カテゴリー「釣行記」の208件の投稿

2024年8月12日 (月)

【雑談】令和6年7月27日(土)京急大津釣行のYoutube動画をアップしました。

釣行動画(一部シーンダイジェスト)を公開しました!

今回の釣行は中盤以降の展開が見所に乏しい内容(海中映像も収穫ナシ)だったので、だいぶ編集方針に悩みました。

没かなとも思ったんですが、たまには短めの構成が有っても良い気がしたので、朝イチの「アジ入れ食い」のシーンをクローズアップする形で短かめに作ってみました。
(それでも10分近いにはなってしまいましたが・・・(^_^;))

釣行動画というよりは入れ食いシーンの抜き出し動画になっています。

ただ、せっかく海中映像を撮っているので、少しは使いたいと思い、最後のオマケにちょっとだけ海中映像を入れてあります。

ご興味があれば、ぜひご覧ください♪



2024年7月28日 (日)

【釣行記】令和6年7月27日(土)京急大津・石田ボートさん

すっかり真夏の京急大津に行ってまいりました!
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7月最後の土曜、予報が穏やかだったので迷わず予約。内陸部の気温は35度超の猛暑日と厳しい暑さですが、内陸より海沿いのほうが少しはマシなハズ。
(実際はそんなに甘くありませんでした)

さて、前回2週間前の釣りではデカアジは釣れたものの、本命タチウオはボウズ(アタリ1回)。今回こそはタチウオを仕留めたいところです。



🏁🏁🏁



休日の大津はほぼ9ヶ月振り。ますます駐車場事情が厳しくなっているそうです。

今回、大津港の駐車場に到着したのは4:15頃。駐車場の満車率は70%くらいでした。でも4時半くらいには90%以上になっていたので、安全を見込むと4時過ぎくらいを目指してくるのが良さそうです。
(5時半着で余裕だった頃が懐かしいです・・・)

個人的には、何気に伊東に行くのと同じ出発時間になるのもビックリ。



🏁🏁🏁



「7月27日」には思い出があります。

11年前のこの日に大津に出船した時は中根付近で「釣りキチ先生」や「スキューバさん」と一緒になり、1日ずっと一緒に釣りをしました。さらに夜には釣り仲間の集まりがあり、貸し切りのお店に釣った魚を持ち込んでの大宴会。

1番楽しい思い出のひとつです。



🏁🏁🏁



そんなプチ記念日に良い釣りが出来たかというと・・・。そうは問屋が卸さない(苦笑

今回の実釣報告は短め。なぜかというと・・・。

①暑さで気が回らず、ほとんど写真が撮れなかった。
②3ステージを画策した1日のプランのうち、1番目しか結果が出なかった。
③何より「本命」ボウズでした・・・(泣

さて、「画策した3ステージ」は以下のとおりです。

第1ステージ → 上げ九分となる朝の1時間、富士山出しでアジを確保する!
第2ステージ → 下げ潮が流れ出す9時過ぎからヤマダ電機前でタチウオを狙う!
第3ステージ → 午後はアジ足りなければアジ、アジ・タチ納得できていれば「流し釣り(アマダイ仕掛け)」にチャレンジ!



🏁🏁🏁



岸払い前の大津港、今日も満員御礼状態。数えたら35艘以上のボートが支度されていました。すごい。

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いつもながら壮観。今回の僕は25番艇でした。


僕はかなり早くからスベリで待機していましたが、そこで「万ちゃん」さんとお久しぶりの遭遇。

たっぷり1時間半くらい釣り談義を咲かせていただきました。万ちゃんさんの探求心・行動力そして無尽蔵の気力体力には本当に頭が下がります。僕は手漕ぎボート釣りが心の底から好きですが、万ちゃんさんには到底敵いません。



🏁🏁🏁



【実釣ダイジェスト】

①富士山出し北側斜面 AM7:10
岸払いは7時前。事前のプランに従い、迷うことなく富士山出し北側にアンカリング。水深26m。

ガチのウィリー釣りで攻めます。
アンカーが落ち着いたのを確認後、1、2投目で海底にコマセの絨毯を敷き、3投目からウィリーシャクリをスタート。

すると最初から小気味よいアタリ!

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1投げ目から中アジ!これは数釣りイケる?


なんと食べ頃の中アジ!
2週間前は45cmクラスしか釣れなかったので、サイズの変化に驚きます。

そして、ここから入れ喰いタイムがスタートしました。

毎投必ずアタリがあります。活性はかなり高く、ダブルも数回。ただ、途中下車もそれなりにあり、3~4回に1回はバラシ。

この時合いは丁度1時間。8:10頃にアタリが止まりました。

結果、確保できたのはほぼ19~22cmの中アジ15匹で、晩のおかずには十分。

すなわち、第1ステージの目論見は「大成功!」です。

*しかし、デカアジはどこに行ったんでしょう?産卵を終えてすぐに深場に帰ってしまったんでしょうか。


②ヤマダ電機前 AM9:10
予定通りの時間に移動。ヤマダ電機前には何艘かのボートがいらして、僕は慎重にその中にアンカリングさせてもらいました。水深28m。

今回は前回のような時間制限もないので、1本くらいは獲れるだろうと思っていたんですが、ここからが厳しかった・・・。

サバタン仕掛けをシャクリ続けます。気温は町中ほど暑くはないと思いますが、海が穏やか過ぎて風もないので熱が体にまとわりついてきます。用意した飲み物も早いペースで消費。ちょっと量が足りなかったかも。

タチウオのアタリ。全部で3回ありました。それぞれほぼ1時間ごと、非常にアタリは遠かったと思います。

で、その3回のアタリ、残念ながらすべて針に乗せるまでには至りませんでした(>_<)。

サバタンを喰い切られておしまい。世知辛い。

下げ五分の11時半を過ぎても状況が変わらないため、今日これ以上粘るのは無意味と判断。第2ステージは無念の諦めです。

ちなみにタチウオ狙いの間、アジ狙いの竿を置き竿で出していましたが、こちらは2アタリ1ゲット(1匹は船縁ポチャン)。アジの合計は16になりました。

*この時釣れたアジの体には、真新しい大きなキズがありました。活かしバケツに入れたら即座に水が濁ってしまうほどの出血で、ほどなく昇天。あんなに大きなキズが付いた状態で釣り針に喰いつくんだから、魚は痛覚が無いという説に説得力を感じてしまいます。

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このキズは釣れた時から有りました。ほっといてももう長くなかったでしょう。


③中根付近の砂地エリア PM0:20
タチウオ狙いは獲物無しという結果でしたが、最後にはちょっと新しいチャレンジを入れたかったので、プラン通り第3ステージに進行しました。

ガレ場より沖の航路付近や中根付近の砂地を選び、アマダイ仕掛けにオキアミ餌で流し釣りをしてみます。

しかし結果、めぼしい獲物はゲットできませんでした。

砂地の手応えで「良い感じだな」と思って底を小突いていると、急に岩場の手応えになります。どうも大津の海は小さな岩場(根)が思った以上に広範囲に点在しているようです。そして仕掛けが根に入るとすぐにアタリが出ます。仕掛けを揚げてみると、掛かっているのはベラかミニカサゴ。どちらも確実に針を飲んでしまっているので始末の良くない相手です。

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ホシササノハベラっぽい。大津ではかなり久しぶりのような気がします。


うーむ。
砂地を安定して流せるラインの開拓が必要ですが、なかなか難航しそうです。

流し釣りでは持ち帰れる獲物が無いまま、PM1:30に納竿としました。



🏁🏁🏁



釣果:マアジ16(19~22cm)

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型が見事に揃いました。我が家の場合、これくらいでちょうど夕食のお刺身1回分です。


釣果はほぼ朝方の1時間がすべて。
同じ釣果でも、朝イチの場合と、ラストの場合とでは満足感が違いますよね。決して悪い釣果ではないんですが、なんとも達成感の薄い後味になってしまいました。

ただ、大津でのエサ釣りでの流し釣りに第1歩を踏めたのは収穫です。アマダイとはいわずともカレイやアナゴが釣れれば大成功。また、まだ知らない根を見つけられる可能性もあります。
これからは折りを見て、できるだけトライし続けてみたいと思います。



🏁🏁🏁



今回も実釣中に何度かカメラを沈めてみました。
しかし、海底付近の濁りは過去最高レベルで酷く、ほとんど他人様に見せられるような映像はありませんでした(2m先のサバタンエサすら視認が難しいほど)

唯一、ヤマダ電機前にて小さなタチウオの小さな群れ(笑)が通過する映像が数秒ありますが、これは何かの機会に別の映像と組み合わせて公開できるかな?と考えるレベルです。

こういうこともやっぱりあるんですね。一応静止画像でだけちょこっと置いておきます。

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こんな感じのちっさくてほっそい白い影がゆっくり数匹通ります。ユーレイっぽい(かなり強い明るさ補正を施してます)。






🏁🏁🏁



大津アジの入れ食いは楽しかったものの、またもやタチウオとの縁は結べませんでした。

8月は他の予定を優先消化するために休漁予定なので(暑いし)、タチウオ狙いを再開するとすれば9月です。

しかし状況によって9月は他の狙いを優先する可能性もあるので、今のところどうなるか分かりません。

難航した分、大きなタチウオとの出会いでもあれば喜びもひとしおになるかもしれませんが・・・(儚

いまのところ僕には「ツンツン」ばかりのタチウオ達。「デレて」くれる日は果たして来るのでしょうか?


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やっぱりアジは面白いし、美味しい!

 

2024年7月21日 (日)

【雑談】令和6年7月12日(金)京急大津釣行のYoutube動画をアップしました。

釣行動画を公開しました!

梅雨の大雨に見舞われた短時間釣行でしたが、内容は濃かったような気がします。

今回は動画全体に占める海中映像の割合が大きめです。

あと、梅雨時の雨という季節感を出してみようと思い、ラストシーンも雨を強調してみました(気にする人はいなさそうですが(^o^;))。

ご興味があれば、ぜひご覧ください♪

 

2024年7月13日 (土)

【釣行記】令和6年7月12日(金)京急大津・石田ボートさん

梅雨ド真ん中の京急大津に行ってまいりました!
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今年初めての京急大津です。

前回来た1月7日は強風による出船中止だったので、大津での釣り自体は昨年11月3日以来。実に8ヶ月振り。

いまや関東有数の人気手漕ぎボート釣りスポット。休日はいつも大盛況。

久しぶりのホームグラウンドということもあって、今回は贅沢に有休休暇を取っての出撃。

その甲斐あってか・・・。

なんと、今回の大津港はまさかの一人貸し切り状態!!

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最近の大津港でこの光景はかなり貴重なのでは??


それもそのはず。

この7月12日は全国的に警報級の雨が予報されていて、京急大津でも11時頃から大雨になる予報。こんな日にわざわざ来る奇特な人はいないようです(翌日土曜の予報が好転してたのも大きそう)

僕は、予報が良いほうに外れる可能性に賭けました。

その「賭け」の結果。

天気予報は正確でした。

・・・。

キッチリ11時から大雨。容赦なし。

・・・。


それでは、パンツまでびしょ濡れになった今年初めての京急大津釣行の話を、レッツ・スタート!



🏁🏁🏁



今回の狙いはなんといってもタチウオ。まだ手漕ぎでは狙って釣ったことがないんです。昨年初チャレンジをしましたが、天候運のせいで一度しかチャンスがなく、アタリを乗せられないままシーズンが終わってしまいました。

今回こそ初物をゲットしたい!

なお、家族からは久しぶりのアジのリクエストを受けました(ウチの家族はめっちゃアジ好き)

雨が降り出すまでの制限つきですが、なんとか両方ともモノにしたいところです。



🏁🏁🏁



今回は本当に僕以外誰も手漕ぎボート客が来ず、港のスベリに来た5時半くらいから出航までずっとひとり。話をする相手もいなくてヒマでした。

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本日は27番艇。あまり良い思い出はありません。素数艇がいいなぁ。


予報が大雨だったこともあってか、石田丸さんが排水用のポンプを貸してくれました。これは石田丸利用歴14年目にして初めての経験です。まあ、ただの大雨ならこれが必要になる前には切り上げると思います(排水が必要になるのはうねりが高くて波が入ってくる時ですね)

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たしかドクター中松の発明品。正式名「しょうゆチュルチュル」だったかな?


【朝の石田丸さん情報】
・最近はヤマダ電機前、丸根も良い。アジも釣れている。
・ただし、日によってバラバラ。大漁の翌日が2~3匹とか、ダメなこともある。
・最近の天気予報は当てにならない。



🏁🏁🏁



【実釣ダイジェスト】

①ヤマダ電機前 AM7:10
岸払いは7時前。一人旅状態でまっすぐヤマダ電機前に向かいました。

ちょっと驚いたのは、ヤマダ電機の看板が真っ白になっていたこと。調べたら2023年12月17日で閉館になってしまったんですね。

昔はダイクマ前と呼ばれていたと思いますが、これからは何て呼べばいいのかな?新しく入るお店次第でしょうか。

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いつも目印にしていた看板が真っ白。曇ってると見えないかも。


水深28m。ここではもちろんタチウオ狙い。置き竿でアジ仕掛けも出します。

しかし魚の気配がなく、アジ竿のエサすら綺麗なまま。

辛抱強くシャクリ続けていたところ、1時間半の間に1回だけタチウオらしきアタリがありました。

しかし、ようやく十分に重みが乗ったところで強めの聞きアワセを入れたら「ブチッ!」という嫌な手応えが。サバタンが喰い切られる手応えでした。残念ながらまだ針まで喰ってはいなかったようです・・・。

それ以外に何も起きません。アタリが少なすぎます。時間帯は丁度潮どまり(満潮8:00)。

今日は時間も限られているので機動的に動きます。潮が動き出すまではもっと潮当たりの良い場所でアジ狙いをすることにしました。


②富士山出し北側 AM9:00
富士山に来てみると、ブイの近くに石田丸ボートの方がおひとり浮かばれていました。天候状況を見て遅めに来られたようです。声をかけて状況をお聞きしてみると、フグが居て釣れていないとのことです。

僕はブイから西に30mほど離れた北側斜面にアンカリングしました。水深は24m。

ウィリー仕掛け1投目をしばらくシャクってアタリが無かったので、2本竿で攻めることにしました。

2本目の竿を準備していると、置き竿にしていた1本目の竿にいきなり大きなアタリ!

竿を取るとかなりの引き!
もしかして黒鯛?でもそういえばここ最近のアジは大きいばかりとも聞きます。

見えてきたのは、やはりデカアジでした。

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なんと46cmもありました。自作ウィリーもいいとこに掛かってますね。


それから、2本の竿それぞれにポツリポツリとアタリが来るように。

時にデカアジ、時にデカサバ。

結局1時間半ほどの間に「6本」の釣果。みんなデカいヤツばかりでした。

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デカサバ47cm。太い!しかもマサバっぽい。


≪その時、海中では≫
このデカアジ達のアタリが出ていた時、カメラを沈めてみました。

自宅に帰ってから、その映像を確認してみてビックリ!

アタリのペースからして、通りがかりの群れかと思っていましたが・・・。

実際の海底付近はデカアジ、デカサバ、デカフグがウジャウジャひしめいていました。

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デカサバ、デカアジ、フグが映ってます。サバはブレると横のストライプに見えます。



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濁りがきつく視界が狭いわりにはウジャウジャ映る。かなりの数がいると思います。


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こんだけフグがウジャウジャいてもハリスにキズひとつ付けないとは・・・。


一番驚いたのは、デカいフグがウジャウジャいるにも拘わらず、この時は一度も針を盗られることも、ハリスにキズが付くことも無かったことです。

仕掛けに触らないフグの群れもいるんですね・・・。

デカアジ、デカサバも器用に釣り針を避けてコマセを捕食しています。大きくなると警戒心も強くなるとは思いますが、このサイズの群れだと、釣り針に掛かってしまう個体は、もしかするとごく一部の慌て者さんだけなのかもしれません。

この時の海中映像は後日公開する予定のYoutube動画に載せます。興味ある方はそちらをお待ちください。


9時過ぎくらいから、小雨が断続的に降ってます。この雨が強まったら今日は終了です。

オカズ分は確保でき、潮も流れているようなので、最後にもう一度タチウオにチャレンジしてみることにしました。


③ヤマダ電機前 AM10:30
再び元の場所(唯一のタチウオ反応があったところ)に戻りました。

しかし、釣り始めてすぐ、雨が勢いを増してきました。

もはや土砂降り。

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写真だと分かりにくいかもですが、豪雨レベル。


しばらく大雨の中でシャクリ続けましたがアタリなし。

さらに雨の勢いが強くなったところでストップフィッシングとしました。

時間はきっちり「11:00」。今日の天気予報は妙なところで正確でした(苦笑



🏁🏁🏁



持ち帰り釣果:サバ2(47cm、36cm)、マアジ4(46cm、46cm、45cm、43cm)

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たった6匹ですが、ボリュームは凄いです。

これは間違いなく過去最高アベレージサイズ。これにタチウオが1本加わってくれていたら万々歳の釣果でした。
あの取り逃がしは悔しいなぁ・・・。


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今回のサバ2本。下のは少し微妙だけど、デカいほうはマサバっぽい。上は脂の乗りも良く、美味しかった♪



🏁🏁🏁



今回は実質4時間の釣りで、あらかじめ覚悟はしていたものの、やはりやや消化不良。早くまた大津に浮かびたいですね。

今年の8月は休漁にして、様々な他の予定を片付けるつもりです。なので7月中に出られないと、次の機会は9月。秋以降は超久しぶりの観音崎にも顔を出したいと思っているので、色々やりくりが大変そう。

去年のように出られないままタチウオシーズン終了になってしまったりしませんように・・・。

8ヶ月振りの京急大津の海が見せてくれた新しい表情。
常に変化していく海。少しでもその変化についていくような釣りをしていきたいですね。

2024年6月19日 (水)

【雑談】令和6年6月8日(土)伊東釣行のYoutube動画をアップしました。

釣行動画を公開しました!

今回は土日に動画編集時間があまり取れなかったのでかなり遅い完成になりました。

でも、個人的にはなかなか良い仕上がりになったような気がします。

最近、お魚さん達の映像はどれも貴重で、無駄にしてはいけないなと強く思います。

ご興味があれば、ぜひご覧ください♪


2024年6月10日 (月)

【釣行記】令和6年6月8日(土)伊東・井上丸さん

梅雨入り前の伊東に出撃してまいりました!

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今年5回目の伊東です。

伊東ではまだ大漁と言えるほどの釣果はありませんが、本当に楽しい釣りをさせてもらっています。気難しいながらも、時にツンデレ的魅力を見せるカイワリ・ハナダイ。初めて経験する流し釣りでの大本命アマダイ。

福岡でも経験しましたが、「新しい海への腰を据えたチャレンジ」は本当に楽しいです。

そんな今年の伊東参りもそろそろ終わる予定なので、できればなにか区切りをつけておきたいところ。



🏁🏁🏁



実は、今年の伊東参りの中で3回もチャレンジして失敗を続けている裏目標があります。釣りに関することというよりは動画撮影に関することなので、公の目標にはしていませんでした。

「今回こそ成功させるぞ!」と気合を入れて準備しました。今回はその顛末をメインにご報告します。


【その目標とは?】

ズバリ!「流し釣りの海中撮影を成功させる」!!

これまでブログでも動画でも触れてませんが、4月以降の釣りでは毎回海中カメラを入れた状態での流し釣りにトライしてきました。

まったくの素人状態である流し釣りに、何かヒントが欲しい気持ちもあり、実際の海中の状況を知りたかったんです。

幸運にも、4月8日のキダイや5月18日のオニカサゴはカメラが入っている時にヒットしました。しかし、残念ながらヒットシーンやファイトシーンはまったく映っていませんでした。

流し釣りでは海底をたくさん小突くので、カメラは別の竿で出すようにしています。そうするとどうしてもカメラの向きが制御できないんです。

そもそも流し釣りではボートがどんな姿勢で流れるわかりませんし、釣りダナでどんな潮が流れているかもわからないので、運を天にまかせるしかありませんでした。

その結果、これまで全敗してしまったワケです。


【今回の対策】

運を天にまかせるのはやめにしました。カメラ竿にも仕掛けを付けることにします。

そうすると、その仕掛けは置き竿で狙うことになります。少しでも魚が掛かる確率を上げるために、以下の対策を行うことにしました。

・カメラ竿の仕掛けは底を引きずった状態でもエサが少し浮くようにする。
・付けエサは動きのある青イソメにする。
・隣で釣る手持ち竿のほうの集魚効果を強めにする。

エサを浮かせるためには浮力の強いビーズを使います(過去に各種ビーズの浮力を調査したことが役に立ちます)。集魚効果を強める方法として、手持ち竿には「水中ライト」を装着します。

*カメラ仕掛けのほうに水中ライトを付けないのは、ライトの光が映像に影響するのを防ぐためです。

さて、この対策の効果は果たして・・・?

*余談ですが、手漕ぎボートの釣りで青イソメを使用するのは10年以上振り。青イソメ、最近は意外と高いんですね・・・。



🏁🏁🏁



さっそく実釣報告に進みたいと思います。


【実釣ダイジェスト】

①カメヤホテル前(カイワリポイント)AM5:40
水深39m。目標はともあれ、まずはカイワリのご機嫌伺いです(笑

今年、伊東の情報を追いかけるようになって、1番気になるのがこの「カイワリのご機嫌」。ある日は全然釣れず、またある日は入れ食い。さらにある日はアタリはあるもののバレまくり(喰いが浅い)などと、日によって全くと言って良いほど異なります。タナが大きく違うこともあると聞きます。

僕自身の釣行でも反応は本当にバラバラ。2月や5月の時のようにほぼ釣れない時もあれば、4月8日の時のように1日に40回以上アタリがあることも。

*ただ、僕はいつもバラシまくりなので、針掛かりの良い日にはあたったことがありませんね・・・(泣

ちなみに、おなじく気になるのが「フグ被害状況」ですが、コレはカイワリ狙いでは付き物(ごくまれに少ない日もあるようですが)と割り切ってます。伊東に行くときにはベストのポケットに針を2袋くらい入れておくようになりました。


で、今回の「ご機嫌」はどうかというと・・・。

かなりナナメでした(泣

エサは齧られるものの、アタリはまったくない状況でスタート。

シャクリを変えたり、仕掛けやコマセを変えたりしながら粘り強く竿を打ち返します。フグはいるようですが、針が消えるのはそれほど頻繁ではありません(1回幹糸からスッパリいかれた時は腹が立ちましたが)。

最初の1時間は小さなイトヨリ1匹でした。

やっとまともなアタリが来たのはAM7:00頃。

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やっと、やっと来た1枚。ナイス!!


今回はカイワリボウズを免れました!

しかしやはり、カイワリはいるようです。たぶん仕掛けの回りにはたくさんのカイワリがいるんだろうな・・・。

3度ほどカメラを付けて仕掛けを入れてみました。


≪その時、海中では≫

自宅に帰った後にこの時の海中映像を確認したら、こんな感じでした。

20240608kaiwariippai
やっぱり!いっぱいいるやんけ!!

今回の海は海面から海底まで、すべての層で大量のクラドが流れていました。つまり濁りがひどい(クラドの粒が大きいのである程度見通しは効きますが)。

しかし、カイワリ達はなかなか針には喰いません。やはりカイワリが針を喰わない理由は濁り具合ではありません。

海中映像を見ていると、ウィリー針に口で触るようなシーンが何度もありましたが、なかなか食いつきません。カイワリ恐るべし・・・。


この後、アタリでが出ても乗らなかったりバラシたり、針を盗られたりしながら、だいたい30分に1匹カイワリが釣れる感じで推移。

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今日イチ。23cm!

AM10:00の時点でまだ4枚しか釣れていませんでしたが、カイワリに意地は張らずに予定通り流し釣りに移ることにしました。

*すぐ近くで釣られていた伊東大先輩のKさんはこの間にツ抜け近いカイワリを確保。ずっとその釣りを拝見していましたが、色々な魚を凄いペースで釣られていました。凄かったです!


②AM10:00頃~ いろんなポイントを流し釣り
流し釣りを開始したのは良いものの、状況はとても難しいものでした。

ボートが流れる方向と潮が流れる方向がほぼ逆。しかも流れる方向は岸方向で、どんどん水深が浅くなります。今回は置き竿(カメラ竿)も交えて狙う作戦なので、同じ水深のラインを流さないとうまくいきません。

伊東港の沖付近を流したり、カイワリポイントの沖を流したりしましたが、水深の変化が早く、どうしても安定した釣りになりません。流し釣りスキルの低い僕にはちょっと厳しい状況なのかもしれません(シーアンカーがあればもう少しはなんとかなったのかな・・・?)

途中、絡んだ仕掛けを苦労して解いたりもしながら悪戦苦闘を続けること2時間。毎回のようにエサは齧られるものの、アタリはまったく無いままでした。

ちょっと途方に暮れかかりましたが、思い付きで「漕ぎ流し」をしてみることにしました。竿を2本とも引きずりOKの仕掛けにして、置き竿2本態勢にします(片方は水中ライト付きのまま)。

そして自分自身はボートの操作に集中します。


その「漕ぎ流し」を始めてすぐ、カメラ竿のほうの穂先が不自然な動きをしました。あれ?海底に当たっちゃったかな?と思い、漕ぐのをやめて様子を眺めていたところ・・・。

いきなり竿が胴から大きく曲がって海面に突き刺さりました!

慌てて竿を手に取ると、竿が胴まで海中に没してドラグが鳴ります。大物です!!

最初の突っ込みを耐えてしばらくすると、いきなりおとしくなり、もしかしてバレた?と不安になります。しかし魚の重みはしっかり乗っていて、バレてはいませんでした(例のアマダイ特有の引き方?)

しばらくすると、また一気に竿が持っていかれました!やはりアマダイのようです!

慎重にリーリングを続けると、海面にプカッと浮かんだのはやはりアマダイ!それも良型です!!

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40cm!自己記録更新の1尾!!


やりました!久しぶりに青イソメを買ってきた甲斐がありました!

*イソメちゃん、高いとか言ってゴメンナサイ。とても役に立ってくれました。

時計を見ると12:30。流し釣りを始めて2時間半が経っていました。


さて、このアマダイちゃんが掛かってくれたのはカメラ竿のほうです。

果たして、海中でのアマダイちゃんの姿は映っているのでしょうか・・・?


≪その時、海中では≫

帰宅後にドキドキしながら映像を確認。

アマダイちゃん、映っていました。

ただし、ギリギリ一部だけ。

その一部は、「ヒットシーン」です。

カメラの角度の関係で、寄ってくるシーンやファイトシーンはほとんど映っていませんでした。

ここでは、その中からとっておきの瞬間を掲載します。

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針付きの青イソメを、まさにパクっといく寸前。

ちなみに、効果があったかどうかは分かりませんが、隣の竿の水中ライトも映っていました。

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オモリの上で光ってるのが水中ライト。その右に細長く映ってるのはケミホタルです。


万全の形ではないものの、なんとか準備が実を結んだと言えそうです。

ヒットシーンの全容は、後日公開予定のYoutube動画をお待ちくださいませ。


この後、しばらく流し釣りを続けましたが、再びのアタリは訪れませんでした。

南東からの風に変わったPM1:00過ぎ、流し釣りを終了しました。


③カメヤホテル前(カイワリポイント)
午後1時を過ぎ、風と潮が変わりました。Kさんが「伊東は風が変わった後に釣れる」と言われていたのを思い出し、カイワリポイントに戻ってきました。

期待に胸を膨らませながらコマセ釣りを再開します。

しかし、エサは毎回齧られるものの、やはり喰ってはきません。それでも、糸と竿から伝わってくる海中の雰囲気がなんとなく午前中より慌ただしい気がします。

針も取られたりしましたが、タナを変えたりしながら辛抱強く仕掛けを打ち返し続けます。

*途中、魚探で水深10mや20mに魚群が映った時にタナを合わせてみたら針が消えました。FUGU団体なのかよ・・・(泣

時計が14:00を過ぎ、そろそろタイムアップという時、ようやく小気味の良いアタリが到来!

最後の最後でチャンスです!


振り返ると、この時合はわずか10分くらい。

その10分の間に3連続ヒット!

しかし、そのうち2回はバレてしまい、ゲットできたカイワリは1枚だけでした。

一瞬ツンデレがデレたか!と思いましたが、結局ツンツンのまま終わってしまった・・・という感じ(世知辛い)。


慌てて納竿し、岸に着いたのは井上丸さんの帰港タイムリミットギリギリの「14:58」でした。



🏁🏁🏁



釣果:アカアマダイ1(40cm)、カイワリ5(最大23cm)、イトヨリ1(ミニサイズ)

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貧果の部類でしょうか。もしアマダイがいなかったら家族の食卓が危なかったです。


*数の出せなかった僕の釣果を見て、Kさんがアジとイトヨリのお裾分けをくださいました。有難~く頂戴しました。Kさん有難うございます!



🏁🏁🏁



流し釣りは面白いです。釣果はどうしても不安定になるし、数を出すのは困難だと思いますが、思わぬ高級魚や大物に出会えることもあります。

今回は初めての「置き竿での流し釣り」でアマダイを釣ることができたのは個人的に大きな収穫です。漕ぎ流しに自信が持てれば、風や潮に対応できる幅が広がりますね。

海中映像のほうでもなんとか狙い通りの収穫があったので、嬉しい限りです。

ホームグラウンドの京急大津にも砂地エリアはたくさんあるので、ぜひ今後は流し釣りも試してみたいと思います。



🏁🏁🏁



さて、そろそろ梅雨入りです。

7月に入ったら京急大津メインに戻ります。次回は久しぶりの大津になるかな?

(もし6月中に出られるチャンスがあれば伊東に行くと思います)


今年の伊東の釣りも一区切り?
あらためて伊東の海と魚へ感謝を捧げたいと思います!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024年5月26日 (日)

【雑談】令和6年5月18日(土)伊東釣行のYoutube動画をアップしました。

釣行動画を公開しました!

今回はあまり見所の多い回ではないかな、と思いますが、個人的には海中映像の情報量は多めかも?と思います。

それにしても、以前は海の中の様子を見たら釣りがしやすくなるかなぁ、なんて思っていましたが、実際はとんでもない。
逆に悩みが増えるばかりです(^_^;。

海中映像に興味をお持ちのみなさま、ぜひご一緒に泥沼にはまりましょう!(笑



2024年5月20日 (月)

【釣行記】令和6年5月18日(土)伊東・井上丸さん

季節が初夏に移りつつある伊東に行ってきました!

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今年の出撃は今のところすべてが伊東。
ホームグラウンドの京急大津とは違うことばかりで、勉強になることが多いです。

横須賀エリアが強風で出船できない日でも、伊東だと出られる日もあったりします。天候運の良くない僕にとっては、これはとても有難いこと。

伊東の海の神様には長~いお付き合いをお願いしたいですね。



🏁🏁🏁



さて、今回の釣行の目標はこれまでとちょっと違います。

目的は「行ったことのないポイントの調査」

もちろん、カイワリやアマダイは狙っていきます。でもこれまでは同じエリアで同じ釣りばかりでした。これから伊東の海をより深く理解していくためには、行動の幅を広げていくのが良いと思います。

聞いたところによると、伊東の海のベテランの皆さんにはそれぞれこだわりのポイントや攻め方があるそうです。そういうスタイルに僕も憧れはありますが、できれば柔軟で幅の広い釣りを目指していきたいですね。

あと、そういう行ったことのないポイントでカメラを沈めてみることも楽しみです。伊東の海の底の新しい表情を垣間見れたら嬉しいですね!



🏁🏁🏁



今回の釣行も前回に続き、五目漁師さんと一緒。

しかしなんと、今回もお揃い記念写真を撮るのを忘れてしまいました。でも、海の上でも何度か声をかけあいながら釣りができたので、それだけでも十分♪

また、五目さんのおかげもあり、井上丸さんに伺うたびに同好の先輩方の知り合いが増えます。今回も2人の方と面識をいただくことができました。

五目さん、今回もありがとうございました!



🏁🏁🏁



それでは、またもやフグに苛まれた(苦笑)釣りの話に参りましょう!


【実釣ダイジェスト】

岸払いはAM5:20。京急大津に比べるとだいぶ早いです。釣り時間が長くなるのは有難いですね(釣果が寂しい時は特に)


①AM5:40 カメヤホテル前(カイワリポイント)
いつもの水深40mエリアです。すでに4~5艘のボートが浮かんでいます。今回はボートが集まっているところよりちょっと北側に離れたところにアンカリング。

カイワリ狙いをウィリー仕掛けでスタート。コマセを撒き始めます。
・・・しかし魚の反応はほとんどなし。

仕掛けを変えてみたり、タナを変えてみたりしますが、いずれも功は奏さず。なかなか渋いスタートです。

海をみると、まあまあの澄み潮(とはいえ、海底の様子はわかりませんが)。周辺のボートを見ても、アタリが出ている様子はないようです。

1時間経ったところで、予定のポイント巡りに移ることにしました。


②AM7:00 観測塔跡の少し沖合
ここは、2015年くらいに様々なブログ情報で話題に出ていたポイント。その時はアジが良く釣れていたそうです。水深は約30m。

1投目で元気なアタリがあり、良型アジかと期待したところ、20cmくらいのチャリコでした。
魚っけがあるなら良いかも、と思ったんですが・・・。

この後、アタリがポツポツと続きました。アタリが続くのは良いことなのですが・・・。

釣れる魚が小さい!

Img_5029
ミニイトヨリ。ちっさいなぁ。



またも小さい!

Img_5028

僕はエソ好きなので良型は持ち帰ります。でもこれじゃぁいくらなんでも。


小さい!小さすぎる!!

Img_5025
ミニカイワリ しかしよく釣れたな!


こんな調子。

さらに、小1時間経ったあたりから針が消え始めたので、見切りをつけて移動することに。

*移動してから海中撮影をし忘れたことに気付きました。せっかく行ったのにもったいない。


③AM8:10 カメヤホテル前の水深35m
ここは、カイワリポイントとして人気の定番ポイント(水深40m)よりだいぶ岸寄りのポイントです。水深が5mしか違わない割には、結構離れています。

2投目でアタリ!
しかし、何か覚えのある引き方。

やはりこの子でした。

Img_5032
チャリコちゃん。もっと大きくなってから会いたいね。


この後イトヨリが来ましたが、じきにアタリも無くなり、移動を考えたところで、今度は忘れずにカメラを沈めてみました。

すると撮影中に何かがヒット!

20240518charikohit
これは帰宅後に確認した海中映像から。ちょっと見にくいですがオキアミを喰った瞬間。

またチャリコちゃんでした。

この後、また針が消え始めたので移動することに(フグ野郎め!)


④AM9:30 カメヤホテル前の水深40m(カイワリポイント)
近いので、再びカイワリポイントに戻ってみました。

居並ぶボートの合間へのアンカリングにちょっと苦労して9:30スタートに。

このエリアで釣られていた五目さんから電話で「フグ100%」との情報あり。また、アンカリング前に近くの方に声をかけて聞いてみたところ「1匹。あとはフグとサバ」と。

状況は厳しいようですが、なんとか1匹でも釣っておきたいのでトライしてみます。

しかし、やはりコマセが効き始めるとフグが出ます。仕掛けの消費が激しい。

苦しまぎれに上から10mの棚を攻めてみます(ビシは12mから振り上げ)

なんと、この水深でも針が無くなりました。お手上げです。

丁度1時間たったところで、コマセ釣りは切り上げることにしました。

Img_5030
ここでもイトヨリは釣れました。伊東ではどこでも来るみたいですね。


⑤AM10:30 カイワリポイントの沖合45mライン付近
ボートが北西に流されるようなので、南東方向に漕ぎ上がり、アマダイ狙いの流し釣りを開始。

ちょうどカイワリポイントの沖合で五目さんがアンカリングしてコマセ釣りをされていたので、その周辺を流すことにします(声をかけあえる距離は楽しいですよね)

すると、1流し目でいきなりアタリが!

ちゃんと事前調整していたドラグが引き出されるのは伊東で初めて。強烈な引きに思わず期待が溢れます。

存分に竿をブチ曲げて浮上してきたのは・・・。

Img_5036
厳しい釣況をひっくり返す1本!釣れてくれて有難う!!

いきなりの本命!しかも立派なサイズ!!嬉しい!!!

*前回はシロアマダイだったので、アカアマダイは人生初。

欲目で40cmくらいに見えたんですが、ちゃんと計ってみたら36cmでした。


気を良くして2匹目のドジョウを狙いましたが、その後なかなかアタリは出ず。

1時間経ってお昼になったところで、やっと次のアタリが!

そのアタリの主は・・・。

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鬼!!

なんとオニカサゴ。これまた人生初の獲物です!

想定もしていなかったので、どれくらい喜んだらよいのかわからず混乱してしまいました(笑

高級魚が連発。伊東の流し釣り恐るべし・・・!


流し釣りでのさらなる釣果が欲しかったんですが、その後は底潮が流れていないせいか、仕掛け絡みが頻発。用意していた仕掛けを使い尽くしてしまい、強制終了になってしまいました。
(何十回も底を小突くためか、絡む時はメチャクチャ複雑なダンゴのように絡んでしまっていました。残念)


⑥PM0:30 カメヤホテル前の水深40m(カイワリポイント)
念のために取ってあったコマセを使い切るため、三度カイワリポイントに舞い戻りました。

あたりのボートもかなり減っていました。厳しい状況にしびれを切らして移動したのでしょうか・・・?

状況が変わっていることを期待して仕掛けを入れてみます。

しかし、残念ながら状況は変わっていませんでした。

なんど粘り強く仕掛けを投入しても、エサが綺麗に残り、たまに針が消えるという厳しい状況。

もしや2月のように「カイワリはたくさんいるのに口を使わない」状況なのかもしれません。

あとで状況を確認するため、カメラを沈めてみます。

*僕にはカメラで撮影した映像をボート上では確認することができません。カメラの液晶画面は小さすぎてわかりませんし、クラウド経由でスマホに飛ばすには相当な時間と通信量(料)が掛かってしまいます。また、SDカード等のメディア経由でデータを取り込むのは、海水に濡れた手では無理です(端子類は塩気がついて錆びると壊れてしまいます)。
*ボート上でリアルタイムで海中の状況が分かれば、こんなに役立つことはないんですが・・・。今後の課題ですね。

≪その時、海中では≫
自宅に帰ってから海中映像を確認すると、これまでとはまた違う状況でした。

1本目の映像では、本当に魚がいませんでした。海底付近の濁りは澄み潮とは言えないくらいに濁っています(4/6釣行時と同じくらい?)が、太陽光は届いていました。

2本目の映像では、カイワリがコマセに集まってきました。フグも混じっていますが、カイワリのほうが多いです。

20240518kaiwarigather
やはり、カイワリはいます。でも濁っていても針には食いつかないようです。


3本目の映像では、カイワリがいなくなり、フグばかりになっていました。コマセの切れ目でカイワリは他に移動してしまったんでしょうか・・・?

20240518fugubakka
あまり間隔を開けずに再投入したのに、カイワリは消えていました。



映像に移ったカイワリの付け餌やウィリーへの反応はまるで2月の澄み潮の時のよう。

つまり、あの2月のカイワリ達の「慎重に摂餌していて針を完全に見破っている」状態は澄み潮のせいではなかった、ということのようです。

これはまた課題の難しさが増しましたね・・・。

ところで今回の海中では、こんなレアゲストちゃんが登場してました。

20240518genrokudai
底の方でずっと落ちてきたアミコマセをパクパクしていました。

チョウチョウウオかな?と思ったら、その仲間の「ゲンロクダイ」ちゃんだそうです。

この日の五目漁師さんの釣果には「クルマダイ」がいましたし、伊東ではこんな珍しいお魚さんに出会えることがあるんですね。


-ここから実釣ダイジェストに戻ります-

結局、タイムアップまでカイワリは1匹も釣れませんでした。今までの伊東釣行では少なくとも1尾は釣れていましたので、これは初めてのカイワリボウズです。

悔しさと喜びの入り混じった複雑な気持ちで、納竿しました。



🏁🏁🏁



釣果:アカアマダイ1(36cm)、オニカサゴ1(25cm)、イトヨリ4+α

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氷の置き方が雑(笑

流し釣りの釣果が無かったらなんとも寂しい結果。

この日の伊東全体の手漕ぎボート釣果では、カイワリでツ抜けを達成した方もおられるようでしたので、必ずしもカイワリが釣れなかったわけではないようです。

悔しさもありますが、この次はどんな手を試してみようかな?楽しみが膨らみますね!



🏁🏁🏁



さて、梅雨明けからは京急大津でタチウオ狙いをする予定なので、伊東に行くのはあと1~2回くらいになりそうです。

気難しいカイワリへのリベンジもしたいし、流し釣りで更なる良い魚にも出会いたい。悩ましいです。


海と魚を通じて四季を感じる。そんな贅沢が自然に経験できる。
やはり釣りは長く取り組む価値のある稀有な趣味です!


Img_5035
青空がとても綺麗な日でした。休日はこうでないとね♪


2024年5月 5日 (日)

【雑談】令和6年4月26日(金)伊東釣行のYoutube動画をアップしました。

釣行動画を公開しました!


GWなので編集の時間取りやすいかと思ったら、意外とこまごまと忙しくて遅めになってしまいました。

動画の編集はなかなか効率化が難しいです。

今回はあまり目玉が無いんですが、もしご興味があればご覧くださいませ。

 

2024年4月27日 (土)

【釣行記】令和6年4月26日(金)伊東・井上丸さん

今年3度目の伊東に行ってきました!
202404260

GW直前に休暇を取っての贅沢平日釣行。それもこの4月2回目の出撃です。天候運のない僕には珍しい(苦笑

前回はまだ朝方が寒くて着るものに困る時期でしたが、いまやもう夏日がちょくちょく出て暑い。
陸上の季節はいっきに進んだ感があります。これだけ気温が上がると、植物性プランクトンは激増しているのではないでしょうか。



🏁🏁🏁



伊東でのカイワリ狙い、前々回2月は澄み潮で激渋、前回4月6日は濁り潮でアタリ激増。今回も春濁りが入っていると思われ、たぶんアタリが無いということはなさそう。

というわけで、今回はカイワリを狙いつつ、少し別の方向にも意識を広げていこうとと思います。

ターゲットに追加するのは「ハナダイ」
前回釣れたハナダイ。時期のせいか、とても美味しかったんです。調べてみると、春に味の落ちる真鯛と違って、ハナダイは春も美味しいとか。

しかも、海中映像を見る限り、カイワリ以上に釣り針を見切っている手強いお魚さんです。

手強くて、美味しい。

これは魅力的なお相手ですね!



🏁🏁🏁



今回の釣行はなんと「五目漁師」さんと一緒。これまでにも何度かご一緒していますが、前回は福岡赴任前だったので、実に4年以上振りです。

しかし、そんな貴重な機会なのに、二人ともおしゃべりと釣りに夢中でお揃いの記念写真を撮るのを忘れてしまいました。

というわけで同行の証拠写真はありません(笑


202404265
代わりに(?)井上丸さんの写真。井上丸さん、いつも楽しい場を提供してくださってありがとうございます。



🏁🏁🏁



それではさっそく釣りの話にまいりましょう!

【実釣ダイジェスト】

岸払いはAM5:40頃。

※今回は忘れもの無しです!(笑


①AM6:00 カメヤホテル前(カイワリポイント)
潮が北東から入ると予想して、カイワリポイントの東側の端にアンカリング。

目論見が功を奏したのか、第1投目からずっとアタリが出ます。

・・・が、なかなか乗りません。

3投目でやっと乗った!

グイグイ引きながら揚がってきたのは・・・。

202404267
君か!伊東で会うのは初めて。


なんと大きなマアジアタリの正体はキミらかい!!

下半身の引き締まった回遊性のタイプです。サイズは32cm。

ここ最近、伊東での釣果を見ていると大きなアジが結構釣れています。大きいヤツだと50cmくらいのも出ていて、このサイズは平均以下かもしれません。
(ちなみに五目漁師さんがこの日釣られたマアジは40cmを大きく上回っていました)

てっきりアジ狙いのポイントでの話かと思って朝方に井上丸さんで聞いてみたところ、「カイワリと同じポイントで出ている」とのことでした。

本当に釣れました。

京急大津でたくさん釣っているので敢えて伊東でアジを狙うことはないと思いますが、大きなアジは引きも強く、これはなかなか楽しいかもしれません。

しかし次の1投で、今度は本命さんが!

202404268
カイワリ!僕にとっての伊東と言えば君!


大きなアジの群れが入っているとカイワリが蹴散らされてしまうのでは?と心配だったんですが、良かったぁ。

その次の1投でもアタリ出て、今度はイトヨリでした。

とても良い雰囲気です。今日はツイてるかも。


しかし、ここで不可解な現象が起こりました。

突如として、僕のボートが船首(北北西)方向に走錨し始めたんです。

僕のボートの北西20mくらいのところには五目漁師さんが浮いていました。最初、五目さんのボートが走錨して流され始めたのかな?と思いましたが、なんと移動していたのは僕のほうでした。

*動画映像で見直しましたが、突如僕のボートが船首を五目さんのボート方向に向けて進み始めました。アンカーロープが伸びている方向に走錨するなんて理解できません。原因は今も不明。
*五目さん、気付くのが遅れてすみませんでしたm(_ _)m。

そんなこんなで最初のポイントからは外れてしまいました。同じ場所で同じ現象が起こったら困るので、北に50mほど移動することに。

気を取り直して釣りを再開。

しかし、この場所はフグ野郎どもの陣地でした。

針、とられまくり。
おまけにバラしまくり。

しかも悪いことに、たま~にカイワリが釣れるんです。それも微妙~に移動を決心するギリギリ手前のペースで。

ただ、前回と比較するとかなりアタリの数は少なく、状況は全然違います。もしかしてこれがフグとカイワリが結託した戦略なのでしょうか。

202404269
カイワリくん、君達と・・・。

2024042614
バサグーフー野郎。実は仲良いよね?というか結託してる???


今回の釣り。ボート上で針を結んだ回数は実に「14回」。自己記録更新です。

ちょっとした工夫で、今回から仕掛けのエダスを少し長めにし、エダス針を盗られても1回は結び直せるようにしました。それは早速役に立ったんですが、なぜか嬉しくなかったです・・・。

針盗られ以上に悔しかったのが「途中下車」。釣れた数よりバラした数のほうが確実に多かったと思います。過去イチのカイワリっぽいアタリも・・・バレてしまいました。残念。


≪その時海中では≫

さて、ここで自宅に帰ってから確認した海中映像の話です。

アタリが止まった10時頃、今回も海にカメラを投入してみました。その時の映像から一言。

まず、映像を見るなりとても驚きました。

なんと、「暗くてほとんど何も映っていない」んです!

2月の澄み潮の時は、非常に高い透明度で海中の様子が遠くまでクリアに見通せました。4月上旬の時は濁りが入っていて、視界が前回の半分もない感じでした。でも視界が狭いとはいえ、水深約40mの海中は明るく、魚達の活き活きした姿がたくさん映っていました。

しかし、今回は前回の濁りとは桁が違うレベルの濁りだったようです。海底までほとんど光が届いていません。以前撮影した京急大津の水深28mはほぼ真っ暗な世界でしたが、ほぼ同じような感じです。

「伊東でもこんなに海中が暗い時があるんだ・・・」それが率直な感想でした。

さて、そんな中で今回も撮影中にカイワリのヒットがありました。

そのファイトシーンから1枚映像を切り出してみました。

20240426darkworld1

どうでしょう?暗さが伝わりますでしょうか?
これは10mくらいリーリングした頃の映像なので、おそらく水深30mくらいだと思います(カメラは斜めに下を見下ろしています)。

このレベルの暗さだとほとん何も見えないので、Youtubeに動画をアップする時には補正ツールで明るさ補正をかけてみるつもりです。

まだ作業に取り掛かっていないのでどんな映像になるか分かりませんが、実際に動画で見てみたい方は後日の動画アップをお待ちください。


--ここから実釣報告に戻ります--


しかしアタリがだいぶ遠のいた11時頃、突然元気なアタリが!

2024042612
このハナダイちゃん、青いところが強く光ってました。凄く綺麗。


今回の本命、ハナダイちゃん!ナイス!!

このハナダイちゃんはウィリーに掛かっていました。ちなみに前回もそうでした。ハナダイは結構ウィリー好きなのかも?

この後アタリが止まってしまい、お昼頃、突如として発生したイトヨリ3連発を最後にカイワリ狙いを終了しました。


②PM0:30 カイワリポイント沖(アマダイ狙い)
風がまったく吹いておらず、潮は伊東にしては結構早めに沖に払い出している状況。

結果として、斜面を下るような方向にしかボートを流すことができず、なかなか難しい状況でした。

無理矢理45~47mラインを漕いで引っ張りながら流してみましたりして、タイムアップまでにアタリはわずか3回。

そのうち2回はアマダイっぽい良い引きだったんですが、いずれも悔しい途中下車(今日は良いアタリはすべてバラシ。なんとも残念)

唯一、揚がってきてくれたのは伊東では珍しいらしい。この子でした。

2024042616
ただ重いだけで全然引かず。目も飛び出してるし、気絶してたのかな?


当初は前回チェックしきれなかった漁礁ポイントの調査をするつもりでしたが、もどかしい状況も手伝って時間切れ。

モヤモヤした気持ちを抱えながら、PM2:30に納竿。



🏁🏁🏁



釣果:ハナダイ1(28cm)、カイワリ5(最大24cm)、マアジ1(32cm)、イトヨリ4、タマガシラ1

2024042617
贅沢な話ですが、ハナダイがもう1枚いればかなり満足感も違ったかも。


釣果は残念な要素が多かったですが、思ったより暑くならず、穏やかな釣り日和に当たることが出来てラッキーでした。

とにかく、伊東の海にも本当にいろいろな表情があるんだな、と改めて実感。



🏁🏁🏁



知識としては当たり前かもしれませんが、お魚さん達のエサへの食いつき方と濁り(または暗さ)には相当な相関関係がありそうだと実感できました。

駆け出したばかりの伊東初心者ですが、既に伊東の海にたくさんのことを教わっています。

今年の予定では伊東への釣行は梅雨までになりそうなんですが、なんとかそれまでにできるだけ多く出船して、さらに多くの表情を観察したいと思います。

海と魚達との出会いも一期一会。
1回1回の釣りを大切にしていきたいと思います!


2024042620
伊東の海とお魚さん達に心から感謝。

 

 

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