ホボボウズ釣行のご報告です

磯の風景が綺麗です。
2回目の油壺釣行。アタリもほとんどなくて厳しい釣りでした。
でも失敗と発見の両方が多く、釣行としてはとても有意義だったような気がします。
ブログ記事としては退屈な内容になるかと思いますが、いつものように感じたことを記事にさせて頂きますね。釣行テーマの遂行結果は補足記事でご報告させていただく予定です。
それでは、充実と後悔の共存となった油壺ボウズ釣行記(アブラボウズ釣行記ではありません
)、スタートです
(今回も「実釣内容」→「Q&A形式の補足」の順番です)



【実釣について】
油壺の海は広いです。漕ぎ甲斐がありますよ〜!(^-^)
今回は朝方、竿を出さずに小網代湾の真沖方面を漕ぎまわってみました。
釣行記本編では、竿を入れた場所を中心に状況を書いておきます
。
①AM7:00頃 水深40m付近
ここでは竿を入れてません(アンカーが届きません
)。今回行ってみた中での最深地点です。事前には水深36mくらいまで確認すればいいかな?と考えていたんですが、小さなブイが浮いていたので、ちょっと足を延ばしてみました。
150mくらい先にヒラメ乗合と思われる船がいて、釣り方を詳しくアナウンスしていたので、思わず聞き入ってしまいました。油壺の海の砂地には葉山と同じようにヒラメのポイントがたくさんありそうですね
。
それと、何気なく西の方角を見たら、空に思いがけないものが浮かびあがっていて嬉しくなってしまいました
。
わかりますか?
拡大図。プチハッピーな瞬間です〜(^O^)。
②AM7:50頃 水深24m付近
アンカーの届く水深になったところで、良さそうなカケアガリを見つけ、ここで本日初めて仕掛けを入れてみました。潮はほんのわずかにしか流れていません。方向的には西から入っているような感じですが、確認するたびに少しずつ南寄りに変わっていきました。ビシは4mで完全に見えなくなります。前回よりは潮が澄んでいるようです。しかし、仕掛けを上げる度に、付けエサのオキアミに「くらど」らしきものがくっついてくるので、魚のタナには春濁りが入っているようです。表層の水温は16度。思っていたより少し低い?感じです。
3号8mのビシ仕掛けを投入し、タナ取りスタート
タナを取ってみると、ハリス+3mで落ち着きました。エサ取りのタナが高いです
。潮が弱いのでおそらくハリスは垂れ下がっています。あまり良い予感はしません。しばらくタナにエサを置き続けてみましたが、何もアタリません。ハリスを2.5号に変え、針も小さくしてみますが、やはりアタリは出ませんでした。
1時間半ほどで、この場所には見切りを付けることにしました
。
アンカーをあげて南下を始めたところで解ったのですが、南向きにカケ下がる地形でした。どうやら潮裏になってしまっていたようです。
③AM9:20頃 定置網付近
油壺の海を大きく南下し、海底地形を見ながら、一気に定置網付近まで来ました。初めて見る「定置網」です。
大きく、長〜いです。反対側に回り込もうとすると遠くて大変(^^;;。
付近にはざっと見て6~7嫂のボートが浮かんでます。あまり予備知識が無く、どこに位置取りすれば良いか、どこに係留して良いか解らなかったので、周囲のボートをよく観察することから始めました。
どうやら、ほとんどのボートは定置網の周辺に浮いている、球体が4つ連なった形のブイに係留しているようです。
悩んだのは、係留するブイを定置網の北側にするか南側にするかです。水中のロープを確認して潮の向きを把握しようとしましたが、ほとんど流れがないようで、ロープのたわみが視認できません。多くのボートは北側に係留していたので、比較的空いている南側に付けることにしました。定置網の東側の先端から数えて3番目の4連ブイです。
係留してビシ仕掛けをおろします。しかし、潮が流れず、風も止んでいるため、ボートが安定しません
。ボートがたびたび定置網のロープを跨いで動きます。ヒヤッとする場面もありましたが、大津の海苔棚周辺でこのテのトラブルには慣れていることもあり、なんとか事なきを得ました。
ストップウォッチを片手にタナ取りをします。見つけたタナはハリス+4m。またもやタナが高いです
。タナにエサを置き続けますが、何も掛かりません。周辺のボートを見ていましたが、釣れている気配がありませんでした。
満潮前の時合を浅場のポイントで迎えたいと思っていたので、あまり時間がありません。10時頃、今回のテーマのひとつでもある「ビシ釣りからNS釣りへのシフト」に取り掛かりました。
しかし、失敗しました
。詳細は補足記事で触れさせて頂く予定ですが、ライントラブルを起こしてしまい、NSは1度も流せませんでした・・・。
10時半になり、この場所はタイムアップ。移動を開始します。
④AM10:45頃 マリンパーク下の北側付近
時間に追われてしまい、迷う時間が惜しかったので、前回マダイが釣れた場所に直行しました。水深は約16m。アンカーを入れると、走錨はしなかったのですが、風が無いせいか、ボートが姿勢が安定しません。
気にせず仕掛けを下ろし、タナ取りを始めます。タナ取りを初めて数投したところで、ボートが大きく北側に振られていることに気付きました。どうやら南風が出てきたようです。潮の確認のために投げるオキアミも、ゆっくり北に流れ始めました。潮流なのか、風による表層流なのかはわかりません。
タナが見つかりました。ハリス+3mです。うーん、エサ取りのタナが高いです。ここも期待薄かな・・・。
タナにエサを置き始めて数投目、何かが掛かりました
引きは弱めです。期待しましたが、水面に姿を見せたのはフグっち
。しかも水面から僕にひと睨みしたところでハリスを噛み切って消えていきました。
あの一瞥。なんだかやたらと印象に残ってしまって悔しいです
。
フグの対処法はあまり知りません。避けて釣る方法は思い浮かびません。また、前回マダイを釣った後にタナがハリス+4mに上がった時は、そのまま釣り続けてもフグしか掛かりませんでした。今回も同じ状況と判断し、移動することにしました。貴重な時合の時間帯、急ぎます。
⑤AM11:20頃 マリンパーク下
南に100mほど南下しました。前回メジナが釣れた場所です。南風が徐々に強くなってきていて、それにつれて潮も南からの流れが徐々に早くなっているようです。水深は約16m。タナ取りを始めると、エサが落ち着いたタナはまたしてもハリス+3m。悪い予感がします
。
タナにエサを置き始めてすぐ、何かがアタリました
やたら金色が強いメバルです!種類は調査中(^^;;。
金色の強いメバルです。20cmちょっとのリリースサイズですが、エラが傷ついてしまったようなのでキープにしました。メバル好きなので、ちょっと嬉しいです。良型が数本揃えば良いお土産になる、と期待しましたが、今日の油壺の海はそんなに甘くありませんでした
。
期待した次投、仕掛けを上げてみると針がありません。
またもやフグっちです
。
移動です。
⑥AM11:50 マリンパーク下 ヤギ根から南に50m付近
潮は南から流れていると考え、潮表となるカケアガリに着けました。魚探には魚の気配があったのですが・・・。
針が無くなります。ここも、フグでした・・・
。
移動です・・・。
⑦PM0:30 マリンパーク下 ヤギ根から南東に100m付近
事前に目をつけていた浅場の最後のポイントです。満潮の時間を過ぎてしまっています。南風が徐々に強くなってきました。この場所は岩礁帯の間に入り込んだ砂地になっていて、根際の魚道になっているかもしれないと思える場所です。実際の地形は、想定よりズレはありましたがほぼ予想どおり。魚を待ち伏せしたいポイントですね
。
しかし

まさかのフグ再々々々登場でした・・・
。
ボートに持ち込んでいたPE真鯛針8号、9号の針のストックを使い切ってしまいました。万策尽きた感を醸し出しながら、最後の1本の針を結び、移動開始です。
⑧PM1:00 マリンパーク下の北側付近
前回のマダイの実績ポイント(④)に漕ぎ戻りました。潮変わりを挟んでいるので、状況が変わっているかも?と考えました。下げ潮始めの時合でもあるので、残っている気合を振り絞って狙います。
気が付くと、南風がかなり強くなってきています。4~5m/秒はありそうで、大津だったら岸寄りに避難するレベルです。急いで攻めたいところですが、風のせいもあり、アンカーが止まりません
。走錨しながら、アンカーを打ち直すか諦めて早上がりするか、かなり悩みました。
1時間弱しか残り時間はありませんが、魚が居れば充分釣り上げられる時間だと思い、あと一度だけ打ち直すことにしました。風の強さを考えると望み薄かと思いましたが、幸いアンカーは止まってくれました
。
強い風の中、ビシ仕掛けを投入してタナ取り開始です。
5投ほどでタナが見つかりました。ハリス+50cmです。午前中よりタナが2.5m下がっています。底潮が流れ始めたせいかもしれませんが、少しは期待できる?かもしれません。集中して粘り強くタナにエサを置いてみました。
しかし、残念ながらアタリが来ることは無いまま、タイムアップに至りました。
PM2:00、沖上がりとしました。



それでは後半に入ります。後半しゅっぱ~つ
釣行テーマに係わることは補足記事に回したいと思いますので、その他のご報告をさせて頂きます
。
【Q&A形式の補足事項】
Q.今回の釣行の基本情報は?
A.基本情報は以下のとおりです。
平成25年5月4日(土)、潮汐は長潮。干潮6:53、満潮12:15。一般的に良くないと言われる潮まわりです。天気予報的には日本列島が高気圧に包まれ、GWを行楽日和にしています。2日前は北風で気温も上がらず雨も降る状況でしたが、前日は晴れていました。日本付近に赤筋する低気圧はなく、翌日に崩れる気配もありません。午前中は北風、お昼頃から南風に変わる予報ですが、あまり強い風にはならない予報です。東京湾口海況図によれば油壺の水温は17度を超えています。潮が悪い他はおおむね良さそうな感じですね
。
Q.GWの混雑ぶりはどんな感じ?
A.やはり混んでいたようです。
今回は大事をとって普段より1時間早く自宅を出発しました。ボート屋さんに到着したのは5:00頃です。まだほとんど人はいませんでした。ちょっと早すぎたかな?と思いましたが、30分後には「やっぱり早くきて良かったかも」というほどの列ができていました
。借りられるボートの数がわからないのですが、ボートを借りられない人も出ただろうと思います。混雑に対応するためだと思いますが、ボート屋さんの方々が前回より早くお越しになり、ボートの支度を始められました。受付の開始も前回より早めでした。
油壺には他のボート屋さんがないので、全員がボートに乗れない状況は心が痛みますね
。ご家族連れやご友人連れの方々も多かったです。今後、行楽シーズンにはボートの多い大津を優先しようかな、と思います。
(油壺は昨年?の嵐でボートが流され、数が減ったという話を耳にしました。早く艇数が回復すると良いですね)
Q.今回釣れなかった原因の自己分析は?
A.潮に合わせた釣りが出来ていなかったと思います。
②のポイントでは潮表を外してしまっていました。③の定置網ポイントは潮が止まっていて、オキアミが真下に沈む状況でした。魚の休憩時間?タイミングに無理がありました
。
一番気持ちが混乱してしまったのは④⑤⑥⑦のマリンパーク下のポイントです。潮は流れ初めていたのですが、どこに行ってもタナが高く、しかもフグばかりでお手上げ状態になってしまいました
。
改めて考えると、ロングハリスでの釣りを諦めて、根魚狙いに変える方法もあったと思います(常備用のサバタンは持ってました)。フグの攻勢とアンカーの走錨、それと南風への警戒心で頭がいっぱいになってしまっていました。相変わらずアドリブが効きません
。
エサ取りの行動範囲が広く、マダイやメジナの気配は感じられませんでしたが、居なかった?それとも、居ても活性が低かった?解答はありません。でも今回の状況はよく記憶して、今後の参考にしたいと思います
。



釣行記本編はここまでにしておきます(今回はなんとかココログアプリでの1本の記事の範囲に収まりました(^^;;)。
釣行テーマの遂行状況等については別途補足記事にてポストさせて頂く予定です。
叩き始めた油壺の海のドア。ひとつずつ時間をかけて鍵を探していこうと思います
