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2023年3月12日 (日)

【釣行記】令和5年3月11日(土)京急大津・石田ボートさん

今年も悪天候との闘い(負け戦)。やっと2回目の出撃です。

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いやはや、今回は(も?)つらい釣りでした。
ある面では、いままでの釣り人生で1番の地獄のような日。本当につらかった・・・。

さておき、まずは近況から。


本当になかなか出撃チャンスがつかめません。
空いている週末は強風。穏やかそうな週末は他の予定がキッチリ入っているという運の無さは健在。

休暇を取っての平日釣行も企んでいたんですが、平日までまったく同じ状況です・・・。

予定では冬の間に平日に長井に行ってダンゴ釣りのリハビリをするつもりだったんですが、もしかして・・・もう春?(汗



🏁🏁🏁



近況報告が愚痴っぽくなってしまいましたが、冷静に考えるといつもの自分です。

・・・気を取り直してまいりましょう。

平日はチャンスがありませんでしたが、やっと出られそうな週末に当たりました!

新仕掛けのテストと黒鯛ちゃん・ヒラメちゃんとの出会いを求めて、大津に行ってまいりました。

しかし、今回は本当につらい釣りでした。釣りは前半の展開が、そして後半は体調的に。

もう少しで、とてもブログには書けない展開になるところでした・・・(涙目。



🏁🏁🏁



さて、つらい部分を精緻に書くと読むに堪えなくなってしまうので、そういうのは軽~く流そうと思います。
(そうすると、今回の釣りはほとんど中身がなくなってしまいそうですが・・・)


【実釣ダイジェスト】

今回の釣りに臨んだ心積もり。

・新仕掛けのテスト(新しいウィリー)。
・前回の反省を活かしてのポイント選定(フグと海中ロープを克服したい)。
・下げ潮の釣りなので、どのくらい春の潮になっているかの確認。

釣り時間中ずっと下げ潮ですが、本格的な春の下げ潮であれば潮五分くらいでガラッと潮が変わるはずです。
(朝から北西からの潮、ガラッと変わると伊勢町側から入ってきて猿島方向に流れる潮)

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壮観!まるでお祭りのようです!


土曜日朝7時前の大津港の姿。すごい光景!(@。@)
まだ朝は寒い時期ですが、手漕ぎボート釣り好きの方々の熱気はすごいです。



朝イチはまず沖の海苔棚3枚目の南東角からちょっだけ離れたところに入りました。狙いは武山出し北側の深場の際。沖の海苔棚のロープを避ける位置でもあります。

仕掛けを入れてみると、岸のほうに向けてサーッと流されます。まだ下げ一分くらいなのに、めっちゃ潮が早い!北西からの流れなので、方向は想定通り。期待に胸を膨らませて釣りを開始。

右舷に胴突きウィリー仕掛け、左舷にビシウィリー仕掛け。

ところが、第1投で胴突き仕掛けが海中ロープにやられてしまいました。かなり深いところ。どうやら、中段の海苔棚から伸びているロープのようです。これじゃ武山の沖側が攻められないじゃん!

左舷のウィリー仕掛けはロープに掛からなかったので、しばらく左舷に集中。

すると、4投目にアタリが!

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良型のマアジちゃん。よし!出足は好調(?)

その2投後、ちょっと重くて鈍い引きの魚が掛かりました。

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お久しぶりのイチモチくん

イチモチはすごく久しぶり。いままでどこ行ってたの???

*調べてみたら、大津の手漕ぎボートでは8年振り(!)たぶん、ウィリーで仕掛けを浮かせてアジを釣るスタイルになったせいで、底ものと縁遠くなっていたんだと思います。最近、黒鯛を意識して仕掛けを底に這わせることが多くなったので、きっとまた縁が近くなるかも?

しかし、次のアタリの際、ウィリー仕掛けのほうも海中ロープにやられてしまいました。魚はいるのに、このポイントはもうダメ。海中ロープは本当に嫌いです・・・。

移動先をかなり悩みましたが、潮が変わったあとに魚が通るポイントとして、沖の3枚目の北西角付近にしました。沖側なので、中段の棚のロープの心配はありません。幸い沖の3枚目は先客もまばらだったので、うまく入ることができました。

気を取り直して実釣再スタート。

先ほどと同じく、胴突きウィリー仕掛けとビシウィリー仕掛けを投入。コマセを積極的に撒きます。

しかし、アタリどころか、エサがそのまま戻ってくる状態が続きます。やはり、潮が変わるまでは魚の気配がないようです。

ここからは辛抱の時間。

僕の釣りスタイルでは結構あることなんですが、潮が変わるまでの間、じっと耐え忍ぶ必要があります。

もし、潮の予想が外れてしまったら、その日の釣りはもうアウト。そんな恐ろしいリスクと向き合わないといけません。

しかも、仮に潮が予想通りに変わるとしても、その時間が外れることが多いんです。辛抱を切らして移動をしたら、その直後に潮が変わって時合いを逃してしまった、という経験も何度かあります。

僕の予想では、潮が変わるのは10:00頃。

しかし、無情にもその時間は何事もなく過ぎてしまいした。10:30になっても相変わらず北西からの潮。少し緩んだような気はしますが、確信は持てません。

もう2時間以上もまったくアタリがありません。クーラーボックスにはアジとイチモチが1匹ずつのみ。大ピンチ!!

ここで、さらなる地獄の足音が聞こえてきました。

腹痛です。

ヤバい。いったん岸に戻るべき???

どんどん激しくなるお腹の痛み。

こ、これは手漕ぎボート釣り人生12年で初の生理現象的危機!???

頭の中に、先輩方から聞いた対処方法の言い伝えが蘇ります。しかし、こんな衆人環視の中、かつ海苔の養殖棚の近くで、そんな上手い対処があるはずないよ!!(涙

意を決して、「根性で我慢する」を選択!

ここから、腹痛に身を悶えながらの苦行釣りが始まります。

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つらさを紛らす全然関係ない話。泳がせもきっちり出してます。超軽量竿掛けも活躍中!


潮の予想が外れたなら外れたで、対処はあります。

でも、外れたのか遅れているだけなのか判断できないときは、有効な対処を決められません。

頭を悩ませた結果、11時までに潮が変わらなければ、外れたと判断することにしました。

10:50頃、一瞬潮が止まったような感じになりました。しかし、すぐにまた緩い北西からの潮に戻りました。やはり、今日はこのまま北西からの潮が続くような気がしてきます。

しかし、そんなネガティブな雰囲気の最中、突然ウィリー胴突きの竿先が海面にダイブ!

慌てて竿を取ると、ズッシリと重い手応えと重厚な首振り。2度目の突っ込みでは数mのラインが引き出されました。

これは大物。それも今日の本命の可能性が!

4mある胴突き仕掛けの1番下のウィリーに食いついていたのは・・・。

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全体に淡いゴールドをまとった美人さん。


やはり黒鯛でした!やった!!

腹痛に身を悶えながらの取り込みだったので、喜ぶことも脳天締めをすることもできませんでした。

エラを切って血抜きをするのがやっと。

黒鯛ちゃん、釣れてくれてありがとう!長く苦しませてしまってゴメン!!

時計を見ると10:55。

この日の潮変わりの先触れはアジではなく、この黒鯛でした。

直後の11:00頃に潮が再び止まり、ほどなくゆっくりと猿島方向に流れ出しました。潮変わりが予想より遅れていただけだったようです。諦めて移動するギリギリのタイミングでした。良かった・・・。

そしてその潮とともに、アジのアタリが出始めました。

アジの型が小さめなせいか、途中下車が半分以上を占めてしまいましたが、1時間半ほどかけてなんとかツ抜け。

しかし12:30頃、腹痛のエスカレートがピークに達し、強烈な脈動となってお尻に打撃を送ってくるようになりました。

・・・もう、・・・限界・・・!!!


それから、記憶が若干途切れ途切れになるほどの激痛と戦いながら、納竿・後片付け。

そして本当の地獄だったのは港までの帰り道です。ボートを漕ぐという行為が、どれほどお尻を刺激するものなのかいうことを初めて尻ました。

まさに・・・、地獄・・・っ!!!

かつてないスローペースでノロノロと港に向かう一艘のボート。港がこんなに遠い場所だったなんて・・・。
(南風が吹いていなくて本当に良かった)

しかし万策尽きたかというタイミングで、お尻への刺激を軽減する漕法を発見したこともあり、ギリ(本当にギリギリ)で事なきを得ました。

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帰路が凪の海で本当に良かった・・・。


港のスベリで出迎えてくれた石田丸の女将さんに伝えた最初の言葉は・・・。

「黒鯛が1枚。でもまずトイレに行ってきて良いですか?」

トイレに向かう際も、歩くのがやっとでした。

めでたしめでたし。

(何がやねんっ!)



🏁🏁🏁



自分の名誉のために書いておきますが、お尻は完封しています。

押し出しによる失点とかは発生していません。


本当に苦しい闘いでした・・・。

始めて自分をほめてあげたいと思いました。


・・・え?なんですか??

最初に「つらい話は軽~く流して書く」と言ったのに、全然腹痛のくだりが軽くないって?

いえ、これでも相当軽く書いてるんです!

それだけ、現実の今回の釣りはつらかったということです・・・(泣


🏁🏁🏁



釣果:黒鯛1(47cm)、マアジ13(13~23cm)、イシモチ1(30cm)

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黒鯛のサイズ。石田丸さんの計測では「50cm・2kg」でしたが、帰宅後の自家計測では「47cm」。

もし年無しであれば今年の目標魚がひとつクリアだったんですが、残念ながら及ばず。



🏁🏁🏁



今回の釣りは運よく潮変わりの時合を掴めたことに尽きますが、それまでは海中ロープから逃れられず厳しいものでした。

黒鯛ちゃんが掛かってくれなければ寂しい結果でした・・・。

ただ、黒鯛が掛かったのが初投入の胴突きウィリー仕掛けだったことが収穫です(下2つのウィリーにはオキアミを装餌)。

もっともっと試してみたい欲が出てきてしまいます。なんとか出撃回数を増やしたいものですね。

ピンチのあとにはチャンスあり。次の釣りに期待です!!!

 

 

2023年2月 5日 (日)

【釣行記】令和5年2月4日(土)京急大津・石田ボートさん

令和5年の(散々な)初釣りです!
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今年の目標に向けたスタートダッシュを!

・・・そんな希望を持っていた時期が僕にもありました。


1月は悪天候の日がが多くて予定が合わせられず、結局1回も出撃できずじまい。

有休も辞さずの構えも、仕事の都合で無理でした。

こりゃ初釣りもかなり遅れそうだなぁ、と悲観していたところ、珍しく土曜日の風が弱めの予報になっている!

矢も楯も構わず、「とりあえず出る」で大津に行ってまいりました。



🏁🏁🏁



今回の目的は以下に設定。

・新導入の仕掛けのテスト(細糸、新ウィリー針)。
・動画の撮影テスト。
・あわよくば、泳がせでドラゴンタチウオ!

しかし結果は・・・

もう、スッチャカメッチャカのボロボロでした・・・。
あのフグ野郎どもめ・・・(怒



🏁🏁🏁



さて、あまりにも反省や後悔が多く、下手に心中を吐露すると大長文になりそうなので、軽~く振り返りたいと思います。


【実釣ダイジェスト】

反省点のひとつは、動画撮影を気にしすぎたことです。普段撮るような写真もほとんど撮り忘れてしまいました。この点からも短めの報告。Please forgive me!!


朝方はけっこう北風が強く、うねりも高くて大変でした(そして寒い!)。

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分かりにくいですが、風が強く、結構うねりが高いです。

朝イチは中根ブイの西にアンカリング。前回に続いてブイが並ぶラインをチェック。
*ブイのラインはアンカー禁止エリアからギリ外れています(石田丸さん確認済)。ただし南側に外れるとすぐアンカー禁止エリアになるところもあるので注意が必要です。

しかし、いきなり針が無くなりました。

ヤツらです。

すぐ針を結び直し、徹底抗戦モードに。

ほどなく正体を現しました。

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サバフグじゃないだけまだマシですが・・・。

ここから、アタリはすべてフグ。
途中下車も多かったですが、引きで分かります。
針取られも何度も発生。そのたびにハリスが10cmずつ短くなっていきます。

今回から投入した胴突き仕掛けの方は掛かりが良いみたいで、フグが一荷で揚がってきたりします。

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勘弁しておくれ・・・。仕掛けのテストになりません。


徹底抗戦から一転、逃げることにしました(笑

次に向かったのは中根西ブイの西。
(さっきは「中根ブイの西」。今回は「中根西ブイの西」。ややこしい)

しかし、ここでも掛かってくるのはフグ。

フグ、フグ、フグ。

うおーっ、オリャーーっ!!!

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天に帰るフグ(ウソです。力いっぱい投げたところ)。


どうしようもないです。時間ばかりが過ぎていきます。

さらに移動してみました。
本当は潮が変わるころに来るはずだったガレ場。

しかし、ここでもフグ。
(グフゥの音も出ません)

すでに時間は11:30。

今日はお昼頃から南風の予報。運が悪いとあと30分くらいしか時間が無いかもしれません。

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10:30頃から風が収まり、その後晴れてきました。僕の心中と違って暖かで穏やか。


記憶にないくらい前以来の「大津でアジボウズ」が現実に迫ってきました。


やむなし。海中ロープが大嫌いの僕ですが、最後の時間は海苔棚に託すことにします。


海苔棚エリアに移動。たくさんのボートが浮いている中、空いている場所を探していると、朝方出船待ちの際にお話しさせていただいた方に再会。
お聞きすると、結構な数のアジを確保されているご様子。僕も頑張らねば!
(大津20年の大ベテランさんで、息子さんとのタンデム。羨ましい限り。うちの息子もまたいつか一緒に乗ってくれるかなぁ)


沖の海苔棚4枚目の東側にアンカリング。混雑していたので、わずかなスペースに慎重に入らせてもらいました。

すると、1投目はフグ。2投目は海中ロープに掛かって仕掛けがオシャカ。やはり海苔棚まわりのアンカリングは難しい・・・。

すぐに移動(自分史上最高のスピードでアンカーを引き揚げ)

しかし、移動しようにもボートが多くて場所は選べません。なんとかスペースを見つけて入れたのは4枚目の南西付近。


すると、ここでようやく小気味の良いアタリが!

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小さめですが、本日初のアジちゃん。即泳がせ針付きで海に帰っていきました。


ここからアジのアタリが出始めました。

時折りフグも来ますが、大きな問題はナシ。

ウィリーの利点を活かしてフル回転でコマセを大盤振る舞いします。

ほどなく、心配していた南風が吹き始め、強くなってきました。

でも幸い緊急避難を要するほどにはならず、1時間半ほどアジのアタリを楽しむことができました。

13:30に納竿。

一応、最初に釣れたアジちゃんで泳がせ竿も出しましたが、こちらは異状ナシ。

でも贅沢は言えません。釣れてくれたアジちゃん達、本当にありがとう!



🏁🏁🏁



持ち帰り釣果:マアジ(13~23cm)19、ソゲ1(22cm)

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ソゲちゃんはリリースサイズですが、エラ付近から出血していたので確保。ゴメンね(+_+)。

一時はどうなるかと思いました。
妻に「釣れません。ごめんなさい」メールまで打ってしまいました。

とりあえず、夕飯のおかず分ガギリ確保できて良かったです・・・。



🏁🏁🏁



反省点のブログ掲載は省略(自分用反省メモはガチ長文)。

終盤に活躍してくれたのは細目の仕掛けと新型ウィリー針でした。でも警戒心の弱いコアジが多かったので、テストは継続。
新型ウィリー針については、定番採用が確定したら改めてご紹介したいと思います。

さて、1月に出られなかったので、2月はまだまだ出撃を狙っていきます。

出られるタイミングにもよりますが、次回はダンゴ釣りになるかも。


初釣りはシビア。でもどうか今年が「フグの年」になりませんように・・・(>人<)。

 

 

2022年12月29日 (木)

【釣行記・KMLファイル公開】令和4年12月28日(水)京急大津・石田ボートさん

3年振り10回目!大津の海苔棚測位をしてきました!
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福岡への2年間の単身赴任期間は休止していた海苔棚測位。
3年振りにやってきました!

これは僕の恒例イベントなワケですが、特にたいそうな目的もなく、ただモノ好きでやっている感じです。

ただ、僕にとってこのデータは泳がせでワラサを1本獲るのと同じくらい「大切な獲物」。以前にも書いたことがありますが、僕は魚を釣るのと同じくらい「海を知る」こと自体が好きなんです。

ホームグラウンドの大津の海の一端を、自分の手足で実測して把握する。・・・それがなんか嬉しいんですよね(笑


振り返ってみると、今回はちょうど「10回目」。ある意味、節目の回です。
本当は11月中に済ませたかったんですが、コロナ罹患や悪天候等に阻まれ、年末ギリギリに・・・。でも、無事完了できて良かった(^o^;。

 

🏁🏁🏁

 

では、実測報告です!

 

Q.今シーズンの海苔棚の場所、どうだった?
A.まずは測位結果をご覧ください。

今回の測位作業、適度な風と波があって一番ラクなコンディションでした。
でもなぜか終盤に気持ち悪くなってきて、ちょっと辛かった。寒さのせいか、あるいは年のせいか・・・と思いましたが、後で原因が分かりました。

脱水症状になりかけていたようです。寒さのせいで気付きませんでしたが、内側に着ていた厚手のダウンベストが大量の汗を吸ってズッシリと重くなっていました。うかつにも約3時間、水分を取らずに漕ぎ続けてしまっていました。久しぶりとはいえ、注意すべきところを忘れていて・・・反省です。

さて、そんな大量の汗の産物(笑)である今回のGPSログです 。

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例年同様、沖と中段の海苔棚+近隣のブイを測位。今回の海上移動距離は11.9km。


このログと当日の記憶から、Google Earth上でブイや海苔棚を描き込んでいきます。

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ブイは「ピン」で。


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海苔棚は「ポリゴン」で描きこんでいきます。


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このあたりのデコボコは釣り中のボート師さん達を避けた跡。ヘンなボートが徘徊してご迷惑をおかけしました(^^;。


完成!これが今シーズンの海苔棚データです。

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沖の7枚目だけ目測です。ご容赦ください(石田丸さんの釣りエリアを出てしまうため)。

 

【完成したKMLファイル】

こちらからダウンロード可能です。

このファイルを「Google Earth」や「Google Map」にドラッグ&ドロップすれば、パソコンの前で大津の海を妄想する時にとっても便利ですよ♪

ほかのさまざまなGPSマップアプリなどでも使えることが多いと思いますが、アプリの種類やバージョンによっては表示させるのが面倒な場合があるかもしれません。

ほんの少しでもみなさんの笑顔やアイデアに繋がることがあったら、幸いです

ダウンロード - ootsunoridana20221228.kml

 

上に置いてあるKMLファイルは著作権フリーです。ダウンロードしてご自由にお使いください。ただし、公に再配布する場合のみ、コメントかメールで予めお知らせください。また、漁業者の方々に迷惑となるような利用方法についてはお断りさせて頂きます。

 

※データは実測ですが、海苔棚は風や潮によって少し位置が動くので、あくまで目安とご理解ください(海苔棚は四方が固定されているので、ロープ1本で固定されている航路ブイ等と比較するとかなりズレが少ないと思います)。

 

【参考記事:過去の海苔棚位置計測データ】

2011-2012シーズン・「沖の海苔棚」データ

2012-2013シーズン・「沖の海苔棚」データ

2013-2014シーズン・「沖・中段の海苔棚」データ

2014-2015シーズン・「沖・中段の海苔棚」データ

2015-2016シーズン・「沖・中段の海苔棚」データ

2016-2017シーズン・「沖・中段の海苔棚」データ

2017-2018シーズン・「沖・中段の海苔棚」データ

2018-2019シーズン・「沖・中段の海苔棚」データ

2019-2020シーズン・「沖・中段の海苔棚」データ



🏁🏁🏁

 

今シーズンは沖の海苔棚が「7枚」、中段の海苔棚が「6枚」でした。2年間の休止を挟んだので去年との比較はできませんが、3年前と比較すると中段の海苔棚が3枚も減っています。目を凝らして探したので見落としてはいないと思うんですが・・・。

しかし、なんというか・・・。
下の画像で見てみると分かと思うんですが、今シーズンの海苔棚、ちょっと乱れ気味じゃないですか???

 

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沖の1~4枚目を除き、3年前と比べると並びも大きさも乱れまくっているように見えますね。

 

全体的に、こんなに南北に位置が乱れているのは初めてと思います。また海苔棚自体のサイズも大中小入り乱れてますね。

他には、中段の海苔棚の北への移動ぶりが目立ちますね。

ただ、大津の冬のポイントとして特に人気の高い沖の3~4枚目に注目すると、あまり大きな移動はないようですね。それより東の棚については、もはや3年前のイメージで測ることは難しそうです。

あらためて、位置計測を休止していた2年間は大きかったんだなぁ、と感じます。

 

大津の主要な高根のイメージを重ねて見てみます。

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沖の3~4枚目は、いつも通り良い場所にあると思います。2枚目もなかなか良さそうです。
ちょっと心配なのは5枚目の北側ですね。こんなに北に張り出していると、アンカー禁止エリアに入り込んでいるかもしれません。

個人的に、今シーズン最大の注目ポイントは「中段の3枚目」だと思います。武山出しの西側と東側が攻められる位置にうまく設置されていると思います。

気になる注意点がひとつ。それは「富士山出し」の北西側が航路に入ってしまっていることです。
航路内にアンカリングしての釣りはルール違反になりますし、危険です。残念ですが、今シーズンは富士山出し北西側での釣りは控えたほうが良さそうです。

 

 

🏁🏁🏁


【アルバム】

当日の風景をアルバム的に置いておきますね。

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航路右側1本目のブイ。


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海苔の収穫風景。好きです。


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どこのブイだったかな?色が違うので撮ったのですが…。


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沖の6枚目の海苔棚の東側から望むクロベ根の鉄柱。伊勢町エリアです。


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これもどこのブイだったか思い出せません。歳を感じるなぁ…。


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観音崎沖のタチウオ船団。年末近くても賑わってますね!


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手漕ぎボート釣りの風景は独特の風情がありますね。


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どこから海苔の養殖エリアかわかりにくいパターンのブイ配置。


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朝9時過ぎから富士山が見えるようになりました。真っ白な雪化粧。


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ウです。


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ウ、ウ、ウ、ウ、ウです。


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トビです。


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オオバンです。


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カモメです。


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立ち入り禁止を守る番猫です。



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Q.今回の測位作業ではトラブルはなかったの?
A.1箇所ブイのマーキングを忘れてしまうミスがありました(>_<)。

自宅に帰ってログを見てやっと気づいたんですが、「中根ブイ」のマーキングを漏らしていました。でも、奇跡的に前回の釣行で中根ブイの位置をマーキングしてあったので、合わせ技一本で今回のログを完成させることができました。運が良かった・・・。

そんなこんなで、KMLファイル中、中根ブイのプロパティにだけ、「令和4年10月21日測位」と書いてあったりします(他は全部「令和4年12月28日」)。


Q.釣りはしなかったの?

A.測位作業の完了後、正味1時間竿を出しました。

測位作業が終わったのは10時10分頃。ちょっと腰や首が痛かったので30分ほど休憩。それから中根西ブイの西側に行きました。アンカリングに少し手間取り、竿を出したのは11時過ぎ。すぐにコアジが2連続で釣れたので、泳がせ仕掛けに変更(竿を1本しか持っていかなかったため、泳がせのみ態勢)。12時には納竿する予定だったので、泳がせられた時間は約45分ほど。

時折アジが暴れる反応があったものの、その45分間は残念ながら平和に過ぎ去りました。

本日異状なし!(笑



🏁🏁🏁



Q.他には何かあった?
A.動画撮影のテストをいろいろ画策していたんですが、すべて失敗⤵。

2台のアクションカメラを持ち込んで、今回の海苔棚測位作業を「大津海上ツアー」として動画にまとめるつもりでした。
でも、2台とも現場で思ったとおりに作動してくれず、全然撮れませんでした。動画撮影って、大変なんですね・・・。

・用意した手段では、ボートの良い位置にカメラを設置できなかった。
・カメラが飛沫をかぶってしまい、まともな映像が撮れなかった。

・1台(SONYのやつ)は、気付かないうちに静止画撮影モードに切り替わってしまっていた。
・もう1台の方(新規購入したGOPRO)に外部バッテリーを接続すると、しばらくして「再生モード」に強制切替され、操作を一切受け付けなくなった。

ちゃんとした釣り動画を撮影するには、まだまだたくさんの準備が必要なようです・・・。

「大津海上ツアー」はまた来年ですね(無理かも…)。



🏁🏁🏁



海苔棚測位のあとに釣り納め釣行を入れたかったんですが、どうやら無理なようです。
今回の正味45分泳がせボウズが今年の釣り納めですね。

でも、来年はまた楽しい年になりそうな予感がします。


皆様、どうぞ良いお年をお迎えください!

 

 

2022年10月23日 (日)

【釣行記】令和4年10月21日(金)京急大津・石田ボートさん

青物狙いで京急大津に行ってきました。
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すでに扉絵で書いてしまっていますが、結果は無念の敗北。

わすかながらチャンスはあったんですが、モノにできませんでした。

潮の展開はほぼ予想どおり。ポイント移動も時合をつかめていただけに、敗北感が大。

でも、次につながる良いこともたくさんありました。


それでは、実釣報告へ!



🏁🏁🏁



関東復帰後、初めての平日釣行。

狙って取った有休ではありませんでしたが、続く土日は強風で出られない予報だったので貴重なタイミングです。

しかし、2日前から急に強い南風が吹く予報に変わり、当日までヤキモキしていました。

当日朝の予報は、午前中は凪。お昼頃から強い南風です。

実質午前中限定の早上がり条件ですが、秋の良い季節に出られるだけで幸せです。
(特に最近は本当に週末の天候が悪いですよね・・・)



🏁🏁🏁



【岸払い前】

平日ということもあり、用意されていた石田丸さんのボートは10艘くらい。こんなにすいている光景は久ぶりです。

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スベリにビッシリと付いている貝の量がすごいですね。



石田丸さんの朝情報。

・昨日、武山の沖(沖の海苔棚の間)で黒鯛とワラサが出た。
・昨日はタチウオは出なかったが、お客さんが少ないせいだと思う。
・こんな高気圧のど真ん中なのに南風が吹く予報なんて昔の感覚とは合わない。最近の天候は読みづらい。

朝の出船待ちで、隣のまるまつボートのお客さんによく知っているお顔が・・・。

「腰痛持ち」さんでした。変幻自在の釣りで常に大漁の超ベテランさんです。早速ご挨拶をして運気をいただきました。あやかりたい、あやかりたい(^o^;。


【GPSログ&実釣ダイジェスト】
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中根でのポイント移動は短距離過ぎてログではほとんど分かりませんね(^o^;。


①中根ブイ付近
朝方、石田丸さんで釣り禁止エリアとアンカー禁止エリアの確認をしたところ、中根ブイ(複数あり)のラインはOKとのことだったので、チェックしに行きます。
今回、朝方は北寄りからの潮、9時~10時頃に東から入ってきて猿島方面に流れる潮、その後、徐々に北東から入ってくる潮に落ち着いていく予想を立てています。
予想に従い、まずは朝方の時合を攻めます。

ちょっと想定より根に寄った場所にアンカリング。まあ良いかと釣りを開始。
風は穏やかな北風。潮は予想通り真北から入ってきています。3投目のウィリー仕掛けに訪れた最初のアタリは・・・。

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お前か!

フグでした・・・。結構大きい。

げんなりしましたが、何となくおもしろそうな場所なのでメゲずに釣りを続けます。

しかし、そのあと7投で5匹のフグを釣り上げました・・・。

ダメだこりゃ。

サメかエイでも掛かってくれれば打開できるかもしれませんが、望み薄です。

しかし、何か気になる場所で、ほんの少しだけ移動して攻め直してみることにします。

北に10mほど移動して再アンカリング。

ウィリー3投目を底から5m上げたところでギュギュッと力強い引き込みが!

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フグじゃない!

37cmの大アジちゃんでした!

うーん、引きは良いし、家族の大好きなおかずだし、嬉しい!釣れてくれてありがとう!
(一応、今日は青物狙いなんですが(^o^;))

このあと入れ食いとわけではありませんが、立て続けにもう2本の大アジちゃん達が釣れてくれました。

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37cm!

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36cm!


たった10m移動しただけでこの違い。この難しさもアジの醍醐味のひとつですね。


しかし3匹目の大アジちゃんのあと、パタッとアタリが途絶えました。
黒鯛狙いの竿も出して様子をみたところ・・・。

針を盗られるようになりました。どうやらフグが寄ってきてしまったようです。

時計を見ると9時。そろそろ潮が変わる予想時間なので、移動することにします。


②ガレ場
仕掛けを入れ始めたのは9:20頃。潮を見ると、東から西にゆっくり流れています。その5分後には、猿島のほうに向かう潮に変わりました。想定通りの変化です。

この潮では、まだ良い魚は釣れないと思います。チャンスは上げ潮が北東から入ってくるようになる最初のタイミングです。とりあえず置き竿を2本出して、休憩タイム。飲んだり食べたりしながらのんびりと潮の変化を待ちます。

そうしていると、突然、中層狙いの竿の竿先がフワっと上がり、ビシの重量感が無くなりました。

一瞬2本の竿の仕掛けが絡んだかと思いましたが、魚の食い上げアタリでした。やたらと表層を走り回るので、シイラでも掛かったかと思ったら・・・。

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なぜかサバが1本だけ交通事故のように釣れることって、ありますよね。


お久しぶりの大サバちゃんでした。41cm。立派な魚体です。

とりあえず有難くいただき、すぐに仕掛けを入れ直します。


サバのあと、またアタリの無い状況がしばらく続きました。

そしてようやくの10時半頃、潮の流れがぐるっと変わり、北東からの潮が入り始めました。素破、チャンスタイム到来です!青物が入ってくるはず!

底付近のタナと、中層のタナを2本の竿で狙います。


満を持して竿先を観察していると・・・。

中層狙いの竿が引き込まれました!

しかし竿を手に取ると、魚の感触がありません。

仕掛けを揚げてみると、なんと6m仕掛けのハリスが1mしか残っていませんでした。

これは・・・、針に掛かった魚とは別の魚が光るハリスをエサと間違えて噛み切ったような感じです。タチウオか・・・サワラ???

ヤバい。イナダでもワラサでもない、想定外の魚かも。

慌てて底狙いの竿に目をやると、途端に竿先がギュギュッ!!と引き込まれるところが目に映りました。

急いで竿を取り、魚に対峙したわずか2秒後。

「ブチッ!」

切られました(>_<)。

仕掛けを揚げてみるとハリスの切り口から5cmくらいが削り切られ、繊維がズタズタに裂けています。

明らかに鋭い歯のある魚。これはタチウオっぽい感じです。


参りました。

狙いすましていた時合に、2本の竿の仕掛けが一瞬にしてやられてしまいました。

急いで仕掛けを再セットして入れ直しましたが、貴重な時間をロスしたせいか、群れは過ぎてしまったようです。

再びアタリが来ることを強く長いながら仕掛けを打ち返していると・・・。

今度は針が無くなっていました。

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先っぽ数cmが嚙み後でガジガジになっています。


これは先ほどの切られ方と違って鋭い歯によるものではありません。あきらかにフグの仕業です。

ここにもわいてきてしまったか・・・。一転、暗澹たる気持ちが押し寄せてきます。

その次の1投では、本体のお出ましでした。

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チャンスをつぶす立役者。お魚サイドのヒーローなのかも。


貴重な時合を逃した悔しさを引きずったまま、一生懸命フグ対策に頭を悩ませていると・・・。

西からの風が頬を撫でていることに気付きました。

風が変わり始めたようです。時計を見ると11:00。

この風は、10分後には強い南風に変わりました。ちょっと早いけど、残念なことにどうやら予報は当たってしまいそうな感じです。

一気に波が立ち、白波も見えるようになりました。先ほどまでの凪がウソのようです。

ガレ場にたくさん浮いていたボートのうち、半分くらいの方々が竿を揚げ、帰り支度を始めました。


その時、底付近を攻めていたウィリー竿の竿先がバタバタと暴れ始めました!

仕掛けを揚げてみると、中アジとコアジの一荷。

一瞬悩み悩みましたが、悩むより早く、体がそのコアジを付けた泳がせ仕掛けを投入していました。

10分でもいいから、チャンスが欲しい!そんな思いでした。

ウィリー仕掛けを投入すると、またすぐにアジのアタリが!

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これは泳がせサイズ未満のリリースサイズ。3匹くらいリリース。


どうやらこのタイミングで入れ食いモードに突入したようです。南風で一気に海面が騒がしくなったことで、アジの警戒感が薄れたのかもしれません。あるいは・・・。アジの緊急退避場所に続く魚道に当たっていたのかもしれません。

強風から避難するタイミングを考えながらアジを数匹釣り上げていると、異変が起きました。

底付近のタナでアジを掛けた直後、突然強烈な引き込みが!

ドラグがギャアアア!!と悲鳴を上げ、まったく止まらずにラインが飛び出ていきます。そして3秒後にバチンッ!と竿先が跳ね上がりました。

切られました。まったくたちうちができませんでした。

さっきの切られ方とは違います。あのパワーとスピード。おそらくワラサ。

泳がせ竿を観察しますが、アジの暴れている気配はありません。

泳がせエサではなく、アジ仕掛けに掛かったアジの方を選んで食いついたようです。

・・・運が悪かった?いえ、違います。これは、負けたと言う方が正しいです。泳がせ仕掛けを避けたワラサの勝ちです。

この時点の時間は11:45。南風が吹き始めてからわずか約30分間の出来事でした。


その後、アジを釣りながら風と海の様子を見ましたが、南風は収まる気配がなく、更に強くなりそうな感じもあります。

12:00過ぎ、竿を納めることに。

泳がせ竿を出したまま片付けをしましたが、最後まで竿身が引き込まれることはありませんでした。最後に、泳ぎ切ったコアジちゃんをリリースして、本日の釣りは終了です。



🏁🏁🏁



持ち帰り釣果:大アジ3(37・37・36cm)、大サバ1(41cm)、マアジ(21~32)8

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十分大きいんですが、前回47cmを見ているせいで小さく感じてしまいます。


数は少ないですが、大アジのおかげで4人家族の豪勢な夕食2回分には十分でした。大サバは塩焼きにしましたが、久しぶりに脂の乗った美味しいサバを味わうことができました。



🏁🏁🏁



それにしても・・・、今回の釣りの敗北感は大きいですね。

タチウオ対策が準備してあれば揚げられたかも・・・。
アジ仕掛けを5号にしていれば揚げられたかも・・・。
泳がせ仕掛けにひと工夫あれば揚げられたかも・・・。

そんな思いが次から次に去来してきます。

青物狙いにしては、やはりちょっと準備が足りなかった気がします。

しかし、中根ブイ回りに攻められる場所があることや、移動中に気になる地形がいくつか見つかったことなど、次回以降につながる良い要素もありました。やはり、悪天候の合間に出撃できたことは幸運。大津の海の神様に感謝です。



🏁🏁🏁



さて、青物狙いでこの展開だと、いつもの僕なら熱くなって突っ走ってしまうところなんですが、今年は幸い1月に九州でブリを釣っているおかげで、いくらか冷静な感じです。

次回は11月になると思いますが、3年振りの海苔棚位置計測をやる機会になる可能性が高いと思います。

休日の大津は海の上も人が多いので、なんとか休暇を取って平日かな。


やはり釣りはドラマティック。やめられませんね!


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いつもと違う角度からの大津港の夜明け。この輝く地平線はいつみてもワクワクしますね。





 

 

 

 

 

 

2022年10月10日 (月)

【釣行記】令和4年10月8日(土)京急大津・石田ボートさん

前半良い良い、後半ヒドい。
いやはや、本当に頭を抱えてしまう釣りでした。

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10月の連休の初日。荒天の合間を縫って、大津に出撃してきました。関東復帰第2戦です。

朝方は狙い通りの展開でニンマリ。しかし大物狙いに切り替えた後半はまともに釣りができませんでした。

海苔棚の入った大津の海に出るのは3年振り。

海の上で思い出しました。

そういえば、僕は海苔棚が入った海が苦手なんでした・・・。



🏁🏁🏁



苦労話は面白くないので、後半の釣りはシンプルに。今回は完結にまとめてみます。

それでは実釣報告へ!



🏁🏁🏁



【岸払い前】

石田丸さんの貸ボート、今日も売り切れです。秋の連休かつ悪天候が多くて出られない休日が多いので、まあ順当ですね。

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盛況!

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めっちゃ肥えてる・・・。港の猫は幸せそうですね。


石田丸さんの朝情報。

・沖と中段の海苔棚はすべて入った。
・最近の天候の変化は以前と変わっていて、昔からの常識と合わなくなってきている。
・コロナ禍でお客さんは増えたが、最近はまたレジャーが増えたせいかやや落ち着いてきた。


【GPSログ&実釣ダイジェスト】

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①武山出し沖
前日の荒天でアジが深場に落ちていると思い、朝イチで武山沖の30mラインへ。

ウィリー仕掛けでコマセを振って5投目。ヌメっとしたアタリで首を振ることもなく揚がってきた本日1匹目。

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25cmクラスのナイスアジ!


この釣れ方は活性が切り替わる時の最初のアジによくあります。これは期待できそう!

次投からは毎投アタリが出るようになり、その間隔も徐々に短くなってきました。

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2匹目。19cmのコアジちゃん。即泳がせ仕掛け付きで再投入。

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3匹目。35cmクラスの大アジさん。


立て続けにサイズの違うアジが掛かってくるのは、アジが回遊せず避難モードで固まっている証拠。どうやら今日の狙いは当たりだったみたい。

ほぼ入れ食いの状態で15匹ほど釣れた時、急にアタリがパタッと止まりました。

底潮が変わったわけではなさそうなので、これは黒鯛かタチウオのアプローチと思われます。急いで黒鯛狙いの竿を出すことに。


しかし、仕掛けを作っている最中、置き竿にしていたウィリー竿の竿先が突っ込みました!黒鯛ちゃん、気が早いよっ!(@。@)

竿を取ると、かなりの引き。ドラグも何度も引き出されます。やっぱり黒鯛だ!大津の黒鯛ちゃん、久しぶりだなぁ。緩む顔を引き締めつつファイトします。

そんな皮算用が膨らむ僕の目の前の海面に姿を現したのは・・・。

なんとアジでした。デカっ!!( ゚Д゚)Σ

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姿が見えるまで、完全に黒鯛だと思ってました。


47cm。僕のアジ最大記録更新。

黒鯛じゃなかったのは残念ですが、コレは立派なトロフィーサイズ。嬉しい1本です♪

このデカアジを釣ったあと、またアジのアタリが戻りました。いやー、アジの群れを蹴散らしたのはデカいアジだったというワケですね・・・。


次のドラマは数匹のアジを追釣したあとでした。
異変が起きました。

魚を掛けて巻き上げてくる途中、グッと重くなった瞬間がありました。しかしすぐにまた元の引きに。2匹目が掛かってバレたのかな?

揚がってきたのはアジでしたが、その姿が・・・。

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アジの下半身が行方不明。この状態でピチピチと暴れてます。


明らかにタチウオの仕業。

泳がせ竿の穂先に目をやると、アジが暴れています。一度、竿先が入ったのでアワセてみましたが空振り。しかし仕掛けを揚げてみると、餌アジの尻尾がありませんでした。

すぐさま、そのままの状態で泳がせ仕掛けを再投入。手持ちでタチウオを狙います。

仕掛けがタナに届くと、すぐにガツガツとしたアタリが出始めました。

手ごろなサイズのアジが残っていないので、これは1発勝負。たぶん相手はドラゴンサイズです。

しばらくガツガツの穂先を伺い、満を持して掛けにいきます!

おりゃっ!

スカッ!

ああ、外したぁ(泣


仕掛けを揚げてみると、アジは食べカスになっていました。

そのあと次の餌アジを調達する前に、タチウオの群れは消えてしまったようです。

残念無念。こんな回遊に備えて中アジで短冊を作っておけば良かった・・・(ドラゴン相手なら死に中アジ丸ごとでもよかったかも)


そのあと、数匹のアジを追釣したところで数が自主規制に到達したと見なし、アジ狙いを終了しました。

この時点でまだ10:00くらいなんですが、今回の盛り上がりはこれで終了です。

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そういえばこんなのも。必ず会いに来るよね、キミ。


黒鯛狙いに切り替え、アタリのないまま1時間ほどたったところで、海の様子が変わっていることに気付きました。かなりの澄み潮になっています。

朝方は濁りの強い状況でした。どうやら上げ潮が入ってきて一気に澄んだようです。むー、これは良くありません。居つきの魚の活性が激落ちしてしまいます。

居付きではなく、上げ潮に乗って入ってくるニューフィッシュを狙ったほうが良さそう。

ポイントを移動することに。

そして、ここから地獄の迷走が始まりました。


②カサゴ根(謎の根)
本流に少しでも近く、アンカー禁止エリアでない場所は東西の沖目にありますが、まず東に行ってみることに。このポイントに来るのは相当久しぶりです。

しかし、知っている様子とはまったく違うポイントになっていました。

水深も以前よりかなり深くなっているうえ、堆積物かなにかが数m積もっているような感じ。根回りで餌を浮かせて攻めているはずなのに、1番上の針に砂地の魚が掛かります。

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リュウグウハゼちゃん。キライじゃないけどお呼びでない。
(ちなみに、手袋を表裏逆にはめているのは故意です)



お手上げ。移動します。


③武山出し東側
潮に合うはずのポイントでしたが、ものの見事に海苔棚が被っていて攻められません。

まずい、今年の海苔棚の配置は僕にとって厳しいかも・・・。

どんよりした気分で即移動です。


④武山出し北側
海苔棚からは離れていますが、アンカリングすると無情にも海中を走るロープが魚探にハッキリと移ります。これでは攻められません。

やばい、ここもダメか・・・。

これは最初のポイントに戻るしかないかも。いや、情報集めも大切。思い切って大移動してみることにします。


⑤沖の小漁礁
ガレ場までいけばロープもないと思いますが、たくさんの先客ボートが浮いています。いつもこんな時の切り札になってくれる「沖の小漁礁」に行ってみることにしました。海苔棚からもかなり離れているので、きっと大丈夫。

アンカリングして唖然としました。

なんと、ここにも海中ロープが走っています!それも、2~3本。ここにまでこんなにロープが伸びているのは記憶にありません。僕の知っている過去の配置と、かなりズレているんでしょうか。

なんにせよこれではビシロストが怖くて攻められません。

迷走に時間がかかり、時計を見ると13:00になっていました。

もう新しいポイントを探す時間がありません。万事休す。

敗北感にドップリと嵌りながら、この日の竿を納めることにしました。



🏁🏁🏁



持ち帰り釣果:マアジ25(47~19cm)、マルアジ1(19cm)
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上の右にいるのが唯一のマルアジちゃん。



狙い通りの好釣果ですが、後半の不甲斐なさもあって、正直ちょっと物足りない感じです。

でも47cmの大アジは当分の自己記録に残りそう。近いうちに更新できるといいなぁ。

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サイズ違い記念写真。これ全部同じポイントで続けて釣れたものです。



🏁🏁🏁



マズイです。僕の好きな大物狙いのポイントが、今年は全滅に近いかも。

これまでにも海苔棚被りや海中ロープで攻められないポイントが出るのは常でしたが、今シーズンの配置はこれまでで1番厳しい感じ。

今年の海苔棚位置測定は11月にやるつもりですが、早めに全容を把握して対策を考えたほうが良いかもです・・・。


今月中にもう1度出撃する予定なんですが、どう組み立てるかじっくり考えてみます。

しかし、青物の気配がありませんね。あの澄み潮は黒潮系水だと思うんですが・・・。

問題解決が釣りの醍醐味。今年の難題、いただきました♪(冷や汗



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それでもアジはやっぱり楽しいし、美味しいですね♪


 

 

 

 

 

 

2022年9月18日 (日)

【釣行記】令和4年9月17日(土)京急大津・石田ボートさん

関東復帰第1戦!3年振りの大津に行ってきました。
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いや~、ここまで長かった・・・。

6月、7月、そして先週9月9日と、3回も有休を使って関東復帰初釣行を計画したんですが、なんとすべて悪天候で中止!

復帰第1戦はボート屋さんにゆっくりご挨拶したくて、平日釣行しようとしていたんです。

福岡の後半の釣りではてっきり「僕の天候運もついに上向いた!」と思い込んでいたんですが、どうやら気のせいだったようです。まさか半年以上も釣りから遠ざかってしまうとは・・・。

しかしもう9月。貴重な秋の釣りでは、なりふりを構ってはいられません!

台風が重なる今年のシルバーウィークですが、初日の17日だけは出られそうということで、行ってまいりました。

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天気図。台風がめっちゃ近づいてきていて不穏な感じですね・・・。


🏁🏁🏁



ほぼ3年振りの石田丸さん。いろいろと変わっていました。
(知らないのは僕だけかもしれませんが)

・めっちゃお客さんが増え、休日は予約が必要になりました(受付は3日前から)。
・スタンプカードができました。10個集めると1回無料でボートが借りられます(!)。
・岸壁(馬堀海岸)側の駐車スペースはほぼ停められなくなり、港の西側の駐車場を使うことになりました。
・アンカー禁止エリアが広くなったようです(特に沖側)。

コロナ禍で密を避けられる釣りの人気が高まったことや、お隣の小川丸さんが手漕ぎレンタルをやめられたこと等でだいぶ環境が変わってきたようです。

その他にも・・・。
・ボートの引き上げ作業にウインチが導入されていました。
・仕立船はやめられたそうです。もう大津港にはあの青くて綺麗な「石田丸」はありませんでした。

ボートの上げ下ろし作業や洗浄作業は力仕事ですし、石田丸さんのご苦労もかなり増してるんでしょうね。また、石田丸さんの事務所が開く時間も早くなっていました(以前は5時半前くらい。今回は4時半前でした)。

なお、駐車エリアの変更は石田丸さんのご意向とはまったく無関係です。

あと、これは石田丸さんの話ではありませんが、事前に大手釣具店で買ったコマセやエサの値段が上がっていることにもちょっと驚きました。コマセの節約を考える好機かもしれませんね・・・。



🏁🏁🏁



駐車場の状況が分からないので、今回は早めの4時に到着。さすがにこの時間だと駐車場にはまだ余裕がありました。

乗合船利用者の方々には「5時前には着くように」とアナウンスがなされているそうなので、安全を見ると4時半くらいには来たほうが良さそう。

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久しぶりの大津の夜明け。やっと帰ってこれたなぁ。


それからの出船待ちが長かったですが、次々に来られる方々とお話したりして、楽しい時間でした。

特に、久しぶり(たぶん5年ぶり?)にお会いしたSKRBさん!
そして、はじめてお会いした「万ちゃんの東京湾大三元」の万ちゃんさん!

お二人とはたくさんお話をさせていただきました。貴重な最近の釣況などを伺えて、本当に助かりました。ありがとうございました。

出船前の時間になると、大津港のスベリは大盛況。すごい。

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石田丸のボートを数えたら26艘(もっとあるかも?)



🏁🏁🏁



前段が長めになりましたが、ここから釣りの話。

ちなみに、家族からは今回「アジ釣ってこい」という厳命が下ってます(僕がいなかった間、家族はお刺身を食べてられてないんです(笑))


【実釣ダイジェスト】

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①五ツ根(7:15~)
朝イチはまっすぐに五ツ根の南側へ。釣りを始めると潮は予想通りで魚っけもあります。

しかし、その「魚っけ」の正体が・・・。

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ヒガンフグ。


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コモンフグ。


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サ、サバフグ・・・。

圧倒のフグ地獄。種類まで多彩です(白目

フグが小さいので、クロダイが割って入ってくることを期待しながら少し粘ってみましたが、4本目の針を盗られたところで断念。8時過ぎに移動することにしました。


②武山出し西側(8:30~)
9時前くらいからは潮が変わりそうだったので、武山の西側へ。

付近に先に入っておられたボートに状況をお聞きしてみると、「いま1本きました」とのこと。潮を確認してみると、すでに北西からの潮が入り始めているようでした。

期待できそうです!

しかし、仕掛けを入れ始めると、このポイントがちょっと特殊な場所であることに気付きました。

波でボートが揺られるたびに魚探の水深表示が2m以上も変わります(24.2~26.6mくらい)。しかも、ビシが着底する深さも同様に毎回のように変わります。さらに、エサを底に這わせないように扱っても、毎回のようにヒットするカサゴ。

こんなに険しい根が大津にあるとは知りませんでした。

これはビシ仕掛け不利。クロダイ狙いも無理、と思いましたが、面白そうな場所なので攻めてみることにします。

仕掛けをサビキと真鯛狙いにチェンジ。

サビキの1投目で、ミニアジが来ました。

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ちっこい。でもこの1匹がこの日の釣果を変えようとは・・・。


いささか小さいかと思いましたが、即泳がせ仕掛けに付けて投入。

すると、わずか10分で泳がせ竿に引き込みが!

最初、根に入られたようでしたが、無事引き出すことが出来ました。

ミニアジが化けてくれたお魚さんは、なんと・・・!

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どどーん!こ、高級魚さん!!まさにわらしべ長者・・・!!!


初めて釣る「キジハタ」でした!

魚種も嬉しかったですが、大津の海の神様に嫌われていないと感じられたことが1番。心から海の神様に感謝を捧げました。


このポイントでは、タナ取りの時にエサを着底させてしまうと必ずカサゴが掛かってしまいます。
(たまに良型のカサゴが混じったのは良かった)

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良型カサゴ。ついこのあいだまでは「アラカブ」と呼んでた気がします。


鯛狙いの竿のほうはオオアジ(40cm)が1本。

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姿を見るまでは真鯛かと思っていました(^^;。


しかし、その後エサ取りは元気なものの、アタリは無くなってしまいました。

潮は変わっていませんが、クロダイ狙いがしたい気持ちもあったので、11時前頃に移動することに。



③富士山出し北側(11:10~)
富士山出しの北側にある斜面にアンカリング。船が安定してから潮の様子を見てみると・・・。
なんと、南西から北東に向かって流れています。

慎重に底潮の様子を探ってみましたが、表層と同じ様子。完全に予想が外れました。

一応、コマセを撒いて様子を見ますが、魚の気配はありません。また、よく見るとアンカリングしている場所が航路内に入っていることに気付きました。
これはいけません。即移動です。移動準備している時に潮の様子を再確認すると、真西からの潮になっていました。



④沖の小漁礁(11:50~)
こういうときは平根ポイントが手堅いと思います。ガレ場も考えましたが、多くのボートが入っています。ガレ場に似た人工漁礁ポイントである沖の小漁礁に行ってみることにしました。

狭いポイントですが、なんとかうまく入れました。ウィリー仕掛けのアジ竿と、クロダイ狙いの竿。2本竿態勢で臨みます。

1、2投目でコマセの絨毯を敷いてからの3投目。

小気味の良いアタリが!

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このポイントでの最初の1匹。ちょっと大きいけど、即泳がせ仕掛け付きで海に潜っていきました。

25cmクラスの食べ頃ナイスアジ!

その後、最初は5分に1回くらいのペースでアタリが続きます。さらに、その感覚は竿を振るたびに短くなっていき、最終的には入れ喰いになりました。

良かった・・・。家族からの「アジ釣ってこい」指令を遂行することができました(笑

13時過ぎ頃、釣果がちょうど20に届いたところで自主規制ラインに到達したと判断し、ストップフィッシング。

3年振りの大津での釣りは、満足できる形で終わることができました。

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懐かしい「お帰りカモメ」。今回は遠くから帰ってきたよ。



🏁🏁🏁



【持ち帰り釣果】キジハタ1(35cm)、大アジ1(40cm)、マアジ16(23~28cm)、カサゴ2(23cm、20cm)

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氷が全然足りなくて氷締めがうまくできませんでした。反省。

最近の大津の代名詞のようになっている大アジは1本だけでしたが、良型のアジが揃ったのは嬉しかったです。
キジハタは宝くじに当たったような気分ですね!根掛かりせずに揚がってくれて本当に良かった・・・。



🏁🏁🏁



今回は半年ぶりの釣りでしたが、次回はサッサと出ます!(希望)

予定がなく、家族の目が冷たくない週末(笑)があれば、すぐに出撃したいと思います。

それにしても、今回改めて感じたこと。

3年振りの石田丸さんコンクリアンカー、すごく重かった・・・(白目



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大津のキジハタちゃん。またいつか会えるといいなぁ。




 

2019年12月10日 (火)

【釣行記・仕立船】令和元年12月7日(土)京急大津・石田丸さん

職場の同僚との仕立船釣行です

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年1回、この時期に開催していて今年で5回目。すっかり恒例化してますね。仲間うちでも楽しみにしている人が多くて、いつも盛り上がります。

 

僕はいつも手漕ぎボート釣りを優先していて乗合船や仕立船に乗ることは滅多にないんですが、この釣行会は例外です。

 

過去の4回はすべて大漁。しかも40cmクラスのアジも混じる好釣果ばかりでした。操船はいつも石田丸の若船長。メンバーからの信頼は絶大です♪

 

 

さて、そんな楽しいはずの釣行会でしたが・・・。

 

開催日が近づくにつれて、「ヤバイ」状況が判明してきました。

 

なんと天気予報では「関東南部で初雪が降るかも」と言っています
それも「最低気温1度、最高気温6度、朝5時から昼まで冷たい雨が降る」と・・・。

 

過去4回はいつも晴天の小春日和でしたが、ついに厳しい天候条件の日に当たってしまいました😠

 

 

前日に石田丸さんに最終連絡を入れたところ、若女将さんから「日を改められても良いのでは」と心配される状況でした(苦笑。

 

しかし職場の忙しいメンバーの都合を考えると、改めて日程を調整することは難しそうなので、決行することに。

 

 

さてさて、そんな不安をはらんだ釣行の実際はどんなことになったのでしょうか・・・?

 

以下にご報告します。

 

 

 

🏁🏁🏁

 

 

 

今回の参加者は8名、石田丸さん休日仕立の最小人数です。初参加は1人、あとは経験者ばかり。でも普段から沖釣りをする人はいないので、ほぼ全員道具はレンタル。石田丸さんのレンタルタックルは状態が良いので助かります。

 

これも恒例なのですが、釣り座に余裕があるので僕は泳がせ竿も出させていただきました。

 

 

朝7時過ぎに出船。
この日のポイントをざっくり言うと、「猿島沖」→「大津沖」。大津沖では途中なかなか厳しい状況もあり、小移動を繰り返す状況もありました。でも最初のポイントとラストのポイントではかなり数が出て、船中にぎやかでした。

 

しかし、問題だったのはやはり「寒さ」と「雨」。朝方の1時間程度は小雨だったんですが、その後はずっと本降り。酷寒の中、レインウェアの内側やタックルバッグの中まで雨水が染みとおる寒中修行のような状況でした。

 

実際、参加メンバーたちの間からも「寒い」「手がかじかむ」などの声が聞こえていました(一応、全員スキーウェア級の防寒装備をしていましたが・・・)

 

 

寒さは体力と気力を消耗させることを実感しました😠 。
みんな、本当にお疲れ様でした。

 

 

でも!実際の参加メンバー達の釣りは凄かった!!
あの酷寒&大雨の中でも、誰一人戦線離脱する人はおらず、全員十分過ぎる獲物をゲットしました。

 

アジは竿頭で50匹、スソでも30匹。
(ただ、今回はアジの型が揃わず、35cm以上の大アジが混じった一方、15cm以下もかなり含まれました)

 

みんなの気力を奮い立たせたのは、華を添えた外道たちです。

 

昨年に引き続き、今年も出ました良型クロダイ加えてイナダを釣り上げた人が4人も♪

 

寒さは厳しかったですが、みんなの笑顔が見られて本当に良かったです。

 

 

これで、この仕立船釣行会の連続好釣果の記録も続伸です!

 

 

🏁🏁🏁

 

 

【アルバム】

 

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左舷メンバー。手前からTASKさん、YUAくん、MANOくん。

 

 

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右舷メンバー。手前からMStarさん、HAGIさん、KOZAくん。

 

 

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左舷トモ。TNAMさん。沖釣りベテランだけど最近は別の趣味に邁進中。

 

 

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出ました見事な黒鯛!KOZAさんおめでとう!

 

 

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沖釣り初チャレンジのMStarさん。40cmクラスのデカアジゲット!

 

 

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最初にイナダを釣り上げたYUAさん。良い笑顔です♪(見せらず残念)

 

 

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TASKさんもイナダゲット!年代もののクーラーがいっぱいになりました♪

 

 

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毎年のように竿頭を取る腕利きMANOくん。ラスト10分でイナダゲット。さすが!

 

写真では伝わりにくいかと思いますが、本当に寒くて雨がひどい厳しい1日でした。

雨が降っていると写真が撮りづらくて、いつもより少なめ。次回は良い天候にあたりたいですね。

 

 

 

🏁🏁🏁

 

 

 

僕の釣果:ワラサ1(69cm・4.0kg)、カンパチ1(ショゴ33cm)、マアジ45(最大32cm)

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アジの持ち帰りは25cm超の14本。他は15cm以下でのリリース25匹+泳がせ消費6匹でした。

 

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ワラサとショゴは泳がせでの釣果です。体高があって良いワラサ♪

 

 

泳がせにアタリがあったのは最初のポイント(猿島沖)での2回だけ。最初に泳がせたアジは12~13cmと小型だったせいか、食らいついたカンパチも小さめ。

 

 

ワラサがきたのは15cmくらいのアジを泳がせている時でした。本命はヒラメだったのですが、このワラサはよく肥えていて、本当に嬉しい1本です♪

 

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2年振りのワラサ。ボートではだいぶお目にかかれていません(苦笑

 

 

🏁🏁🏁

 

 

この仕立船釣行が終わると、例年「海苔棚調査」釣行の計画を立て始めます。でも今年は既に海苔棚調査を完了しているので、次の釣行はフルタイムで魚を追うことができますね。

 

次回が今年の釣り納めになりそう。
さて、どんな釣りで今年を締めましょうか?

 

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ショゴちゃんも嬉しかった♪

 

 

 

 

 

 

2019年11月23日 (土)

【釣行記・KMLファイル公開】令和元年11月17日(日)京急大津・石田ボートさん

例年よりちょっと早めに海苔棚測位をしてきました!
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海苔棚測位は僕の恒例イベント。

魚を釣るのと同じくらい「海を知る」ことが好きな僕にとって、正確な海苔棚ログはワラサ級の青物1本と同じくらいの価値があります。自宅で大津の海を妄想するには欠かせないツールなので、もしかしてワラサより大切かも?😖

さて、そうはいっても秋の釣りは貴重なので、ついつい海苔棚測位は後回しになってしまいます。例年は12月中~下旬。時には年をまたいでお正月になってしまったこともあります。

そんなこんなで、今年で9回目。
もう9年も経つんですね・・・。

 

🏁🏁🏁

 

では、ご報告に入ります!

 

Q.今回の海苔棚は、どんな感じだった?
A.こんな感じでした。

今回の即位作業はやたらと大変でした。
北風が強く、うねりも大きかったんです。ボートが木の葉のようにグルグルと大きく揺動し、腰への負担がかなりのものでした。わかりやすく言うと、乗馬運動のトレーニングマシンに3時間半も乗り続けていたような感じでした。

以前にも強風、うねりの状況で海苔棚測位をしたことはありますが、今回ほど大変ではなかったです。帰港時にボートに入っていた海水の量を考えると、今までで1番うねりが高かったのかもしれません。風が強いときは針路に風が合っている時にラクができて良いのですが、高いうねりは・・・どうにもいただけません。

 

さて、そんな「乗波運動」の産物である今回のGPSログです😃 。

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昨年同様、沖と中段の海苔棚+近隣のブイを測位してきました。今回の海上移動距離は12.5km。

 

腰が辛かったので、後半の中断の海苔棚の測位作業では頂点3つのみの測位に変更しちゃいました・・・。


このログと当日の記憶から、Google Earth上で海苔棚の輪郭を起こしていきます。

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3点測位で十分かも?次回からこっちにしようかな。

 

ブイの位置にはピン、海苔棚にはポリゴンで書き込んでいきます。

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中段の8枚目と9枚目は目測です。大津から足を伸ばすことはなさそうな場所なのでご容赦を(^_^;

 

 

完成!これが今シーズンの海苔棚データです。

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【完成したKMLファイル】

こちらからダウンロード可能です。

このファイルを「Google Earth」や「Google Map」にドラッグ&ドロップすれば、パソコンの前で大津の海を妄想する時にとっても便利ですよ♪

ほかのさまざまなGPSマップアプリなどでも使えることが多いと思いますが、アプリの種類やバージョンによっては表示させるのが面倒な場合があるかもしれません。

ほんの少しでもみなさんの笑顔やアイデアに繋がることがあったら、幸いです

 

ダウンロード - ootsunoridana20191117.kml

 

上に置いてあるKMLファイルは著作権フリーです。ダウンロードしてご自由にお使いください。ただし、公に再配布する場合のみ、コメントかメールで予めお知らせください。また、漁業者の方々に迷惑となるような利用方法についてはお断りさせて頂きます。

 

※データは実測ですが、海苔棚は風や潮によって少し位置が動くので、あくまで目安とご理解ください(海苔棚は四方が固定されているので、ロープ1本で固定されている航路ブイ等と比較するとかなりズレが少ないと思います)。

 

【参考記事:過去の海苔棚位置計測データ】

2011-2012シーズン・「沖の海苔棚」データ

2012-2013シーズン・「沖の海苔棚」データ

2013-2014シーズン・「沖・中段の海苔棚」データ

2014-2015シーズン・「沖・中段の海苔棚」データ

2015-2016シーズン・「沖・中段の海苔棚」データ

2016-2017シーズン・「沖・中段の海苔棚」データ

2017-2018シーズン・「沖・中段の海苔棚」データ

2018-2019シーズン・「沖・中段の海苔棚」データ

 

🏁🏁🏁

 

今シーズンは沖の海苔棚が「7枚」、中段の海苔棚が「9枚」でした。昨年と比較すると沖の海苔棚が1枚減っています。中段の海苔棚の方の数は変わりありません。

しかし下の画像で見てみると分かるとおり、場所のズレ方がかなり大きいです。

 

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特に沖側は、枚数が変わっているせいもあってか東にずれたり西にずれたりと規則性がありません。

中段の方が一様に東にずれているのですが、ズレの幅が大きいので注意が必要です。

大津の冬のポイントとして特に人気の高い3~6枚目に注目すると、5枚目と6枚目がほぼ海苔棚1枚分東にずれてしまっていますl。海苔棚を目印にされる場合は、昨年の東側の縁がほぼ西側の縁に相当することを覚えておくと良いかもしれません。

 

今回も、大津の主要な高根のイメージを重ねて見てみます。

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いつも人気の沖の3~5枚目は、今年も深場まわりのねらい目として磐石な感じでしょうか。

中段の3~4枚目や7枚目は昨年とかなり異なる位置にありますが、面白いですね。冬のアジのポイントではありませんが、魚影は濃そうです。

 

 

🏁🏁🏁

 

Q.準備や作業のトラブルはなかったの?
A.今回は準備が原因のトラブルはありませんでした。

忘れ物も、バッテリー切れもしませんでしたし、ボート由来のトラブル(クラッチ不具合など)も無縁でした。腰が辛かったほかは、万事順調!

強いて挙げると、海が荒れていたせいで海苔棚のブイが見づらく、どこに海苔棚があるのか見つけ辛かったです。でも、今回は時期が早かったおかげで、まだ準備作業用の柵が立っている状態の海苔棚が2枚あったので助かりました。

 

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柵が立っている状態の海苔棚。準備が進むとこの柵は撤去されます。

 

おまけとして、この日の風景をミニアルバム的に置いておきますね。


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綺麗な朝焼けでした。

 

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全部で10艘くらいだったかな?風が強かったせいか休日のわりに人手は少なかったです。

 

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コレは確か航路右側2本目のブイ。

 

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うまく写りませんでしたが、富士山がずっと綺麗に見えていました。

 

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中根ブイ。

 

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クロベ根の鉄柱を臨む。ウネリが高いことが分かりやすい写真ですね。

 

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まだシーズンが早いので、収穫船はみかけませんでした。

 

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イガイ根西ブイ。旗の色が違っていました。

 

 

🏁🏁🏁

 

Q.釣りはしなかったの?
A.竿を出したんですが、正味30分の釣りでした。

海苔棚の測位作業が終わったのは10時20分頃。風は収まり、海もやや穏やかになっていました。腰が壊れそうだったので、すぐにアンカーを落としてボートを停め、船底に横になって腰を伸ばしました。すると、アッという間に眠りに落ちてしまい、気が付いたら11時(^_^;)。

意識を取り戻して起き上がると、幸いなことに腰はかなり回復してました。12時に沖上がりするつもりなので時間はあまりありませんが、少しでも竿を出して魚の感触を求めることに。

海が穏やかで、伊勢町エリアに近い五ッ根付近。せっかくなので、滅多に行けないイガイ根周辺を調査してみることにしました。

 

イガイ根に行ってみると、船外機船の船団が形成されていてポイントに入れません。やむを得ず、さらに少し沖に出てアンカリングしました。魚探で見ると水深23m。今のアジを狙うには浅すぎると思いましたが、これ以上沖に出ると航路に入ってしまうので妥協です。底質は岩場ですが海底には藻のような何かがあるようです。

 

仕掛けを落とすと1発でアタリが!

 

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久しぶりのベラッチョ。

 

君か!久しぶり(笑

 

その後、外道のオンパレード。

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スズメっち。

 

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グーフー。

 

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ミニカサごん。

 

移動する時間もないので、12時までのひとときをこの場所で過ごしました。

アタリを楽しませてくれた魚たちに感謝しつつ、納竿。

 

 

🏁🏁🏁

 

Q.午後に何か予定があったの?
A.はい。とても心に残る貴重な時間に参加させてもらう機会がありました。

多くは申しませんが、先日亡くなった方が海に還られる時間にお伴させていただきました。

手漕ぎボート釣りと、人を楽しませることが何より大好きだった方。

太陽のように周囲を明るく照らしていた人らしく、その場にいなかった方々も含め、本当に大勢の方々からの感謝の言葉と思いにおくられてゆかれました。

 

ほかの沢山の方々とまったく同様に、僕も大さんと知り合えた幸運に心の底から感謝しています。

 

大さん、ありがとう。

どうか安らかにお眠りください。

 

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お別れの海を飾る献花。

 

 

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いつも僕たちを受け入れてくれる優しい海が、大さんの眠る海になりました。

 

 

 

 

2019年10月 5日 (土)

【釣行記】令和元年10月2日(水)京急大津・石田ボートさん

ひさしぶりの2週連続の平日釣行を敢行

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計画していたワケではなく、翌日の仕事にぽっかり空きができたので何となく天候をチェックしたら釣り日和だった!という展開です。

休暇申請したのは前日の午後。働き方改革のおかげで休まないといけないことも有り難し。まあ、2週連続の平日休暇を釣りに費やすことには妻の冷たい視線があったのですが・・・(苦笑

前回アジは十分釣れたので、さすがに「アジ釣って来い」指令も出ていません。
ということは・・・。坊主上等の釣りでOKですね!!


今回はアジ狙いを封印して朝イチから大物狙い。

果たして、結果は・・・?



🏁🏁🏁



朝5:30大津港に到着して海を眺めると、前週とうって変わってほぼベタ凪ぎ。風も肌を撫でるような優しい北風です。

これはアレですね。僕の天候運も良い方に変わってきてますね。

 

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天候運の回復を考えながら眺めたらものすごく綺麗に見えた日の出。僕の釣りの未来は明るい!?

 

また、今回も出船前にお久しぶりのご挨拶が出来た方が!

えらいこっちゃ会で何度もご一緒したことのある「Dr.SeaLove」さんが、タチウオ乗合で出られる前に僕を見つけてわざわざ声を掛けに来てくださいました。
(出船直前だったので写真はありませんが、ボート乗り場まで足を運んでいただいて心から感謝です♪)

SeaLoveさん、ありがとうございました。

SeaLoveさんのほかにも、ボートの出船待ちでお二人の方々と貴重な情報交換をさせていただきました。お二人とも色々な釣りを経験されて大津にこられている方で、大津の海の懐の深い魅力を感じておいででした。改めて大津の海の神様のお引き合わせに感謝です。

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大津港全体でこの日出ていたのは7~8艘でした。




🏁🏁🏁



さて、さっそく実釣のご報告に入ります。


【GPSログ&実釣ダイジェスト】

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今回攻めたポイントは2箇所。朝から鯛狙い、後半は潮通しの良い沖に出て泳がせでワラサ狙いです。2箇所目のポイントがなかなか定まらず、久しぶりに海の上で迷子に。難しかった・・・(>_<)。

①武山出し北側
朝イチから北寄りの潮が流れると予想してポイント選定しました。前週より澄み潮になっていることと、実釣中に天候が変化することを想定して、やや深場にアンカリング。水深は28m。根際だと思います。アジ竿は出さず、最初から真鯛、黒鯛を意識して攻めます。

AM7:15、実釣スタート。ビシが水面下5mまで視認できます。かなりの澄み潮。潮を確認してみると、予想とやや異なり北西からの潮が流れています。とりあえず海底にコマセの絨毯を敷き、アジをかわして黒鯛を狙い打つイメージで4.5mと6mの2本竿でスタート。

15分ほどで小さなアタリ。

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今日のファーストフィッシュ。


中アジです。しめしめ。このサイズは泳がせにピッタリです。後半のワラサ狙いのために大切に活かしておきます。


その15分後にもう1匹、泳がせ餌追加。アジは狙っていませんが、有り難い獲物です。

しかしこれ以上のアジは不要なので、タナをどんどん上げていきます。


すると、30分ほどしたところで置き竿の竿先が海面に突っ込みました。ドラグも少し鳴ったので、期待しながらやり取り。

しかし、これは先週とおんなじ手ごたえだなぁ。

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37cm程の大アジくん。最近よく会うね♪


一応、夕飯のオカズになるのでキープします。でも今回は大アジも3~4本で十分。それ以上の大アジ祭りになったらリリースするつもりです。


タナをさらに上げてアジを避けます。

ところが、そのタナ取りが難しい😞。2本竿体制で様子をみているのですが、ボートの右舷側と左舷側でビシ棚の潮の流れが90度近く違うようです。そのせいか餌取りの種類も活性も異なります。また、潮の流れが予想と大きく異なる展開になりました。朝方北西から流れていた潮は、どんどん西に傾き、9:00頃にはほぼ真西からの潮になりました。さらに、9:30頃になると表層の潮がなんと南から北に流れ始めました。海底付近の潮はまだ北西からの流れが残っていますが、このままだといずれ海底の潮も表層に同調していく可能性が高いです。

10:00頃、ついに底潮も南からの流れに傾き、それまでポツポツ続いていた大アジのアタリも止まりました。もうこのポイントはアウトです。移動せざるをえません。

②ガレ場付近
アンカーを上げて移動する際、魚探で海底と魚群の様子を見ながら海上を徘徊しましたが、どうも潮の状況がつかめません。中根付近も見て回りましたが、潮に合うポイントが見つかりません。どうやら、かなり広範囲で岸側から沖に払い出す潮が流れているようです。予想よりはるかに下げ潮の流れが強いようです。

実は、僕は南からの潮が大の苦手なんです。処方箋が思いつきません・・・。

さらに、大きな根回りには縦横無尽に海中ロープが張られていて、大物狙いには厳しい環境です。これはもう、出来るだけ海苔棚から離れ、沖合いに行って反転流の影響から逃れるしかありません。苦渋(というより後手の消極策)の選択ですが、久しぶりに「ガレ場」に行ってみることにしました。

AM10:15
ガレ場付近にある平根と小規模漁礁の間付近にアンカリング。周囲には4艘ほどの先客ボートがいました。どうやらアジがかなり釣れているようです。僕はここでワラサ狙い。活かしておいた朝イチのアジを仕掛けに付けて泳がせ竿を出します。

ここでは鯛狙いはせず、泳がせ竿とイナダ狙いのウィリー仕掛けで攻めます。


しかし、ここで釣れてきたのは・・・。

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大アジくん。これはまだ良かった。


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出たなこの野郎。


仕掛けの針が消えたり、良い引きの魚が来たと思ったらフグ、フグ。

ブツブツ言いながら針を結び直して絶え続けていると・・・。

突然、泳がせ竿に付けていた鈴がリン!と1回鳴りました。反射的に竿を見ると穂先がピンと張り、ラインがフケています。すばやく竿を取り、糸フケを巻き取ると、急激に竿先にズッシリとした重みが乗りました。

間違いなく何か大きめの魚が掛かってます!

しかし重量感はあるものの、暴れ方がヘンです。これは・・・サメ??

しっかりと口にフッキングして揚がってきたのは、まさかのコイツでした。

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デカッ!フグのラスボス!?


こ、これは・・・。「トラフグ」!? デカいです。40cm超えてます。初めて釣りました。
海面に上がってきたとき、餌アジの顔(目と口だけ)がまだ針についてました。コイツが貴重な餌アジをバリバリと食い尽くしてしまったようです。
もしかしてめっちゃ高級魚なのかな、と考えてしまい、モヤモヤしながら海にお帰りいただきました。

フグが出るようでは泳がせは厳しい・・・。残り1匹の餌アジは活かしバケツの中でだいぶ弱ってしまっています。

とりあえず、仕掛けをアジ狙いのウィリーに変えて餌アジ確保を試みます。

しかし、この後釣れたのは大アジのみでした。

 


12:00ちょっと前頃、職場から電話がかかってきて海の上で緊急対応。
20分ほどかかってしまったので、そのままストップフィッシング。

今回も本命には出会えませんでした。


釣果:マアジ10(大アジ8、中アジ2。最大40cm)+α(カサゴ2、フグ3)

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大アジは5本だけ確保して残りはリリース。中アジは死んでしまった餌アジです。




🏁🏁🏁



【補足Q&A】

Q.今回の釣行前基本情報は?
A.以下のとおりです。

潮汐は中潮。満潮6:50、干潮12:40。水温24度。湾外からの影響少。前日の天候は晴れ。前夜は東からの微風。当日は10時頃から曇る予報。翌日は曇り。西から低気圧が接近中。総じて海中の状況は安定。風の状況からすると岸際の水温は高いものの、天候変化のタイミングで魚の活性が落ちる可能性あり(実際の当日の天候は、予報と違って1日ずっと晴れてました)。


Q.朝の石田丸さん情報は?
A.朝方にお聞きできた情報は以下のとおりです。

「タチウオは岸寄りで良いようだ」
「おとといオオニベが釣れた。前はいなかったが、最近はたまに釣れる」
「オオニベはアジの泳がせで釣れたもの」

Q.潮の流れの予想と実際はどんな感じだった?
A.今回は完全に予想が外れました。そのうえ、リカバリーもうまく行きませんでした。

沖合いポイントについて、朝イチから昼まで北北西~北からの潮が流れ、11時頃に一時的に弱まると予想。岸寄りポイントは、朝イチから北西~西からの潮。10時頃まで早まり続け、11時を過ぎてから少しずつ緩むと予想。全体としては、1日中北~西からの潮が流れ、場所によっては一時かなり早くなる、という感じです。

しかし、実際に武山出し北側で流れた潮は全然違いました。朝イチは北西からの潮だったものの、8:30には真西からの潮になり、10時頃には南からの潮でした。

予想よりも下げ潮本流がかなり力強いものだったようです。大津の海に岸から払いだす潮が流れると、攻められるポイントが激減します。魚の寄る場所は場所はあるのですが、アンカリングが難しいところが多く、特に海苔棚の入っている時期は特に攻めづらいと思います。

※翌日になってから石田丸さんのHPを見たら、どうやら全体的な釣果もあまり良くなかったようです。ガレ場の先客の方々は釣れてるところを目にしたんですが、一時のことだったのかもしれません。



🏁🏁🏁



貴重な秋の釣行で連敗してしまいました😞。

今回は潮が難しかったとはいえ、攻め方にはもっと工夫の余地があったように思います。
しかし、ポイント選択に制約がある状況でフグが寄ってしまうと・・・本当に厳しいですね。

最近、石田丸さんの釣果ページで「大物に竿が取られる」ケースが多いと出ていますが、すべてがワラサというわけではないようです。大アジ、イナダ、大鯖(すべて40cmクラス)が広範囲で釣れていますが、どれも引きが強く、置き竿は固定しておかない持っていかれてしまいます。

でも沖目のポイントではワラサが回り始めているのも確かなようで、期待は高まりますね♪



🏁🏁🏁



今回の釣りで感じたのは、2週連続釣行のおかげで完全にリハビリの感覚が抜けたことです。

とりあえず魚が釣れたから満足(?)という気持ちがあった前回とは打って変わって、悔しさと「次はこうしよう」という貪欲が気持ちが溢れ出てきます。

「集中力」というものは消費型のエネルギーではなくて、刺激すればするほど沸いて出る湧泉型のエネルギーと聞いたことがありますが、きっと好奇心や探究心も同じだと思います。

この気持ちに身を委ね、全身で海と魚にぶつかっていきたい!
そんな思いを新たにした釣行でした。


ベストを尽くして、どんな結果でも楽しみたい
悔しいときこそ、素敵なチャンスにしていきたいですね😃

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2019年9月27日 (金)

【釣行記】令和元年9月25日(水)京急大津・石田ボートさん

無理やり休暇でなんとか9月釣行に行ってきました❗


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今年やっと3回目の出撃。相変わらず天候・仕事・家庭イベント等で釣行運がありません・・・。

 

ひとつ、今年の良いところはしっかりと秋以降に向けた釣りの準備を整えられたことです。リールのメンテ、PEの巻き替え、天秤やサルカンの交換、仕掛けづくり、すべて万端。ブリだろうが大鯛だろうが悔いなく戦う準備が出来てます!

 

と、いうことで今回の狙いは「アジツ抜け+秋の大物。さて、実際はどんな展開になったでしょうか・・・?




🏁🏁🏁




今回の釣りは岸払いまでが大変でした。

 

朝5:30に大津港に到着すると、北東からの風がビュウビュウ。

 

僕はウサギが飛びまわるような荒れた海での釣りには苦手意識がありません。ボートに入ってくる海水の量が釣りをしながらかき出せる量なら、あまり問題ナシ。荒れた海は魚達からボートの気配を消してくれる感じがして、むしろ好きかもしれません。

でも、いくら苦手でなくても、ボートが出船できない状況は大問題です。なんとか出られますように・・・。

 

そんなことを考えながら石田丸の大船長さんに最近の釣況をお聞きしていたら、「1人乗りなら出してもいい」という雰囲気になりました。

 

ただ、風の弱まりは予想以上に遅く、実際に岸払いできたのは定刻をやや過ぎたAM7:20頃でした。




🏁🏁🏁




朝方にひとつサプライズ

 

僕のほかにボート客は見当たらず、「もしかして1人だけ?」と考え始めていたら、声をかけてきてくれた方がいました👀✨

 

その方はなんと「Mickさん」 僕が釣り場で偶然行き逢うことの多さNo.1の方です。今年1月にも海の上でお会いしたので、今年の僕のたった3回の釣行で2回目の遭遇。これはやはりただならぬご縁ですね😃



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MIckさんとの風待ち中のひとコマ。定刻を過ぎても二人きりの状態。

Mickさんは伊勢町が強風で出船不可になり、大津に回って来られたそうです。おかげで風待ちの間も楽しく過ごすことができました。Mickさん、ありがとうございました。


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帰港時に撮らせていただいた海上でのMickさん♪



🏁🏁🏁




さて、ここからいつもの実釣ダイジェストです。

 

【GPSログ&実釣ダイジェスト】

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今回のログの海上移動距離はわずか3km。でも往路は北からの強風で30分以上かかりました。久しぶりの荒れ海でした。

 

今回はまったくポイント移動をしませんでした。非常にシンプルなログになってます。

 

①武山出しの中央付近(根の上)
当初は富士山出し北側で潮の様子も見てから沖目に出るつもりでしたが、出船が遅れたことと、海が荒れていて移動に時間がかかることから作戦を変更。大津のほぼ中央に位置し、どこへでも移動しやすい武山出しを選択しました。ポイントは根の上の水深21m。水温がまだ高いので、あえて根の上に位置取ってみます(武山出しは、まだ海苔棚が入っていませんでした(枠1本だけ))

 

AM8:10、海はかなり荒れています。最初はアジ狙いでスタート。

 

荒れで澄み具合が分かりにくいものの、適度な濁りが入っている模様。夜光系カラーメインのウィリー仕掛けをシャクると、3投目でググッと小気味良いアタリが



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朝イチで小振りなアジが掛かってくれると嬉しい!なかなかこの展開はないんですよね。

 

少し小さめですが、泳がせ餌サイズです。次の1投ではさらに泳がせにピッタリなサイズがヒット。



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中アジ。食べるに良し、泳がせるに良し。素晴らしい♪

これは神様が「泳がせなさい」と言っています。さっそく泳がせ釣りもスタートします。

 

このあとの10投で中小12匹のアジが釣れました。

 

海はずっと荒れていて、時々ボートの舳先からバッシャーンと海水が大量に入ってきます。船底のスノコがかなり浮き上がってしまいました。やむなく釣りを中断して海水をかき出します。トータルで500mlの軽量カップ70~80杯分くらいかき出したと思います。今回の海の荒れ方はかなりヒドい方ですね😞

 

AM9:00、アジ狙いは終了。潮が予想通りの展開になっていることを確認し、ここから大物狙いをスタートします。

 

泳がせ竿を確認すると餌アジが消えていました。1回暴れたことがありましたが、食い込まなかったのかな?



真鯛や黒鯛を意識しての釣りを開始するので、泳がせを撤収するか悩みましたが、ちょっと欲張って泳がせも続けることにしました。新しいアジを付けて再投入

 

別の竿には長めの仕掛けをセットして鯛狙いをスタート。

 

タナ取りをを開始して4投目、置き竿にしていた竿先が海面に突っ込みました。かなり強い引き。ドラグも何度か音を上げましたが、鯛ではなさそうです。大鯖か・・・イナダ?

 

しかし、慎重に時間をかけ過ぎてしまい、ボート下まできたところでハリス切れ。切れ方から見ると歯で擦り切られたような感じ。たぶん大鯖かな?

 

悔しさでモヤモヤしながら針を結び直し、再スタート。

 

すると2投目で再び何かがヒット!重量感のある引き込みで首も振ります。でも今度は大鯖ではないっぽいし、鯛にしては引きが弱め。
今度は逃がさずネットイン!

 

約40cmの大アジでした。


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大アジの引きは強いですね。アジも一応青物だと思い出させてくれます。

 

その後、タナを上げていくと大アジがさらに2本連続。どれも40cmクラスで尾びれが真っ黄色なタイプ。立派な姿に悪い気はしないものの、今の狙いは鯛です。大アジは正直3~4本あれば十分。頭にポイント移動がよぎります。

 

しかし次の1投で大アジとは気合の違う暴れ方の魚がかかりました。ドラグも数回唸ります。大鯖かな? ・・・水面下に黄色い線が!イナダでした!
(慌てて手返しを急いだら、イナダの写真を撮り忘れてしまいました)

 

次は1投では大アジ、その次に2本目のイナダ

 

イナダが混じったことで、移動せずに続ける気持ちが勝りました(しかし、結局イナダはこの2本だけ。あとはすべて大アジ)

 

ちょうどお昼を過ぎたところで魚の数の合計が24に達し、自主規制発動でストップフィッシング。
泳がせ竿の方には、残念ながら一度もアタリはありませんでした。

 

海況は11時頃までずっと荒れていましたが、お昼には穏やかで暖かな表情に変わっていました。

 

本命の大物にはめぐり合えなかったものの、ずっとアタリが続き、釣り落としも1回だけ。満足度が高く、楽しい釣りでした。
やはり荒れている海は悪いことばかりでもないですね。

 

釣果:イナダ2(39cm、38cm。実はワカシ)、マアジ22(41~8cm。36cm以上の大アジ8含む)

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アジの型が良いのはやはり嬉しいです♪

 

※おまけ。過去最小クラスのマアジ8cm!

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もちろんリリースしました(笑



🏁🏁🏁




 

【補足Q&A】

 

Q.今回の釣行前基本情報は?
A.以下のとおりです。

 

潮汐は中潮。干潮8:30、満潮15:40。水温24度。湾外からの影響少。前日の天候曇り。前夜は北北東からのやや強風。翌日は晴れ。高気圧に包まれ東からの適風。総じて海中の状況は安定。風の状況からすると岸際の水温は高く、魚の活性は朝から高いと思われます。

 

Q.朝の石田丸さん情報は?
A.受付の時に大船長にお聞きできた状況は以下のとおりです。

 

「海苔棚の枠は全部入ったと思う」(HEPPO註・武山出しに被る位置では、枠はまだ1辺分しか入っていませんでした)
「ガレ場と、2つめの排水口とその前のブイの間がいいんじゃないかと思う」
「大鯖は日による」
「今年は海が遅れている。青物はワカシが出ている。ワラサのアタリはまだ出ていないようだ」
「タチウオはこれからルアーよりエサが良くなると思う」

 

Q.潮の流れの予想と実際はどんな感じだった?
A.今回はおおむね予想通りの潮が流れました。

 

【事前予想】
沖合いポイントについて、朝方は北北西~北からの緩やかな潮。8:30頃にやや緩み、9時過ぎから北からの潮。さらに徐々に北東からの潮に変遷すると予想。岸寄りポイントは、朝方ほとんど潮が流れず、わずかに西~北西からの潮。潮変わり後もほとんど流れず、11時頃から緩やかに西~北西からの潮が流れると予想。全体としては東寄りからの潮は流れず、1日中北寄りの緩やかな潮が流れ、一時緩む。ただし潮がほとんど流れないエリアもある、という感じです。

 

【結果】
1日中ずっと移動せずに武山出しの根の上にいたため、岸寄りの潮は確認できませんでしたが、釣っていた場所ではずっと北北西~北北東からの緩い潮が流れていました。ポイントの釣況からも、おおむね予想に合っていたと思われます。

 

しかし、ウサギが飛びまくる荒れた海況が長く続いたため、潮の観察はいつもより難しかったです。




🏁🏁🏁




またも本命に振られてしまいました。
最近はアジ釣果の安定度は高いものの、大物に出会えない状況が続いてます。

今年はまだ水温が高いせいか、秋の海といった雰囲気があまり感じられませんでした。
逆に考えると、釣りに良い季節はまだこれから、とも言えますね。

 

9月は僕の釣りにとって特別な月なんですが、今年は10月もまだ9月のつもりで釣りを組み立てていこうと思います。




🏁🏁🏁




 

ところでみなさんは、釣りの前夜や、釣り場に向かう道中でオヘソの下あたりにムズムズと痒いような感覚を覚えることがありませんか?
僕は小学校低学年の頃から、釣りの前にはいつもそんな感覚があります。今回大津に向かう未明の車の中でも、小学生の時とまったく同じムズムズを感じていました。

 

大好きなことに向かうワクワクが溢れ出すようなこの感じ。いつまでも感じ続けていきたいですね。

 

移り変わる時代と人生の中で、変わらない幸せ。
本当に人生を豊かにしてくれる「釣り」が、僕は大好きです。




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