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2023年5月28日 (日)

【釣行記】令和5年5月26日(金)京急大津・石田ボートさん

今年4回目の出撃。贅沢な平日釣行です!
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今回は珍しく(?)良い天候でした。
風は適度に吹き、日差しもそれほど強くなく、気温も過ごしやすい。
おまけに潮汐も8時間も続く下げ潮で予想しやすそう。

絶好の釣り日和!

それが、まさかあんなに展開になるとは・・・。



🏁🏁🏁



今年は手漕ぎボート13年目にして初めてタチウオを目標に入れてます。
まだシーズンには早いと思いますが、テストも兼ねて大津でタチウオ狙いをしてみることにしました。

ただし、お試しなので朝2時間の制限付き。その後は、アジを狙いながら鯛類の気配を求めていく作戦。

アジが難しい時期ですが、たぶんなんとかなるでしょう。


・・・などと高をくくっていた時期が僕にもありました。

いやあ、今回のアジは本当に難しかった・・・。
10年以上振りの「大津でアジ坊主」が目の前でした。

正直、タチウオ狙いテストの気持ちはどっかに吹っ飛んでしまいました(^_^;。



🏁🏁🏁



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朝5:30の大津。日が高くなりました。


平日だけあって、岸払い前の大津港のスベリに並んだボートは一桁。

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今日は11番艇。謎の「ちょうどいい感じ」があります。


朝方の石田丸さんのお話では、タチウオはたまに釣れるけれど、狙うにはまだ早いとのこと。

以前は5月末といえば大鯖が入ってくる季節だったと思いますが、近年はあまり聞きません。
(観音崎には回ってきているようなので、来週あたり大津にも入ってくるかも?)



🏁🏁🏁



それでは早速、釣りのご報告です。
最近トラブル続きで省略がちだったGPSログからスタート!

【GPSログ&ダイジェスト】

20230526log
東から流れ込む潮を求めて移動し続けた軌跡(移動回数7回・移動距離6km)

満潮7:19、干潮15:06、潮汐差111cm。小潮ですが、春の下げ潮。潮汐差も大きいので、沖の本流では強い潮が流れると思いました。
そうなると反転流が発生しやすいので、どこかで東からの潮に変わるはずです。その時間は早くて9:30、遅くて11:00と予想しました。

でも実際はなかなか潮が流れず大外れ。頭を悩ませながら、結果として大津の海を西端から東端まで横断してしまいました。


①ヤマダ電機前 AM7:15
まずはタチウオ狙いです。根の南側に入りました。沖から入る潮が平成港にぶつかるときに良いポイントと思います。魚の切り身のテンビン仕掛けで誘いましたが、エサに触る存在は現れませんでした。潮が弱く、ポイントに合ってないと感じたので、ちょっと小移動することに。

②ヤマダ電機沖 AM7:45
根の東側に入り直してみました。しかし魚の気配はここでも感じられません。タチウオは諦め、予定より少し早めにアジ狙いに移行することにします。

③富士山出し北側 AM8:45
北からの潮を考えて場所取りしましたが、エサが綺麗に戻ってきます。どうも底潮がほとんど流れていないようで潮の判断がつきません。様子をみながらしばらく粘りました。結局ヒントすらつかめず。潮が変わるかもしれない予想時間(9:30)に合わせて移動します。

④海底遺跡 AM9:30
やや東側に入りました。仕掛けを入れてすぐアタリがありましたがキュウセンベラでした(リリース)。その次はミニカサゴちゃん(リリース)。

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海底遺跡では定番のミニカサゴちゃん。


エサ取りはいますがアジが来ません。30mほど西にいる方が魚を揚げているのを目撃しましたが、キスだったようです。

9:30を過ぎても潮は流れ出さず、東からの潮が入る気配はありません。そうこうしていると10時過ぎ、表層で弱い西からの潮が流れだしました。これは予想を外したかもしれません。まだ底潮が同調するかわかりませんが、とりあえずより明確な潮を求めて沖に移動することに。

⑤中根西側 AM10:30
北西に向かってカケ下がる斜面にアンカリング。仕掛けを入れてコマセを撒くと弱いアタリ。揚げてみるとリュウグウハゼちゃんでした。

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この幼い感じが可愛いんですよね。時期によってはとても綺麗な色になります。


その後、潮と風に煽られてボートが扇状に移動してしまいました。途端にエサ取りの気配も消え、エサが毎回綺麗に戻ってくるように。魚探の水深は23mですが、実際のラインでは25.5m。どうやら少し斜めに入った仕掛けが根の峰を越え、潮裏に入ってしまっているようです。アンカーを打ち直しても良いのですが、遅くても11:00には東からの潮に変わる予想なので、見切りをつけて移動することに。

⑥武山出し東側 AM11:15
先に入っている方がいたので、少し南寄りに入りました。その方に声をかけたところ「全然ダメです」とのお答え。これから潮が変われば良くなるはずのポイントなので、一緒に釣れ出すといいな、と思いました。

真鯛狙いの竿も出し、2本竿態勢で臨みます。しかし、仕掛けを入れても潮の流れが感じられません。表層の潮が南風に煽られて吹送流になってきたことが更に分かりにくさを増しています。エサ取りはいるようですが、コマセを撒いてもアタリなし。しばらく粘っても、来たのはミニカサゴとリュウグウハゼちゃんだけ。どうやら予想は完全に外れてしまったようです。

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あぁ、富士山が綺麗だなぁ(現実逃避)


時計を見るともうすぐ12時。いたずらに過ぎていく時間(海の上の時間って、本当に過ぎるのが早いですよね)。「今日はダメかも・・・」そんなネガティブな思いが去来します。

でも、せっかくの海の上の貴重な時間。ムダに過ごすのはもったいない。
ギリギリまで悪あがきをすることにしました(ベストを尽くす、って言ったほうが綺麗かな?)。

⑦五ッ根中央部 PM0:15
久しぶりの五ッ根です。船外機船の方が先に入られていたので少し北側にアンカリング。しかし、釣り始めても相変わらず潮がわかりませんし、アタリもありません。エサも綺麗に帰ってきます。

いよいよタイムアップが迫ります。夕飯のおかずを待つ家族になんて言い訳しようかなぁ、と考えてる自分がいました。
最後の意地として、東側からの潮に対応できる位置に移動することにしました。

⑧五ッ根南側 PM0:45
時間的に最後になるポイントです。五ッ根の南側に入りました。残りのコマセを大盤振る舞いして底にコマセの絨毯を敷きます。いつもの倍のペースで撒きました。
しかし、ウィリー4投してもアタリはありません。近くに魚がいれば4投以内にはアタリがあるはずです。時計を見ると、いつもの沖あがり時刻である1時を過ぎていました。ついに万策尽き果てる。アジボウズです・・・。

家族にLINEを打ちます「ごめんなさい。釣れませんでした」

早く帰る理由もないので、1時半までは頑張ろうと思い、仕掛けを打ち返します。

すると、まさにLINEを打ち終えた直後の1投で、突然竿先が絞り込まれました!

元気に竿先が叩かれます。超丁寧(笑)にリーリングして慎重に取り込むと、まさかの良型マアジ!25cm級です!!

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ちょっと後光がさして見えるマアジちゃん。良型です!


やりました!!!

すかさず潮を確認してみると、弱いながらも東からの潮が流れだしたようです。

ようやく、やっと潮を捉えました!でも、ここで魚を散らしたら最悪。ウィリーの利点を最大限活かして早い打ち返しをします。仕掛けを入れ、アタリがなくても30秒で入れ直し。

すると、またアタリが出ました!同じような良型です。

時刻は1:15。
石田丸さんの帰港指定時間の3時を考えると、最大であと1時間あります。

これはイケる!!

やがて、ポツポツとしたアタリが2投おきに、そして最終的には入れ食いではないものの、毎投出るようになりました。時間が無いのでやりとりに集中して丁寧に丁寧にリーリングします。1匹も無駄にはできません。
(それでも途中下車や目の前で落とした魚が4~5匹は出てしまいましたが・・・)

そんな途中、こんなのが釣れた時はめまいがしました。

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ひぃぃ。か、勘弁してください(懇願)。


その時だけ2分ほどの間をあけてから仕掛けを入れ直したところ、幸いにも被害は続きませんでした。

最終的に、タイムアップの瞬間に15匹目をキャッチ!

なんとか夕飯のおかずを確保することができました。

途中、なかなか浮いてこない魚がいて、一瞬小さめの黒鯛かと疑いましたが30cmのマアジでした。同じような強い引きがもう一度ありましたが、途中下車だったのが悔やまれます。

あと、最後の1時間はメチャクチャ忙しく、バケツから氷締めクーラーにアジを移すときに2匹も投げ損なってボートの外にポチャンしてしまったのも超悔やまれます(笑


急いで後片付けをして、大津港のスベリに帰港した時刻は2:55。こんなギリギリの帰着は初めてのことでした。



🏁🏁🏁



釣果:マアジ15(23~30cm)+α
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良型揃いでおかずには十分。釣れてくれて本当にありがとう!


潮の予想は大外しでしたが、最後に張った意地が無駄にならずに結果につながったのは、とても幸運でした。

今回の教訓は下げ潮の強さを読み違えたことです。
春の下げ潮で潮汐差100cm超とはいえ「小潮」で「8時間も続く下げ潮」であれば、力強い潮にはならないこともあると覚えておこうと思います。



🏁🏁🏁



潮の話はあくまで僕個人の妄想の範疇です。あまり真に受けずに読み流してもらえるとちょうど良いと思います。
(潮のことを考えなくても、7回も移動すればアジが見つかって不思議はありません)

でも潮の話は、僕のような釣行の少ない釣り人の「陸上での妄想材料」としてはとても楽しいものです♪

潮は生きている、流れは生命力を運んでいる。
そんな風に考えると、海の上で潮のとの出会いにも一期一会を感じることができます。

海に、潮に、1番近い釣り。そんな手漕ぎボート釣りが大好きです!


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やはりアジは美味しいし、面白いですね。



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コメント

HEPPOさんすごい!おめでとうございます。アジの渋い日に、探して探してついに見つけたのですね。7回もポイント移動したらアンカーの上げ下げで体力の限界になりそうです。大津にはたくさん通ってますが、実は五つ根は行ったことがありません。以前は夏場に絶好調だった排水溝前が近年はイマイチなので、もしかすると今年の夏は五つ根がよいかもしれないですね。貴重な情報ありがとうございます。

> paiatown2013さん
コメントありがとうございます!

今回は確かに体力勝負だったかもです(^_^;)。
漕ぐ距離だけなら恒例の海苔棚測位の時の半分でしたが、アンカーは細かい打ち直しも含めて10回は上げ下げしました。

手漕ぎボート釣りでは体力維持もやはり大事かもしれませんね。

五ッ根ですが、僕は好きな根です。大津の他の根とは少し違う雰囲気があって、何度か救われた経験があります。水深が浅めなので、当たった時は手返しが早いのも助かるところです。

ぜひPaiatownさんも機会があれば覗いてみてください。比較的岸に近いので、南風が強い時の退避場所としてもオススメですよ(^。^)b。

アジを探して、大津1周ツアー!
お疲れ様でした(*^^*)

実は、私もアジを探して伊勢町1周ツアーをしたことがあります。
やはり、最後は五つ根で15匹位お持ち帰りの5、6匹落とすパターン^^;
どうも毎年、春のアジは岸から離れすぎてもダメみたいです。
五つ根、奥が深くて、かけ下がりも多い海底のフィリピンみたいな場所ですね(*^^*)

> APさん
コメントありがとうございます!

伊勢町側からの終着点も五ッ根だったというのはまた興味深いですね!

五ッ根の東側は竿を入れたことがないんですが、魚探で地形を見た回ったことがあります。たしかになだらかな駆け上がりや馬の背などの変化が多かったです。

なんとなくですが、意外性がある根としていつも気になります(^-^;)。

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