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2013年5月26日 (日)

【釣行記】平成25年5月24日(金)貸ボート・油壺さん

青く抜ける空。凪の海。3回目の「油壺」です

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3回目の油壺。初めて見る鏡のような凪の姿です。


マダイ釣りの基本を勉強したくて伺っている油壺。

春の間にビシ仕掛けでの基本を覚え、秋に向けてNS釣りの準備をすることを志しての釣行です。初釣行はマダイ2枚、2回目はボウズ。さて、3回目は・・・?

今回は実釣の内容が薄いかもしれませんが、最近の構成を踏襲してご報告させて頂きます。

それではスタート

(相変わらずブログアプリが使いにくく、今回諦めました。そのせいでレイアウト(特に改行)が普段と違う部分もあると思います。読みにくかったらすみません


【実釣について】

のっけから失敗のご報告ですみません

今回、なんとGPSログを取ることをまるっきり忘れてしまいました


とりあえず、釣りをしたポイントだけ示させて頂きます

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※ヤマダテラインの目安にiPhoneで撮った写真。無理に拡大してもダメでした
  「A」=シーボニアマンションの右端と岬の先端を合わせたライン。
  「B」=シーボニアマンションの右端と
手前の低い白屋根の左端を合わせたライン。
  ただしこれも大雑把です。実際のヤマダテと合わせるのはなかなか難しいですね。
  「きになる」ポイントはどれもまだ実際に釣れた訳ではありませんのであしからず



①AM8:00 水深26mポイント

前回釣行で「きになる②」にした場所。岸から広がる岩礁帯と砂地のキワです。周囲を漕ぎ回ってみたところ、狭い範囲に2m程のカケアガリがあるエリアを見つけたので、北側にカケ下がるところと狙ってアンカリングしました。

アンカリングする前から気が付いてました。
魚探画面がイワシらしき反応でビッシリです

ボートが安定するのを待っていると、周囲の海面が「ピシャピシャ」。どうやら巨大なナブラの真ん中にいるようです。偏光グラスで海中を除くと、コワいくらい大量のイワシが行き交ってます。

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見えますでしょうか?数え切れません!

そのうちに消えるだろうと、仕掛けを用意しながら待ちました。仕掛けが完成し、ボートが安定しても、一向にナブラが止みません。相当大きな群れのようです。

仕方なく仕掛けを投入。3号6m・2本針仕掛けです。先針を投入した時点で、オキアミがイワシにつつかれまくっているのが見えます。オキアミが小さいとすぐに喰われてしまい、イワシの手釣り状態に•••(子どもにやらせたら喜んだかも)。

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手釣り?で釣れたイワシちやん。型が良いです。

大きなオキアミを選び、とりあえず仕掛けを落とすことができました。表層の水温は19度、ビシは4.5mくらいまで見えます。かなり澄んでますね。

しかし、参ってしまいます
底までビッシリなようで、毎回イワシ(か同じサイズのコサバ)がくっついてきます。めげずに続けてみましたが、5投で5匹のイワシ(かコサバ)が釣れました。イワシに大鯖が喰ってこないかとゆーっくり巻いていましたが、不発でした。

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イワシちやん、これまた型が良いです。


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コサバちやん、イワシかと思いました


ようやく群れが去ったのはAM9:00頃。岸払いが遅めだったことも重なって、早くも沖で釣る予定時間は過ぎてしまってます。しかし、せっかく狙って入ったポイントなので移動したくありません。気合を入れてタナ取りを再開します。

再開から3投目。何かがアタリました


最初は弱い引き。しかし突然強く引き込みます2kg程度と緩めに設定したドラグが合計で10m近く引き出されました。良い引きです

しかしタイの引きではありません。

海中に姿を現したのは立派なサバ。「春の大鯖」です。


船尾側に寄せていたつもりが、結局アンカーロープに巻かれてしまいました。でも弱ってはいたので、柄の長いタモを突っ込んで海中で強引にタモ取りしました

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予告記事でも大歓迎!と書いた魚。季節の恵みですね~

嬉しい獲物ですが、サバではポイントの様子が分かりません。他の魚を掛けたいところです。しかし、今回はなにかとうまくいきません。ロープに絡みついた仕掛けを回収し、釣りに戻ろうとすると、海面下にまたたくさんの小魚が・・・。魚探画面を見ると、またしても底までイワシの反応でビッシリでした・・・

NSの仕掛けを作りながら群れが過ぎるのを待つことにしました。イワシ泳がせの竿を出すことも考えましたが、前回他の竿を出していて失敗しているので、気持ちは抑えました。

仕掛け完成イワシは・・・?

まだビッシリです(泣。

開き直って、NSを流すことにしました。時間はAM9:30。潮変わりのAM10:00を挟んで、潮の向きがどのように変わるかを観察します。

結果として、このNS釣りは釣りではなく「調査」でした。仕掛けを流している間中、エサが小突かれたり、ラインに接触したりする感触が伝わってきます。釣りにはなりません。でも、潮の興味深い変化が観察できました(詳細は後日の補足記事に譲ります)。

AM10:30頃、潮の向きが安定してきたあたりで、南風が吹き始めました。予報より少し早い吹き出しです。南風が出たら浅場へ移動と決めていたので、移動開始です。



②AM11:00  マリンパーク下
海底観察しながらゆっくり移動。南風はそれなりに強まってます(3~4m/秒くらい)。潮は北寄りから入っているはずですが、南風による表層流が発生しています。上下の潮の向きが逆?NSは難しいかな・・・?と思いました。

以前マダイの釣れたポイント付近に入ってみたところ、幸いイワシの群れはいません。とりあえずビシ仕掛けを投入してタナ取りを開始します。3号6m・2本針仕掛け。3投目にコツンとアタリがありました。

釣れてきたのはキュウセンちゃん。リリースです。
(写真はピンボケでしたので省略)

途中タナがはっきりせず、3号8m仕掛けに変えて取り直すこともありましたが、ようやくタナが見つかりました。

「ハリス+5m」。ちょっと高過ぎです・・・
見込が薄いですが、南風が予想外に強まる可能性を考えると移動は賢明でないと思い、しばらく粘ってみることにしました。

アタリがないまま12時になった頃、浅場にも、ついに「あの子たち」が入ってきました。
イワシちゃん達です

沖ほど大きな群れではありませんが、その後は10~15分に一度くらい群れが通過するようになりました。遊び心に置き竿でサビキ仕掛けを出しましたが、群れが来るたびに「イワシのぼり」が揚がってきました。子供達のオヤツ程度のお刺身を確保です(新鮮なシコイワシのお刺身、美味しいですよね)。

そうこうしているうちに13時。タナは相変わらずハリス+5~5.5mで変わりません。どうやら今日はこの場所にはタイの気配が無いようです。南風は4~5m/秒程度に強まっています。表層流も早く、難しそうですが、とにかく残り1時間はNS仕掛けを流してみることにしました。

NSを流し始めて気づきました。ボートがかなり流されてます強まった南風で走錨し始めてしまったようです。時間がないのでアンカリングのやり直しは諦め、気にせず仕掛けを流し続けることにします。

3流し目、50mほど流したところでスプールが「シャーッ」と音を立てました
始めて経験するNSのアタリです

驚いてしまい、少し反応が遅れてしまいました。スプールがややバックラッシュします
幸い、巻き取りには支障ありませんでした。

遠くから大きく走り回りながら寄ってきた魚は・・・。

予想通りのサバでした。

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40cmには届きませんが、立派なサバくんです。

時間もないので、すぐにまた流します。
流し続けると、70mほどで着底した感じがしました(それ以上ラインが出ません)。そこからラインを巻き取ると、巻くほどラインがボートの下に向けて入ってきます。針が揚がってきたのはボートのすぐそばからでした。

やはり、表層流と底潮は向きが逆になっているようです。

14時になってしまいました。時間切れなのですが、せっかく残ったコマセを捨てるならもう1流ししたい、という気持ちになり、泣きのひと流しをすることにしました

その結果・・・。

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ほぼ同サイズ。今度はしっかりとアタリを取り、アワせて釣ることができました

本日、僕を楽しませてくれた海とサバくん達に、心から感謝です
(イワシちゃん達もキライじゃありませんよ?





それでは後半、参ります


【Q&A形式の補足事項】

Q.今回の基本情報は?
A.基本情報は以下のとおりです。
平成25年5月24日(金)。潮汐は大潮、干潮AM10:15。上げ下げ両方の潮が狙えます。しかも潮位差が160cmほどもあり、1年でも1番早いクラスの潮が体験できる可能性があります。2日ほど前から高気圧が停滞していて気温も水温も安定が望めます。翌日に訪れそうな低気圧もありません。午前中は風も弱く、凪が予想港れるものの、お昼頃には4~5m/秒の南風が吹きそうです。水温は19度度強程で安定。文字通りの釣り日和といって良いと思います


Q.平日の油壺。出船前の状況はどうだった?
A.ざっと書いてみます。
AM6:00頃に現着。出船待ちの順番は1番。ちょっと早く来過ぎだったようです。ボート屋さんも人手の予想に合わせておられるようで、休日よりのんびりとした開店。岸払いはAM7:30頃でした。その時点で、お客さんは6組だったと思います。店長さんのお話では、前日は8組だったそうです。

結果として待ち時間が1時間半ほどあったのですが、とても有意義で素敵なものになりました。2番目にお越しになった方、声をかけてくださいました。油壺の大先輩「ぴー太郎さん」です(その後すぐ、人生でも、釣りでも、人格においても尊敬すべき大先輩であるということが分かります)。

ぴー太郎さんとはこれまで直接交流させて頂いたことが無かったのですが、このブログの古い記事のことまでつぶさに覚えていてくださり、本当に光栄な思いをさせて頂きました。それに親切に油壺での釣りのこともたくさん教えてくださいました。ぴ一太郎さん、本当にありがとうございます心から感謝させて頂いています

平日の油壺で、もうひとつ休日との違いを挙げるとすれば、「駐車場」でしょうか。過去2回休日に訪れた際には、早朝から市営有料駐車場に管理の人がいて支払できましたが、平日の場合、駐車場は開いているものの、早朝は人がおられず、出庫時の後払いになるようです。帰りに車に戻ると「出るときに駐車料金をお支払ください」と書いたメモがありました(1日500円です)。


Q.速報記事にあった「細かい反省」って?
A.たくさんありますので箇条書きに

・日焼け防止の帽子を忘れてしまったこの記事に出てくる黒いスカート付きの帽子
・日焼け止めを顔に塗って汗をかくと、流れて目にはいってしまい始末が悪い。しかも拭くたびに塗りなおさなくてはならない(新しい家庭内ルールで、日焼けは禁止です。帽子を忘れてしまったのが悪いのですが)。
・GPSログを取り忘れた(コレはぜんぜん細かくないビッグミステイクですね)。
・コマセバケツを1つしか用意せず、NS用の砂コマセを作るのに苦労してしまった。
・強い日差しのせいか、実釣中iPhoneに温度上昇の保護回路作動ロックがかかり、しぱらく使用できなくなってしまった(魚探画像をだいぶ撮り逃してしまいました)。
・NS仕掛けにひと工夫するつもりが、手のクセでいつもと同じ仕掛けを作ってしまった。

その他、釣行テーマに係わる反省等は後日の補足記事にて報告させて頂こうと思います。





今回、ビシ仕掛けでマダイを揚げられたら、秋に向けて歩みを一歩進め、次回からNS釣りに軸足を移すつもりでした。

しかし、釣れませんでした。

釣れなかったことより、今回のような状況で、どのように対応するべきか思いつかなかったことが大きく心にのしかかります。好条件の揃った日でした。いまだボート釣り3年目の初心者ではありますが、海に臨む気持ちが甘く、試行錯誤が足りなかったように感じます

良かった、と思います。もし今回も幸運だけで釣れてしまっていたら、何も身につかず勘違いしたまま先に進んでしまうところでした(僕はそういった失敗がとても多いんです)。



そんなややこしい思いも本当ですが、とりあえず別にして、率直に感じたこと。

青く抜ける空のもとでの手漕ぎボート釣り、やっぱり最高です


「多いに悩み、たくさん楽しんで生きてゆきなよ」

釣りの神様にそんな声をかけられたような、とても有難い1日でした



油壺の神様、素敵な宿題を拝領いたしました
心して、取り組ませて頂きます

2013年5月12日 (日)

【釣行記】娘と本牧海釣り施設にいってきました。

娘と2人だけの突然釣行。シコイワシ狙いでしたが・・・?


言い出したら聞かないわが娘。


先週ポロリと「本牧でイワシが釣れてるね」と口に出してしまって以来、「本牧本牧本牧本牧・・・」と念仏のように唱え続けていたので、やむなく行ってまいりました


去年の5月13日に2人でシコイワシ305匹という思い出のせいもあると思いますが、果たしてそう何度も良い釣りは続くでしょうか・・・?


写真中心にサラッとご報告いたします。





雨が降りしきる中、前日のPM11:00頃に現地到着です。


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本降りでした。

・本牧に来るのはちょうど1年振り。駐車場が24時間営業になったんですね今回初めて知りました(休前日だけのようです)。

・PM11:00で、駐車場の先客台数で4~5台。入場待ちの列(荷物を並べます)で10番目?くらいでした。

・駐車場に車を停め、持ち込んだ布団を使って車の中で5時まで爆睡します




朝が来ました。


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GWの翌週は、人が少ない週です。これでGWの半分くらいのはず。

・AM5:40の時点で、入場待ちの人の列はざっとみて400人くらい。本牧名物の長蛇の列です。

・去年は開場の時間が6時半でしたが、どうやら30分早まったようです。


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開場時間とところが貼り変わったみたいですね。

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この大漁旗、あんまり覚えてないんですが?なんだか綺麗になったような・・・。



開場沖桟橋に無事釣り座をゲット


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イスも持ち込んで釣るのが本牧スタイル?

沖桟橋の釣り座はすぐに埋まったようです。人多いですね~(^^;


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沖桟橋の定員は350人くらいと言われます。休日は朝一で埋まっちゃいますよ(^_^;)。



予想に反して、なかなかアタリません。周囲でもたまにポツリポツリとイワシが見える程度です。


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貴重なイワシのぼり写真。この写真撮ってたら1匹残して全部落ちちゃいました

AM9:30過ぎからさらにアタリが遠くなりました。


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娘が3DSで「とび森」を始めちゃいました(^^;;。

結局、お昼を過ぎても大きな群れの回遊はありませんでした


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空が綺麗(現実逃避)。


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天気が良い日の本牧ののんびり感はなかなかです。


PM2:00、帰り支度です





・・・と、なんと、竿をたたみかけたところで両隣の方々の竿にシコイワシの6点掛けが


なんということでしょうコマセもほとんど捨てちゃいました(汗


コマセ桶に残ったコマセをこそぎ落として無理無理に仕掛けを落としたところ、シコイワシ1匹追加です


周囲は釣れてます。ほとんど入れ食い状態のようです。


ウチはコマセ切れ。後ろ髪を強力に引かれながら撤収です・・・



釣果:シコイワシ21匹


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半分は娘が釣りました(^-^)。

昨年とは比較にならない貧果ですが、娘はそれなりに楽しんでくれたようです。


良い春の1日でした





オマケ。


こんな釣果がありました


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布で出来たお魚さん?!

娘からのプレゼントです。


なんと、前日に僕が釣り具屋にコマセを買いに行っていたわずか1時間半の間に作ったようです。釣りに父の日でもないのに・・・。釣りのお礼でしょうか?


ご存じの方のおられると思いますが、昨年娘からもらった「紙製の真鯛のお守り」。


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ホントにお世話になった気がします(^_^;)。

怖いほどのご利益がありました。


今回はどうかな?


ご利益どうこうよりも、父として嬉しいプレゼントですね




オマケのオマケ。


今回のシコイワシ。素揚げです。


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油の温度が十分なら15〜20秒くらいで揚げちゃいます(油が少ない場合は長めに)

美味しくて大好きなんですが、いかんせん量が少なかったです・・・。


2分後。


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最初に少し食べ、ちょっと目を離したらもう無くなってましたΣ(゚д゚lll)。

シコイワシは50~100匹くらい揃えたいところですね


娘とのデートで充電完了

ことしも仕事に釣りに、さらに頑張ります~





2012年5月13日 (日)

【釣行記】平成24年5月13日(日)本牧海づり施設

本牧のイワシ祭りを堪能娘も満足のようです


本日(平成24年5月13日(日))、本牧海釣り施設に行ってきました。
兄の好釣果(4/29大津)を羨んで荒ぶる娘をなだめるための釣行です(笑


まずは釣果から。


釣果:カタクチイワシ(シコイワシ)305、メバル1(18cm・リリース)。


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華が無くて写真写り悪いですね(^^;;

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サビキ竿1本での釣果。仕掛けの交換も無く、かなり経済的な釣りでした。

今回の釣行は簡略版でご報告させて頂きます。





【入場前】
・GWの混雑ぶりが物凄かったので、秋のトップシーズン級の出発時間で自宅を出ました。
・そうしたところ、なんと駐車場待ちの列の2番手をゲットちょっと早く着きすぎたようです


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AM4:00頃の写真。もうかなり車が並んでます。

・ミニバンをフルフラットにして娘と車中泊。僕は体が大きいのでどうしてもよく寝れないんですが、娘は小さく丸まってぐっすり眠ってました(羨ましい)。
・釣り場の会場時間前になると、施設の入場待ちの人の列は400人以上は並んでいました。さすが関東随一の人気を誇る海釣り施設です。


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こうやって荷物で並ぶのが本牧流です。

【開場後】
・AM6:00に開場。沖桟橋の沖側に陣取って実釣開始
・娘のサビキの第1投からイワシが鈴なり噂通りのイワシ祭り状態です


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素晴らしい!来た甲斐が有りますね!!\(^o^)/

・娘は多点掛けだとうまく魚を外せないようなので、僕は自分の竿を出すことを諦め、息子の時と同じように「世話係」に徹することにします(でも置き竿のビシ仕掛けは1本下ろしておきます)。
・娘「釣る人」僕「魚を外してコマセ詰める人」でテンポよく釣っていきます。
AM8:00頃に早くも100匹を達成。ほぼ娘の釣果です。でも、その後サビキをただ落とすだけではあまり掛からないようになってきました。
・誘えば掛かるのですが、娘にはどうも難しいらしく、自主的に休憩タイムへ。以降は僕がメインに竿を握ります。
・誘いあげた後に仕掛けを下ろすとヒット。1匹掛かったところでゆっくり仕掛けを下すと追い喰い、というパターンで、ひたすら釣れ続きます。


・AM9:30頃に200匹を達成。もう十分なので娘に「帰ろうか」と声をかけると意外にも「イヤ!まだ釣る!」とのこと
・そこからは娘と竿を交代しながら(娘30:僕70くらい)釣りました。
・AM10:30頃、置き竿のビシ仕掛けにアタリ。揚がってきたのは18cmのメバル(リリース)。
PM0:00頃に300匹を達成。これ以上は捌けそうにないので、今度こそ納竿としました



【その他】
・実釣中、置き竿のビシ仕掛けをあげたらアカクラゲらしき口腕がたくさん絡みついてました(◎_◎;)。ウェットティッシュで外しましたが多すぎてあふれ、指先に触れてしまいました。1分くらい後にビリビリと痺れ痛い(>_<)。2〜3分で収まりますが、数時間に1回ぶり返してビリビリします。アカクラゲ、やっぱり厄介です(>_<)。
・帰路、娘は「たくさん釣れたね」とご機嫌でした。どうやら落ち着いてくれたみたいです
・今回のカタクチイワシ約300匹は、今日の夕食ですべて完食しました
・娘のための釣りということもあり、今回は妻も快く手を貸してくれ、2人で300匹を処理しました。
素揚げを食べたかったんですが、夕食のおかずでたくさん食べるにはちょっと油が多い感じなので、今回は炒めてみることにしました。


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見てくれはイマイチかもですが、今日の食卓で大人気!\(^o^)/

焼いたような、茹でたような、炒めたような感じ。ポン酢醤油に合い、おかずにピッタリ!家族全員でおなか一杯食べました。





イワシだけをこれほど釣ることはもう一生無いかもしれません。良い経験になりました
これで今年の春は、息子と娘それぞれと良い釣りが出来ました。年明けから天候に悩まされ続けたことがまるで嘘のように晴れ晴れしい感じがしてきました


この調子で良い釣り運の年になりますように~





2012年5月 3日 (木)

【釣行記補足3】釣った魚の料理法、食味について(イシモチは今が旬?)

補足の最後。食味の感想をいくつかご紹介します。


今回の魚達の料理法と食味を食べた順番にご紹介します




【カタクチイワシ(シコイワシ)】立ち食い刺身&素揚げポン酢醤油


今回1番のヒットです。家族にも大好評でした。


新鮮さが命なので、夕食を待たずに食べちゃいます!まず、カタクチイワシは包丁で頭とお腹の部分を切り落としてから、手開きにしました。キッチンで手開きにする時に、指でおろした身をそのままヒョイッと口に放り込んでみました。


これがウマイ


カタクチイワシの鮮度はすぐに落ちるというのは本当ですね。新鮮なせいか、いままで食べた刺身より数段美味しいんです子供達も呼んで、1回ずつ口に放り込んであげたら、次から何も言わなくても代わる代わるキッチンにきて口を開けるようになりました


立ち食いされなかった身は、氷水で締めてから素揚げにしました。素揚げは初めてなので、ちょっと揚げ過ぎてしまいました


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家族4人だと100匹分くらいはあっと言う間だと思います。

色がつくまで揚げたものは骨せんべいのような感じに(それでも美味しいですが)。その半分の時間で揚げたものは肉の食感が残っていて美味しかったです


次に素揚げするときはサッと揚げるだけにしようと思います。揚げたてをポン酢醤油で食べるのは堪えられない美味しさですよお酒のおつまみとしては最高の部類になるだろうと思います。


この2つの味わい方は両方ともたけちゃんさんが仰っていたのを聞きつけて真似たものです。

今まではつみれにすることが多かったんですが、これからはこの「立ち食い刺身&素揚げ」が定番になりそうです(たけちゃんさん、有難うございます)。




【アジ&イシモチ】お刺身&アジ・イシモチ茶漬け


本命の2種は、やっぱりお刺身。家族全員アジのお刺身が大好きなので、たくさん食べてしまいます


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当日の夕食。新鮮なお刺身は外せません(^-^)。

今回、ちょっと食卓で話題になったことがあります。

それは「イシモチのお刺身がいままでで1番美味しいということです。今までイシモチを釣ってきたのは12月~2月の間。季節の違うGWに釣ってきたのは初めてです。実は妻はこれまで「美味しいけど、香りや味にホンの少しだけ苦手な部分がある」という意見だったんです(血はしっかり抜いてます。妻は匂いに非常に敏感です)が、今回は目を丸くして「全く苦手な部分を感じない。美味しいと言い出したんです。僕より味のわかる息子も「確かに美味しい!」といってバクバク食べていました。


食べ終わってから調べてみるとイシモチ(シログチ)の旬は「5月~7月」というサイトもありました。つまりイシモチは春から初夏が美味しいということでしょうか。冬の魚のイメージがあったんですが、これは改める必要がありますね


今年の大津はまだイシモチがよく釣れてます。これは旬のイシモチをゲットする大きなチャンスかもしれませんね



翌日の朝食では、アジとイシモチ、そしてスズキからアラ出汁をとった「アジ・イシモチ茶漬け」


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乗せたお刺身はアジとイシモチ。幸せの朝食です。

もはや定番ですが、いつ食べても美味しいですね




【スズキ】塩麹焼き


最近我が家でブームとなっている塩麹焼き。色々な魚で試しているのですが、1つもハズレがありません。


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塩麹には一晩漬けてます。塩焼きとはまったく違う風味ですよ(^-^)。

今回のスズキも、「う~~ん!」と唸ってしまう美味しさでした
作り方は超簡単で、かつ素晴らしく美味しい魚の塩麹焼きは誰の舌も裏切らないと思いますよ~





まだ残りのイシモチとカサゴが塩麹焼きの順番待ちをしてますが、これにて今回の釣行記補足は完了です


明日からは初心に帰って次の釣りの準備に入ります。


まずは仕掛けをあれこれイジリながら妄想開始かな?





2012年4月30日 (月)

【釣行記】平成24年4月29日(日)京急大津・石田ボートさん

11歳の息子との手漕ぎボート釣り。「3度目の正直」となりました。


息子とは過去2回手漕ぎボート釣りに行きました。でも2度とも風が少し強く、波もあり、2時間と持たずに沖上がりになる始末。釣りの楽しさを伝えたい親としては大失敗の連続でした。それでもまだ、「たまには行ってもいいかな」という程度の興味は持ってくれているようです(父親が釣りに夢中になっている姿を見ているせいと思われます)。


今回満を持して「GW前半は天気良さそうだからアジ釣りいくか?」と誘うと、「うーん、いいかも」と予想より前向きな返事家族からも承認が出ました(9歳の娘(結構釣り好き)は「私を連れてけ!と騒ぎましたが)。


これは大事なチャンスです
今回失敗したら、もう一生釣りに興味を持ってくれないかもしれません


※今回の釣行記は写真も少なく(取る時間が無く)、最後までポイント移動もしなかったこともあり、簡略版でご報告させていただきます。





【出船前】


・AM5:50に大津港に到着。港の東側の駐車スペースはほぼ満杯でした。
・「KATO」さんと「MIMU」さんに再会しました。2月10日にスズキを4本で石田丸HPに載った大学生釣り師コンビです。さわやかなお二人にまたお会いでき、嬉しい朝になりました。
・さすがGW中の好日!6時過ぎくらいで石田丸さんのボートは出払ってしまったようです。
・列に並んでいる時に釣りキチ先生にお会いできました(3度目の光栄です。先生、控えめなご挨拶だけですみませんでしたm(_ _)m)。
・受付時に大女将さんから聞いた話では「アジは沖の5~6枚目」「沖の4枚目くらいまではもう無くなってるけど、5~6枚目はまだある」。



【出船


・AM6:30過ぎに第2陣で出発。第1陣は、すべて港出口の沖堤の右に出て行きました。竹山出し、中根方面が人気のようです。
・風はほとんど無風。港を出ても海面は凪いでます。こんなに穏やかな海はひさしぶりです。
・僕が向かうポイントは航路沿い。目指すは航路右側の旗ブイ3本目付近です。


※ポイントについて
イメージ的にはガレ場と航路を挟んで東西対称の位置から南西に少しズレたところです。水深29m。ピンポイント(直径10mくらい?)に底質の変わる場所があります。今年の2月10日の釣りの時に、KATOさんとMIMUさんが釣果を挙げられた場所のあたりです。あの日、僕はKATOさんとMIMUさんのボートの周囲を360度旋回して海底の様子を見ました。すると水深は変わらないけれど、底質の変化があったんです。


その後、大津のポイントについて潮流を元に考え直してみると、改めてこの場所がアジの回遊コースに当たる可能性が高いのでは?と気になるようになりました。他にも回遊コースとなりそうなポイントはありますが、この場所は特に潮通しが良く、イワシが入ってきやすいと思われるため、今日の第1候補となりました。場所の詳細は後日補足記事で書こうと思います。


・前日、たけちゃんさんからアドバイスを頂きまいた。
「子供にはポイントにつくまで遠くの景色を眺めさせる」
「仕掛け・エサ付けなど、すべての釣り支度が出来て、後は釣るだけ、という状態で竿を渡す」
「最初の1匹を釣るまではエサ付け等は親がやり、子供には一切させない」

すべて実行させていただきました。息子は律儀に猿島や水平線を眺めてました



【実釣の状況】


・海底は平坦で魚の反応は全くなし。不安がよぎります。でも今日は「魚の回遊コースで待ち伏せ」が作戦なので、気にせずスタート
・最初、欲を出して自作仕掛けを色々セットしたのですが、無風&潮止まりのため、手前祭りが発生。対応に手間取るので息子のサビキ(連結サビキの9本針)を落とさせました。
・「底に着いたら50cmあげて・・・」と口で説明していたら、息子が「なんかきた」竿先がクンクン曲がります。早っ揚げてみるとなんと本命のアジ小振りですが、試合開始初球ホームランといった感じです


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嬉しそうな顔!僕も嬉しい!!

・その後、アジ続かず。でも僕が2mの市販ビシ仕掛けでコマセを撒き始めると、息子のサビキはイワシタイムになりました。まだ潮は動いていませんが、意外にもコマセが良く効きます


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とにかく釣れ続けてくれます。素晴らしい!

・コマセを振り続ける僕のビシ仕掛けにはポツポツとイシモチが掛かりはじめます(アタリはビシ位置で常に底から2.5m)。


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今日1番のイシモチ。30cm。

・イワシを20ほど釣ったところで息子に仕掛けを変えるか聞きましたが、「まだイワシでいい」との回答。「イワシは50まで」という妻との約束があったので、息子に50まで釣ってもらうことにします。イワシは7連が3回あったほどの好釣。入れ食いではありませんが、仕掛けを入れて5分以内に掛かる感じで、息子には丁度良い間隔でした
・僕はとにかく息子のコマセ詰め、イワシ回収、自分のイシモチの血抜き。そして仕掛けを落とす時間が出来ればひたすらビシを振ってコマセを撒きました。
・一度、ビシ仕掛けにイワシが付いたまま落としてみました。そして息子の世話に忙殺されてしばらく後に上げてみたら、イワシは歯型だらけでボロボロでした(アタリには全然気付かず)。でもその後忙しすぎてイワシ泳がせを出すヒマ無し
・AM7:30過ぎ、息子にも僕にも、イワシに混じってアジが掛かり始めました。23~25cmほどの良型です。コマセを2~3回打ち返すとイワシかアジが釣れる。そんな状態がしばらく続きました。ちなみに息子の魚やコマセの世話のため、僕は自分の竿を見ていられず、たまにあげてみると放置された獲物が仕掛けグチャグチャにしている、という感じで超手返しが悪い状態でした


・まだ潮もほとんど動いていないAM9:10。息子と「もうすぐイワシが50になるね」といった直後、「なんかきたイワシじゃない重い」と言い出しました。様子を見てみると竿が満月のように曲がっています。でも限りなく5:5に近い6:4調子の竿なのであまり珍しくはなく、「35cmくらいのイシモチか、アジの一荷かな?」と思いました。
・息子は一生懸命リールを巻いています。サビキカゴが見えてきました。一応タモを手にとってモトスを掴みます。上の針にまずイワシが付いているのが見えました。その後に見えてきたのは巨大なイシモチ・・・じゃないデカすぎ、長すぎなんと掛かっていたのはスズキでした(ちょっと足りず正確にはフッコです


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サビキでスズキ!?ホンマかいな??(◎_◎;)

・船下での引き込みは無く、1発でタモ取り成功。間違いなくサビキに掛かったイワシに食いついたものです。時間がなくて伊豆式サビキを用意できなかったことが心残りだったんですが、まさか普通のサビキ仕掛け(モトス4号、エダス3号)で同じ効果を果たすとは・・・。本当にビックリしました。それにしても息子はよく1人で平然と浮かせたものです。相当重かったと思います


・その後、息子は仕掛けをビシ仕掛けに、僕は市販ウィリー仕掛けに変えました。潮が流れ始めたので潮上の僕がコマセ係として頑張ります。実際、今回はコマセを多めに用意してあり、過去経験が無いほどコマセを振りました。仕掛けを変えてからも15分に一度はどちらかの竿(主に息子)にアジかイシモチがヒットします。
・AM10:10頃、潮を確認すると、北から南にかなり流れがあります。意外にもかなり早く引き潮が流れ始めました。
・その後、AM11:00頃には小潮とは思えないほどの潮が流れていました。この速さだと仕掛けも浮き気味かと思い、息子のタナ取りを少し下げさせました。すると掛かってきたのはカサゴ。どうやら底の方は表層ほど流れが無いようです。タナは戻させました。釣っているポイントが単なる砂地ではないことも確認できました


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薬の副作用でだいぶ眠気が出てますね。

・カサゴの後、アジを3匹ほど追加しました。この時点での釣果は本命であるアジ+イシモチで20(中盤以降のイシモチは良型を除いてリリース)、イワシ約50、それにスズキ(正確にはフッコ)。
僕には「持ち帰り24匹制限」というマイルールがあります。当日中に処理する限界として設けているルールですが、スズキとイワシがいることを考えれば既に制限に到達していると思い、息子に続けたいかどうか確認してみました。すると「もう十分楽しかったよという回答。本音でしょうが、酔い止めの副作用でだいぶ眠くなってしまっていることも理由のひとつのようです。
AM11:30、かなり早めですが沖上がりにしました。



【下船後】


・港のスベリに戻ると、若女将が迎えてくれました。
・息子がスズキを釣りました、と伝えると「写真を撮りますか?」と仰ってくれたので、お言葉に甘えることに。
・ヒーローは息子ですが、ちゃっかり僕も写真に納まってしまいました。良い記念です(誰の?





釣果:スズキ(66cm・2.0kg)、アジ13、イシモチ18(小型リリース)、カサゴ1、カタクチイワシ47


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アジは良型が多いです。

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今日の大半は息子の釣果です!

今回の釣りは息子にとっても僕にとってもラッキーでした。
時に厳しい海の神様ですが、息子に釣りを嫌いにならないで欲しいという親の願いを、今回だけはちょっと聞いてくれたのかな、という気がします


大津の海と自然の恵み、そして古今東西、親子の絆を結ぶ「釣り」に心から感謝です





2012年4月29日 (日)

【釣行速報】息子大活躍!京急大津・石田ボートさん

息子の頑張りで好釣果マイルール(匹数制限)発動で早上がり。


持ち帰り制限に到達したため、AM11:30に沖上がりしました。
取り急ぎ釣果とポイントのみご報告させて頂きます。


釣果:スズキ(66cm・2.0kg)、アジ13、イシモチ18(小型はリリース)、カサゴ1、カタクチイワシ47


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ポイントは航路右側の3本目の旗ブイから50mほど東側の付近です。イメージ的にはガレ場と航路を挟んで反対側のあたりです。


息子のエサ付け、コマセ詰めはすべて僕がやり、息子は王子様のように釣りを楽しんでいました。とにかく息子が毎投毎投なんらかの魚を釣り上げるので、召使いの僕はほとんど釣りはできず。でもそんなことが吹っ飛んでしまうほどの息子の釣れっぷり。潮の具合に関係なく、朝イチからAM11:00頃まで、ずっとアタリが近い状態でした。


スズキは息子のサビキに掛かりました。間違いなく針に掛かったイワシに食いついたものです。


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朝方、ご挨拶が出来なかった皆様、大変申し訳ありませんでした。又の機会にぜひお会いしましょう





2012年4月26日 (木)

【釣行記】平成24年4月25日(水)観音崎・なかね賃ボート店さん

2ケ月半振りの手漕ぎボート釣り。初の観音崎です


・大潮の後の中潮でしたが、あまりの潮の速さに度肝を抜かれました。
・メバル狙いのポイントを教えて頂き、潮が変わるまで移動せず釣り続けました。
・潮の緩急に関わらず、常にイワシの大群が回っていました。
・釣果は振るいませんでしたが、魚影の濃い海であることが垣間見えました。
・ハイライトはドチザメ?^^;


それでは詳細をご報告します。





平成24年4月25日(水)、観音崎・なかね貸ボート店さんから出船しました。潮は大潮の後の中潮。干潮PM1:06。中潮とはいえ、AM6:08の満潮から150cmも潮位が下がる日です。
天気予報は曇りのち晴れ。風は朝方が北寄りの風3m、午後に南風に変わる予報。良好です


前日になかね貸ボート店さんに電話してボートの予約をしました。「手漕ぎで平日だったら予約なしでも大丈夫だよ」とのお言葉がありましたが、予めお願いすると撒き餌の解凍もしておいてもらえます(1ブロック300円)。休日は手漕ぎでも予約が安全?かもしれません。


出船時間はAM7:30。ただし車で来る場合、近くの県営駐車場に停めることになるのですが、その駐車場の開場はAM8::00なのでご注意ください(後述しますが、大津と違って観音崎は定時に出船する必要が無いことも多いようです)。


平日釣行なので佐原の「釣り具のタックル」さんは朝は開いてません。なかね貸ボート店さんも大津の石田ボートさんのように仕掛けやエサが購入できることが、とても便利で助かります



自宅をAM5:00出発。平日は環状8号線が込むことが多いので心配しましたが、それほどロスタイムなく通過。馬堀海岸IC近くの風速表示は「1m/s」。テンションがあがります


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よく見えませんが「風速1m」と表示されてます。

AM6:30、なかね貸ボート店さんに到着。まだお店が開いてません。ちょっと早く着すぎてしまったようです。ここは小さな入り江の砂浜になっていて、とても綺麗な場所です。


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こじんまりと景色に馴染んだ感じのお店です。

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綺麗な浜辺ですね〜。

7時前にご主人が来られました。お若くて「ご主人」というより「お兄さん」という感じです。気さくで親切な方で、ポイントのこと、常連さん方のこと等、色々とお話しを伺うことが出来ました
今日の希望はメバルかアジということ、そしてまったく初めてなので、オススメがあればそのとおりに行動します、と伝えると、お店の前方、水深35m付近が良いのでは、とのことでした。


ご主人と会話していると、キャップをかぶった老練な紳士が現れました。「社長」と呼ばれる常連さんです。この方も初対面にも拘わらず気さくにお言葉をかけてくださいました。


メバルかアジを釣りに来た、と僕のことをご主人から伝えられると、「では今日はメバルを狙いましょう」と仰り、その後、この日のポイントやアンカリングのアドバイスはすべてこの方がご指導くださいました(海の上で携帯電話で会話してまで)。こんな親切はなかなか無いと思います


AM8:00頃に岸払い。見たところ出船は僕だけ。後から感じたのですが、常連さん方はいつも朝イチ出船をする訳ではなく、潮の早い時間を避けて出船されるのが常識のようです。
また、2馬力船外機に乗られる方々も多いみたいですね。


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これはボートを出す前の写真。乗る時は浜に出してくれます。

沖に出てからお店に電話をします。すると社長さんから「あと40m沖に出て」等のご指導が有って、アンカリングポイントに導いてくれます。「そこらで落として」。アンカー投入です


ここで観音崎が大津と大きく異なる点が現れます。大津では「ポイント付近にアンカーをうって釣る」のが普通ですが、観音崎では「根やカケアガリの数十~100mほど潮上にアンカーをうって、ズルズルと潮に流され(走錨)、アンカーが引っ掛かって止まったところで釣りをする」スタイルが普通のようです。社長さんのご指示のアンカリングポイントは、この走錨分を考慮した場所なのです。


今回のアンカリングもうちょっと具体的に説明すると・・・。


まず、沖に出た時点でとても速い潮流にさらされました。漕ぐ手を止めるとすぐにかなり流されてしまいます。Aがアンカー投入地点。Bがカケアガリにアンカーが引っ掛かってボートが止まった地点です。


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アンカーが効いたことを確認し、すぐに実釣開始です
しかし、すぐにまた何度も驚愕してしまいました。多いので箇条書きにします


1.80号ビシは論外として、120号シャベルビシでもラインがが斜め45度に入っていきます。

2.海底からタナ取りをしてすぐ、ラインが糸鳴りをしていることに気づきました。竿から手元にビリビリと伝わってきます。潮がラインをこするだけでこんな振動が・・・。

3.シャベルビシからの撒き餌の出具合を調整しよぅとしたのですが、「上下全閉」にしているのに、10分と経たずにビシがカラッポに!(置き竿にしてるだけでですよ?)

4.120号シャベルビシが潮の抵抗を受けている状態。めっちや重いです。魚が掛かってるわけでもないのに120号負荷の竿が根本から曲がります(5:5調子の竿ではありますが^^;)。

5.さらに・・・。早い潮に乗って大量の海藻が流れてきます。それがラインに絡まります。絡まった海藻が潮の力で次々と斜めになったラインに沿って沈んでいきます。そしてビシのところまで行って溜まります。「120号ビシ+溜まった海草+激速潮流」の抵抗。これは想像以上の重みでした。ただの打ち返しが労働になります。

6.AM8:30の潮の状況。付けエサのオキアミを1匹海面に投入すると、4~5秒ほどで視界から消えます。1秒に1m以上流されてます。大津で経験した1番早い潮の倍の速さです。
7.表層の方が潮が速いでず。ただし、底の方もかなり早い潮が流れていることは間違いありません。地形が変化に富んでいるので、表層と狙いのタナでは潮の向きが違うことも想定に入れなければなりません。


ボートが常に揺れます。波で揺れているのではなく、潮流に弄ばれて揺れるんです。舳先は潮を切っていますし、船体は常にパチャパチャと音を立ててます。感覚としては、常にスローモードの曳舟サービス (葉山等の)でボートが曳航されている感じです。


これで大潮じゃないとは・・・。



驚傍の潮流の話だけでだいぶ記事が膨らんでしまいました。そろそろ先に進みます


とにかく、潮が緩むまでは何もできない(撒き餌の無駄)と思い、置き竿1本で様子を見ることにしました。自作のエステル3号・全長4m・3本針仕掛けです。エダスはビシに寄せ気味でビーズ付き。先針だけ遠めになってます。


ポイントの状況を書いときます(驚愕の連続で話が混乱気味)。


水深は29m。底質は完全な砂地です。アンカーが引っ掛かっているカケアガリの上にある小棚のような場所だと思います。アンカーが引っ掛かっている水深はおそらく40mほど。そこから一気に10m程もカケアガった場所。アンカリングの経緯を考えれば当然のように潮表です。


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砂地の小棚。

10~15分おきに少なめの撒き餌を詰めて打ち返すだけで、あとは放置プレイにします


AM8:30 クラカケトラギス
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いつも1回は会います。

観音崎最初の獲物はこいつでした。どこで釣ってもよく会います。真ん中の針に掛かりました。こんなに早い潮でも喰う魚はいるんですね!ビシが底から5mの時に掛かってました(アタリは解りませんでした)。


この潮であれば仕掛けも底から4~5mは離れているはず。誘ってもいないのにトラギスがそんなに浮いてきた?おかしいです。おそらくボートの位置より潮下側は更に駆け上がっているんでしょう。ビシが流される距離と仕掛けの全長のせいで、仕掛けが砂地のカケアガリに這っているのかもしれません。


タナを2m程上げます。


AM9:00 メバルとマイクロカサゴの一荷
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本命!\(^o^)/

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ここにもやっぱりいるんですね。色が綺麗です。

更に潮が速くなりました。まさに「川」です。耳を澄ますとせせらぎの音が聞こえてくる気さえします。そんな中、明確なアタリがあり、メバル(とマイクロカサゴ)をゲット2匹ともエダスに掛かってました。メバルは今日の本命です。ボウズ逃れ&自作仕掛けでの本命ゲットでひと安心。しかし、こんな急流でも魚が喰うんですね。底の方は幾分流れが緩いのでしょうか。


AM10:00 ウミタナゴ×2
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嫌いじゃありません。

少しだけ潮が緩んだ気がします(でも依然激速)。仕掛けを打ち返し、ビシが底から4mの位置から誘いを入れて7mで置き竿にした直後にヒットしました。エダスです。お腹が膨らんでいますが良型なのでキープ(帰宅してから罪悪感を感じることに・・・)。


仕掛けを再投入して同じタナを攻めると、すぐに再度のアタリがあり、ほぼ同じ型のウミタナゴが釣れました(これもエダス)。これもキープ。ウミタナゴは嫌いじゃありません。でも2匹いれば十分かな


AM11:15 トラギス(婚姻色?)
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婚姻色のアイナメみたいな色です。

11時頃、潮が明らかに緩んできたので2本目の竿を入れました。フロロ4号・6m・3本針のマダイ仕掛け。これは市販仕掛けです(ハリスの長いふかせ仕掛けはふかせ具合が難しく、まだうまく自作できる自信がありません)。ポイント的にマダイは狙っていませんが、潮が速いので少しでも長いハリスが合うかと思って投入してみました。この竿のビシは底から10m切ります。以降は2本目の方を置き竿にし、最初の竿は撒き餌を惜しまずに誘いを入れるようにします。


AM11:20 メバル2連続(正確には3連続)、そして・・・。
最初の竿の仕掛けを打ち返し、ハリス分からスタートして2m誘ったところでガツンとヒットメバルです。続けて同じタナを誘ったらまたガツン2連続です。時合が来たと確信します。しかし、3度目の仕掛けを再投入した直後、置き竿の竿先が海に突っ込みました。7:3調子のワラサ竿がグングンと胴からしなりますこれは大きい


すぐに竿を変え、ファイト開始です。最初の竿の様子から首を振る魚であることは解りました。期待が高まりましたが、1分もしないうちに「これはサメだ」と確信しました。とてつもない重さ。時々グングンと首をふるものの、シヤープさがありません。長い魚の感じです。


ここで悩みました。選択肢は2つ。「釣るか?」「切るか?」


貴重なメバルの時合です。サメに構っているのは時間がもったいない気がします。でもサメを放すと魚が散っちゃう可能性もあるかもしれません。また、ラインを切るにしても少なくともビシと天秤は回収したいです。つまり、どちらにしても魚を浮かせるまでは頑張らないといけません。


そして、あと3つ理由があって、僕は「このサメを取り込む」ことに決めました。
理由は以下です。


1.この竿とリールは昨年9月にワラサ乗合に乗る話があった時に一大決心をして購入したもの。手持ちの中で1番値の張るタックルです。竿のパワーと、リール(電動リール)の扱いに慣れるために、最後まで戦いたいと思いました。

2.この竿、この獲物が初ヒットです。つまり、竿の「魂込め」になります。今後の竿の運勢がかかっていることを考えると、この獲物は逃せません

3.相手はたぶんドチザメでしょう。おそらく針掛かりした魚に食いついたんだと思います。以前、KAKEさんのブログで大きなドチザメを取り込んだ写真があったのを思い出しました。「こんなのよく取り込めたものだなぁ」と感じた覚えがあります。つまり、頑張れば取り込める可能性はある、ということです(とてつもなく重くて不安はありますが)。


そして、ファイトを再スタートしました。


最初、電動巻き上げにトライしましたが、リールが悲鳴を上げるぼかりでほとんど巻けません(4号ハリスなのでドラグもガチにはしていません)。壊れてしまったら最悪なので、電動巻き上げはすぐ封印しました。竿を立て、手巻きで少しずつポンピング。暴れたら竿で耐えつつ、最低限のラインを出すという繰り返しです。


20分ほどかかって、ようやくビシが見えました。ビシの次に見えたのはなんと「メバル」(これでメバルは3連続ヒットです)。そして、気絶してやる気のないメバルの向こうに、巨大なグレーの長い影が見えました。やはりサメです。


一度浮かせてからも、このサメは6回引き込みました。先針に掛かっており、天秤から7m以上先(50cmのクッション有り)にいるので、ハリスを手で手繰るのが大変です。竿もクッションもない状態でハリスを手繰るのは危険でもあります。もし指にラインが絡みついた状態で引き込まれたら・・・。怖いです


そして7回目のチャレンジで、ようやく巨大なサメの頭がタモに入りましたすかさずタモと腕で抱き上げてボートに取り込み時間はAM11:55。35分程かけての取り込み成功です


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デカ!太!持ち上がりません。一体何キロ?

でも、タモが名誉の犠牲を遂げてしまいました・・・。


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軽々とひん曲がりました。

やはり「ドチザメ」です。しばらくボート上で暴れて大変でした。メジャーを忘れてしまったので、手尺で計測(仕掛け作り用に手尺は訓練しています)。126cm。体表で測っているので弧を描いた距離です。実際は120cmくらいだと思います。


しまった人生最大魚を更新してしまった
(これまでの記録はハワイで釣った115cmのサワラ)


迂闘でした・・・。この記録をまともな魚で更新することは不可能に近い気がします


すぐにメバルの方も回収、船内の整理。そしてドチザメの写真をとって、釣りに戻ります(サメ放置)。


しかし時間はすでに正午。潮はほぼ止まってしまっていました。風も止まりました。海は完全な凪です。メバルはもう掛かりませんでした(おそらくボートの位置もズレ初めていたはずです)。


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穏やかで気持ちよく、ちょっと暑いです。

PM0:15 イワシ
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まあまあな型です。

竿を打ち返していたら、イワシが付いていました。このままもう一度仕掛けをおろそうかと思いましたが、エラが切れてしまっていたので諦めました。


PM0:30 ミニカサゴ一荷
潮が止まったため、仕掛けがカケアガリに着底しているようです。ここで手を考えます。これまで書きませんでしたが、実はイワシの大きな群れが朝からずっと中層を回遊しています。他の魚は望み薄なので、イワシを釣ってみようか、という気持ちが湧いてきました。


色々思案していると、なかねポートさんから携帯電話に着信記録が入っていることに気づきました。すぐに電話を掛けます。すると、社長さんからまたアドバイスがありました。


「潮が止まって流され始めてるから沖に移動して」


沖を見ると北西に1艘のボート、北東に2艘のボートが見えます。話を聞くと、北東の2艘のボート付近でアンカリングすれば、流されて北西のボートのあたりでアンカーが効くはず、ということらしいです。


アドバイスに従い、仕掛けをあげて準備します。置き竿の仕掛けをあげてみると・・・。


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見事です!

本日の最小記録。「イワシの頭・3cm」です。しかも一荷で釣れました。おそらく良型メバルの仕業でしょう。頭まで食い込んでくれれば針掛かりしたのに・・・。ちよっと悔しいです(イワシが掛かったことにも気づいていませんでしたが)。


これで確信が持てました。イワシを釣って生き餌にすれば何か釣れるはずですまずはアドバイス通りにボートを移動し、アンカーを投入(移動前にサメをリリース)。ボートの移動をする際、南風が吹いていることに気づきました(予報通りです)。そして今度は仕掛けをサビキに変えます。ところが、ここでミス発覚。観音崎用に持ち物を絞り込んできた際、サビキ仕掛けは入れたんですが、サビキカゴを入れ忘れていました・・・。


サビキ仕掛けだけ垂らして誘ったり、オキアミを付けてみたりしましたが、イワシが掛かりません。イワシが釣れないと話が進みません


そうこうしているうちに、気が付くと南風がかなり強くなってきました。iPnoneで最新の予報を確認すると、これから6m/秒程度の風が吹くようです。潮もゆっくり(大津的に見ると早いレベル)流れ始めています。


ボートの位置を確認すると、アンカー投入位置より既に20m程も走錨しています(アドバイス通り)。このまま進むと、アジやマダイも狙えそうなポイントに寄って行くことになります。


ここで非常に悩みました。8mのマダイ仕掛けを投入して、走錨しながら釣れば、うまくポイントに撒き餌と仕掛けを流せるかもしれません。しかし時間はもうPM2:15。しかも南風が強めに吹き始めています。


この状態で朝方の激速の潮流が反対向きに流れ出すとすると・・・。岸に戻るのが大変になることが明らかです。ボート漕ぎにはある程度自信がありますが、あの驚愕の潮流を目の当たりにした後ではそんな自信は紙のように薄いものです。


結論として、沖上がりすることにしました。


今回の目的は観音崎となかねボートさんを知ること。釣果は二の次です。それに事前に設定した釣果目標は達成してます。これ以上欲は出さないことにしました



岸に帰ると、ご主人が波打ち際で待っていてくれました。今日初めて会った人なのに、なぜか顔を見るとホッとした気持ちになりました。


ご主人さんの親切さについてもうひとつ。


ボートの上で電動リールのバッテリー(iPhoneのサブバッテリーを兼ねてます)の端子のキャップを紛失してしまったんですが、下船後にご主人が見つけてくださり、わざわざ駐車場まで届けにきてくださいました。


「帰りの高速、取り締まりが厳しいから気を付けてね」


本当に温かなお心遣いです。心から感謝いたします



釣果:メバル4、ウミタナゴ2(以上持ち帰り)、ドチザメ(120cm)1、トラギス2、マイクロカサゴ3、シコイワシ3(2匹は頭のみ)


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次回は釣果を追求しますよ〜

釣果は貧果に終わってしまいましたが、久しぶりに手漕ぎボートで海に出れて、心と体がスーッとほぐれて解放されたような気分です。また、秋のマダイ本番に向けて、この時期に観音時に行って本当に良かったと思います。想像だけでは、ここまで違う釣りだとは思いませんでした


今回の記事を読み返すと、難しさが際立つような印象になるかもしれませんが、魚種・魚影・サイズ、そしてボート屋さん。どれをとっても観音崎は第1級の釣り場だと思います。


釣りを通じた人や自然との出会いに、今日も感謝です


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P.S.
記事長すぎ7000字を超えてます(汗。前後編に分けた方がよかったかもですが、ちょっと後ろが立て込んでいて1本で出しちゃいました。開くのが重い記事になってしまったら申し訳ありません(>_<)。





2012年2月13日 (月)

【釣行記補足1】GPSログ、釣行テーマ等について。

平成24年2月10日(金)京急大津釣行記の補足です。


20120210log
漕いだ距離は過去最長になりました。

総移動距離  7.33km ※陸上移動分を差し引き済。
総移動時間  08:49:14


※DIY GPSのエクスポート情報。



まず、昨日の記事の訂正から


訂正その1
1回目のガレ場から航路右側3本目の旗ブイ付近に移動する前に、航路左側の沖側海苔棚の南東角付近にも寄ってました。釣果が無かったので、忘れてました上記ログの③がそれです。ちなみに砂地で、魚の反応はほとんどありませんでした。

そこに着いた時は東から西に弱い潮が流れていたので、付けた場所が良くなかったかもしれません。


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航路左側の沖の海苔棚。砂地・水深27m(干潮時なので標準マイナス1mと見てください)



訂正その2
最後の⑦2回目のガレ場でカタクチイワシ10と書いてしまいましたが、実際はガレ場1回目で2、2回目で8でした。



実は最近、ブログ更新時にアップロードのトラブルが頻発していて、かなり更新に苦労してます。釣行翌日もパニクりながら更新したので、よく見ると書きたかったことが結構抜けてます


とりあえず、もうひとつ魚探画面を追加。


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見にくいですが、謎の根の魚探画面・水深28m(干潮時)です。初めてフィッシュマークをオンしてみました。底の方の反応には出ないようですね。




さて、では釣行テーマの振り返りです


1.シンプルに「アジを探して三千里」作戦
アジは水深29m付近で、海底に変化のある(平根のような)場所にいたようです。ただし釣れたのは朝方だけ。難しい状況のようですね。上げ潮が効きはじめるPM2:00頃でも空振りだったのはちょっと悔しいですが、アジの活性の他、正しいポイントに仕掛けを入れることの難しさが大きな壁となっていた気がしました。


2.泳がせ釣りで大物狙い
釣行記には書きませんでしたが、1回目のガレ場で釣れたシコイワシで泳がせを開始しました(アジは良型なので使わず)。タナは水深の半分(水面から14m)です。沖の海苔棚4枚目から謎の根に移動する時、イワシが死んでしまっていたので中止。その後、謎の根で釣れたメバルで泳がせ竿を出しました。ダメ元ですね。このメバルは2回目のガレ場で沖上がりするまで泳ぎきりました。残念ながらアタリなしです。メタルジグを持っていくか悩んでいたのですが、当日の朝に4本目の竿もベイトリールを選択し、メタルジグは持っていきませんでした(ちょっと後悔?)。


3.その他・・・・。
「五感を使って海の状況を観察する」は正直まだ暗中模索なのですが、とりあえず実行。特に海の色、透明度、風向き、潮の流れは常に確認するクセをつけようと頑張りました。今後も体が自然に覚えるまで頑張りたいと思います



【実釣中の状況について】


・イワシらしき巨大な魚群
魚探にたびたび巨大な魚群の反応が出ました。それも航路右側だけでなく、左側でも見られました。イワシは相当な数が回遊しているようです。イワシの本来の適水温は15度以上。10度を切るかという今の大津の水温でこの巨大な群れの回遊はちょっと不思議です。やはり海を人間の理屈で計ろうとするのは無意味かもしれないですね。


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1回目のガレ場その1。それまで28mくらいだったのに、急にこの表示。底質表示も有り得ない値に。

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1回目のガレ場その2。これは分かりやすいパターン。

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沖の海苔棚4枚目南東角付近にて。魚探が故障したかと疑ってしまいます。

・スズキ
上記のとおり、イワシの群れが大津に入ってます。そしてそのイワシを追ってスズキが集まっている可能性が高いです。ベイトフィッシュがイワシとなれば、普段のアジ泳がせよりもメタルジグのようなはぐれイワシを模すことのできるルアーが有利かもしれません。イワシ泳がせにチャレンジしていましたが、イワシはアジより弱く、すぐ死んでしまうイメージで使いにくいです。


・イシモチ
全然気配はありません。石田ボートのご主人も「釣れない。どっか行っちゃったかな」と仰ってました。シーズン終了?


・コノシロ
コノシロ。実は漁師さん達の間で好まれる玄人好みの魚なようです。石田ボートのご主人と若女将さんも「コノシロはまだ来ないのかな」と待ち望んでおられたそうです。ちなみに、僕の釣ったコノシロが今シーズン初めての報告だったようです。コノシロの話は改めて書こうと思います。


・その他の外道。
ウミタナゴはかなり広範囲に居ついています。それもたくさん。でも長い間悩まされたフグよりはマシな外道ですね。



【その他】



•GPSログにちょっと不自然なところがありますが、整理してから改めてご報告します。
•「大津大返し」。すみません、「中国大返し」に掛けただけです。天下は取れませんでしたが(^^;;。



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今回も大津の海の恵みに心から感謝です。

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当日の夕食用。アジとメバルのお刺身(へたくそ(^^;;。少ないけど相変わらず美味しいです。

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翌日の夕食用。ウミタナゴの昆布〆。両面を一日締めたらちょっと昆布が効きすぎました。可もなく不可もなし。

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カサゴのお刺身。薄作りにしようとしたらタタキみたいになっちゃいました(^^;;。色の違いは血抜きの有り無し。これはかなりの差。イシモチ並に風味が変わりますよ!



2012年2月11日 (土)

【釣行記】平成24年2月4日(金)京急大津・石田ボートさん

数の上では惨敗?でもようやく実現した初釣り。海に出れて幸せでした


・2012年の初釣りです
・僕の釣果は外道ばかり。アジはたったの1匹です。でも本命が釣れて良かった
・アジは朝方の一時のみ、航路右側標識の旗ブイの3本目(1番沖)付近で釣れてました。
・大津の海にシコイワシ(カタクチイワシ)の大群が回っています。今日はコノシロも入ってきました。
・他にも個人的に嬉しかったり、驚いたり・・・。



それでは詳細をご紹介します(今回は記事が長いです。ご容赦ください)。





平成24年2月10日(金)、京急大津・石田ポートさんから出船しました。潮は中潮、干潮はPM0:34です。天候は晴れ、風の予報は朝方北風3m。良好です。


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波・風ともに問題なし。予報が良い方へ変わりました。

今日は平日なので「釣具のタックル」には寄らず、横横終点の馬堀海岸まで突っ走ります。出口にある風速計は「0m」。嬉しい表示ですね


大津港到着はAM6:00。東北東2mくらいの風です。海は静か。条件的には全て問題なしです。港の東側の駐車スペースはガラガラ。今日はほとんど釣りに出る人がいないようです(真冬の平日、当たり前)。


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超寒いけど静かな海。期待が高まります。

石田ボートさんでポイントをお聞きします。


【ご主人&若女将さん】
・航路右側標識ブイの3本目(一番沖)の周りが良い。水深29mくらいのところ。
・日によって旗の手前だったり右だったり、どこかはわからないが、とにかく3本目の旗が中心。この付近には人口漁礁がある。
・航路左側の3本目のあたりが良い時もある。


漁礁、と聞いて海底遺跡を思い出しましたが、どうやら海底遺跡のことではないようです。航路左側3本目の付近というのは、おそらくガレ場のことでしょうか。


7時前に乗船場でボートの支度をしていると、二人組みの若い人達が次のボートの支度を始めました。挨拶をすると近寄って来られて、「HEPPOさんですか?ブログ読んでます」とのこと。


ビックリしてしまいました。ブログの先輩方に自分から声をかけることはあるのですが、かけられるのは初めてでした。不思議な感じ?です。


このお二人、KATOさんとMIMUさん。普段は葉山は観音崎がホームグラウンドで、今回初めて大津に来られたそうです(ようこそ)。


※このお二人、この日の石田ボートさんのHP釣果報告を独占します。





7時に岸払い。僕は航路沿いに真北に向かいます。漕いでいる時に、石田ボートご主人の「人口漁礁」という言葉が気に掛かり、行きがけに海底遺跡に寄ってみることにしました。
(結果論ですが、この判断が今日の釣果の分かれ道だったと思います


AM7:20。海底遺跡。
潮が思ったより流れていません。僅かに東から西に流れてます。サビキ仕掛け、ビシ仕掛け(開幕アオイソメ)の順に投入して実釣開始。潮上にサビキ竿を出して ビシ竿に魚を寄せる作戦です。ビシは水深4mで見えなくなりました。かなりの澄み潮です。


投入後10分。アタリがありません。魚探には底から0~5m位まで反応あり。魚種を確かめるためにビシ仕掛けを探り上げます。


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これがアジだったらなぁ〜。

すると底から4mでアタリ。アジっぽい引きで期待しましたが、揚がってきたのはウミタナゴ。イザというときの泳がせ用にキープします。


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またアナタですか。

続けて底から3mまでを集中的に探ると3mでまたウミタナゴ。どうやらこの反応は全てこいつのようです。ここは諦め、移動することにしました。


航路右側3本目の旗へ行くと、KATOさんとMIMUさんがいました。調子を伺うと「アジ1、あとルアーにきたシーバスが水面でラインブレイクしちゃいました」とのこと。アジも渋いらしいので、ガレ場の様子を見にいくことにします。


AM8:40。ガレ場。
ガレ場はアンカリングが難しいです。魚探で見て行くと時々底に変化があり、魚の反応が良い場所ありますが、非常に範囲が狭く、どうしてもピッタリ決まりません。3回目で底質が固めの入れたので、そこで釣り始めます。潮は流れていません。


投入3分後にサビキ竿にアタリ小気味良い引きで揚がってきたのは本命アジくんしかも良型(24cm)です。さすがガレ場。期待通りです。ボウズが無くなり一安心。


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こりゃ今日はイケるかな?と思いました(そうは行きませんでした)。

その後、良い反応が断続的に出たり、巨大な反応(イワシ?)が出たりするようになりました。3投ほど打ち返したところで大きなアタリがアジならかなりの良型間違いなしです。
慎重にテンションをキープしながら上げてみると、揚がってきたのはなんと立派なコノシロ。大津でコノシロを見るのは初めてです。外道扱いされるコノシロですが、食べ方に拠っては美味しいと聞くので、キープすることに(大津の魚は他より一味美味しいことが多いので)。


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本牧海釣り施設ではメジャーな魚です。でも不人気。

ただ、断続的に映る底から0~3mの反応は、コノシロだということになります


その後、魚探の反応も薄くなり、アタリがとまりました。アジが出た場所なので、しばらく頑張りましたが、釣れたのは小さめのメバルカサゴが1匹ずつ(カモメとトビに誘拐されました。ゴメンよ。移動することにします。


AM9:30。航路右側3本目の旗付近。
KATOさん達のボートがまだいます。声をかけると「ルアーでスズキが3本。アジもポツポツ釣れてます」とのこと。スズキ3本スゴイしかもアジも釣れているということなので、失礼して近くで釣らせて頂くことにしました


魚探を眺めながらKATOさん達のボートを中心に一回り。ここも非常にピンポイントに底質が変わる場所があります。KATOさん達から10mほど南にアンカリング。釣り始めに潮をチェック。ほぼ流れていません。


しばらくすると、東の方からボートが近づいてきました。中根方面から移動してきたようです。近づくとこちらを見て会釈されました。見覚えのあるサングラス。もしや・・・。


「調子はどうですか~?」と声かけると「あっちはダメでした」とのこと。そして「APSです」と。
やはり、APSさんです 12月の釣行の時、同じ日に海に出られて、なんと親子2人でそれぞれスズキをゲット(その日の石田丸HPを飾りました)以来、ブログに何回かコメントを頂いている方です。サングラスがカッコいいナイスパパさんです。今日はお一人のようです(平日、当たり前。お互いに頑張りましょう~と言ったところで、丸根方面へ漕いで行かれました。


アタリが無いまま時間が過ぎていきます。潮に変化があれば釣れるかも、と思い。粘ります。すると、KATOさんがルアーでスズキをゲットするところを目撃。スゴいですね~


1時間ちょっと経ち、前半戦の終了時間。ガレ場に戻ることも考えましたが、一箇所チェックしておきたい平根がありました。中根の右端の南にある「謎の根」です。そこへ行くために、大移動を開始します。


AM11:00。沖の海苔棚の南東角付近。
「謎の根」に向かう途中、ちょっと寄ってみることに。前回(12/13)アジとイシモチがよく釣れた場所です。魚探には底近くに少し反応があります。アジを願いつつ仕掛けを投入。
しばらく打ち返しているとアタリがありました。良い引きで揚がってきたのはまたコノシロ。このサイズなら食べ甲斐があるのでキープ。


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これがアジだったらなぁ〜(2回目)。

でも反応の正体が解ったので移動決定です


PM0:00。謎の根。
移動途中、6~7枚目の沖の海苔棚まわりで、まるまつ丸さん出船のベテランさんに出会い、様子をお聞きしましたが「アジが出ない」と厳しい表情でした。


謎の根は海苔棚と海苔棚の間の真ん中にあるので、慎重にアンカリングします。海底にはロープがたくさん走ってるでしょう。謎の根は平根に近く、北側の海底には変化があります。その変化のある地形の際あたりに入りました。魚の反応はあり、期待して仕掛けを投入。でも何もアタリません。悔しいので探り上げながらコマセを多めに撒きます。


すると、アタリがあり、良型イシモチを思わせる引きで揚がってきたのはまたしてもウミタナゴ(良型ですが)海苔棚近辺の底には外道ばかりのようです。


その後、中型メバル1匹を追加しましたが、アジの気配はありませんでした。


PM1:00以降の最終ラウンドをどこに託すか?その答えは明白でした。


今日唯一のアジの実績がある「ガレ場」ですそこしかありません。残り2時間のラストチャレンジ(悪あがきともいう


でもガレ場ははるか遠くです。
気合を入れて移動に臨みます。予想通りアンカーを引き上げる時に海中ロープが引っかかりましたが、落ち着いて外しました。


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手袋をはめ、気合を入れます!

「大津大返し」です(気合を入れるために勝手に命名


PM1:00。ガレ場。
大津の海を東西に切り裂いて、ガレ場に入りました。最後のチャレンジなので、アンカリングに全神経を集中します。魚探にはやはり非常に狭い平根のような場所が映ります。その場所に入るため、結果として4回アンカーを打ち直しました。


猿島に向かって早い潮が流れています。そして風も南東の風に変わってます。朝とはまったく状況が変わっていることに期待を寄せます。


釣り始めてすぐ、2枚潮に気付きました。海面にコマセを投げると、すぐに猿島方面(西北西)に流れていきます。でもサビキ仕掛けを下ろすと西南西方向に流されるんです。狭いポイントなので、仕掛けが斜めに入るのは致命的です。すぐにオモリを重くしました(この対策でも斜めに入り、ポイントを外していた可能性が高いです)。


2時間の間、潮はずっと早いままでした。そして、僕が釣り上げた獲物は「カサゴ×4」と「カタクチイワシ×10」。残念ながらタイムアップです(最後のカサゴは24cmと久々の良型、またイワシは久々のイワシのぼりでした)。




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久々のお刺身サイズ。これは嬉しい!

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5本針に5匹のイワシのぼり(撮る前に1匹落ちた)。

PM3:00に沖上がり。大分疲れましたが、疲れついでに港まで全速力で漕ぎました



陸に上がると、続いてKATOさんとMIMUさんが帰港。そして脅威の4本のスズキを拝見しました。ボートに無造作に置かれた4本のスズキは圧巻最大のスズキ84cmは特に大迫力でした


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4本並んだスズキ。これやっぱりスゴイことですよね?

更に驚いたは、3本釣り上げたMIMUさんはメタルジグでスズキを釣ったのは初めてだそうです


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お二人ともイケメンかつナイスガイですよ。

この時期のアジ14匹も素晴らしい釣果。お二人は大学生とのことですが、いいコンビ。それも腕の良い釣り師ですね。きっとこれからは大津に通うことになるでしょう。ご活躍が楽しみですね






結果の釣果:アジ1、メバル2、カサゴ5、コノシロ2、ウミタナゴ3、カタクチイワシ10。

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不満?いえ、大津の海の恵に感謝です

本命1匹しか釣れなかったクセにやたら長い釣行記。これで終了です
GPSログ等は改めて補足記事でご報告します





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