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2020年6月14日 (日)

【釣行準備③】手漕ぎボート釣りの味方、スマホGPS!

スマホGPSにポイントの仮データを仕込んでおきます。
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まだ玄海マリーナさんの手漕ぎエリアに関する情報はほとんど無いんですが、海の上で迷子にならないために、気になるポイントやエリアを仮データとしてスマホに仕込んでおきたいと思います。

これから釣行を重ねる度に情報を追加していくことになります。表示データがにぎやかになっていくのも、現代の手漕ぎボート釣りの楽しみのひとつです😃。



🏁🏁🏁



僕がポイントデータの仕込みに使っている方法の中から、1番簡単な方法をご紹介します。

いろいろなやり方があると思います。最近ではGPS付魚探やスマホとの連携が前提になっている魚探が比較的安価に販売されるようになり、手漕ぎボート釣りで実績ポイントや釣行ログを管理することが簡単になりました。本当に便利になりましたね。

魚探がなくても、GPS機能付きのスマホとパソコンさえあれば海の上の道案内や実績ポイントを管理することは可能です。パソコンとスマホを使って管理しているポイント情報を実際に海の上で参照できると、とても便利です♪

とりあえず僕はあまりお金をかけず、データの長期継続利用に心配が少ない手段として、以下の2つの有名ソフトウェアを選んで使っています。

①パソコンにインストールした「Google Earth」
②スマホ(iPhone)の「Google Map」

※航跡のGPSログを記録するには別のスマホアプリが必要です。
(ログ記録のほうの話は後日の釣行記事の補足などで触れたいと思います)

この2つを使って、家の中で妄想した釣りポイントをそのまま海に持ち出しましょう!海の上で「Google Map」を開けば、妄想ポイント図に自船の現在位置表示が加わり、水先案内を得られるという寸法です😃。

*なお、スマホで実用的に視認できるデータは図形、線、旗マーク(目印)だけです(文字情報は入れられるけど確認しにくい)。


【気になるポイントをデータ化する】

まずはパソコンの「Google Earth」を使って、気になるポイントをデータ化します。

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まだマッサラなGoogle Earthの表示。


画面上で、主に使うメニュー類は2か所です。

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ピンポイントの目印は「目印」、多角形でエリアを書き込むときは「ポリゴン」、直線や曲線を引きたいときは「パス」という名前のツールアイコンから描くことができます。


とりあえず、玄海マリーナさん付近の海に、潮当たりの良い岩礁がありそうなエリアを「ポリゴン」で書き込んでみます。

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沖に向かってカケ下がる岩礁帯がありそうです。

同じように、海底の様子を特に調べてみたいエリアをもう2箇所ほど書き込みます。

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手漕ぎでどこまで行かせてもらえるか不明なので、近場中心に要チェックエリアを設定。


ひととおり気になるポイントの書き込みを終えたら、左の表示要素メニューに追加されたばかりの新しい要素を、ドラッグ&ドロップで表示要素メニューの1番下にある「保留」という名前の上に落とします。そうすると、要素が「保留」の階層下に移動します。

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*こうして「保留」の階層下にまとまっていたほうが一括してファイルに保存しやすいと思いますが、どこかの階層下にまとまってさえいれば保存はできるので、慣れてきたらほかのまとめ方でも大丈夫です。


スマホでみられるようにしたいすべての要素を「保留」階層下にまとめたら、「保留」の文字を右クリックして「名前をつけて保存」を選択します。そして、画面に開いた「保存」ウインドウで保存するファイル形式とファイルの保存場所を指定してから「保存」ボタンを押します。

★保存するファイル形式は「kml」を選んでください。保存場所は、決めていなければデスクトップで良いと思います。

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これで、GPSの汎用データ形式のひとつである「KMLファイル」を作成することができました。

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なお、Google Earthを閉じようとする際に「保留」フォルダにあるデータを保存しますか?」と聞かれるので、「はい」を押せば描いたポイントデータはGoogle Earth内にもそのまま保存されます。


作成したポイントデータをアップロードする】

次に、作成したKMLファイルの内容を、スマホのGoogle Mapから見られるようにするため、共有ストレージにアップロードします。

パソコンのブラウザ(※)でGoogle Mapのサイトを開きます。

※以前はGoogle chromeでないとうまくできなかったこととがありましたが、最近はインターネットエクスプローラーなど大抵のブラウザで問題なくアップロードできるようです。

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画像にも書き込みましたが、自作のポイントデータをスマホから見られるようにアップロードするには、Googleアカウントでのログインが必要です。

Googleアカウントは無料登録で様々なサービスが使えるようになる便利なアカウントなので、もしお持ちでなければ新規登録をオススメします😃(本当にたくさんのメリットがあります。Youtubeアカウントにもなります)


ずは「マイプレイス」から。

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「マイマップ」に進み、「新しい地図の作成」をクリック。そうすると下の画面が出てくるので、「インポート」をクリック。

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「インポート」ウインドウが開いたら、下の画像の「選択」ボタンからさきほど作成したファイルを選択してください。

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すると、選択したファイルがアップロードされ、Google Mapにポイントデータが取り込まれました。

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地図上に、自分が書き込んだ図形などのデータが反映されていることが確認できますね。
このままでは見にくいですが、地図を「航空写真」に変更するとイメージしやすくなります。


【アップロードしたデータをスマホで見る】

スマホの「Google Map」を開きます。地図は「航空写真」モードにすることをオススメします。
*スマホでもGoogleアカウントのログインが必要です(一度ログインすればログイン状態を保持できるので、それほど面倒ではありません)。

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*スマホの「Google Earth」でも自作データは見られるのですが、アプリのバージョンによっては自分の現在位置表示がリアルタイムに追随してくれません。海の上では自船の位置が正確でないと使い物にならないため、「Google Map」を使用しています。


「マイプレイス」から「マップ」を指定すると、先ほどアップロードしたマップデータの名前が表示されます。

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ここで、作成したデータの名前を選択すると・・・。

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きちんと自作したポイントデータが表示されました!
海の上で「マップ」からこのデータを選択すれば、ちゃんと自船の現在位置表示が表れ、行きたい場所へのナビにすることができます。



🏁🏁🏁



今回は自分の妄想の適当なエリアしか書き込んでいませんが、事前に海図を調べて根や瀬、等深線などを書き込んでデータ化すれば、より精緻なポイントデータを作成することができます。

また、別途釣行当日の航跡ログを取得すれば、オリジナルポイントデータを書き加えていくこともできます。

好きな海のポイントデータが蓄積されてきて、自作マップが成長していくのとっても楽しいものです♪

手漕ぎボート釣りの敷居を下げてくれて、楽しみも増やしてくれるパソコンとスマホの便利なコンビネーション。

楽しみが広がりますね!😃

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気合を入れれば複雑な図形や線も書き込めます!情報満載のオリジナルマップを作っちゃいましょう♪


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