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2014年4月 8日 (火)

【釣行記•後編】平成26年4月5日(土)貸ボート•油壺さん

完ボ釣行記の後編です


前編はこちら

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後編では、補足部分の残りを書いておきたいと思います。ちょっとマニアックな内容に偏ってしまいそうな気がしてますが•••(;´Д`A。


もちろん魚が釣れた話は一切ありません。期待度のハードルを出来るだけ下げてご覧くださいませ(汗


それは後編スタート







Q.風・潮はどんな感じだった?
A.記憶にあることを書いておきます。

AM8:00頃、マリンパーク下では4~5m/秒程度の北東の風。潮は北北東からの緩やか(目の前に投入したオキアミが20秒経っても視界から消えきらない程度)な流れ。湾口の南側から流れ出してくる潮だったと思います。表層に比べると底潮は流れておらず、風による吹送流の要素が強かったかもしれません。その後、表層は変わらずですが徐々に底潮が流れ出してきたように感じました(底潮の方は素直に潮汐に従っている感じ)。


※風の強さはスマホでチェックしていたシ一ボニアの風向計を目安にしています。


AM9:30頃、水深33m付近(②)では、北東の風2~3m/秒程度。潮は北から緩やかに流れていました。しかし時間の経過とともにどんどん速さを増すと同時に、東からの潮に傾いていきました(潮汐的には下げ5分です)。


AM10:00頃には真東からの流れになり、投下オキアミは10秒程で視界がら流れ去りました。この間、中層以下ではずっと北北西からの潮が流れていました。潮の境界がはっきりしていたのか、ビシを上げ下げする時にハッキリ「グッ」と抵抗を感じる瞬間がありました。おそらく水深10mくらいの辺りだったと思います。3~4投に1回、ロングハリスがビシや天秤、又はミチイトに絡んでしまうことがありました。個人的な経験では、これは潮の向きが中層で90度以上変わる場合に起こるパターンです。2枚潮と言って良い状態と思われました。


AM11:00頃、水深36m付近(③)では波も収まり、凪の様相でしたが、同時に風が南寄りに変わり始めました。表層は東の潮、中層以下には北北東の潮が流れていました。底潮は、少しずつ早くなっていたように感じました(徐々にタナが下がります)。


PM0:00過ぎ、南風が少しずつ強くなってきました。表層の潮が東から南東へと傾き始めたような気がしました(この時点での底潮は記憶にありません)。


PM1:00頃、マリンパーク下では、4~5m/秒程の南南東の風。表層の潮は南南東から緩やかに流れていました(オキアミが視界から消えるまで17~18秒くらい)。しかし中層以下では北西から流れていました。ほぼ真逆です。黒潮の流入も一応疑いましたが、潮には濁りが入ったままだったので違うと思いました。風による吹送流で間違いないと思います。風は徐々に強まり、ダラダラと走錨しながらの釣りになってしまいました。


※ハリスを流しているのと同じ方向に、伸びたアンカーを引きずっている形です。釣れるはずがありませんね



Q.「アンカーに悩まされた」って?
A.いやはや、格闘でした


4つのエピソードに分けて書いてみます。


1つめ。
最初に行ったマリンパーク下。北風が少し強かったですが、大津で経験している苦行に比べれば余裕の「そよ風」でした。しかしその風に押されてアンカーが滑りまくりです。ポイントに漕ぎ戻ってアンカー打ち直したり、ロープを長く出してみたり、都合3回リトライしましたがすべてダメでした(ログに矢印を引いてるのが走錨部分)。


そこで投入したのが「えらいこっちゃアンカー」です


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昨年のえらいこっちゃ会のビンゴで奇跡的に当たったもの。ぴー太郎さんありがとうございます!

このフォールディングアンカーを備え付けのコンクリアンカーにくっつけ、追加アンカーとして使いました(これだと反転機構が働きませんが・・・)。


結果はバッチリしっかりとボートを止めてくれました



2つめ。
マリンパーク下でのアンカリングが成功して喜んだのも束の間。今度はアンカーロープの長さに問題があることに気付きました。わずか水深16mのポイントにアンカリングしただけなのに、船内に残ったロープの長さが2ヒロしかありません


継ぎ足し用のロープを持参してますが、長さは「17m」。これから深場も攻めてみるつもりですが、これでは足りないような・・・。正直、樗然としました


それでも「モノは試し」と深場に行ってみました。水深33m地点でアンカリングしてみると、問題なく届きました 残っているロープを見ると、なんとか37mくらいは大丈夫そうに見えます。良かった・・・。


そして結局、狙っていたエリアでも無事アンカリングすることができました


潮が早かったり、波が高かったりすると、同じ水深でも必要となる長さは長くなります。備え付けのアンカーロープはボートによって長さに違いがある(以前、スタッフの方に22~26mと聞いたことがあります)ので、継ぎ足し用のロープは余裕を持った長さで準備しておきたいと思いました。


【★注意★】アンカーロープの継ぎ足しはリスクのある作業です。きちルとしたロープワークを身に着けていないと、自分の身に危険があるだけでなく、ボート屋さんや、後で同じボートを使うお客さんにも多大な迷惑が及ぶ恐れがあります。また、備え付けのアンカーロープが届かないエリアは必然的に港から遠く、風波リスクも大きくなります。自己管理できる安全ラインを常に慎重に見定めながら行うことが必要です。


※僕は「錨結び」と「もやい結び」を使っています(両方とも末端処理も施してます)。いずれも小型船舶免許試験で必須になる結びですので、覚えておいて損はないと思います



3つめ。
深場でアンカーが届いたのは良いのですが、ポイントからズレてしまいました。やむなくアンカーを打ち直します。この深場でのアンカーの打ち直し、都合3回行いましたが、これがなんとも・・・。


重い


コンクリアンカー+フォールディングアンカーの重さは正確には分かりませんが、大津の漬物石アンカーの3割増しくらいの重さです。それを40m近く手繰り上げるのはなかなかの「仕事」でした(笑。


個人的に僕は大津より観音崎の深場の方がアンカーが辛いんですが、その辛さ記録を大幅に更新した感じです。正直、3回が限度でした・・・。


※大津のアンカーの重さを100%とすると・・・。

 大津 →100% × 30m = 3000アンカー
 観音崎→ 70% × 50m = 3500アンカー
 今回 →130% × 40m = 5200アンカー

 こんな感じでしようか (笑



4つめ。
南風の吹き出しを受けて浅場に戻る前、継ぎ足しロープと追加アンカーは取り外しました。改めて考えると、コレは間違いでした。継ぎ足しロープはともかく、追加アンカーは残すべきでした。アンカー疲れで判断力が鈍っていたかもしれません。そしてやはり、再び訪れたマリンパーク下ではズルズルと走錨することになってしまいました。GPSログの画像に書き込んである1番大きな矢印がその跡です。


浅場ではフォールディングアンカー単体の方が止まりやすいかもしれません。今後も油壺でのアンカリングについてはいろいろと試してみたいと思います。




Q.新しい魚探はどうだったん?
A.トラブル発生です・・・。


バッテリーや振動子についてはまったく問題ナシ。船内に置いた時の安定性に改良の余地がありますが、据え方の方向性としては間違っていないことが確認できました。魚探の画像の映りも、PS-500Cより詳しく映るように感じました。


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スマホステーを付けた完成バージョン。棒が前回の写真と逆向きに曲がってます。油壺モードなんですよ(^-^)b

しかし、困ってしまったのは「底質判定」「録画データ」です。


マニュアルでは「ハードボトムは黄色の帯の幅が広く映る」と書いてあったと思うんですが、実際の画像で海底が黄色に表示されることはありませんでした。HONDEXのように底質が数値で表示されることがなく、海底の反応の様子で判断する必要があるのは分かっていたんですが、勘違い?でまったく底質を読み取ることができませんでした。


これは僕の問題です。次回はきちんと読み取れるように勉強したいと思います


今回、5回に分けてソナー画面の録画を行いました。SDカードの中にも5つのファイルが作成されました。しかし自宅に帰ってからパソコンの再生ソフトで確認、したところ、最初の1つしかうまく録画されていないことが分かりました・・・


今のところ原因は調査中です。あまりパソコンをいじる時間が取れていないため、データの中身のチェックもこれから行うところです。


海の上で録画をしていると、15分?くらい経ったところで「録画できるのはあと10分です」的なメッセージが必ず出ました。SDカードの空きから判定される録画可能時間は50時間くらいあったはずですが・・・


最初、SDカードではなく本体メモりに録画されているのかと疑いましたが、データの記録先を選択するメニューが無いことと、新たに録画するたびにSDカード内のファイルが増えていくのが確認できた(「ファイル管理」から)ので、SDカードに保存されていたことは間違いないと思います。


他の4つのファイルは、サイズ的には再生できたものと同じくらい大きいので、データは何かしら保存されているかもしれません。思いつくことをいろいろ試してみようと思います(テキストで20~70MBくらいあるので人間の目で中身の精査は不可能だと思いますが・・・)。


魚探に関するもろもろの顛末は、整理がついたところで改めて記事にまとめたいと思います。


Q.他に何か気付いたことはあった?
A.ひとつ発見がありました!しょうもない話ですが・・・


今回、風や潮がくるくる変わる中で、釣りは自分なりにあの手この手を尽くしました。また、ボートを漕いだ距離もかなり長く、アンカーでも苦労しました(前述のとおりです)。最終的に早上がりになったとはいえ、朝7時から午後1時半までフル稼働しました。


しかし、まったく体が疲れなかったんです


いつもは頭痛に苛まれたり、疲れで集中カが途切れたりして、魚を捌き終る時にはへロヘロになります。意識が半ば朦朧としながら魚を捌くことも多いんです。それどころか、翌日まで頭がボーっとしてしまうことも有ります(この状態になると妻がえらく不機嫌に・・・)。



これはつまり・・・。


僕が1番疲れるのは「魚を捌く時」ということ


意外な発見です


もうひとつ考えられるのは、今回はガッツリ日焼け止めをしたことでしょうか。日焼けが体力を消耗することは認識してます。前回3月の大津での釣りでは疲労度がかなり激しかったんですが、日焼け止めを怠ってしまったことも一因と思います(その後2週間も口唇ヘルペスで悩まされました)。


「魚を捌く時」と「日焼け」。この2つに対策を施して改善できれば、翌日が仕事でも気にせず出られるようになるかもしれません(今でも「這い釣り」と称して無理やり出撃することはありますが)。







今回の釣行記はこれで終わりです。


補足分まで詰め込んだ感じで、ちょっとダラダラ長くなってしまいました。
お付き合い頂いて有難うございました。


次回も引き続き「油壺」にお世話になる予定です


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自信がない記事を犬でごまかすのはアリですか?(笑



【釣行記•前編】平成26年4月5日(土)貸ボート・油壺さん

通算5回目の油壺。久しぶりの完ボ釣行の顛末です


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ボウズ釣行記を前後編に分けるのは恥ずかしくて、なんとか1本の記事に収めたかったんですが、どうしても収まらず、ブログアプリの限界はどうにもならず、結局2つに分かれてしまいました(;´Д`A。


前編と後編は同時にポストさせて頂いてますので、コメント等を頂ける場合は後編の方にお願い致しますm(_ _)m。


文字数節減のため、今回の釣行記はログ+ダイジェストと、Q&A形式でまとめてみますね。


それは前編スタート







【GPSログ】


ログとダイジェストです。


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2本の直線はシーボニアマンションの右端を使ったヤマダテラインです。


1.マリンパーク下
まだ北風と波が残っていて沖に出られず、最初は浅場からスタートしました。いきなり走錨に悩まされ、第1投まで1時間もかかってしまいました。ビシ仕掛けでのタナ取りは形になり、エサ取りは活発でした。しかし良い雰囲気はまったく感じられず、アタリは出せませんでした



2.水深33m付近
AM9:00頃、北風が収まってきたことをMICSで確認し、沖に移動しました。9月の釣行で発見した地形変化ポイントです。やはり小根らしきものがありました。ここでもアンカーが決まらず、打ち直しが発生。深場でのアンカー打ち直しは疲れます。ビシ仕掛けを中心にタナを探ると、ここでもエサ取りは活発なものの大物の気配は無し。海はやや穏やかになって釣りやすいはずでしたが、終始表層と中層以下で潮の向きが違っていて、なかなか思うように仕掛けが流せませんでした



3.水深36m付近
AM11:20頃に移動してきました。自分の中で旧定置網跡はこのあたりかな?と思っている場所です。しかし今回、新しい魚探で探りながら漕ぎまわってみましたが、どうやら違っていることが分かりました。ポイントが判然とせず、潮上の判断もつかなくてヤミクモな釣りになってしまいました。ここでもアタリなしです。



4.マリンパーク下
南風がやや強く吹きだしたPM1:00頃、再び浅場に移動。良い場所に入れたと思ったのも束の間。南風に押されてズルズルと走錨しながらの釣りになりました。過去にも何度か経験したダメパターンです。そしてPM1:20頃、ボート屋さんから指示があり。南風による撤収となりました。







それでは内容の補足を中心にQ&A形式でご紹介します。


Q.今回の基本情報は?
A.以下のとおりです。
平成26年4月5日(土)、貸ボート・油壺さんから出船しました。潮汐は小潮、満潮AM7:00。下げ潮の釣りになります。海況図による水温は14.9度といったところ。数日前に15度を超えた日もあります。前日時点で黒潮は関東から遠く離れていますが、1日で冗談のように大変化する日もあり、あまりアテになりません(4月1日は本当に冗談のようでした。天候予報は朝方北東の風やや強く、昼頃から強い南風に変わる感じ。予報を見る限りではボートが出ない恐れもありますが、2週間前に予報が大外れ(大荒れ予報で1日凪だった)した時の天気図に似ているため。なんとかなりそうな期待もしてしまいます。前日からの北風はかなり強く、油壺の浅場は水温低下が予想されます。予報が難しい天気図ですが、翌日に関東に荒れそうな気配はありません。



Q.出船前の様子は?

A.人が少なかったです。
6時頃に浜へ降りると、誰もいませんでした。MICSでは10m/秒を超える北風も計測されていますが、シーボニアの風向計は北風3m/秒。さすが風裏小網代湾は穏やかです


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MICSでは北風7〜9m/秒が大勢を占める中、この穏やかさはすごいです(^^;;。

岸払いは7時少し前でしたが、結局その時点でも僕を含めて3艘だけの出船でした。「午後風が強まるかもしれないから気をつけて」、「うねりがあるから注意して」とのお言葉がありました。



Q.今回はどうして釣れなかったの?
A.思うことを書いておきますね

・前日からの強い北風で、浅場(マリンパーク下)は水温低下があったと思います。また濁りも入っていました(くらどではない濁りに見えました)。また、そばを漁船が通ることも多く、短時間勝負ではハンデだったかもしれません。


・2番目の水深33m付近では、ポイントとなる小根がややピンポイントだったことに加え、風と潮の向きが違い、アンカーを落とす間のアンカーとボートのズレが大きくてうまく潮上に入ることができませんでした。多少のズレは気にせず寄せに掛かってみましたが、潮裏の気配でした。今回もっとも可能性の高い場所はここだったと思います。おそらくアンカーをうまく決められればボウズは回避できたかも?と思います。ちなみにこの場所も濁りは入っていましたが、「くらど」も流れていました。


・3番目の水深36m付近は、ツブ根の点在するポイントというイメージを持っていましたが、今回新しい魚探で探ってみた限りではポイントが判然としませんでした。この付近のポイントは点ではなく北西~向西向きにカケ下がる斜面として捉えているので、気にせず仕掛けを下ろしてみましたが、底潮の向きが次第に東からの流れに変わってしまい、時宜を逸してしまいました


しかし根本的な原因は、油壺の地形と潮の流れを点でしか捉えられていないことでした。知っているパターンを外れると打つ手が無くなってしまいます


今回、風・波・潮がくるくると変わる状況の中で様々な海の表情が凝縮されたような1日を過ごしたことで、油壺の海をより広い視点から見直すきっかけを得ることができました。
あらためて時間をかけ、1から組立て直してみたいと思います







前半はここで終了です。

続きは後編で•••。


後編はこちら
(うー、やっぱり恥ずかしい(ノД`))



2014年4月 5日 (土)

【釣果速報?】本日、油壺から出船してきました!

7ヶ月振りの「油壺」。連敗記録更新になりました・・・


釣果:ナシ


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ボウズ軍のおかげで、天気はなんとか持ちました!(^人^)

・外道のアタリすら1回もなし。魚の姿を1度も見ない「完全ボウズ」です。

・風、潮、天気ともにくるくる変わり、海のいろんな表情が凝縮されたような1日でした。

・1日を通じてマダイ狙い。潮が難しくてNSがうまく流せず、ビシ釣りメインになりました。

・マリンパーク下→旧定置網跡付近→マリンパーク下。最後は南風悪化で少し早上がり。

・潮、風、アンカー、色々な問題に直面した中で、油壺での釣りの基本が出来ていない現実を直視できました。

・これで油壺では5回連続の本命ボウズ。遅まきながら、やっと1から出直す決心がついたかな?


釣行記(?)は別途ポストさせて頂きます


ボウズだと帰りの坂道はラクかと思ったら、気が重かったです(笑





2013年9月27日 (金)

【釣行記】平成25年9月22日(日)貸ボート・油壺さん

3連休の中日、初めての秋の油壺です

だいぶ遅くなってしまいましたが、釣行記をポストさせて頂きます。

最初、テキストをざっと書いたら例によって7000字を越えてしまいました。本命ボウズ釣行記で前後編に分けるのはさすがに恥ずかしいので、思い切って大幅に文章をカットしかし、まだ多いです・・・。写真も少ししか入りません。結局iPhoneアプリでは編集することができませんでした。なので今回は思い切って改行レイアウトの調整を諦めてPCサイトでの編集のまま投稿してみます。読みにくかったらごめんなさい

久しぶりに「実釣」→「Q&A」スタイルにしてみます。

それでは、本命ボウズ釣行記、スタートです

【GPSログについて】

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※直線はヤマダテラインです。ピンクはシーボニアマンションの右端と手前の低い白屋根の左端を合わせたライン。青紫は同じくマンションの右端とマリンパーク下の岬の先端を合わせたラインです。

今回仕掛けを入れたのは大きく2箇所。①の旧定置網跡(?)かと思われる付近と、②のマリンパーク下です。ボート店がかなりの混雑だったので、他の皆さんの邪魔にならないように沖からスタートすることにしました。2箇所ともそれぞれ潮や風にボートが振られたり、フグに追い出されたりしながら、小移動もしています。

①の付近は水深が36~37mあり、ボート備え付けのアンカーロープだと微妙に届かないことに注意してください。アンカリングするには継ぎ足しロープ又はマイアンカー等の準備が必要です。

【実釣の詳細について】

AM7:30頃 旧定置網跡?水深37mのツブ根付近
アンカーを落とす前に周辺を漕いでみると、水深37mラインには以前魚探で確認したツブ根らしき地形の他にも、ある程度広範囲に岩礁の反応がありました。ただし高根は無く、砂地にツブ根が点在するような地形と思います。

アンカリングした時点で満潮1時間後ですが、表層にはかなり早い(1~1.5m/秒程度) 南南東からの潮が流れていました(風は北寄り2~3m/秒程度です)。但し、 底潮は止まっていたか、ほんのわずかに北から入っていた感じです。

そこから1時間の間に表層の潮は変わり、AM9:00頃には北北西からの弱い潮になりました。この時点では底潮も一致しているようでした。以前の釣りでも経験しましたが、表層と中層以下の潮が変わるタイミングに差が出やすいようです。沖目の特徴なのか、油壺全体の特徴なのかはまだわかりません。南南東からの潮が強かったのは、もしかすると蛇行する黒潮からの分流の影響もあったのかな?と感じました。AM10:30頃には北西からの緩やかな潮(20~30cm/秒程)でした。

このポイントではビシ仕掛けでスタート。しかし、のっけからフグに針を盗られました。フグを避けるために40~50mの小移動を2回しました(途中、サバ数匹)。2回目の移動では北からの風と潮が安定していたこともあり、狙った場所(最初に見つけた岩礁の北側)にバッチリ入れました。

この2回目の移動のあと、1時間ほどフグが出ずに、タナ取りが形になりました。タナ取り中、ハリスに暗土が付いてくるので針を夜光タイプに替えました(そもそも太陽光の届かない深場です)。すると同じタイミングで何かが「コツッ」とオキアミの頭だけ齧るようになりました。しかし喰いこみません。そこで針のサイズを落とし、小さなオキアミを選んで付けてみました。しかし、針掛かりしません。

そうしているうちに、またフグが出始めてしまい、釣りにならなくなりました

最初に仕掛けを投入した時には、ビシが1mを過ぎたあたりで見えなくなり、かなりの濁りが入ってました。しかし、この時点では、ビシが3m過ぎまで見えるようになっていました。どうやら南からの潮は濁りが強く、北寄りからの潮に変わるに連れて状況が変わったようです(それでも濁りはありますが)。

このポイントは気軽には去り難かったので、NS釣りにスイッチしました。水深36m。24mから流し始めます。50mで一度回収。エサは残ってます。次に40~70m。まだエサが残ります。次に100mまで流しました。まだエサが残ります。

時計を見ると、AM11:00。ポイント移動を考えるならそろそろ移動したいところです。悩みましたが、フグの脅威を考えて浅場への移動を決めました。最後にNSを120mまで流したところ、エサが無くなっていました。しかしNSは時間が掛かるため、切り上げて後半戦を浅場に託すことにしました

AM11:30頃 水深34m付近(ログの「チェック」のあたり)
ここでは仕掛けを入れていません。マリンパーク下への移動の途中で、小さな海底の地形変化と魚群の反応を見つけました。仕掛けを入れるか悩みましたが、浅場へのトライを優先して今回は見合わせました。次回以降にもう少し詳しくチェックしてみたいと思います。

AM11:40頃 マリンパーク下
マリンパーク下に到着すると、2艘のボートが浮かんでいます。1艘はこっとんさんです。声をかけさせていただいたところ、真鯛を2枚釣られたとのこと。さすがです
僕はこっとんさんから50mほど岸寄りの場所に入らせていただくことにします。

アンカリングしてみると、風が南南東からに変わっていることに気づきました。表層の潮も南から流れています。風による吹送流でしょぅ。中層より下は北からの潮が入っている可能性があります。ビシ仕掛けを下してみると、やはり上下で反対方向に流れていました。前回経験した状況と同じです。NS仕掛けを流すのは難しいと思われます

潮の流れなのですが、このあと予想外の動きを見せました。PM1:00頃、風は南よりのままですが、表層の潮は東からの流れに変わりました。またPM2:00頃には北東からの潮に変化しました。油壺で南風が吹くときには表層流は風に従うものと思っていましたが、誤りでした。頭の中を訂正ですね

ビシ仕掛けをおろし、タナ取りを開始します。タナはハリス分より低いようで、良い予感がします。ここらがタナかな?というところで、何かがアタリましたチャリコを期待しましたが、引きが違います。

魚が見えました黄色い側線です

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取り込んでみると、30cmちょっとの綺麗なワカシちゃん。大きくなって帰ってこいよ、とリリース。次の1投でも同じタナで同サイズのワカシが来ました。小気味良い引きに感謝しつつ、リリースです

その後、アタリは止まりました。

タナに長めにエサを置きつつ、2本目の竿でNS仕掛けを流し始めます。しかし、仕掛けが流れていきません。この時点で潮が東からに変化しつつあったのですが、水深の3分の2の10m程度ラインを引き出しても、潮に乗らず、いつまで待ってもラインが張りません。手でラインをさらに送り出してみますが、ダメです。潮が弱すぎるようです

潮受けにフロートビーズをつけてみましたが、あまり状況は変わりませんでした。今日はNSを諦め、残り時間をビシ仕掛けに集中することにします。しかし、ちょっと放置していたビシ仕掛けをあげてみると、針がありません・・・。フ、フグっち・・・。浅場にもいたのかい・・・

南風で実績ポイントから大分ズレていたこともあり、小移動してアンカリングし直しました。ここからは気合を入れ直してビシ竿1本です。

タナ取りを開始後、2投目でビシ仕掛けが根掛かりしました。・・・思ったら生体反応があります。これはアレです・・・。引きの感じから、平べったいやつです。かなりの重量感。底から引きはがして浮かせてみようかと思いましたが、3号ハリスは耐え切れずに切れてしまいました。

針を結び直し、再びタナ取り再開。数投後、ビシを振り上げている最中にガツンと竿を止められました。サバです・・・。コマセを絞り、できるだけビシを振らずにタナ合わせをしますが、数投ごとにサバが来ます。

※余談ですが、ここで釣れたサバの中に、ちょっと面白いサバがいました。後でQ&Aの方に書いておきたいと思います。

その後、PM1:00過ぎ頃でしょうか?こっとんさんが上がられました。普段よりお早い気がしました。

この「早上がり」の意味を、後で身を持って知ることになりました・・・

サバよけのために休憩を入れたあと、改めてタナ取りを再開。しかしタナを見つけてもアタリが出ません。オキアミを2匹掛けしてみました。するとオキアミの頭が齧られるようになりました(器用に片方の頭だけが齧られます)。しかしアタリはでません。そろそろ時間いっぱいでしたが、針のサイズをもう1号落としてみることにしました(インブライト真鯛7号)。

最後の1投か?と緊張しながら竿先を見つめた3分半は何事もなく過ぎてしまいました。がっかりしながら仕掛けを揚げてみると・・・。なんと針がありません・・・


今日はフグに始まり、フグに終わった1日となりました。

ちなみに、この1日でフグに取られた針は6本。エイ?が1本。さらに、サバに針を呑まれるとハリスにキズが付くので、その度に針を結び直したのが4回。なんだか1日中ボートの上で針を結んでいたような気がします

PM2:00、キープの無いまま、沖上がりとしました。

それでは、後半の「Q&A」スタート

Q.今回の基本情報は?
A.以下のとおりです。
平成25年9月22日(日)、小網代湾の貸ボート・油壺さんから出船。天候予報は曇りのち晴れ。潮汐は大潮の後の中潮。満潮6:10、干潮12:00。下げ潮メインになります。風は朝のうち北寄りの風2~4m、のち東寄りに変わる予報です。天気図ではちょっとした気圧配置の変化で風の向きは変わりそうに見えます。日本の東南海上には台風20号がありますが、天候への影響は翌日以降になりそうで、貴重な釣り日和かもしれません。沖縄の南西には台風19号もあり、相模湾には多少のうねりが入ってくることが予想され、土用波の発生には注意が必要です。

Q.出船前の状況は?
A.秋の連休であり、かなりの混雑でした。
AM5:45頃、浜に降りると、3~4組の先客がいらっしゃいました。その中に、やはりおられました「こっとんさん」です連休初日に出撃されていなかったようなので、お会いできるかも?と思っていました。そして、すぐにまた見覚えのある方が「tiida さん」ですこのお二人は、僕が今年の春に初めて油壺に来た時にお会いした方々です。偶然ですが、秋の初めの再会はとても嬉しい出来事で、また心強いものでした

その後もどんどんと人の列が増え、6時半頃にはボートの数を超えてしまったように思いました。親子連れもいらしてると思うと心苦しかったです・・・

出船時間になり、離岸して漕いでいると、浜の人の列の中に見覚えのあるお顔を見つけました。距離は離れてますが、ガッツリ目が合ってます(笑。この笑顔、間違いなく「芋焼酎さん」ですいらしていたんですね~。手を振りあって、さらに温かい気持ちで出船することができました

Q.「面白いサバが釣れた」って、どんなサバ?
A.こんなサバです。

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ハッキリと歯型がついてます。鋭い歯ではなさそうなので、青物でしょうね。出血はしていなかったようなので、噛まれてからある程度時間が経ってるかもしれません。かなりの大ケガに思えますが、元気に捕食するものなんですね

泳がせのエサには大きすぎる気もしましたが、万一もあるかもしれないので、即泳がせ仕掛けに付けて海に放り込みました。しかし、終了までアタリはありませんでした

フィッシュイーターは頭から食いつくと聞きますが、この歯型の形が証明しているようにも見えます。このサイズのサバを食うとしたら、かなりのサイズの青物でしょうね・・・

Q.「黒潮の分流の影響」ってなんのこと?
A.直近の関東近海の海況図です。

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点線で示してあるのが黒潮の本流で、みてのとおり大きく蛇行しています。関東に最も近づく部分で、本流から分かれた支流が相模湾に入ってくると仮定すると、小網代湾沖では南南東からの潮になると思われます。今回、朝一番では、満潮時間を1時間以上過ぎているにも拘わらず、まだ潮変わりしていないように感じました。その力強い南南東からの潮を見て、黒潮の影響もあるのかな?と思った次第です。

ただ、これは経験不足の僕のただの思い付きです。今後、観察や情報収集を重ねて少しずつ確認を進めていきたいと思います

Q.こっとんさんの「早上がりの意味」ってなんのこと?
A.秋の連休が、海水浴シーズンをも上回る行楽のべストシーズンということです。
油壺の駐車場を出発したのがPM3:00。油壺の交差点を左折してからトラウマ級の渋滞を経験しました。衣笠インターに辿り付くまでに2時間半。しかも高速に入ったら事故渋滞していました。事故現場を越えたら故障車渋滞に表示が変わりました。結局衣笠インターから出口の玉川インターまで2時間です。そして都内の環状8号線も渋滞していました。裏道に入るまでの間、歩いた方が早そうなペース。裏道に入ってからはなんとか順調に帰りましたが、高速を出てから自宅まで1時間半かかりました。自宅に帰りついたのはPM9:00。〆て、合計6時間です

結果論ですが、今回はキープした獲物がいなくて助かりました。翌日も朝から予定があったので、魚の処理をする時間が無いところでした。海水浴シーズンが終わったと思い、油断してました。今後のこともあるので、なんとか良い裏道を開拓していきたいと思います

秋初めての油壺釣行は、試練に近いような結果になりましたが、落ち着いて振り返ると、かなり得られた情報は多かったように思います。まだまだ調査が足りないので、しばらくは釣果より情報収集を優先することが良い将来への近道かもしれません。

試練・宿題は大歓迎!?
焦らず、時間をかけて越えていきたいと思います

2013年9月22日 (日)

【釣果速報】初めての秋の油壺。難しかったです・・・。

1番苦手なアレに始まり、アレに終わりました・・・


キープなし

釣果写真はありません


釣果:ワカシ2、サバ8(すべてリリース)


・マリンパーク下の混雑を予想して、朝一番から、旧定置網付近に行きました。

・コマセを振って仕掛けをあげると、いきなり針がありません。

・移動しますが、仕掛けを上げるとまた針がありません。

・また移動。それでもやっぱり針が無くなります・・・

・後半、空いたマリンパーク下に移動し、ワカシが来ましたが、そのあとまた針が・・・。

・NSは2箇所で竿を出しましたが、どちらもうまく流せませんでした。

・最後はビシ仕掛けに集中しましたが、最後の1投でまた針が無くなって終了


アレはもちろん「フグ」です。今回姿は一度も見てませんが・・・。


秋の油壺は試練で始まりました。1日中ボートの上で針を結んでいた感じですね


終始マダイ狙いをしましたが、風、潮、ポイントとも知らな過ぎでした。越えなければいけない壁がたくさんあることが見えてきました



秋の連休の渋滞を甘くみていました。


帰宅まで6時間・・・


詳細は後日ポストさせて頂きます。





2013年6月 2日 (日)

【釣行記補足2】仕掛け、iPhoneの高温ロック、その他について。

平成25年5月24日(金)油壺釣行の補足の2回目です。


今回は恒例の内容に絞って、簡潔にまとめておきます。


参考にならない本命ボウズ釣行記ではありますが、将来の自分に宛てた参考記録(外部記憶かな?)みたいな位置付けでもありますので、ご容赦くださいませ


さっそくスタートです





【今回の仕掛けについて】


今回使用した仕掛けのレビューです。


共通仕様1:針結び=内掛け結び
共通仕様2:接続部=インターロック付きWローリングサルカン(ヨレ対策)


◎フロロ3号6m・2本針仕掛け


先針:PEマダイ9号
先針ビーズ:なし
枝針:玄人アジ10号
枝針ビーズ:真鯛フロートMサイズ
枝元:タル型サルカン18号とNTオーロラビーズ、UFOクッション(L)を使用。
枝元位置:上から2m


2本針ですが、枝針とエダス元の比重をフロロに近づけ、先針の動きが1本針仕掛けとあまり変わらないよう意図した仕掛けです。潮受けを考慮して枝元の比重を少し重めに調整した「大潮仕様」にしてあります。また、枝針はビシから2mほどの位置にくるようにして、コマセに突っ込む魚を狙ってます。


昨年6月の観音崎釣行で使用した、大鯖6匹と大鯵を釣り上げてもヨレが発生しなかった丈夫な仕掛けをベースにした改良版です(サルカンをエダス元に使う方法はたけちゃんさんに教えて頂いたものです)。


今回は水深26mポイントで、エダスで大鯖1匹を釣り上げました。かなり暴れられ、アンカーロープにも数周巻かれてしまいましたが、エダスのヨレはまったく発生せず、回収した仕掛けはそのまま使い続けることができました(フロロはやはり擦れに強いですねアンカーロープに巻かれてもキズはついてませんでした)。



◎フロロ3号8m・1本針仕掛け


先針:PEマダイ9号
先針ビーズ:なし


油壺での基本仕掛けに据えているシンプル仕掛けです。マリンパーク下に移動後、上の仕掛けでタナ取りをしたのですが、先針と枝針のエサの取られ方が不自然で、潮の状況のイメージが湧かず混乱してきたため、2本針をやめてこの仕掛けを投入しました。残念ながら今回は外道のアタリしかありませんでした



◎今回のNSの仕掛けについて


現時点での基本仕掛けとしている「フロロ4号1.8m・2本針仕掛け」です。


先針:PEマダイ9号
先針ビーズ:なし
枝針:PEマダイ9号
枝針ビーズ:なし


ラインはサスペンドナイロンの5号を選択しました。ナイロンラインが沈みにくいということは認識していますが、どれくらいのハンデなのか知っておきたいと思い、選びました。


この仕掛けは船上で作りましたが、誤って今回の本来の意図とは違うものを作ってしまいました。本当はフロロ4号の先糸を8mほど付けてからこの仕掛けに接続する予定だったんです(サスペンドナイロンの軽い比重を少しでもカバーしてみるつもり・・・でした)。


今回は、マリンパーク下において、南風で走錨しながら流し、大鯖2匹を釣り上げました。潮、仕掛けとも状況のイメージができておらず、「流していたら偶然掛かった」という感じです。
昨年から数えて、NSタックルを持ち込んで4回目の釣行での初釣果。ようやくアタリを経験することができました。小さい一歩ですが、僕にとっては大きな一歩です(?)。





【その他】


・高温によるiPhoneのロック(操作不能状態)の発生
今回、ボート上で魚探の上に置いていたiPhone4Sに温度上昇の警告が表示され、しばらく操作ができなくなる、という事態が発生しました


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こんな画面が表示され、緊急電話以外の操作を受け付けなくなります。

確かに天気が良くて日差しも強めでしたが、気温的にはぎりぎり夏日には至らない程度でした。季節的にはまだ春でもあり、まさかこんな事態が発生するとは思ってもみませんでした


以前、低温によるシャットダウン(強制電源オフ)も経験があります。海の上は電子機器にとってなかなか過酷な環境なのかもしれませんね


公式仕様によると、iPhoneの動作可能温度は「0~35℃」です。しかし低温によるシャットダウンは気温2~3℃でも発生しましたし、今回の高温ロックも、気温的には23~24℃の中で起こってます。防水ケースに入れて長時間直射日光にさらされていたことが原因と思います。


ボートの上でスマホを使う際には、温度管理も考えなくてはならないということを改めて思い知りました


日陰にいれて10分もしないうちに、ロック状態から回復したので、服のポケットなどに入れて直射日光に直接あてないようにすれば大丈夫かと思います。


しかし気温自体が35度に達したりする夏の釣りでは、心配です・・・


以前からご紹介させて頂いているボート上の「小さな情報ステーション」配置について、気温の上がる時期にはもうひと工夫必要そうですね



・日焼けについて
5月も半ばを過ぎ、すっかり紫外線の強い時期になりました。今回、日除けの防止を忘れてしまったため、日焼け止めを「これでもかというほど塗りなおして、なんとか首から上の日焼けは抑えることができました


実は、今年からの妻との約束で「日焼け絶対禁止」になってしまったため、今後も気持ちよく釣りに送り出してもらうためには、「日焼け止めミッション」の成功が欠かせない要素になりました


とりあえず、「SPF-50・PA+++」の日焼け止めを慎重に塗りなおせば、肌の弱い僕でも帽子なしでなんとかなることが分かったことが、怪我の功名ですね



・あの「娘からのプレゼント」はやっぱり・・・。
娘と本牧海釣り施設にいった際にプレゼントされた「あのお守り」


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GWに娘からもらったプレゼント。魚種が不明でしたが•••。

今回の釣行で釣れたのは大鯖3匹。


なんとなく、ですが、今回は・・・。


やっぱり、そんな感じがします


「青魚のお守り」??


これは、今年こそは「ワラサ」に期待でしょうか・・・?





今回の釣行の補足はこれで終了です。


これから6~7月の間の釣行は、「大津」をメインに考えています。友人とのタンデム釣行を入れたい季節でもありますし、家族から「アジが食べたいとの声も出ているので・・・


ただ、今年は油壺にお邪魔し始めたので、旬に入る「イサキ」も気になるところです。


「2兎を追うものは1兎をも得ず」やっぱり、欲張りはダメでしょうか・・・?


「欲張りじゃダメなんですか?」
僕の中の仕分け議論、現在ヒートアップ中です


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2013年5月30日 (木)

【釣行記補足1】釣行テーマの遂行状況について。

平成25年5月24日(金)油壺釣行の補足です。


いろいろな課題を残した今回の釣行。釣行後にブログ巡回をしてみると、海の条件がほぼ同じと思われる釣行記をいくつか拝読させて頂くことができました。ブログオーナーの方々と自分の釣りを具体的に比較することができて、予想を超えて学ぶことが多かったと思います


ブログによる情報交換の醍醐味ですね
時代の恩恵を噛みしめられる瞬間のひとつだと思います。


それでは、いつものように補足記事に入らせて頂きたいと思います





【釣行テーマの遂行状況について】


1.油壺の潮の流れを出来る限り把握する
油壺の海を流れる潮の状況を観察し、今後の海底地形の観察と合わせて、ポイント開拓に汎用的に役立つ情報を掴んでくる


<遂行結果>
平日で岸払いがゆっくりだったことと、最初のポイントでイワシに苛まれて長居したことから、3箇所以上回ろうという計画は諦め、2箇所だけの実釣となりました。観察できた潮の流れのうち、明確だった2つの点をご報告させて頂きます。



・水深26mポイントでの潮変わりを挟んだ潮の変化


潮位差160cmの大潮、干潮AM10:15という条件下での潮の動きです。


AM9:30頃、潮は北西方向から流れていました。海面に落としたコマセが視界から流れ去るまで30秒くらいかかる潮の早さでした。NSのラインも、コマセも同じ方向に流れていく状況です。


250524tide1
今回、ようやく北寄りから流れる油壺らしい潮にあたりました(^-^)。


AM10:00頃、潮に変化が現れました。コマセは相変わらず南東方向に流れていきますが、NSのラインが南西方向に引っ張られるようになりました(つまり北東からの潮です)。徐々にではなく、5分程度の間にスッと向きが80度くらい変わった感じです。


250524tide2
時間はきっちり測った訳ではないので、感覚的なものとご理解ください。


NSのラインが変わらず南西に流れていく中、コマセの流れる方向が徐々にラインに近づいていき、AM10:30頃、同じ方角に落ち着きました。


250524tide3
潮が落ち着いたところで南風が吹き出してしまいました(^^;;。


見ている限りでは、表層の潮の流れよりその下の層の潮の流れの方が早く向きを変え、その後徐々に表層の流れが同調していく感じでした。
(朝からAM10:30頃まではほとんど無風状態でした)


潮の向きが変化する途中では、数十m以上先を流れるNS仕掛けとコマセはまったくかけ離れた位置になると思います。昨年大津でNSのテストをした時には、常に潮の向きが変わっていて困りましたが、油壺でもやはり潮変わりの時間帯等ではこういった動きがあるんですね。
まだほんの1度の観察なのでとても普遍的とは言えませんが、今後も情報を重ねていき、釣り方の選択等で参考にできるようにしていきたいと思います



・南風の状況下におけるマリンパーク下での潮のうごき


南風が吹き始めたあと、マリンパーク下の水深16mポイントに移動しました。アンカーを下してコマセをひとつまみ海面に投入すると、スーッと北へ流れていきます。


移動前、26mポイントでは潮が北東から入ってきていました。岸近くの浅場なので多少潮の向きが違っても不思議ではないですが、地形的に反転流が流れるとは思えず、潮の向きが真逆なのは不自然です。南風による表層流が発生しているだけかな?、と思われました。


しかもかなり早い流れで、コマセが視界から流れ去るのに12~13秒といったところです。上下の潮が逆向きで、しかも表層の流れが早い。まったくの素人ではありますが、この状況はNS釣りに向いていないと感じます。


まずはメインにしているビシ釣りでチャレンジ。しかし、釣れずに時間切れ。最後の1時間でNSを流すと決めた時も、潮の状況はほぼ変わりありませんでした(ビシ釣りをしてる間、底潮が少し弱くなってきた感じはありました)。


途中、70mほど流して着底した感じがあった時、ラインを巻き取ると、針がボートのすぐそばから揚がってきたので、やはり底潮が逆に流れていたんだなぁ、と思いました。


今回NSで大鯖が釣れたのは50mほどラインが出たところでした。ヒットした時も、実際にそれくらい離れた位置からファイトが始まった感じです。つまり仕掛けは表層流に乗ってかなり遠くまで流れていっていた、と思います。


Nsnagarekata1
JPEG画像にしたらラインが見にくくなっちゃいました(゚д゚lll)。

50mは北にいって、それから20mラインが出る間に針がボートのそばまで流れ戻ってきている??


こんな感じでしょうか?


Nsnagarekata2
油壺は南風による表層流の流れ出しが早い気がします。


Nsnagarekata3_2
余談ですが、この場合潮の流れの境目に海中の潮目が出来てるはずです。コマセがしばらく留まる可能性もありますね。


もし50m以上流れてからアタリがあったとしたら、きっと手元には感じられなかったんじやないかな?、と思います。


今回NSに使ったラインはフロロではなくサスペンドナイロンの5号でした。今までのテストでフロロを流してきたこともあり、大潮で不利なことは承知の上で、実験のひとつとして選択しました。実際、ナイロンラインはずーっと水面を這って流れていて、「ちゃんと針は沈んでいってるんかいな??」という状態でした


これは根拠の薄い感覚的な判断ですが、表層流が北に流れていたのはせいぜい海面から1.5m程度までと思います。とすると、ナイロンライン仕掛けは1.5mm沈むまでに50mも流されていた?? ちょっと信じがたいですが、まだ吸水が十分でない状態でもあったので、本当にそんな感じだったのかもしれません。


この潮の観察が、今回の釣行テーマ遂行における唯一の成果ですね(あんまり具体的ではありませんが



2.ビシ釣りからNS釣りへのシフトを実践する
釣り方の変更を体験することと、ライントラブルで1度もNS流せなかった前回の反省を活かすことが狙い。余裕があれば、ビシ、NSともワンポイント工夫をした仕掛けを使ってみる


<遂行結果>
ビシ釣りの後にNSに移行することは、トラブルなく実行できました。ただし、イワシの群れを気にしながらNS仕掛けを作っていたら、工夫のワンポイントを忘れて普通の仕掛けを作ってしまいました


本当はナイロンラインにフロロ先糸を8mほど付けてみようとしていたんです。試せず残念 でも、大潮に向いたテストではありませんね。またいつか改めてトライしてみようと思います


ビシ釣りの工夫は、6m、8mのロングハリス仕掛けに大鯖とイサキを意識した枝針を付けたことです。ビシから2mの位置。比重を意識した糸ヨレ対策が施してあります。ビシ釣りでの大鯖は枝針でした。しかし、先針での釣果が無かったので評価はできません。詳細は仕掛けレビューの方に記載します。


総じて、わずかに及第点に及ばず、というところでしょうか



3.釣果目標「マダイ1、イサキ1、メジナ1、エソ1」
目標魚はまったく釣れませんでした。かろうじて本文に「春のサバも歓迎と書いていたので、大鯖が釣れた喜びは素直に噛みしめてます。しかし本命魚はボウズなので、達成度としては0点でしょうか


イサキは、朝イチで水深36mポイントに向かい、マダイ狙いのついでに狙うつもりでした(前回そのアタリでイサキ玉と思しき魚探反応を見ました。回遊していただけかもしれませんが
しかし岸払いが予定より1時間近く遅れたため、下げ始めの時合が過ぎたと判断して、今回は省略しました。


予定では水深24m付近の地形変化ポイントも攻めてみるつもりでしたが、こちらもイワシと南風に阻まれて省略。状況に合わせた結果とはいえ、思い描いていたポイントが回りきれなかったことは、ちょっと欲求不満な感じにつながってますね





書き出してみたら長くなってしまいましたので、今回の補足はここまでにしておきます。


2回目の補足では、仕掛けとその他について触れさせて頂こうと思います(本命ボウズなのに無駄に長い補足ですみません)。





2013年5月26日 (日)

【釣行記】平成25年5月24日(金)貸ボート・油壺さん

青く抜ける空。凪の海。3回目の「油壺」です

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3回目の油壺。初めて見る鏡のような凪の姿です。


マダイ釣りの基本を勉強したくて伺っている油壺。

春の間にビシ仕掛けでの基本を覚え、秋に向けてNS釣りの準備をすることを志しての釣行です。初釣行はマダイ2枚、2回目はボウズ。さて、3回目は・・・?

今回は実釣の内容が薄いかもしれませんが、最近の構成を踏襲してご報告させて頂きます。

それではスタート

(相変わらずブログアプリが使いにくく、今回諦めました。そのせいでレイアウト(特に改行)が普段と違う部分もあると思います。読みにくかったらすみません


【実釣について】

のっけから失敗のご報告ですみません

今回、なんとGPSログを取ることをまるっきり忘れてしまいました


とりあえず、釣りをしたポイントだけ示させて頂きます

250524pointlog
※ヤマダテラインの目安にiPhoneで撮った写真。無理に拡大してもダメでした
  「A」=シーボニアマンションの右端と岬の先端を合わせたライン。
  「B」=シーボニアマンションの右端と
手前の低い白屋根の左端を合わせたライン。
  ただしこれも大雑把です。実際のヤマダテと合わせるのはなかなか難しいですね。
  「きになる」ポイントはどれもまだ実際に釣れた訳ではありませんのであしからず



①AM8:00 水深26mポイント

前回釣行で「きになる②」にした場所。岸から広がる岩礁帯と砂地のキワです。周囲を漕ぎ回ってみたところ、狭い範囲に2m程のカケアガリがあるエリアを見つけたので、北側にカケ下がるところと狙ってアンカリングしました。

アンカリングする前から気が付いてました。
魚探画面がイワシらしき反応でビッシリです

ボートが安定するのを待っていると、周囲の海面が「ピシャピシャ」。どうやら巨大なナブラの真ん中にいるようです。偏光グラスで海中を除くと、コワいくらい大量のイワシが行き交ってます。

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見えますでしょうか?数え切れません!

そのうちに消えるだろうと、仕掛けを用意しながら待ちました。仕掛けが完成し、ボートが安定しても、一向にナブラが止みません。相当大きな群れのようです。

仕方なく仕掛けを投入。3号6m・2本針仕掛けです。先針を投入した時点で、オキアミがイワシにつつかれまくっているのが見えます。オキアミが小さいとすぐに喰われてしまい、イワシの手釣り状態に•••(子どもにやらせたら喜んだかも)。

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手釣り?で釣れたイワシちやん。型が良いです。

大きなオキアミを選び、とりあえず仕掛けを落とすことができました。表層の水温は19度、ビシは4.5mくらいまで見えます。かなり澄んでますね。

しかし、参ってしまいます
底までビッシリなようで、毎回イワシ(か同じサイズのコサバ)がくっついてきます。めげずに続けてみましたが、5投で5匹のイワシ(かコサバ)が釣れました。イワシに大鯖が喰ってこないかとゆーっくり巻いていましたが、不発でした。

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イワシちやん、これまた型が良いです。


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コサバちやん、イワシかと思いました


ようやく群れが去ったのはAM9:00頃。岸払いが遅めだったことも重なって、早くも沖で釣る予定時間は過ぎてしまってます。しかし、せっかく狙って入ったポイントなので移動したくありません。気合を入れてタナ取りを再開します。

再開から3投目。何かがアタリました


最初は弱い引き。しかし突然強く引き込みます2kg程度と緩めに設定したドラグが合計で10m近く引き出されました。良い引きです

しかしタイの引きではありません。

海中に姿を現したのは立派なサバ。「春の大鯖」です。


船尾側に寄せていたつもりが、結局アンカーロープに巻かれてしまいました。でも弱ってはいたので、柄の長いタモを突っ込んで海中で強引にタモ取りしました

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予告記事でも大歓迎!と書いた魚。季節の恵みですね~

嬉しい獲物ですが、サバではポイントの様子が分かりません。他の魚を掛けたいところです。しかし、今回はなにかとうまくいきません。ロープに絡みついた仕掛けを回収し、釣りに戻ろうとすると、海面下にまたたくさんの小魚が・・・。魚探画面を見ると、またしても底までイワシの反応でビッシリでした・・・

NSの仕掛けを作りながら群れが過ぎるのを待つことにしました。イワシ泳がせの竿を出すことも考えましたが、前回他の竿を出していて失敗しているので、気持ちは抑えました。

仕掛け完成イワシは・・・?

まだビッシリです(泣。

開き直って、NSを流すことにしました。時間はAM9:30。潮変わりのAM10:00を挟んで、潮の向きがどのように変わるかを観察します。

結果として、このNS釣りは釣りではなく「調査」でした。仕掛けを流している間中、エサが小突かれたり、ラインに接触したりする感触が伝わってきます。釣りにはなりません。でも、潮の興味深い変化が観察できました(詳細は後日の補足記事に譲ります)。

AM10:30頃、潮の向きが安定してきたあたりで、南風が吹き始めました。予報より少し早い吹き出しです。南風が出たら浅場へ移動と決めていたので、移動開始です。



②AM11:00  マリンパーク下
海底観察しながらゆっくり移動。南風はそれなりに強まってます(3~4m/秒くらい)。潮は北寄りから入っているはずですが、南風による表層流が発生しています。上下の潮の向きが逆?NSは難しいかな・・・?と思いました。

以前マダイの釣れたポイント付近に入ってみたところ、幸いイワシの群れはいません。とりあえずビシ仕掛けを投入してタナ取りを開始します。3号6m・2本針仕掛け。3投目にコツンとアタリがありました。

釣れてきたのはキュウセンちゃん。リリースです。
(写真はピンボケでしたので省略)

途中タナがはっきりせず、3号8m仕掛けに変えて取り直すこともありましたが、ようやくタナが見つかりました。

「ハリス+5m」。ちょっと高過ぎです・・・
見込が薄いですが、南風が予想外に強まる可能性を考えると移動は賢明でないと思い、しばらく粘ってみることにしました。

アタリがないまま12時になった頃、浅場にも、ついに「あの子たち」が入ってきました。
イワシちゃん達です

沖ほど大きな群れではありませんが、その後は10~15分に一度くらい群れが通過するようになりました。遊び心に置き竿でサビキ仕掛けを出しましたが、群れが来るたびに「イワシのぼり」が揚がってきました。子供達のオヤツ程度のお刺身を確保です(新鮮なシコイワシのお刺身、美味しいですよね)。

そうこうしているうちに13時。タナは相変わらずハリス+5~5.5mで変わりません。どうやら今日はこの場所にはタイの気配が無いようです。南風は4~5m/秒程度に強まっています。表層流も早く、難しそうですが、とにかく残り1時間はNS仕掛けを流してみることにしました。

NSを流し始めて気づきました。ボートがかなり流されてます強まった南風で走錨し始めてしまったようです。時間がないのでアンカリングのやり直しは諦め、気にせず仕掛けを流し続けることにします。

3流し目、50mほど流したところでスプールが「シャーッ」と音を立てました
始めて経験するNSのアタリです

驚いてしまい、少し反応が遅れてしまいました。スプールがややバックラッシュします
幸い、巻き取りには支障ありませんでした。

遠くから大きく走り回りながら寄ってきた魚は・・・。

予想通りのサバでした。

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40cmには届きませんが、立派なサバくんです。

時間もないので、すぐにまた流します。
流し続けると、70mほどで着底した感じがしました(それ以上ラインが出ません)。そこからラインを巻き取ると、巻くほどラインがボートの下に向けて入ってきます。針が揚がってきたのはボートのすぐそばからでした。

やはり、表層流と底潮は向きが逆になっているようです。

14時になってしまいました。時間切れなのですが、せっかく残ったコマセを捨てるならもう1流ししたい、という気持ちになり、泣きのひと流しをすることにしました

その結果・・・。

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ほぼ同サイズ。今度はしっかりとアタリを取り、アワせて釣ることができました

本日、僕を楽しませてくれた海とサバくん達に、心から感謝です
(イワシちゃん達もキライじゃありませんよ?





それでは後半、参ります


【Q&A形式の補足事項】

Q.今回の基本情報は?
A.基本情報は以下のとおりです。
平成25年5月24日(金)。潮汐は大潮、干潮AM10:15。上げ下げ両方の潮が狙えます。しかも潮位差が160cmほどもあり、1年でも1番早いクラスの潮が体験できる可能性があります。2日ほど前から高気圧が停滞していて気温も水温も安定が望めます。翌日に訪れそうな低気圧もありません。午前中は風も弱く、凪が予想港れるものの、お昼頃には4~5m/秒の南風が吹きそうです。水温は19度度強程で安定。文字通りの釣り日和といって良いと思います


Q.平日の油壺。出船前の状況はどうだった?
A.ざっと書いてみます。
AM6:00頃に現着。出船待ちの順番は1番。ちょっと早く来過ぎだったようです。ボート屋さんも人手の予想に合わせておられるようで、休日よりのんびりとした開店。岸払いはAM7:30頃でした。その時点で、お客さんは6組だったと思います。店長さんのお話では、前日は8組だったそうです。

結果として待ち時間が1時間半ほどあったのですが、とても有意義で素敵なものになりました。2番目にお越しになった方、声をかけてくださいました。油壺の大先輩「ぴー太郎さん」です(その後すぐ、人生でも、釣りでも、人格においても尊敬すべき大先輩であるということが分かります)。

ぴー太郎さんとはこれまで直接交流させて頂いたことが無かったのですが、このブログの古い記事のことまでつぶさに覚えていてくださり、本当に光栄な思いをさせて頂きました。それに親切に油壺での釣りのこともたくさん教えてくださいました。ぴ一太郎さん、本当にありがとうございます心から感謝させて頂いています

平日の油壺で、もうひとつ休日との違いを挙げるとすれば、「駐車場」でしょうか。過去2回休日に訪れた際には、早朝から市営有料駐車場に管理の人がいて支払できましたが、平日の場合、駐車場は開いているものの、早朝は人がおられず、出庫時の後払いになるようです。帰りに車に戻ると「出るときに駐車料金をお支払ください」と書いたメモがありました(1日500円です)。


Q.速報記事にあった「細かい反省」って?
A.たくさんありますので箇条書きに

・日焼け防止の帽子を忘れてしまったこの記事に出てくる黒いスカート付きの帽子
・日焼け止めを顔に塗って汗をかくと、流れて目にはいってしまい始末が悪い。しかも拭くたびに塗りなおさなくてはならない(新しい家庭内ルールで、日焼けは禁止です。帽子を忘れてしまったのが悪いのですが)。
・GPSログを取り忘れた(コレはぜんぜん細かくないビッグミステイクですね)。
・コマセバケツを1つしか用意せず、NS用の砂コマセを作るのに苦労してしまった。
・強い日差しのせいか、実釣中iPhoneに温度上昇の保護回路作動ロックがかかり、しぱらく使用できなくなってしまった(魚探画像をだいぶ撮り逃してしまいました)。
・NS仕掛けにひと工夫するつもりが、手のクセでいつもと同じ仕掛けを作ってしまった。

その他、釣行テーマに係わる反省等は後日の補足記事にて報告させて頂こうと思います。





今回、ビシ仕掛けでマダイを揚げられたら、秋に向けて歩みを一歩進め、次回からNS釣りに軸足を移すつもりでした。

しかし、釣れませんでした。

釣れなかったことより、今回のような状況で、どのように対応するべきか思いつかなかったことが大きく心にのしかかります。好条件の揃った日でした。いまだボート釣り3年目の初心者ではありますが、海に臨む気持ちが甘く、試行錯誤が足りなかったように感じます

良かった、と思います。もし今回も幸運だけで釣れてしまっていたら、何も身につかず勘違いしたまま先に進んでしまうところでした(僕はそういった失敗がとても多いんです)。



そんなややこしい思いも本当ですが、とりあえず別にして、率直に感じたこと。

青く抜ける空のもとでの手漕ぎボート釣り、やっぱり最高です


「多いに悩み、たくさん楽しんで生きてゆきなよ」

釣りの神様にそんな声をかけられたような、とても有難い1日でした



油壺の神様、素敵な宿題を拝領いたしました
心して、取り組ませて頂きます

2013年5月24日 (金)

【釣果速報】春の大鯖!今年も季節の恵みをいただくことができました!

油壺釣行の釣果速報です。


釣果:ゴマサバ3(40cm、38cm、37cm)+イワシ&コサバたくさん(ほとんどリリース)


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イワシは型が良かったので、オヤツ程度にお持ち帰り(^^;;。

・朝方、前回目を付けた水深26mポイントへ。
・しかし魚探で見ると水面から底まで小魚の反応でビッシリ
・案の定、毎投イワシかコサバが付いてきてしまい、良い釣りになりません。
・群れが切れたわずかなチャンスに、掛かってきたのは
春の大鯖。季節の恵みをゲットです
・イワシを避け浅場に移動。しかし、ビシが目で見えるタナでもエサが取られ、タイの気配はありませんでした
・最後の1時間NSに変更。ついにNSで初めてのアタリを経験することができました
・NS初の獲物は、こちらも「大鯖」。沖上がり直前に、もう1匹追加です。
・出船前、油壺の大先輩「ぴー太郎」さんにお声をかけて頂き、いろいろと教えていただくことができました。今回1番嬉しい成果です


細かい反省の多い釣りでした。でもやはり天気の良い日の海の上は最高ですね


詳細は釣行記でご報告させて頂きます。


(明日は出勤のため、釣行記本編のポストは多少時間がかかるかもしれません





2013年5月 8日 (水)

【釣行記補足】釣行テーマ遂行状況等について。

5月4日(土)油壺釣行の補足です。


魚がほぼ釣れず、寂しい結果ではありますが、慣れない油壺の海への足掛かりがちょっとだけ見えてきた?機会でもありました


補足として、事前に設定していた釣行テーマの遂行状況からご報告させて頂きます。



【釣行テーマ遂行状況】


1.油壺の海底地形を見て回り、ポイント探しをする
魚探をかけながら広く漕ぎ回り、まずは大きな視点で油壺の海の地形イメージを掴んでみる。
気になる海底地形があれば竿を入れてみるとしても、釣果は2の次。次回以降にじっくり攻めたいポイントを3つ以上見つけ出す。



【遂行結果】


下の画像は、GPSログに魚探画面で確認した情報を付加したものです。水深の隣にある数字は「底質」(0が砂地、4以上が岩礁帯)です。


250504aburatubodatalog
ところどころピンと航跡がズレてるのはGPS座標の小数点以下の桁数の違いによる誤差っぽいです。

ボートを漕ぎながら魚探で海底地形を見て回ったわけですが、記憶だけでは心もとないので、要所で撮っておいた魚探画面の写真を元に確認しています。まだ1本の線でしかないので、なんの整理もできていませんが、3ヶ所ほど「気になるポイント」を見つけました


「きになる①」 水深36~37m付近
砂地のエリアに底質が3~4になる岩礁帯らしきものが点在している感じでした。ただし、高さのある根は見ていません。このエリアはまたの機会に丹念に探ってみたいと思います。


「きになる②」 水深26m付近
小網代湾の両岸から広がる岩礁帯が切れ、砂地に変わるキワの部分だと思います。多彩な魚種の回遊が期待できそうな気がします。周囲をもっと見てみないと適した潮がわからないので、今後より広く探ってみたいと思います。


「きになる③」 水深24m付近
今回最初に仕掛けを入れてみた場所です。20mを頂点として北側に3~4mほど急にカケ下がり、南側には緩めにカケ下がる地形変化がありました。底質の変化もあります。小規模の根なのか馬の背なのか、東西に長く伸びているのか等、気になることはたくさんありますが、潮を選べば有望な場所かな?と思います。


頭の中に、少しだけ油壺全体の海底地形イメージが湧いてきました。小さいですが、嬉しい一歩です。今後も積極的に広いエリアを漕いで回り、イメージを修正しながら育てていきたいと思います



2.ビシ仕掛けからNS釣りへのシフトを練習する


今後の釣りにつなげるため、未経験である「ビシ釣りからNS釣りへのシフト」の作業手順を確認してみる。



【遂行結果】


大失敗してしまいました・・・


昨年、大津で2回ほどNSの練習をした際には、ビシ仕掛けを完全に止めてからNSの仕掛けを作って流しました。ボート上で仕掛けを作ることに問題はなかったので、今回はちょっと油断していたかもしれません


「ビシ仕掛けの打ち返しを続けながら、NS仕掛けを作ること」にチャレンジしました。


NS仕掛けが完成し、流し始めようとした時に愕然としました。なんとリールがバックラッシュしています


直そうと試みましたが、ひどい状態でラインを出すことはおろか、巻くことすらできません


思い当たることは、仕掛けの作り始めでリールのクラッチをフリーにしたことです。おそらくビシ仕掛けの打ち返しを挟む動作の時、不用意ににラインを引っ張ってしまったんだろうと思います。メカニカルブレーキは緩めた状態でした・・・。スプールの回転の良さが仇になりました。バックラッシュはバス釣り時代に散々経験しましたが、今回は特にひどい状態でした。皮肉にも、こんな形で驚異的なスプール回転の軽さを知ることになってしまいました・・・。今回の悔しさを噛みしめて、今後は繰り返さないように心得たいと思います



3.アンカリングの課題を洗い出す


アンカリングまわりの課題の確認と解決方法の模索をする。



【遂行結果】


朝方、ボート屋さんに尋ねてみました。


「アンカーロープの長さはどれくらいあるんですか?」


22~26mだと思います」


即答が帰ってきました


岸払い後、自分でアンカーロープの長さを測ってみたところ、14ヒロ半・約26mでした(僕の1ヒロは1.8m。ボート上で測るのはとても難しかったので、誤差もあると思います)。アンカーロープは水深より長く出さないと走錨しやすいので、このアンカーだと実質20m程度が限界でしょうか。


つまり、それ以上の水深にアンカリングするためには、以下のどちらかの対策が必要ということになります。


・長いロープのマイアンカーを持参する

・継ぎ足し用のロープを持参する


今回ボートとアンカーロープの接続がどうなっているか確認したところ、「もやい結び」で作った輪で繋がれていました。つまり、アンカーロープの継ぎ足しをする場合、最低限、自分でしっかりと「もやい結び」が結べるようにしておかないと、元に戻すことが出来ないことになります。
アンカーロープのトラブルは安全に係わりますので、注意が必要な部分ですね。


ちなみに僕は 「片手もやい結び」は目をつぶっていても結べるのですが、まだ「普通のもやい結び」の練習が足りません。船舶免許の必修でもあるので、よく覚えておくことにしたいと思います


今回の釣行で「気になるポイント」として挙げた3ヶ所のうち、2ヶ所はボート付属のアンカーロープでは届きません。フォールディングアンカーの購入を含め、対策を考えたいと思います





その他、小話的なこと。


今回釣れたメバル。金色っぽいですね


1368024018061.jpg
大津ではこの色は見ないですね〜。

2003年に分類されたメバルの3分類は「アカメバル」「シロメバル」「クロメバル」です。この分類は名前と見た目の印象がかなり違っていて、とてもややこしいです。以前にもブログの記事で取り上げたことがあります。


記事リンク → 【妄想?】大津の第3の本命。それは「メバル」?(その2)


「キンメバル」と呼ぶことも多いようですが、地方名扱いであり、正式名称に「キンメバル」はありません。僕は手漕ぎボートを始める前、メバリングが好きだったのですが、油壷に近い長井近辺でいろいろな色のメバルを釣ったことがあります。


メバルへの思い入れを書き出すと長くなってしまうので省略しますが、これは金色っぽい「アカメバル」の可能性が高いと思います。


ちなみに以前、「黒っぽいアカメバル」も釣ったことがあります。ややこしいですね。


1368024348137.jpg
長井付近にて。上のやつが「黒っぽいアカメバル」。





いつもであれば自作仕掛けのレビューも書くのですが、今回は前回釣行とほぽ同じロングハリスの1本針仕掛けしか使っていません。さらにめぽしい釣果もなかったので省略させて頂こうと思います。


(あ、そうだ。フグにたくさん持っていかれてしまった針を買い足さないと・・・





以上で今回の油壺ボウズ釣行の補足記事は終わりです。


次回油壷に伺う時には、今回の分まで釣果を挙げたいものですね!


いくつかのピースをゲット!
油壺のジグソーパズル、まだ始まったばかりです





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