【雑談】今の京急大津の海水温は高い?低い?
京急大津の海の水温が20度を切りました。
10月24日(金)、この秋初めて大津の水温が20度を切ったようです。
その後、27日に再び20度を超えていますが、週間天気予報を見る限りは、またすぐ切りそうに思います。
※ H26.10.29追記 翌28日に再び切りました。おそらく確定かと•••。
ちなみに、昨年(2013年)に20度を切った日付は「10月21日」でした。
今年はまだ未確定ですが、昨年とあまり変わらない感じのように感じますね。参考までに、過去5年間の「20度を切った日」を挙げてみます。
・京急大津の海水温が20度を切った日
2010年 → 10月28日
2011年 → 10月28日
2012年 → 10月30日
2013年 → 10月21日
2014年 → 10月28日(確定済)
今月中に確定日が訪れれば、どうやら「現在の水温は例年並み」と言えそうですね。
このブログの以前の記事の中で大津の最高水温に触れたことがありました。
リンク → 9月8日大津釣行の補足記事(仕掛けの次に海況の話が出てきます)
この記事の時は「最高水温の低さ」が目立っていました。8月頃まで影響が続いていた深海からの大規模な湧昇流のせいだと思います。しかしそ時の予想とは異なり、その後深海からの湧昇流は収束したと認識しています。
最高水温は低かったのに、今は例年並み。
つまり、水温低下が「遅い」と言えそうです。
さて、またここから妄想の垂れ流しに入って参ります。
勘違いしがちなへっぽこ人間のたわ言と思って頂ければ・・・。
先週の海況図がとても「混沌」とした状況になっていました。
24日の海況図をご覧ください。
黒潮本流を示す点線は、大きく蛇行しています。
一見、黒潮が大きく蛇行し、沖に遠ざかっているように見えます。しかし、黒潮が遠ざかると現れるはずの「冷水塊」がわずかしか現れていません。また、ここ2週間ほどは外房沖からの親潮系水の差し込みも殆ど見られなくなり、黒潮優勢の状況になってきています。
しかも、10月始めから20日頃まで、海況図の黒潮本流が遠いにも関わらず、城ヶ島沖の観測ブイで南からの急潮がバンバン観測されてきました。
どうやら、海況図の黒潮本流を示す「点線」に気をとられ過ぎていたようです。
先週末に油壺釣行された皆様のブログ記事で確信が持てました。先週末の油壺の海水は温かく、また表層の潮は澄み潮で、それも水深10m以上が見通せる「激澄み潮」だったそうです(海況図でも相模湾側の水温の高さは見てとれます)。
これほど温かく澄んでいるのは、やほり黒潮系の沖合水しか考えられません。そう考えながら改めて上の海況図を見直してみると・・・。
ジワーッと・・・。
海況図の点線を大きく超え、黒潮系水が関東沖の海を覆っている姿が見えてきませんか?
冷水塊が海表面に出て来ないのは、黒潮が広くフタをしているためですね。
どうやら現在は「黒潮が増水して氾濫した状態」といっても良い状況なのではないかと思います。
気を付けなくてはならないことは、これはあくまで表層(あるいは中層以上)の影響に留まる可能性があることです。温かい沖合水は軽いので、上潮として入って来ることが多く、中層以下の魚のタナには直接的な影響は無い可能性も高いと思います。
しかし言い換えると、水温安定期に入った海が、また水温不安定期に少し逆戻りした状況とも言えます。この状況だと、嵐で海が荒れる時に底潮の水温も変動し、一時的に魚の活性が下がる可能性があると思います(ほんの1~2日でしょうが・・・)。
個人的には、この黒潮の氾濫は一時的であり、すぐ収束すると思います。今年の海の状況の見通しを考えるタイミングは、その後になりますね。
この海況が大津の手漕ぎボート釣りに与える影響は?
完全に私見ですが・・・。
まず青物ですが、黒潮が遠くて青物が回ってこないかも、という心配は杞憂だったと言えると思います。ただ、黒潮の氾濫が収束し、本流が遠いまま推移するとなると、青物は本当に遠ざかっていくかもしれません(回遊範囲の広い大型~超大型は別だと思います)。
目先の読みとしては、黒潮の氾濫が収束しかけ、親潮系水の差し込みが混じって湾内にイワシとサバが入って来る時があれば、大きなチャンスになりそうな気がします(最近イワシがあまり釣れていないのは気掛かりですよね)。
真鯛についても、沖合からの新しい魚の供給が黒潮収束にともなって収まる可能性がありますが、黒潮系水に乗って湾内に入ってきたものは当分根回りに居着くはずなので、すぐに消えてしまうことは無いと思います。
僕は水温が20度を切ると、泳がせ仕掛けをワラブリ想定に変更します(残念ながら、まだ本命を仕留めたことの無い仕掛けですが・・・)。
昨年ワラブリ仕掛けに掛かってきた「まさかの外道」。
そしてまさに先週末、観音崎にてブリ級ファイト発生の情報が聞こえてきました。青物の足は速いので、大津に回る日も近いと思います。
ブリ級となると、仮に回遊があっても誰も釣り上げられない可能性が高いです。しかし今年は3年振りに大きなチャレンジの機会が巡ってきそうな・・・気がします。
僕の知っている範囲では、大津でワラサクラス以上が揚がったり、ヒットしたりした水温の下限は約13.5度。例年の平均的な感覚では12月中旬頃の水温です。めいっぱい長く見て、今から12月中申旬までの1ヶ月半が青物狙いの「本当の勝負の時期」になりますね。
夢を追われる皆様、準備はよろしいでしょうか?
« 【釣行記補足】仕掛け、潮、その他について。 | トップページ | 【釣果速報】急遽本日、京急大津に出てまいりました! »
コメント
« 【釣行記補足】仕掛け、潮、その他について。 | トップページ | 【釣果速報】急遽本日、京急大津に出てまいりました! »
こんにちは。
釣行記補足と続けて読ませていただきました。
ん~、勉強してますね(笑)。
前回もっと勉強しましょうとか書いて、大変失礼致しました(笑)。
今年の青物はどうなんでしょ?
まるまつのアジ船では、コアジを釣っていると、突然ひったくるようなアタリでハリス切れが結構あるそうです。ワラサクラスが回っているんだろうとの事でした。
私も前回青物を期待して、高めの棚で待ち続けましたが、オオアジばかりでした。
まだ、泳がせの方が確立があがるかもしれません。
それよりは赤いののほうが今年はいいようです。
アジ船でも結構でてるようですので、次回私は赤いのに的を絞ってみようと思ってます。
予定では11/8にレディーゴーです(笑)。
投稿: 腰痛持ち | 2014年10月28日 (火) 16時13分
> 腰痛持ちさん
コメントありがとうございます!
いえいえ、僕は本当に勉強不足なんです(>_<)。
腰痛持ちさんが継続的に集められている情報量と、そこからの確固たるご判断に比べたら、僕の掴む情報なんて雲散霧消してしまうレベルです(;´Д`A。
今回のコメントからも、また貴重な情報を頂きました。
青物は、やはりある程度以上大きいものが回っている気がしますね。
イワシが少ない今は回遊の数は少なそうですが、アジに付いている可能性が高く、僕も泳がせが本命だと思います。
真鯛、本当にすごいですね。去年を超えてきた感じです。長くないハリスに掛かった話も複数聞こえてきます。
青物狙いを宣言されていた腰痛持ちさんが狙いを変更されるとなると、やはりそれだけ真鯛の好釣情報が多く出ているんだな、と実感できます。
8日レディーゴーですか!(笑
腰痛持ちさんのボートの上に赤い花が咲きますように!(^人^)
投稿: HEPPO | 2014年10月28日 (火) 20時24分
HEPPOさんこんばんは。
ちょうど「今年の水温ってどうなんろ?」って思ってたとこです。
ナイスなタイミング♪
夏はそれほど高くなかったものの、継続して水温が20度以上だった感じですね。
あとは夏、秋のポイントから冬のポイントになるのはいつくらいか?
これがちょっと気になっています。
気温も徐々に下がってきているので、あと2~3週間もすれば冬場のポイントで
アジが釣れるのかな?って思ってます。
(根ではなく砂地の深場)
さてさて次回どうしましょ(笑)
青物も釣りたいし赤いのも狙い鯛!
でも泳がせと赤狙いは同時にしない方がいいと思ってます。
どちらか一つに絞ってやろうかなって思ってます。
私も8日。。。レディゴーの予定です
投稿: せーじ | 2014年10月28日 (火) 22時43分
HEPPOさんこんにちは。
いよいよ熱い時期がきましたね!
HEPPOさんは準備万端だと思います。
ご存知だと思いますが、今年は海苔棚の周り以外でも、海中にロープが多いですね。
前回、中根周辺で釣っていた時、北方向から、ブイのすぐ側まで、タコ壺を投げ入れているのを目撃しました。
その後、同じ漁船が、今度は西からブイの側を通り越し東に向かって、投げ入れてました。
分かってはいたものの、その日は二枚潮で、仕掛けをロープにかけ、ロストしました。
今年は魚をかけた後も、海苔棚ロープ以外のロープに要注意ですね。
投稿: RYU | 2014年10月30日 (木) 13時11分
> せーじさん
コメントありがとうございます!
さすがに先を読んでますね!o(^_^)o
まだ当分は広く回遊すると思いますが、渋くなる時期にピンポイントで狙ってアジを見つけると嬉しいよね〜!o(^_^)o
さしあたって次回は大物狙いもあると思います(せーじさんなら(^-^))。
今年は、とにかくロープに気をつけてね。正直、かなり厄介です(>_<)。
僕はいつになるかな•••?ちょっと悩み中です。
8日は良い潮だと思います。良い釣りになりますように!(^人^)
投稿: HEPPO | 2014年10月30日 (木) 14時19分
> RYUさん
コメントありがとうございます!
RYUさんのおっしゃる通り、気をつけないといけませんね。
以前、タコ壺の受け(発泡スチロールやペットボトル)の場所も記録したことがあるんですが、毎回場所が変わるので断念しました(;´Д`A。漁法を調べてみると、どうやら2〜3日くらいで回収されるみたいです。
他船のアンカーロープ、海苔棚の海中ロープ、ブイのロープ、それにタコ壺のロープと、目に見えないけれど気をつけないといけないことは多いですよね。イナダや真鯛ならまだ無理をするのも手ですが、ワラブリクラスを想定すると、遠く離れるしかなさそうです(>_<)。
でも制約の中でも最善を尽くせるように頑張るのは、きっと良い経験になると思います。
僕も今年こそは海苔棚への苦手意識を克服できるように頑張りたいと思います!o(^_^)o
RYUさんもいよいよ本番ですね。
お互いに良い釣りが出来ますように!(^人^)
投稿: HEPPO | 2014年10月30日 (木) 21時47分