カテゴリー「携帯・デジカメ」の7件の投稿

2013年6月 2日 (日)

【釣行記補足2】仕掛け、iPhoneの高温ロック、その他について。

平成25年5月24日(金)油壺釣行の補足の2回目です。


今回は恒例の内容に絞って、簡潔にまとめておきます。


参考にならない本命ボウズ釣行記ではありますが、将来の自分に宛てた参考記録(外部記憶かな?)みたいな位置付けでもありますので、ご容赦くださいませ


さっそくスタートです





【今回の仕掛けについて】


今回使用した仕掛けのレビューです。


共通仕様1:針結び=内掛け結び
共通仕様2:接続部=インターロック付きWローリングサルカン(ヨレ対策)


◎フロロ3号6m・2本針仕掛け


先針:PEマダイ9号
先針ビーズ:なし
枝針:玄人アジ10号
枝針ビーズ:真鯛フロートMサイズ
枝元:タル型サルカン18号とNTオーロラビーズ、UFOクッション(L)を使用。
枝元位置:上から2m


2本針ですが、枝針とエダス元の比重をフロロに近づけ、先針の動きが1本針仕掛けとあまり変わらないよう意図した仕掛けです。潮受けを考慮して枝元の比重を少し重めに調整した「大潮仕様」にしてあります。また、枝針はビシから2mほどの位置にくるようにして、コマセに突っ込む魚を狙ってます。


昨年6月の観音崎釣行で使用した、大鯖6匹と大鯵を釣り上げてもヨレが発生しなかった丈夫な仕掛けをベースにした改良版です(サルカンをエダス元に使う方法はたけちゃんさんに教えて頂いたものです)。


今回は水深26mポイントで、エダスで大鯖1匹を釣り上げました。かなり暴れられ、アンカーロープにも数周巻かれてしまいましたが、エダスのヨレはまったく発生せず、回収した仕掛けはそのまま使い続けることができました(フロロはやはり擦れに強いですねアンカーロープに巻かれてもキズはついてませんでした)。



◎フロロ3号8m・1本針仕掛け


先針:PEマダイ9号
先針ビーズ:なし


油壺での基本仕掛けに据えているシンプル仕掛けです。マリンパーク下に移動後、上の仕掛けでタナ取りをしたのですが、先針と枝針のエサの取られ方が不自然で、潮の状況のイメージが湧かず混乱してきたため、2本針をやめてこの仕掛けを投入しました。残念ながら今回は外道のアタリしかありませんでした



◎今回のNSの仕掛けについて


現時点での基本仕掛けとしている「フロロ4号1.8m・2本針仕掛け」です。


先針:PEマダイ9号
先針ビーズ:なし
枝針:PEマダイ9号
枝針ビーズ:なし


ラインはサスペンドナイロンの5号を選択しました。ナイロンラインが沈みにくいということは認識していますが、どれくらいのハンデなのか知っておきたいと思い、選びました。


この仕掛けは船上で作りましたが、誤って今回の本来の意図とは違うものを作ってしまいました。本当はフロロ4号の先糸を8mほど付けてからこの仕掛けに接続する予定だったんです(サスペンドナイロンの軽い比重を少しでもカバーしてみるつもり・・・でした)。


今回は、マリンパーク下において、南風で走錨しながら流し、大鯖2匹を釣り上げました。潮、仕掛けとも状況のイメージができておらず、「流していたら偶然掛かった」という感じです。
昨年から数えて、NSタックルを持ち込んで4回目の釣行での初釣果。ようやくアタリを経験することができました。小さい一歩ですが、僕にとっては大きな一歩です(?)。





【その他】


・高温によるiPhoneのロック(操作不能状態)の発生
今回、ボート上で魚探の上に置いていたiPhone4Sに温度上昇の警告が表示され、しばらく操作ができなくなる、という事態が発生しました


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こんな画面が表示され、緊急電話以外の操作を受け付けなくなります。

確かに天気が良くて日差しも強めでしたが、気温的にはぎりぎり夏日には至らない程度でした。季節的にはまだ春でもあり、まさかこんな事態が発生するとは思ってもみませんでした


以前、低温によるシャットダウン(強制電源オフ)も経験があります。海の上は電子機器にとってなかなか過酷な環境なのかもしれませんね


公式仕様によると、iPhoneの動作可能温度は「0~35℃」です。しかし低温によるシャットダウンは気温2~3℃でも発生しましたし、今回の高温ロックも、気温的には23~24℃の中で起こってます。防水ケースに入れて長時間直射日光にさらされていたことが原因と思います。


ボートの上でスマホを使う際には、温度管理も考えなくてはならないということを改めて思い知りました


日陰にいれて10分もしないうちに、ロック状態から回復したので、服のポケットなどに入れて直射日光に直接あてないようにすれば大丈夫かと思います。


しかし気温自体が35度に達したりする夏の釣りでは、心配です・・・


以前からご紹介させて頂いているボート上の「小さな情報ステーション」配置について、気温の上がる時期にはもうひと工夫必要そうですね



・日焼けについて
5月も半ばを過ぎ、すっかり紫外線の強い時期になりました。今回、日除けの防止を忘れてしまったため、日焼け止めを「これでもかというほど塗りなおして、なんとか首から上の日焼けは抑えることができました


実は、今年からの妻との約束で「日焼け絶対禁止」になってしまったため、今後も気持ちよく釣りに送り出してもらうためには、「日焼け止めミッション」の成功が欠かせない要素になりました


とりあえず、「SPF-50・PA+++」の日焼け止めを慎重に塗りなおせば、肌の弱い僕でも帽子なしでなんとかなることが分かったことが、怪我の功名ですね



・あの「娘からのプレゼント」はやっぱり・・・。
娘と本牧海釣り施設にいった際にプレゼントされた「あのお守り」


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GWに娘からもらったプレゼント。魚種が不明でしたが•••。

今回の釣行で釣れたのは大鯖3匹。


なんとなく、ですが、今回は・・・。


やっぱり、そんな感じがします


「青魚のお守り」??


これは、今年こそは「ワラサ」に期待でしょうか・・・?





今回の釣行の補足はこれで終了です。


これから6~7月の間の釣行は、「大津」をメインに考えています。友人とのタンデム釣行を入れたい季節でもありますし、家族から「アジが食べたいとの声も出ているので・・・


ただ、今年は油壺にお邪魔し始めたので、旬に入る「イサキ」も気になるところです。


「2兎を追うものは1兎をも得ず」やっぱり、欲張りはダメでしょうか・・・?


「欲張りじゃダメなんですか?」
僕の中の仕分け議論、現在ヒートアップ中です


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2013年2月 2日 (土)

【妄想?】ボート上の小さな情報ステーション!魚探とスマホの置き方は?

ボート上でのスマートフォンの置き場所に苦労してます


前回に引き続き、ちょっと万人向けではない内容になってしまいますね。
(魚探とスマホGPSを使われていない方には申し訳ありませんです・・・


手漕ぎボート釣りで魚探を使い始めて以来、ずっと「少し困っていた」ことの1つに「スマホの置き場所」があります。


ボートを移動する時は魚探とGPSを確認しながら漕ぎたいですが、両手がふさがっています。なので、魚探とスマホはできるだけ見やすいように置いておきながらボートを漕いでいます。


ところが、スマホの置き位置がなかなか安定しないんですよね~


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以前にもご紹介済の荷台ロープで固定する魚探配置です。

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魚探とスマホの配置を室内で再現してみました。

・魚探は「PS-500C」。魚探画面を見やすくするため、純正のフードを購入・使用してます。
・スマホは「iPhone4S」。以前ご紹介した防水ケースを装着してます。
・サブバッテリーは電動リール用の「Fishing Cube MINI」。防水仕様で重宝します


この置き方では、船が揺れたりするとすぐにスマホが倒れてしまいます。サブバッテリーの充電コードがスマホ本体の下側に出ていることも、安定しない要因になってます。
(これが嫌で本体バッテリが半減するまで充電せずにいたことが、過去のバッテリー切れの遠因になってます)


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倒れたスマホ。こうなると漕ぎながら見れません(>_<)。

もっと悪くすると、いつのまにかスノコの隙間に落下して船底のキールの海水に水没していることがあります


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端子部分まで水没したら一貫の終わり・・・?(´Д` )

地味ですが、いつも困りながら使い続けていました





ボート上での悩みは少しでも減らして釣りに集中したいので、配置を安定させる方法を考えてみました。


役に立ってくれたのは、やっぱり「ナイロンバネクランプ」 です


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今回のサイズは「開口部25mm」のタイプ。

このバネクランプを、魚探の横のノブに噛ませます。


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ただ挟むだけ。

そうすると、フードとバネクランプの足が、丁度良いステーになってくれます


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バネクランプは挟む力が強いのでガッチリ安定してます。

スマホの下側にコードが出ていても、これなら安定させられます。


また、今後は常にサブバッテリーをつなぎっぱなしで使おうと思っているので、ついでにサブバッテリーも魚探に括り付けました。


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魚探本体にしっかり取り付く純正のフードあっての安定です。

ボートでこのバッテリーを使う人はほとんどいないと思いますが、偶然にも魚探のフードに引っかかってくれる形をしてます。太い輪ゴム1本でしっかりまとめられました。超お手軽です


正面から見るとこんな感じです。


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漕いでる時の目線の感じ。

これで、バッテリー切れやスマホ水没の可能性が減らせるかな?


今回の内容についても、今後、使い勝手に何かご報告できることがあれば追記させて頂きたいと思います





2012年1月28日 (土)

【便利道具】iPhone4/4S のお気に入り防水ケース!

ずっとiPhoneを危険にさらしていました。


ボートの位置確認や航跡の記録にものすごく便利なスマートフォンのGPS機能。手漕ぎポートでの釣りに欠かせないという方は日増しに増えているのではないでしょうか


もちろん僕も使っています。特に海苔棚の無い時期には心強い武器になってると思います。でも実は最近、防水対策を怠っていました

正確に言うと、防水ケースを使ったり、ラップでくるんだり、ジップロックに入れたりしていたんですが、どれも使いにくくて長続きしなかったんです。昨年の夏~秋頃にかけてはiPhoneをほぼムキ出しの状態で使っていました(iPhone4Sに買い替えた後も)。


これは大きなリスクがある状態です。iPhoneの端子部分に1滴でも海水が入ったら即アウト(ショートして充電不可能になります)。ボート上では海水のシブキをかぶる機会が多く、実際に僕のiPhoneにはしょっちゅう水滴がかかっていました(魚探に立てかけ、iPhoneを立てた状態で使うようにして、充電端子部分への水滴を避けてました)。



なぜ防水ケース等を止めてしまったのか?
それは主に以下の2つの理由です。


・写真の画像が悪くなる。
防水ケースはカメラ部分を厚手のビニールのような透明カバーで覆ってしまうものが多いです。ジップロツクにいれても同じような状態になります。透明度と平面性に問題があるため、カメラの画質と色再現性がかなり落ちてしまいます。


・充電ができなくなる。
小さなサブバッテリーを使うにしても、装着した状態で入れられる防水ケースはありません。また、サブバッテリーごとジップロックにいれると、袋にシワができ、画面にビニールがピタっとしないため、操作性がとても悪くなってしまいます。普段は防水ケースに入れて、充電の際だけ出すことも試しましたが、充電には時間がかかるため、結局無意味になっていました。


でも、ようやく二一ズに合う防水ケースを見つけたんです
その防水ケースをご紹介します


「LIFE  PROOF iPhone4/4S  GEN2」 
防塵、防水、防雪(?)、耐衝撃機能を持つケースです。

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パッケージの表面。輸入品のようですね。

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パッケージの裏面。
防塵、防水、防雪、耐衝撃と書いてあります。


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開けたところ。

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中の箱を引き出したところ。

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いろいろと特徴が列記されてます。

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中に入ってるケース本体パーツと専用オーディオジャック。

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それぞれの裏面。iPhone本体をこれにはめ込みます。

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iPhone4Sに装着した状態です。


<この防水ケースの特徴・カタログより>


・水深2mに耐える防水、防塵性(IP-68準拠)。
・各面、角とも高さ2mからの落下試験をクリアした耐衝撃性(テスト回数26回)。
・防水ケースなのに、装着してもiPhoneの厚みは1.5mm増えるだけ。
・カメラ部分には反射防止加工された2重のガラスレンズが入っていて画質を損わない。
・装着した状態でiPhoneの全ての操作が可能。



<実際の使用感・良い点>


・防水性、耐衝撃性は文句なしです
防水性は当たり前ですが、バンパー性能は相当高いです。堅いゴムのようでありながらとても軽い、他では見たことのない感じの材質です。ケース自体はキズがつきやすいですが、表面がツヤ消し状なので、目立ちにくい方だと思います。


・ケースに入れたまま充電が可能です
底辺部分にある樹脂製のブタをパコッと開けるとDOCK端子が見え、そこから充電することができます。充電が終わったら端子を抜いてブタを閉めるだけ。それで2m防水です。これこそが手漕ぎボート釣りをしながら充電するのにピッタリの構造です。


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充電時は下部分のこのフタを開けます。

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開けたところ。個人的には理想的な構造です。


・カメラの画質がほぼ劣化しません
きちんとした透明度、反射防止コートがされたガラスレンズが使われてます。平面性も問題なし。これ以上は望めないレベルですね。


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理想的な部分No.2です!


・防水ケースなのに、頑張れば普段使い可能です
装着するとiPhoneがひとまわり大きくなりますが、画面が4インチ以上ある最近のスマホと大差ない程度です。重さも気になりません。手の大きい人(僕含む)はむしろホールド感が良くなります。宣伝文句のとおり、全ての操作が可能です(側面のスイッチ類
は多少押しにくくなりますが)。普段使いするには地味なデザインですが、違和感もほとんどありません。防水ケースのデザインとしては秀逸の部類だと思います。ちなみに僕は普段使いしてます(←細かいことは気にしないタイプですが)。



く実際の使用感・悪い点>


・値段がかなり高いです。
ネット通販で約8000円。ケースとしてはかなり高いです。実際に使ってみてオトク感があるかどうかというと、個人的には高くも安くもない感じ。ただし、今のところ僕のニーズに応えてくれるオンリーワンな製品です。後海はしていません。


・画面が少し暗くなります。
純粋に暗くなるだけで、色が変わって見えたりはしません。設定で画面のバックライト輝度を少し上げれば解決します。その分バッテリー持続時間には少し影響があるはずです。


・画面のタッチ操作に少し力を入れる必要が出てきます。
画面を覆う部分は厚めの透明フィルムなのですが、スピーカ部分には穴があいていて、その穴の下に小さくて薄い綿状のパッドが入っています。穴の周囲はこのパッドの厚みの分だけフイルムが浮いた状態になっているため、フイルムを画面に押しつけるくらいの力を入れないと反応しません。最初はちょっとガッカリしましたが、3日後には憤れました。普段使いできるかどうかは、この部分に慣れられるかどうかだと思います。


・充電の際に使えるのは純正コードだけになります。
底辺部分のブタを開け、充電端子に差し込むことができるのは純正端子(と同じサイズの端子)だけです。市販されてる殆どの充電用のコードは端子部分のサイズが大きく、穴を通りません。


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ホントに純正端子ジャストサイズ。

・ストラップホールがありません。
これは出来れば欲しかった。転覆しても携帯を落とさないように対策することは必要です。用途からして穴を開けるわけにはいかないので、なんとか自分で別の手段を考える必要があります(僕はボート上では小さいバネクランプで挟んでます)。


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バネクランプにある穴にヒモが結べます。

・iPhoneとの脱着をたくさん繰り返すと性能が落ちるかも。
表側と裏側の2つのパーツでiPhone本体を挟みこむような作りです。4辺全てに繋がっている樹脂製のツメが噛み合うことでしっかり留まる訳ですが、何度も外したり嵌めこんだりを繰り返しているとツメがすり減ったり削れたりして、だんだん外れやすくなってきそうな感じがします。ただ、数十回なら問題なさそうなので、僕は2年程度持てばいいやと割り切っています(この感想だけは個人的推測に基づいてます。もしかしたらもっともっと長持ちするかも)。


他にも、オプションを付けると水中で防水イヤホンを使うことができるそうです(水深2mの範囲内でイヤホンを使うシーンって・・・・電話しながらシュノーケリングとかかな?)


手漕ぎボート釣りでiPhone4/4Sの防水ケースをお探しの方には選択肢のひとつになると思います。もしご検討中の方に、この使用感をご参考頂けたら幸いです





2012年1月 7日 (土)

【安全対策】手漕ぎボートの転覆について(その2)


関連記事:【安全対策】手漕ぎボートの転覆について(その1)


ボートの転覆について知っておくべきことがあります。


1年半前、手漕ぎボート釣りに本格的に引き込まれていく時、ボート釣りの抱える危険について必死で調べました。でも、それ以降何度も手漕ぎボートで出船しているうちに、いつのまにか「ボート釣りって楽しいし、危険でもなんでもないじゃん」という気持ちになってしまいそうになります。


そんな時、僕を心をいつも初心に戻してくれるサイトが2つあります。


1つは、海上保安庁のサイト、「海釣り事故防止のための基礎知識」

そしてもう1つは、あるボート釣りの素晴らしいブログにアップされている記事です。


そのブログは「有亮丸」さんの「海に片思い・・」


Uminikataomoi_2


有亮丸さんは、2年ほど前、長者ヶ崎沖にマイボート(エンジン付きのプレジャーボート)で出船された際、突然の大波による転覆を経験されました。その時の詳細な体験談を公開されてます。


今回、ご厚意で記事の引用を許していただいたので、紹介させて頂きます。ぜひ、ご一読をお願いします。
(有亮丸さん、ご協力有難うございました。心からお礼を申し上げます)


1.「海からの最後通告」
2.「転覆で死を覚悟する・・」
3.「命からがら・・・」
4.「初めて救急車にライドオン!」
5.「あっという間の転覆当日」
6.「海が嫌いになる」
7.「やっぱり海に片思い」
8.「やっぱボートはいい」
9.「強大な釣り運」

※有亮丸さんは転覆後、上記の8.の記事で一緒に転覆を経験されたご友人と海に復帰されますが、その舞台は「京急大津の手漕ぎボート」です



これらの貴重な体験談の中で、特に心に留めておきたい点が以下だと思います。


・「波高1mのち1.5mでうねりをともなう。北寄りの風2mのち4m」という予報の中、突然の大波が襲来し、3~4隻ものボートが同時に転覆した事故であったこと。

・12月という低水温期における転覆事故であり、低体温症で体が痙攣に近い状態になり、陸に上がっても四つん這いのまま、一歩も動けない状態だったこと。

・同乗の友人がいても、安全が確保されるまでお互いに相手の心配まで考えていられる状態ではないこと。

・携帯電話はビニール袋に入れてあったものの水没して故障。そのせいで記憶している電話番号しか使えなかったこと。

・家族に大変な心配をかけてしまったこと。


これらの重要なポイントを踏まえた対策が、前回の記事の内容になります。それらに加えて、あと2つほど声を大にして訴えたいことがあります。


1つめは「ボートの転覆は誰にも起こり得る身近な危険」ということ。これは前回も書きましたが、有亮丸さんの体験で解るとおり、海では突然の大波が発生することがあります。もしその状況に当たってしまったら、抗う術はありません。ボートで海に出ることを趣味にする以上、このことは決して忘れないようにしておきたいですね。


突然発生する大波については、後日別記事で取り上げたいと思います。


2つめ、僕が本当に感じたことは、こっちです。
「ボート釣りは人生の趣味にする価値のある素晴らしいもの」だということ。有亮丸さんは、これほどの体験をされても再び海に戻られ、今も第1線のボート釣り師として、素晴らしい釣りをしておられます。これは、何にも勝る証拠ではないでしょうか。


残念ながら、ボート釣りの事故は減るよりもむしろ増えてきている、という話を聞きます。そういう話を聞いた時に「確かに、最近初心者が多いよね」という受け止め方で流したりせず、海の先輩として、しっかりと危険に備えているかどうか、自分に聞いてみるのも一興かと思います。

僕も常に問い続けます。


ちょっと重いトーンで書き切ってしまった感がありますが、何よりも安全に海を愛する皆さんと一緒に手漕ぎボート釣りを楽しんでいきたいという気持ちです。


いつまでも、ご一緒に海のボート釣りを楽しんでいきましょう




2012年1月 2日 (月)

【安全対策】手漕ぎボートの転覆について(その1)

手漕ぎボートの転覆を目撃したこと、ありませんか?


年の初めに手漕ぎボート釣りの安全についてちょっとだけ考えておきたいと思います。
(新たにボート釣りを始める友人向けに書いておきたい記事です)


ボートの転覆は誰にも起こり得る身近な危険。


幸いにも自分はまだボートの転覆を経験したことはありません。
でも2度、転覆したボートを目撃したことがあります(葉山1回、大津1回)。


稀にですが、ボートの転覆は避けられない場合があるようです。「誰でもいつか転覆する」ことを前提にして役立つ備えを考えます(防ぎようがない転覆のケースは後日別記事にて紹介する予定です)。





◎生命に関わる事態を避けるために
ライフジャケットを着ない人はいないと思いますが、それだけでは不十分です。


1.ライフジャケットを正しく着用する。
股下のヒモをキチンと通す。手動操作方法を確認しておく。


・浮力体の入った普通のライフジャケットは、下に出ているヒモを股に通さないと、波間に浮かんでいる間に脱げてしまいます。特に子供は脱げやすいのでご注意
・インフレータブル式のものほ、経年劣化で自動膨張しないケースが報告されてます。イザという時に慌てないよう、手動で膨張させる方法を常に頭に入れておく必要が有ります。


2.ホイッスルはライフジャケットに取り付けておく。
携帯電話 (特にスマホ)は役に立ちません。


・低水温期に海中に投げ出されると、低体温症で予想外に早く意識喪失に至ってしまいます。水温が15度を切ったら、生命の危険は格段に大きくなります


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特にこの表の意識喪失までの最短時間に注目。

・転覆後、すぐに救助を求めなければなりませんが、スマートフォンは濡れた手では操作できません。スマホ本体の防水対策が万全でも、海中で取り出して使うことは不可能です。
・なので、人に助けを求める残された手段は「ホイッスル(笛)」です。

3.低水温期の場合には、近くに誰もいないポイントは避ける。
ホイッスルも、周りに他の釣り人や漁師さんがいなかったら役に立ちません。特に冬の平日釣行の時には注意が必要です。30分以内にボート屋さんの救助が受けられる体制を意識しておくと良いと思います。

Darekatasukete
こんなことにはなりたくないですね•••

4.子供と一緒の場合は、出船の判断をより一層厳しく。
とにかく体が小さい子供は冷水温への耐性が低いです。水温15度を切っていると、意識喪失まで1時間もたないと考えられます。子供と乗る場合は特に安全への配慮を尽くしましょう


○生命の次に大切なもの
生命の安全が確保されることを前提として、次に考えておきたいこと。以下の3つは仮に海中に投げ出されても無くすことがないように対策しておきたいです。


・携帯電話(防水対策は前提です)
・自動車のキー
・財布(免許証等)


転覆事故に遭った場合、陸に上がってもすぐに車で帰途につくのは絶対にダメです精神的ショック状態は数時間以上続くため、危険です。また、アドレナリンで感じないだけで、体も大きなダメージを受けてます。しばらく経つと突然動けなくなった話も聞いています。出来る限り医師の診断を受けた上、車の運転が出来る家族か友人に迎えにきてもらうか、又は公共交通機関で帰宅しましょう。その場合、車と車のキ一は港の誰かに預け、後日取りに来るのが賢明です (預かってもらった人への謝礼を忘れずに)。


ちなみに、僕が目撃した大津での転覆事故は9月の出来事でした。後でボート屋さん(石田ボートさんではありません)に聞いた話だと、乗船者2名は無事だったものの、ポート屋さんのアドバイスで、ショックが落ち着くまで数時間は近くのファミレスで休んでいたそうです。そしてやはり携帯電話や財布が無くなってしまったことで、とても困っていた、とのことでした。


○同じ海を愛する仲間と助け合うために
誰かが不幸にして転覆に遭ってしまったら、周囲の誰かが迅速に助けることが絶対必要です。特に冬場は対応が一刻を争います。遭遇確率は自分の転覆よりも高いので、周囲の転覆事故にも備えておきましょう。


・携帯電話にはボート店の連絡先電話番号を登録しておく(可能であればショートカットアイコンをホーム画面等に登録しておく)。
・実釣中も、常に周囲のボートの様子を観察する。
・万一、転覆を発見したら「誰かが連絡するだろう」ではなく、すぐに自分がポート店に電話連絡を入れる。何度も書きますが、特に冬場(今の時期)は一刻を争います。


新年の記事としては後ろ向きな話ですが、これから手漕ぎポートの素晴らしい世界に入ってこられる方々向けの雑談です。誰も転覆などのアクシデントに遭わないことを、心の底から願っています。



今年も1年間海釣りを愛する皆さんが安全に過ごせますように



関連記事:【安全対策】手漕ぎボートの転覆について(その2)




2011年12月24日 (土)

【便利道具まとめ】2011年・年末時点でのまとめ。

現在ボート釣りで使っている便利道具まとめです。


竿やリールといったタックルではなく、あくまで「便利小物」ですが・・・。



まずは既に記事でポスト済みのものをご紹介します。


【便利道具】ナンロンバネクランプ(開口幅50mm)!
 → アイデア次第で活用の幅がありそうなボート縁への固定ツールです。魚探の振動子固定具もコレで作ってます。

【便利道具】錆びないナイフ、サビナイフ!
 → とにかく錆びません。サバ、ソウダの船上処理や切り身作りに活躍します。

【便利道具】ボートでも海釣り施設でも使える100円竿書掛け!
 → 荷物の軽量化に大きな効果がある自転車の荷台ロープです。

【便利道具】「Fishing Cube mini」!
 → 電動リール用バッテリーなのに、スマホの充電ができます。

【便利道具】デオドラントペーパーって・・・すごい!
 → 釣りをする人みんなにオススメしたい強力ニオイ消しです。

【便利道具】クーラーボックスのプルーフケース
 → ダイワ プロバイザーIZM1600限定の話ですが・・・。



<iPhoneのGPS利用関係>
【便利道具】iPhoneをGPSとして使う!(前編)

【便利道具】iPhoneをGPSとして使う!(後編)
 → 「DIY GPS」というアプリの紹介です。最大の特徴は「圏外でも使える」&「地図が切り替えられる

【便利道具】iPhone買い替え→GPS専用機誕生!?
 → 解約したiPhoneでもGPSとして使える話です。ただし、HEPPOも今はiPhone 4Sを使ってます(だって精度が違い過ぎ)。

【便利道具】「DIY GPS」+「マイ海図」!
 → 携帯電波回線が圏外でも使えるGPS+マイ海図体制です。



記事にするほどではないものですが、2つほど追加でご紹介を。


・「血抜きゴミ箱」
バケツは嵩張りすぎ、水汲みバケツは高さが低く強度が足りない。底面積が狭く50cmくらいの魚まで血抜きが出来る入れ物を探したら、100円ショップの「ゴミ箱」に落ち着きました


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高さ24cm、直径は底面17.5cm、上面22cm。

・「ポータブルエアーポンプ」
泳がせ用のアジをバケツで活かしておくにはコレがあればOKです!ただし冬場限定で電池持続は6~7時間(単三2本。エネループでも問題なし)。夏場は水温が上がってしまいダメなので、スカリにしましょう。


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スカリも嵩張るので、コレが使える季節は助かります。

他にもあるのですが、整理•検証して来年の記事でご紹介していきたいと思います

何かひとつでもお役に立てるものが有れば幸いです。


2011年10月22日 (土)

【雑談】iPhone4S。何とか復活!!

iPhone4S、ようやく使えるようになりました


(今回に限っては釣りネタではありません。ご容赦くださいm(_ _)m)


通信がほぼ出来なくなるというスマートフォンとしては致命的な症状に陥ったマイiPhone4S。


昨日と今日の2日間奔走して、何とか復活できました。万が一同様の症状に合われた方がいた時のために対処の経過をポストしておきます。


【症状】

購入後4日目で、突然自宅でも職場でも3G回線が圏外に(同じ機種の自宅の妻と職場の同僚は普通に繋がる)。場所によってはアンテナ表示が4本立ち、「3G」表示も出るが実際の通信は「サーバーが応答しません」か「ネットワークが解除されました」と表示されて通信できない。ただし、大きな駅など電波状況の良いところを通ると稀に通信が出来ることがあるようで、数時間~1日分くらいのメールが同時に着信してきたりすることがある。


【対処】

1.SoftBankとAppleのサポートサイト上のトラブルシュートを一通り実行。
  → 「機内モードのON/OFF」、「ネットワーク設定のリセット」、「SIMカードの抜き差し」、「復元」。状況変わらず。

2.iPhoneテクニカルサポートセンターに電話。
  → 「1.の手順を全て実行済みの段階では手に負えないのでAppleさんにお問い合わせを。」

3.Appleケアサービス&サポートラインに電話。
  → 「問題がSIMカードにある場合は本体を交換しても改善しないので、まずSoftBankさんへ。」

4.SoftBankショップにて「USIMカード交換」。
  → 事情を説明(症状は店頭でも続いていた)し、USIMカード交換。しかし状況は改善せず。これで本体の問題だと特定。

5.Appleケアサービス&サポートラインに再度電話。
  → 「本体交換は可能ですが、郵便で交換すると4~5日かかってしまいます。お近くの特約店であれば在庫次第で即日交換可です。」

6.吉祥寺にあるApple特約店に電話。
  → 同一機種の交換用在庫があれば本体交換は可能だが、担当者が不在なので明日またお電話ください。

7.翌日、吉祥寺にあるApple特約店に再度電話。
  → 在庫はあります。ご都合の良い時にお越しください。

8.吉祥寺にあるApple特約店に訪問。
  → これまでの経過を説明し、症状の確認を行う(店頭でも通信不能)。本体交換の手続のため、iPhoneを預ける。

9.30分後、呼ばれる。
  → 「本体交換をしたが、それでも通信状況が良くならない。これはSIMカードの問題ですね。」
  → そんなはずはない、昨日SIMカードは交換済みと説明(作業証控え提示)。店員さんしばらく考え込む。
  → 「もう1回別の本体に交換してみます。それでダメであればやはりSIMカードでしょうね。」
  → 打つ手が無くなってしまう。僕も途方にくれる。店員さんも誠意ある対応ながら雲をつかむような思いの様子で作業を行っていた。
  → 交換完了。ダメ元だったけど、ラッキーなことに2台目の本体では普通に通信ができた!!店員さんも僕もホッとした。

10.交換後のiPhone4Sを自宅に持ち帰り、マイPCのiTunesから「復元」を実行。
  → 1時間ほどで復元完了。これでなんとか復活完了良かった~

でも、なぜ1回目の本体交換で治らなかったんだろう??
原因がわからないだけに、一抹の不安が残ります。また再発したりしませんように・・・(>_<)。




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