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2014年3月24日 (月)

【妄想?】「アジ」と「宇宙」の共通点!?

Ajitouchuu


突然ですが、問題です


「宇宙」「大津の美味しいアジ達が済む世界」


人間から見て、どっちが遠いと思いますか??







距離で言えば、もちろん「宇宙」ですね


大津の手漕ぎボートエリアで、美味しいアジやイシモチ達が暮らしているのは深くても水深35mくらい。それに対して「宇宙(外気圏)」は地上から690km以上離れている世界のことです。


比較になりませんね







ちょっとSF的な想像をしてみて頂こうとかな?、と思います。



ある日、あなたが散歩をしていると、突然頭上からあやしい光線が降り注ぎ、体が宙に浮いてしまいました
地上に戻ろうと一生懸命もがきますが、効果なし。そしてグングンと加速していき、ついには宇宙空間へ・・・


Uchuuyuukai
あれれ〜っ!オタスケ〜〜っ!!

巨大UFOによる誘拐事件とでもしておきましょうか
あなたは可哀そうな被害者です。なんにも悪いことをしていないのに・・・


しかも、ここではUFOに吸い込まれるのではなくて、真空の宇宙空間に放りだされてしまいます



真空の宇宙空間。


そんなところに放り出されたら、人間はどうなってしまうのでしょう?
以下の3つの中のひとつが正解です。


1.体液が沸騰、気化して一瞬のうちにミイラのようになる。
2.目、耳、鼻等はダメージを受けるが、数分間は生存。窒息死に至る。
3.全身がうっ血を通り越して破裂し、バラバラに飛び散る。


この選択肢は、どれも過去のSF映画で描写されたことがあるものです。いずれにしても死んでしまうので、やはりUFOには誘拐されたくないですね・・・



現在の定説では、答えは「2」になります。


人間が宇宙空間に放り出されても、組織の弱い粘膜はダメージを受けますが、即死はしません。


もっとも、口や鼻から肺の空気が放出されてしまうショックで気絶してしまうらしいので、当事者からはあまり違い無いかもしれませんが・・・
(目、耳、口、お尻の穴を保護していれば、意識を保つことは可能かもしれないそうです)


ちなみに、真空状態に露出された人間の体がミイラになったり破裂したりしないことは、宇宙開発中に起こった不幸な事故によって証明されています。


ソユーズ11号の減圧事故 ― wikipedia







実は、この不幸な話。
手漕ぎボート釣りをされるみなさんにとって、とても身近な話なんです。



え?どういうこと!?


こういうことです


大津で釣ったイシモチやカサゴを思い出してみてください。
口から胃袋がはみ出していたりしたことがありませんか?あるいは、お尻から血が出ている魚を目にしたことはありませんか?カサゴちゃん達は、ほぼ必ず気絶してますよね(;´Д`A。


幸運にもマダイやクロダイを釣り上げたことがある方は、お腹をパンパンに膨らませてプカーッと浮いてくる姿を見たことがあるかもしれません。


これらは全部、あなたが宇宙空間に誘拐されてしまった時に体験する状態とほとんど同じなんです。魚達は急激な水圧の変化にさらされ、体組織の弱い部分である目、口、肛門にダメージを受けて揚がってきているんです。


さしずめ、手漕ぎボート釣り師は魚にとって「恐ろしい巨大UFO」みたいなものなのかもしれません
(なにも悪いことをしていないお魚さんを誘拐している・・・?なんだかちょっと罪悪感







正確に言うと、魚達は宇宙空間よりさらに過酷な環境の急変にさらされています。


地上と宇宙空間の1番の違いは「気圧」です。私達が生活している地上は「1気圧」。そして宇宙空間は「0気圧」。その差は「1気圧」になります。


水中の気圧はほぼ水深10mごとに1気圧高くなります。つまり水深35mなら「4.5気圧」です。


つまり、大津の手漕ぎボートエリアの深場から釣れてくる魚は「3.5気圧」もの急激な減圧にさらされていることになります。


もし人間の体が宇宙空間で瞬間的にミイラになったり破裂したりすると仮定すると、沖釣りで釣れてくる魚はみんな悲惨な姿で揚がってくることになってしまいます



冒頭に書かせて頂いた質問の答えについて、「気圧」を基準に考えてみると「『大津の美味しいアジ達が済む世界』は『宇宙』より遠い」、と言うこともできそうですね



※ダイビングをされる方々にとっては、この話はなかなか実感と合わないと思います。


スキューバダイビングのベテランなら、水深30~40mは到達可能な世界です。しかし、タンクやゴーグル、ウェットスーツは宇宙服の役割と近いものです。比較する場合は「素潜り」が良いですね。普通の人間にとって、素潜りで水深40mに1分間滞在することがどれだけ困難で危険なことか・・・、という感じでしょうか


素潜りで200m以上潜る人も存在しますが・・・(人間の可能性って本当にスゴイですよね







海の中が宇宙より遠いという話は、あながち「気圧」の話だけではありません。


宇宙空間は遥かなる彼方まで電波、電磁波、放射線で観測できますが、海水はそのどれをも遮断して通しません。


130億光年離れた天体が観測できる時代なのに、ダイオウイカの生態を観察するのが困難だったり、現在最強の戦略兵器とされるのが原子力潜水艦だったりするのは、すべて宇宙より深海の方が把握困難だからです。


こんなことを考えていると、なんだか手漕ぎボート釣りという営みのロマンが、より一層強く感じられてくるような気がします


最先端の科学の力ですら把握することが難しい海の世界。
そこには数千年の昔から、自分の五感で挑んで、頭を悩ませながら釣り糸を垂れている人間がいます。時代によって道具は変わっても、海を理解しようとする人間の悩みはあまり変わらないのではないでしょうか。


みなさんが受け継ぐのはその系譜。


原始的に見えるけど、実は最先端でもある。
海と体ひとつで対峙するということは、そういうことなんだろうな、と思います


釣りは変わるけど、変わらない。
手漕ぎボート釣りができる環境をずっと保っていきたいものですね





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コメント

HEPPOさんこんばんは。

なんか久々のコメントになってしまいました^^;
最近は本を本当に読まないので。。。

今回のテーマ面白いですね。

確かにこれだけ科学が進んでるのに、魚探がまだ「あの程度」ですもんね。
魚種とかわかってもいい気がします。
確か音波だけですよね?

宇宙と海。
関係性は意外にもいろいろありそうですね。

潮の満ち引きも月が関係してるし。

久々のHEPPO節に何度もうなずいてしまいました♪

> せーじさん
コメントありがとうございます!

こちらこそしばらくコメント等から遠ざかっており、すみませんでした(>_<)。
休漁期間に合わせてスマホ制限を実行して、頭痛等の経過をみてました。

先週末をもって、ようやく休漁期間完了です!
スマホは引き続きやや抑えますが、ブログ巡回やコメントは再開させて頂く予定です♪o(^o^)o

昨年末から今までは、ホントに釣り本ばかり買い漁って読んでましたよ
なかなかためになったような気がします(腕が上がったりはしないと思いますが)。

せーじさんの言われるとおり、海と宇宙は切ってもきれない関係ですよね。
なかなか釣りをしながら宇宙のことを実感するのは難しいかもですが、宇宙も含めて自然は繋がってることは頭に留めておきたいです

今回のテーマはネタ帳に長らく載っていたもののひとつなんですが、今は結構タイムリーかもしれません。
今年「ゼロ・グラビティ」っていう映画がヒットしましたよね?宇宙の事故が出てくるんですよね

自分が魚に生まれ変わったら、やっぱり釣られたくないなぁ・・・、なんて思っちゃいました。
勝手なものですね

こんばんわ
昔も今も、釣り師の考える事や、見る夢は変わりませんね
同じタイミングで、夢について、一言書いてみました
机上の釣りや、釣るまでのプロセス、アイデア、竿作り
楽しみ方は色々です
その中でも、良い海を次の世代に残したいですね

> たけちゃん 様
コメントありがとうございます!

2ヶ月ほどでほんの9冊ですが、釣りに関わる本を読みました。
物覚えが悪いので、今後に何が活きるかはまったく分からないのですが、
感想を一言にすると「いくつになっても夢や志を持つことは出来る」ということです。

たけちゃんさんに勧めて頂いた坂井廣先生の本からは、特に強いメッセージを感じました。
釣りというより、生き方ですね。

釣りは本当に懐の広い世界と改めて感じました。
有史以前から、いったいどれだけの人間が、その懐に抱かれて人生を過ごしたんでしょう。

しばらく竿を出していないのですが、この次に海に浮かぶ時には、星の数の先達に思いを馳せながら釣りをすることになりそうです

たけちゃんさんの向こうにも、時代を超えて同じように様々な楽しみ方で夢を追ってきた方達が見えるような気がします。

釣りと釣り場は絶やしてはいけない、本当に大切なものですね。

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