« 【温故知新】ブックレビューNo.1「ムツゴロウの大漁旗」 | トップページ | 【温故知新?】ブックレビューNo.3「大江戸釣客伝」 »

2014年2月 1日 (土)

【温故知新】ブックレビューNo.2「自選 釣れづれの記」

温故知新のブックレビューの2冊目です


「自選 釣れづれの記」矢口 高雄 著(つり人社1991年)


Bookreview2
読みやすい本です。読了以来、仕掛けの扱いが変わりました。

言わずと知れた「釣りキチ三平」の作者・矢口高雄先生のエッセイ集です


おそらく僕の世代から上の釣り好きな人達は例外なく「釣りキチ三平」の影響を受けているのではないでしょうか?僕ももちろんそのひとりで、「三平」にとどまらず、「バチヘビ」や「マタギ」等の生き生きとした自然にあふれるたくさんの作品とは、今でも心の中で一緒に過ごしていますし、「僕の学校は山と川」や「僕の手塚治」といった作品は心の教科書のような気がしてなかなか手放せず、今でも本棚に大切に置いてあります


この本はマンガではありません。
月刊誌「つり人」誌上に連載された176篇のエッセイから作者ご本人が選び出された24篇が収録されています。こっとんさんのブログで紹介されているのを拝見して、読んでみることにしました。


読んでみて、改めて感じたことは、「マンガ家」という職人の想像力の凄さです。


矢口先生のイマジネーションは、何かきっかけを得ると、泉・・・というより、火口から噴き出るマグマのように力強く広がっていきます。点と点の事実を繋ぎ合わせることは誰でも可能ですが、矢口先生の発想は線や面を超え、立体となり、常識を超えて膨らんでいきます。そのエネルギーの源のひとつは巨大な好奇心。もうひとつは、人や魚を含む「自然」が大好き大好きでしょうがないこと・・・。そんな風に感じました


この本の中にも、そんな想像力の爆発が記されています。
詳細には触れませんが、現存する日本最古の釣り指南書「何羨録」の作者・津軽采女に係わる章や、「釣りとタバコ」の関係を考察する章などからは、多くを学ばせて頂くことができたと思います。



もうひとつ。


この本を読んで感じたことは、人の繋がりの有り難さです。矢口先生には各界の才能ある方々が協力を惜しみません。それこそ日本中です。みんな矢口先生のファンだからです。先生はその繋がりによって、想像力に翼を得られています。


少し角度が変わりますが、僕は以前から「ブログは好奇心の空をはばたく翼のよう」と感じています。ブログによって産まれた人の繋がりが、無限の可能性を広げているように思うからです


大きさに違いはあるにせよ、望めば誰もが翼を持てる時代。


みなさんが羽ばたたこうとしているのは、どんな空でしょう?





« 【温故知新】ブックレビューNo.1「ムツゴロウの大漁旗」 | トップページ | 【温故知新?】ブックレビューNo.3「大江戸釣客伝」 »

コメント

こんにちは!

『ブログは好奇心の空を羽ばたく翼』…言い得て妙だと思います。

私も書かなければ、やらなかった実験とか有ります。
また、皆様のブログを読んだり、コメントをやり取りすることで、さらにイメージが膨らんで『ならば、こうしたら…』などと考えてしまいます\(^ー^)/
ところで、『釣れづれの記』は私は読んだことがないです。
こっとんさんのブログでも紹介があったので気になってました。
家内に頼んで、図書館で貸してもらいます。
背中を押して貰えたような気がします。
有難う御座います!

> APさん
コメントありがとうございます!

返信コメントが遅くなりすみません。

土日地方出張に、月曜は帰宅がAM2:30と仕事に燃えつきそうな感じです。
忙しいのは良いことなのですが・・・

ブログを初めて約2年半、いろいろなことを感じたり、勉強させて頂いたりと、APさんと同じようにたくさん刺激を受けてまいりました(^o^)/

もし、ブログを始めていなかったら、何をしていたか時々考えます。
性格的に、常に何かにはまっているとは思いますが、また釣りとは別のことに興味が移り変わったかもしれませんね

でも、釣りは子供の頃からの夢でもあるので、やっぱり釣りかもです

「釣れづれの記」は読みやすいですし、即効性もある本です。APさんならきっとたくさんインスピレーションをお受けになると思いますよ~(^o^)b

もうしばらく本の記事が続きます。
本当のところ、これらの記事は年越し時に書いたストック記事なんです。

今は忙しいのとスマホ断ちなどで記事がなかなか書けませんが、代わりにこのシリーズを置いて
おります

HEPPOさん、おはようございます、ananです。

1963年生まれの私には、釣りキチ三平はリアルでした。
発売が待ち遠しかった、そして食い入るように読みました。
奇想天外の仕掛けに驚かされも、釣りする環境は田舎育ちの私と同じで共感したものです。

「僕の学校は山と川」も勿論読んでいますが、今回の紹介の本は知りませんでした。
早速探してみます。

私も通勤電車が読書タイムでしたが、スマホを持った事、それと老眼が始まった事で最近はガックリ本から遠ざかっていました。
スマホ情報は見事なまでに頭に残りませんが、読んだ本の気になった内容は忘れない気がします。
本の紹介、ありがとうございました。

> ananさん
コメントありがとうございます!

やっぱり「三平」の魅力と影響は計り知れませんよね!o(^o^)o
さいきん、電子書籍で少し購入して読み直してみたら、改めて面白すぎ!!と思いました。
これほど紙の上に生き生きした人間と自然が描かれてる作品は無いと感じます。

三平に共感される環境でお育ちなんて、羨ましいですね~
僕は東京生まれなんですが、毎年夏に父の実家の福島に行っていたので、かろうじて自然を知りました。
東京の魚と福島の魚の生命力の違いに驚いたりしていましたね

通勤で本を読むと、スマホに距離を置けてメリットが多いのですが(画面に弱い僕には)、
デメリットも大きいです。ここのところ釣りブログの巡回も週末だけで、やや浦島太郎状態です

でもやはり「スマホを見る時間の長さ=頭痛の強さ」であることが分かってきました。
体質と割り切って、うまくバランスを取っていきたいと思います。

まだしばらく本の紹介は続きますが、だんだんマニアックになるかもしれません。お楽しみに!(?

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 【温故知新】ブックレビューNo.1「ムツゴロウの大漁旗」 | トップページ | 【温故知新?】ブックレビューNo.3「大江戸釣客伝」 »

2019年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ