【釣行記補足1】釣行テーマ遂行状況、自作サビキについて。
平成26年3月8日大津釣行の補足です

【釣行テーマの遂行状況について】
本編と被らないようにサラッと。
1.マアジ、イシモチ、メバル、コノシロ、マイワシ
ほぼマアジだけになってしまいましたが、久しぶりに24匹制限が発動した上に、型も良いものが多く混じったので僕には十分過ぎる釣果でした。でも、今しか釣れない冬の冠魚「コノシロ(鮗)」を釣り逃したのは残念でした・・・
。
2.泳がせでスズキ→ヒラメ狙い
今回はアジが暴れることもありませんでした。ヒラメ狙いは不戦敗です。マイワシ泳がせも考えてはいたのですが、人生初の1匹をエサに使う気合はありませんでした。
3.海苔棚以外のポイントも狙う
本編にも書きましたが、中根西のチェックをしてきました。しかし海の雰囲気と流れている潮のイメージが合わず、時間もかけずに切り上げたので、状況を掴むことはできませんでした。
中根の北側と南側で海底近くの潮だけが大きく違っていたように思います(表層~中層は同調していました)。
【自作サビキについて】
いろいろ調べていくうちに、魚皮サビキについてはいくつか「思い」を持つようになりました。でもその話はいつかしっかり釣れるようになってから書かせて頂きたいと思います。今回は初めてやってみた魚皮サビキの作成プロセスをご紹介しておきます。よく知らない人間がとりあえずやってみたことです。井戸端談義としてご覧くださいませ。
魚皮サビキについての最初の手掛かりは服部名人(故人)の本でした。こんな記述がありました。
・魚皮は3年ほど干して油分が抜けたものを使う。
・海中で「乳白色」に変色するものであれば間違いない。
3年 これは早く仕掛らないとダメかも
「乳白色」という表現がよく分かりませんが、なんとなくケイムラ(蛍光紫)カラーのようなイメージ?
魚皮については今年から仕込み始めることにするとしても、サビキ作りは3年も待てません。なにせ「すべての仕掛けを自作出来るようになる」は今年の目標なんですから・・・。
ということで、今回は魚皮を購入してくることにしました。

ハゲ皮とサバ皮。ハゲ皮はカワハギじゃなくてウマヅラ?なんですね(^^;;。
いろいろ調べてみると、市販の魚皮は油分を短時間で抜くために洗剤の類を使っていることが多いそうです。そんな加工がされていると再乾燥した時にパリパリになって使えなくなる、という話を聞きました。しかし、今は他に選択肢がありません。とにかくやってみることを優先します
まず、買ってきた魚皮を3cm幅にカットします。

切り分けられたサバ皮、ハゲ皮。
次に、方眼目盛のついたカッターマットを使って均一の大きさにカットしていきます。
ハゲ皮は扱いやすいんですが、サバ皮はペラペラしていて扱いにくいです。

こんな感じで目盛を使い、同じ形にカットしていきます。

カットしたもの。サバ皮は薄く軽く、くっつきやすくてちょっと神経を使いますね。
バケっぽい形になってきた魚皮を、ひとつずつ半分に折り、折り目をつけます。
(不器用な僕はこの工程が1番大変でした。妻に手伝わせてみたらずっと上手でした
)

折り目をつけたところ。
鈎のチモト側にあたる部分を少し斜めにカットして、バケが完成です。

これでバケは完成!クシャミに気をつけてください

このバケをハリスを結んだ鈎に装着するんですが、僕はこの装着法がよく分かりません(>_<)。とりあえず1本撚りのウィリー糸を巻き付け、縛って少量の瞬間接着剤で留めました(ウィリーと同じ要領です。本当は接着剤は使いたくないのですが・・・)。

メバル釣りに使う力ブラをイメージして緑色の糸を使ってみました。
結び目も不揃いで出来が良くないですが、とりあえず完成です
次はいよいよ実際に海中に投入してみます(「釣ってみます」と言えなくなったことが悲しいです)。

出船前の雄姿。
海中に仕掛けを下ろし、10分ほどで引き揚げて様子を見てみました。

写真にはうまく写ってませんが、かなり光ってます!(◎_◎;)
驚きました。
サバ皮がめちゃくちゃ蛍光紫に光っていますこれが服部名人の書いていた「乳白色」なのでしょうか?もう1本の竿に付けてある市販ケイムラサビキのバケと比較しても、桁違いの光り方です
。太陽光の下なので、実際の海中で魚にどう見えるかはわからない面もありますが、とりあえずサバ皮の効果らしきものを目にすることが出来ました。
また、魚皮に油分が残っていると鈎に絡みついてしまって使えない、という話も聞いていましたが、そういった状態にもなっていません。
これは使えそう・・・。というより、釣れそう
市販のサバ皮サビキを使ったことはありますが、こんなに光っていた感じがありません。当時は注目しなくて覚えていないだけかもしれませんが・・・。今度は比較してみる必要がありそうですね。
しかしその後すぐに、本編にもあった通り悲しいことになってしまいます・・・。

再掲載。5本鈎の4本がロストです・・・(T_T)。
しかし、1本の鈎が回収できたことは幸運でした。帰宅後、他の仕掛けと一緒にぬるま陽で塩抜きをしてから陰干しします。
翌日、サバ皮バケの様子をみてみました。

お?まだ使えそう??
意外なことに、結構綺麗な状態を保っています。触ってみたところ、特にパリパリにもなっていません。今のところ、再使用に耐えてくれそうな感じに見えます(魚に齧られていないせいかもしれませんが)。
う一ん、この市販の皮は悪くないかも?
今回使った魚皮は「名人の道具箱」の「職人の手なめし」というシリーズです。値段はサバ皮が680円、ハゲ皮が580円。ただの皮と思うとちょっとお高いですね・・・。でも今回のサイズのバケで5本針仕掛けを想定すると、サバ皮のほうでも20組以上は作れそうに思います。きちんと使い切ることができれば、安い買い物になるかもしれません
。
素人の僕には素材の評価なんて出来るはずもありませんが、今後も試用して、事実の観察を続けていきたいと思います。
魚皮バケは奥が深く、いつか大物釣りにも使っていきたいと思っています。今回はその為の第1歩。自分の未熟さを知る機会に留まりましたが、新しい楽しさを見つけられたような気がします。

ハゲ皮、サバ皮、妻のツラのカワ。
今回の補足記事はもう1本ポストする予定です。
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コメント
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HEPPOさんこんばんは。
サビキを手作り。。。
ん~~~これはやらないと思うんだけどな~。
でも、でも。。。
仕掛け作りなんて絶対やらないって思ってました。
でもあの真鯛も先日のアマダイも。。。自作なんですよね。
そして自作仕掛けで釣れると嬉しさ倍増なんですよね。
でもサビキは。。。と思ってますがどうでしょう?(笑)
もし作りたくなったら、この記事はまたバイブルになりますね!
いつものパターンだと。。。1年後かな?
投稿: せーじ | 2014年3月13日 (木) 22時32分
> せーじさん
コメントありがとうございます!
サビキ仕掛けは安く買えるので、僕も敬遠してました。
今回も「とりあえずやってみよう」程度ですよ〜(^^;;。
でも魚皮をいろいろ調べていたら「マトウダイを釣ってみたいな」とか「ネコの皮で作るサビキもあるんだ!(◎_◎;)」とか、新しい発見もあって、とにかく奥が深いと分かりました。
魚皮を使って真鯛やブリを釣る漁は今でも盛んみたいです。
手間は大変なので実際にどこまでできるか分かりませんが、頭の中の引き出しを増やすくらいには勉強しておきたいと思います。
そーだ!「せーじさんがやってみたくなる」←これを目標にするのがいいかも♪
頑張らなきゃいけませんねo(^_-)O
投稿: HEPPO | 2014年3月14日 (金) 08時33分
HEPPOさんおはようございます。
とうとう手を出しましたね。
目標達成する為ですからね♪
しかし、器用です(~o~;)
実はウィリーを自作してみようと試みて挫折しましたww
サビキなんて夢の夢です。。。
今はまだ基本の仕掛に立ち返って頑張ろうと思います。
最近、市販仕掛のKanさんやウソップさんに釣り負けてます(+_+)
しかし、何故か大物だけは自作なんですよね。
アジも自作で負けずに釣れる様に精進しないと!です。
ここのところ、ケイムラに興味津々なHeavysizeでした。
投稿: Heavysize | 2014年3月16日 (日) 08時20分
> Heavysizeさん
コメントありがとうございます!
昨日も夜にブツブツと文句を言いながらサビキを作ってました。
自分への文句ですよ(^^;;。
自分の不器用さにイライラ。妻にまた変人扱いされつつあります。
いやぁ、ウィリー糸を結ぶのって、難しいですよね・・・(;´Д`A。
切られない、絡まない基本が出来てないと大物は獲れないはずなので、Heavyさんの仕掛け作りはもう基本が出来てると思います!o(^_^)o
魚皮を使ってみて、初めてケイムラは魚皮の光り方を再現したものなんだと分かりました。
Heavyさんがケイムラをどう使われるか楽しみです〜
僕はもう少し魚皮を勉強してみます!(^-^)/
投稿: HEPPO | 2014年3月17日 (月) 13時18分