【釣行記・KMLファイル公開】令和元年11月17日(日)京急大津・石田ボートさん
例年よりちょっと早めに海苔棚測位をしてきました!
海苔棚測位は僕の恒例イベント。
魚を釣るのと同じくらい「海を知る」ことが好きな僕にとって、正確な海苔棚ログはワラサ級の青物1本と同じくらいの価値があります。自宅で大津の海を妄想するには欠かせないツールなので、もしかしてワラサより大切かも?😖
さて、そうはいっても秋の釣りは貴重なので、ついつい海苔棚測位は後回しになってしまいます。例年は12月中~下旬。時には年をまたいでお正月になってしまったこともあります。
そんなこんなで、今年で9回目。
もう9年も経つんですね・・・。
🏁🏁🏁
では、ご報告に入ります!
Q.今回の海苔棚は、どんな感じだった?
A.こんな感じでした。
今回の即位作業はやたらと大変でした。
北風が強く、うねりも大きかったんです。ボートが木の葉のようにグルグルと大きく揺動し、腰への負担がかなりのものでした。わかりやすく言うと、乗馬運動のトレーニングマシンに3時間半も乗り続けていたような感じでした。
以前にも強風、うねりの状況で海苔棚測位をしたことはありますが、今回ほど大変ではなかったです。帰港時にボートに入っていた海水の量を考えると、今までで1番うねりが高かったのかもしれません。風が強いときは針路に風が合っている時にラクができて良いのですが、高いうねりは・・・どうにもいただけません。
さて、そんな「乗波運動」の産物である今回のGPSログです😃 。
昨年同様、沖と中段の海苔棚+近隣のブイを測位してきました。今回の海上移動距離は12.5km。
腰が辛かったので、後半の中断の海苔棚の測位作業では頂点3つのみの測位に変更しちゃいました・・・。
このログと当日の記憶から、Google Earth上で海苔棚の輪郭を起こしていきます。
3点測位で十分かも?次回からこっちにしようかな。
ブイの位置にはピン、海苔棚にはポリゴンで書き込んでいきます。
中段の8枚目と9枚目は目測です。大津から足を伸ばすことはなさそうな場所なのでご容赦を(^_^;
完成!これが今シーズンの海苔棚データです。
【完成したKMLファイル】
こちらからダウンロード可能です。
このファイルを「Google Earth」や「Google Map」にドラッグ&ドロップすれば、パソコンの前で大津の海を妄想する時にとっても便利ですよ♪
ほかのさまざまなGPSマップアプリなどでも使えることが多いと思いますが、アプリの種類やバージョンによっては表示させるのが面倒な場合があるかもしれません。
ほんの少しでもみなさんの笑顔やアイデアに繋がることがあったら、幸いです。
ダウンロード - ootsunoridana20191117.kml
上に置いてあるKMLファイルは著作権フリーです。ダウンロードしてご自由にお使いください。ただし、公に再配布する場合のみ、コメントかメールで予めお知らせください。また、漁業者の方々に迷惑となるような利用方法についてはお断りさせて頂きます。
※データは実測ですが、海苔棚は風や潮によって少し位置が動くので、あくまで目安とご理解ください(海苔棚は四方が固定されているので、ロープ1本で固定されている航路ブイ等と比較するとかなりズレが少ないと思います)。
【参考記事:過去の海苔棚位置計測データ】
🏁🏁🏁
今シーズンは沖の海苔棚が「7枚」、中段の海苔棚が「9枚」でした。昨年と比較すると沖の海苔棚が1枚減っています。中段の海苔棚の方の数は変わりありません。
しかし下の画像で見てみると分かるとおり、場所のズレ方がかなり大きいです。
特に沖側は、枚数が変わっているせいもあってか東にずれたり西にずれたりと規則性がありません。
中段の方が一様に東にずれているのですが、ズレの幅が大きいので注意が必要です。
大津の冬のポイントとして特に人気の高い3~6枚目に注目すると、5枚目と6枚目がほぼ海苔棚1枚分東にずれてしまっていますl。海苔棚を目印にされる場合は、昨年の東側の縁がほぼ西側の縁に相当することを覚えておくと良いかもしれません。
今回も、大津の主要な高根のイメージを重ねて見てみます。
いつも人気の沖の3~5枚目は、今年も深場まわりのねらい目として磐石な感じでしょうか。
中段の3~4枚目や7枚目は昨年とかなり異なる位置にありますが、面白いですね。冬のアジのポイントではありませんが、魚影は濃そうです。
🏁🏁🏁
Q.準備や作業のトラブルはなかったの?
A.今回は準備が原因のトラブルはありませんでした。
忘れ物も、バッテリー切れもしませんでしたし、ボート由来のトラブル(クラッチ不具合など)も無縁でした。腰が辛かったほかは、万事順調!
強いて挙げると、海が荒れていたせいで海苔棚のブイが見づらく、どこに海苔棚があるのか見つけ辛かったです。でも、今回は時期が早かったおかげで、まだ準備作業用の柵が立っている状態の海苔棚が2枚あったので助かりました。
柵が立っている状態の海苔棚。準備が進むとこの柵は撤去されます。
おまけとして、この日の風景をミニアルバム的に置いておきますね。
綺麗な朝焼けでした。
全部で10艘くらいだったかな?風が強かったせいか休日のわりに人手は少なかったです。
コレは確か航路右側2本目のブイ。
うまく写りませんでしたが、富士山がずっと綺麗に見えていました。
中根ブイ。
クロベ根の鉄柱を臨む。ウネリが高いことが分かりやすい写真ですね。
まだシーズンが早いので、収穫船はみかけませんでした。
イガイ根西ブイ。旗の色が違っていました。
🏁🏁🏁
Q.釣りはしなかったの?
A.竿を出したんですが、正味30分の釣りでした。
海苔棚の測位作業が終わったのは10時20分頃。風は収まり、海もやや穏やかになっていました。腰が壊れそうだったので、すぐにアンカーを落としてボートを停め、船底に横になって腰を伸ばしました。すると、アッという間に眠りに落ちてしまい、気が付いたら11時(^_^;)。
意識を取り戻して起き上がると、幸いなことに腰はかなり回復してました。12時に沖上がりするつもりなので時間はあまりありませんが、少しでも竿を出して魚の感触を求めることに。
海が穏やかで、伊勢町エリアに近い五ッ根付近。せっかくなので、滅多に行けないイガイ根周辺を調査してみることにしました。
イガイ根に行ってみると、船外機船の船団が形成されていてポイントに入れません。やむを得ず、さらに少し沖に出てアンカリングしました。魚探で見ると水深23m。今のアジを狙うには浅すぎると思いましたが、これ以上沖に出ると航路に入ってしまうので妥協です。底質は岩場ですが海底には藻のような何かがあるようです。
仕掛けを落とすと1発でアタリが!
久しぶりのベラッチョ。
君か!久しぶり(笑
その後、外道のオンパレード。
スズメっち。
グーフー。
ミニカサごん。
移動する時間もないので、12時までのひとときをこの場所で過ごしました。
アタリを楽しませてくれた魚たちに感謝しつつ、納竿。
🏁🏁🏁
Q.午後に何か予定があったの?
A.はい。とても心に残る貴重な時間に参加させてもらう機会がありました。
多くは申しませんが、先日亡くなった方が海に還られる時間にお伴させていただきました。
手漕ぎボート釣りと、人を楽しませることが何より大好きだった方。
太陽のように周囲を明るく照らしていた人らしく、その場にいなかった方々も含め、本当に大勢の方々からの感謝の言葉と思いにおくられてゆかれました。
ほかの沢山の方々とまったく同様に、僕も大さんと知り合えた幸運に心の底から感謝しています。
大さん、ありがとう。
どうか安らかにお眠りください。
お別れの海を飾る献花。
いつも僕たちを受け入れてくれる優しい海が、大さんの眠る海になりました。
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コメント
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え~と、だれもコメントしてませんが、私はしても宜しいでしょうか(^_^;)?
今年も海苔棚情報有り難うございます。
イガイ根、確かに船外機が居るのであとからは入りづらいです。
で、そんなときはどうするか?
イガイ根と岸の中間地点にアンカリングしてくださいませ。
小鯵、中鯵中心ですが必ず釣れます。
水深は25m±2mで何故か砂泥地。
でも、大、中、小の鯵が混じって釣れます。
潮の特徴は東からも西からも来たからも来る、潮のスクランブル交差点です。
お試しあれ(笑)
投稿: AP | 2019年12月 3日 (火) 22時46分
> APさん
コメントありがとうございます!
イガイ根と岸の中間ですね。有難うございます。
伊勢町エリアは大津より潮汐の本流が近く、かつ走水や観音崎ほど本流の影響がないので、興味シンシンです。地形も変化に富んでますよね♪
ますますボートの足が伸びてしまいます(笑
投稿: HEPPO | 2019年12月 5日 (木) 07時34分