【釣行記】令和5年8月26日(土)京急大津・石田ボートさん
2ヶ月振りの出撃。実家にアジを届けるミッション!
今年は「タチウオを狙う」と掲げていながら、夏以降全然出撃できてません。気付いたらもう前回釣行から2ヶ月も経ってます。
コロナが明けて仕事や付き合いも増え、金曜や土曜に予定が入ることが多いんですよね。もともと天候運も悪いので、油断するとすぐ数か月経ってしまう感じです・・・。
さらに、今回の釣行はちょっと特殊。
現在海外に住んでいる母、妹、甥(10歳のイケメンハーフ)がちょうど8月の1ヶ月間日本に滞在中。母は新鮮なアジの刺身が大好物なので、なんとかこのチャンスにアジを届けたい!
さらに、なかなか会えない甥っ子にも良い印象を残したい!(4年前に会った時に泣かして嫌われてる)
そんな気持ちで臨む今回の釣行目的は「とにかくアジを確保!」。タチウオでも鯛類でも青物でもなく、アジが最優先です!!!
・・こうして気負ってしまうと、良いことが無いのが常です。
今年も結果的にはアジをコンスタントに釣っているものの、内容はいつもギリギリ。
果たして今回は・・・。
やっぱりギリギリでした(笑
🏁🏁🏁
今回は潮周りが良くない日。若潮で朝イチからなんと上げ潮が11時間も続く潮の緩~い日です。難易度高め。
人気のヤマダ電機前エリアは午前中いっぱい良くなさそうです。普段だったら、11時くらいになってからヤマダ沖に行ってタチウオを狙ってみたいところですが、今回は実家に魚を届けないといけないため、お昼頃の沖上がりが必要です。なのでタチウオはきっぱり諦め。
*予想としては東から入って猿島向きに払い出す潮が長く続く感じ。もし想定より上げ潮が強いと8時半~9時半頃から良くなるかもなので、他で手詰まりになったらアリかも。
🏁🏁🏁
【出船前】
朝から暑い!風があまりないせいか、日陰にいても汗がにじんできます。
千葉側の対岸の工場の煙突から出る煙がまっすぐ上に広がってるのは無風の証拠。
土曜なので、やはり大津港のスベリは賑やかでした。並んで出船を待つボートは30艘くらい。
まだトップシーズンには早いと思いますが、港の駐車場は5時でいっぱいになっていました。このぶんだと、次回以降はもっと早く来ないと厳しそう・・・。
岸払い前に何人かの方々とお話ししましたが、そのうちのおひとりは「万ちゃん(※)」。昨年9月に続き、2回目のご挨拶。みなさん、心の底から手漕ぎボート釣りが好き、という気持ちがお話に滲むかたばかりで、とても楽しい時間でした。
※ブログ「万ちゃんの東京湾大三元」、Youtube「ボート釣り名人万ちゃんの釣り美学」の万ちゃんさんです。
2番艇。過去1番若い番号!縁起がいいかな?
🏁🏁🏁
【実釣報告】
干潮6:50、干潮16:02、潮汐差87cm。釣り時間中、ずっと上げ潮。若潮で、海況的には特別上げ潮が強くなる要素はありません。突発事象がなければ反転流が起こるほどの強さにはならないと思われます。とりあえず弱くても潮は安定した方向(東から入ってきて、猿島方向に払い出す)で流れそうな状況。
と、そんな感じの予想をしました。
しかし、この予想は「外れ」でした。
表層の潮は予想に合っているように見えましたが、朝方、底潮が動いておらず、その後徐々に表層とは逆向きに流れ始めたようです。
底潮が違う動きをしていることに気付くまでに3時間もかかってしまいました。
①五ッ根 AM7:15
朝イチは五ッ根からスタート。人気の西側エリアとは真逆の東側の端っこです。
漕いでくる間、大量のミズクラゲを見ました。港近くはひしめくほどいっぱいでした。しかし五ッ根付近はまばらな感じ。
ウィリー仕掛けでスタート。
すると第1投目は仕掛け絡み。それも酷いやつ。表層は東からの潮がゆっくり流れているようですが、底潮は止まっているようです。まだ潮止まりから間がないせい?仕掛けをほどいているうちに流れ出すかもと思い、じっくり時間をかけて絡みをほどきにかかります。
30分後、やっと直った仕掛けで第2投。
仕掛けは絡みません。エサは取られます。魚っけはあるようです。
しかし、コマセを振りまくってもアタリが出ません。6投目くらいで、やっと何かがヒット!アジかな???
お呼びでない。
ゲッ!エサ取りはグーフー(量産型)かよ。これは幸先が悪い?
コマセの出し方を変えながらしがらく様子見。我慢の時です。
30分後くらいに再びアタリが!今度こそ本命!??
お呼びでない!!
・・・。
今日は潮が安定して流れる予想なので、このまま粘っても状況は変わらなそうです。ここはダメですね。移動することにします。
②武山出しの東側 AM9:10
近い範囲で少し沖側に移動して様子を見ることにしました。武山出しの東側斜面です。
ここで改めてコマセの絨毯を敷き、ウィリー仕掛けを振ります。
すると、何か小さな魚がヒット!
見たことないお魚さん。君は誰???
これは・・・?何でしょう?調べたけど、分かりません。ネンブツダイに似てるけど、目のあたりの縞がない。クロホシイシモチかと思いましたが、「クロホシ」が無いのでやはり違うようです。結局、分かりませんでした。リリースしたら水面に浮いてしまい、すぐにカモメに攫われてしまいました。すまぬ。
(2023.10.19追記)このお魚さん、どうやら「テンジクダイ」のようです。西日本に多く、卵を口の中で孵化させるとか。
とりあえず魚っけはあるので、めげずにコマセを振り続けます。しかし、何かイメージが合わず、おかしい気がします。
数投げしたところでアタリが発生!元気な引きです。
しかし・・・。
こりゃまた失礼しました!
ガーン!またしても量産型グーフー(イエローラインが目立つ中隊長クラス?)。
これでは五ッ根と状況が変わりません。何かがおかしい。微妙に潮表を外しているような違和感を感じます。
自分の想定が間違っていることを前提に移動してみることにしました。
③中根(カサゴ根沖) AM9:45
思い切り沖に出ました。そして位置取りも北寄りからの潮が流れている想定にしてみます。
表層は相変わらず東から猿島方向に流れているので、半ばダメ元のような思い切りです。
ウィリー仕掛けでコマセを撒きます。
しかし、3投してもエサが取られません。エサ取りもいないようです。
うーむ、やっぱりコレも違うか・・・。頭を悩ませながら、違う攻め方もしてみようと思い、真鯛仕掛けを出すことにしました。
しかし、2本目の竿を準備している時、突如ウィリー竿の竿先が暴れ出しました!
ヒットです!
揚がってきた魚は・・・。
良型のマアジ!!本命ちゃん!!!
やりました!本命をやっとゲット!!時間はAM10:15。
これは・・・、やはり底潮が表層とは大きく異なっていたようです。
(または予想より上げ潮が強く、まさにこのタイミングで反転流が入ってきた可能性もアリ)
*後で分かったことですが、西側エリアも9時過ぎくらいから急に良くなったとのことだったので反転流のほうが正解っぽいかな?
すぐにウィリー仕掛けを打ち返します。
仕掛けがタナに入るとすぐにヒット!やっとコマセが効き、群れが寄っているようです。
ここから入れ喰いタイムに入りました!
一気に数を揃えたいと思い、手返しを最優先に行動します。
途中、25cmクラスの良型がバケツから超大ジャンプを決めてダイレクトに海面に戻っていくハプニング。
(船べりやクーラーでバウンドして船外に落ちるのは何度も見ましたが、目線より高く飛んでいったのは初。凄いヤツでした)
しかし、7匹釣ったところで急にアタリが止まります。大物のアプローチを考え、2本目の竿に黒鯛仕掛けを入れます。
するとしばしの静寂のあと、黒鯛竿が絞り込まれました!
ヒット!ドラグが出る強い引きです!!
姿が見えるまでの間、黒鯛を想像していましたが、揚がってきたのは「大アジ」でした。
時間はAM11:30。
その後、またしても大きなアタリ!今度は置き竿にしていたウィリー仕掛けのほうでした。
こちらも「大アジ」!。40cmクラスの良い型が続けて2本。嬉しい獲物です♪
40cm、42cm。数が出ない時に大きいのは嬉しい!救われます♪
しかし、大アジの後に中小アジのアタリが戻らず、アタリが止まってしまいました。
タチウオのアプローチか、あるいは真鯛かも・・・。
12時過ぎ、北東のほうに雨柱が見えました。まさかこの大雨に自分が襲われることになるとは・・・。
タチウオ仕掛けに切り替えるとアジが掛からなくなるため、今回はアジ優先で判断します。1本を長めのハリスで真鯛狙いにチェンジ。
タナ取りを始めて3投目、いきなり真鯛狙いの竿先が海中に引き込まれました!
大物のヒットです!もしかして真鯛きた!?
真鯛っぽい引き方で海中から姿を見せたのは・・・。
41cm。太ってて美味しそうな感じ。釣れてくれてありがとう!
また、「大アジ」でした(笑
*大アジの引き方って、真鯛や黒鯛に似てますよね(笑
その15分後、今度はウィリー竿が海中深くに引き込まれました。今日イチのアタリです!
しかし、これは4本目の大アジ、ではありませんでした。
尻尾のトゲに気をつけましょう。
アジを実家に届けたうえで、自宅の夕食のおかずにも回すとすると、まだ量的に厳しい。
もうちょっと獲物が欲しい・・・というところでしたが、ここで今日の釣りが強制終了になります。
時間的にも、天候的にもアウト。
いきなりの集中豪雨になりました。
とりあえず、涼しくなりました。
下着の中までズブ濡れ。
しかも、雷まで落ち始めました。開けた海の上で雷雲に見舞われるのは初めてです。
正直、ビビってしまいました。急いで納竿です。
道具を片付け、アンカーを揚げて港に向かう頃にはすっかり雨も止んでいました(笑
🏁🏁🏁
釣果:大マアジ3(42・41・40cm)、マアジ7(13~23cm)+α
カメラに水滴がついちゃった。超デブアジなワケではありません。
自宅に回った3本で再度の記念写真。ギリギリ食卓は守られました♪
今回はツ抜けがやっと。それもジャンプ1発で見事逃亡した1匹を入れてのツ抜けです。
アジ狙いに徹してこの数は明確な貧果。でも、いろいろと悩みながら釣るデカアジは面白かったです。
🏁🏁🏁
さて、2ヶ月振りの釣行は暑かったりズブ濡れになったりと刺激的でした。
今年は残暑が厳しくなると予報されているようですが、次回からついに「秋」の釣りに突入です。
釣りのトップシーズンを迎え、今年も思うように進まない(笑)釣り人生計画を、おおいに楽しんでいきたいと思います。
次回は、今度こそタチウオを本命に据えたいですね!
晴れの日も、雨の日も、病める時も、健やかなる時も、手漕ぎボート釣りが大好きです!