【釣行記】平成30年9月20日(木)京急大津・石田ボートさん
4年ぶりの「9月釣行」に行ってまいりました

このブログを開設したのは2011年9月1日。
それだけでも9月は記念月です。
しかもその翌年以降、9月は好釣果に恵まれる月でした。
2012年9月 → 真鯛5枚(最大68cm)
2013年9月 → ワラサ64cm
2014年9月 → 真鯛60cm
水温が安定期に向かい始め、なおかつ大津の海にまだ海苔棚が入っておらず、ポイント選択が自由にできる時期。そんなイメージで、すっかり僕にとって特別な月になっています。
ところが、その後は持ち前の天候運の無さに加え、仕事が忙しくなったこともあって9月に出られない年が続きました。
2015年9月 → 出られず
2016年9月 → 出られず
2017年9月 → 出られず
正直、年間の釣行回数が伸びないことより「9月」に出られないことの方が残念でした。
そして今年。
やはり悪天候に祟られ、あっという間に日が過ぎていきます・・・。
しかしなんとか風の穏やかそうな予報の日を見つけ、無理やり有給を取って平日出撃することにしました。
(職場の迷惑も顧みず・・・)
今年の9月釣行はどうやらこの1回だけになりそうです。
本命は真鯛。
さて、良い釣りはできるのでしょうか・・・?
さて、いきなりですが今回の結果です。
釣果:マアジ21(うち37cm超が10本、最大40cm)

7本はリリース。7本はお世話になっている方々へ。お持ち帰りも7本でした(777?

今回は朝から真鯛のみに狙いを絞り、アジを数釣るつもりはありませんでした。
しかし真鯛は釣れず・・・、残念
今回は一度もポイント移動をしませんでした。
ご報告もQ&A形式のショートバージョンでサッパリいってみたいと思います。
Q.今回の狙いと作戦は?
A.真鯛狙い一本です
この時期は真鯛とワラサのどちらを狙うか悩みます。でも青物は昨年泳がせで良いサイズをゲットできた(仕立船ですが)ので、やや欲求に満たされ感が残ってます
。
そんな流れで、今の僕の欲求はとにかく真鯛ちゃんとの再会
迷い無しです。
若潮ですが、なかなかの潮汐差で良い潮が流れそう。しかもAM7:30の干潮からずっと上げ潮の釣り。釣り時間中の潮の流れが長く安定しそうなので、1箇所に腰を落ち着け、寄せ続ける釣りで行くことにしました。
Q.実際の釣況はどうだった?
A.できるだけ簡潔にご報告します
朝イチで向かったのはカサゴ根沖付近。カサゴ根からまっすぐ沖に出たあたり。中根とイガイ根の中間地点付近と言っても良いかもしれません。北風がやや強く海面もポチャポチャしていたので、到着まで30分以上かかってしまいました。
釣りを開始すると、魚の気配はまったく無し。潮は北北東からゆっくり流れています。
1時間くらいで潮が北西寄りに傾いてくると予想しているので、それまではガマンの時間。
しかし、エサの状態より気になったのは「濁り」です。海面下1mのビシがまったく見えません。相当な濁り具合です。
(上げ潮になればマシになるだろうと最初はあまり気にしなかったのですが・・・)
不安と戦いながらじっと待ち続けると、ようやく海が変わったのはAM8:40頃。
それまでウンともスンとも言わなかった竿先が突然、引き込まれました
結構な引きで揚がってきたのは40cm弱の大アジくん。

いつものことですが、最初の1匹が釣れるまでは不安でいっぱいです(^_^;)。
潮の流れをチェックしてみると、北北西からの潮になっています。
このアジくんは明確な時合の合図。気合を入れて真鯛狙いをスタートします
・・・しかしすぐに、アジ以外の魚の気配が無いことに気付きました。
2本竿でタナを探りますが、短めのハリスでは中アジ、長めのハリスでは大アジ。
底から中層まで、アジしかいません。
今回アジは狙っていないものの、AM9:30頃にはツ抜けしてしまいました。

2本針仕掛けを使ってみたら一荷に!
しかも釣れてくるうちの半分は40cmクラスの大アジです。
これには困りました。実は明日も朝早くから仕事で、今晩は準備もあるため、今日はあまり魚を捌く時間がないんです(>_<)。夕食前に捌ききれる分しか持ち帰れません。いつものようにアジが本命なら大歓迎だったんですが・・・(なんとも複雑な気分)。
AM9:30過ぎには竿を1本に絞りました。さらにAM10:00以降は針を飲んだアジ以外はリリースすることに。しかし、どういうわけか大アジに限って針を飲んでしまっています。

アタリに即合わせを入れても針を飲んでいて、リリース出来ません。なぜ???
仕掛けや誘いを変えながら、思いつく限りの工夫をしてみましたが、結局真鯛の気配を感じることは一度もなく、丸1日長い仕掛けでの大アジ釣りになってしましました。
PM0:00頃、予報通りに雨が本降りになってきたところで納竿。
今年の9月の釣りは残念ながら本命に会えずに終了です。
ただ、1日アタリが途切れなかったうえに大アジの引きは強く、時に真鯛かと間違うこともあったりして、楽しい釣りでした。
Q.アジだけが釣れた原因は?
A.過去最高クラスの「激濁り」だと思います。
海が1日茶色いままで、本当ひどい濁りでした。最近は都内での激しい集中豪雨も多かったので、この濁りもある程度予想すべきだったかもしれませんが、それでも予想をはるかに超える状況で、とても手に負える条件ではありませんでした。
アジは海の中の明るさの急激な変化には敏感に反応して隠れてしまいますが、明るさが長時間変わらなければ、ひどい濁りも関係なしに活発にエサを追い始める魚です(胃袋が小さいせいもあります)。おそらくこの時の海の中は濁りに弱い大型の捕食魚が不在で、アジ達の独壇場だったのかもしれません。
Q.9月の平日の大津の様子はどうだった?
A.ちょっとアルバムっぽく写真を並べておきますね。

5時半に現着すると、ちょうど日の出が迎えてくれました。綺麗です。

大津マンションも赤く染まっていました。

出船前。各ボート屋さん合計で、7艘でしょうか。平日らしい朝の表情ですね。
今日のミラクルは、五目漁師さんと弟さんとの行き逢いでした
僕も五目さんも近年は年に数回しか大津に来ないのに、なぜかお会いすることが多いです。しかも今回はご兄弟での釣行とのこと。貴重な機会にご一緒できて光栄でした。

五目漁師さんと弟さん。弟さんも相当ベテランのボート師さんとお見受けしました。朝のおしゃべりは楽しかったです(^o^)。

海上での五目さん。今回はコマセなしのルアー一本で来られてます。風の強い中、相当漕がれていました。凄い体力をお持ちです。

本降りの雨の中の帰路。びしょ濡れ。でも午前中いっぱいは釣りが出来て良かったです。
五目漁師さんはあのひどい激濁りの条件の中、ルアーでタチウオを4本も釣り上げられました。もの凄い釣果だと思います。
(五目さん&弟さん、お会いできて本当に嬉しかったです。不思議なご縁ですが、こんなに偶然は本当に大歓迎です)
さて、10月も良い季節ですが、今年はあいにく海外出張で週末が2回も潰れてしまう予定です。10月も1回出られれば良いほうかな・・・。
でも、チャンスがあれば今回のように無理をしてでも飛び出せるように準備は整えておきます。
次回はまた違う表情の海に出会える・・・。そう思うと、釣りはいつでも新鮮なドキドキを感じさせてくれますよね。
子供の頃と変わらないこの胸の高鳴りをくれる釣りが、大好きです
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コメント
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お疲れ様でした。
成る程、ヘッポーさんのマダイポイントはなかなかよさげな場所ですね?
私は大津ではガレ北、富士山北、中根とカサゴ根の間、武山北でしかマダイは釣れたことが無いです。どこも潮通しが良く、魚の通り道になってるという共通点が有ります。
今度狙わせていただきます(笑)。
青物は今年は遅れてますね?
もうそろそろイナダが入って来ても良い頃ですが、、。
相模湾でもあまり釣れてないので、今年は期待薄かも?
私はマダイ、アカムツと順調に消化出来ましたので、次はシマアジです。
けど台風が心配!(笑)
投稿: 腰痛持ち | 2018年9月23日 (日) 06時46分
> 腰痛持ちさん
コメントありがとうございます!
限られたチャンスに本命ちゃんに会えず、ちょっと悔しいです(^_^;)。
潮を考えると、よく大津エリアをはみ出した場所に行きたくなっちゃいます。
特にイガイ根は魅力的ですよね(^o^;)。でも大津のボートエリアはクロベ根の鉄柱と二又根の鉄柱を結んだラインまでと石田丸さんに聞いたことがあるので、そのラインは超えないように気をつけてます。
しかし、今年の大津も大アジが多いですね〜。
味の期待はせずに持ち帰ったんですが、お刺身の味は家族全員とも大アジの方が美味しい、という評価でした。
大アジはみんなお腹にラードが入ってたんですが、1本だけお腹の中を隙間なくラードが埋めている超メタボ個体がいました。取り出したラードを丸めたらピンポン玉より大きくなってビックリ!身の味もこれが1番でした。
大きいアジは必ずしも味のイメージが良くないかもですが、今年は結構当たりも多そうです!o(^o^)o
青物、今年は周りの海域でもまだ揚がってませんね。
でもたしか腰痛さんから、こんな年は釣れ始めると意外に長く釣れて、年が明けても狙えたりするというお話を聞いたことがある気がします。
そんな展開も面白そうですよね!(((o(*゚▽゚*)o)))
投稿: HEPPO | 2018年9月23日 (日) 21時40分
こんばんは!
茶色の濁りはプランクトン過剰かな?
泥だと白く濁ったりしますから。
それにしても、潮の読みが流石です。
自分も潮が濁ると、潮が動く場所は何処かと想像して釣りますが、朝から動かずを通せるのは潮の読みが確かだからだと思います。
私なら失敗して探し回る釣りになるかと思いますが、場を作るコマセの真鯛釣りは動くのは、最低限にしたいので潮読みは重要ですね。
タラレバの話になりますが、あと2時間続けていたら釣れたのではないか?
そんな気がします。
大鯵が長い方の仕掛けに来る、大津アルアルですね(^^)?
なぜかハリスの長さの違うビシ仕掛けを2本竿でだすと決まって長い方に大鯵がくる。
紛らわしいことに下に下に引くので鯛類?
と糠喜びやら、ドラグ緩めるやらして上がってきた大鯵を見て苦笑いしたこと、良く有ります。
今度は海外出張ですか?
赴任する日が来るかもしれません。
隙間時間のチャンスが有るときは釣りに行って後悔しないようにしておきましょうね(笑)!
また、次回のブログアップ楽しみにしてます(^o^)/
投稿: AP | 2018年9月25日 (火) 23時07分
おはようございます
やはりheppoさんらしいポイントの選定、釣りでしたね
私の場合中根で釣り、次のポイントがこの場所かもしれません
真鯛は音に敏感な魚でロープを張り始めた、今の時期は難しく
大原辺りではエンジンを切って釣る船もあります
また黒鯛も同じですが、真鯛はやや深い場所にいるので、黒鯛程では無く
黒鯛なら、このポイントの西寄りに好きな場所があります
釣りは偶然が多く、上手い釣り師でも、そう釣れるものでもありません
偶然と言えば五目漁師さんと2度も一緒とは驚きました
私などチャンスはあるものの、一度だけですね
まぁーそんな事ですが
この状況での大鯵は流石です
私も一月前、観音崎が同じでしたね
お疲れ様でした
投稿: 趣味人たけ | 2018年9月26日 (水) 08時49分
> APさん
コメントありがとうございます!
今回の濁りは本当に参りました。
まさか上げ5分を過ぎても変わらないとは思いませんでした。
今回の潮は予想通りだっただけに、悔しさもひとしお・・・という感じです(^_^;。
ただ、アジが釣れる場所と時間を見つけることは大物狙いの時の基本にも通じるので、
最近アジが安定的に釣れていることは、悪い材料ではないような気がします。
でも、今年はなんとかピンクの貴婦人さんに再会したいところですね。
青物病とはまた違う欲求不満を感じます
しかし今週末もまた台風の影響がありそうですね。
僕だけではなく、今年の週末の天候に閉口している方々はきっと相当たくさんおられると思います。
10月以降は釣り日和が増えますように・・・!
投稿: HEPPO | 2018年9月26日 (水) 19時54分
> たけちゃん 様
コメントありがとうございます!
たけちゃんさんの観音崎での大アジ釣りの記事、印象に残っています。
)
(たけちゃんさんの記事が深く印象に残るのはいつものことなのですが
あんな大アジが5本針に3匹も掛かったら、いったいどんな引きをするんだろう??
今回釣っている時にも、そんなふうに思い出していました(^_^)。
最近は本当に釣り日和が少なくて参りますね。
たけちゃんさんの記事で、東京湾内に青物が入ってきたことを知りました。
今年のイナダも美味しそうですね。楽しみが増えました。
「青物が気になるけど、まず次回真鯛かな」
「それからワラサを1本確保したら、次はヒラメかな」
なかなか出られないクセに、そんな実現しそうもない妄想に浮かれてしまいます
。
今年もいろいろありましたが、これから年末までくらいは良い天候の平和な日が続くように祈りたいですね!(^人^)
投稿: HEPPO | 2018年9月26日 (水) 21時43分