、これからマサバ時代に入っていくところと言われます。マイワシは漁獲量が底を打ち、徐々に増え始める時期と思われます(魚種交替は地球規模で起こるため、局地的な検証は難しいです。例えば現在、太平洋系のマアジは1994年以降減少傾向ですが、日本海系は近年、増加傾向にあります)。

 

※この理論は魚の乱獲を正当化することに悪用されることもあります。「魚が減ったのは漁業のせいじゃなくて環境のせいだ!」という立場です。原因が何であれ、減った魚を獲り続けたら漁業はいずれダメになってしまいます。釣りと直接関係があるわけではありませんが、頭の中に留めておきたいものですね。







Q.「魚種交替」現象はなぜ起こるの
A.大きな要因として「レジーム・シフト」があります。

 

「レジーム・シフト」。
「気候ジャンプ」とも呼ばれるこの現象を大雑把に説明すると、10数年に一度くらいの頻度で発生する地球規模の急激な気候変動のことです。簡単に言うと、それまでの10年間くらいは年間平均気温の変化が1~1.5度くらい範囲に収まっていたのに、突如として1~2年の間に2~3度も下がったり、又は上がったりするような現象、という感じでしょうか。

 

研究によって、偶然の産物ではなく周期的に起こる地球のサイクルらしいということが分かってきました。海流の流れる道筋や温度の影響が大きいと言われていますが、まだサンプルとなるデータが少なく、詳しいメカニズムは分かっていません。最近では1970年代に1~2回、1988~1989年、1997~1998年に発生した、とする説が有力になっているようです。

 

このレジーム・シフトは漁業だけの問題ではなく、「気候」・「海洋」・「海洋資源」が密接に関連して地球環境を形成していることを示す概念です。言葉を換えれば「海洋資源は単なる食糧ではなく、空気や森林と同じ地球の共有財産である」という定義をもたらすものです。現在、この概念は地球環境を捉える上での主流となっており、世界中で盛んに研究されています。



そうです。

 

この「レジーム・シフト」の存在を人類に教えてくれたのが他でもない「マイワシ」なんです
そして、そのメッセージに気づき、新しい概念として提唱された方は日本人です







マイワシが教えてくれた「地球のひみつ」。

 

東北大学の川崎健教授は、太平洋の遠く離れた3箇所においてマイワシの漁獲量の増減に同期があることに気付かれました。それらのマイワシは混合の無い別クループと考えられました。川崎教授は、この同期現象は「局地的な研究では説明できない」と考えました。

 

そして「この現象を説明するには、太平洋規模の海洋変動や、関連する気候変動を考慮する必要がある」という結論にいたり、1983年に発表しました。しかし、当時の国際学会では重要視されませんでした。「環境は毎年変動するが、長期間平均すれば一定であり、魚が減るのは獲り過ぎのせい」という考えが当時の主流だったからです。

 

その後、教授は検証を重ね、3年後に「これらすべての地域のマイワシとカタクチイワシの漁獲量に同期した逆相関関係 (一方が増えると一方が減る)がある」ことを報告しました。これが一部の学者の興味を引くことになり、ようやく世界中で検証が始まりました。

 

それでも検証には時間が掛かりました。教授の理論が認められ、主流となるに至ったのはようやく1996年頃のことだと言われています。

 

※主流になるに至った経過で注目すべきことは、水産学の分野だけではなく、地球物理学や海洋物理学の分野で川崎教授の理論に注目が集まり、次々に裏付けとなるような研究成果が上がってきたことです。この概念は地球環境の捉え方そのものを大きく変えるに至りました

 

参考URL

 

レジーム・シフト - Wikipedia

 

レジームシフトとは何か? - 西海区水産研究所

 

資源変動と海洋生態系 ~マイワシを例に~ - 海洋政策研究財団

 

マイワシはなぜ減った?マサバはなぜ増えない? - 中央水産研究所

 

マイワシの漁獲量はなぜ激減したか - 東京大学海洋研究所

 

参考文献

 

「イワシはどこに消えたのか?」本田良一 著(2009年中央公論新書)


Iwashihadoko

この本は釣り本ではないので、特にブックレビューは行いません。でも海洋資源のことをもっと知りたいと思われる方には、ぜひ読んでみて頂きたい一冊と思います






こんな話は釣りにほとんど関係がない、と言えばそのとおりです

 

でも、ボートの上でマイワシに出会った時、こんな話を思い出すことができたら、目の前でピチピチともがいている姿がちょっと違って見えてくるかもしれません。魚体の美しさや海の恵みの有り難さ、そして、この竿と糸を通じて地球と語り合っているんだな、という気持ち。そんな感覚が浮かんでくるかも・・・しれませんね

 

※もっとも、マイワシばかりジャンジャン釣れる時代になったら、そんな感傷は無用になると思いますが・・・

 

釣りが上手になる道とは違うかもしれませんが、個人的には海や魚のことをもっともっと知りたいな、と思います

 





 

 

2014年3月14日 (金)

【釣行記補足2】失敗の覚書+「珍味」のある食卓!?

平成26年3月8日大津釣行の補足の2回目です


補足の最後に、今回の釣行にまつわる細かい話を列記しておきますね





Q.本編の最後で言ってた「失敗」ってなに?
A.反省の意味も込めて挙げておきます。


今回の釣り。釣果の数と型には満足できたものの、失敗が多くて気持ちがいまひとつスッキリしませんでした。大きな失敗としては、本編にも出てきた「GPSログ取得失敗」と「自作サビキのロスト」。そして「コノシロ釣れず、マイワシも1匹だけ」も少し凹んだ原因ですね。


でも、その他にもこんな失敗がありました。


・日焼けしてしまい、クチビルガサガサ
昨年の晩秋から悪天侯の修行釣りが多かったこともあり、今回は久しぶりの晴天下での釣りでした。まだ日差しの弱い冬、という認識もありました。もう3月。紫外線もかなり強くなってきていました・・・。


Gasagasakuchibiru
ちょっと懐かしい画像を使いまわし(^-^)。

我が家は昨年から日焼け禁止令が出ているため、妻にコッテリ絞られてしまいました。今回は顔よりクチビルがヒドイです。翌日からガサガサになったかと思えば、火曜日には口唇ヘルペスが暴発 風邪でも花粉症でもないのに会社にマスクをしていく羽目になりました。
次回以降は肝に銘じます・・・



・せっかく購入した新兵器が・・・。
釣行にはいつも水温計を持ち込んでます。でも、ボート上の僕はいつも余裕がなくて結局見忘れてしまうことが多いんです(飲み物すら口を付けずに終わることが多いです)。そこで、魚探(PS-500C)オプションの水温センサー「TC03-05」を購入し、今回から実践投入するつもりでした。


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水温センサーちゃん。7000円ちょっと。やっぱり高い・・・と言えば高い(^^;;。

しかし、朝の寒さで指がかじかみ、本体側の端子のキャップを外すことができず、結局取り付けることができませんでした


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外せなかったキャップ。自宅では外せたんですが・・・。

次回以降は自宅で取り付けて持ち込みたいと思います



Q.今回の獲物はどうなったの?
A.こんな感じです。


今回は久しぶりの大漁だったので、珍しくお刺身以外にもたくさんお魚が回りました。相変わらずシンプルな食べ方オンリーですが、ご容赦くださいませ
(我が家は「とりあえず美味しく食べれればOK」から進歩する気配がないです


たまたま有ったコストコサーモンとコラボ。酢飯に乗せて海鮮井


260308g1
このサーモンは美味しいですが、大津アジの勝ち!

マイワシは1匹を家族4人で。美味しかったような、よく分からなかったような(泣。



すっごく久しぶりのアジの干物


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アジの型が不揃いだったので、塩加減がバラついてしまいました(小さいのがしょっぱめに)。干物は難しい!(;´Д`A


アジの塩焼き


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塩焼きは安定して美味しいですねo(^_-)O。

そして、今回1番のヒットは・・・。


「油で揚げない南蛮漬け」でした。


260308g4
14〜18cmくらいのアジを使用。骨までやわらかくて子供も絶賛!\(^o^)/

揚げなくても、圧力鍋を使えばこんなに骨が柔らかくなるんですね~。
これからコアジやコサバは全部コレでいいやっていう感じでした



Q.まだ食べた獲物があるんじやないの?
A.「石田丸産ワカメ」を堪能させて頂きました


今回、有り難いことに石田丸さんからワカメを頂きました。


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ワカメしゃぶしゃぶ!はじめてですが、こりゃ美味しい。

美味しくて食べ過ぎてしまいました



そして、こんなものも見つけちゃいましたよ。


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ワレカラちゃん?それともヨコエビちゃんかな?

これは、以前KAKEさんのところの記事に出てきた「ワレカラ」ちゃんでは??


「ワレカラ喰わぬ上人なし」という諺もあるくらいなので、気にせずパクリ


お味の方は・・・。うーん、カラの食感しか感じなかったかなぁ・・・。


そういえば、最近読んだ本の中で、動物プランクトンの食料化が検討された時代の話を見たことがあります。プランクトンはどう料理してもモソモソして良い料理にほならなかったそうです。ワレカラは浮遊生物ではないのでプランクトンには含まれませんが、なんとなく大差ないのかも?という気がしました(^^;;。




Q.最近、ちょっと天候運が良くなってきたんじやない?
A.そのとおりです


毎年1~3月は悪天候に悩まされます。今回は天気図的に微妙な感じもしていました。今までは常に悪い方に転ぶ天候運だった僕ですが、今回は良い方に転びました
(出船さえできれば「良い方」という基準です


なんだか、昨年から天候運が変わってきたことを感じます。


僕の中の立役者はやはりこちら。


250912bouzugun
テルテルボウズと風来坊(カゼコイボウ)、「THE ボウズ軍」!

今年もお世話になります







今回の補足はこれで完了です。
サビキ仕掛けをバンバン作成して、次回に備えたいと思います





2014年3月10日 (月)

【釣行記】平成26年3月8日(土)京急大津・石田ボートさん

マイワシはツンデレ!?まずは「ツン」からのスタートでした


26030813_2


8週間振りの釣行です


釣行記本編はできるだけ短く、細かいことは別途補足記事にしてみようと思います


今回の本編は実釣篇+Q&A方式です。


それでは本編スタート




【GPSログ】


ポイントとダイジェストです。


Log260308ootsu
竿を入れたのは3箇所です。朝方はやや荒れ気味の海でした。

最初のポイントで釣れたアジの写真を撮ったあと、iPhoneの電源が落ちてしまいました
おそらく寒すぎてバッテリーの電圧が落ち、自動で保護機能が働いたんだと思います。そしてさらにドジなことに、再起動後にGPSアプリを立ち上げ直すことを忘れてしまいました。久しぶりにログ取得失敗です・・・。ポイント位置だけ記載しておきますね。


1.沖の海苔棚6枚目の北東角付近
この場所はカサゴ根(謎の根)からほんの少し北北西に離れたところで、海底に溝のような地形変化があります。今年の海苔棚の配置だと丁度6枚目の北東角にあたるので狙いやすいと思います。現在の石田丸さんのアジのオススメポイントも、ここがイチオシのようです。1投目からアジが釣れ、1時間半程の間は仕掛けを入れるたびにアタリがありました


2.中根の北西側
北北西からの潮がやや早めに入ってきていたので、少しだけ中根パトロールをしてみました。
しかしエサ取りもおらず、潮裏の気配だったので、早々に諦めて30分で移動しました。後で聞いたところによると中根の南側で黒鯛が揚がっていたらしいので、底潮は向きが違っていたかもしれません(ビシ抵抗では見抜くことができませんでした)。


3.沖の海苔棚5枚目の南東角付近
ここも海中ロープとアンカーロープを交差させないといけない場所です。風向きが安定しない時はヒドイ目に遭います。海苔棚の間を回遊するスズキ狙いをイメージして行ったのですが、アタリは出ませんでした。




【実釣について】


AM7:00ジャストに岸払い。一路、沖の海苔棚6枚目に向かいます。北風がやや強く、波っ気もありましたが、ここ最近多く経験している修行釣りのおかげでだいぶ漕ぎやすく感じられるようになってきました(これって進歩?


6枚目の北東角付近に入ります。ここは昨年2月の超低水温下で「居食いするアジ」を経験した場所です。昨年は海苔棚から少し離れた位置だったんですが、今年の海苔棚は北にズレたので、ほぼ海苔棚の角になっていました。アンカーロープを海苔棚から出ている海中ロープに交差させてボートの位置取りをしましたが、北風が強かったおかげでうまく安定してくれました


今日はサビキ仕掛けがメインです。しかし習慣のせいか、気が付くとビシ仕掛けをセットしている自分に気付きました。仕掛け作りを途中で止め、サビキ仕掛けに付け直し


2本目で自作の魚皮サビキを出すつもりだったんですが、1本目の市販ケイムラサビキを投入するとすぐ「ガクガクッ」とアタリが


26030812_2    
ひどい写真ですみません(^^;;。この後泳がせ餌として頑張ってくれたアジくんです。

いきなりのマアジです。久しぶりの好スタート?
この1匹目のアジで即座に泳がせ竿を投入し、サビキも急いで再投入します。


ここからアタリが続きます。2本目の竿を出すヒマがありません。入れパクではないものの、仕掛けを入れると必ずアタリが来る状況が続きました。


(iPhoneが低温落ち?してしまったので、ここからしばらく写真がありません


アジは1時間半ほど釣れ続きました。
アタリが遠くなり、スズキの回遊かな?としばらく様子見、しかし忘れた頃にポツリをアジが釣れただけで、泳がせアジは暴れることもありませんでした。その間、ずっと潮の様子を観察してました。


事前に、下げ潮は猿島方向に流れると考えてました。でも一向に潮が変わりません。朝方はほぼ止まっていて、9時頃からごく弱い東からの潮。その後、弱いながらも北西からの潮が流れ始めたように見えました。10時頃、少しずつ北西の潮が速くなってきたので、今日の下げ潮は北西で安定しそうだな、と思いました(予想はハズレでした)。


ヒラメ狙いで漕ぎ流すラインを考えてあったんですが、潮が違って使えそうもありません


代わりに中根の様子を見てくることに。


AM10:00頃、移動です。
途中、いけぼさんにご挨拶。いけぼさんはアジ、イシモチ、マイワシ、コノシロの4目達成とのこと。良いポイントに入られているようです。流石ですね


中根ブイの50mほど西に入りました。サビキと泳がせを下ろし、さらに長め(4.5m)のビシ仕掛けも出します。


ビシ仕掛けでエサ取りの様子を見ました。しかしまったくエサ取りの気配がありません。魚探を眺めてみてもまったく良い気配はなし。完全に潮裏の雰囲気です。潮を確認すると北西の潮、ビシもわずかですが底では同じ方向に引かれてると思いましたが・・・。


中根は7投、40分で切り上げました(タナ取り中にミニカサゴ2匹、リリースです



AM11:45頃、海苔棚5枚目の南東角付近に移動しました。


まず泳がせを下ろし、次にサビキです。すると、すぐにサビキにアタリが
中アジのような、ちょっと違うような引きで揚がってきたのは、なんと待望のマイワシちゃんです


26030815
キター(≧∇≦)ー!!。

やりました移動は正解?
しかし、残念ながらその後はアタリがなく、完全に単発でした・・・



11時過ぎ頃から、ようやく海が凪いできていました。
穏やかな海の表情は嬉しいですが、今日は複雑な気持ち。この凪は南風に変わる知らせです。おまけに今は海苔棚の海中ロープにアンカーを交差させています。釣りながら船の向きが変わったらヒドイことになってしまいます


ここで遅まきながら、自作の魚皮サビキを出しました。今回の釣行が初使用(というよりテストです。2本目のサビキ竿です。


しかしやはり遅すぎました
自作サビキ竿を出してすぐ、船が不安定になってしまいました。気を付けていたつもりが、ボートが姿勢を変えないままズレ始めたことに気づけず、3本の竿すべてのラインが海中ロープに干渉してしまいました


オールを使って船の位置を直しながら、順番に仕掛けを回収します。泳がせ竿と市販サビキの竿は見えないロープをうまく交わして回収に成功しました。


しかしよりによって自作サビキ竿だけ失敗してしまいました・・・


26030816
無残な姿に・・・。

5本針のうち4本がロスト。漁師さん、ロープに針を残してしまって申し訳ありません・・・


※自作の魚皮サビキの様子は補足記事で別途ご報告する予定です。


その後、南風は強くなったり弱まったりを繰り返し、ボートの位置は真逆に振られ、さらに走錨をはじめました。僕はラインの干渉を認めるたびに船首側に竿を伸ばしてロープをよけながら仕掛け回収。そして船尾側に再投入、という作業を何度か繰り返し、苦しい釣りを続けました。
その結果、アジを2匹追釣。しかし泳がせ竿には最後までアタリがありませんでした



PM1:30頃、港に向かういけぼさんが声をかけてくださいました。いけぼさんはマイワシ9匹確保とのこと(羨ましい~。いけぼさん、わざわざご挨拶を有難うございました


その後すぐ、僕も沖上がりしました。南風は予報通り4m/秒くらい。大した風ではないのですが、どこか心の重い帰り道でした。







それでは後半のQ&A編、スタートです


Q.今回の基本情報は?

A.以下の通りです。
平成26年3月8日(土)、京急大津・石田ボートさんから出船しました。潮汐は小潮、満潮AM8:10、干潮PM3:20。下げ潮メインの釣りになります。天候予報は晴れ。朝のうちは北東の風3~4m、お昼頃から南風4mの予報です。前日は北風で気温が上がらず、都内各所でも雪がちらついた寒い日でした。複雑な天気図ですが、翌日に関東に強く影響しそうな低気圧はありません。



Q.出船前の状況は?

A.寒さの楽しさのコラボでした
6時前に大津港に到着。思ったより風が強く、寒いです!海を見ると波立ってます。でも白波はあまり見えず、とりあえず安心。朝の石田丸さん情報では以下のようなお話しでした。


・アジは沖の6枚目北東、イシモチは同じ棚の北西。

・マイワシは日によって釣れたり釣れなかったり。


今日はKAKEさん、いけぼさんも出撃です。朝の楽しい会話のおかげで寒さが和らぎました(ホントに寒かったんですよ。KAKEさんが用意されていた下田サビキも拝見。夢のある仕掛けですね 僕は初めて作った魚皮サビキを出しましたが、いまや悲しい思い出です(本編参照。今日の大津港のボートは全体で12、3艘でした。石田丸さんで8、9艘くらいかな?思ったより少なかったです(大津好きの方々は寒さも気にしない猛者揃いですもんね)。


26030810_2
在りし姿のマイ初代サビキです(T_T)。


Q.帰港後の状況は?

A.大きな黒鯛が揚がっていました


港に帰ると、丁度同じタイミングで戻られた方が釣られた黒鯛をみせてもらうことができました。50cmオーバーの立派な年無しです お腹が膨れ上がっています。浮き袋の膨れではなく卵のようで、乗っ込みの雰囲気に見えました。石田丸の若女将さんの話ではちょっと前に上がられた方も釣られていたそうです。気温も上がって暖かな陽気になっていたこともあり、なんだかもう春の雰囲気を感じてしまいました


車の片付けをしてからスベリに戻るとKAKEさんの姿が。お聞きするとガレ北でアジ35匹
この時期にひとり海苔棚を遠く離れ、これだけの釣果を上げるなんてなかなかできることではないと思います。流石流石のKAKEさんです







今回の釣りは久しぶりに24匹の自主制限にかかる釣果で、型も良いものが多く満足の行く釣りでした(オーバー分は実家にお裾分けしてギリギリの23匹をお持ち帰りです。でも失敗も多かったので、気分は「要リベンジ。海苔棚のある間になんとかもう一度機会を作りたいと思います


失敗の内容は、別途補足記事に書かせて頂く予定です。


大津の海は早くも春の雰囲気?
成功も失敗も海に出られればこそ。釣りが出来る喜びを改めて感じた釣行でした





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