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2016年7月 3日 (日)

【釣行記(仕立船)】平成28年7月2日(土)松輪・佑幸丸さん

仕立でのイサキ・アジ船釣行です

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お隣の釣り好きなご主人さんからお誘いがあり、仕立船釣行に行ってきました

今回は手漕ぎボートではないので、アルバム的に短くまとめておきます。







釣り船に乗るのは一昨年の12月振り。その時は晩秋のアジ船で船宿は大津の石田丸さんでした。


(過去記事リンク)大漁!でも泳がせの大物をバラし無念・・・。


僕は混雑した釣りが苦手なんですが、仕立てのお誘いがある時は乗船人数に余裕のあることが多くて有難いです


今回の船宿さんは初めてお世話になる松輪江奈港・佑幸丸さん(仕立て専門の船宿さんです)


釣りものはイサキ・アジ。仕掛けはハリス1.75号のウィリー。
僕はイサキを釣ったことがないので、ワクワクです







朝5時半に出船。


梅雨時ですが、幸運なことに雨の予報はありません。天気予報では曇りなのも嬉しいですね。 もし晴れ間が覗いたら、きっと途端に夏の日差しになるでしょう



港から10分くらいで、イサキポイントに着きました。 たくさんの船が集まっています。



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時々、隣の船と竿同士が当たるくらいの距離まで近づきます。隣の船とのオマツリが発生したり、隣の船のおじさんが釣り方のアドバイスをくれたことも(;^_^A。

しかしアタリは少なく、イサキはなかなか釣れません


周囲の他の船を見ていても、魚の姿はポツリポツリです。半分くらいはアジっぽい感じでした。



結局、ここは1時間ほどで諦め、五目が狙えるポイントに移動。
(僕は20cm弱のウリンボ1にアジ1だけでした。←地味ですが人生初イサキです



次に行ったポイントは五目ポイント。


ここではアジがそこそこ釣れました。朝方は中アジ、潮変わり時に一時アタリが止まりましたが、その後は大アジが釣れだしました


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さっきまで寂しかったイケスがやっとにぎやかに\(^o^)/


みんなのイケスバケツがにぎやかになったところで、最後にサバ狙いのポイントに移動。
松輪のサバは有名ブランドです)


さすがサバ落とすたびにアタリがありました


ここでは時々アジも揚がっていましたが、40cmクラスばかりでビックリしました。お隣のご主人さんが40cmクラスのトリプルを揚げられたのは本当に壮観でした


みなさん、アジ・サバを中心にクーラーをいっぱいにされたようです



晴れ間が覗くことは少なくて、ほぼ1日曇りの天気で過ごしやすかったですね。


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左舷僕を含めて4人だけ。乗合船だとなかなか望めない余裕ですo(^_^)o。


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沖上がり近くに晴れ上がりました。暑くなる頃に陸に戻ったので、気持ち良さだけ残る良い天候でした。







釣果:イサキ(ウリンボ)1、マアジ16(42~24cm)、ゴマサバ5(最大43cm)、ウマズラ1(30cm)、メジナ1(29cm)、オキメバル2



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アジは立派なサイズが多くてオカズには十分過ぎるくらい。あれ?イサキ写ってない?小さ過ぎて埋もれた!?(・_・;?


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サバは5本で自主規制発動。沖メバルは胃袋が出ちゃったものだけキープ。このウマズラ、期待どおり大きな肝が入ってました!\(^o^)/


僕は釣り船よりも手漕ぎボートでの釣りを優先するようにしていますが、手漕ぎボート釣りに無くて釣り船にあるすばらしいものを1つ揚げるとすれば、それはたくさんの人とワイワイと楽しい時間を共有できることですね


普段は海の上でひとりぼっちになる釣りが多いので、ことさら感じるのかもしれません。


イサキがあまり釣れなかったことはちょっと残念でしたが、いろいろな笑顔に触れられ、天候にも恵まれ、また船長さんもとても良い方で、とてもとても心地の良い釣行でした


お世話になったみなさん、ご一緒できたみなさん、本当に有難うございました





2016年6月12日 (日)

【釣行記】平成28年6月11日(土)京急大津・石田ボートさん

今更ながらの、2016年の初釣りです


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前回(1月3日)は年越し残業の釣り納めだったので、今回こそが「2016年初釣り」です


さらに、フルタイムの釣りはなんと8ヶ月振り(!)なので、もう「リハビリ釣行」と言って間違いないですね


関東が梅雨入りしてしまって初釣りがまた遅れるかと心配しましたが、週末が予想外に釣り日和になりそうだったので、とにもかくにも行って来ようと飛び出しました


しかし、なかなかブランクは手ごわく、緊急なものも含めて課題がたくさん浮き彫りになりました。


久しぶりの釣行記、できるだけ簡単にまとめておきます。







【GPSログ(?)】


ますはログ、といきたいところですが、今回はログが取れませんでした・・・


後述しますが、今回が初投入となった「iPhone6S plus」。僕が使っているGPS系のアプリが軒並み正常に動作しません。前に使っていた「iPhone6 plus」では問題なかったのに・・・。


ヤバイです。今後ログが取れないかも・・・



とりあえず行ったポイントを順番に書いておきますね。



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ログが無くても十分わかりやすいかも?なんて思っちゃった(⌒-⌒; )


①「鉄板」付近
朝イチでアジらしき2連続ヒットあるも、両方バラシ。大鯖1。「KAKEさん」と一緒でした

②「五ッ根」西側 → ③南側
移動直後にアジの5連続ヒットあるも3バラシ。南側ではアタリなし。

④「武山出し」南側 → ⑤北側
アタリなし。

⑥「海底遺跡」付近
KAKEさんに合流。ここでようやく活発なアタリが キープしたのはアジ8、メバル1、大鯖1。ただでさえバラシが多かったんですが、お昼頃からアジの食いが浅くなり、合わせを入れないと掛からない状況になりました(数は伸びなくても面白かったです







ここからQ&A形式でまとめます。


Q.今回の基本(事前)情報は?

A.こんな感じです。
平成28年6月11日(土)、京急大津・石田ボートさんからの出船。天気予報は貴重な梅雨時の晴れ。午後から曇って南風に変わる感じです。潮汐は小潮で満潮7:40、干潮14:40。一日を通して下げ潮の釣りです。小潮でも潮汐差は大きめなので、安定した潮が流れることに期待。潮流の予想として、朝イチは東からの潮、潮止まりに少し緩むものの、8時頃からまた東からの潮になり、そのまま安定、という感じでしょうか。前日は日中やや強い風。翌日は九州の西に接近する低気圧の影響で荒天になる予報です。大津のアジはここのところ非常に渋く、ツ抜けできれば御の字という状況。春の大鯖が回っている他、神出鬼没なタチウオが時々顔を出しています。


※この部分の文章は釣行前に書いています。



Q.出船前の状況は?

A.石田丸さんの情報では、小さい群ればかりで難しい、とのことでした。


港のスベリに荷物を運んでいると、なんと「KAKEさん」を発見 最近はすっかり関東の海を股にかけるフィッシングボートの船長さんイメージです。でも今日は久しぶりの石田丸さんの手漕ぎボートでの出撃だそうです。僕はリハビリ釣行ですが、楽しいリハビリになりそう!


また、出船待ちの先頭付近にいらしたお二方とも、色々なお話しをさせて頂きました。僕はこういう出船前のおしゃべりが大好きです



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雲ひとつない青空。梅雨時なんでしたっけ?。

抜けるような青空の下での待ち時間。良い1日の予感で満たされちゃいます。



Q.どんな釣りだったの?

A.ざっくりご報告します。
朝イチ、東からの潮を想定して五ツ根南を目指しました。


しかし鉄板付近で魚探の反応が良い場所を発見。KAKEさんも朝イチは鉄板と聞いていたので、ここから始めることに


2投続けてアジらしきヒットしかし途中で外れてしまいました。KAKEさんも近くに来られて楽しい釣り。しかしその後は一度大鯖が来ただけでアタリが止まってしまいました。表層は東からの潮ですが、満潮時間になり、どうも底潮は一時的に北西からのごく弱い潮になったようです。


そこで急いでポイント替え。おそらく30分~1時間後にはまた潮が戻ると思われるので、その間に1匹でもアジを確保しておきたいと思いました。


五ッ根のカケアガリにアンカリング。ここではのっけから5投連続でアジのヒットがありました。しかしそのうち3匹をバラシ(昨晩作った仕掛け、針の選択を間違えたようです。ここはやはり短時間。その後パッタリとアタリが止まりました。1時間ほどで移動です。


鉄板に戻ると、ちょうどKAKEさんが海底遺跡方面に移動されるところでした。僕は武山出しの南に向かいます。


武山の南で様子を見ますが、アタリが出ません
表層は東からの潮ですが、底の方では潮が止まっているようです。下げ三分を過ぎてこの状況だとどうやら潮予想はハズレ。こうなると海面と竿先を見ながら試行錯誤するしかありません


岸寄りは濁りが入っていましたが、少し沖に出ると澄み潮気味です。そこで念のために深場もチェックしてみました武山北東


しかしここは無反応。でもここで粘っている時、底潮にほんの少し北西からの潮の気配があることに気付きました。しかし弱くて先行きに自信が持てません



潮の様子が分からない時に浮かぶのは「海底遺跡」。KAKEさんの近くで釣りをする魅力もあり、さっそく移動です(大津アジを狙った時のKAKEさんのアベレージは半端ではありません。「KAKEさんの近く」=「有望ポイント」です


KAKEさんにご挨拶してから、海底遺跡の富士山出し寄りにアンカリング。
するといきなりアタリ


※冒頭のタイトル画像がこの時の写真です


探し求めていたマアジちゃんです


その後、ここではアタリが続き、アジ、メバル、時々カサゴという感じ入れ食い状態になりました(さすがKAKEさんの近く!



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KAKEさんとの釣りは贅沢。今回は今までで一番長くご一緒させていただきました(≧∇≦)。


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置き竿サビキに唯一掛かってきた春の大鯖君。41.5cmもありました。


このポイントでは特筆すべきことがありました。


お昼頃から、アジの食いが急に浅くなったんです


アジのアタリが遠くなり、エサのオキアミの頭だけが齧られるようになりました。そんな状況で打ち返していると、ほぼ同じタナでいつも竿先が少しモタレたり、何かがごく弱く触る感じがあることに気付きました。


針に掛けるため、エサを小さく付け、その小さいアタリに「ピッ」とアワセを入れてみると、ググッ!とヒット揚げてみると、犯人はなんと「中アジ」


アワセに失敗すると見事に頭なしのオキアミになります。そこからしばらくの間、KAKEさんと声を掛け合いながら「アタリを取るアジ釣り」大会になりました


数は伸びませんでしたが、楽しい釣り。KAKEさんも僕も沖上がり予定時刻は1時だったんですが、楽しくて2人ともしばらく残業してしまいました




Q.今回の釣果は?

A.釣果写真です。

釣果:マアジ10、大鯖(41.5cm、40cm)、メバル1(23cm)+α


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大鯖1本はサバ好きなあの方にプレゼント。写真に写ってるアジは9匹ですが、沖上がりの時1匹クーラーに投げ入れ損ねちゃったんです(貴重な良型を)。一応ツ抜けということで・・・

運にも恵まれて何とか家族の夕食の食卓は守れた、という感じですね。捌く量としてもリハビリには丁度良かったかもです。







Q.ところで、「緊急なものも含めた課題」って何?

A.実質8ヶ月のブランク・・・。
でも今回は忘れ物は無かったんですよ(コレは僕にとってかなりの成果しかし振り返ると、やっぱり色々と反省点が出てきちゃいました。


・仕掛けに手を入れることを思いつかなかった
今回はとにかくアジのバラシが多くて、間違いなく釣った数以上にバラシてしまってます。悔しいのは2つ。1つは仕掛け作りの時、先針に真鯛系の針を選んでしまったこと。2つめは、海の上でその失敗に気付いたにも関わらず、先針を結び直すことに思い至らなかったことです。以前ならすぐに結び変えていたはずなのに・・・


・ウィリーの色変えを忘れていた
これも上の話に近いんですが、夜光系のウィリーでスタートして、先針のオキアミにばかり掛かる状況に気付いていながら、ウィリーを変えずに釣ってしまっていました。お昼頃にKAKEさんの一荷釣りを見て初めて思い出し、ケイムラ系のウィリーに変えたら、ウィリーにもヒットするようになりました。基本のキが頭に浮かばなくなっているような・・・。


また1から精進ですね


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オレンジのウィリーはなぜかメバルだけ。


・GPSアプリがうまく使えない
これは困りました。GPSログのところで書いたとおり、iPhone6S plusの初投入になったんですが、「GPSアプリが強制終了してしまう(落ちる)」症状に苛まれました。僕が使っているGPSアプリは「Boat Fishing Navi」(Kagoturiさん製)、「DIY GPS」の2つです。


具体的な症状は以下のとおり。


・両方のアプリを起動すると両方とも強制終了。

・片方のアプリのみ起動している状態で、他のアプリや機能(カメラやLINE)が起動すると、強制終了。

・iPhone本体のメモリを一旦解放してから1本のみ起動するとしばらく正常動作するものの、スリープさせるといつのまにか強制終了してしまっている(メールやLINEの着信時かも)。


おそらくiPhoneのOSが新しくなっているせいかと思います。iPhone6 plusでは問題なかったので、まさかiPhone6S plusで・・・。ノーマークでした


実際のところ、強制終了のたびにメモリ解放してからBFNのみを起動し、スリープさせないように気を付けることで、なんとかマップ表示の用途では使えたんですが、カメラやLINEを使うたびに強制終了になるため、ログを残すことはできませんでした。


この症状の根本解決はなかなか難しそうです・・・。しかしいくつか思いつく手段がありますので、とりあえず思考錯誤してみたいと思います。







さて、今回の釣行記はこれでおしまいです。


約4,000字。なんとか短めと言える感じにおさまったかな?


この釣行記を読んで(あるいは読まずに、「ああ、そういえばHEPPOの釣行記はこんな感じだったっけ」と思い出して頂ければ幸いです(前向き



久しぶりの「リハビリ釣行」は晴天と穏やかな海に恵まれ、本当に気持ちの良い1日でした。


体も心も、この「海に抱かれる釣り」を強く、深く求めていたように思います。


海の神様が優しく僕を迎えてくれた、なんて都合の良い妄想は大概にしておきますが、潮の流れと魚達の感触は、本当に素晴らしい何かを僕の体に流し込んでくれたような気がします。


これからもずっと、僕は手漕ぎボート釣りと一緒です




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初心に戻り、玉置豊さんオマージュのナイススティック(謎




2013年12月19日 (木)

【釣行記】平成25年12月17日(火)京急大津・石田ボートさん

またしても修行だった今年の釣り納めです


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有給休暇を使った予告なし釣行です(今年の秋以降はすっかりこのパターンが定着?春~夏に多忙で休みが取れなかったおかげです


釣り納めは、1~3月の間には休日のみの営業になってしまう油壺に行ってみるつもりだったんですが、家庭の事情で来年1~2月は休漁になりそうなので、まだGPSでの計測が済んでいない今シーズンの海苔棚位置のデータ取りにチャレンジすることにしました。


昨年、一昨年と沖の海苔棚の位置を計測してきましたが、実は1度も1発で成功したことがありません。iPhoneのトラブル(バッテリー切れ、低温による電圧低下)で長時間かけて取ったログが水の泡と消えたこともあります。今回失敗すると再チャレンジの機会が無いかもしれないので、最優先の目標と位置付けました。


釣りキチ先生、Heavysizeさん、紋二郎さんが出撃されるのを事前に聞いていたので、ご挨拶もかねての出撃です


字数を押さえるため、今回の釣行記はQ&A形式でご報告させて頂きますね。







Q.で、今年の海苔棚の枚数・位置はどうだったの?
A.こんな感じでした。


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今回のGPSの航跡と当日の記憶から・・・。

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Google earth上で海苔棚イメージを作成。

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下のリンクからファイルをダウンロードしてGoogle earthにドラック&ドロップしてみてください。

「ootsunoridana20131217.kml」をダウンロード



【参考:過去のデータ】

2012-2013 シーズンの沖の海苔棚データ公開記事
2011-2012 シーズンの沖の海苔棚データ公開記事


沖は8枚と昨年より1枚少なく、中段も8枚入っていました。今年は武山出しと海苔棚の位置関係が話題にのぼっていたので、沖の海苔棚だけでなく、中段の海苔棚も調べてみました。


今年の沖の海苔棚は全体的に少し沖にズレたような感じですね。また、4枚目から東の棚は、間隔や位置のバラつきが大きいです。


Noridanasakunentonohikaku
今年は去年より武山出しが攻めやすい配置だと思います。

今年は台風の被害もあったと聞きますが、枚数や位置に影響があったかはわかりません。海苔棚の所有者は位置では決まっておらず、毎年くじ引きで決まるらしいです。そのため、「何枚目の海苔棚はこの所有者」という特定はできません。良く見ると、海苔棚のブイには名前が書いてあったりします(「松」「サ」「藤野」等の文字が見えました。「大津」と書いてあるのも多かったです)


海苔棚は、潮や風によって少し移動するので、位置は目安とご理解ください(四方が固定されているので、1本口一プの航路ブイ等よりはかなりズレが少ないです


上に置いてあるKMLファイルは著作権フリーです。ダウンロードしてご自由にお使いください。ただし、公に再配布する場合のみ、コメントかメールで予めお知らせください。
また、漁業者の方々に迷惑となるような利用方法についてはお断りさせて頂きます。



Q.マーキング中、他に何か気になることはあった?
A.富士山出しのオレンジブイが気になりました


今回、海が荒れていて肉眼では海苔棚がほとんど見えず、沖の海苔棚を間違えないために富士山出しのオレンジブイからスタートしました。


ログを確認して分かったことですが、今年の7月20日に計測したオレンジブイの位置と122mもズレています。航路ブイも結構風や潮によって振れ回るのですが、このズレはかなり大きいと思います。


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このズレは想定外レベルですね・・・。

今回の位置だと、富士山出しの岩礁帯を外れてしまっている感じです。係留ロープのアソビが大きいせいでしょうか?それとも台風等の影響で少し移動してしまった・・・?


このオレンジブイを目印にアンカリングされる方は多いと思います。実績ボイントにピンポイントで入りたい場合は、水深やヤマダテも参考にされると良いと思います。



Q.海苔棚マーキングの他は、どんな1日だったの?
A.とにかく風波が強い「修行釣行」でした


前日の予報。ウェザーニュースやYahooでは朝方、西~北東の風3~5m/秒という感じでしたが、GPVでは北から北北東の風8~9m/秒でした。結果としては、完全にGPVが的中した感じでした。手漕ぎボートが出る限界点だったと思います


大津に到着した時には風待ちを覚悟しました(大勢での風待ちは嫌いではありません。それでも定刻に岸払いできたのは有り難かったです。


朝方、釣りキチ先生Heavysizeさん紋二郎さんと合流。おまけに大吟醸さんまで登場されました。見送りではなく釣り姿です


他にも大津の超ベテランKさんを始めとした数人の方々がおられ、冬場の平日とは思えないにぎやかさでした







AM10:00頃に海苔棚のマーキングを終え、潮を見るために富士山出し東(海底遺跡)にアンカーを落としました。予想通り猿島方向へ弱い潮が流れています。少し餌取りと遊んですぐ移動。武山出しに向かいます。なんとか時合に間に合いたいところです。


武山出しには大吟醸さん、Heavysieさん、紋二郎さんがいました。状況はかなり渋いようです。


皆さんの釣り姿を見ると、魚の渋さどうこうより、寒さで釣りに集中するのが難しい状況だということが伝わってきました(ボートを3時間漕ぎ続けていた僕は、むしろ皆さんより寒さを凌ぎやすかったと思います)


武山出し北部にアンカリングしますが、アンカーが止まりません。3回打ち直しましたが、どうしても走錨してしまいます。どうやら固い斜面を横に滑ってしまうようです。いったん諦め、南部の東側の際に向かいました。しかしそちらは海苔棚と被ってしまっていたので、結局また元のポイントに戻りました。根際にアンカーを引っかけて、ロープの長さで位置を調整する方法を数度繰り返して、ようやく良い位置に止まることができました。時計を見ると既に時間はAM11:50。時合は過ぎてしまいましたが、ここから1時間半に勝負をかけます


アジ狙いの仕掛けは、ほぼ毎投アタリがありました。最初にアジ、次にカサゴ。タナを上げるとメバルラッシュ。しばらくするとまたカサゴ(水深が変化)。タナを上げるとウミタナゴ


最初のアジが良型だったのでちょっと気合を入れましたが、その後はコメバルとタナゴの入れ食いになってしまい、アジ狙いはやめて鯛狙いに移行しました。


しかしタイムアップまでの間、アタリなし。気配を感じることもまったくありませんでした


PM1:00頃、ようやく海が穏やかになりました。もとは1時頃に早上がりするつもりでしたが、なんだか悔しくてタイムオーバーしてしまいました(笑


アジの次に釣れたメバルが良型でした。速報にも載せましたが、帰宅して大きさを測ってみると何気に26cmもあり、自己記録更新サイズでした。と~っても嬉しい獲物です


帰港して石田丸ご主人に聞くと、岸寄りでアジ40~50くらい釣った人もいたよ、でも型は小さかった、とのことでした(HP上の「良い人」は60でした(釣りキチ先生と思います)。


港横の車で帰り支度をしていると、仕事着でクーラーボックスを持って走って来る「世妃亜さん」と遭遇



これから大津の第1級ポイント「石田丸前」に魚をゲットしに行くとのことでした(最高です



海は相当にしんどい状況でしたが、みなさんと竿を出せ、限られたチャンスに目標が果たせたことで、今年の良い締めくくりになったと思います







最後に・・・。


風が強かったのは僕のせいではありません(笑。


細かい補足は、後日補足記事で書いておきたいと思います


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2ヶ月程休漁予定なので、しばしのお別れ。

海の神様、今年も有難うございました。
また来年、よろしくお願い申し上げます





2013年12月17日 (火)

【釣果速報】本日、大津に行って参りました!

今年の釣り納め釣行。狙いは「あの獲物」です


釣り納めは油壺を考えていたんですが、諸処の事情により、来年1~2月を休漁期間にすることになり、今回しか狙えるチャンスが無かったので、大津に行ってまいりました。


「あの獲物」とは過去2年間冬に取ってきたコレです。


Log251217ootsu
海の上の移動距離が12.9km!?ちょっと欲張り過ぎました・・・(;´Д`A。

釣果(魚):メバル1(26cm)、マアジ1(21cm)、コメバル7、コカサゴ4、ウミタナゴ4


251217sokuhou
メバル!嬉しい〜\(^o^)/

※釣りは実質2時間でした。


・朝方から8~9m/秒程度の強い北風に、波も高く、非常に厳しいコンディション

・風波は午後1頃まで続き、とにかく修行チック(最近多いんです)な日でした。

・海苔棚位置の計測には向いていない日でしたが、チャンスが今回しかないので、やむなく強行しました。

・ログ取りに成功した後、武山出し付近に入りましたが、風波で走錨してしまい、なかなか狙ったポイントに入れませんでした

・水温も下がってきたせいか、メバルとウミタナゴが入れ食いでした。

・1匹だけ良型のメバルが釣れ、自宅で計測したら26cm自己記録更新サイズでした

・ログでは中段の海苔棚が7枚に見えますが、実際は伊勢町よりにもう1枚あります(沖、中段とも今年は8枚です)。

・平日でしたが、釣りキチ先生、大吟醸さん、Heavysizeさん、紋二郎さんと一緒で、にぎやかな修行(笑)でした。


上記のログを元に、今シーズンの海苔棚を書き込んだKMLファイルを作成します。釣行記本編で公開させていただく予定です。





2013年5月 8日 (水)

【釣行記補足】釣行テーマ遂行状況等について。

5月4日(土)油壺釣行の補足です。


魚がほぼ釣れず、寂しい結果ではありますが、慣れない油壺の海への足掛かりがちょっとだけ見えてきた?機会でもありました


補足として、事前に設定していた釣行テーマの遂行状況からご報告させて頂きます。



【釣行テーマ遂行状況】


1.油壺の海底地形を見て回り、ポイント探しをする
魚探をかけながら広く漕ぎ回り、まずは大きな視点で油壺の海の地形イメージを掴んでみる。
気になる海底地形があれば竿を入れてみるとしても、釣果は2の次。次回以降にじっくり攻めたいポイントを3つ以上見つけ出す。



【遂行結果】


下の画像は、GPSログに魚探画面で確認した情報を付加したものです。水深の隣にある数字は「底質」(0が砂地、4以上が岩礁帯)です。


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ところどころピンと航跡がズレてるのはGPS座標の小数点以下の桁数の違いによる誤差っぽいです。

ボートを漕ぎながら魚探で海底地形を見て回ったわけですが、記憶だけでは心もとないので、要所で撮っておいた魚探画面の写真を元に確認しています。まだ1本の線でしかないので、なんの整理もできていませんが、3ヶ所ほど「気になるポイント」を見つけました


「きになる①」 水深36~37m付近
砂地のエリアに底質が3~4になる岩礁帯らしきものが点在している感じでした。ただし、高さのある根は見ていません。このエリアはまたの機会に丹念に探ってみたいと思います。


「きになる②」 水深26m付近
小網代湾の両岸から広がる岩礁帯が切れ、砂地に変わるキワの部分だと思います。多彩な魚種の回遊が期待できそうな気がします。周囲をもっと見てみないと適した潮がわからないので、今後より広く探ってみたいと思います。


「きになる③」 水深24m付近
今回最初に仕掛けを入れてみた場所です。20mを頂点として北側に3~4mほど急にカケ下がり、南側には緩めにカケ下がる地形変化がありました。底質の変化もあります。小規模の根なのか馬の背なのか、東西に長く伸びているのか等、気になることはたくさんありますが、潮を選べば有望な場所かな?と思います。


頭の中に、少しだけ油壺全体の海底地形イメージが湧いてきました。小さいですが、嬉しい一歩です。今後も積極的に広いエリアを漕いで回り、イメージを修正しながら育てていきたいと思います



2.ビシ仕掛けからNS釣りへのシフトを練習する


今後の釣りにつなげるため、未経験である「ビシ釣りからNS釣りへのシフト」の作業手順を確認してみる。



【遂行結果】


大失敗してしまいました・・・


昨年、大津で2回ほどNSの練習をした際には、ビシ仕掛けを完全に止めてからNSの仕掛けを作って流しました。ボート上で仕掛けを作ることに問題はなかったので、今回はちょっと油断していたかもしれません


「ビシ仕掛けの打ち返しを続けながら、NS仕掛けを作ること」にチャレンジしました。


NS仕掛けが完成し、流し始めようとした時に愕然としました。なんとリールがバックラッシュしています


直そうと試みましたが、ひどい状態でラインを出すことはおろか、巻くことすらできません


思い当たることは、仕掛けの作り始めでリールのクラッチをフリーにしたことです。おそらくビシ仕掛けの打ち返しを挟む動作の時、不用意ににラインを引っ張ってしまったんだろうと思います。メカニカルブレーキは緩めた状態でした・・・。スプールの回転の良さが仇になりました。バックラッシュはバス釣り時代に散々経験しましたが、今回は特にひどい状態でした。皮肉にも、こんな形で驚異的なスプール回転の軽さを知ることになってしまいました・・・。今回の悔しさを噛みしめて、今後は繰り返さないように心得たいと思います



3.アンカリングの課題を洗い出す


アンカリングまわりの課題の確認と解決方法の模索をする。



【遂行結果】


朝方、ボート屋さんに尋ねてみました。


「アンカーロープの長さはどれくらいあるんですか?」


22~26mだと思います」


即答が帰ってきました


岸払い後、自分でアンカーロープの長さを測ってみたところ、14ヒロ半・約26mでした(僕の1ヒロは1.8m。ボート上で測るのはとても難しかったので、誤差もあると思います)。アンカーロープは水深より長く出さないと走錨しやすいので、このアンカーだと実質20m程度が限界でしょうか。


つまり、それ以上の水深にアンカリングするためには、以下のどちらかの対策が必要ということになります。


・長いロープのマイアンカーを持参する

・継ぎ足し用のロープを持参する


今回ボートとアンカーロープの接続がどうなっているか確認したところ、「もやい結び」で作った輪で繋がれていました。つまり、アンカーロープの継ぎ足しをする場合、最低限、自分でしっかりと「もやい結び」が結べるようにしておかないと、元に戻すことが出来ないことになります。
アンカーロープのトラブルは安全に係わりますので、注意が必要な部分ですね。


ちなみに僕は 「片手もやい結び」は目をつぶっていても結べるのですが、まだ「普通のもやい結び」の練習が足りません。船舶免許の必修でもあるので、よく覚えておくことにしたいと思います


今回の釣行で「気になるポイント」として挙げた3ヶ所のうち、2ヶ所はボート付属のアンカーロープでは届きません。フォールディングアンカーの購入を含め、対策を考えたいと思います





その他、小話的なこと。


今回釣れたメバル。金色っぽいですね


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大津ではこの色は見ないですね〜。

2003年に分類されたメバルの3分類は「アカメバル」「シロメバル」「クロメバル」です。この分類は名前と見た目の印象がかなり違っていて、とてもややこしいです。以前にもブログの記事で取り上げたことがあります。


記事リンク → 【妄想?】大津の第3の本命。それは「メバル」?(その2)


「キンメバル」と呼ぶことも多いようですが、地方名扱いであり、正式名称に「キンメバル」はありません。僕は手漕ぎボートを始める前、メバリングが好きだったのですが、油壷に近い長井近辺でいろいろな色のメバルを釣ったことがあります。


メバルへの思い入れを書き出すと長くなってしまうので省略しますが、これは金色っぽい「アカメバル」の可能性が高いと思います。


ちなみに以前、「黒っぽいアカメバル」も釣ったことがあります。ややこしいですね。


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長井付近にて。上のやつが「黒っぽいアカメバル」。





いつもであれば自作仕掛けのレビューも書くのですが、今回は前回釣行とほぽ同じロングハリスの1本針仕掛けしか使っていません。さらにめぽしい釣果もなかったので省略させて頂こうと思います。


(あ、そうだ。フグにたくさん持っていかれてしまった針を買い足さないと・・・





以上で今回の油壺ボウズ釣行の補足記事は終わりです。


次回油壷に伺う時には、今回の分まで釣果を挙げたいものですね!


いくつかのピースをゲット!
油壺のジグソーパズル、まだ始まったばかりです





2013年5月 6日 (月)

【釣行記】平成25年5月4日(土)貸ボート・油壺さん

ホボボウズ釣行のご報告です


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磯の風景が綺麗です。

2回目の油壺釣行。アタリもほとんどなくて厳しい釣りでした。

でも失敗と発見の両方が多く、釣行としてはとても有意義だったような気がします。


ブログ記事としては退屈な内容になるかと思いますが、いつものように感じたことを記事にさせて頂きますね。釣行テーマの遂行結果は補足記事でご報告させていただく予定です。


それでは、充実と後悔の共存となった油壺ボウズ釣行記(アブラボウズ釣行記ではありません、スタートです


(今回も「実釣内容」→「Q&A形式の補足」の順番です)





【実釣について】


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油壺の海は広いです。漕ぎ甲斐がありますよ〜!(^-^)

今回は朝方、竿を出さずに小網代湾の真沖方面を漕ぎまわってみました。
釣行記本編では、竿を入れた場所を中心に状況を書いておきます



①AM7:00頃 水深40m付近
ここでは竿を入れてません(アンカーが届きません)。今回行ってみた中での最深地点です。事前には水深36mくらいまで確認すればいいかな?と考えていたんですが、小さなブイが浮いていたので、ちょっと足を延ばしてみました。


150mくらい先にヒラメ乗合と思われる船がいて、釣り方を詳しくアナウンスしていたので、思わず聞き入ってしまいました。油壺の海の砂地には葉山と同じようにヒラメのポイントがたくさんありそうですね


それと、何気なく西の方角を見たら、空に思いがけないものが浮かびあがっていて嬉しくなってしまいました


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わかりますか?


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拡大図。プチハッピーな瞬間です〜(^O^)。


②AM7:50頃 水深24m付近
アンカーの届く水深になったところで、良さそうなカケアガリを見つけ、ここで本日初めて仕掛けを入れてみました。潮はほんのわずかにしか流れていません。方向的には西から入っているような感じですが、確認するたびに少しずつ南寄りに変わっていきました。ビシは4mで完全に見えなくなります。前回よりは潮が澄んでいるようです。しかし、仕掛けを上げる度に、付けエサのオキアミに「くらど」らしきものがくっついてくるので、魚のタナには春濁りが入っているようです。表層の水温は16度。思っていたより少し低い?感じです。


3号8mのビシ仕掛けを投入し、タナ取りスタート
タナを取ってみると、ハリス+3mで落ち着きました。エサ取りのタナが高いです。潮が弱いのでおそらくハリスは垂れ下がっています。あまり良い予感はしません。しばらくタナにエサを置き続けてみましたが、何もアタリません。ハリスを2.5号に変え、針も小さくしてみますが、やはりアタリは出ませんでした。


1時間半ほどで、この場所には見切りを付けることにしました


アンカーをあげて南下を始めたところで解ったのですが、南向きにカケ下がる地形でした。どうやら潮裏になってしまっていたようです。


③AM9:20頃 定置網付近
油壺の海を大きく南下し、海底地形を見ながら、一気に定置網付近まで来ました。初めて見る「定置網」です。


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大きく、長〜いです。反対側に回り込もうとすると遠くて大変(^^;;。

付近にはざっと見て6~7嫂のボートが浮かんでます。あまり予備知識が無く、どこに位置取りすれば良いか、どこに係留して良いか解らなかったので、周囲のボートをよく観察することから始めました。


どうやら、ほとんどのボートは定置網の周辺に浮いている、球体が4つ連なった形のブイに係留しているようです。


悩んだのは、係留するブイを定置網の北側にするか南側にするかです。水中のロープを確認して潮の向きを把握しようとしましたが、ほとんど流れがないようで、ロープのたわみが視認できません。多くのボートは北側に係留していたので、比較的空いている南側に付けることにしました。定置網の東側の先端から数えて3番目の4連ブイです。


係留してビシ仕掛けをおろします。しかし、潮が流れず、風も止んでいるため、ボートが安定しません。ボートがたびたび定置網のロープを跨いで動きます。ヒヤッとする場面もありましたが、大津の海苔棚周辺でこのテのトラブルには慣れていることもあり、なんとか事なきを得ました。


ストップウォッチを片手にタナ取りをします。見つけたタナはハリス+4m。またもやタナが高いです。タナにエサを置き続けますが、何も掛かりません。周辺のボートを見ていましたが、釣れている気配がありませんでした。


満潮前の時合を浅場のポイントで迎えたいと思っていたので、あまり時間がありません。10時頃、今回のテーマのひとつでもある「ビシ釣りからNS釣りへのシフト」に取り掛かりました。


しかし、失敗しました詳細は補足記事で触れさせて頂く予定ですが、ライントラブルを起こしてしまい、NSは1度も流せませんでした・・・。


10時半になり、この場所はタイムアップ。移動を開始します。



④AM10:45頃 マリンパーク下の北側付近
時間に追われてしまい、迷う時間が惜しかったので、前回マダイが釣れた場所に直行しました。水深は約16m。アンカーを入れると、走錨はしなかったのですが、風が無いせいか、ボートが姿勢が安定しません。


気にせず仕掛けを下ろし、タナ取りを始めます。タナ取りを初めて数投したところで、ボートが大きく北側に振られていることに気付きました。どうやら南風が出てきたようです。潮の確認のために投げるオキアミも、ゆっくり北に流れ始めました。潮流なのか、風による表層流なのかはわかりません。


タナが見つかりました。ハリス+3mです。うーん、エサ取りのタナが高いです。ここも期待薄かな・・・。


タナにエサを置き始めて数投目、何かが掛かりました引きは弱めです。期待しましたが、水面に姿を見せたのはフグっち。しかも水面から僕にひと睨みしたところでハリスを噛み切って消えていきました。


あの一瞥。なんだかやたらと印象に残ってしまって悔しいです


フグの対処法はあまり知りません。避けて釣る方法は思い浮かびません。また、前回マダイを釣った後にタナがハリス+4mに上がった時は、そのまま釣り続けてもフグしか掛かりませんでした。今回も同じ状況と判断し、移動することにしました。貴重な時合の時間帯、急ぎます。



⑤AM11:20頃 マリンパーク下
南に100mほど南下しました。前回メジナが釣れた場所です。南風が徐々に強くなってきていて、それにつれて潮も南からの流れが徐々に早くなっているようです。水深は約16m。タナ取りを始めると、エサが落ち着いたタナはまたしてもハリス+3m。悪い予感がします


タナにエサを置き始めてすぐ、何かがアタリました


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やたら金色が強いメバルです!種類は調査中(^^;;。

金色の強いメバルです。20cmちょっとのリリースサイズですが、エラが傷ついてしまったようなのでキープにしました。メバル好きなので、ちょっと嬉しいです。良型が数本揃えば良いお土産になる、と期待しましたが、今日の油壺の海はそんなに甘くありませんでした


期待した次投、仕掛けを上げてみると針がありません。
またもやフグっちです


移動です。



⑥AM11:50 マリンパーク下 ヤギ根から南に50m付近
潮は南から流れていると考え、潮表となるカケアガリに着けました。魚探には魚の気配があったのですが・・・。


針が無くなります。ここも、フグでした・・・


移動です・・・。



⑦PM0:30 マリンパーク下 ヤギ根から南東に100m付近
事前に目をつけていた浅場の最後のポイントです。満潮の時間を過ぎてしまっています。南風が徐々に強くなってきました。この場所は岩礁帯の間に入り込んだ砂地になっていて、根際の魚道になっているかもしれないと思える場所です。実際の地形は、想定よりズレはありましたがほぼ予想どおり。魚を待ち伏せしたいポイントですね


しかし
まさかのフグ再々々々登場でした・・・


ボートに持ち込んでいたPE真鯛針8号、9号の針のストックを使い切ってしまいました。万策尽きた感を醸し出しながら、最後の1本の針を結び、移動開始です。



⑧PM1:00 マリンパーク下の北側付近
前回のマダイの実績ポイント(④)に漕ぎ戻りました。潮変わりを挟んでいるので、状況が変わっているかも?と考えました。下げ潮始めの時合でもあるので、残っている気合を振り絞って狙います。


気が付くと、南風がかなり強くなってきています。4~5m/秒はありそうで、大津だったら岸寄りに避難するレベルです。急いで攻めたいところですが、風のせいもあり、アンカーが止まりません。走錨しながら、アンカーを打ち直すか諦めて早上がりするか、かなり悩みました。


1時間弱しか残り時間はありませんが、魚が居れば充分釣り上げられる時間だと思い、あと一度だけ打ち直すことにしました。風の強さを考えると望み薄かと思いましたが、幸いアンカーは止まってくれました


強い風の中、ビシ仕掛けを投入してタナ取り開始です。


5投ほどでタナが見つかりました。ハリス+50cmです。午前中よりタナが2.5m下がっています。底潮が流れ始めたせいかもしれませんが、少しは期待できる?かもしれません。集中して粘り強くタナにエサを置いてみました。


しかし、残念ながらアタリが来ることは無いまま、タイムアップに至りました。


PM2:00、沖上がりとしました。





それでは後半に入ります。後半しゅっぱ~つ


釣行テーマに係わることは補足記事に回したいと思いますので、その他のご報告をさせて頂きます



【Q&A形式の補足事項】


Q.今回の釣行の基本情報は?
A.基本情報は以下のとおりです。
平成25年5月4日(土)、潮汐は長潮。干潮6:53、満潮12:15。一般的に良くないと言われる潮まわりです。天気予報的には日本列島が高気圧に包まれ、GWを行楽日和にしています。2日前は北風で気温も上がらず雨も降る状況でしたが、前日は晴れていました。日本付近に赤筋する低気圧はなく、翌日に崩れる気配もありません。午前中は北風、お昼頃から南風に変わる予報ですが、あまり強い風にはならない予報です。東京湾口海況図によれば油壺の水温は17度を超えています。潮が悪い他はおおむね良さそうな感じですね



Q.GWの混雑ぶりはどんな感じ?
A.やはり混んでいたようです。

今回は大事をとって普段より1時間早く自宅を出発しました。ボート屋さんに到着したのは5:00頃です。まだほとんど人はいませんでした。ちょっと早すぎたかな?と思いましたが、30分後には「やっぱり早くきて良かったかも」というほどの列ができていました。借りられるボートの数がわからないのですが、ボートを借りられない人も出ただろうと思います。混雑に対応するためだと思いますが、ボート屋さんの方々が前回より早くお越しになり、ボートの支度を始められました。受付の開始も前回より早めでした。


油壺には他のボート屋さんがないので、全員がボートに乗れない状況は心が痛みますね。ご家族連れやご友人連れの方々も多かったです。今後、行楽シーズンにはボートの多い大津を優先しようかな、と思います。
(油壺は昨年?の嵐でボートが流され、数が減ったという話を耳にしました。早く艇数が回復すると良いですね)



Q.今回釣れなかった原因の自己分析は?
A.潮に合わせた釣りが出来ていなかったと思います。
②のポイントでは潮表を外してしまっていました。③の定置網ポイントは潮が止まっていて、オキアミが真下に沈む状況でした。魚の休憩時間?タイミングに無理がありました


一番気持ちが混乱してしまったのは④⑤⑥⑦のマリンパーク下のポイントです。潮は流れ初めていたのですが、どこに行ってもタナが高く、しかもフグばかりでお手上げ状態になってしまいました


改めて考えると、ロングハリスでの釣りを諦めて、根魚狙いに変える方法もあったと思います(常備用のサバタンは持ってました)。フグの攻勢とアンカーの走錨、それと南風への警戒心で頭がいっぱいになってしまっていました。相変わらずアドリブが効きません


エサ取りの行動範囲が広く、マダイやメジナの気配は感じられませんでしたが、居なかった?それとも、居ても活性が低かった?解答はありません。でも今回の状況はよく記憶して、今後の参考にしたいと思います





釣行記本編はここまでにしておきます(今回はなんとかココログアプリでの1本の記事の範囲に収まりました(^^;;)。


釣行テーマの遂行状況等については別途補足記事にてポストさせて頂く予定です。


叩き始めた油壺の海のドア。ひとつずつ時間をかけて鍵を探していこうと思います





2013年2月13日 (水)

【釣行記補足】海苔棚KMLファイル+その他もろもろについて

平成25年2月9日(土)大津釣行の補足です


釣行前週に仕事で午前様続きだったせいで、きちんと予告記事が書けませんでした(忙しいのはいい加減慣れましたが)。釣行目標はいつも通り決めてあったので、遂行状況と合わせて事後報告させて頂きますね。



【今回の目標と実際の遂行状況について】


1.GPSログで沖の海苔棚の枚数、位置を確認する


昨年の2月10日、大津の海に浮かぶ沖の海苔棚の縁をなぞるように移動し、GPSログで海苔棚の位置を記録しました(該当記事)。


今シーズンの海苔棚は昨年と枚数も位置も違っているようで、人によって(僕も含めて)枚数の認識も異なっているようでした。昨年との比較も大切と思い、今年の状況もきちんと確認しておきたいなぁと、ずっと思っていました


そんな思いを抱えながら昨年12月7日、頑張ってすべての海苔棚を周回したのですが、残念ながら iPnone の電源落ちでGPSログは取れてませんでした


そして今回、ようやくGPSログを取ることができました

釣行記本編に記載したGPSログを元に起こしたKMLファイルを共有させて頂きますね。


Okinonoridana2013
去年よりだいぶ丁寧になったと思いますよ(^^;;。

「okinonoridana20130209.kml」をダウンロード


GPSやGoogle Earthをお使いの方に少しでもご参考頂ければ、とても幸いです



2.実釣時間を3分割して3か所で5種類の釣り方にチャレンジ


事前計画では、こんな感じで考えていました。


①序盤-沖の小漁礁でビシ釣り+メタルジグ
②中盤-カサゴ根(謎の根)付近でウィリー釣り+泳がせ釣り
③終盤-海苔棚の潮上につけてNS仕掛けを「海苔棚の下」に流してみる


この3ヶ所は海苔棚の周回作業を考えて選んだポイントです。


実際の釣行ではかなり予定が狂ってしまいました


石田丸のご主人のアドバイスの(の一部)を取り入れて、沖の小漁礁からもう少し沖に出てみたり、iPhoneの充電コード忘れのせいで海苔棚めぐりを優先したり、手頃なアジが釣
れず、泳がせ釣りをあきらめたり・・・


でも残りの4種類の釣りはひと通り実行しました。興味深かったのはウィリー釣りです。アタリの出るビシ釣りとまったく同じ釣り方(というより、ビシ仕掛けでウィリーシャクリをしていた訳ですが)をしても、アジは反応しませんでした。



3.冬の風物詩「鮗(コノシロ)」を釣る


前述の釣りのうち、②と③はコノシロ狙いを意識してました。昨年の2月10日、カサゴ根のあたりと海底遺跡のあたりでコノシロを釣ったことがあるので、ぜひまた会いたかったんです。
コノシロは群れで回遊する魚で、時に巨大な群れで中層まで広がって泳ぐようです。タナを広く探れるNSなら向いているかも?と考えました。


コノシロはいなかった?
いえ、翌日にせ一じさんが釣られてますし、何人かの方が魚探で大きな魚の群れを見たと言われているので、おそらくコノシロはいたんだと思います。釣れなかったのは僕の腕と低水温のせい?(モチロン主に腕



なんにせよ、今回釣ることができなかったことはとても残念です・・・。(←本当にコノシロ好き



【今回使用した仕掛けについて】


今回使用した自作仕掛けのレビューです。すべて40号ビシ、1.5mm・50cmのゴムクッションを合わせて使いました。
(NS仕掛けは船上で適当に作っているので省略)


◎フロロ3号3.3m・3本針仕掛け
エダス元位置:下から1mごと
エダス:フロロ3号20cm
枝針:玄人アジ10号
枝針ビーズ:夜光パイプ(グリーン・長さ7mm)
先針:グレ(メジナ)9号
先針ビーズ:夜光パイプ(グリーン・長さ7mm)


今回のスタメン仕掛けです。シンプルな構成ながら、くらど(早春の濁り)も意識して夜光パイプを付けてあります。メタルジグを投げる時に置き竿にすることを考えて、ウィリーではなくビシ仕掛けから初めました。


実際の操作はほとんどウィリーシャクリでした。カサゴ根北のポイントでアジ2匹(アタリ4回)を釣りました。4回目のヒットの時に海中ロープに引っ掛かり、切れてしまいました。1.95mの竿で使うには少し仕掛けが長く、船上での取り回しがやや難しいです。同じ長さでも2本針の方が扱いやすくなると思います。


◎エステル3号2.4m・3本針仕掛け
エダス元位置:下から70cmごと
エダス:エステル3号20cm
枝針:玄人アジ10号使用
枝針ビーズ:20倍ビーズ(ソフト2号F)
先針:グレ(メジナ)9号
先針ビーズ:20倍ビーズ(ソフト2号F)


上記の仕掛けが切れた後のリリーフです。少し短い仕掛けにしました。エステル+少し浮力のあるビーズを使用して仕掛けがゆっくり沈むようにしてあります。本当は針を小さくしたかったのですが、ビシ仕掛けはこのサイズしか用意してませんでした。


エステルで比重が変わったせいか、長さが短くなったせいかわかりませんが、アタリがちょっと遠くなり、出るタイミングも遅くなりました。おそらく魚が上方向にはコマセを追わなかったためだと思います。カサゴ根北でアジ1匹(アタリ2回)を釣りました。2回目のヒットで、またもや海中ロープに干渉し、切れてしまいました。


◎フロロ2.5号2.4m・3本針仕掛け
エダス元位置:下から70cmごと
エダス:フロロ2.5号20cm
枝針:自作ウィリー(玄人8号使用)
枝針ビーズ:なし
先針:グレ(メジナ)9号
先針ビーズ:ひかり玉2号(グリーン)


3番手の仕掛けです。ウィリーでの反応が見たかったので投入しました。しかし、この仕掛けに替えて以降、アタリは消えました。風向きの変化でボート位置がずれたタイミングでもあったので原因は仕掛けではないかもしれませんが、先針のオキアミも齧られなくなってしまいました。結局この仕掛けでは釣果は無しです。


最後、沖の海苔棚1枚目に移動した時には、2番目と同じビシ仕掛けを使い、カサゴ1匹・メバル3匹でした。



【その他もろもろ】


・置き竿用のステンレス製ベル
以前の記事でご紹介した置き竿用のステンレスベル。バージョンアップして今回ちょっと使用してみましたが、なにせ置き竿で釣れる状況では無かったため、写真向けのオブジェにしかなりませんでした


次回以降にまた試してバランス調整をしていこうと思います。


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写真向けオブジェの図。


・小さな情報ステーション
これも先日の記事でご紹介したものです。これまた今回は無意味でした。iPhoneの充電コードを忘れてしまってサブバッテリーは使えず、バッテリーを温めて使うために防寒着の内側に入れていたんです


使用感は次回以降にご報告させて頂きます。


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バネクランプのステーはなかなか良かったですよ。


・いつのまにか大丈夫になった??
子供の頃から船酔いしやすい体質で、ひどい思い出がたくさんあります。最近も、風が出そうな時には酔い止めを飲んでいました。でもなぜか今回は「大丈夫かも?」と根拠無しのいいかげんな勘で、酔い止めなしで出撃しました(帰路の眠気も心配で、できるだけ飲
まないようにしてます)。


そんな時に限って、9日の午前中の海は想像以上に波が高く、ボートが横波を受けて頭からザバァッと波を被ったりもする状況でした。周囲のボートでもひどい船酔いをされている方をお見かけしました


でも、意外なことに船酔いにならずに済みました。1番波がひどかった10時頃には船酔いの前兆のような感覚がありましたが、そのまま収まってくれました。もしかしてひとつ悩みが減ったかな?



・美味しかった
今回の釣果は少なかったので、帰宅後すぐにすべて捌き、当日のタ食で完食です。アジのサイズが良かったので、なんとか家族4人にお刺身が行き渡りました。メバルとカサゴは定番の煮付けにしました。


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ギリギリ1食分でした(^^;;。

煮付けも美味しかったのですが、今回のアジは絶品でした昨年12月に釣ったコアジは4:6くらいで当たり外れがあったのですが、この3匹はすべて脂の乗りも適度で、味も濃厚。これまでに頂いたアジの中で最高クラスでした。大津のアジの旬は難しい問題ですが、今のところ僕は「冬」に1票というところですね(釣れないのですが・・・)。


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真ん中の大根おろしみたいなのはシロギスです(笑。




今回の釣行記補足はこの1回きりで完了です(珍しく


明日からしばらくは少ない時間を充ててリール・ラインの手入れ、仕掛けの作り直し、包丁研ぎをする予定です(包丁研ぎをきちんと出来るようにすること。今年のウラ目標です)。


今年は全体的に準備から事後処理までの一連の「釣り」の流れを統一して習慣化してみようと思います。自分のモノグサ体質をうまく封じ込められるかな?


初釣りの感触は良好?今年もたくさんの勉強が出来そうです
この1年をみなさんと一緒に笑顔で過ごせますように





2013年2月11日 (月)

【釣行記】平成25年2月9日(土)京急大津・石田ボートさん

2013年の初釣りです


昨年12月に2週連続平日釣行をした時、家族に許可を貰うため、つい口が滑って「1月は釣りに行かないから」と約束してしまいました
(Heavysizeさん曰く「口は禍いの元ですね」


そんなこんなで2月を心待ちに日々を過ごし、ようやく初釣りに行ってまいりました


記事を短くするため(ココログアプリで扱えるように)、今回は「GPSダイジェスト+Q&A形式」で書いてみたいと思います。





【GPSログダイジェスト】


20130209log
GPSログがあまりにも解りやすくて笑われてしまうかも・・・。

今回の大津釣行で狙っていた1番の獲物。それがこのGPSログです。実は12月7日にもすべての海苔棚を回っていたんですが、まさかのiPhoneバッテリー切れでログの記録に失敗してしまいました。今回、ようやくの成功です


それも、奇跡的な成功です。後述しますが、今回もミスをしてしまい、99%失敗、という状況でした(今年はツイてる?)。


※沖の海苔棚のKMLファイルは後日補足記事で公開させていただく予定です。



①AM7:30 沖の小漁礁の少し沖側
朝イチで向かいました。水深30mラインを狙います。北風が強く、波も高くて到着まで30分程かかってしまいました。潮はほとんど流れていません。ビシ仕掛け投入。ビシは3m過ぎまで見え、やや澄み潮です。


誘いをかけても餌も取られず、魚の気配がありません。メタルジグに切り替えました。しかし方々に投げても反応なし。付けエサを青イソメに変えましたが、掛かってきたのはシロギスちゃん。見切りを付け、実績ポイント(沖の小漁礁・水深29m)に小移動しました。しかし状況は変わらず。予定では2時間粘るつもりでしたが、後述のバッテリートラブルもあり、1時間ちょっとで切り上げました。



②AM9:00 中根の深場(寄り道)
海苔棚回りを漕ぎまわりながら出会うボートに状況を聞いて回りました。みなさん揃って「ダメです」「さっぱり」とのお答え。波が高くて船酔いされてる方もいました。厳しい寒さといい、確かに修行チック?な状況でした


中根の南側の深場に浮いているボートに「調子はどうですか~」と声をお掛けしたら、なんと「K-aoruさん」でした


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サンタ顔は僕の加工です。ホンモノは爽やか笑顔のイケメンですよ(^o^)。

海の上でお会いするのは初めてで、とても嬉しかったです今日は大津組の出船があると聞いて、わざわざ来てくれたとのこと。爽やかな笑顔で癒されてしまいました。隣で釣りたかったですが、バッテリーの問題があるので「海苔棚めぐりをしてきます~」と先を急ぎました



③AM9:15 沖の「9枚目」の海苔棚
今年の沖の海苔棚は9枚あることを確認しました。東の方を見ると、少し先に伊勢町エリアの「クロベ根」の黒い鉄柱が見えます。魚探を見ていましたが、このあたりは水深が8~12mしかありません。伊勢町のカレイエリア?いつか攻めてみたいな、と思いました


バッテリーが心配なiPhoneをおそるおそる確認してみると、まだ活きてくれてますやったとりあえず海苔棚のおおざっぱな位置は記録できたはずです。調子に乗って、より正確な位置を把握するため折り返して漕ぎ出しました



④AM9:30 沖の7枚目の海苔棚の北東角付近(カサゴ根(謎の根)の北側)
折り返して戻ってくるところで、魚探画面で小さな窪みのような地形変化を見つけました。カサゴ根(謎の根)の北側と思います。魚探には魚の反応はありませんでしたが、こういう場所は魚の回遊コースの「駅」のような場所である可能性があります。気になるので、仕掛けを入れてみることにしました。


波と風がひどく、1回目のアンカリングでは走錨してしまい、危うく海苔棚に入り込んでしまうところでした。2回目のアンカリングでは狙い通りの位置取りが成功ビシ仕掛けで攻め始めます。


1投目。
ビシを開け気味にし、ハリス長+1mの位置から50cm単位で5m誘いをかけ、回収。真ん中の針のオキアミの頭がありません。


2投目。
ビシを少し締め、今度は同じ範囲を2往復します。回収。すべての餌がありません。アタリはありませんでした。エサ取りがいるようです。


3投目。
同じ範囲を攻めますが、誘いの間隔をすこしゆっくりにし、竿先を慎重に観察します。すると2往復目のスタート位置で、ほんのわずかな穂先の振動がありました。竿を止めて本アタリを待ちますが来ません。回収すると、エサがすべて取られていました


餌取りのようですが、何も反応が無いよりはマシ。とにかく魚種を確認してみます。小さなオキアミを選んで付けました。小さなアタリに合わせを入れて掛ける作戦です。


4投目。
2往復目の最初でアタリを待ちます。来ましたほんの1~2cmの竿先の振動です。間髪入れずに竿先をピッと小さく上げます。重みが乗りました何かが掛かったようです。リールを巻きますが、魚が暴れません。ただ少し重いだけです。


ミニカサゴっぽい引きです。
根際ですので、さもありなん?ビシを上げ、ハリスを掴むと、意外に重い。何が掛かってる??


揚げてビックリ25cmほどもある良型のマアジです

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まさかの本命。別の魚みたいでしたよ!(◎_◎;)

まったく引きませんでした寒さで運動能力が緩慢になっているのでしょうか?それとも生きるための省エネモード??


そのあと、まったく同じパターンでアジと思われるヒットが6回続きました。獲れたのは3匹。1匹は口切れ。あとの2匹は海中ロープに掛かってしまい仕掛けごとロストです。


AM10:30頃、風向きが変わり、アタリが止まりました。潮止まりでもあり、ボートの位置もズレてしまったようです。しばらく粘ってみましたが、アジはもう来ませんでした。


途中、K-aoruさんが近くに来てくれました。早上がりされるそうで、お別れのご挨拶でした。「明日は観音崎行ってきます~」。連チャン流石ですまたお会いしましょう~(^o^)/



⑤PM0:00 沖の1枚目の海苔棚の東側
11時頃から風は止まり、海はようやく凪いできました。行きと違って超ラクチンに漕ぎながら海苔棚を周回、西へ戻ります。その終点近く、海苔棚1枚目の近くにアンカリングしました。「海底遺跡」ポイントの少し北です。砂地ですが、漁礁の際と思います。潮は想定通り、わずかに猿島方向に流れてます。最後の1時間半をここに賭けることにしました


1投目。ビシ仕掛けを誘いあげて再び落とすといきなり「グッ」と来ました。揚がってきたのは24cmの良型カサゴ嬉しい獲物です。でも砂地のはずじゃ??まあいいや


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僕の手は相当大きいので小さく見えるかもしれませんが、良型ですよ(^^;;。

2、3、4投目にはメバルこれまた僕の「FF(Favorite Fish)です
これで今日の夕食分だけは確保できました。でも砂地では??気にしません


PM0:30、まだメバルは釣れたかもしれませんが、ビシ釣りは切り上げました。最後はNSを流してみたかったんです。「海苔棚の下に流す」、これを目的に海苔棚の潮上に位置取りしました。



しかし今回もNSでの初釣果はお預け。またしても大津の潮の複雑さを思い知りました


PM1:40。NSを終了。最後の悪あがきに、1投だけビシ仕掛けを投入してみました。


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今日の最後のお魚さん。釣れてくれて有難う!(^O^)/

結果はこの子。大津の海に感謝を捧げつつ、水面に叩きつけて無事にお帰り頂きました(数十羽のプリンちゃん群の衆鳥環視下です)。



⑥PM1:50 沖あがり。



釣果(再掲載):マアジ3、メバル3、カサゴ2、シロギス1。


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今回のアジ。僕にとっては特別な釣果です。




それでは後半のQ&A編にまいりましょう、後半しゅっぱ~つ(全員集合風)


Q.今回の釣行の基本情報は?


A.列記します(釣行前に書いたものです)
平成25年2月9日(土)、潮汐は干潮10:23、満潮15:51。天候予報は晴れですが明け方の最低気温はマイナス1度。朝方は北風が強めで、10時頃に弱まる感じ。朝の寒さは相当厳しそうです。前日は強い北風。個人的にこの時期の北風続きは魚の活性にあまり影響がないと考えています。心配されるのは水温ですが、大津の水温は2月に入ってから10度台で安定しています。最近がしょっちゅう爆弾低気圧が日本を通過していますが、翌日に到来しそうな低気圧はありません。



Q.朝の石田丸さん情報は?


A.会話形式でどうぞ


HEPPO「最近はどこが良いですか?」

ご主人「釣れてない

ご主人「海苔棚のあたりはダメ。港を出てまっすぐ沖に行った方がいい。緑のブイのあたりまでいけば乗合船がいる。そのあたりの水深30m以上あるところまで行けば釣れる」

HEPPO「風がかなり強いですが、そんに沖まででて大丈夫ですか?

ご主人「南風に変わるときはダメ。今日はずっと北風だから、行っていいよ」

今回は初めてお聞きするアドバイスで、ちょっと驚きました南風に変わる心配が無い時限定の許可ということなんだ、と感じました。僕は海苔棚付近に用事?があるので、「30m以上」という部分を参考にさせてもらうことにしました



Q.バッテリー絡みのミスって?


A.やってしまったんです
ボートの準備をしている時、致命的な忘れ物に気付きました。今日のメインは海苔棚位置の記録なのに、なんと携帯の充電コードを忘れてきてしまいました


大きなサブバッテリーがまったくの無意味。今までの経験から、本体バッテリーだと3時間持ちません。万事窮す?


やむなく、思いつく限りのバッテリー対策をしました。
GPSアプリ以外のすべてのアプリを強制終了し、GPS以外の通信を無効にする。画面の輝度を下げる。無操作1分で節電モードに移行するようにする。そして携帯を防寒着の内側のポケットに入れ、常に温める。メールも封印。写真も最低限。音も消しました。


9分9厘諦めですが、あとは天に祈ります・・・



結果。奇跡的に本体バッテリーだけで沖上がりまで持ちました
予想外過ぎる奇跡です何が1番効果的だったのかはっきりとはわかりませんが、個人的には画面の輝度を下げたことと写真を減らしたこと、そして温めながら最低限の操作で使ったことが良かったと思います


正しく使えばスマホのバッテリーも結構持つものですね。今までは自分の使い方が悪かったんだと解り、猛反省です



Q.もうひとつ大失敗があるでしょ


A.はい、あります・・・
なんと、同じ日に大津に出られていた雲の上の大先輩、尊敬するKAKEさんにご挨拶しそびれてしまいました


一昨年の9月にお見かけしたことはありますが、まだご挨拶できていません(KAKEさん、失礼をお許しください。またの機会に必ずご挨拶させていただきます~


海苔棚の周回をしている時、僕の周回コースの反対側に浮かんでいたボートがあったのですが、それがKAKEさんだったと後でK-aoruさんに聞きました・・・





釣行記本編は以上です


細かい話などは後日、補足記事をポストさせていただこうと思います


真冬の大津の海の表情、しっかりと心に焼き付きましたこれからもたくさんの顔に出会いたいですね





2013年2月 9日 (土)

【釣果速報】省エネモード?アジがまるで別の魚!?

本日(9日)、京急大津釣行の釣果速報です。


残念ながら(?)坊主ではありませんでした


釣果:アジ3(26cm、25cm、22cm)、メバル3、カサゴ2、シロギス1


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アジは良い型です(^-^)。

特筆すべきはアジがまるで別の魚のように感じたことです


日が異なれば状況は違うかもしれませんが、とりいそぎ気が付いたことを箇条書きしておきます。


・アジが居食いをします。かすかなアタリしか出ません
・アタリの瞬間を逃すと1発でエサがなくなります
・小さなアタリ(僕の竿では穂先で見るしかありませんでした)にアワセを入れるとヒット
上がってくるまで1度も首を振りませんまるでミニカサゴのような引き味でした・・・。
・釣り上げてビックリ25cmのアジでした。まるで全く別の魚のような釣り味です。
・今回釣れたアジはすべてこのパターンでした。


アジも低水温で元気がないのでしょうか?エサをモグモグかじるのは精一杯のように感じました


釣果はさびしいかもしれませんが、こんなアジ釣りは初めてで、とても面白い釣りでした
お目当てだったコノシロが釣れなかったのは残念ですが、満足感アリです


詳細は後日、釣行記にてご報告させて頂きます。





2012年12月17日 (月)

【釣行記】平成24年12月14日(金)京急大津・石田ボートさん(後編)

泳がせリベンジを狙った釣り納め釣行の後編です


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☆彡今日のウオっち☆彡(非連続企画)

さっそくスタート





沖の小漁礁は、謎の根付近からはかなり離れた場所です。以前なら手袋をはめてフルパワーで漕いで行く距離なのですが、最近ひとつ悩みが・・・。「スカリ」を使うようになってから、スカリを海面に引きずったまま移動するようになり、スピードが出せないんです。さらに、今回は泳がせのアジも水面に入れたままでした。左右のアジの様子を見ながら、ゆっくり移動しました(横で泳いでるアジはカワイイです)。


中根のあたりに差し掛かると、大吟醸さんのボートが1艘ポツリと浮かんでいました。坊主上等の大物狙いの真っ最中でしょう。ご挨拶しながら横を通過しました。それにしても大吟醸さんの釣り姿は軍服のように見えます。気合オーラのなせる技でしょうか。


AM11:50 沖の小漁礁(仮名・航路右側3本目ブイの少し東)
この場所は先週サルカンを壊されたポイントから西に150mほど進んだところです。先週の水深は26mでしたが、このあたりは約29m。大津で有数の大規模なカケアガリのエリアにある底質変化ポイントです(おそらくガレ場と同じように散在している漁礁のひとつです)。


実際の水深は潮位が下がっているので約28m。アンカリングは1度のやり直しで成功(海中ロープの心配がないので気が楽です)。ボートが安定したとこで潮をチェックします。すると、ゆっくりですが明確に猿島方向に流れ始めていました。移動前の予想とは違います。少し西に余計に足を延ばして正解でした。また、大吟醸さんの位置取りが潮表とわかり、さすがだなぁ、と思いました。


まずは泳がせのアジを下ろします。次に下ろすのはサビキ?いえ、潮が流れているので、広くアジを寄せる釣りが楽しいと思います。ウィリー釣りの出番です


コマセを振り始めて第2投、さっそくアジのアタリがありました


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20cmくらい。型は変わりませんね。

次投でもコマセを振るとすぐにブルブルッ


ウィリー釣りは魚を寄せる実感があって楽しいですね


サビキも投入しましたが、徐々に潮が早くなっているせいか、掛かりは圧倒的にウィリー有利です。ウィリーに掛かった魚を引き揚げる時にサビキにもヒットすると困ります。エダスが短いせいか、放っておくとアジが外れてしまうんです


移動前のポイントでもそうでしたが、サビキのアタリのうち2~3割は姿を見ないうちに外れてしまっています。サビキ仕掛けの自作は時間がかかるので敬遠していますが、工夫を考え始めると、だんだんチャレンジしたくなってきますね~


その後もアジはウィリー仕掛けに入れ食い(ただし単発)でした。しばらく釣ったところでアジの数をカウントしてみると25匹24匹ルールを発動し、アジ釣りは切り上げることにしました(先週の30匹キープではやはり捌くのが大変でした)。



泳がせ狙いのほかに、何をする?
答えは決まっています。先週から練習を開始した「NS釣法」です
アミコマセの比重調整の問題が解決していないので釣れる可能性は低いですが、先週と違って今回は潮が流れています。仕掛けの流れ方を少しでも知りたいので、試さずにはいられません

それに、先週はNSの練習中に泳がせ竿にヒットがあったので、ゲン担ぎの気持ちも働きます


時折、アミコマセ(+配合餌)をボートの潮上に投げたりしつつ、仕掛けを作ります。試しにツケ餌のオキアミを数匹、比較のために投入してみました。潮に流れがある時のアミとオキアミ比重の差は歴然です。オキアミはかなり沈んでいきますが、アミコマセはあまり沈まないまま流れ去ってしまいます。


オキアミコマセを使わずにNS釣りを効率的に行うには、やはり何らかの比重調整が必須ですね。


NSを流し始めます。
釣果には至りませんでしたので、詳細経過は省略し、ポイントだけ挙げておきます。


・先週と異なり、仕掛けは潮に乗ってよく流れました。水深の3分の2ほどから流し始めると、ラインが張った後、10秒に50cm程度のペースで出ていきます。先週の5倍ほどのペースです。

・NSは2時間ほどかけて7投しました。ストップウォッチを眺めつつ、1分に1度くらいのペースでコマセを少し撒きながらです。1回流すのにかけた時間の平均は15分くらい。今回は全体的に流し過ぎと思いますが、やはりNSの手返しには時間がかかります。

・今回は潮が流れているせいか、着底は判別できませんでした。仕掛け投入から13~4分、ラインにして45mほど流すと着底していたと思われます。

・着底すると、付けエサは必ず無くなっていた感じです。アタリはまったく解りませんでした。

・いろいろと勉強になることがありましたが、個人的に1番嬉しかったのは「NSを流していると潮の流れが手に取るように解る」ということです。

・2時間の間、潮はずっと猿島方向に流れていたのですが、たった10分だけ、突如として北東からの潮が入ってきた時間がありました。風が吹くような気配とともに、ラインの出る方向が突然90度変わりました。そしてその10分後には、いつのかにか元の潮に戻っていました(激しい変化は表層流だけと思われました)。

・自分なりに大津の潮の変化にいくつかのパターンの妄想をしているのですが、今回の経験は貴重なヒントになりそうです。


7投目を回収すると、時間はすでにPM2:30になっていました。時間切れです。泳がせ竿だけ残して沖上がりの準備を始めます。


NSを流している途中から、50mほど離れた位置に大吟醸さんが来られてました。大吟醸さんが近くにおられるうちは泳がせ竿を上げずに様子をみていようかな?と思ってましたが、気が付くと大吟醸さんのボートは視界から消え失せていました。
(大さん、消えるの早っ


僕も慌てて泳がせ竿を上げ、沖上がりです。泳ぎ切ったアジちゃんは歯型等もなく、まだ元気な様子だったので「お疲れ様」と海に帰って頂きました





港に戻ると、海から戻った方々が揃っていて、とてもにぎやかな感じでした。
その中でも特に声が響いていたのが「釣りキチ先生」と「大吟醸さん」です。


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左から先生、せーじさん、大吟醸さん。先生はもうお着替え済ですね(^-^)。

スズキに真鯛、ワラサ等・・・。色とりどりの見事な魚の品評会は釣りキチ先生せーじさんのブログで紹介されています


お名前を聞き忘れてしまったのですが、赤いウェアと赤いクーラーボックスのイケメン釣り師さん。先週もお会いして、泳がせバラシの苦笑いを交わさせて頂いた方。


その方が3kgクラス?のワラサをゲットされてました
素晴らしいリベンジ達成です


ただ、ご本人曰く「先週の引きとは全然違った」とのこと。やはり先週は4~5kgクラスが回っていたのでしょうか。



平日であることを忘れてしまうような大津のにぎわいと素晴らしいみなさんの釣果。本当に良い釣り納めになったと思います


釣果:マアジ25、メバル(25cm)、マサバ(36cm)


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改めて掲載。大物はいませんが、僕的には十分な釣果です\(^o^)/。




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来年また頑張ります〜


大津の海の神様、今年も本当に有難うございました



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またやってしまった・・・。夏と同じ加減で塩を足すと冷やし過ぎになっちゃいます!(◎_◎;)

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