【釣行記】平成29年2月1日(水)長井かかり釣りセンターさん
「ダンゴ釣り」、初チャレンジです
前回の釣行時に下見を済ませていた「長井かかり釣りセンター」さんに伺ってまいりました。
手漕ぎボート釣りではないので、釣りの詳細は思い切って省略。さっぱりと短くまとめてみますね。
下準備はかなり周到にしました。
・・・が!
実際の釣り(というより、まずタックルの操作)は想像以上に難しく、ほぼカタチにならないままタイムアップになってしまいました
釣果は「黒鯛(カイズサイズ)1、ヘダイ1、ボラ1」。初挑戦とはいえ、かなり寂しい結果です。
(釣果写真は後ほどのアルバムにて)
丸1日ずっとタックルの操作に苦労して、最後の30分でやっとヘダイ、カイズと2連発してヒントを掴んだところで終了。筏の上での8時間半は、「あっという間」。ダンゴ釣りは、ともて忙しい釣りですね。
忙しい釣り、大好きです(笑
初めての長井での釣りを終えてみて、強く印象に残ったことが2つ。
① 長井かかり釣りセンターさんは、素晴らしい釣り宿さんです
こんなに家庭的で温かい釣り宿さんは初めて。下見の時に応対して頂いた若旦那(?)さんの親切で気取らないお人柄に驚きましたが、経営・運営に当たられているご家族(?)のみなさん全員が、とても親切で温かい人達でした。僕は得体の知れない新顔のはずなのに・・・。居心地が良すぎることが少し心配になってしまったくらいです。
② 長井での筏釣りは、魚種が多彩です
この日に実際に目にした魚を挙げてみます。クロダイ、ヘダイ、アジ、カワハギ、ボラ、シマアジ、フグ。また、3日前にはヒラメ、マトウダイが釣れていいました。さらに、翌日(2月2日)にはホウボウも釣れています。この真冬にこの多彩さ。どうやら長井は黒潮の影響をかなりダイレクトに受ける海域のようです。
長井の海は、北風と東風にはめっぽう強く、凪になるそうです。
冬の間、京急大津は強い北風で出船できない日も多くなりますが、そんな日の長井では凪の釣りが出来る、ということになりますね。
いろいろと面白そうです。楽しみが増えました。
【釣行アルバム】&釣果
日の出時間に渡船が出ます。渡船には貸し出し用のタモ、、スカリ、タライ、バケツが有ってとても助かります。
筏の上の景色。海上から夜明けが見られるのは良いですよね。
スプールの押さえが利かず、アワせが効きません。魚を掛けてもすぐバレるは、バックラッシュするは・・・。1日ずっとリールと格闘してました(^_^;)。
良い天気。穏やかな海。筏の上は快適!写真の船はお弁当便(予め頼んでおくと11時頃に届けてくれます)。
今日のお昼は親子丼(600円)。温かいお弁当が有難いですo(^_^)o。
僕のダンゴ釣り初の獲物はボラくんでした(70cm級)。フロロ1.5号で普通にこんなのが揚がるものなんですね(◎_◎;)。
午後2時半頃、やっと本命が来た!と喜んだらヘダイちゃんでした(^◇^;)。黒鯛より美味しいという人も多いそうです。
ヘダイちゃんの次の1投で来た、正真正銘の黒鯛!、と言いたいところですが、大きさはカイズ級でした。でもダンゴ釣り初の黒鯛。記念魚ちゃんです*\(^o^)/*。
午後3時、お迎えの船が来て撤収です。見てくださいこの素晴らしい凪!筏の風景は独特の風情があると思います。
これにて初挑戦は終了。本当にあっという間の8時間半でした。
【反省点ダイジェスト】
釣り方も場所も初めてということもあって、これほど具体的な課題が多く見つかった釣行は久しぶりです。まったく思い通りにいかず、非常に勉強になった釣行でした。
具体的な反省点は14個も浮上していますが、長すぎるのでざっっくりとまとめておきます。
・リール(バイキング筏44)の操作がほとんど出来ませんでした。
なぜ操作できないの?僕ってそんなに不器用??、と一日中自問していました。帰宅して夕食を終えたあと、改めて竿を握ってみたところで、ようやく原因らしきことが判明。竿を構えてみると、スプールを押さえる役割の人差し指の指先が、スプールを大きく超えてラインガイドを押さえてしまっています。これでは細やかな操作はできる訳がありませんし、指を曲げて頑張るせいで手の負担も大きくなるワケです・・・。どうやら僕の手には小型のバイキング筏44は小さすぎたみたい。現地では全然気付きませんでした・・・。
かなり握る場所を遠ざけてこの状態。この写真でいうスプール側面の下側を人差し指で押さえたり、回したりしてラインを操作する必要があります(それも一日中ずーっと!!)
・「左手での竿操作」を選んだことも大失敗。左手の作業負荷が重すぎて早々に握力を失ってしまいました。
前述のとおり、うまく扱えないリールをなんとかしようと無理な握りを繰り返していたことも原因ですが、一日中ダンゴを握る作業も相当に握力を消耗しますので、竿とリールの操作は少しでもタフな利き腕に預けるのが吉、と実感しました。
・ダンゴの着底が分からないことが多く、仕掛けの位置がつかめませんでした。
中層でボラなどにダンゴを割られてしまい、ダンゴの着底や、刺し餌が出る瞬間をつかめないことが非常に多かったです。これは、タックル操作をなんとかすることに手一杯だったことに加え、左手の疲労で竿の穂先が安定しなかったことも原因です。仕掛け操作がまともにはできませんでしたので、事前に予習していた様々なダンゴ割れ対策を実行に移すことができず。終始、雑な釣りになってしまいました。
ちなみに、7~8mしか離れていない隣の筏で釣られていた方は朝方からラストまでずっと黒鯛を揚げ続けられていて、37枚という凄まじい釣果
僕はその方と向かい合って声をかけあいながら釣っていたので、その一部始終を見ていました。なんと得がたい貴重な経験でしょう また、この方は帰港後の帰り際にも温かいアドバイスをたくさんくださり、さらに貴重な黒鯛をたくさんお裾分けしていただきました。心から感謝(ご恩は忘れません)
この日に来られて、本当に良かったです。
14個の反省点は、1週間もあれば対策できそうなものばかり。
次回の釣りが、ダンゴ釣り修行第1幕の「最初の勝負」をかける日になりそうです
初挑戦は惨敗こそが最高の結果(?)。次が楽しみです
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コメント
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ダンゴ釣りデビュー、おめでとうございます。
黒鯛とダンゴ釣りのファンとして、仲間が一人増えたことを素直に喜んでいます。先日の長井予告編以降、報告を楽しみに待っていました。
初めてのイカダで本命を獲ったことは、お見事! 自慢して良いと思います。自分は勝山デビューでしたが、最初の一匹まで何回通ったか覚えていません。また、ダンゴ釣りを教えて欲しいという人に同行したことも何回かありますが、最初は本命ボーズが普通です。
大津の前にまず長井で経験を積むというのは、正しいアプローチだと思います。自分もダンゴ釣りを始めたころ、できるだけ多くの黒鯛のアタリを経験したくてオープンしたばかりの長井にカイズの数釣りに続けて行きました。食べきれない分が冷凍庫に貯まって女房に散々文句を言われ、出勤前の朝食に冷凍黒鯛のお頭付き出されたときには、閉口しました。
人様にアドヴァイスできるような腕ではありませんが、以下、「反省点」に若干のコメント、何ら御参考までです。
1 バイキング
自分はタイコリールを使ってます。その長所は、人差し指と親指でしっかり押さえられること、スプールが大きく巻きグセがつきにくいこと、(バイキングはハンドルの重さで少し斜めになるのに比べて)重心のバランスが良く竿の真下に安定することが挙げられます。バイキングの長所は何と言っても巻き上げスピードでしょう。バイキングの方が多数派であり、自分が手ほどきを受けた名手の方々もバイキング愛好者が多いです。慣れの問題かと思います。
2 左手の竿操作
これも慣れや好みの問題かも知れませんが、自分は右手で竿を操作し、左手で糸を巻き取ります。ダンゴ釣りでは、竿の短さを補うために腕を伸ばして竿と腕を一本の竿の様にして、アワセを入れたり、やりとりしたりするので、自分は左手ではできません。上手な人も利き腕で竿を持つ方が普通だと思います。大津には、ボラではなく70cmの真鯛もいますが、左手では苦労すると思います。
3 仕掛けの位置
自分は底がとれるように油性マジックで糸に目印をつけています。最初のダンゴは割れないように固く握り、着底したら、50cmぐらいリールから糸を出して、手元のリールから糸の出はじめているところに目印としてマジックを塗っておきます。その後は、ダンゴを投入したら(ダンゴの重さ、沈下でリールから糸をだすのではなく、)自分の手で目印まで事前に糸を出し、着底したと思ったら、静かに糸をまきとる、そうすると50cmくらいで穂先にダンゴの重さが乗る、そんな感じです。この目印は、落とし込み、つまり、ダンゴを使わずにエサとガンダマだけで着底させるときも便利です。
因みにマジックで印をつけると糸が劣化して切れるという説がありますが、自分には、目印のところから糸が切れたという経験はありません。
なお、この手法は、名手の方々には必要がないのか、あまり使われていません。
それでは、次回の長井報告、楽しみにお待ちしています。
投稿: yutabo | 2017年2月 5日 (日) 11時17分
> yutaboさん
コメントをありがとうございます!
それもご親身なアドバイスをこんな長文で・・・。本当に有難うございます!
ダンゴ釣り初挑戦、やっと行ってこれました~o(^o^)o。
1月の間、長井の釣況をチェックしていましたが、この時期は本当に数が出るんですね。
トップのアベレージで比較すると、大津のアジより数が出ていてビックリしました(@。@)。
練習には最高の季節だと思いました。
ダンゴ釣り、まだ駆け出しの序の口もいいところですが、実際にやってみて、手漕ぎボート釣りに活かせる考え方や、逆に手漕ぎボート釣りでの経験が活かせる部分がいくつか感じられました。
今回はタックル操作に苦労して思うように仕掛けを静かに流すことができなかったんですが、それでも最後の最後に底を這わせながらなんとか流し続けたところボウズ逃れができた、という流れでした。
寄せエサの潮下の、ある程度離れたベタ底で、オキアミを拾い喰いする黒鯛、というイメージはボート釣りでビシ仕掛けで狙う時の理屈とまったく同じです。ダンゴ釣りで、そのステージの状況に応じた距離感を育てられれば、きっとボートでの狙いでも通用する感覚になる、と思いました。
でも理屈はさておき、穂先でアタリをとってビシッと全身でアワセるのは、とても楽しいです!
反省点についての具体的なアドバイス、有難く頂戴させていただきます。
リールはちょっと直径の大きいタイプに変更予定、竿操作は右手へ、そしてラインのマーキングは次回から実行してみます!o(^_^)o
しかし、ダンゴを握る作業も慣れが必要ですね。
無駄な力が入ってしまっていたせいで、まだ左手の肘近くの筋肉がちょっと痛いです(^o^;。
今は自宅で常にリール付きの元竿を握り、指でリールを操作する練習をしてます(家族から冷たい視線を浴びながら・・・)。
次回には、ちょっと進歩したことがご報告できれば、と思います!
投稿: HEPPO | 2017年2月 5日 (日) 17時00分
こんにちは
ダンゴ釣りを始めましたか!!!新しい釣りに挑戦する事は良いですね
この筏の廻りでボート釣りしましたが、やはりツブ根の沖側で釣る事が多かったです
状況にもよりますが、私が見た限りではあまり釣れていなかったので
筏に乗る事もありませんでしたが 意外と多種な魚が釣れていますね
ビックリしました、やはり継続して釣っているので、魚も寄ってきているのかもしれません
私はダンゴを握るのが不得意でツブ貝やカニの落とし込みばかりでした
次回はダンゴの配合など見たいですね
私の頃はダンゴは底に着いて外側から融け、割れたイメージです
その後竿先を下げて待つと教えられました
ボラが来るとダンゴは割られてしまいますね
その対策の配合餌もあったような、次に期待しています
投稿: 趣味人たけ | 2017年2月 7日 (火) 18時05分
> たけちゃん 様
コメントありがとうございます!
ダンゴ釣り始めました!!!o(^o^)o
新しいことを始める時は、本当にワクワクします。
まして、それが「新しい釣り」であれば、なおさらですね!
今回、筏から澄み潮の海を見下ろしていたら、大きなボラの他に、何かメジナかイスズミのような体型で、タカベのように尻尾の黄色い魚の群れを何度も見ました。大きさは30cm強くらいだったと思います。
家に帰って調べると、シマアジだったと分かりました。
実はこの日の3日前にシマアジが大漁だった日がありますが、本当にいたんだと改めて驚きました。
長井の海は、予想以上に面白そうです。
これは仮屋ボートさんにもお世話になる必要がありますね!o(^_^)o
ダンゴ釣り、今は本当に勉強することがたくさんあります。
ブログ記事に落とすとしたら、すぐにでも軽く20本は書けちゃうと思います。
でも、僕のダンゴ釣りはあくまで手漕ぎボートからの釣りに活かすことが目的なので、かかり釣りの段階に関してはあえて詳細の記載は省こうと思います。
手漕ぎボートで実績を揚げることができたら、詳細を思い切りレポートしちゃいます!
そんな日を早く迎えられるといいな、と思います.
理想的には2月中に基本的な釣法の確認を済ませて、3月に大津でチャレンジ!!
予想通りいかないのが常なのですが・・・。
投稿: HEPPO | 2017年2月 7日 (火) 23時06分
こんばんは!
始めましたね(^^)
記事を楽しみにしておりました。
団子が割れると完全フカセになる団子釣り、どんな感じになるかと見守っておりました。
ボラやなんかにつつかれるのは、予想してましたがタックルの操作は意外に盲点ですね。
私は普通の両軸リールを使う気でしたので、操作で困ることはないですが、フカセの流れに合わせてラインを送り出してやるのが意外に難しい感じを受けております(^_^;)
底を這わせるようにフカすことができるのか、こればかりは、やってみないとわかりませんね。
私も経験を積まないと(^o^;)
追伸、
最近は西風が多くてボート釣りが厳しいです。
長井は西風にも強いですか?
投稿: AP | 2017年2月13日 (月) 00時11分
> APさん
コメントありがとうございます!
始めました〜(#^.^#)
ダンゴ釣りは本当に道具立てがシンプルで、竿もまるで手の延長のような感じです、
ビシがなくても、こんなにスムーズに針とエサを海底に届けられるなんて、正直驚きです。
8時間ずっと竿を握り、穂先とラインに感覚を乗せていく感じ。これはまさに今の僕に必要な釣りだと改めてかくしんできました(^o^)。
残念ながら長井は西風には強くないようです。南〜西からの風だと出船中止になることが多いみたいですね。
でもこの時期は大津よりかなり出船率が高いですよ。
でもまだ仮屋ボートさんがどんな感じなのか、僕もわかりません。
そちらもいずれは要チェックですね!o(^_^)o
投稿: HEPPO | 2017年2月13日 (月) 22時00分
こんばんは。
遅いコメントにて失礼します。
初団子釣りでのクロダイ、おめでとうございます。
実は私も団子釣りは苦手なんです。
底でちょうど割れる団子が握れない笑。
落とし込みや巻きこぼし釣りに逃げてしまいました。
しかし、長井は魚影が濃いですね?
LIPが高いので巻きこぼしも敬遠してましたが、久々にやってみたくなりましたよ。
久々にタイコリールとヘチ竿を出してみるか~!(笑)
投稿: 腰痛持ち | 2017年2月14日 (火) 17時53分
> 腰痛持ちさん
コメントありがとうございます!
僕もダンゴはまだまだ初心者です。マルキューさん推奨のブレンドレシピをそのまま使いましたが、正直あり得ない程コストが高いです( ;´Д`)。
これから勉強して、徐々にダンゴのコストを下げていかないといけません。うまく割れて魚も寄るダンゴを、いかに安く作るか、これはダンゴ釣りをされる方々に共通の、相当な命題のようです(^^;;。
長井の魚種、魚影の濃さには僕も驚きました。1月の長井かかり釣りセンターさんの釣果を見ていただければお分かりになると思います。これが筏周りの特徴なのか、小和田湾全体の特徴なのかはまだ分かりませんが、腰を据えて取り組んでみるべき、素晴らしい海域だと思います。
腰痛持ちさんのヘチ竿&タイコリール、久しぶりににぎってあげれば、喜ぶと思いますよ〜。
きっと良い働きをしてくれそうな気がします!o(^_^)o
投稿: HEPPO | 2017年2月15日 (水) 22時29分