カテゴリー「コノシロ」の4件の投稿

2012年3月29日 (木)

【雑談】ふとした疑問。魚へん(偏)に四季を合わせると・・・。

コノシロを釣った時に感じたことなんですが。


今年2月、手漕ぎボートで初めてコノシロを釣った記事を書いている時、「コノシロ」という名前を漢字で書くとこうなることを知りました。

Winter

「コノシロって、日本の冬を代表する魚なんだ~と、プチ感動した覚えがあります


そこで感じた疑問。他の季節の魚は何なんでしょう?



まず、です。

Spring

これはよく目にするのですぐに思いつきました。「さわら」ですね(西京焼き、大好きです)。


美味しい魚ですが、春のイメージがありません。調べてみたところ、美味しいのは冬ですが、産卵のために沿岸に来るのが春なので、漁師達から「春を告げる魚」と捉えられていたことに由来するようです。



<余談>
新婚旅行で行ったハワイで、115cmのサワラを釣ったことがあります(僕の人生最大魚)。Wikipediaの記載によると、日本のサワラの最大記録は115cmだそうです。もし日本だったらタイ記録だった?



次、に行きましょう。

Autumn

これ、すぐには思いつきませんでした。「かじか」と読みます。


カジカという魚は子供の頃に100回くらい読んだ「釣りキチ三平」に出てくる「カジカの夜突き」のイメージや、手塚治虫の「火の鳥」に出てくる美しいおてんば娘の名前として知ってます。響きのよい素敵な名前で、大好きです


でも、秋のイメージはあまりありません。調べてみたところ、由来はあまり明らかではないようです。近年生息数が減少しており、自治体にレッドデータブック指定されている種類もあります。産卵期はおおむね1~3月とされているようです。


僕はヤマメやイワナの棲んでいるような清流にいる川魚のカジカしか知らなかったのですが、漁業的に見ると郷土料理等で珍重される海のカジカ(トゲカジカ※)の方が有名なようです。


※鍋にするとあまりにも美味しくてみんなが箸で鍋をつつき壊してしまうことから「鍋壊し」の別名あり。但し、大人気なので産地(主に北海道)でしか流通しないそうです。ちなみに川魚のカジカの郷土料理も最高級品です(石川県の「ゴリ」)。


でも、海のカジカも句は冬。秋との関連はいまひとつわかりません。カジカの名前の由来は「夜、川の中で鹿のような声で鳴く」ことから「河鹿」。それが転じてカジカとなったようです(鳴き声の正体は「カジカガエル」というカエルだそうですが)。


カエルの声としても夏のイメージですよね?う一ん•••。


日本の秋の代表魚、というわけでは・・・ないみたいですね



さて、最後はです。

Summer

これ、読めますか?


僕は読めませんでしたでもお寿司屋か何かの看板に書いてあるのを見たことがあるので、漢字として存在してることは知ってました。


この漢字「わかし」と読みます。
そうです。あのブリの幼魚のワカシです。モジャコ→ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリの「ワカシ」ですね。


九州近海で孵化したあと、ワカシサイズになった個体は、春から夏にかけて太平洋沿岸を北上します。そして初冬から春にかけては沖合いを南下します。この行動を繰り返しながら、1年で32cm、2年で50cm、3年で65cm、4年で75cm程度を目安に成長するそうです。


釣りをしていると、たしかにワカシは夏のイメージですね。生まれて1年を超えたワカシが夏にサビキ等に掛かり始め、秋にはイナダサイズになる、という感じでしょうか。


正直、日本の夏の代表魚としては意外性のある抜擢ですが、とりあえず納得です



コノシロのおかげで、季節ごとの魚達が日本の文化に深くかかわっていることが感じられました。いままでよりも魚との出会いをより大切に出来そうな・・・気がします





今週末の土曜日も、悪天候のようですね


実は、3月31日(土)に、春休み中の息子と一緒に大津へ行こうと計画していたのですが、またもや中止です


今年に入ってからの釣行計画はこれで9回目。その中で実際に釣りが出来たのは2回(手漕ぎボート1回、乗合船1回)。釣行実現率は約22%です。今年を終える頃には、なんとか50%超くらいにはなっていて欲しいところですね(ちょっとグチっぽくてすみません。コレも釣りの内ですよね)。


皆さんの天候運も海水温と一緒に上昇しますように





2012年2月15日 (水)

【釣行記補足4】今回釣れたコノシロの調理法及び食味について。

逆出世魚「コノシロ」様。いままで誤解して申し訳ありませんでした


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H24.2.10にお釣れ頂きました。

初めてコノシロを釣り上げたのは本牧海釣り施設。サビキで釣れるし、引きが強くて楽しかったのですが、当時の認識は「食べられない魚」。周囲の釣り人達もみんなリリースしているので、僕もあまりよく考えずに海に落としちゃってました


海釣り公園の情報を交換するネット掲示版では「小骨が多い」「美味しくない」「コハダは美味しいけどコノシロサイズになったら食べられたものじやない」などと散々な評価でした。
僕もこういった情報を鵜呑みにしていたんですね


おおいに反省します


コノシロ、美味しいです


僕自身よりむしろ家族が「これ美味しいと喜んでいたくらいです。


我が家で今回作った「コノシロの酢〆」をご紹介します。
(コノシロは血抜きしてあります。青物並みに血が多く、1匹だけでもバケツが真っ赤になるほどの血が出ました)


①まず、ウロコを取ります。
この魚、まずここで思わず手を止めて見つめてしまいます。ウロコをきれいに取ると、背中の規則正しい模様や色合いがハッキリと浮かび上がって、とても綺麗なんです。


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写真の撮り方が下手でわかりませんが、見惚れます。

②次に、3枚におろします。
身がしっかりしていて肉厚なので、3枚おろしは比較的カンタンだと思います。ポイントは、お腹側の端の方に内臓を守るように堅い間接のような骨の列があるので、その部分は全部切り落としてしまいます(一番脂がのっている部分でもったいない気もしますが)。そして、腹骨をすき取ります(細~い腹骨が広い範囲にあってちょっと驚きました。一体何本あるんでしょう?)。


③塩をふります
まず器に塩をふります。お皿の底全体がうっすら隠れるくらい。多めですね。そしてコノシロの切り身を乗せ、また塩をふります。これも切り身全体がうっすらと隠れるくらい。心配なら多めにして良いと思います。この後に甘酢で長く〆るせいか、多めでもあまりしょっぱくはならないようです。


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多めにふるレシピを採用してみました。

④丸1日冷蔵庫で〆ます(塩〆)
塩で〆る時間も人により様々ですが、我が家では丸1日〆ました。さすがにたくさん水が出ます。しっかり水分を抜いた方がこの後の酢〆が効きやすくなる、という理屈です。


⑤切り身を真水で良く洗い、塩を洗い落します。
そしてクッキングペーパー等で水気をよく拭きます。


⑥米酢に砂糖を溶いた「甘酢」を作り、切り身をひたします。
砂糖の加減に悩むところです。酸っぱめの〆鯖が好きな人なら砂糖は少なめが良いと思います(酢の味が少し丸くなる程度)。酸っぱいものが苦手なら、酢が「甘酸っぱい」感じになる程度まで砂糖を入れて良いと思います。


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お酢はひたひた。

⑦冷蔵庫で丸2日以上、酢〆を行えば完成です
丸2日の時点で、切り身1つ分を夕食に出して家族で食べてみました。包丁で切り分ける時には骨が切れるブツブツという手応えがあって「まだ早かったかな?」と思ったのですが、実際に食べてみると骨は殆ど感じないほど柔らかくなっていて、全く気になりませんでした。


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息子が1切れ食べて「これ〆鯖?」。

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身の面はこんな色です。

僕の感想→「脂の乗った〆鯖に近い感じで美味しい日本酒のお供に最高かも!」
妻 (味に敏感)→「かなり好きだけど、まだほんの少し生臭さが残ってる。もっと酢〆し方がいい。〆鯖とは違う」
長男 (11歳)→「コレ好き。また食べたい
娘(9歳)→1切れも食べてくれず(そんなに魚が好きじゃない)


⑧残りの身は丸4日酢〆した時点で頂きました


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写真撮る前に家族が少し食べちゃった。

僕の感想→「更に食べやすくなった気がする。美味しい!こっちの方が好き!」
妻の感想→「生臭さが完全に消えた。食べやすくて美味しい!」
長男感想→「僕は前回の方がいい。お刺身っぽさがなくなっちゃってキライ」
娘の感想→また食べてくれず。


冷蔵庫で2週間は持つと言います。美味しい上に、毎日少しずつ食べていけぽ、長く楽しめるなんてステキなお魚でしょうか。


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秋の〆鯖、冬の〆鮗、という感じ?(コノシロの漢字って「鮗」なんだ!カッコイイ!)

コノシロ様、今まで喰わず嫌いだったことを心からお詫び申し上げます。今後は謹んで大切に扱わせて頂きます



アジの釣れないこの時期、コノシロを狙って釣行するのもアリだと思いますよ~。特にお酒のおつまみを求めて釣りをする方にはオススメです


大津の海の恵みに感謝、です。


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2012年2月13日 (月)

【釣行記補足1】GPSログ、釣行テーマ等について。

平成24年2月10日(金)京急大津釣行記の補足です。


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漕いだ距離は過去最長になりました。

総移動距離  7.33km ※陸上移動分を差し引き済。
総移動時間  08:49:14


※DIY GPSのエクスポート情報。



まず、昨日の記事の訂正から


訂正その1
1回目のガレ場から航路右側3本目の旗ブイ付近に移動する前に、航路左側の沖側海苔棚の南東角付近にも寄ってました。釣果が無かったので、忘れてました上記ログの③がそれです。ちなみに砂地で、魚の反応はほとんどありませんでした。

そこに着いた時は東から西に弱い潮が流れていたので、付けた場所が良くなかったかもしれません。


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航路左側の沖の海苔棚。砂地・水深27m(干潮時なので標準マイナス1mと見てください)



訂正その2
最後の⑦2回目のガレ場でカタクチイワシ10と書いてしまいましたが、実際はガレ場1回目で2、2回目で8でした。



実は最近、ブログ更新時にアップロードのトラブルが頻発していて、かなり更新に苦労してます。釣行翌日もパニクりながら更新したので、よく見ると書きたかったことが結構抜けてます


とりあえず、もうひとつ魚探画面を追加。


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見にくいですが、謎の根の魚探画面・水深28m(干潮時)です。初めてフィッシュマークをオンしてみました。底の方の反応には出ないようですね。




さて、では釣行テーマの振り返りです


1.シンプルに「アジを探して三千里」作戦
アジは水深29m付近で、海底に変化のある(平根のような)場所にいたようです。ただし釣れたのは朝方だけ。難しい状況のようですね。上げ潮が効きはじめるPM2:00頃でも空振りだったのはちょっと悔しいですが、アジの活性の他、正しいポイントに仕掛けを入れることの難しさが大きな壁となっていた気がしました。


2.泳がせ釣りで大物狙い
釣行記には書きませんでしたが、1回目のガレ場で釣れたシコイワシで泳がせを開始しました(アジは良型なので使わず)。タナは水深の半分(水面から14m)です。沖の海苔棚4枚目から謎の根に移動する時、イワシが死んでしまっていたので中止。その後、謎の根で釣れたメバルで泳がせ竿を出しました。ダメ元ですね。このメバルは2回目のガレ場で沖上がりするまで泳ぎきりました。残念ながらアタリなしです。メタルジグを持っていくか悩んでいたのですが、当日の朝に4本目の竿もベイトリールを選択し、メタルジグは持っていきませんでした(ちょっと後悔?)。


3.その他・・・・。
「五感を使って海の状況を観察する」は正直まだ暗中模索なのですが、とりあえず実行。特に海の色、透明度、風向き、潮の流れは常に確認するクセをつけようと頑張りました。今後も体が自然に覚えるまで頑張りたいと思います



【実釣中の状況について】


・イワシらしき巨大な魚群
魚探にたびたび巨大な魚群の反応が出ました。それも航路右側だけでなく、左側でも見られました。イワシは相当な数が回遊しているようです。イワシの本来の適水温は15度以上。10度を切るかという今の大津の水温でこの巨大な群れの回遊はちょっと不思議です。やはり海を人間の理屈で計ろうとするのは無意味かもしれないですね。


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1回目のガレ場その1。それまで28mくらいだったのに、急にこの表示。底質表示も有り得ない値に。

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1回目のガレ場その2。これは分かりやすいパターン。

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沖の海苔棚4枚目南東角付近にて。魚探が故障したかと疑ってしまいます。

・スズキ
上記のとおり、イワシの群れが大津に入ってます。そしてそのイワシを追ってスズキが集まっている可能性が高いです。ベイトフィッシュがイワシとなれば、普段のアジ泳がせよりもメタルジグのようなはぐれイワシを模すことのできるルアーが有利かもしれません。イワシ泳がせにチャレンジしていましたが、イワシはアジより弱く、すぐ死んでしまうイメージで使いにくいです。


・イシモチ
全然気配はありません。石田ボートのご主人も「釣れない。どっか行っちゃったかな」と仰ってました。シーズン終了?


・コノシロ
コノシロ。実は漁師さん達の間で好まれる玄人好みの魚なようです。石田ボートのご主人と若女将さんも「コノシロはまだ来ないのかな」と待ち望んでおられたそうです。ちなみに、僕の釣ったコノシロが今シーズン初めての報告だったようです。コノシロの話は改めて書こうと思います。


・その他の外道。
ウミタナゴはかなり広範囲に居ついています。それもたくさん。でも長い間悩まされたフグよりはマシな外道ですね。



【その他】



•GPSログにちょっと不自然なところがありますが、整理してから改めてご報告します。
•「大津大返し」。すみません、「中国大返し」に掛けただけです。天下は取れませんでしたが(^^;;。



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今回も大津の海の恵みに心から感謝です。

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当日の夕食用。アジとメバルのお刺身(へたくそ(^^;;。少ないけど相変わらず美味しいです。

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翌日の夕食用。ウミタナゴの昆布〆。両面を一日締めたらちょっと昆布が効きすぎました。可もなく不可もなし。

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カサゴのお刺身。薄作りにしようとしたらタタキみたいになっちゃいました(^^;;。色の違いは血抜きの有り無し。これはかなりの差。イシモチ並に風味が変わりますよ!



2012年2月11日 (土)

【釣行記】平成24年2月4日(金)京急大津・石田ボートさん

数の上では惨敗?でもようやく実現した初釣り。海に出れて幸せでした


・2012年の初釣りです
・僕の釣果は外道ばかり。アジはたったの1匹です。でも本命が釣れて良かった
・アジは朝方の一時のみ、航路右側標識の旗ブイの3本目(1番沖)付近で釣れてました。
・大津の海にシコイワシ(カタクチイワシ)の大群が回っています。今日はコノシロも入ってきました。
・他にも個人的に嬉しかったり、驚いたり・・・。



それでは詳細をご紹介します(今回は記事が長いです。ご容赦ください)。





平成24年2月10日(金)、京急大津・石田ポートさんから出船しました。潮は中潮、干潮はPM0:34です。天候は晴れ、風の予報は朝方北風3m。良好です。


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波・風ともに問題なし。予報が良い方へ変わりました。

今日は平日なので「釣具のタックル」には寄らず、横横終点の馬堀海岸まで突っ走ります。出口にある風速計は「0m」。嬉しい表示ですね


大津港到着はAM6:00。東北東2mくらいの風です。海は静か。条件的には全て問題なしです。港の東側の駐車スペースはガラガラ。今日はほとんど釣りに出る人がいないようです(真冬の平日、当たり前)。


Image16
超寒いけど静かな海。期待が高まります。

石田ボートさんでポイントをお聞きします。


【ご主人&若女将さん】
・航路右側標識ブイの3本目(一番沖)の周りが良い。水深29mくらいのところ。
・日によって旗の手前だったり右だったり、どこかはわからないが、とにかく3本目の旗が中心。この付近には人口漁礁がある。
・航路左側の3本目のあたりが良い時もある。


漁礁、と聞いて海底遺跡を思い出しましたが、どうやら海底遺跡のことではないようです。航路左側3本目の付近というのは、おそらくガレ場のことでしょうか。


7時前に乗船場でボートの支度をしていると、二人組みの若い人達が次のボートの支度を始めました。挨拶をすると近寄って来られて、「HEPPOさんですか?ブログ読んでます」とのこと。


ビックリしてしまいました。ブログの先輩方に自分から声をかけることはあるのですが、かけられるのは初めてでした。不思議な感じ?です。


このお二人、KATOさんとMIMUさん。普段は葉山は観音崎がホームグラウンドで、今回初めて大津に来られたそうです(ようこそ)。


※このお二人、この日の石田ボートさんのHP釣果報告を独占します。





7時に岸払い。僕は航路沿いに真北に向かいます。漕いでいる時に、石田ボートご主人の「人口漁礁」という言葉が気に掛かり、行きがけに海底遺跡に寄ってみることにしました。
(結果論ですが、この判断が今日の釣果の分かれ道だったと思います


AM7:20。海底遺跡。
潮が思ったより流れていません。僅かに東から西に流れてます。サビキ仕掛け、ビシ仕掛け(開幕アオイソメ)の順に投入して実釣開始。潮上にサビキ竿を出して ビシ竿に魚を寄せる作戦です。ビシは水深4mで見えなくなりました。かなりの澄み潮です。


投入後10分。アタリがありません。魚探には底から0~5m位まで反応あり。魚種を確かめるためにビシ仕掛けを探り上げます。


Image18
これがアジだったらなぁ〜。

すると底から4mでアタリ。アジっぽい引きで期待しましたが、揚がってきたのはウミタナゴ。イザというときの泳がせ用にキープします。


Image17  
またアナタですか。

続けて底から3mまでを集中的に探ると3mでまたウミタナゴ。どうやらこの反応は全てこいつのようです。ここは諦め、移動することにしました。


航路右側3本目の旗へ行くと、KATOさんとMIMUさんがいました。調子を伺うと「アジ1、あとルアーにきたシーバスが水面でラインブレイクしちゃいました」とのこと。アジも渋いらしいので、ガレ場の様子を見にいくことにします。


AM8:40。ガレ場。
ガレ場はアンカリングが難しいです。魚探で見て行くと時々底に変化があり、魚の反応が良い場所ありますが、非常に範囲が狭く、どうしてもピッタリ決まりません。3回目で底質が固めの入れたので、そこで釣り始めます。潮は流れていません。


投入3分後にサビキ竿にアタリ小気味良い引きで揚がってきたのは本命アジくんしかも良型(24cm)です。さすがガレ場。期待通りです。ボウズが無くなり一安心。


Image2
こりゃ今日はイケるかな?と思いました(そうは行きませんでした)。

その後、良い反応が断続的に出たり、巨大な反応(イワシ?)が出たりするようになりました。3投ほど打ち返したところで大きなアタリがアジならかなりの良型間違いなしです。
慎重にテンションをキープしながら上げてみると、揚がってきたのはなんと立派なコノシロ。大津でコノシロを見るのは初めてです。外道扱いされるコノシロですが、食べ方に拠っては美味しいと聞くので、キープすることに(大津の魚は他より一味美味しいことが多いので)。


Image3
本牧海釣り施設ではメジャーな魚です。でも不人気。

ただ、断続的に映る底から0~3mの反応は、コノシロだということになります


その後、魚探の反応も薄くなり、アタリがとまりました。アジが出た場所なので、しばらく頑張りましたが、釣れたのは小さめのメバルカサゴが1匹ずつ(カモメとトビに誘拐されました。ゴメンよ。移動することにします。


AM9:30。航路右側3本目の旗付近。
KATOさん達のボートがまだいます。声をかけると「ルアーでスズキが3本。アジもポツポツ釣れてます」とのこと。スズキ3本スゴイしかもアジも釣れているということなので、失礼して近くで釣らせて頂くことにしました


魚探を眺めながらKATOさん達のボートを中心に一回り。ここも非常にピンポイントに底質が変わる場所があります。KATOさん達から10mほど南にアンカリング。釣り始めに潮をチェック。ほぼ流れていません。


しばらくすると、東の方からボートが近づいてきました。中根方面から移動してきたようです。近づくとこちらを見て会釈されました。見覚えのあるサングラス。もしや・・・。


「調子はどうですか~?」と声かけると「あっちはダメでした」とのこと。そして「APSです」と。
やはり、APSさんです 12月の釣行の時、同じ日に海に出られて、なんと親子2人でそれぞれスズキをゲット(その日の石田丸HPを飾りました)以来、ブログに何回かコメントを頂いている方です。サングラスがカッコいいナイスパパさんです。今日はお一人のようです(平日、当たり前。お互いに頑張りましょう~と言ったところで、丸根方面へ漕いで行かれました。


アタリが無いまま時間が過ぎていきます。潮に変化があれば釣れるかも、と思い。粘ります。すると、KATOさんがルアーでスズキをゲットするところを目撃。スゴいですね~


1時間ちょっと経ち、前半戦の終了時間。ガレ場に戻ることも考えましたが、一箇所チェックしておきたい平根がありました。中根の右端の南にある「謎の根」です。そこへ行くために、大移動を開始します。


AM11:00。沖の海苔棚の南東角付近。
「謎の根」に向かう途中、ちょっと寄ってみることに。前回(12/13)アジとイシモチがよく釣れた場所です。魚探には底近くに少し反応があります。アジを願いつつ仕掛けを投入。
しばらく打ち返しているとアタリがありました。良い引きで揚がってきたのはまたコノシロ。このサイズなら食べ甲斐があるのでキープ。


Image5
これがアジだったらなぁ〜(2回目)。

でも反応の正体が解ったので移動決定です


PM0:00。謎の根。
移動途中、6~7枚目の沖の海苔棚まわりで、まるまつ丸さん出船のベテランさんに出会い、様子をお聞きしましたが「アジが出ない」と厳しい表情でした。


謎の根は海苔棚と海苔棚の間の真ん中にあるので、慎重にアンカリングします。海底にはロープがたくさん走ってるでしょう。謎の根は平根に近く、北側の海底には変化があります。その変化のある地形の際あたりに入りました。魚の反応はあり、期待して仕掛けを投入。でも何もアタリません。悔しいので探り上げながらコマセを多めに撒きます。


すると、アタリがあり、良型イシモチを思わせる引きで揚がってきたのはまたしてもウミタナゴ(良型ですが)海苔棚近辺の底には外道ばかりのようです。


その後、中型メバル1匹を追加しましたが、アジの気配はありませんでした。


PM1:00以降の最終ラウンドをどこに託すか?その答えは明白でした。


今日唯一のアジの実績がある「ガレ場」ですそこしかありません。残り2時間のラストチャレンジ(悪あがきともいう


でもガレ場ははるか遠くです。
気合を入れて移動に臨みます。予想通りアンカーを引き上げる時に海中ロープが引っかかりましたが、落ち着いて外しました。


Image6
手袋をはめ、気合を入れます!

「大津大返し」です(気合を入れるために勝手に命名


PM1:00。ガレ場。
大津の海を東西に切り裂いて、ガレ場に入りました。最後のチャレンジなので、アンカリングに全神経を集中します。魚探にはやはり非常に狭い平根のような場所が映ります。その場所に入るため、結果として4回アンカーを打ち直しました。


猿島に向かって早い潮が流れています。そして風も南東の風に変わってます。朝とはまったく状況が変わっていることに期待を寄せます。


釣り始めてすぐ、2枚潮に気付きました。海面にコマセを投げると、すぐに猿島方面(西北西)に流れていきます。でもサビキ仕掛けを下ろすと西南西方向に流されるんです。狭いポイントなので、仕掛けが斜めに入るのは致命的です。すぐにオモリを重くしました(この対策でも斜めに入り、ポイントを外していた可能性が高いです)。


2時間の間、潮はずっと早いままでした。そして、僕が釣り上げた獲物は「カサゴ×4」と「カタクチイワシ×10」。残念ながらタイムアップです(最後のカサゴは24cmと久々の良型、またイワシは久々のイワシのぼりでした)。




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久々のお刺身サイズ。これは嬉しい!

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5本針に5匹のイワシのぼり(撮る前に1匹落ちた)。

PM3:00に沖上がり。大分疲れましたが、疲れついでに港まで全速力で漕ぎました



陸に上がると、続いてKATOさんとMIMUさんが帰港。そして脅威の4本のスズキを拝見しました。ボートに無造作に置かれた4本のスズキは圧巻最大のスズキ84cmは特に大迫力でした


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4本並んだスズキ。これやっぱりスゴイことですよね?

更に驚いたは、3本釣り上げたMIMUさんはメタルジグでスズキを釣ったのは初めてだそうです


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お二人ともイケメンかつナイスガイですよ。

この時期のアジ14匹も素晴らしい釣果。お二人は大学生とのことですが、いいコンビ。それも腕の良い釣り師ですね。きっとこれからは大津に通うことになるでしょう。ご活躍が楽しみですね






結果の釣果:アジ1、メバル2、カサゴ5、コノシロ2、ウミタナゴ3、カタクチイワシ10。

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不満?いえ、大津の海の恵に感謝です

本命1匹しか釣れなかったクセにやたら長い釣行記。これで終了です
GPSログ等は改めて補足記事でご報告します





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