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2020年6月30日 (火)

【釣行記】令和2年6月28日糸島・玄海マリーナさん

福岡赴任後、初の手漕ぎボート釣行です❗

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やっと福岡の海にご挨拶してくるすることができました。

九州での初の沖釣りとしては物足りない釣りだったんですが、梅雨時の晴れ間から糸島の海や田園風景の美しい景色を楽しむことができました。


それでは、早速当日の様子をご報告します!

いつもと同じように、ダイジェスト+Q&A形式で行ってみたいと思います。



🏁🏁🏁



【GPSログ&ダイジェスト】

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玄海マリーナさんの手漕ぎボートのアンカーロープは約12~13m。キス釣りを想定した水深7~8mでのアンカリング用でした。今回は海底地形を見ながらあっちこっちと移動していますが、すべて水深は9m以浅です。


①玄海マリーナさん正面のカキ棚

玄海マリーナさんのスベリや桟橋がある船越湾にはカキ棚がたくさん浮いています。アジ狙いでは、これらのカキ棚がすべてポイントだそうです。また、漁師さんの作業の邪魔をしない限り、カキ棚への係留OK。楽ちんで良いですね。

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念のために係留具を持ってきていて正解でした♪

 

まずは近いところに係留。水深は約8m。潮の流れがほとんどないのでサビキ仕掛けを選択。投入すると、いきなり穂先が震えます!あがってきたのはアジゴ。次の1投げも同じ。いきなりアジゴの入れ喰いです。

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見事な鈴なり!!

 

呆れるほど釣れ続くのですが、判を押したように唐揚げサイズなので、50匹ほど釣ったところでポイントを変えることにしました。

*アジゴは捌きやすいので中途半端なサイズより嬉しい面もありますよね。それにしても、いくらでも釣れる感じでした。
*コマセ無しでも釣れそうで、何度か試しましたが釣れませんでした(笑
*フグもたくさん寄ってきましたが、ここのフグはおとなしいのか、ハリスも切られないしアジも散りませんでした。
 (コマセカゴと一緒に何匹もフグが浮上してくるので気持ちワルイ)


②西にある造りの違うカキ棚群

一番沖目にあるカキ棚に係留。ここも水深は約8mですが、海の様子の違いに驚きました。先程とは海の色がまったく異なり、ひどい土色の濁りが入っていました。また、東にある岬に向かってしっかりした潮の流れがあります。この濁りは前日までの雨の影響でしょうか。

流れがあると型の良いアジから先にコマセに寄って来ることもあり、期待して一投目。しかし、しばらく誘っても反応はありません。2本目としてビシ竿の準備に入ります。すると準備中、サビキ竿にガツンとしたアタリがきました。

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このヒレの色を見てください。立派な黄アジです!


狙い通りのサイズアップ!20cmクラスです。

ここではアタリは少ないものの、20cmクラスのアジが6匹ほど続きました。
しかしそのあとはアジゴにサイズダウン・・・。そこで、釣り方を変えてみることにしました。


図のポイントには数えてませんが、この後、東の方にある岬の沖の岩礁帯を見て回り、見つけた根に向かってNSを流してみました。
しかし、いかんせん水深が足りず()、すぐに仕掛けが着底してしまってベラやヒトデに遊ばれただけでした。

*水深6mから、頂上水深3.8mの根に向かって挑戦。



③岬の沖の馬の背

NSをあきらめ、アジゴ泳がせでのヒラメ狙いに絞ることにしました。風と潮がおおむね一致しているので、ボートを流しながら広範囲を狙います。
(バケツのアジが昇天してしまっていたため、いったんカキ棚に戻りアジゴを数匹調達。新鮮な餌アジがを手に入れるのが簡単!)


水深8.8mからスタート。

ボートはゆっくり東南東に流れます。岬の沖の馬の瀬(水深4.8m)を超えたあたりの水深5m付近でアジが暴れ始めました。慎重に様子を見ていると、穂先が引き込まれました!

ライン少し出しながら一呼吸おき、アワセを入れると何かがヒット!

しかしあまり重量感がありません・・・。

アジくんに食いついたのは、コイツでした。

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練り物にすると美味しいと評判のエソくん。すり鉢をまだ持ってないので今回はリリース。

35cmくらいのエソ。うーむ、残念!

ソゲならよかったのに・・・。

しかしエソくん、ダテに口が大きいわけじゃないんですね。

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蛇に似てると評判のエソくん。にらまれてコワいのでやっぱりリリース。


この後、最後の望みを託しながら流し泳がせ釣りを続けましたが、ヒットしたのは再度のエソくんだけでした。
タナを上げようにもサルカンが穂先ガイドに当たるほどの浅い水深。ちょっと厳しいラインでした・・・。

PM3:00に沖上がり。

 

福岡での手漕ぎボート初釣行でのお持ち帰りはアジくんのみ。
「九州での沖釣りデビュー」としては、ちょっと平和過ぎる1日となりました。


🏁🏁🏁


釣果:マアジ61(中アジ6、あとはアジゴ)+α

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照明の色が悪くてすみません。無理やり黄色っぽくしようとしたワケじゃないですよ。


カキ棚に付いているだけあって、みんなヒレが黄色です。

アジの釣果は嬉しいですが、やはり大物が1本欲しいところでした。




🏁🏁🏁




【補足Q&A】

Q.玄海マリーナさんはどんなところだった?
A.近くには綺麗な海と美しい緑の田園風景が広がる、素晴らしい立地のマリーナさんです。

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この写真に写っている「砂地に岩礁が点在」という海底地形が広大に続いているようです。

 

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陸上保管の船がたくさん。保管料も関東に比べるとかなりリーズナブルのよう。

 

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手漕ぎボートは1日借りて1艘3300円(税込)。レンタル時間が9時からということで、早起きが要らず朝がとてもラクです。その分帰港時間が16時なのも助かります。手漕ぎボートはスノコがなく、漕ぐときに足を踏ん張るためには工夫が必要です。アンカーロープの長さは約12~13m。ボートの縁は大津の石田丸さんと同じ内巻きタイプでした。餌やコマセの販売は無し。ゴミはすべて自身での持ち帰りが必要です。

駐車場は広くて停めやすいです(Google Earthで見ても駐車場の広さが目立ちます)
レンタル用の手漕ぎボートは2艘だけに見えました(他にも保管されているものがあるかもしれません)。マリーナ業務とヤマハシースタイル、船外機ボートのレンタルがメインのようです。受付をしてくれた男性は人当りの良い方でした。手漕ぎボートのレンタル時間は9時からというアナウンスですが、準備ができていれば9時前でも早めにスタートさせてくださるようです。

 

周辺の手漕ぎエリアにはたくさんのカキ棚が浮いているんですが、驚いたことにどこに行っても水深約8mと変わりがありません、海底は砂地メインで岩礁が点在する地形です。東の岬の沖には水深5mを切る岩礁帯の馬の背があり、魚影も濃いようですが、いかんせん浅すぎてボートでは狙いにくいです。

南側の対岸にあるカキ棚くらいまでなら問題なく足を延ばせそう(約1.6km)ですが、水深はそう変わらなさそうです(潮当たりの違いには期待できますが)


重要な情報がひとつ。
ここでは「チヌのかかり釣り」ができます。

カキ棚に係留OKなので、本当の「係り釣り」です。アジの魚影の濃さからも、ヒラメ狙いの泳がせ竿を出しながらダンゴ釣りでチヌを狙う2刀流ができそうです。


ただ、全体的な雰囲気として、「九州の沖釣り」のイメージとは違って、身近で平和な釣り場という感じでした。やはり「九州の釣り」を体感するにはエンジン付きボートを借りる必要がありそうです。

ひとつ気が付いたことがあります。貸ボートの受付時、「2人ですね」と言われたので「1人です」と答えたら、ちょっと驚かれてしまいました。どうやらここではレンタルボートに1人で乗る人は珍しいようです(「友達が少ない人」と思われていたらどうしよう・・・。単身赴任してきたばかりなんです!)

 

Q.玄海マリーナさんまでの交通はどうしたの?
A.「タイムズカーシェア」サービスを利用しました。

玄海マリーナさんは公共交通機関では行くことができません。そこで、最近流行りのカーシェアを使いました。普通のレンタカーのほうが少し安い車種があるんですが、カーシェアサービスには24時間営業という便利な特徴があります。居宅から300mほど離れたとことにサービスステーションがあり、朝7時から12時間のパックを利用しました。夕方7時までに返却すれば良いので、ちょうど良いですね。

利用方法はネット上に動画で詳しく紹介されていて、わかりやすかったです。

ひとつ気を使ったのは、海釣りタックルの放つ「におい」です。車が海水臭くなってしまったり、コマセ臭が付いてしまったりしたら次のお客さんに大迷惑なので、細心の注意を払いました。なんとか、気にならない程度に収められたと思います。

ちなみに12時間パックの利用料金は6,490円。それに距離料金が832円(52km分)で、合計7,332円でした。正直、なかなか痛いコストです。このコストだと、今の生活予算では出られて月に1回という感じですね。

しかし釣行方法が確立できたのはとても有難く、進歩しているカーシェアサービスに心から感謝!

 

Q.釣れたアジの味はどうだった?
A.意外や意外!大津に匹敵する美味しさでした。

カキ棚は1年中あるようです。そのカキ棚に付いているせいか、釣れるアジのヒレはみんな「真っ黄ッ黄」!完全な黄アジでした。食べてみても、まるで大津アジを食べているような感じ。本当に同じような美味しさでした。

今回、中アジはお刺身。アジゴ(唐揚げサイズ)は唐揚げと南蛮漬けにしました。1人暮らしなので南蛮漬けは2週間分くらいありそうです(笑

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1人暮らしなので、こんな南蛮漬けサイドディッシュが2週間くらい続きそうです。

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揚げ立てから揚げのソース丼。単身赴任サラリーマンっぽい一皿(?)
お刺身もたくさん食べましたが、写真を撮り忘れてしまいました。


釣りは平和で物足りなかったと書いてしまいましたが、このアジの美味しさはとりあえず「アリ」ですね!



🏁🏁🏁



さて、今回はいろいろな意味で今の居宅からの釣行が確立できたことが収穫です。

これから、定期的に出撃して九州の海の様々な表情を見られるように頑張ります♪


とはいえ、どうやら来週にも梅雨明けかという九州北部地方。いよいよ夏の到来ですね!夏の釣りは経験不足なのですが、秋の本格シーズンに向けてしっかり情報を集めながら経験を積んでいきたいと思います。

玄界灘の海の神様、初釣行での美味しい海の恵みに感謝いたします。
これからどうぞ、よろしくお願いいたします❗


 

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コメント

HEPPOさん、おはようございます。

待ちに待った釣行記事、わくわくしながら読ませていただきました。
天気に恵まれフラットな海域で平和な釣り、HEPPOさんらしくはないですが
こちらも気持が和みます。

やはり、大津や観音崎のように首都圏から我こそはと
本格的な釣り師が集う釣り場ではないようですね。

マリーナの方とどんな話をされたかわかりませんが
多分、魚種や釣り方もまだまだ未開の部分があり
HEPPO さんが今後ヒラメを釣ったり、クロダイを釣ったりすると
びっくりされるように感じます。

HEPPO さんの、釣り魚料理初めてです。
単身赴任者とは思えない素晴らしい出来上がりですね。
これならこちらのご家族も安心でしょう。

新たな行動に出ると、そこからどんどんいろんな機会が増えて行くと思います。
今後が楽しみですね。

> 五目漁師さま
コメントありがとうございます!

やっと行って来れました。
ご指摘のとおりフラットで平和なエリアでした。

でも、これだけコアジがいれば必ずヒラメもいると思います(ソゲかもしれませんが)。ヒラメの深場⇆浅場の回遊力はとても高いですよね。

今はチヌのダンゴ釣りもできる時期ですが、困ったことに筏竿は東京に置きっぱなし(帰省時に持ってくるつもりが、コロナのお陰で一度も帰省できていないんです)。

天気次第ですが、近いうちにヒラメ狙いで再挑戦したいと思ってます。

料理はとても楽しいですね!
節約して釣り予算を捻出する為に始めた完全自炊ですが、今は料理自体がストレス解消になっています。

ただ、魚料理に関しては偉大過ぎる先達の皆さんがたくさんおられるので、正直なかなか写真を載せるのは勇気が入りますね(^o^;)。

おはようございます
福岡での初ボート釣り、楽しく読ませてもらいました
初めての海で、この釣果は流石です
何か一昔前の頃に似た釣りで、金田湾や岩井海岸での事を思い出しました
牡蠣棚に係留など、のどかでこんな場所が好きですね
また、小アジが群れているとなると
夢が広がります
今回はエソでしたが、青物が、こんなところに、と想う場所に回ってくるので
アジの泳がせ浮き釣りも楽しみなような気がします
水深も同じような岩井で、イナダ大漁もありました
アジ泳がせの見釣りです
今福岡も大雨で大変でしょうが
梅雨明けの釣りに期待しています
今夜も良い夢を見そうですね


> たけちゃん 様
コメントありがとうございます!

まだ他にも手漕ぎボートが借りられるところはありますが、キス・アジ・カワハギ、それに季節によってアオリイカといった釣りもののようで、水深的には大差がないようです。

そうなると、たけちゃんさんがおっしゃるとおり、コアジが多いこのエリアが有望ですね!

払い出しの潮になるようにカキ棚にボートを付け、ダンゴ釣りをしながら泳がせ竿を2本出し。
1本は直下、1本はウキ流し。そんな釣りが面白そうと思ってます(タイミングの悪いヒットで竿の始末に困りそうです(^o^;))。

秋になるとサワラの回遊はあるようです(近くの堤防からでも狙えるようですが・・・)。

しかし、秋の本格シーズンでは船外機船等を借りて玄界灘に本格的に乗り出すのも魅力的な選択肢になりますね♪予算の関係で回数は望めませんが、せっかく福岡にいるのでチャレンジしたいものです。


大雨ですが、おかげさまで僕の居宅付近には大きな影響は出ていません。ただ、九州全体で見るとここのところ毎年のように災害級の悪天候が続いていて、悲劇的な話が多く聞かれます。海水温が上昇していることが根本原因とすると一時の偶然ではないことになり、今後が不安です・・・。

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