カテゴリー「観音崎」の15件の投稿

2012年9月14日 (金)

【釣行記補足4】おなかいっぱい!?真鯛料理尽くし!

9月7日釣行記の補足の最後です。


もう一生無いかもしれない「真鯛尽くし」です。



1347630564848.jpg
お刺身。大きいんです(^^;;。

釣った当日の夕食に出した「お刺身」です(4.2kgの大鯛のの半身分)。身がすごく大きいのに普通の感覚で切ったため、お刺身の1切れが厚くなりすぎてしまい、ちょっと食感的に不評でした。もっと薄く切れば良かった・・・


1347630569154.jpg
血合いの模様がこんなに綺麗です•••。

でもさすが真鯛!美味しかったです~


お刺身の皮付きの方、失敗しました。バーナーで皮が縮まなくなるまで皮目を炙ってみたんですが、皮が固くて噛み切れません。皮はやはり熱湯をかける松皮造りにしないといけませんね


でも、その失敗した皮付きのお刺身は、翌日の朝の「鯛の出汁茶漬け」で大活躍!


1347630570266.jpg
鯛茶漬け。熱々です!

ご飯の上にのせて、大鯛のアラで取った熱々のお出汁をかけると、自動的に「湯引き」になって皮も美味しく食べられました。この鯛茶漬け、最高に美味しかったです


当日のタ食にはもう1品有りました。「皮の湯引き」です。


1347630573242.jpg
作るのは超カンタンです。

引いた皮等に熱湯を回しかけて適当に切っただけですが、これをポン酢醤油で頂くと美味しいお刺身より好評でした


あと、たまたま家にあった徳島産の地物の「すだち」を絞ると、更にさわやかな薫りとキレのある酸味が加わって、すご~く美味しかったです



2日目のタ食は「鯛めし」です。


鯛が大振りで炊飯器に入らないので、鍋で炊きました。


1347630574385.jpg
ご飯は4合。たっっぷり作りました。

炊き上がった状態から、夫婦で協力して身をほぐしながら骨や残っているウロコを取り去ります。なかなか大変な作業ですが、振り返ればこの手間はまったく惜しくないです。


だって・・・。


1347630575974.jpg
これは、たまりません!

この素晴らしいお味、炊き込みご飯系の王様ではないでしょうか
ふっくらしたほぐし身もたっぷり入って、申し分ありません


この日の夕食のもう1品は「鯛の潮汁」です。


2品並べた写真を見ると、家族の笑顔と幸せな気分を思い出します


1347630577509.jpg
贅沢な食事。なんだかバチが当たりそうな気が•••(>_<)。

この鯛めしや潮汁も、食べている途中で「すだち」を絞るとガラリと風味が変わり、美味しさを「更に倍で楽しむことができました。


「真鯛」「すだち」相性は抜群だと思います



そして3日目の夕食は再び「真鯛のお刺身」です。


2日間冷蔵庫で寝かせた大鯛の残りの半身を頂きます。
今回の皮付きの身はきちんと熱陽をかけた「松皮造り」にしてみました(下手過ぎてそう呼べないかも(^^;;)。


1347630578737.jpg


まず、お刺身の色が明るくなり、より美味しそうになった気がします。そして食べてみると、ロの中に広がる甘みが2日前よりも少し強くなっていて、コクのような感じで長く残ります。


1347630580925.jpg
やはり変わるものですね〜。

美味しい


これがアミノ酸の増加なのでしょうか?


我が家は、アジを始めとするほとんどのお刺身では「釣った当日の食感が好き」派なのですが、真鯛に関しては冷蔵庫で寝かせたものに軍配があがりました。松皮造りの方もうまくいき、子供達もようやく「皮つきのほうが美味しいと言ってくれました


3日間を通じて「すだち」は大活躍


1347630585798.jpg
ファンになってしまいました。

めったに家にないのですが、会社の同僚からたまたま1kgも頂いた直後だったんです。僕はいままであまり興味をもっていませんでしたが、魚料理と「すだち」の奏でる美味しさのハーモニーにすっかり夢中になってしまいました


良い偶然が続く時って、あるんですね





おまけ。


真鯛のウロコ。
普通サイズでも固くて剥がすのが大変ですが、今回の大鯛のウロコはまるで「ヨロイ」のようでした。ウロコ取りを普通に使っても受け付けないんです。腕に力を入れて、ウロコ取りをタテにガリガリとやってようやく剥がれてくれました。


1347630590293.jpg
ビニール袋の中でバリバリッと!

1347630595438.jpg
本当にすごいウロコががっちり張り付いてるんです(>_<)。

「真鯛は天敵がいない」ということも妙に納得です。こんなヨロイに身を包んだ魚にかぶりついても。食べにくくてたまらないに違いありません





まだいくつか面白いネタがありますが、良い写真が撮れずうまく伝える自信がないので、未来に持ち越そうと思います。9週間振りの釣行、何とか大切に、有意義に過ごせたかな?


久々に4回を数えた補足記事。ひとつでも皆さんの興味をそそることがあれば幸いです


1347630596988.jpg
アタチより大きなお魚〜



2012年9月13日 (木)

【釣行記補足3】真鯛の口は痛い!?その他いろいろ。

9月7日(金)観音崎釣行記の補足の3回目です。


今回の釣りにまつわる小話的なことをまとめておきます





【真鯛に噛まれた


真鯛を釣り慣れていない僕。


うかつにも真鯛の口に指を入れてしまいました・・・


真鯛 「 ガッギリギリギリ・・・


僕 「 痛っヒイィィィィ


思いっきり噛まれました


1347542792297.jpg
この口!噛まれるとヤバイですよ!(^^;;

ギザギザのペンチで強く挟まれたようです。流血はしませんでしたが、真剣に痛かったです。子供だったりすると下手をすると骨折するかもしれません


僕の指を噛んだのは最初に釣った41cmのやつです。もし68cmの大鯛の方だったら、もっとカが強かったんでしょうか?恐ろしいです・・・





【大鯛の顔が「アレ」に似ている・・・】


何人かの方にコメントでも触れて頂きましたが、今回の大鯛の目つきが、娘からもらった「真鯛のお守り」の目つきにそっくりに見えます


1347543120131.jpg
65cmの計測台をはみ出してます。

1347542796637.jpg
娘が父の日にくれた「真鯛のお守り」。

釣ったばかりの時は、全然違う目つきをしていました。


1347542797880.jpg
コワイ目つきだったんです。

この大鯛は血抜きバケツに入らなかったので、血抜きをせずにクーラーボックスに入れました。大きさに対して海水氷の量が少なかったこともあり、下船後に計量、写真撮影する時にもまだ生きていました。


この鯛の目つき、その間にどんどん変わっていったんです


以前、釣ったサバを血抜きしたら、似たようなマンガみたいな目つきに変わったことがあったので、「あれ?血抜きしてないのに目つきがあの時みたいに変わってきたぞ?」と思ったことを覚えてます。


1347542953408.jpg
マンガみたいな目になったサバくん。

見れば見るほど似たような目つきに見えてくる「お守り真鯛」と今回の「大鯛」。なんだかコワイくらいです


自分の力ではない、「奇跡」か「まぐれ」かという獲物ですが、やはり娘のお守りに何かの魔力でも宿っていたんでしょうか・・・?


娘はハリーポッターシリーズの大ファンで、11歳の誕生日にホグワーツ(魔法学校)から手紙が来るかどうかドキドキしながら待っているらしいです。


この話をすると、さらにエスカレートしそうなので、黙ってることにします





【真鯛の体色の退色?】


先日の釣果写真。よく見ると何かお気づきになりませんか?


1347542799764.jpg
結構はっきり違って見える?

左上の2枚だけ、体色が少し鮮やかです。


実はこの2枚、「血抜き」を行った個体です。あとの3枚は血抜きしていません(1枚目は喜び過ぎて忘れてました。大鯛は血抜きバケツに入りませんでした。最後の1枚は道具をあらかた片付けた後に釣れたため、血抜きを省略しました)。


大した話ではありませんが、血抜きをするかしないかで、体色の変化に差があるようですね(この2枚は持ち帰らなかったので、帰宅後の体色の比較はしていません)





【コメントで頂いたご質問について】


せーじさんからコメントでご質問を頂きました。


「1本目の竿の仕掛けが4号6m。2本目の竿が6号8m+1mのゴムクッション。同じ棚を狙うのに2本目の竿の棚を深くしたのはなぜ?」


お役に立つ回答になるかわかりませんが、こんなイメージで流していました。


Longharisu1
これは潮が早めにの時の感じですね。当日はもう少し緩い感じでした。

海中のラインは道糸もハリスも太い方が潮の抵抗を大きく受けるので横にたなびくと思います。それに合わせてビーズの浮力にも差をつけてあります。撒き餌に比重の違う配合餌を混ぜているので集魚範囲は多少縦に広めになっていると思ってまして、それらの範囲が重なりあうところに鈎が来るといいな・・・と思いながら流していました。


真鯛は視軸が20度ほど下を向いている魚なので、撒き餌の帯の上に外れるよりは下側に外れた方が良いと思います。今回6m仕掛けの方にアタリが集中したのは、ビーズが無くなったままにしたことで、少し鈎が沈み気味になったことも良かったかもしれません。


改めて考えてみると、実際にはこんな感じだったのかもしれませんね。


Longharisu2
鈎は重いですが、ロングハリスが受ける抵抗はずっと大きいので、ここまでは差がつかないかな?(^^;;

もちろん想像(妄想?の中の話なので、実際は勘違いもいいところかもしれません。


その場合は許してくださいね





補足記事はもう1回ポストする予定です





2012年9月12日 (水)

【釣行記補足2】潮流、海底状況その他について。

9月7日(金)観音崎釣行記の補足の追加です。


絵を描くのに手間取って遅くなってしまいましたが、今回は実釣中の状況について補足を書いておきたいと思います



<実釣中の状況について>



【潮の流れる方向】


今回は満潮AM9:00。4月に観音崎に初めて来た時、大潮に向かう中潮でしたが、潮汐表通りに反対方向に流れていましたので、今回の事前の大雑把な予想もこんな感じです。


240907kannonzakishio3_2 
4月の釣行は実際にこの方向でした。

240907kannonzakishio4
この2方向だけだと分かりやすいんですが(^^;;。

ただ、先輩方のブログやコメントで「上げ潮でも北から流れることもある」という情報は認識していました。そして、実際の潮の流れの方角は以下のような感じでした。


240907kannonzakishio1


240907kannonzakishio2


釣っている間中、一度も止まらずにずっと北西方面からの潮が流れ続けていました。


この「上げ潮の流れる方向の違い」が、潮が緩い時と早い時の違いなのか、それとも季節による違いなのかは、まだ僕には分かりません。


上げ潮が北から入ってくる時の大きな潮の流れはどんなイメージ?


Kannonzakihantenryuu
考えてみれば大津の潮にそのまま繋がってるかも。大津でも季節の違いは経験してます。

以前、観音崎は大津よりも潮の流れる方向に関してだけは単純かな?と書いたことがありますが、早計だったかもしれません。ポイントは潮流によって作り出され、移動すると思います。海の上でしか確かめられないこの大切な情報を、今後も積み重ねていきたいと思います



【釣果ポイント付近の海底の様子】


釣行記本編にも書きましたが、今回偶然入り込んだ「高根の頂上付近」と思われる場所の魚探画像です。


1347406252741.jpg
改めて見ると相当険しい海底です。

この画像はアンカーを打ち直し、また走錨して根の高いところに入り込んできてしまった時に撮影しました。水深は31m程と映ってますが、画像の海底の様子をよく見て頂くと解る通り、非常に険しい海底状況で、わずかにボートが揺れるだけで7~8mも水深が変わっています。

ちなみにこの時の海面の状況は凪に近く、ボートは潮の流れで小刻みに揺れる程度でしたので、うねりによる揺れが影響しているわけではありません。



【アンカーについて】


アンカーの止まらなさについては以前から聞いていましたので、ある程度認識していました。
それでも「カケアガリに引っ掛かれば止まるだろう」くらいに考えていました。今回の実際の様子はこんな感じです。


Anchoring1
実際の観音崎の根はこんな岩だけの塊じゃないと思います。

Anchoring2
潮が緩い日でこれだと、早い時は一体•••?(^^;;

アンカーを打ち直しても同じ状況になり、本当に参ってしまいました。


他にもトラブルがありました。


移動しようとしても、アンカーが抜けないんです。。


可能な所までアンカーロープを回収し、そこで口一プを仮止め。そして潮上方向にボートを漕ぎ進めると、「ゴゴッ」という小さな衝撃とともにアンカーは抜けました


1347459004344.jpg
アンカーを反対方向に引っ張る時にはバネクランプは便利ですよ〜

大津でも同じことはよくあります。ナイロンバネクランプが便利に使えるシーンのひとつですね





2回目の補足の最後はブライアンさんのモノマネ?


1347406374500.jpg
「昆布そば」でも通りそうな感じ?

横須賀SAの「かけそば」です。


このかけそば、ブライアンさんオススメの逸品です


かけそばなのに本当に具だくさんでオトク感が有りますね~
お味も美味しかったです欠かさず食べられているというお気持ちが分かりました。


ブライアンさん、教えて頂いて有難うございました~





2012年9月10日 (月)

【釣行記補足1】釣行テーマ、仕掛け等について。

9月7日(金)、音崎釣行記の補足事項です。


【GPSログ取得の失敗について】


不注意でiPhoneをバッテリー切れにしてしまい、今回はログを取れませんでした。以前にも1回やってしまったことがあります。3回目は避けたいけど・・・またいつかやっちゃいそうです





【今回の釣行テーマについて】


1.「観音崎の海底地形の情報を出来るだけ掴む
釣行記に書いた通り、予め想定していた地形にズレがあったのですが、それをしっかり認識できたことが収穫です。観音崎は大津ほど広くないので、大きな意味でのポイントは限られます。走水寄りのポイントはやはり2つの高根回りのカケアガリをメインに考えることになりそうです。


Kannonzakitakane
観音崎の海にある2つの高根。


2.「狙いはアジと『赤い魚』
当日の朝には「赤い魚」「黄色い側線の魚」に変わってしまってました。もともと底からの「タナ取り」をテーマにしていたつもりでしたので、大きな変更ではありませんよ?


ストップウォッチを使ったタナ取り作業は、時間を勘で測るより格段にリズミ力ルで、集中力も節約できる感じでした。不思議なことに、行動にリズムを感じると普段隠れている集中力が引き出されてくるような気がします。今回はポイントの位置取りの時点で失敗してしまったため、タナ取りは釣果に繋がりませんでしたが、ストップウォッチ、今後は手放せなくなりそうです


1347288680740.jpg
ちょっと武骨?5気圧防水。780円。

<余談>
今回持ち込んだストップウォッチ。防水機能が無かったため、海水が浸水して壊れてしまいました。そこで新しいものを買おうと家電量販店を回ってみたんですが、どうやら置かれなくなってきているみたいです。近所のお店を回っても「以前は置いてましたが今は売ってません」という状況が複数ありました。僕は結局、地域で1番大きなホームセンターで見つけましたが、防水タイプと非防水タイプがそれぞれ1種類ずつしかなく、製品を選べない状況でした。察するところ、携帯やスマホの普及で単体のストップウォッチ市場は縮小しているのではないでしょうか。

今後ストップウォッチを買う場合は、ネット通販の方が良いかもしれません(安いので送料の負担感はありますが)。



3.「青物狙いでジグを持ち込みます
このテーマについては失敗に終わりました。なぜ失敗?まともに底がとれなかったんです


今回は40g、60gのジグ、そして40gのタイラバを持ち込んでました。道糸はPE1.5号、リーダーがフロロ40LB(12号相当)です。この構成は明らかに無謀でした(ジギングの知識が無さすぎ)。ルアーが軽過ぎる上、ラインとリーダーが太過ぎました。小潮に向かう潮とはいえ、大津の大潮に相当する程度の潮流があり、かなりの距離を流されてしまいます。また、リーリングを開始するとラインの抵抗ですぐにルアーが浮き上がってしまう感じでした。


考えてみれば当たり前なのですが、観音崎でジグ類を使う場合には、もっとラインを細くし、かつもっと重いルアーを用意した方が良さそうです。


1347288856036.jpg
ジギングはほぼ素人です(^^;;。


【今回使用した仕掛けについて】


共通仕様:鈎結びは「内掛け結び」、天秤側の接続部分には「Wクレンサルカン」。
「1本目の竿」と呼んでいる方 → 5:5調子、30~120号負荷の真鯛竿。PE3号・ドラグ3kg調整
「2本目の竿」と呼んでいる方 → 7:3調子、30~120号負荷の青物竿。PE4号・ドラグ4kg調整


◎フロロ8号・4.5m・2本鈎仕掛け
エダス元位置:上から2m(先鈎からは2.5m)
エダス:フロロ8号・35cm
枝鈎:がまかつプロヒラマサ11号
枝鈎ビーズ:ひかり玉4号
先鈎:がまかつプロヒラマサ11号
先鈎ビーズ:発光玉ソフト・タイプ8H(ピンク)


エダス元は例によってヨリモドシ仕様です。完全なワラサ狙いの仕掛けです。2本鈎で6号1本鈎仕掛けと同等の強度を出すために8号としています(結び目があるため)。引っ張り強度8~9kgを確保するイメージで作成しました。また、ラインのキズによる強度低下を50%まで見込み、ドラグは4kg調整で使いました。ブリは無理でしょうが、ワラサまでなら十分に勝負できると思います。


8月11日のワラサ乗合船釣行で36cmの真鯛、50cmのイナダを釣り上げた仕掛けと同じものです。2本目の竿に取り付け、3mm・1mのクッションゴムを組み合わせて長い時間使いましたが、残念ながら今回は何も掛かりませんでした(底に落とした時にカサゴは掛かりました)。


真鯛が掛からなかったのは、クッション、仕掛け長、鈎の重さにより撒き餌との同調が取れていなかったせいか、またはビシからの距離、ハリスの太さ、鈎の大きさによって警戒されたからだと想像します。今後の活躍に期待です。



◎フロロ4号・6m・1本鈎仕掛け
先鈎:がまかつプロマダイ9号
先針ビーズ:SASAME真鯛フロート(M)


真鯛狙いの仕掛け今回の当たり仕掛けです。引っ張り強度6kgを確保するように作成しました。上記と同じ50%ルールを適用し、ドラグは3kg調整で使いました。今回はクッションゴムなしです。


とにかくこの仕掛けにアタリが集中しました面白いのは、1枚目の真鯛によって真鯛フロートが噛み割られたらしく、無くなっていたことです。その後、ビーズなしのままの状態で、更に大鯛を含めた3枚もの鯛を釣り上げました。撒き餌には比重の異なる配合餌を混ぜ合わせて使っているので、集魚範囲は広まっていると思います。もしかするとその効果があったかもしれません(あるいは潮が緩かった(観音崎にしてはのでビーズの影響が少なかっただけかも)。


打ち返す度に指でハリスをなぞってキズをチェックしていましたが、4回目のアタリ(大きな)の時に鈎のチモトが切れてしまいました。ビーズが噛み割られた時点でチモトのチェックを入念にしておくべきでした。強度にはこだわりがあるだけに反省です・・・


鈎を結び直した直後に、強烈な引きの4.2kgの大鯛を釣り上げたので、キズさえなければ強度は十分であることは確認できたと思います



◎フロロ6号・8m・1本鈎仕掛け
先鈎:がまかつプロマダイ9号
先針ビーズ:発光玉ソフト・タイプ8H(ピンク)


1枚目の真鯛を釣った直後から2本目の竿に取り付けた真鯛狙いの仕掛けです。3mm・1mのクッション併用です。引っ張り強度的には9kg想定で、ドラグは4kg調整でOKなように作ってあります。4号の仕掛けよりハリスが太い分、浮き上がりやすいので、大きさに対し浮力がほどほどのビーズを組み合わせています。


今回、最後の1枚の真鯛(37cm)を釣り上げました。大鯛と格闘している時に掛かっていたらしく、竿を目にした時には既に穂先にはなんの動きもなく、沖上がりのために仕掛けを上げようとした時に重くてビックリ。真鯛が掛かっていることには全く気付きませんでした


1枚は掛かりましたが、4号6mの仕掛けの方がアタリが多かったことは明確でした





長くなってきたので、今回はここまでにしたいと思います。
補足事項はまだ続きます





2012年9月 9日 (日)

【釣行記】平成24年9月7日(金)観音崎・なかね貸ボート店さん

9週間ぶりの手漕ぎボート釣りです


速報にたくさんのコメントを頂きました。いつもご訪問を頂いて本当に有難うございます
今回の観音崎釣行の詳細報告をさせていただきます。


釣果は自分でもビックリでしたが、内容は本当に課題だらけでした。ちょっと恥ずかしい気がする部分もありますが、出来るだけありのままに記載してみます。



まずは【ダイジェスト】から。


・3回目の観音崎釣行です。釣行テーマではアジ&真鯛狙いと書きましたが、朝の時点の本音は「真鯛&青物」でした(社長さんに「今日の狙いは?」と聞かれた時、僕の代わりに大吟醸さんが「真鯛と青物」と答えてくれました

・最初にアンカリングした高根まわりの場所は失敗でした。潮表のつもりが、外してしまっていたようです(目標の1つだった「タナ取り」の練習は果たすことができ、良い経験になりました

・その後、事前に目を付けた走水寄りのエリアの海底地形を見て回りましたが、予想とかなり違い、良いポイントは見つかりませんでした

・やむなく、魚探に映る高根回りに戻りましたがアンカーが打ち直しても止まらず、心身ともに消耗しました。

・半ばあきらめの境地に至り、アンカーが流されるままに高根の頂上近くで釣りをすることに。

・根の上の中層に仕掛けを入れ、機械的に撒き餌を打ち返していたら、予想外に真鯛がアタリはじめました。

・それから2時間ちょっと後の沖上がりまでに、6回ものアタリがあり、5枚という釣果に

・大鯛が掛かったタナは海面からわずか12m。本当に予想外の展開でした



それでは、詳細のご報告です





【基本情報】


平成24年9月7日(金)観音崎・なかね貸ボート店から出船しました。


潮汐は小潮に向かう中潮。満潮はAM8:45頃です。海況図による水温は27度。前日の風は弱く、水温の急激な変化の心配はありません。太平洋上の台風も存在せず、うねりの心配も少ないと思われます。



【自宅出発】


2か月以上振りのせいか、頭の中が興奮してあまりよく眠れませんでした
いくら年をとっても、釣りの時はこんな感じ?


AM5:10に自宅を出発。いつもの大津の時よりちょっと遅いです。なかねボートさんは大津の石田丸さんより出船時間が1時間遅いので、ちょっとラクかも


途中、コンビニで飲食物と「バナナ」を調達。今日こそはK-aoruさん流の「お呪い」の恩恵に預かりたいです


それともうひとつ、いつもの釣りの日の習慣が。


車の中で天国の父と叔父に釣行する旨の報告をします。「良かったら一緒にどう〜?」と声をかけます


1347149805696.jpg
馬堀海岸を観音崎方面へ向かいます。




【出船前】


AM6:45頃、なかね貸ボート店さんに到着。
まだお店は開いていませんでした。同じ開店待ちの方とご挨拶して待っていると、突如として後方から1台の原付が突っ込んできました


話していた方が思わず避けるほどの勢いで突っ込んできたそのバイクは僕の車のすぐ後ろで急停止。


笑顔で「ドッカーン!」と言いながら降りてこられたのは出勤前の大吟醸さんです(危ないですってば


大吟醸さんは不思議な方です。お顔を拝見するだけで楽しい気分になってしまいます。
またもやソルティライチの差し入れを頂きました。大さんいつも本当にありがとうございます


AM7:00に社長さんが来られました。人が多いとみるやすぐにsatoshiさんを呼ばれたようです。お二人にご挨拶。平日ですが、他にも船外機3、手漕ぎ1ほどのお客さんが見えてました。これから秋本番に向けて、きっと1番お客さんの多い季節になるんでしょうね。



【岸払い】


AM7:40頃に岸払い。
走水寄りの方角に向かいます。今までに手に入った海底地形の情報を元に、数か所の目星をGPSに仕込んであります。今回はその中から走水よりのものを確認していくことにします(朝方の社長さんのお話でも、真鯛は走水寄りで釣れているというお話でした)。


潮汐的には上げ9分という感じの時間帯。漕ぎながら確認してみると、北からの潮が流れています。4月に初めて観音崎に来たときには、上げ潮は南東から流れてましたので、ほぼ反対の感じです。下げ潮は北西から流れると考えられるので、もしかしたら潮変わり関係なしに北方向からの潮が流れ続けるのかもしれません。



【序盤の状況】


AM8:00過ぎ。

観音崎の海にある2つの高根の小さい方の北西側の駆け上がりのスソのあたり(のつもり)にアンカーを投下。水深36mあたりの場所です。アンカーロープを調節し、ボートは水深32mほどのところに落ち着きました。水深的には予定通りです。ただ、イメージしていた方向より少し東に振られた位置になったことが気がかりでした。


1347149807391.jpg
ボートが落ち着いた場所からの眺めです。

AM8:30頃、実釣開始です
まずは太目のワラサ仕掛け(フロロ8号・4.5m・2本鈎)です。今日の目標のひとつである「タナ取り」を開始します。ハリス分底立ちを切るところからスタート。ビシを止めてから「2分半」できっちり引き揚げて付けエサの状態をチェックします(こっとんさんに教わった方法の実践です)。


1347149808527.jpg
ストップウォッチは良い仕事をしてくれますよ〜

付けエサが残っていなければすぐにタナを調整して再投下。これの繰り返しです。エサが無くなるよりも、この状態で頭だけ無くなることが多かったです。犯人はどんな魚でしょう。カワハギ?(鈎が大きかったせいか、小魚が鈎掛かりすることはありませんでした)


1347177253689.jpg
身の方が美味しそうな気がするけど?

この時のタナ(エサが残る一番下の水深)が「24m」であることを見つけることはできましたが、時計を見るとAM9:20。50分もかかってしまいました。30分以内を目標にしていたので、ちょっと残念。でも良い練習にはなったと思います


さて、タナが取れたのは良いのですが、まったくアタリがありません。仕掛けを4号・6m・1本鈎に交換しても同じです。魚探も頻繁にチェックしていますが、まったく魚の気配がありません。


1347155586431.jpg
底の方に見えるのはビシの反応だけですよ。

タナ取りの途中からうっすら気付いてはいたのですが、どうやら潮表を微妙に外しているようです・・・


思いつく理由は二つ。


・潮流の方角を微妙に見誤り、アンカー投下時に想定していた場所より扇状に東にずれていること。

・自分が作りこんできた海底地形図自体が実際の地形とズレているらしいこと。


どうやら潮表ではなく、根の横側に位置している感じです。9時が潮変わりですが、潮は同じ北よりから流れています。やはり潮変わりはあまり潮流の向きに関係ないようです。ただし、実釣開始時点では北北西からだった潮が、少し変わり、北西からの潮になっています(これはボートのズレを拡大する要因にもなっています)。


潮の向きが変わらない以上、このまま頑張っても時合は来ないと思われます。自分の認識との地形のズレを確認する必要もあるので、移動することにしました。



【中盤の状況】


AM9:30頃、アンカーを上げて、さらに走水方面にボートを進めました。300~400mほど西北西に、北に向かって口をあけた入江状のカケアガリがあると考えていたので、その地形を確認しに行きました。


しかし、いくら漕ぎ回っても、ポイントになりそうな地形は見つかりませんでした。想定していたよりも緩やかなカケアガリはありましたが、底質的にも砂地で、他のエリアののような岩礁と砂地の入り混じる感じには見えません。


この時点で僕があらかじめ考えてきたポイント戦略は総崩れです。やむなく、魚探にはっきりと映る高根のポイントに戻ることにしました。今度は1番高い方の根に向かいます。



AM9:50頃、高根の北西側200m、水深約40mの地点にアンカーを投入。狙うは水深30~35mのカケアガリです。仕掛けのチェック、2本目の竿の用意等をしながらボートが安定するのを待ちました。


しばらくして魚探画面を見てビックリ。「水深27m」を示してます


カケアガリの斜面なのに、アンカーが止まりません。しかもアンカー位置の水深が浅くなるにつれて水面上でのズレの距離も伸びてしまったようです。その後もボートは流され続け、水深はみるみるうちに25mになってしまいました。


観音崎のアンカリングの難しさを改めて感じます


そこで、アンカーを打ち直すことにしました。アンカーを底から7~8mほどあげたところでバネクランプを使って仮止めし、潮上に小移動します。


1347155711727.jpg
観音崎では潮が緩い時でないと出来ません。というか、しないほうが無難です(^^;;

改めて水深35m地点でアンカーを投下。ロープは着底時の長さ+7m程度と気持ち短めにします(これは良くなかったかも)。


しかし、またしてもアンカーは止まらず、ボートは水深25mまで根の上に入り込んできてしまいました


参りました。
頭の中で組み立て直していた作戦がまた崩れ、頑張りが疲れに変化する感覚に襲われました



1分ほど瞑想(放心)した後、とりあえず開き直って釣りをすることに。


根の上なので、アジが釣れるかもしれません。ビシ仕掛けを投入して底を狙ってみます。着底後にビシを振り上げると、すぐにアタリがありました。アジ?いえ、カサゴの一荷です。


1347155796517.jpg
AM11:00頃。20cm以下なのでリリース。

このまま底を攻め続ければアジを寄せられる可能性はありますが、疲れで集中力が切れ気味の頭の中には「真鯛」「青物」という名前が浮かんできます。でも根の頂上近くのこんなに浅い場所でタナ取りをして果たして意味があるのか解りませんし、移動しようにも移動するアテが思いつきません。


(6月に大鯵が釣れたお店の正面のポイントも浮かびましたが、前回と同じポイントにいくことだけは嫌でした)


さらに、iPhoneのバッテリーが切れていることに気付きました。焦っていたせいでサブバッテリーに繋ぐのを忘れてしまったんです


万策尽きた感じがしました。



【終盤の状況】


時計はAM11:00を回っていました。
貴重な海の上での時間。しかも2ヶ月以上振りの待ちに待ったチャンスです。無駄にはできません。釣れなくても幸せを感じることはできますが、それはベストを尽くした場合の話です。とにかく改めてタナ取りをして釣るべきと思いました。


でも、浅すぎる場所であること、ここまでの疲れ、そしてストップウォッチが海水をかぶって故障してしまったことが、手と頭を止めてしまいます。


思考停止に近い状態の中で、浮かんできたのはたけちゃんさんの言葉。


「真鯛は天敵もなく、水深の真ん中を悠々と泳いでいる」


中層•••。底からのタナ取りを諦めるなら、中層!


「とにかく中層、水深の半分で釣ろう


この状況でのこの結論は格好の良いものではありません。裏を返せばタナ取りを怠けるための甘えた結論でもあります。でも、消耗の度合いが激しく、この時点ではこれが自分なりにベストのつもりでした。


少しでも確率を上げるために2本竿を出すことにします。魚探を見ていると、水深はボートが振れるたびに数m変化します。底はかなり変化に富んだ岩礁のようです。


1本目の竿は4号・6m1本鈎・クッションなし、2本目は8号・4.5m・2本鈎・クッション1mです。それぞれ海面から15~12mのあたりにビシを置き、3~5分程度を目安に順番に打ち返します。


竿を出してから30分。アタリはありません。ただ、一定時間毎に仕掛けを上げ、配合餌入りの撒き餌を詰めて打ち返すことだけは続けました。この繰り返しの間にも、少しずつアンカーはズレているようで、GPSで見るたびに位置は微妙に動き、水深も少しずつ変わっていきました。


魚探の水深が24~22mを示すようになり、機械的な判断でビシを水深12mにセットしました。一息ついて海を眺めていた時、突如として状況は一変しました。


突然、竿先が「ギュンギュン」と暴れ出しました。1本目の竿です。



すぐに竿をとってゆっくり大きくアワセます!


強い突っ込み。一瞬青物かと思いましたが、すぐに解りました。これは真鯛の引きです
突っ込みのたびに、3kg程度に調整してあるドラグがギュルギュルと引き出されます。良型の可能性が高いです。この竿はハリス4号6m・クッションなしですが、ドラグのおかげで安心してやりとりすることができました。


水面下でも暴れましたが、じっくり弱らせてからネットイン。無事フィニッシュです40cm強の良型です


1347155891870.jpg
まだい、マダイ!真鯛!!

この1枚、奇跡的と思いました。今日の釣況を一変させる1枚。そして予想外のタイミングで今年の目標を完全達成する1枚です。サイズも先日のワラサ乗合船での1枚(36cm)を上回ってます。絶望の果て(おおげさ?)に頂いた海の神様からのプレゼントと感じました。


写真撮影より前に、即座に鈎を外して仕掛けを再投入します。もちろんタナは同じ12m。


そして次に、急いで2本目の竿の仕掛けを交換します。今度は6号・8m・1本鈎にしてみました。ハリス号数と長さ以外の構成は6m仕掛けとほぼ同じですが、ビーズが変えてあり、クッション1mを付けてあります。この竿のタナは1本目より1m深くします(クッションの分、実際には2m程の違いになる想定)。


そこまで進めてから、あらためてボート上に横たわった真鯛を眺め、写真撮影です(上の写真がこの時のものです)。


アタリは続きませんでしたが、この1枚の存在は考えれば考えるほど驚きであり、嬉しいものでした。一瞬、早上がりを考えたほどです。


でも、この後も鯛がアタる予感がありました。真鯛は必ずまた回ってくると思われます。



その直後、2人乗りの船外機ボートが近づいて来ました。朝方ボート乗り場でご挨拶させて頂いた方々です。


「調子はどうですか?」声をかけていただきました。

「アタリは1度だけですが、真鯛が釣れました~」

「おめでとうございます


こんなやりとりをさせて頂きました。この時、僕はどんな顔をしていたんでしょう?自分では思い出せません。時計を見るとちょうど12時でした。


1347156175297.jpg
この時のボートの位置の参考です。

その後も、竿は常に一定のペースで打ち返します。


次のアタリは12分後に来ました。35cm程の食べ頃サイズです。


1347155979822.jpg
手尺で37cm。食べ頃サイズ?

そして、その30分後にまた同じサイズ。


1347156181457.jpg
同じ仕掛けにしか掛かって来ません。

両方とも1本目の竿に来ました。水深の半分ほどのタナです。どうやら今日はこの場所のこのタナが真鯛の回遊コース?になっているようです。



その20分後(PM1:00頃)、眺めていた竿先が目の前で深くお辞儀をして海中に突っ込みました。今までで1番の大アタリです



急いで竿を手にとると、重さがありません。どうやら鈎が外れてしまったようです・・・。仕掛けを上げてチェックすると、なんと鈎がありません切れたハリスをよく観察するとブタの尻尾になってます


強度的にはチモトが切れるはずはありません。どうやらこれまでに釣れた真鯛の歯でチモトが傷ついていたようです。ハリスは必ずチェックしていましたが、チモトまでは見ていませんでした。反省です・・・


もう沖上がりが近い時間です。せっかくの大アタリを無駄にしたことを悔やみました。


でもすぐに気持ちを切り替え、ハリスを1cmカットして鈎を結び直しました(船上で鈎結びをする時も、強度に自信をもって結べます。過去の実験の成果を感じられる瞬間です)。



そしてその15分後、結んだばかりの鈎に何かが食いつきました。
またしても竿先が海中に突っ込み、すごい勢いでドラグが鳴ります。これは最初の1枚よりも数段強い引き込みです!良型のイナワラ?引き込みに慎重に耐えているうちに解りました。これは間違いなく鯛、それも大鯛の可能性が高いです


この竿は真鯛釣りのために購入したムーチングロッド。クッションなしの4号ハリスですが、ドラグの働きと、根本から曲がっている竿身が強力な引き込みを完璧にいなしてくれました


水面下に揺らめく白い魚体が見えた時、僕はその大きさに息を呑みました。


1347178694537.jpg
借り物のネットからはみ出してます•••。

信じられない大鯛です。今までのサイズと同じタナでこんな大物が掛かるなんて考えてもいませんでした。すべてが予想外。いつもは良くない運が、今日に限っては良い方に転んでくれた・・・。そんな、「運」だけの釣りです。



この時点でPM1:20。沖上がりをPM1:30に考えていましたし、今の1枚が35Lクーラーをほぼいっぱいに埋めてしまったので、これで終了です。


大鯛が掛かる前から放置状態だった2本目の竿を上げにかかってみるとなにか重い引き揚げてみると、驚いたことに真鯛が付いてました。おそらく大鯛と格闘している時に掛かっていたんだと思います。今日5枚目の真鯛です


1347179000955.jpg
まったく気付きませんでした(>_<)。




いったいなぜ釣れたのか?あんな浅い水深で、それも真鯛だけ。しかも大鯛まで!いくら考えても、何もわかりません。僕の力ではありません。


「運」?・・・それとも、これのおかげ?


1347179004573.jpg
父の日に9歳の娘から貰った真鯛のお守り。

それとも、今回は父と叔父が釣らせてくれたのでしょうか・・・?





【下船後】


下船して釣果を報告すると、社長さんもsatoshiさんも喜んでくれました。本当に暖かい方々です。大鯛の計量をしてくださり、68cm・4.2kgと判明しました。


1347177255368.jpg
自分が釣った魚には見えません。

計量後、僕の次に戻ってこられた手漕ぎボートの御仁はさらに大きな真鯛を釣っておられました(71cm・4.8kg)。クーラーボックスを拝見すると50cm強のイナダも入っていました。青物も回っていたんですね!(僕はまったく気配を感じませんでした


自分の釣果のうち2枚は、なかねボートさんに差し上げ、真鯛3枚を持ち帰りました



釣果:マダイ5(最大68cm・4.2kg)、カサゴ3(リリース)


1347179005592.jpg




本文を読んですでにお気づきの方もいるかもしれませんが、今回は釣り自体の内容以外でも、失敗だらけ?の釣行でした。


【本日の失敗リスト!】


・持ち込んだ新品のランディングネット、やはりちょっと小さかったです。心配した大吟醸さんがご自身のネットを貸してくださりました(大さん、有難うございました)。

・今日こそは!と気合を入れて「バナナ」を準備したのに、車の中に置き忘れてしまいました

・タナ取り作業にリズムを与えてくれる便利なストップウォッチ。途中で海水をかぶって壊れてしまいました

・魚の気配がなく、打つ手が外れ、焦っているうちにiPhoneがバッテリーが切れに。GPSログが取れませんでした





いろいろと課題を残した今回の釣りですが、間違いなくこれまでの手漕ぎボート釣り人生最大の好釣果です。家族も喜んでくれました


しかし疲れました。考えてみれば今年はここまで夏の釣りをしていません。体が夏の海に慣れていなかった感じもします。暑い中、好き好んで海の上に出る人種は、本当にモノ好きなのかもしれませんね


仕掛け等の細かい内容は、後日補足記事にてご報告させていただきます。


ブログ1周年の記念にちょっと釣り運を借金した気分?今後の釣り運が心配です





2012年9月 7日 (金)

【釣果速報】観音崎にて待望の釣果をゲットです!!

前半は魚の気配なし。でも後半にまさかの展開が・・・!!


釣果:マダイ5(最大68cm・4.2kg。ここまでキープ)、カサゴ3(リリース)。


1347006567850.jpg
こうやって見ると、なんだか現実離れしてて自分が釣った気が•••。

・朝方、走水寄りの根回りの潮表に入り、しっかりタナ取りするも、獲物の気配なし

・その後、事前に目をつけていたエリアを漕ぎ回ってポイント探し。でも良い場所は見つかりませんでした

・諦めて元の高根まわりにアンカーを落とすも、走錨しまくりで根の頂上近くまで入り込んでしまいました。

・半ば諦めが入り、走錨するまま2本竿で中層に仕掛けを入れて置き竿にしたら、まさかのマダイがヒット

・その後も中層でアタリは続き、終わってみれば5枚の釣果となりました

・最後の1枚が最大で、68cm・4.2kgの大鯛。まさかまさかの獲物です。

・僕の見て回った範囲では、イワシの回遊はほとんどなく、青物の気配はありませんでした(高根回りの岸よりではイナダが揚がっていたようです。また、同じ方が上のより大きい鯛を揚げてらっしゃいました)。


喜びと疲れが入り混じる複雑な気持ち。でも忘れがたい釣行になったと思います


詳細はまた釣行記にてポストさせて頂きます


今週末(+月曜日)に海に出られるみなさんにも海の神様のお恵みがありますように





2012年9月 5日 (水)

【釣行準備】今週金曜日(7日)に釣行予定です!

そろそろガマンの限界?


実は、先週末の日曜日(9/2)、予定が急に空き、家族からも釣行許可がおりていたんですが、悪天候のため出られませんでした。また、来週の3連休(9/15~17)は予定が入っていて釣行できそうもありません


そうすると、否が応にも「今週こそはとなりますよね?


潮汐は小潮に向かっていることもあり、今回の釣行先は「観音崎」を考えてます。まだまだポイントも把握できていない場所ですが、過去2回の釣行と、大先輩方のブログからの情報を元に、初めて自分でポイント探しをしてみようと思います



当初、土曜か日曜の釣行を考えていました。
ところが、今週末の天候、ちょっと心配ですね


1346852554117.jpg
土曜日(8日)。雨っぽいですねぇ〜(>_<)。変わってくれると良いのですが•••。

秋雨前線が日本に沿って大きくかかってくるので雲が広がることは間違いなく、雨の可能性もありそうです。現時点の予報を見る限り、気圧の谷は弱めなので風はそれほど吹かない感じはするのですが・・・。


海の上に出られるなら、例え何も釣れずに焦ったり落ち込んだりしても、それは幸せな時間。覚悟はできてます。とにかく、今週は釣りに行くんです


そんな気持ちで予報天気図を見ていると、木~金曜の方が気圧の谷が弱く、雨の心配が少なそうです。


1346852562242.jpg
あくまで予報。雨が早まる可能性も(釣行日を決めた途端、悪い方に転ぶことも多いです(^^;;)。

思い切って、取り残している夏休みを使って休暇を取ることにします



7日の金曜日、久々に出かけてきます
前回の手漕ぎボート釣りから9週間。もう、限界なのです





久しぶりに(2年ぶりくらい?)にFGノットを結びました。


1346852566322.jpg
PE1.5号に、手元にあった40LBラインを結束。アンバランス過ぎますね(^^;;。

当面、青物がイワシをメインに追っている間の釣行ではジグも持ち込む予定です


余談ですが、僕はFGノットの結束が苦手で、何度練習しても自宅内の環境ですら失敗が多く、釣行中にすっぽ抜けたり、という経験があります。以前好きだったメバリングやエギング、そしてちょっとだけチャレンジしたことがあるショアジギングでは必須に近かったので、かなり苦労しました


当時、そんな苦労から僕を解放してくれたのは、この結束補助器です。


1346852574925.jpg
以前は通販オンリーでしたが、今はどこの釣り具屋さんでも置いてます(^-^)。

もしルアーで青物を揚げることができたら、改めてご紹介させて頂きますね(青物の力ですっぽ抜けたりしませんように・・・)。





<今回の釣行テーマ>


1.観音崎の海底地形の情報をできるだけ掴む
これまでの2回は、お店の正面に近いエリアでした。潮下にカケアガリ(砂地に小さな根が点在する感じ)の壁が迫り、潮が壁に沿って流れるため、表層の潮とタナの潮の流れが60~80度くらい違う状況です。アンカーが走錨し、カケアガリに引っ掛かって止まることの多い観音崎では、よるあるシチュエーション?


壁沿いに仕掛けを流せば海中の潮目を攻められる可能性が高いので面白いポイントと思います。でも今回はできれば違う状況のポイントを経験してみたいかな?
行ってみたいエリアはありますが、問題はアンカーが止まるかどうか。AM9:00頃の潮変わりに合わせて、ポイント移動もしたいと思っています。


2.狙いはアジと「赤い魚」
今年の春以降、配合餌を併用してコマセの量をセーブする取り組みをしています。今回もその作戦でアジ狙いをします。ただし、コマセの出し方を変え、タナ取りを重視する予定です。2分半で打ち返し、30分以内、できれば20分程度でその時点のタナを見つけることが目標です。底から狙い始めますが、ビシは極力着底させないつもりです。うまくタナが取れなければ、釣り方を変えるかもしれませんが


3.青物狙いでジグを持ち込みます
基本はアジ狙いですが、青物狙いのジグタックルも持っていきます。青物がまだイワシをメインに捕食しているのであれば、泳がせアジよりジグが有利という判断です。ただ、ジギングもピシ竿も本気では忙しい釣りなので、タイミングを見切り、どちらかに集中しつつ狙いたいと思っています。



久しぶりのドキドキ感。堪能中です
やっぱり手漕ぎボート釣りは特別。大好きなんですね~。


今週、海に出られる皆さんに良い釣り運が宿りますように





2012年7月 7日 (土)

【釣行記補足】先週の釣りで使った自作仕掛けのレビューです。

先週の観音崎と大津の手漕ぎボート釣りの補足です。


頭の中にはいろいろ書きたいことがあるのですが、あまり時間が取れないこともあり、今回は自作仕掛けのレビューだけにさせて頂きます。





【6月27日観音崎釣行で使った仕掛けについて】


◎フロロ3号・6m・2本鈎仕掛け


エダス元位置:上から2m(先鈎からは4m)
エダス:フロロ3号50cm
枝鈎:がまかつ「玄人アジ」10号・内掛け結び
枝鈎ビーズ:スナイプビーズ・ケイムラ D型3mm
先鈎:がまかつ「真鯛王」9号・内掛け結び
先鈎ビーズ:SASAME「真鯛フロート」SS


構成は以前たけちゃんさんがブログで紹介されていた真鯛・アジ兼用仕掛けそのままです。先針でマダイを狙いつつ、枝針でアジを確保することを意図してます。


最大の特徴はエダス元にヨリモドシが使われていることです。以前、50cm~1mという長いエダスを出したい時にどうやってヨレや絡みを防ぐか悩んでいたのですが、たけちゃんさんのこの出し方をお聞きしてまさに目からウロコでした


1341673682192.jpg
下側になるビーズは電車結びの2つの結びコブな間に挟まる形で留まってます。

このエダス元を留めるビーズには「N.T.オーロラビーズ」を使ってます。以前の実験でフロロラインと同等の比重を示した製品です。エダス元が重くなり過ぎないように選択しました。


その他、鈎とビーズの組み合わせは自分なりの工夫です。たけちゃんさんの仕掛けより少し比重が軽くなっていると思います。


実際に小潮の観音崎で使ってみた感想は以下のとおりです。


とにかく強い仕掛けでした大鯖6本と、40cmを筆頭とする良型マアジを4匹、それに23cmメバルを1匹。すべてこの仕掛け1本で釣り上げました。最大のマアジを釣った時にモトスにヨレが発生しましたが、強くしごいたら伸びてまた使えるようになりました。大鯖が掛かったらやむなく仕掛け交換するイメージを漠然と持っていましたが、変わりました

・仕掛けの強さの秘密はやはりエダスの出し方だと思います。モトスにはヨレが出ましたが、エダスには最後までひどいヨレは出ませんでした

・アジはすべて枝鈎に掛かりました。ビシを止めて30~40秒後にアタったことがとても参考になります。人にうまく説明はできませんが、あのくらいの潮でこの仕掛けならこんなタイミングで同調するんだな、ということは今後の基準のひとつになりそうです。

先鈎はほとんど機能しなかったように思います。メバルやトラギス、ホタルジャコ?まで色々な魚種が掛かりましたが、予定イメージより沈んでしまっていた可能性が高いです。
真鯛王は軸太で重いので、次回はチヌ鈎に変えて軽くするか、真鯛フロートのサイズを大きくしてみようと思います





【7月1日大津で使った仕掛けについて】


◎フロロ3号・2.4m・4本鈎・サビキビシ仕掛け


エダス元位置:上から1m、30cm、30cm(3本目と先鈎の間は80cm)
エダス:フロロ3号12cm
枝鈎:がまかつ「玄人アジ」10号・内掛け結び
枝鈎ビーズ等:スナイプビーズ・ケイムラ D型3mm。さらに上から1、3本目にはサビキバケを装着。
先針:がまかつ「チヌ鈎(黒)」3号・内掛け結び
先鈎ビーズ:エサダマ(赤)※メーカー名不明。


普通のビシ仕掛けにサビキ鈎を2本追加したイメージの仕掛けです。置き竿で気づかないうちにエサが取られても、サビキの方にアジが掛かるかも?


1341673683164.jpg
この写真は古いバージョン。今回はチモトの余分ハリスをカットし、先鈎を黒い鈎に変えてました。

以前釣りキチ先生のブログに出てきた仕掛けイメージを拝借致しました。


実際に大津で使ってみた感想は以下のとおり。


・ヤマダ電機沖でアジが釣れ始めた際、最初の2匹を釣り上げました。しかし残念ながらその後根掛かりで切れてしまいましたので、ポテンシャルはまだ未知数です

・五ッ根や鉄板でもこの仕掛けを出してました。そこで出てきた欠点がひとつ。エダス元同士の距離が近すぎて、枝鈎同士が引っ掛かり合ってしまうんです。

・次回に向けてはエダスの長さとエダス元の距離を調整して、絡みの少ない仕掛けにしてみたいと思います



◎フロロ3号・2.4m・3本鈎・ウィリー仕掛け


エダス元位置:上から1m、70cm(2本目と先鈎の間は70cm)
エダス:フロロ2.5号20cm
枝鈎:がまかつ「玄人アジ」8号・内掛け結び
枝鈎ビーズ等:ビーズなし。2本の枝鈎は特製ウィリーです。
先針:がまかつ「グレ(メジナ)」9号・内掛け結び
先鈎ビーズ:等:スナイプビーズ・ケイムラ D型3mm。


以前このブログ上でもご紹介したたけちゃんさん流ウィリーを使った仕掛け。1番上の針はグリーン、次はピンク、先鈎はオキアミ用のカラ針です。


1341673684018.jpg
外側が玄人アジ10号。内側が8号です。ウィリー糸は短く、夜光パイプが長めなのがたけちゃんさん流のアジ用です。

実際に大津で使ってみた感想は以下のとおりです。


・ヤマダ電機沖および海底遺跡ポイントでマアジ34匹を釣り上げました。

・魚を寄せられれば、手返しの良いウィリー釣りは釣果を伸ばす効果が高いと思います(置き竿にできないので忙しい釣りになりますが)。

・ヤマダ電機沖での時合の始めの方で1度だけアジのトリプルがあったのですが、その後はすべて1番上の針のシングルヒットでした(アタリが来てから10~15秒待っても2匹目は掛からず)。

・かなり潮は緩い状況でした。少なくともあの状況では1番上の針しかコマセに同調していなかったと思われます(先鈎のグレ鈎が重すぎて沈み過ぎていた?)。

・次回以降に向けて先鈎を軽いものに変え、さらに潮に合わせて仕掛けの全長とエダス元の位置を調整したバリエーションを増やしておこうと思います





この記事はまさに自分用の備忘録みたいですね
ひとりよがりな記事かもしれません。お気に障ったら申し訳ありません。


仕掛け作りはまだまだ初心者ですが、今回の釣果のおかげで、自作は市販仕掛けより釣れる、ということが信じられるようになってきました(単純?)。


ただ、もし本当だとしてもそれは仕掛け自体の力というより、自分自身が仕掛けの意図をよく理解した上で使うことができるから、と感じます。


これからいろいろ失敗も出てきそう。でもきっといつか自分の仕掛けでしか創れない魚達との出会いもありそうです


仕掛け作り、楽しいですよ





2012年6月30日 (土)

【釣行記】平成24年6月27日(水)観音崎・なかね貸ボート店さん

2か月振りの手漕ぎボート釣行です。


予定では日曜日(7/1)に友人と大津行きを計画してます。それとは別に、以前から「平日に休めたら観音崎」と機会を伺ってました。でも仕事の忙しさは当分続きそうなので半ば諦めていました


厳しいスケジュールの中、27日の予定をよく確認すると、調整のつかないものは入ってません。しかも予報天気図を確認するとボート日和ではないですか自動的に界王拳(?)発動です無理やりに調整をつけ、前日(26日)のタ方に急濠休暇申請を出しました


準備も目標もそっちのけ。釣れなくたっていい。ただ手漕ぎボートに乗りたかったんです。そして釣り糸を垂れたかった。他にはありませんでした





まずはダイジェストから。




Kannonzaki2406271

航跡を鳥瞰視点っぽくしてみました。



平面距離  2.7km  総移動時間 07:04:19

平均速度 0.4km/h  最高速度 7.7km/h



※DIY GPSのKMLエクスポート情報。



・観音崎は小潮でも早潮でした。潮汐上の満潮時間(AM10:00)には下げ潮が効き始め、1時間後には大津の大潮を上回る勢い。80号ビシでは難しく、20号オモリを追加。それでもタナ取りをする前にビシがなじむ時間を取る必要がありました。




・お店正面カケアガリの水深50mほどの場所で1日釣り続けました。魚探で見るかぎり砂地に背の高い藻が生えていそうな場所です。




・ただし、約7mの仕掛け長+水深約50m×潮でビシが流される角度で魚探映像の印象とは異なるポイントを釣っていたかもしれません。魚種から見る限り、海底に変化は有った(砂地、藻場、岩場入り混じり?)と思います。




・既知のアジポイントからは、だいぶ外れた位置だったようです。




・潮が効き始め、ようやくタナを取れるようになると、1時間ほどの時合が訪れました。毎投アジらしいアタリが出る状況でしたが、潮流やサバの影響で手返しが悪く、数は伸ばせませんでした。




・朝から落とし込み釣り用のイワシを探しましたが、回遊は無し。沖上がりを意識し始めたPM1:00頃、ようやく群れが映り、周囲にいくつか小さいナブラが立ちました(遅いって)。
・釣果は少なくても型が良く、16Lクーラーはかなりいっぱいに。




・ハイライトはなんといっても40cmのマアジですものすごい重量感にビックリ





それでは本編です。








平成24年6月27日(水)、観音崎・なかね貸ボート店さんから出船しました。



天気予報は曇りのち晴れ。潮汐は小潮、AM10:02満潮。前日の帰宅が遅く、準備せずすぐに就寝。そして朝、適当なタックルを抱えて家を飛び出しました(車が車検に出ていた(忘れてた)代車が有ってよかった)。



1340978985221.jpg

今日は右折です。





【出船前】




なかねボートさんは出船がAM7:30なので、いつもの大津より1時間遅くスタートです(ラク)。




7時前に到着。他のお客さんは見えておらず、30分ほど社長さんから色々なお話を伺うことができました。4月に来た時は観音崎の駐車場開場が8時でしたが、今回は7:20開場でした。狙いがアジであることを伝え、今回も社長さんの携帯電話によるガイドに甘えることにしました






【実釣について】


AM7:40頃に岸払い。手漕ぎボートは僕だけ。向かった先はお店の正面です。沖に出てから携帯電話でアンカリングポイントの助言を頂きました(僕の手際が悪く、ズレてしまいました。「もう40~50m沖が良い」と後で伺いました)。




アンカーはすぐに安定しました。引き揚げるときの手ごたえでは、岩に引っ掛かっていたようです。




1340978992458.jpg

アンカー投入地点のヤマダテ1。iPhoneで無理やり撮影。


1340978994065.jpg

アンカー投入地点のヤマダテ2。やっぱり見にくいですね(>_<)。



AM8:00頃に実釣開始。海はかなり濁って、茶色をしています。潮は止まっており、不慣れなロングハリスでは手前マツリ必至です。まずはサビキ仕掛けを投入しました(錘40号)。潮が止まっていれば流石にこんな錘でも大丈夫なようです




続いて反対舷に80号のビシ仕掛けを投入します。自作のフロロ3号6m仕掛け。上針をビシに寄せてあります。




※大津用の仕掛けは20セットの定数を作り置きしてあるのですが、観音崎用はまだ1つしか出来ていませんでした。それがこの6m仕掛けです。本来ならもっと戦略を用意して楽しみたいところでしたが、今回は海に出れただけで幸せ!です



1340988915806.jpg

エダス元は「たけちゃんさん方式」。ビーズはフロロに近い比重のアレです。


ビシは海面からわずか50cm程で見えなくなりました。ビシ仕掛け投入後、5分と経たずサビキに今日の初アタリ揚がってきたのはこの魚です(名前が解りません)。歯が鋭いのでムツの子?でもムツにしては赤みが強いような・・・。サビキの1番上の針に掛かっていました。少しタナを変えた次の1投でも同じ魚がヒット(両方ともリリース)。



1340978996155.jpg

赤っぽいからって、アカムツじゃないよね(^^;;



潮が緩いうちに魚を寄せようと、ビシ仕掛けを打ち返して撒き餌を効かせます。数回打ち返していると突然中層で穂先が戻り、ラインがフケました。久々のアタリの出方。間違いなくサバです前後に走るかと思いきや下方向にグッグッと引き込むので一瞬違う魚かと思ってしまいました。寄せてくるとやはりサバ。それも大鯖です



観音崎に5月10日、大津には5月13日に回り始めた今年の春の大鯖。2ヶ月近く前なので、今年は釣り逃したと諦めていました。素直に嬉しい獲物です! 取り込んで測ってみるとジャスト40cm。文句なしの大鯖でした


1340979263218.jpg

間に合った!季節ものは嬉しいですね!(^-^)



生食用の処理を一通り終え、サビキ竿を上げてみると、ミニメバルが3連で付いていました。底から3m相当の位置より下の針に掛かってます。ボートの下は単なる砂地ではないようですね。でもメバルの色が少し薄いので藻場に着く個体かもしれません。ムツの子といい、底近くには小物が多いようです。潮が効き始め、ビシ仕掛けのタナ取りをする時には底から3mあたりから探ってみることにします。



周囲を見ると、まだAM9:00(満潮前)なのに下げ潮が流れ始めている感じがします。流れが出てビシ仕掛けが安定する(オマツリの可能性が減る)かな? と考えながらビシ仕掛けを引き揚げると、なんとサビキ仕掛けと絡んでいました。ボートは表層の流れに垂直な姿勢、両舷に竿を出してます。これで絡むということは底の方では潮流の向きが違うようです。どれくらい違うか解りませんが、投下位置と錘の重さの違いから考えれば70~80度くらいは違うと思われます。カケアガリのくぼみの潮表側の壁付近にいる感じでしょうか。



機は熟したと思い、サビキ仕掛けを撤収。もう1本ビシ仕掛けを投入しました。市販のフロロ4号8m2本針仕掛け。もう1本のビシ仕掛けと少しでも絡みにくいように120号ビシを付けます。




しかし、2本のビシ仕掛けは1投目で絡んでしまいました。やはりまだロングハリスの経験が浅く、使いこなせません(120号の方が太いラインだったため、ラインの抵抗がビシの重さの差を殺してしまったのかもしれません)。




迷いが無くなりました。手持ちの1本竿で勝負です




まだ潮の流れは緩やかです(大津で考えたら早い方)。海底を想像して丁寧に探り始めます。狙いダナの3m下からビシを振り始め、狙いダナで2分待ちます。アタリが無ければ誘いをかけ、30秒毎に4回誘い終えたら引き揚げて餌の状態と撒き餌の残り具合をチェックします。付け餌より撒き餌の出具合の調整の方が難しく、タナを見つけるより時間がかかってしまいました(ビシはサニービシFLです)。




打ち返しの途中、中層でガツンと仕掛けが止まりました。また大鯖です。



1340979268920.jpg

この大鯖、さっきのより明らかに太いです。期待のメタボ!?


1本目のサバと同じジャスト40cm。少し体高があります。これも即座に生食用の処理をしました。この2匹目はおなかの脂肪が厚く、当たりサバと思われます。ちなみに2匹とも胃袋にはイワシの姿はありませんでした。





その後、アタリは無くなり、エサもほとんど取られないようになりました。魚探映像にも変化はなく、魚影らしきものは全く映りません。




徐々に潮が速くなってきています。80号ビシが斜めに入り、着底後に6m底を切り、しぱらくビシをなじませてから再度底取りをすると底立ちに3m誤差があります。20号の錘を追加しました。次投で同じようにすると誤差は2m。合計100号の錘でもビシがなじむまで時間がかかる状態です(これは最後まで手返しに影響しました)。



1時間が経過し、移動を考え始めました。予めマークしていたポイントはもっと北西に1か所、そして南東方面にも1か所あります。いずれも急なカケアガリのポイント。ただしアンカリングが簡単に成功するとは思えません。この場所は少し緩めですがカケアガリの中腹であり、これまでの感じではカケアガリの壁沿いに仕掛けを流せている可能性も高いので、チャンスはあるかもしれません。あと10分頑張ってみようか・・・。




そんなことを考えている時、久々のアタリが来ました(AM10:30) 仕掛けを投下し、ライン50mでいったん仕掛けを止めます。その後30秒ビシをなじませてから4m巻き、そこからビシを1m毎に3回振り、仕掛けを止めて約30秒でアタリました。とても小さなアタリでした。




揚がってきたのは本命のマアジ。それも31cmの良型です上針に掛かっていました。仕掛けの狙いに合致してます。




1340979274809.jpg

初の本命!嬉しいです!!\(^o^)/


1340979280381.jpg

アジが出た場所のヤマダテ1。


1340979508069.jpg

ヤマダテ2。アンカー投下位置からずれてるのが解りますね。



すかさず、同じ方法で仕掛けを入れます。するとまた仕掛けを止めてから30秒でアタリましたしかし残念ながら乗りませんでした・・・。餌の状態をチェックするため、急いで仕掛けを上げると中層で「ガガッ」と引っ掛かりました。大鯖です。アジの時合らしいのでちょっと辟易ですが、今回は大鯖も嬉しい獲物です。急いで取り込み、エラを切ってバケツに投入。そしてすぐに仕掛けを再投入します。




同じ方法で仕掛けを入れますが、今度はアタリが出ませんでした。30秒毎の誘いを入れると、2回目の後に「ガッ」というアタリが。リールを巻くと、確かに何か掛かってますが、小物のようです。揚げてみると先針に18cmのカサゴちゃん。どうやら先針は壁近くを流れているようです。



1340979512919.jpg

観音崎のカサゴは大津より色が明るくて、オレンジっぽい。



※カサゴちゃんをリリースする際、ブライアンさんのブログで拝見した「水面叩きつけ法」を実践してみました。思いっきり手前の水面にカサゴを叩きつけます。すると衝撃と同時にカサゴが泳ぎ始めて潜っていったではありませんか成功です




(先に釣れた3匹のミニメバルでも実践しました。1匹成功、2匹失敗でした。叩きつける際の思い切りが少し足りなかった気がします)




次投、仕掛けのタナを1m上げてみます。するとまた仕掛けを止めて30秒でアタリました揚がってきたのは30cmのマアジ。上針です。この時点で移動する考えは消し飛びました




1340979516937.jpg

タナを掴みました。こういうとき大切なのは手返しですよね。




その2投後、同じ方法で仕掛けを入れると、約40秒のところで、「グイーッ」と竿先が持っていかれました。今までのアタリとは全く違います。ガツン!とかガガッ!ではなく、いきなりビシの重さが倍になったような感じのアタリです。




ゆっくり大きく竿全体で合わせを入れて巻き始めますが、重いとにかく重いです。グングンと首を振って暴れるわけではなく、ひたすら重く、時折グッと強く引き込む感じ。引き込まれる時はドラグからラインがズルズル引き出されます。大鯖の場合はラインが巻けなくなることはあっても出ることはほとんどないドラグ設定です。これは大物に間違いありません。



ファイトしていると少しずつ上がってきますが、とにかく重量感が半端ではありません。この引き、何かを思い出します・・・。ひたすら重く、なかなか弱らないこの引き。前回の観音崎で味わったあの引き。そう、あの120cmのドチザメの引きに似ています




これはまたサメか・・・。テンション低下です。あの時のドチザメに比べると流石に弱いので、サイズ的には70~80cmくらいでしょうか。ホシザメだったらあきお☆あきおさんやK-aoruさんのように持ち帰って食べてみようかな・・・。そんなことを考えながらファイトを続けました。ついにビシが見えました。ハリスをつかみ、手繰ってくると、エダスとモトス両方のハリスが張ってます。なーんだ、何かの一荷で重かっただけか〜、と思ったところで上針に掛かっている魚体が目に入りました。



大鯖いや、アジです今日釣れてきた大鯖と変わらないサイズ体高のある巨大なアジが目の前の水面下に現れました。ボート直下で数回引き込みましたが、無難に対応することが出来ました。ロングハリスの取り込みはだいぶ慣れた?(主に巨大サメのお蔭)無事にタモ取り完了やりました。初めてのオオアジです\(^o^)/タモの中の魚体に驚きつつ、先針の方の魚を寄せてくると、またムツの子でした。地味ですが、この魚もあの重量感には一役買っていたかもしれません。


1340979523716.jpg

♪───O(≧∇≦)O────♪



1340979529822.jpg

40cm!大台です(大鯛と掛けてるわけじゃありません)。



すかさず仕掛けを再投入します。そしてビシをなじませる時間に置き竿にしてオオアジのサイズを測ったり写真を撮ったりしました。笑顔になったり気を引き締めたりして情緒不安定だったかもです(1人乗りなので誰にも気づかれません)。




いままでのマアジの自己記録は31cm。大アジに憧れて走水の大アジ乗合に乗ったこともあります(中アジのみでした)。それだけに手漕ぎボートで釣れたこのオオアジは嬉しい獲物です。



正気に戻り(?)、竿を手に取って誘い始めると、またアタリが出ました!でも今度は小物のようです。揚げてくると20cmほどのドンコでした。これも先針。どうも先針は根の付近を流れているようです。




1340979786739.jpg

ドンコ。名前と姿。へん過ぎ。


ここで時計は12時を過ぎました。ここでひとつ海の変化に気づきました。魚探にイワシの群れらしき反応が映ってます。午前中は全く見かけませんでしたが、下げ潮の速さがピークに達するかというタイミングでの回遊です。




落とし込み仕掛けの投入を悩みましたが、今はビシ仕掛けでアタリが出ています。手持ちで細かく誘う練習もうまくいっているので、浮気したくありません。今日はずっと手持ちのビシ竿1本で行くことにしました。



その2投後、再びアタリが出ました。無事に引き揚げると、28cmのマアジです(自宅で計測したら速報の27cmより大きかった)今日1番小さいマアジ。ちょっと驚きのサイズアベレージです。観音崎恐るべし、ですね




1340979793152.jpg

大津でいえばヤマダ電気前サイズ?(^-^)


その後、潮が速くなったせいか、アタリは遠のいてしまいました。撒き餌もかなり減っています。あと1時間くらいで沖上がりでしょうか。置き竿にしてちょっと休憩。お昼ご飯にします。でもこんな時に大物のアタリが出るかもしれないので竿からは目を離しません




緊張感は報われず、昼食中のアタリはありませんでした。



1340979802904.jpg

またバナナ忘れました・・・。


PM0:50分頃、残り30分といったところ。気合を入れ直して再び竿を手に取りました。その1投目、いきなりアタリが出ました。揚げてみると先針にメバルちゃんです憧れの大メバルにはほど遠いですが、キープサイズの嬉しい獲物(我が家はメバルの刺身が大好きなんです




1340979806418.jpg

良型メバルは本命です!(^-^)


その2投後、再びアタリが。今度はトラギスです。やはり先針。先針は今日1日を通じてカケアガリの壁付近(岩や砂地や藻場が入り混じってると思われます)を流れていたようです。こういう状況では先針に浮力のあるビーズを追加してみても良いかもしれません。






1340979814976.jpg

よく見るとクラカケと違うかな?



トラギスをリリースした後、数回仕掛けを打ち返してみましたがアタリがありません。タナも少しずつ変えていますが沈黙のまま。しばらくあれこれ続けていると、突然周囲の海面にいくつかの小さなナブラが立ちました。回遊してきたイワシを大鯖が追い回しているのでしょう。海の雰囲気が変わったかな、と思い、時計を見るとPM1:30。明日も仕事ですし、タ食で家族に刺身を出すにはそろそろタイムアップです。よし、次を最後の1投にしようと決めました。





思いを込めてビシカゴに撒き餌を詰め、仕掛けを投入します。仕掛けが落ちていくと、途中で「ガガッ」とアタリがまたサバです。ナブラを立てていた連中でしょうか。しかも今回は引きが強い!グイグイグングンと引っ張ります!ひと回り大きな大鯖かもしれません。でもトータルの引きの強さではマアジ40cmには及ばない感じですね。中層でヒットしたせいもありますが、寄せてくるのは比較的簡単でした。




でも仕掛けを掴んでみてビックリ。エダスとモトスが両方張ってます。また一荷。それも大鯖の一荷意外に苦労して取り込んでみると、2匹とも40cmの大鯖でした




1340979819387.jpg

よくもまあここまでサイズが揃うものです。


今日の持ち帰り釣果はすべて1本の自作仕掛けで釣り上げたものです。あれだけの大鯖やオオアジを釣り上げても切れず、弱らず(多少はヨレましたが)素晴らしい働き者仕掛けでした。お疲れさま









下船後、社長さん、それにもう一方手漕ぎボートでキスを狙われていた方とひとしきり釣り談義を楽しみました。おまけにお土産まで頂いてしまい、恐縮してしまうほどの心温まる1日となりました。なかねボートさんにお世話になるのは、まだたったの2回目なのですが、常連の皆さんが長く通われる気持ちが少し解るような気がします。




様々な魚や人との出会いをくれる。手漕ぎボート釣りは最高の趣味だと思います







2012年6月27日 (水)

【釣果速報】無計画釣行実行!観音崎・なかね貸ボート店さん

突然ですが、手漕ぎボート釣りに行ってきました


予告記事も無し、目標設定も準備作業も無し。


思いがけず取れた休暇に「無計画釣行」に飛び出していきました



最近色々と多忙で、すっかり釣りから遠ざかり気味です。


本体の釣行記事がいつポストできるかも解らない状態ですが、とりあえず釣果速報をポストしておきます。





釣果:マアジ4(40、31、30、27cm)、サバ6(すべて40cm)、メバル1(23cm・キープはここまで)、ミニメバル3、カサゴ1、ドンコ1、トラギス1、ムツの子供?3


1340798014733.jpg
数は伸ばせませんでしたが、型が良かったのは嬉しいです。

1340798016131.jpg
判を押したように全部40cm。

・小潮のタイミングをずっと狙っていた観音崎に向かいました(大津・石田丸さんは偶然臨時休業)。

・「社長さん」に伺ったお店正面カケアガリの水深50mほどの位置。一度も移動しませんでした(実際には外れていたらしいです)

・大津で釣り逃したと諦めていた春の大鯖、ギリギリ間に合いました

・持ち帰ったすべての釣果は、1本の自作仕掛けで釣りました。最後の1投は大鯖の一荷だったのですが、仕掛けは問題なく耐えてくれました。仕掛けの強度にちょっと自信?が付きました

・しかし今回最大の引きは大鯖の一荷ではなく、40cmのマアジでした。姿を見るまで70~80cmのサメかと思ってました

・なかねボートさんのご親切はいつも本当に感激です

手漕ぎボート釣りは無計画でも楽しいものですね。海が心を洗ってくれたような気がします

2023年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ