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2021年10月20日 (水)

【釣行記】令和3年10月15日(金)糸島・玄海マリーナさん

糸島の海にお別れ。思い出に残る特別な1日になりました。

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ちょっと大きな勘違い(思い込み?)をしてました。

玄海マリーナさんのレンタル手漕ぎボートの営業終了は、今年は「11月」ではなく「10月」。

確認もせず、勝手に昨年と同じと思い込んでいた僕の手落ちです。


朝の受付の時点で気付きました。

何に気づいたかって?

「どうやら、今日の釣りが糸島最後の釣りになりそうだ」ってことです。

*僕は今年度いっぱいで東京帰任の可能性が高いです。


途端に、心持ちが変わりました。

目に入るものすべてに感謝の気持ちが湧いてきます。

今回の釣りは、糸島で出会ったすべてに感謝し、お別れを告げていく1日になりました。



🏁🏁🏁



そんな、普段とは違う釣行をご報告。

今回の記事は、最近ではちょっと長いほうになります。

(昔は長い記事ばかりの時期もあったなぁ


【実釣報告】

潮汐は長潮ですが、そんな些細なことを忘れさせてくれる素晴らしい天気に恵まれました。

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こんな綺麗な海に出られるなんて幸せですね。

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糸島で最後の岸払い。玄海マリーナのスタッフさんに感謝です。

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見送りアオサギ。いつも見送ってくれてありがとう!


沖目の牡蠣棚に係留して釣りをスタート。

仕掛けを入れるとすぐに違和感が・・・。なんだかいつもと雰囲気が違います。

どうやら、牡蠣棚の位置がかなりズレているようです(いつもの平根ではなく、砂地の手応え)

30分コマセを打ち返しても、アジのアタリがまったくありません。

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やっときた初アタリは去年狙って釣れなかったシロギス(1目め)。お別れの挨拶に来てくれたのかな?


潮に合わせようと、牡蠣棚の反対側に移動して数回仕掛けを打ち返すとアタリが!

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量産型グーフー(2目め)。またお前か!


フグでした・・・。

冒頭で「すべてに感謝」と書きましたが訂正します。グーフー達にだけは感謝できません。
(お別れはしましたよ。少々乱暴にですが・・・笑)


フグ、今回もヤバイ。

ビシカゴを追って浮上してくるフグ達が前回よりデカくなってます。

メゲずにあれこれ仕掛けを変えていると、サビキに良いアタリ!

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やっと来てくれたマアジくん(3目め)。良型です!

このサイズがポツリポツリとサビキに来ます(ポツリポツリとフグも来る)

泳がせるにはちょっと大きくて悩みましたが、4匹目くらいにコアジをゲット!すぐに泳がせをスタートします。


しかし、30分も経つとこんな姿に・・・。

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エサアジ。口しか残ってません・・・。


マズい。このまま泳がせを続けてもフグにエサをやっているようなものです。

いったんサビキ竿をたたみ、泳がせ竿だけを出した状態で移動してみることにしました。
(手で筏を掴みながら、牡蠣棚沿いにゆっくり移動します。テクトロのイメージですね)


この作戦ではアタリは出せなかったんですが、期せずして状況の把握をすることができました。このあたりの牡蠣棚、大部分の牡蠣が収穫済になっているようです。

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牡蠣を吊るすヒモが一切見えません。すべて収穫済。

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こちらはまだ残っている部分。吊るすヒモが見えます。


収穫済のところは、ただ筏が浮いているだけで、潮流もそのまま通り抜けていきます。

養殖牡蠣が満載の牡蠣棚は、潮流に対して壁のような効果があり、筏全体が潮に押されて少し移動します。

牡蠣が収穫されるとそういった抵抗がなくなり、筏の位置も変わってくるようです。


とりあえず、牡蠣の残る場所の角付近に位置取りをし直しました。
(大物は潮下に走りがちなので、牡蠣棚の潮上は避ける必要があります)


しかし、この場所もデカフグの巣窟。ボートのすぐ下にウヨウヨ集まってきます。

仕掛けを打ち返していると全然散らないので、正直参ってしまいました。

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コマセカゴを追って浮上してきたフグ。1匹しか写ってませんが4~5匹は泳ぎ回ってます。


そこで思い出したのが五目漁師さんの言葉。

「フグがジャマなら釣ってしまえ!」

少しでも状況を変えるためにチャレンジ!ハリスに針を結んだだけの仕掛けで手釣りしてみます。

オキアミを付けて流すと、水面下1mのあたりで必ず現れるので、サイトフィッシングで「エイヤッ!」と合わせます。

ヒット率は3~4回に1回という感じ?まあまあ良い感じで掛かります。

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掛かったグーフー。クックック、逃げようとしても無駄だ。ジタバタすんな。


釣れたグーフー連中には、筏の上で10分ほど日光浴をしてもらい、やる気をなくした頃合いを見計らってリリースします。
(奴らは晴天で10分日光浴しても全然生きていて泳ぎます。呆れる生命力)


途中、サンバソウちゃんが挨拶に来てくれました。

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サンバソウ(4目め)。君も糸島の牡蠣棚の顔だね!


小1時間ほどかけて5匹のフグチーマー達を懲らしめると、ボート下のフグはいなくなりました。

しかし、チヌ狙いの仕掛けをおろすと、すぐにハリスに噛みキズがつきます。底のほうのフグは全然散っていないようです。

針を結び直すたびに気持ちが削がれます・・・。


手持ち最後のエサアジを付けて泳がせている竿を久しぶりにあげてみると、何か生命反応が!

しかしイヤな予感がします・・・。

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掛かっていたのはコイツ(5目め)。


サバフグでした・・・。いつも釣れる量産型はショウサイフグかコモンフグ(パッと見似てる)なので、一応お初です。


これで手持ちのエサアジがいなくなってしまいました。

時計を見ると、もう13時半。あと1時間ほどしかありません。

最後の釣りをこんな形(グーフー軍団への完全なる敗北)で締めくくるなんて・・・。

絶対に嫌です!
最後の1秒まで諦めません。


打つ手に非常に悩みましたが、潮が変わっていることもあり、イチかバチか朝イチの場所に戻ってみることにしました。
最後の1時間をここに賭けます。


エサアジを確保するため、サビキ仕掛けを選択。

なかなかアタリが出ませんでしたが、5投目で良いアタリが!

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泳がせるには大きすぎるアジ(25cmクラス)。


その数投後にも同じサイズのアジがきました。

時間がないので、やむなくこの大きなアジを泳がせることにします。


しかし、この25cm級のアジもすぐにこんな姿に・・・。

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無残。大きめでも襲われるのは変わらないんですね・・・。


それでも先に釣れたアジに付け替え、泳がせ竿だけは出し続けるようにします。


その後もアジ狙いを続けていると、25cm級のアジがポツポツと1匹ずつ釣れてきます。これは過去最大のサイズアベレージ。

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これは少しだけ混じったマルアジ(6目め)。中層で掛かり、元気に走ります♪



まるで、フグ三昧で不調だった今日の釣りの埋め合わせに向こうから掛かってきてくれているような気がします。

「ありがとう」。美しい糸島の景色を目に焼き付けながら、釣れてくれたアジ達にそんな声をかけ続けました。

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本当に美しい。



すると、表層でいきなり仕掛けをさらっていく元気の良いアタリが出ました!

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バリ(7目め)。糸島で初めてその美味しさを知った魚です。

バリ(アイゴ)ちゃん!君まで出てきてくれたの?ありがとう!


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もう、バリの処置も手慣れたものです♪


バリの処置をし終えると、時計は午後2時を回っています。もうすぐ納竿の時間。

お土産も確保できたし、そろそろ片付けを始めるかな・・・。

そんなことを考えていた時、突然想定外の音が耳に突き刺さってきました!

「ジャーーーーッ!!!ギュルギュルギュルッ!!!!」

泳がせ竿にヒットです!!!(25cmアジを食った???)


竿を取ると、竿身が満月のように曲がります。かなりの重量感。

しかし、何かヘンです。パワーはあるものの、引き込みがあまり無く、頭を振る感じもしません。サメではない感じですが・・・。

相手はひたすら牡蠣棚の下に逃げ込もうとします。竿を立ててリフトアップに頑張ると、少し軽くなりました。どうやら上を向かせることに成功したようです。

ボートの真下の濁り潮の向こうから、身をうねらせる相手の姿がうっすら見えてきました。

裏側が真っ白で平べったい様子を見た時、一瞬大きなヒラメかと思って心臓が早鐘を打ちました。


しかし、25cmアジに食いついたのは、残念ながらヒラメではありませんでした。

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エイくん。アカエイかな?(8目め)


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エイくんの裏顔。リリースするからそんなに怯えた顔しないでよ(^o^;。


エイを取り込んだ時、普段の僕なら落胆してもおかしくないと思うんですが、この時はまったく別のことを考えていました。

思い出していたのは、10年ほど前のたけちゃんさんのブログ記事。たしかタイトルは「クロダイの入れ食い」。

その衝撃的な記事で、たけちゃんさんはたくさんのクロダイ(チヌ)を入れ掛かりで釣りあげられていました。

そして、それには「サメをリリースした後に始まった」と書かれていたんです。


時間的にはもう10分くらいで沖あがり予定時刻ですが、僕はエイをリリースしたあと、すぐにサビキ仕掛けを外し、チヌ狙いの1本針仕掛けに変えました。

祈るわけでもなく、釣れる確信ももちろん無く、ただこの最後の釣りで出来ることをやり切ろう、という気持ちでした。


この仕掛けは今日、入れるたびにフグに噛まれまくり、何度も針を取られています。次にあげた時にハリスがキズついていたら、本日の釣りは即終了です。


仕掛けをタナに入れて約40秒。引き上げようと竿をあげると、コツッと小さく竿先が止まりました。

あれっ?と思って竿を止めて様子を見ると、ククッと竿先が下に引っ張られます。

ググッ!その力は次第に強くなり、あれよあれよという間に竿先が海中に没し、スプールが音を立てて逆転しました!
これは大物です!!


何度も力強くドラグを引き出し、暴れまくった末に姿を見せたのは、30cm程のチヌ(クロダイ)でした。本命です!

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糸島の空の青さを身にまとって美しく輝くチヌ(9目め)。


3ヶ月振りのチヌ。引きの割には型が小さかったですが、そんなことは関係ありません。

本命の魚が、最後の挨拶に出てきてくれました。あれほど苦労したフグの猛攻を最後の最後にかわして・・・。信じられません。

「釣れてくれてありがとう」何度も繰り返しました。本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。しばらくの間、放心しながらチヌの頭を撫でていたと思います。



落ち着いてくると、また別の記憶がよみがえってきました。前回チヌが釣れたのは7月。その時も今回と同じサイズが釣れ、その次の1投で年無しサイズが来ました。

時計を見ると、すでに沖あがりの予定時刻を過ぎています。でも、あと1投だけ仕掛けを入れてみることにしました。


その1投。

この1投が、僕と糸島での最後の獲物の間をつないでくれました。

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きっと一生忘れられない1尾。


不思議な感覚でした。

掛かった時から取り込みまで、死にもの狂いで暴れる、というような雰囲気が一切感じられませんでした。

力強い中にも、どこか優しいような引き。海中に姿を現した時、身をよじる姿は女性的で上品な感じがしました。先に釣れた尺チヌの男性的で暴力的だった引きとはまったく異なります。

真剣勝負に勝った感覚ではありません。タモに収める瞬間の気持ちを例えるなら、まるで乙姫様から竜宮城の恵みを授かったような感じでした。

この2年間の糸島での釣りの最後を締めくくった魚。
それは本命、46cm・1.56kgのチヌ(クロダイ)になりました。


時計を見ると午後3時を回っています。

まだ更なる大物もいるかもしれませんが、僕にはもう釣りを続ける気持ちがありません。

本命を含め、9目もの糸島の魚達が、かわるがわるお別れに出てきてくれたんです。

胸いっぱいの感謝の気持ちしかありませんでした。


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帰路。凪いだ心がこの風景に解け合っていくようです。

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可也山(糸島小富士)。稜線が穏やかな波のように見えました。


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帰港後にスタッフさんに撮ってもらった1枚。


🏁🏁🏁



釣果:チヌ(クロダイ)2(46cm、31cm)、マアジ28(25~13cm)、マルアジ4、サンバソウ2、バリ(アイゴ)1、シロギス1 +α

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サンバソウの左にいるのは処置済のバリです。

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終わってみればアジも数が揃っていました。


*ちょっと初めての経験をご報告。
大きいほうのチヌの胃袋の中にはアジが数匹入っていました。チヌもフィッシュイーターなんですね。

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チヌの口、アジ丸呑みができるんだ!(@。@)



【糸島のお魚料理】

今回の釣行後の5日間で作った、糸島のお魚さん達での最後の手料理を載せておきます。食事としてもたくさんの幸せを運んでくれました。


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アジとサンバソウの握り。


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アジの揚げたてから揚げのソース丼。から揚げは頭が一番美味しいと思います。


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チヌのムニエル。シンプルですが焼き加減の奥が深いです。


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チヌの塩麹焼きとマアジの刺身。贅沢な朝ごはんでした♪


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糸島の牡蠣アジのフライ!定番かつ王道の逸品です。


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チヌのアクアパッツァ。普段はワイン入れませんが、合わせて飲むときだけはそのワインを入れます。


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バリ(アイゴ)の煮付け。深海魚を除けば最高の煮魚。メバルやカサゴより上と思います。


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チヌのカマの酒蒸し。白ワインで作ると香りも良くなってオススメ!


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チヌのパエリア。アクアパッツァとパエリアは別に取った出汁をたっぷり入れ、骨や殻なしで作っています。食べやすくてより楽しめますよ♪


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おまけ。月曜日のお弁当。アジフライに南蛮漬けで、まさに糸島アジ弁当!贅沢です。




🏁🏁🏁



今月はもう週末の予定に空きが無いので、玄海マリーナさんの手漕ぎ営業終了までに伺う機会はありません。

最後の釣りが良い釣りになって、本当に良かったです。

糸島の海は、釣り場として本当に魅力的です。この海に出会い、いろいろなことを感じることができて幸せです。

糸島の海の神様、心から申し上げます。ありがとうございました!



🏁🏁🏁



さて、糸島での手漕ぎボート釣りは終わってしまいましたが、まだ東京帰任までには時間があります(そもそも未確定ではありますが)。

10月最終週には北九州で知人所有の船外機船に同乗させてもらう予定もあります。

九州での釣りは、まだ続きますよ!




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もう来られないと思うと、やっぱり淋しいですね・・・。

2016年11月 6日 (日)

【釣行記】平成28年11月5日(土)京急大津・石田ボートさん

今年2回目の青物狙いです

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実は11月3日の文化の日にも石田丸さんに来たんですが、北からの強風が止まずに諦めて帰った経緯があります。なので、今回は「出直し釣り
(自分的にはとても珍しいパターン)


しかし、結局のところ今回はワラサどころかイナダの1本も釣りあげられませんでした
アジですら渋々・・・。
(結果を冒頭に書いちゃう。これも自分的に珍しいパターン


青物狙いはいつもこんなパターンになっちゃいます。


「泳がせでドカーンといっちゃうぜ
   ↓
「アジ釣れねぇ
   ↓
「リベンジ
   ↓
「アジ釣れたけど泳がせ不発
   ↓
「リベンジ
   ↓
「なかなか出られねぇ
   ↓
「よしやっと出られる
   ↓
「アジ釣れねぇ」
   ↓
(以下ループ)


で、気がつくと年が明けてしまったり・・・(泣


風物詩ですね(笑







珍しいパターン繋がりで、今回の記事は珍しく写真ダイジェスト的にまとめてみたいと思います
(写真が多いと開くのが重い記事になるかもですが(^^;;)


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出船前。気合いの入ったたくさんの手練れの方々が発するオーラを感じちゃいます。その中にはイカナベさんや石田丸釣果ページの常連さんの姿も(゚o゚;;。予報が外れて風は強いは雨は降りだすはで、一時みんなで不安になりました。


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中根でアジを探して転々。やっと釣れたけど、今回も「ちっさ!」( ´Д`)


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イナダを期待するも、良いアタリはサバばかり(3本確保してあとはリリース)。


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表層は澄み気味でも底は暗そうなので夜光サビキ投入。でもやっぱり型変わらず。


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今日も出ました針泥棒くん。針の在庫のある限り結び直してやろうと気合いを入れたら、意外に穏やかでした(でも5匹釣れた)。


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AM11:00頃にガレ場付近に移動。そこで待望の中アジゲット!すぐに泳がせアジをチェンジ!さあ来いワラサ野郎!o(`ω´ )o。


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お刺身分のアジも確保できるかと思ったら、すぐにまた型が退化(´Д` )。


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風が弱まり船がズレるとすぐに岩場を外れます。久しぶりのシロギスくん。良型ですo(^_^)o。


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うおっ!き、君は!!「イトヒキハゼ」くん!!大津では初めてです。トラギス・ハゼマニアの血が騒ぐ(笑


※過去記事:「【雑談】「クラカケ」あなたが思い出すものはなんですか?」(トラギスマニア記事)


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風が弱まり船がフラフラ。振られるたびに岩場に戻ったり。砂場になったり、ラジバンダリ。


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ネタがないのでオマケをひとつ。この写真の下のアジ、なんかヘンだと思いませんか?


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【拡大図】顔に「ウオノエ」が張り付いてます。ウザいだろうなぁ(^◇^;)


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かわいそうなので剥がしてあげました。※新デジカメに慣れず今回はピンボケ連発です。


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午後2時、最後の最後まで出し続けた泳がせ竿を撤収。無念。泳ぎ切ったアジくん、お疲れさま!(^o^)/ ※お刺身になりました。

釣果:ゴマサバ5、アジ7、シロギス1、カサゴ1、イトヒキハゼ1、ヒイラギ1、コモンフグ5。
(本命なしの「外道7目」ということでヽ(´o`;)



キープは写真のとおりです。ひとつ幸運だったのは、このサバ3本とも脂ノリノリで美味かったことです。家族の夕食の笑顔はギリギリ守られました(^◇^;)。







今回、ガレ場にはたくさんのボートが浮かんでいて既知のポイントには入れず、魚探で底質をみながら少し離れたエリアを漕ぎまわってみました。


すると案の上、小規模な漁礁らしきポイントや、小さな岩場が点在していました。以前の記事でこのあたりを「人口漁礁ベルト」と妄想したことがありました。海底の状況はイメージどおりです。でも、どのポイントも規模が小さく、正確にアンカリングするのはかなり難しいと思いました。


過去記事:「人口漁礁ベルト」を妄想した部分のある記事


しかし、ガレ場はエリアとして捉えると、とても面白そうです。きっと有名なヤマダテやGPSデータとはズレる「Myガレ場」ポイントをお持ちの方も多いんじゃないでしょうか?
僕も見つけておきたいな、と思いました







今年も青物狙いは厳しい展開です。
早いとこ達成して次の目標に進みたいんですが。今年のリベンジは多くてもあと2回かな・・・?


HEPPOの青物2016はまだ続きます!
青物に心奪われたみなさん、ご一緒にベストを尽くしましょう



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今の大鯖は外れが少ない?オススメです!o(^o^)o




2013年11月 3日 (日)

【釣行記】平成25年10月29日(火)京急大津・石田ボートさん

「真秋の怪談」釣行の顛末です


だいぶ遅くなってしまいましたが・・・。



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この秋初めて寒さを感じた釣行です。

10月後半に仕立船でのカワハギ釣行予定があったのですが、台風の影響で中止になってしまいました。その代わりの意味もあって、天候の良さそうなタイミングを狙っての休暇申請。予告なしの突然釣行です



と、ところが・・・。


確かに前日の予報では晴れで、穏やかそうだったんです。本当ですよ。おまけに言うと、前日も翌日も朝方の風を除けば、なかなかの釣り日和でした。


なのに、出かけてみると「風」。海に出ると「波」。そしてダメ押しの「雨」。これでもかというほどの悪条件でした。ちなみに潮汐は長潮です


ボートが出る限界点だったかな?と思います。
(僕にはよくあることなのですが



思い当たることがひとつあります。


今回、台風後しばらくは好天が続くだろうと思って、「ボウズ軍団」を出動させなかったんです。安心・慢心・油断・・・。風神様(あわわ)の力をフリーにしてしまっていました。


やっぱり怖い


それでは、「真秋の怪談」釣行のご報告に入らせて頂きます・・・。


(できるだけ短め、ざっくりめでまとめてみます)







【GPSログ】


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悪天候のため、「沖の海苔棚まで」というエリア制限の付いた1日でした。

①武山出し

周辺には海中ロープが走っていて、潮の流れも予想外だったので、なかなか緊張感のある釣りになりました。アタリは遠く、イナダも単発でした。


②カサゴ根

少しでも底潮が動いている場所を目指したのですが、残念ながらここもダメ。それでもしばらく粘ってみましたが、結局潮はピクリとも動かず、ビシ仕掛けでは釣りになりませんでした


③沖の海苔棚3枚目と4枚目の間

紋二郎さんが釣られていた場所です。近くに入らせて頂くと、アジのアタリがポツポツ出ました。近くにいる紋二郎さんはすごい入れ食いで、サビキが鯉のぼり状態でした。砂地の場所ですが、良いポイントですね。海中ロープでのビシロスト事件も起こりましたが、ここでイナダが追加でき、さらに大アジが出てくれたので、救われました




【実釣について】


AM7:00頃に岸払い。一路、武山出しに向かいます。


風、波ともに強く、何度か砕けた波がボートに入りました。一緒に向かっていた紋二郎さんが、頭から波をかぶるのを見ました(>_<)。慎重に漕ぎながら、遅々と進んでいきます。



武山出しに到着。根の本体に海苔棚は被っておらず、アンカリングは可能でした。


僕は武山出しの中心を狙ってスタート。紋次郎さんはまっすぐ沖に向かい、沖の海苔棚の間まで行かれました。


アジ狙いの2.4mウィリー仕掛けです。コマセを巻くと、最初に掛かってきたのはお久しぶりのシロギスちゃん。武山出しの中心部はやはり砂地と岩礁の入り混じった底質ですね。今年から竿を入れ始め、まだ慣れない武山出しですが、ようやく全容が見えてきた気がします。



しばらく打ち返すものの、釣れません
表層の潮はわずかに北西からの流れですが、底潮は真逆です。それも思ったより早めに流れていました。大津での岸から沖方向に流れる潮は苦手です


イナワラ狙いの5号6m2本針仕掛けも出しておきます。いつのまにか雨が降り出しています。しかも徐々に本降りに・・・


根気よく打ち返していると、ビシ仕掛けに弱いアタリ。13~14cmのアジでした
今日の釣りは沖に出られない時点でワラサを諦めてますが、万一ということもあります。即泳がせ仕掛けを投入です


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雨が降ってるの分かります?ずっと止みませんでした(>_<)。

またアタリが無い時間が続きます。中層に魚の気配はありますが、何も掛かりません。


棚を調整していると、強いアタリが
揚がってきたのは40cmほどのイナダでした。


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意外に型が小さめ。でも今のイナダは美味しいんですよね〜o(^▽^)o。

しかし、この魚を釣った後、中層の魚の気配が消えてしまいました。底潮も流れなくなったので、移動することにします。


少しでも潮の流れそうな伊勢町方面に行ってみることにしました。目指すはカサゴ根です


途中、沖の海苔棚3~4枚目の間の紋二郎さんに声をかけましたが、アタリはまだ無いとのことでした。今日はなかなか渋い展開ですね



AM9:30頃、カサゴ根に到着。
今年も海苔棚の角付近が被っていました。でも根の半分くらいは狙えそうな位置関係です


しかし、この場所は底潮も含めてまったく潮が流れていませんでした。ビシ仕掛けは2.4mの方ですらほぼ毎投絡んでしまいます。しばらく様子を見ますが、潮が動く気配がありません。アタリもなく、我慢の時間です。波が高く、雨も本降り。なかなか修行の様相を呈してきました



AM10:00過ぎだったでしょうか。紋二郎さんからメールがあり、コアジが入れ食いとの情報が。もうしばらく様子見を続けてみましたが、結局潮が流れる気配はなく、移動することに。


紋二郎さんの近くにお邪魔することにしました。海苔棚3~4枚目の中間の北寄りのあたりです。


紋二郎さんから20m程度の位置につけ、ビシ仕掛けを入れるとさっそくコアジらしきアタリが
「さっそくアタリです~と報告しながらリールを巻くと、中層でガシッと仕掛けが止まります。海中ロープのようです・・・。


ビシ・天秤ごとロスト


海苔棚付近での釣りが苦手という記憶が蘇ってきてしまいました


アンカーロープの長さを調節し、位置を少し変えます。なんとかロープを避けて釣れる位置になりました。コマセを振りはじめ、数投でコアジがヒット泳がせ竿を投入します


その後はポツポツとビシ仕掛けにコアジが掛かりますが、泳がせエサの分以外はリリースしました。


AM11:30頃から、北西からの潮が少しずつ流れ始めました。
仕掛けの流れが安定しそうなので、ワラサ仕掛けも出します。3本竿体制です。


ずーっと強い雨が降ってますスマホは防水ケースに入ってますが、びしょ濡れなので操作ができません。写真もほとんど撮れず、メール等への返信もできない状況です。レインスーツのおかげでそれほど不快ではありませんが、本格的な雨の中での釣りが大変だということがよく分かりました


紋二郎さんを見ていると、サビキでコアジがバンバン釣れ続けてます。鯉のぼり状態も何度も見ました。すごい入れ掛かりでしたね~


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すごく寒そうに見えましたが、紋二郎さんの元気は揺らぎもしません。強い人だなぁ、と感じました。

時々声を掛け合いながら我慢の釣りをしていたら、泳がせ竿の鈴がチリンチリンと鳴りました。アジが暴れているようです。アジ狙いの竿の方を巻き上げながら本アタリを待っていたら、予想外の方向からドラグ音が鳴り響きました


引き込まれたのは泳がせ竿ではなく、ワラサ狙いのビシ仕掛けの方でした
突然の予想外に慌ててしまい、すぐにその竿を取ってしまいました。これが失敗です


掛かった魚は43cmのイナダだったのですが、中層で走られ、3本竿の仕掛けがすべて絡んでしまいました。イナダは取り込んだものの、ひどいオマツリから復帰するのに30分・・・。相手を見極め、ゴリ巻きで素早く浮かせるか、または素早く他の仕掛けを揚げてから竿を取るべきでした。まだまだボートの上での基本動作がなっていませんね


その後は時々コアジが釣れるだけで、アタリが遠くなりました。



PM1:00を過ぎました。風雨が弱まり、ようやく海が穏やかになってきました。北西からの潮が適度に流れていて、海の雰囲気が良くなりました。


でも、そろそろ沖上がりの準備の時間です。


小物を片づけていると、ウィリー竿に良いアタリが
引き揚げると、40cm近い大アジでしたようやく釣れた今日の本命に、うれしくてテンションアップです


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やった〜!今日の大本命です!\(^o^)/

その後、大アジ、中アジがポツポツとアタるようになり、思わず沖上がり予定時刻(1時半)をオーバーしてしまいました。でも大アジ3本と中アジ2本を釣ったところで、お土産には充分かな?と思い、沖上がりにしました。


紋二郎さんも大アジをゲットされてました
今日の釣果は紋二郎さんのおかげです。ありがとうございました


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最後の1投で掛かった本日最小アジ。オキアミ1匹でお腹いっぱいなんじゃないでしょうか(^^;;。






それでは、後半の補足部分です。


Q.今回の釣行テーマは?

A.事前に考えていた今回の狙いは1つだけでした。


・狙いは「ワラサ」「大アジ」
ハリス号数の選択に悩まないように、今回は思い切って黒鯛、真鯛は狙わず、大物はワラサ狙いに絞ります。ワラサ仕掛けは5~8号ハリスで4.5~6mを用意(半分は昨年のワラサ乗合の時に作った仕掛けだったりします)。ビシに喰ってくるのは4kgクラスのワラサを想定します。泳がせに喰ってくる魚より大きいイメージですね。今回は潮が悪いので、できるだけ沖に出ることがカギになると思います


今年大津で釣れてる魚の中で、最も貴重なのは「大アジ」と思ってます。僕の場合、大アジは2.5m仕掛けが1番実績が高いので、今回もそれをメインに狙います。ぜひとも確保したい獲物ですね



Q.今回の基本情報は?

A,以下のとおりです。


平成25年10月29日(火)、京急大津・石田ボートさんから出船しました。潮汐は長潮。干潮AM6:40、満潮PM13:40。上げ潮の釣りに見えますが、おそらく潮は朝と午後の一時しか流れないと思われます。前日はやや北風が吹いたものの好天。抜けていった台風の他に低気圧は無く、翌日の悪天候もなさそうです。台風29号が発生していますが、北緯20度線以南で影響なしと思われます。海況図で見る大津の水温は19.6度程度。秋のベストシーズンと言って良いでしょうね。



Q.出船前の状況は?

A.ボートが出ないかと思いました


朝6時前に大津に到着すると、強い北風です。MICSで確認すると8m/秒。海にもウサギが跳ね回っていて、風待ちを覚悟しました。石田丸さんに伺うと、「(出船は)まだわからない」と


車の近くで海を眺めていると、声をかけて頂いた方がいました。「紋二郎」さんですこれまでに何度かお会いしてますが、一緒に海に出るのは初めてのことです。風が怪しい中での対面でしたが、嬉しくて、心強かったです


風がなかなか弱まらず心配でしたが、7時前くらいに「1人乗りならOK」ということになりました。ただし、風の予報が悪いので「沖の海苔棚まで」というエリア制限付きです。中根に行けないのは残念ですが、海に出られるだけでも有難い、と思いました。紋二郎さんと相談し「武山あたり」を攻めてみることにしました。


岸払いの直前、雨がパラつきました。
この時はすぐにあがったのですが、出船後、まさか1日本降りの中での釣りになるとは・・・




この他に、雨や波絡みの補足がありますが、別途補足記事でまとめさせて頂こうと思います。







改めて思い返すと、最近の釣りでは好天と凪に恵まれていました。
今回は悪天候でしたが、これもボート釣りらしい釣りのひとつかもしれませんね
海に出られ、竿が出せ、魚が釣れた。良い日だったなぁ、と思います。


雨中での釣り。そして波が高い中での釣り。そんな特殊な条件での経験としては、得るものがたくさんありました。この次に同じような条件で出撃する時は、もっと良い釣りができそうな気がします。


でも今後はボウズ軍を忘れないように気をつけます(笑





2013年6月29日 (土)

【釣行記補足】小話的なネタなどをあれこれ。

平成25年6月22日(金)大津釣行の補足です


今回の釣りは「飛び出せ釣り」だったので、釣行テーマも戦略もありませんでした


ブログアプリの不具合のせいで本編に収まりきらなった部分を補足として書いておきますね。



【自宅出発前の「いつもの儀式」


大津に出かける時は、いつもAM4:15頃に自宅を出発するのですが、出発前に心がけていることがあるんです。



ひとつめ。


「お守りA」に釣行の安全と大漁を祈願


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霊験あらたかな有り難いお守り。


ふたつめ。


「お守りB」に釣行の安全と楽しい釣りを祈願


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以前ご紹介済。これを娘から貰って以来青物づいてる気がします。


みっつめ。


「お守りC」に大きな外道が掛からないように祈願


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↑初出しのお守り。今年の父の日の娘からのプレゼント。
娘は自分の魔力を試すため、僕にイルカを釣らせようと目論んでいるらしいです




よっつめ。


釣り好きな天国の父と伯父に釣りに出掛けることを報告


ゲン担ぎなんですが、寝ぼけてこれらの儀式をおろそかにしちゃった時は、釣れたことが無いんです

そういうジンクスって、ありませんか?





「ステンレスの鈴」


この記事でご紹介したものです。


作成したのはもう5ヶ月も前のことなのですが、最近の釣りではほとんど置き竿をすることが無く、使う機会が無かったんです。

実際に魚のアタリを知らせてくれたのは、今回始めてになります


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ちょっと改良型です(^-^)。

魚のアタリでうまく鳴ってくれるか心配だったんですが、バッチリでした竿先から60~70cmくらい離した位置に取り付けると、針にイワシが付いても音は鳴らず、アジ以上のサイズの魚の時だけ鳴ってくれます(1.95mの6:4調子の竿です)。

おまけに音も綺麗で、あまりうるさくありません


今回はおおむね凪の海での使用だったので、あとはもっと波のある海で使ってみる必要がありますね。


いままで泳がせや2本以上の竿を出している時に、アタリを何度も見逃たことがあったので、ちょっと嬉しい味方ができた感じです。


※ステンレス製の鈴はなぜか釣り具店には見当たりません。僕の使っているものは、小鳥用のオモチャに使うものを流用してます。





100円ショップアイテム


最近買ってみたコレ。


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小さめのボウルです。

たためるボウル。なかなか便利ですね~


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こんなふうに畳めます。

タックルを減らすことがなかなかできない僕なのですが、この折り畳み式のボウルのおかげで荷物の体積が少し減らせました。


ザルタイプもあって、たたんで重ねることもできるのがさらに素敵です。


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ザルタイプも買いました。


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両方畳んで、重ねられます。嵩張らなかくていい感じ!o(^▽^)o




3本のゴマサバ、すべて脂がノリノリでした。


我が家はサバの生食はしません(1度だけ、みんなでサバの味を知るためにお刺身でいただいたことがあります)。


今回は塩麹焼きと味噌煮で頂きましたが、文句なしのメタボサバでしたお腹からイワシが5匹も出てきたものもいます。脂も乗るわけですよね?


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サバ味噌煮。


アジも小振りだけど味は最高の部類。やっぱり今が旬なのでしょうか?
冬も美味しいので(ハズレもありましたが)・・・。どっちがベストか分からなくなっちゃいました


たくさん釣って食べて、気長に調べたいと思います


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白いのはシロギス。お皿も盛り付けも適当なのでアップでごまかします(^^;;。

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大好きなアジの出汁茶漬け。

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シコイワシのお刺身。我が家ではアジより先に無くなります(^_^;)。




今回の補足記事はこれでおしまいです。


そうそう、あとひとつだけありました。


あれだけ慢性的な体調不良(頭痛、眠気、眩暈、腰痛)に悩まされていたのに、月曜日の仕事ではウソのように元気が戻ったんです


笑っちゃうほど体も心も軽く、仕事にも集中できました。やっぱりストレスを溜めすぎていたんでしょうか。仕事に頑張るのは嫌いではないのですが、どうやら釣りに行けないことの方が体調に影響するみたいですね


自分の体と心が、意外に単純なつくりであることに気がついて面白かったです


(水曜にはまた体調不良が戻ってきちゃいましたが・・・


ようやく仕事の大きな山を越えました。あと少し小山を超えれば、少しは「家での釣り」を再開できそうです





2013年2月13日 (水)

【釣行記補足】海苔棚KMLファイル+その他もろもろについて

平成25年2月9日(土)大津釣行の補足です


釣行前週に仕事で午前様続きだったせいで、きちんと予告記事が書けませんでした(忙しいのはいい加減慣れましたが)。釣行目標はいつも通り決めてあったので、遂行状況と合わせて事後報告させて頂きますね。



【今回の目標と実際の遂行状況について】


1.GPSログで沖の海苔棚の枚数、位置を確認する


昨年の2月10日、大津の海に浮かぶ沖の海苔棚の縁をなぞるように移動し、GPSログで海苔棚の位置を記録しました(該当記事)。


今シーズンの海苔棚は昨年と枚数も位置も違っているようで、人によって(僕も含めて)枚数の認識も異なっているようでした。昨年との比較も大切と思い、今年の状況もきちんと確認しておきたいなぁと、ずっと思っていました


そんな思いを抱えながら昨年12月7日、頑張ってすべての海苔棚を周回したのですが、残念ながら iPnone の電源落ちでGPSログは取れてませんでした


そして今回、ようやくGPSログを取ることができました

釣行記本編に記載したGPSログを元に起こしたKMLファイルを共有させて頂きますね。


Okinonoridana2013
去年よりだいぶ丁寧になったと思いますよ(^^;;。

「okinonoridana20130209.kml」をダウンロード


GPSやGoogle Earthをお使いの方に少しでもご参考頂ければ、とても幸いです



2.実釣時間を3分割して3か所で5種類の釣り方にチャレンジ


事前計画では、こんな感じで考えていました。


①序盤-沖の小漁礁でビシ釣り+メタルジグ
②中盤-カサゴ根(謎の根)付近でウィリー釣り+泳がせ釣り
③終盤-海苔棚の潮上につけてNS仕掛けを「海苔棚の下」に流してみる


この3ヶ所は海苔棚の周回作業を考えて選んだポイントです。


実際の釣行ではかなり予定が狂ってしまいました


石田丸のご主人のアドバイスの(の一部)を取り入れて、沖の小漁礁からもう少し沖に出てみたり、iPhoneの充電コード忘れのせいで海苔棚めぐりを優先したり、手頃なアジが釣
れず、泳がせ釣りをあきらめたり・・・


でも残りの4種類の釣りはひと通り実行しました。興味深かったのはウィリー釣りです。アタリの出るビシ釣りとまったく同じ釣り方(というより、ビシ仕掛けでウィリーシャクリをしていた訳ですが)をしても、アジは反応しませんでした。



3.冬の風物詩「鮗(コノシロ)」を釣る


前述の釣りのうち、②と③はコノシロ狙いを意識してました。昨年の2月10日、カサゴ根のあたりと海底遺跡のあたりでコノシロを釣ったことがあるので、ぜひまた会いたかったんです。
コノシロは群れで回遊する魚で、時に巨大な群れで中層まで広がって泳ぐようです。タナを広く探れるNSなら向いているかも?と考えました。


コノシロはいなかった?
いえ、翌日にせ一じさんが釣られてますし、何人かの方が魚探で大きな魚の群れを見たと言われているので、おそらくコノシロはいたんだと思います。釣れなかったのは僕の腕と低水温のせい?(モチロン主に腕



なんにせよ、今回釣ることができなかったことはとても残念です・・・。(←本当にコノシロ好き



【今回使用した仕掛けについて】


今回使用した自作仕掛けのレビューです。すべて40号ビシ、1.5mm・50cmのゴムクッションを合わせて使いました。
(NS仕掛けは船上で適当に作っているので省略)


◎フロロ3号3.3m・3本針仕掛け
エダス元位置:下から1mごと
エダス:フロロ3号20cm
枝針:玄人アジ10号
枝針ビーズ:夜光パイプ(グリーン・長さ7mm)
先針:グレ(メジナ)9号
先針ビーズ:夜光パイプ(グリーン・長さ7mm)


今回のスタメン仕掛けです。シンプルな構成ながら、くらど(早春の濁り)も意識して夜光パイプを付けてあります。メタルジグを投げる時に置き竿にすることを考えて、ウィリーではなくビシ仕掛けから初めました。


実際の操作はほとんどウィリーシャクリでした。カサゴ根北のポイントでアジ2匹(アタリ4回)を釣りました。4回目のヒットの時に海中ロープに引っ掛かり、切れてしまいました。1.95mの竿で使うには少し仕掛けが長く、船上での取り回しがやや難しいです。同じ長さでも2本針の方が扱いやすくなると思います。


◎エステル3号2.4m・3本針仕掛け
エダス元位置:下から70cmごと
エダス:エステル3号20cm
枝針:玄人アジ10号使用
枝針ビーズ:20倍ビーズ(ソフト2号F)
先針:グレ(メジナ)9号
先針ビーズ:20倍ビーズ(ソフト2号F)


上記の仕掛けが切れた後のリリーフです。少し短い仕掛けにしました。エステル+少し浮力のあるビーズを使用して仕掛けがゆっくり沈むようにしてあります。本当は針を小さくしたかったのですが、ビシ仕掛けはこのサイズしか用意してませんでした。


エステルで比重が変わったせいか、長さが短くなったせいかわかりませんが、アタリがちょっと遠くなり、出るタイミングも遅くなりました。おそらく魚が上方向にはコマセを追わなかったためだと思います。カサゴ根北でアジ1匹(アタリ2回)を釣りました。2回目のヒットで、またもや海中ロープに干渉し、切れてしまいました。


◎フロロ2.5号2.4m・3本針仕掛け
エダス元位置:下から70cmごと
エダス:フロロ2.5号20cm
枝針:自作ウィリー(玄人8号使用)
枝針ビーズ:なし
先針:グレ(メジナ)9号
先針ビーズ:ひかり玉2号(グリーン)


3番手の仕掛けです。ウィリーでの反応が見たかったので投入しました。しかし、この仕掛けに替えて以降、アタリは消えました。風向きの変化でボート位置がずれたタイミングでもあったので原因は仕掛けではないかもしれませんが、先針のオキアミも齧られなくなってしまいました。結局この仕掛けでは釣果は無しです。


最後、沖の海苔棚1枚目に移動した時には、2番目と同じビシ仕掛けを使い、カサゴ1匹・メバル3匹でした。



【その他もろもろ】


・置き竿用のステンレス製ベル
以前の記事でご紹介した置き竿用のステンレスベル。バージョンアップして今回ちょっと使用してみましたが、なにせ置き竿で釣れる状況では無かったため、写真向けのオブジェにしかなりませんでした


次回以降にまた試してバランス調整をしていこうと思います。


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写真向けオブジェの図。


・小さな情報ステーション
これも先日の記事でご紹介したものです。これまた今回は無意味でした。iPhoneの充電コードを忘れてしまってサブバッテリーは使えず、バッテリーを温めて使うために防寒着の内側に入れていたんです


使用感は次回以降にご報告させて頂きます。


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バネクランプのステーはなかなか良かったですよ。


・いつのまにか大丈夫になった??
子供の頃から船酔いしやすい体質で、ひどい思い出がたくさんあります。最近も、風が出そうな時には酔い止めを飲んでいました。でもなぜか今回は「大丈夫かも?」と根拠無しのいいかげんな勘で、酔い止めなしで出撃しました(帰路の眠気も心配で、できるだけ飲
まないようにしてます)。


そんな時に限って、9日の午前中の海は想像以上に波が高く、ボートが横波を受けて頭からザバァッと波を被ったりもする状況でした。周囲のボートでもひどい船酔いをされている方をお見かけしました


でも、意外なことに船酔いにならずに済みました。1番波がひどかった10時頃には船酔いの前兆のような感覚がありましたが、そのまま収まってくれました。もしかしてひとつ悩みが減ったかな?



・美味しかった
今回の釣果は少なかったので、帰宅後すぐにすべて捌き、当日のタ食で完食です。アジのサイズが良かったので、なんとか家族4人にお刺身が行き渡りました。メバルとカサゴは定番の煮付けにしました。


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ギリギリ1食分でした(^^;;。

煮付けも美味しかったのですが、今回のアジは絶品でした昨年12月に釣ったコアジは4:6くらいで当たり外れがあったのですが、この3匹はすべて脂の乗りも適度で、味も濃厚。これまでに頂いたアジの中で最高クラスでした。大津のアジの旬は難しい問題ですが、今のところ僕は「冬」に1票というところですね(釣れないのですが・・・)。


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真ん中の大根おろしみたいなのはシロギスです(笑。




今回の釣行記補足はこの1回きりで完了です(珍しく


明日からしばらくは少ない時間を充ててリール・ラインの手入れ、仕掛けの作り直し、包丁研ぎをする予定です(包丁研ぎをきちんと出来るようにすること。今年のウラ目標です)。


今年は全体的に準備から事後処理までの一連の「釣り」の流れを統一して習慣化してみようと思います。自分のモノグサ体質をうまく封じ込められるかな?


初釣りの感触は良好?今年もたくさんの勉強が出来そうです
この1年をみなさんと一緒に笑顔で過ごせますように





2013年2月11日 (月)

【釣行記】平成25年2月9日(土)京急大津・石田ボートさん

2013年の初釣りです


昨年12月に2週連続平日釣行をした時、家族に許可を貰うため、つい口が滑って「1月は釣りに行かないから」と約束してしまいました
(Heavysizeさん曰く「口は禍いの元ですね」


そんなこんなで2月を心待ちに日々を過ごし、ようやく初釣りに行ってまいりました


記事を短くするため(ココログアプリで扱えるように)、今回は「GPSダイジェスト+Q&A形式」で書いてみたいと思います。





【GPSログダイジェスト】


20130209log
GPSログがあまりにも解りやすくて笑われてしまうかも・・・。

今回の大津釣行で狙っていた1番の獲物。それがこのGPSログです。実は12月7日にもすべての海苔棚を回っていたんですが、まさかのiPhoneバッテリー切れでログの記録に失敗してしまいました。今回、ようやくの成功です


それも、奇跡的な成功です。後述しますが、今回もミスをしてしまい、99%失敗、という状況でした(今年はツイてる?)。


※沖の海苔棚のKMLファイルは後日補足記事で公開させていただく予定です。



①AM7:30 沖の小漁礁の少し沖側
朝イチで向かいました。水深30mラインを狙います。北風が強く、波も高くて到着まで30分程かかってしまいました。潮はほとんど流れていません。ビシ仕掛け投入。ビシは3m過ぎまで見え、やや澄み潮です。


誘いをかけても餌も取られず、魚の気配がありません。メタルジグに切り替えました。しかし方々に投げても反応なし。付けエサを青イソメに変えましたが、掛かってきたのはシロギスちゃん。見切りを付け、実績ポイント(沖の小漁礁・水深29m)に小移動しました。しかし状況は変わらず。予定では2時間粘るつもりでしたが、後述のバッテリートラブルもあり、1時間ちょっとで切り上げました。



②AM9:00 中根の深場(寄り道)
海苔棚回りを漕ぎまわりながら出会うボートに状況を聞いて回りました。みなさん揃って「ダメです」「さっぱり」とのお答え。波が高くて船酔いされてる方もいました。厳しい寒さといい、確かに修行チック?な状況でした


中根の南側の深場に浮いているボートに「調子はどうですか~」と声をお掛けしたら、なんと「K-aoruさん」でした


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サンタ顔は僕の加工です。ホンモノは爽やか笑顔のイケメンですよ(^o^)。

海の上でお会いするのは初めてで、とても嬉しかったです今日は大津組の出船があると聞いて、わざわざ来てくれたとのこと。爽やかな笑顔で癒されてしまいました。隣で釣りたかったですが、バッテリーの問題があるので「海苔棚めぐりをしてきます~」と先を急ぎました



③AM9:15 沖の「9枚目」の海苔棚
今年の沖の海苔棚は9枚あることを確認しました。東の方を見ると、少し先に伊勢町エリアの「クロベ根」の黒い鉄柱が見えます。魚探を見ていましたが、このあたりは水深が8~12mしかありません。伊勢町のカレイエリア?いつか攻めてみたいな、と思いました


バッテリーが心配なiPhoneをおそるおそる確認してみると、まだ活きてくれてますやったとりあえず海苔棚のおおざっぱな位置は記録できたはずです。調子に乗って、より正確な位置を把握するため折り返して漕ぎ出しました



④AM9:30 沖の7枚目の海苔棚の北東角付近(カサゴ根(謎の根)の北側)
折り返して戻ってくるところで、魚探画面で小さな窪みのような地形変化を見つけました。カサゴ根(謎の根)の北側と思います。魚探には魚の反応はありませんでしたが、こういう場所は魚の回遊コースの「駅」のような場所である可能性があります。気になるので、仕掛けを入れてみることにしました。


波と風がひどく、1回目のアンカリングでは走錨してしまい、危うく海苔棚に入り込んでしまうところでした。2回目のアンカリングでは狙い通りの位置取りが成功ビシ仕掛けで攻め始めます。


1投目。
ビシを開け気味にし、ハリス長+1mの位置から50cm単位で5m誘いをかけ、回収。真ん中の針のオキアミの頭がありません。


2投目。
ビシを少し締め、今度は同じ範囲を2往復します。回収。すべての餌がありません。アタリはありませんでした。エサ取りがいるようです。


3投目。
同じ範囲を攻めますが、誘いの間隔をすこしゆっくりにし、竿先を慎重に観察します。すると2往復目のスタート位置で、ほんのわずかな穂先の振動がありました。竿を止めて本アタリを待ちますが来ません。回収すると、エサがすべて取られていました


餌取りのようですが、何も反応が無いよりはマシ。とにかく魚種を確認してみます。小さなオキアミを選んで付けました。小さなアタリに合わせを入れて掛ける作戦です。


4投目。
2往復目の最初でアタリを待ちます。来ましたほんの1~2cmの竿先の振動です。間髪入れずに竿先をピッと小さく上げます。重みが乗りました何かが掛かったようです。リールを巻きますが、魚が暴れません。ただ少し重いだけです。


ミニカサゴっぽい引きです。
根際ですので、さもありなん?ビシを上げ、ハリスを掴むと、意外に重い。何が掛かってる??


揚げてビックリ25cmほどもある良型のマアジです

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まさかの本命。別の魚みたいでしたよ!(◎_◎;)

まったく引きませんでした寒さで運動能力が緩慢になっているのでしょうか?それとも生きるための省エネモード??


そのあと、まったく同じパターンでアジと思われるヒットが6回続きました。獲れたのは3匹。1匹は口切れ。あとの2匹は海中ロープに掛かってしまい仕掛けごとロストです。


AM10:30頃、風向きが変わり、アタリが止まりました。潮止まりでもあり、ボートの位置もズレてしまったようです。しばらく粘ってみましたが、アジはもう来ませんでした。


途中、K-aoruさんが近くに来てくれました。早上がりされるそうで、お別れのご挨拶でした。「明日は観音崎行ってきます~」。連チャン流石ですまたお会いしましょう~(^o^)/



⑤PM0:00 沖の1枚目の海苔棚の東側
11時頃から風は止まり、海はようやく凪いできました。行きと違って超ラクチンに漕ぎながら海苔棚を周回、西へ戻ります。その終点近く、海苔棚1枚目の近くにアンカリングしました。「海底遺跡」ポイントの少し北です。砂地ですが、漁礁の際と思います。潮は想定通り、わずかに猿島方向に流れてます。最後の1時間半をここに賭けることにしました


1投目。ビシ仕掛けを誘いあげて再び落とすといきなり「グッ」と来ました。揚がってきたのは24cmの良型カサゴ嬉しい獲物です。でも砂地のはずじゃ??まあいいや


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僕の手は相当大きいので小さく見えるかもしれませんが、良型ですよ(^^;;。

2、3、4投目にはメバルこれまた僕の「FF(Favorite Fish)です
これで今日の夕食分だけは確保できました。でも砂地では??気にしません


PM0:30、まだメバルは釣れたかもしれませんが、ビシ釣りは切り上げました。最後はNSを流してみたかったんです。「海苔棚の下に流す」、これを目的に海苔棚の潮上に位置取りしました。



しかし今回もNSでの初釣果はお預け。またしても大津の潮の複雑さを思い知りました


PM1:40。NSを終了。最後の悪あがきに、1投だけビシ仕掛けを投入してみました。


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今日の最後のお魚さん。釣れてくれて有難う!(^O^)/

結果はこの子。大津の海に感謝を捧げつつ、水面に叩きつけて無事にお帰り頂きました(数十羽のプリンちゃん群の衆鳥環視下です)。



⑥PM1:50 沖あがり。



釣果(再掲載):マアジ3、メバル3、カサゴ2、シロギス1。


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今回のアジ。僕にとっては特別な釣果です。




それでは後半のQ&A編にまいりましょう、後半しゅっぱ~つ(全員集合風)


Q.今回の釣行の基本情報は?


A.列記します(釣行前に書いたものです)
平成25年2月9日(土)、潮汐は干潮10:23、満潮15:51。天候予報は晴れですが明け方の最低気温はマイナス1度。朝方は北風が強めで、10時頃に弱まる感じ。朝の寒さは相当厳しそうです。前日は強い北風。個人的にこの時期の北風続きは魚の活性にあまり影響がないと考えています。心配されるのは水温ですが、大津の水温は2月に入ってから10度台で安定しています。最近がしょっちゅう爆弾低気圧が日本を通過していますが、翌日に到来しそうな低気圧はありません。



Q.朝の石田丸さん情報は?


A.会話形式でどうぞ


HEPPO「最近はどこが良いですか?」

ご主人「釣れてない

ご主人「海苔棚のあたりはダメ。港を出てまっすぐ沖に行った方がいい。緑のブイのあたりまでいけば乗合船がいる。そのあたりの水深30m以上あるところまで行けば釣れる」

HEPPO「風がかなり強いですが、そんに沖まででて大丈夫ですか?

ご主人「南風に変わるときはダメ。今日はずっと北風だから、行っていいよ」

今回は初めてお聞きするアドバイスで、ちょっと驚きました南風に変わる心配が無い時限定の許可ということなんだ、と感じました。僕は海苔棚付近に用事?があるので、「30m以上」という部分を参考にさせてもらうことにしました



Q.バッテリー絡みのミスって?


A.やってしまったんです
ボートの準備をしている時、致命的な忘れ物に気付きました。今日のメインは海苔棚位置の記録なのに、なんと携帯の充電コードを忘れてきてしまいました


大きなサブバッテリーがまったくの無意味。今までの経験から、本体バッテリーだと3時間持ちません。万事窮す?


やむなく、思いつく限りのバッテリー対策をしました。
GPSアプリ以外のすべてのアプリを強制終了し、GPS以外の通信を無効にする。画面の輝度を下げる。無操作1分で節電モードに移行するようにする。そして携帯を防寒着の内側のポケットに入れ、常に温める。メールも封印。写真も最低限。音も消しました。


9分9厘諦めですが、あとは天に祈ります・・・



結果。奇跡的に本体バッテリーだけで沖上がりまで持ちました
予想外過ぎる奇跡です何が1番効果的だったのかはっきりとはわかりませんが、個人的には画面の輝度を下げたことと写真を減らしたこと、そして温めながら最低限の操作で使ったことが良かったと思います


正しく使えばスマホのバッテリーも結構持つものですね。今までは自分の使い方が悪かったんだと解り、猛反省です



Q.もうひとつ大失敗があるでしょ


A.はい、あります・・・
なんと、同じ日に大津に出られていた雲の上の大先輩、尊敬するKAKEさんにご挨拶しそびれてしまいました


一昨年の9月にお見かけしたことはありますが、まだご挨拶できていません(KAKEさん、失礼をお許しください。またの機会に必ずご挨拶させていただきます~


海苔棚の周回をしている時、僕の周回コースの反対側に浮かんでいたボートがあったのですが、それがKAKEさんだったと後でK-aoruさんに聞きました・・・





釣行記本編は以上です


細かい話などは後日、補足記事をポストさせていただこうと思います


真冬の大津の海の表情、しっかりと心に焼き付きましたこれからもたくさんの顔に出会いたいですね





2013年2月 9日 (土)

【釣果速報】省エネモード?アジがまるで別の魚!?

本日(9日)、京急大津釣行の釣果速報です。


残念ながら(?)坊主ではありませんでした


釣果:アジ3(26cm、25cm、22cm)、メバル3、カサゴ2、シロギス1


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アジは良い型です(^-^)。

特筆すべきはアジがまるで別の魚のように感じたことです


日が異なれば状況は違うかもしれませんが、とりいそぎ気が付いたことを箇条書きしておきます。


・アジが居食いをします。かすかなアタリしか出ません
・アタリの瞬間を逃すと1発でエサがなくなります
・小さなアタリ(僕の竿では穂先で見るしかありませんでした)にアワセを入れるとヒット
上がってくるまで1度も首を振りませんまるでミニカサゴのような引き味でした・・・。
・釣り上げてビックリ25cmのアジでした。まるで全く別の魚のような釣り味です。
・今回釣れたアジはすべてこのパターンでした。


アジも低水温で元気がないのでしょうか?エサをモグモグかじるのは精一杯のように感じました


釣果はさびしいかもしれませんが、こんなアジ釣りは初めてで、とても面白い釣りでした
お目当てだったコノシロが釣れなかったのは残念ですが、満足感アリです


詳細は後日、釣行記にてご報告させて頂きます。





2012年11月 6日 (火)

【釣行記】平成24年11月4日(日)京急大津・石田ボートさん

家族サービスデイを犠牲にした無理矢理釣行の顛末です


2ヶ月振りの手漕ぎボート釣り。大津の海に出るのは4月振りです。さらに、単独での大津釣行は9ヶ月振りになります。観音崎や乗合船での釣りが入ったせいもありますが、今年は悪天候での中止が大津釣行に偏る傾向があり、本当に入しぶりの感じです


釣果速報のとおり、釣果に見るべきところはありません。でも懐の深い大津の海で、やりたかったことを概ね(?)やってきました。


もうちょっとだけ志を貫ければ良かったかな・・・。
という後悔とともに、未来に繋げたい反省をたくさん抱えてまいりました


それでは、本命ボウズ釣行の詳細をお報告させて頂きます
(ココログのiPhone アプリの挙動がおかしく、記事が長文になると編集できなくなる症状に悩まされています。本編は短くし、細かいことは後日の補足記事に分ける予定です)。





まずは、【ダイジェスト】から。


・予報に反して前日からの強風が収まらず、出船はAM11:00。3回連続の悪天候中止を覚悟しましたが、何とか出ることができました

・ラッキーだったのは風待ちの時間です。観音崎に出撃予定なのに、またもや駆けつけてくださった大吟醸さんを始め、ツ抜け達成に燃える晴男・Sさんや休日に石田丸のお手伝いをされてるSさん、それに常連でいつも大量のアジを釣っておられる夫婦釣り師のSさんと、色々なお話をすることができました
(「Sさん」だらけにしてみました。最初のSさんはせーじさんですよ)。

・石田丸さん情報。「3番目排水溝沖のラインの根回りでアジやワカシが出ている」

・実釣時間が短いことと、家族が魚を待っていないこと(今週はほとんど家族揃った食事ができません)から、出船前には「よし、ボウズ覚悟で青物1本で行こう」と決めました。潮の流れる時間は過ぎてましたが、できるだけ沖目の潮あたりが良い場所を目指します。

・波の高い中、港のすぐ近くで泳がせ餌用のアジ狙いから始めましたが、釣れず。その後は波が収まるにつれて潮の様子をみながら、航路沿いを沖に向かって転々と移動しました。潮はほとんど流れておらず、200mも移動すると微妙に違う方向に流れている、という状況でポイントはなかなか定められませんでした

・航路沿いでは中層を広く探りました。しかし何もアタらず、時間ばかり過ぎていきました。アジの代わりの泳がせ餌にコサバを釣るつもりでしたが、サバやイワシの気配にも行き当たりませんでした(せ一じさんがいた伊勢町寄りの付近ではウルメイワシやサバもいたそうです)。

・残り1時間となった時、アジ・クロダイ狙いの竿を出しました。今回持ち帰った魚はすべてのこの竿に掛かってきたものです。振り返ると、この竿を出して以降、中層狙いの竿の打ち返しやコマセ振り、タナの管理が雑になり、中途半端な釣りになってしまいました。

・条件の良くない日だったと思いますが、初めて同じ海に浮かんだせ一じさんをはじめ、各地で好釣果の出た日でした。朝の表情はとても厳しかったこの日の海。午後には穏やかで優しい表情に変わってました。

ツンデレ??(僕にはデレデレしてくれませんでしたが


それでは、本編に入ります。





【基本情報】


平成24年11月4日(日)、京急大津・石田丸さんから出船しました。


潮は小潮に向かう中潮。満潮はAM8:10、干潮PM1:30。海況図から推測される大津の水温は約19度。前日夜は強い北風が吹いており、海は撹絆されている可能性があります(水温下降期は撹絆されても水温自体は大きく変化しませんが、底荒れの可能性があります)。北緯20度線以北に台風は存在しません(東西に低気圧がありますが、角度的にうねりの心配はなさそう)。朝方は風が残りますが、AM9:00頃までには収まる予報です。



【自宅出発】


AM4:20に自宅を出ると、夜空の星が今年1番の綺麗さでした。今の時期のこの時間はちょうど冬の星座が出ており、主役のオリオン座を中心にした星座がにぎやかに空を飾っている様子が見られました(ただし、星が瞬いているので、同時に上空が強風であることの確認にもなりました)。


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オリオンの三つ星とM42星雲。昔、天体観測にハマっていた頃の写真を引っ張り出してきました

一昨年の11月。このような最高の星空のもと、エギングで人生初のアオリイカを釣り上げた幸せな夜が思い出されます。もしかして今日も良いことがあるかな・・・?


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魚の写真が無い今回の記事を無理に飾っているわけじゃありませんよ?

【出船前】


AM5:45頃、大津港に到着。


実釣より長い「出船前」の時間の始まりです。


到着してすぐ、「ツ抜け」というスタンドを宿している男性を見つげました。只者ではないと思ったら「せ一じさん」でした。ヒザはもうかなりカ強いようです(波紋法で直したのかも??)。


天候の予報はあまり良くないのに、AM7:00の段階では34名程のお客さんがボート乗り場に集まってました。女性混じりのクループも複数。やはり大津人気はスゴイです


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「Sさん」が全員写ってたりしますが、探さないでください。

AM7:00直前、「風が強いので、7時には出せません」と声が掛かりました。そして実際に出船できたのはなんとAM11:00。待っていたお客さんはわずか7名。大半のお客さんは諦めて帰ってしまった後でした。こういう状況はお客さんもボート屋さんも辛いでしょうね・・・


その風待ちの間、Dさんと3人のSさんといろいろな言葉を交わさせて頂くことができました。
(「3DS」ですれ違い通信をした、という意味ではありません)


Dさん(大吟醸さん)。また「お呪い」を頂きました。いつも本当にありがとうございます「静かなる名人」の異名通り、知れば知るほど心の大きな方。前日の観音崎アタック、弟さんとのタンデムで3大鯛(わかりにくくてすみません。イシダイ、マダイ、クロダイのことです)を爆釣されてます。特に黒鯛は14枚。14枚ですよ!驚きの黒さです


1人目のSさんはせ一じさん。9時頃まではお互いに元気だったんですが、10時過ぎ頃からは二人してちょっと暗い雰囲気になっていました。11時に出られていなかったら、きっと解散してたかもですね。
しかし、せーじさんのツ抜けオーラはすごかったです


2人目のSさんは休日に石田ボートさんのお手伝いをされてる方です。釣りキチ先生にビシ釣りを教えたあの「Sさん」ですキチンとお話しできたのは初めてだったのですが、今回は本当にたくさんお話しできました。普段は他のお仕事をされているそうです。優しくて、気さくで、本当~にアジ釣りがお好きな方なんだなぁ、と感じました。


3人目のSさんはSご夫妻の旦那さん。大津に来るといっつもお見かけしているような気がしますが、大津には月1度くらいだそうで、釣行は葉山の方が多いそうです(ほぼ毎週出撃されているのではないでしょうか??))。石田丸さんの釣果情報でよく「アジ 良い人 80匹 ☆S夫妻(2人で)」みたいに名前の載っている方です。2人乗りなのにものすごく船足の早いボートを見たら、きっとこのご夫妻だと思います。


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余談。すべてのボートの中で、タモはせ一じさんが最大。クーラーは僕が最大でした。なんか「釣らないと恥ずかしい感」が襲ってきます




【岸払い】


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燃え盛る「ツ抜けオーラ」の輝きが周囲にほとばしってしまっているせ一じさん。




【実釣について


海に出ると、まだ波がかなり高く、ボートの向きと姿勢に注意が必要でした。潮は澄み潮と言って良いかと思いますが、最初の場所ではビシが3m程で見えなくなりした。少し濁りがあるようです。


字数圧縮のため、ここはGPSログを元に簡潔に報告させて頂きます。


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航路沿いをウロチョロするの図。

①港近くのカケアガリで底質変化のある場所
泳がせ餌のアジ狙い、及び潮の流れを見極めるためのアンカリング。短時間で結果を出すためにウィリー釣りで一気にコマセを振りました。潮下にアジがいれば遅くとも6投目にはアタリがあると考えたのですが、10投してもアタリなし。時間が無いため、30分ほどで切り上げ、アジ泳がせは諦めました。


②富士山根の北西側
潮はほぼ動かずでしたが、わずかに猿島方向から入っていると感じたので、潮表に当たる高根の斜面のスソの方に移動しました。しかしこの場所でも潮はほとんど流れず、ほんの少しのレベルで西から流れたり、南からだったりと、刻々と変わりました。ここではワラサ狙いのビシ仕掛けでコマセを振り続けましたが、リュウグウハゼが底から4mの位置(ビシ位置では9m)で当たった以外は何も来ませんでした。


③海底遺跡
今回は海苔棚での釣りをする予定はありませんでしたが、以前から考えていた海中ロープを利用したアンカリングを試すために海底遺跡に足を延はしました。アンカーロープを海中ロープに交差させて船を安定する方法です。ロープの位置さえ解っていればそれほど難しくないと感じましたが、離脱するときにはひと手間かかるので注意が必要です。位置取りは狙い通り成功したのですが、やはり潮が流れていないせいか、中層までコマセを追ってくる魚には出会えませんでした。
沖の海苔棚にいるはずのせーじさんを探しましたが、ボートは1般も見えません。何度か電話をしてやっとつながると、「アジ6匹。海苔棚の7枚目くらい?」とのこと。海底遺跡からほとんど視認できないほど伊勢町よりまで行っているようでした。
この後、せーじさんは時合を掴み、アジの数を伸ばされたようです。さすがのポイント選択と粘りですね


④航路左側2本目のブイ周辺
ここでは釣りをしていません。時間がないので、海底状況を確認するためだけに行きました。予想した位置に底質の変化を見つげることはできましたが、かなり狭く、アンカリングは難しそうに見えました。


⑤航路左側3本目のブイ周辺
ここも仕掛けを入れてません。やはり海底状況だけを確認します。この周囲は大きく緩やかなカケアガリである上、漁礁ベルトにも人っている有望なエリアと思われます。やはりところどころにガレ場のような反応が見えました。ただし規模は小さく、転々としている漁礁(?)の他は砂地なので、回遊路として押さえるなど狙い方にはひとひねり必要かもしれません。


⑥航路右側3本目のブイ付近
残り1時間です。最後の望みをかける場所として、沖の小漁礁(仮名)を選択しました。ここでは伊豆式サビキ的胴突仕掛けも下します(ここまで魚探画面にはまったく小魚の反応はありませんでしたが)。しかし潮も動かず風も弱く、周囲に他のボートも一艘も無くボートの動きが予想できないため、1回目のアンカリングはかなりズレてしまいました。それでも底質には変化が見られる場所でしたので、釣りをすることに。


ここで心が揺らいでしまいました。この付近はアジが入れ食いになったこともある場所です。中層でのアタリの無さ。それに潮汐的にも実際にも潮が流れる気配が無いため、中層狙いの自信を半ば失ってしまいました。1時間アジを集め続ければ黒鯛も寄ってくるかも・・・、という思いが湧いてしまい、アジ・クロダイ狙いの仕掛けをおろし、底を狙います。


しかし6投してもアタリが無く、急に中層の竿が気になりそちらの竿を振ります。すると底狙いの竿に小さなアタリがあり、揚げてみるとシロギスでした。魚探反応の底質は「2」。岩礁の際?もう1投して置き竿にするとすぐにまたシロギスでした。下は砂地のようです。更に次の1投ではミニソゲ。この時点で残り時間は30分。このままコマセを振っても潮に乗らず、砂地の魚で終わってしまうと思われます。最後の悪あがきとして小移動し、改めて実績のある場所にアンカリングし直しました。


場所替えの位置取りは成功しました。合計3本の竿を出します。胴突きの竿は中層で放置。中層狙いのビシ竿は適当に振り、主に底狙いの竿のビシを振り上げます。すると、ビシ2往復目開始のところで大きなアタリ一瞬大物かと思いましたが、すぐに暴れなくなり、カサゴと分かりました。揚げてみると良型。とりあえずキープ。続けてまたカサゴです。


ここで時計を見るとPM2:30。無念の時間切れです。いつもPM1:30に沖上がりしますが、今日は時間いっぱいまでの釣りでした。





【下船後】


せ一じさんは少し先に下船されてました。早速聞いてみると、最後はアジの入れ喰いの中で時間切れになり、無念の沖上がりだったようです。でもカウントするとアジ18匹ツ抜けどころかほぼツツ抜け(?)目標大達成ですやはりあのオーラは目標を掴みとる強力なスタンド能力?だったんですね~。おめでとうございます





釣果:カサカサ・ソゲ・シロシロ
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美味しく頂きます。カサカサ。

今回の釣り、僕はあまりがっつかない釣りをするはずだったのですが、海の上では心に余裕が持てませんでした。その証拠にお呪いとして用意したバナナも、大吟醸さんから頂いた栄養ドリンクも、そのまま持って帰ってきてしまいました(最大の敗因はコレだったかも・・・)。


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飲み忘れました〜〜!!ヽ(;▽;)ノ

でも予定の半分ほどの実釣時間の中で、やりたいことの半分以上にはチャレンジできたような気がします。1日に1本で良いと追いかけた栄養ドリンク 青物。改めて自分の未熟さを知ることで、1歩近づくことができたかな?と思います(まわり道ですが)。


この日、大津では沖目の伊勢町寄りに魚が集まっていたようです。大きな要素は本流への近さでしょうか。また、観音崎で立派なワラサが揚がっていました。また翌5日にはKAKEさんがやはり沖の海苔棚でのアジ泳がせでイナワラ(とタチウオ!)を釣り揚げられてます。次の大潮以降、条件が揃えぱ大津にもワラサの回遊が有ってもおかしくない状況ですね。小アジの数も多い状況なので、きっとアジをに付いているはずです。いよいよスリリングなアジの泳がせ釣りのシーズンが始まるのでしょうか(^-^)。


ボート釣り界のボスモンスター・ワラサ、舞台は着実に整いつつありますね





2012年11月 4日 (日)

【釣果速報】釣果はほぼボウズ!?青物には出会えませんでした。

ボウズを恐れずにボウズ!?
ではなく、恐れてボウズでした


釣果:カサゴ2、ミニソゲ1、シロギス2、その他(トラギス、ハゼ類。リリース)




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ミニソゲちゃんは針がエラにかかってしまい、キープ(>_<)。

・朝方の強風が予想外に長引き、一時は撤収を覚悟しましたが、AM11:00にようやく出船することができました出船後も午前中一杯は波が高く、釣りにくい状況でした。

・朝の30分、岸よりで泳がせ餌用のアジを狙いましたが釣れず、アジ狙いは切り上げました。その後は風と波が収まるごとに航路沿いを少しずつを沖目にでながら中層で青物狙いの釣り。ビシ仕掛けの他、コサバを意識しての伊豆式サビキ的なものを投入しましたが、サバやイワシの気配がまったくなく、機能しませんでした。

・アタリが無いまま時間が過ぎ、残り1時間になった時に焦りが出てしまい、底狙いの竿も出しました。そこから竿の扱いが雑になり、結果的に中層と底の釣りが両方とも中途半端になる、という失敗の中で時間切れを迎えてしまいました

・釣果は見るべきところもありませんが、反省し学ぶべきことが明確に浮かんできた釣りでした。また、およそ4時間の風待ちの中、たくさんの方々とお話しする貴重な機会を持つことができました。知りたかった航路沿いの海底状況を見て回ることが出来たことも収穫です。

・一緒に大津の海に出たせ-じさんは素晴らしい釣果を挙げられました!
 目標達成おめでとうございます~~\(^o^)/



反省できる幸せ。久々に大津の海に出られて良かったです

2011年12月 5日 (月)

【釣行記】京急大津・石田ボートさん

外道ばかりでアジ釣れず。課題山積みの釣行となりました。


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2匹ともぴったり21cm。

釣果:シロギス1(良型)、トラギス1(良型)※ここまでキープ、カサゴ2、コモンフグ1


大津の海にボートで出ること12回目。初めてアジが釣れませんでした。アンカートラブル4回、仕掛けをフグに切られること5回、GPSもトラブル発生。


今後につながる引き出しが増えたことと、富士山がキレイに見えたこと、そして何と大津の海の大先輩「釣りキチ先生」にお会いできたことが、今回の収穫です。


釣行記というよりトラブル対応記みたいな感じですが、以下にご報告です。補足は別記事にて。



・平成23年12月5日(月)、京急大津・石田ボートさんから出船しました。
・天気は晴れ。予報では午前中に北東の風が6m程度。出船前はときおり東風4mほど吹いていました。
・石田ボートさんのスベリ(ボートの発着場)で、僕の前に待機されてる方がいらっしゃいました。
・歴戦のベテランさんのようですが、柔和で人懐こい雰囲気をお持ちの方。
・荷物の様子からピーンときました。ご挨拶を交わした際にお住まいの方面をお聞きすると「埼玉のほう」。
・確信してお尋ねしてみると、やはり「釣りキチ先生」でしたお会いできるなんて予想外の幸運です。
 (結果的に、これが今回の釣行の最大の収穫です
・しばらくご挨拶や2~3の雑談を交わさせて頂いたあと、岸払い。事前に決めておいた釣行テーマに従い、伊勢町よりエリアに向かいます。

 以下、回ったポイントと結果を順番に。


1.AM7:15、五ッ根へ。
五ッ根は半分くらい海苔棚が被っている状態です。その海苔棚の東側に係留して実釣スタート。予定通り、手持ち竿1本でウィリー仕掛けを投入。しかし1時間ちょっとかけてコマセ1kgを振り切りましたが、アタリなし。オキアミの付け餌も取られませんでした。時々コマセをひとつまみ海面に投げてみますが、全然潮が動いていません。朝方は少しは流れると予想してたんですが・・・


2.AM8:30、五ッ根の北側にある根(名無しの根?)へ。
KAKEさんやkareifanさんからお聞きしたことのある場所だと思います。確かに根がありました。南側は複雑で漁礁のような地形、北側は平坦で緩やかにカケ下がる感じの地形でした。魚探には良い反応があったのですが、ウィリーを投入してしばらくシャクると、オキアミを付けた下のカラバリがいつのまにかプッツリと切れて無くなってました。ハリスをよく見ると歯型が・・・。フグの仕業でしょう。その後、カサゴが釣れましたが、ウィリーばかりだとコマセの消費が早すぎるため、一旦取りやめてビシ仕掛けも投入してみました。しかしこちらも無反応。そしてまたしてもハリスを噛み切られました。


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大きい方はギリギリ20cm。カサゴは歩留まり悪いのでリリース。

ここでトラブル。小移動のため、アンカーが上げようとすると、上がりません。何かに引っかかっているようです。風上に移動して引っ張り直したら、今度は上がりました。しかしその次の移動でもまた同じようにスムーズには上がりませんでした。漁礁のようなものに引っかかっているのか、海底にロープが這っているのかは解りませんが、どうやらこの付近は引っかかりやすいようです。注意が必要ですね。


3.AM9:30、中根の沖側を通り、富士山出し方面に大移動。
中根は通過する予定でしたが、途中で絵に書いたような「高根の小棚の上のアジの群れ」反応を発見し、アンカリングにチャレンジ。しかしうまく入れず残念・・・と、ここでまたアンカーが海底に引っかかってしまいました。しかも反対に引っ張っても取れません。アンカー禁止エリアでないことは確認していたのですが・・・。向きを変えて2回引き抜きにチャレンジするもビクともしません。この手応えは間違いなくガッチリと硬いものに嵌っている感じです。石田ボートさんにヘルプする前にもう1回だけ自分でやってみることにし、ちょっと角度を変えて思いっきりボートを漕ぐと・・・今度は外れました!ラッキーです。危ないところでした。


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ほんとにこんな感じでした。

4.AM10:00、富士山出しの東の海苔棚へ
富士山出しから300Mほど東に入っている海苔棚の南東の角に係留。ここは1年前にイシモチが15匹釣れたところです。ここでウィリーを再開。ちなみに潮はほとんど動いていません。シャクリ開始から3投目で底から5mで初アタリ。しかし巻き上げ途中でバレ。すかさず底から5mまでを繰り返し攻めます。2投後にまたアタリがあり、釣り上げてみると良型のトラギスでした^^:引きの感じから、先ほどのバレもトラギスだったかと思われます。その後も、ウィリーに時々アタリがありますが針掛かりしません。1回だけ、海苔棚の下に走っていくアタリがありましたが、どういうワケか簡単に3号ハリスがプッツリ切れてしまいました。仕掛けを換えて、また探り続けると、またアタリがあり、上がってきたのは「アカメフグ(ヒガンフグ)」。こいつが今日のハリスカッターの正体でしょう。しかも大きいです^^;


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仕掛けをたくさんダメにしたのはお前か〜!
※H23.12.6追記 このフグはアカメフグじゃなく「コモンフグ」ですね。KAKE様、ご指摘有難うございました!(^O^)/

ここでまた新たなトラブルが発生。GPSとして使っているiPhoneを充電しようとサブバッテリーを繋いでみますが、充電しません。どうやら端子部分が海水を被ってしまい、ショートしてしまっているようです。バッテリーの残りも少なく、GPSログの記録は中止。さらに電源自体も切ります。ここからは記憶に頼らざるを得なくなりました。
 

5.PM0:00、鉄板ポイントに向かいながら魚探で海底探査。
周囲の海苔棚の間を通って、鉄板ポイントに向かいました。途中、周囲より3~4mほど上がる根が魚探に映りました。魚影の反応も良いようです。そこで急遽アンカリングしかし、結果的にここでも何のアタリもなし。潮チェックはしょっちゅうしていますが、やはり動いていません。おまけにアンカーと上げるとまた海中ロープに引っかかっていました(反対に引いて外しました)。海苔棚の間には4~5m毎に海中ロープが走っているので、アンカリングは危険ですね。


6.PM1:00、最後の望みをかけて、向かった先は「富士山出し」。
2時には沖上がりしたかったので、最後の1時間をどこに託すか悩みました。昨年の今日、富士山出しでアジを17匹釣っています。魚探もGPSも無い頃だったので、場所も覚えています。今年は富士出しでは全然アジが釣れていないんですが、そろそろ・・・、と思うとどうしても確認してみたくなり、決心しました。


魚探を頼りに、富士山出しの北側にうまく着けました。ウィリー仕掛けは全てフグにやられてしまったので、ビシ仕掛けを投入します。しばらくコマセを振っていると、小気味良いアタリがアジかと思いましたが、上がってきたのは良型のシロギスでした。これが今日最後の獲物です。ちなみに、沖上がりをする時に最後の潮チェックをしてみると、北北西から南南東に潮が流れ始めていました(泣。





やはりまだまだ初心者です。反省点がいろいろあります。潮が悪くてアジの活性が低いのはしょうがないとしても、フグの猛攻や海中ロープとのトラブルは、臨機応変に判断を変えられる材料ではありました。水温が思ったより高く、水深25mでフグの猛攻にあったことから、中根の深場に向かうべきでしたね。


でも、試したかったことにある程度成果が得られたので、気分は前向きです。この次は釣果優先にして、良い釣り納めができるように頑張ります


今日は空気が澄んでいて、富士山(富士山出しじゃなくてホンモノの)が綺麗に見えていました。そんな中でのボート釣り。やはり良いですね天候に恵まれれば、近いうちにリベンジします




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