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2023年3月12日 (日)

【釣行記】令和5年3月11日(土)京急大津・石田ボートさん

今年も悪天候との闘い(負け戦)。やっと2回目の出撃です。

Img_4072

いやはや、今回は(も?)つらい釣りでした。
ある面では、いままでの釣り人生で1番の地獄のような日。本当につらかった・・・。

さておき、まずは近況から。


本当になかなか出撃チャンスがつかめません。
空いている週末は強風。穏やかそうな週末は他の予定がキッチリ入っているという運の無さは健在。

休暇を取っての平日釣行も企んでいたんですが、平日までまったく同じ状況です・・・。

予定では冬の間に平日に長井に行ってダンゴ釣りのリハビリをするつもりだったんですが、もしかして・・・もう春?(汗



🏁🏁🏁



近況報告が愚痴っぽくなってしまいましたが、冷静に考えるといつもの自分です。

・・・気を取り直してまいりましょう。

平日はチャンスがありませんでしたが、やっと出られそうな週末に当たりました!

新仕掛けのテストと黒鯛ちゃん・ヒラメちゃんとの出会いを求めて、大津に行ってまいりました。

しかし、今回は本当につらい釣りでした。釣りは前半の展開が、そして後半は体調的に。

もう少しで、とてもブログには書けない展開になるところでした・・・(涙目。



🏁🏁🏁



さて、つらい部分を精緻に書くと読むに堪えなくなってしまうので、そういうのは軽~く流そうと思います。
(そうすると、今回の釣りはほとんど中身がなくなってしまいそうですが・・・)


【実釣ダイジェスト】

今回の釣りに臨んだ心積もり。

・新仕掛けのテスト(新しいウィリー)。
・前回の反省を活かしてのポイント選定(フグと海中ロープを克服したい)。
・下げ潮の釣りなので、どのくらい春の潮になっているかの確認。

釣り時間中ずっと下げ潮ですが、本格的な春の下げ潮であれば潮五分くらいでガラッと潮が変わるはずです。
(朝から北西からの潮、ガラッと変わると伊勢町側から入ってきて猿島方向に流れる潮)

Img_4070
壮観!まるでお祭りのようです!


土曜日朝7時前の大津港の姿。すごい光景!(@。@)
まだ朝は寒い時期ですが、手漕ぎボート釣り好きの方々の熱気はすごいです。



朝イチはまず沖の海苔棚3枚目の南東角からちょっだけ離れたところに入りました。狙いは武山出し北側の深場の際。沖の海苔棚のロープを避ける位置でもあります。

仕掛けを入れてみると、岸のほうに向けてサーッと流されます。まだ下げ一分くらいなのに、めっちゃ潮が早い!北西からの流れなので、方向は想定通り。期待に胸を膨らませて釣りを開始。

右舷に胴突きウィリー仕掛け、左舷にビシウィリー仕掛け。

ところが、第1投で胴突き仕掛けが海中ロープにやられてしまいました。かなり深いところ。どうやら、中段の海苔棚から伸びているロープのようです。これじゃ武山の沖側が攻められないじゃん!

左舷のウィリー仕掛けはロープに掛からなかったので、しばらく左舷に集中。

すると、4投目にアタリが!

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良型のマアジちゃん。よし!出足は好調(?)

その2投後、ちょっと重くて鈍い引きの魚が掛かりました。

Img_4063
お久しぶりのイチモチくん

イチモチはすごく久しぶり。いままでどこ行ってたの???

*調べてみたら、大津の手漕ぎボートでは8年振り(!)たぶん、ウィリーで仕掛けを浮かせてアジを釣るスタイルになったせいで、底ものと縁遠くなっていたんだと思います。最近、黒鯛を意識して仕掛けを底に這わせることが多くなったので、きっとまた縁が近くなるかも?

しかし、次のアタリの際、ウィリー仕掛けのほうも海中ロープにやられてしまいました。魚はいるのに、このポイントはもうダメ。海中ロープは本当に嫌いです・・・。

移動先をかなり悩みましたが、潮が変わったあとに魚が通るポイントとして、沖の3枚目の北西角付近にしました。沖側なので、中段の棚のロープの心配はありません。幸い沖の3枚目は先客もまばらだったので、うまく入ることができました。

気を取り直して実釣再スタート。

先ほどと同じく、胴突きウィリー仕掛けとビシウィリー仕掛けを投入。コマセを積極的に撒きます。

しかし、アタリどころか、エサがそのまま戻ってくる状態が続きます。やはり、潮が変わるまでは魚の気配がないようです。

ここからは辛抱の時間。

僕の釣りスタイルでは結構あることなんですが、潮が変わるまでの間、じっと耐え忍ぶ必要があります。

もし、潮の予想が外れてしまったら、その日の釣りはもうアウト。そんな恐ろしいリスクと向き合わないといけません。

しかも、仮に潮が予想通りに変わるとしても、その時間が外れることが多いんです。辛抱を切らして移動をしたら、その直後に潮が変わって時合いを逃してしまった、という経験も何度かあります。

僕の予想では、潮が変わるのは10:00頃。

しかし、無情にもその時間は何事もなく過ぎてしまいした。10:30になっても相変わらず北西からの潮。少し緩んだような気はしますが、確信は持てません。

もう2時間以上もまったくアタリがありません。クーラーボックスにはアジとイチモチが1匹ずつのみ。大ピンチ!!

ここで、さらなる地獄の足音が聞こえてきました。

腹痛です。

ヤバい。いったん岸に戻るべき???

どんどん激しくなるお腹の痛み。

こ、これは手漕ぎボート釣り人生12年で初の生理現象的危機!???

頭の中に、先輩方から聞いた対処方法の言い伝えが蘇ります。しかし、こんな衆人環視の中、かつ海苔の養殖棚の近くで、そんな上手い対処があるはずないよ!!(涙

意を決して、「根性で我慢する」を選択!

ここから、腹痛に身を悶えながらの苦行釣りが始まります。

Img_4071
つらさを紛らす全然関係ない話。泳がせもきっちり出してます。超軽量竿掛けも活躍中!


潮の予想が外れたなら外れたで、対処はあります。

でも、外れたのか遅れているだけなのか判断できないときは、有効な対処を決められません。

頭を悩ませた結果、11時までに潮が変わらなければ、外れたと判断することにしました。

10:50頃、一瞬潮が止まったような感じになりました。しかし、すぐにまた緩い北西からの潮に戻りました。やはり、今日はこのまま北西からの潮が続くような気がしてきます。

しかし、そんなネガティブな雰囲気の最中、突然ウィリー胴突きの竿先が海面にダイブ!

慌てて竿を取ると、ズッシリと重い手応えと重厚な首振り。2度目の突っ込みでは数mのラインが引き出されました。

これは大物。それも今日の本命の可能性が!

4mある胴突き仕掛けの1番下のウィリーに食いついていたのは・・・。

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全体に淡いゴールドをまとった美人さん。


やはり黒鯛でした!やった!!

腹痛に身を悶えながらの取り込みだったので、喜ぶことも脳天締めをすることもできませんでした。

エラを切って血抜きをするのがやっと。

黒鯛ちゃん、釣れてくれてありがとう!長く苦しませてしまってゴメン!!

時計を見ると10:55。

この日の潮変わりの先触れはアジではなく、この黒鯛でした。

直後の11:00頃に潮が再び止まり、ほどなくゆっくりと猿島方向に流れ出しました。潮変わりが予想より遅れていただけだったようです。諦めて移動するギリギリのタイミングでした。良かった・・・。

そしてその潮とともに、アジのアタリが出始めました。

アジの型が小さめなせいか、途中下車が半分以上を占めてしまいましたが、1時間半ほどかけてなんとかツ抜け。

しかし12:30頃、腹痛のエスカレートがピークに達し、強烈な脈動となってお尻に打撃を送ってくるようになりました。

・・・もう、・・・限界・・・!!!


それから、記憶が若干途切れ途切れになるほどの激痛と戦いながら、納竿・後片付け。

そして本当の地獄だったのは港までの帰り道です。ボートを漕ぐという行為が、どれほどお尻を刺激するものなのかいうことを初めて尻ました。

まさに・・・、地獄・・・っ!!!

かつてないスローペースでノロノロと港に向かう一艘のボート。港がこんなに遠い場所だったなんて・・・。
(南風が吹いていなくて本当に良かった)

しかし万策尽きたかというタイミングで、お尻への刺激を軽減する漕法を発見したこともあり、ギリ(本当にギリギリ)で事なきを得ました。

Img_4068
帰路が凪の海で本当に良かった・・・。


港のスベリで出迎えてくれた石田丸の女将さんに伝えた最初の言葉は・・・。

「黒鯛が1枚。でもまずトイレに行ってきて良いですか?」

トイレに向かう際も、歩くのがやっとでした。

めでたしめでたし。

(何がやねんっ!)



🏁🏁🏁



自分の名誉のために書いておきますが、お尻は完封しています。

押し出しによる失点とかは発生していません。


本当に苦しい闘いでした・・・。

始めて自分をほめてあげたいと思いました。


・・・え?なんですか??

最初に「つらい話は軽~く流して書く」と言ったのに、全然腹痛のくだりが軽くないって?

いえ、これでも相当軽く書いてるんです!

それだけ、現実の今回の釣りはつらかったということです・・・(泣


🏁🏁🏁



釣果:黒鯛1(47cm)、マアジ13(13~23cm)、イシモチ1(30cm)

Img_4053



黒鯛のサイズ。石田丸さんの計測では「50cm・2kg」でしたが、帰宅後の自家計測では「47cm」。

もし年無しであれば今年の目標魚がひとつクリアだったんですが、残念ながら及ばず。



🏁🏁🏁



今回の釣りは運よく潮変わりの時合を掴めたことに尽きますが、それまでは海中ロープから逃れられず厳しいものでした。

黒鯛ちゃんが掛かってくれなければ寂しい結果でした・・・。

ただ、黒鯛が掛かったのが初投入の胴突きウィリー仕掛けだったことが収穫です(下2つのウィリーにはオキアミを装餌)。

もっともっと試してみたい欲が出てきてしまいます。なんとか出撃回数を増やしたいものですね。

ピンチのあとにはチャンスあり。次の釣りに期待です!!!

 

 

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