【釣行記】平成25年10月10日(木)京急大津・石田ボートさん(前編)
凪いだ大津。黒鯛に初めて出会えた日になりました。

予告なしの平日釣行です翌日が仕事、かつ木曜日なので、今回も数釣り禁止という制限付きでした(ゴミ出し等の関係で木曜は本来釣行禁止なんです
→ 詳細)。そのせいもあり、自分の中で設定していた釣行テーマは前回の大津釣行(9月7日(土))とまったく同じ「黒」「赤」「青」の大物狙い。
とにかく「黒鯛」
実は、今回釣れなかったら、手漕ぎボート釣り以外の方法も視野に入れるつもりでした。そんな覚悟の中で、今回釣り上げることができたことは心から嬉しいことです
(釣れ方はただのラッキーだったのですが
)。
それでは、凪と好天に恵まれた大津釣行記、スタートです
(出来るだけ短く・・・。うまく圧縮できるかなぁ)
【GPSログ】
まず航跡から。海苔棚の様子を見たりしたので、ちょっとゴチャゴチャしてますが、竿を入れたのは2箇所だけです(海苔棚位置のトレースを考えたのですが、作業中の棚が多くて中止しました)。

今年の海苔棚の位置はまだ未調査です。
1.富士山出し
潮を観察するためのアンカリング。水深約16m。根の頂上付近です。ここでは中サバばかり。すべてリリースしました。
2.中根ブイ付近
海が穏やかで、あまり流れなそうな潮回り。9月7日の釣行時と似た条件です。底潮が少しでもよく動く可能性を求めて、今回も中根にチャンスを求めました。水深27m。根の際と思います。前回イナワラが釣れたポイントから東南東に70~80m離れてます。コアジからポツポツと釣れ始め、アタリは多くないものの、大鯵、黒鯛、真鯛まで釣れました。
※重要な注意
中根は大津の手漕ぎボートエリアで1番沖の高根で、風波の条件の良い時限定のポイントです。また、潜堤と言われる海底の人工の堤の辺りはアンカーを落とすと揚がらなくなるため、アンカリング禁止です。アンカーが揚がらなくなるとボート店さんに多大な迷惑が掛かってしまいます。十分に注意してください潜堤エリアが把握できていない場合は、中根付近にアンカリングすることは避けてください。
アンカー禁止エリアについてはKAKEさんが無償で作成・公開されているKMLファイル(「ポイント直行KMLファイル」)に明記されてますので、GPS等を使える場合はぜひそちらをご参照ください。
【実釣について】
実釣の詳細です
AM7:10 富士山出し
武山出しから開始したかったんですが、海苔棚が被っていることを予想して避けました。代わりに、潮当たりが良くて潮の流れを観察するのに適する富士山出しを選択。下げ潮の流れ出しを感じるまでの限定で、泳がせ用のアジの確保が目的です。数日前にたけちゃんさんが黒鯛を連釣されたエリアですが、潮も異なり、黒鯛の期待はかけていませんでした。
遠くに釣りキチ先生らしきボートが見えます。先生はガレ場付近からのスタートのようですね
。アジ狙いのビシ仕掛けを落とすと、1投目から中サバの一荷でした
。その後はサバ続き。コマセを絞っても、休憩を入れてもサバ。しまいには空針に喰って来る始末です
。1時間ちょっと経ったところで、僅かな潮の流れ出しを感じました。それを元に下げ潮の方向を予想し、移動します。
AM8:50 中根
途中、海苔棚付近を回り道しながら中根へ移動。富士山出しで東からの潮の気配を感じたので、下げ潮は北東から入ると考えて位置取りしました。仮に予想が外れても気にせず、同じポイントで粘るつもりでした。
サバやフグを警戒し、「寄せ」より「待ち」の釣りを意識して釣りを開始します。竿は2本。2.4mのウィリー仕掛けと4.5mのアジ・黒鯛兼用仕掛けです。しばらくは静かでしたが、まずウィリー竿にアタリ。先針のオキアミに喰ってきたのは17cmほどのコアジ
即泳がせ仕掛けに付けて投入です今回も3本竿体制で貪欲に挑んでみます(ワラサが来たら後悔するかも・・・
)。
釣りキチ先生もガレ場から移動して来られました。様子をお聞きすると、ガレ場はアジが入れ食いだったものの、型が小さい、とのことでした。声の届く位置に入られました。今回も先生と一緒の釣りになりそうで、幸せを感じます。
ポツポツとコアジが釣れます。5~6匹釣れたところで置き竿にして、比重を黒鯛狙いの竿に注ぎます。底潮の流れを観察していたところ、置き竿のドラグから摩擦音が聞こえました。何か大き目の魚が掛かったようです
横走りしないイナワカ?のような引きで揚がってきたのは40cm弱のマアジ嬉しい獲物です

37cm。大きいです!大津では過去最高ですね\(^o^)/
このアジを揚げた時、背後から声が掛かりました。「マルアジ?」大吟醸さんですいつのまにかすぐ近くにいらしてました(忍者みたい
)。「マアジでした~
」そんなやりとりを交わさせて頂いた後、大さんは東の方に揚揚と漕いで行かれました。きっと今日も坊主上等の大物狙いと思います
恰好いいなぁ
。
しばらく後にもう1本同じサイズの大アジが黒鯛狙いの方の竿に掛かり、その後アタリが遠のきました。
先生に様子をお聞きすると、「さっき3号ハリスが切られた」「アジじゃない」と。何かオキアミに食いつく大きい魚か、歯のある魚が回っているのかな?
静かな時間。こういう時はコレですね。

Heavyさんと大さんからの頂き物です。有難うございました~
お呪いのあと、しばらく静かなままでしたが、突然ウィリー竿が暴れだしましたまたもや大アジです。見事に型が揃ってます
。立派なお刺身になるサイズ。これは柵どりできますね

アタリは少ないけど、デカくて型が揃ってます!初めての経験です。
その後、また静かな時間になりました。あまりコマセを積極的には振らないスタイルを選択しているので、のんびり感があります。ソルティ洋梨を飲みながら先生の釣りを眺めます(贅沢な時間でした)。
先生が竿を取り、リーリング開始。ヒットされたみたいです。「そうだ」と思い立ち、先生の姿を動画に撮ってみることにしました。
iPhoneで撮影しながら、魚が釣りあがる瞬間を待っていると・・・。
突然ウィリー竿の竿先が引き込まれ、ドラグがギュルギュルと鳴ります大物!?
iPhoneを投げないように気を付けながら、竿を取ります。かなり強い引き。イナダ??竿を止めて引き具合を見ると、なんだか鯛のような引きにも感じます。でもウィリー仕掛けなので違うだろうと思いました。
「イナダっぽいのが来ました~」先生に声を掛けてのファイトです
。
最後まで力強く暴れます。やはりイナダ?ボート下に逃げ込んだ相手を、タモを構えて引き出します。目の前の海面に現れたのは「真っ白いおなか」。なんだ??イナダじゃない!??
「黒鯛」でした。

大アジが一緒に写っていますが、なぜ写ってるか記憶がありません。ダブルヒットだった?一荷だった??黒鯛で興奮してしまって記憶が飛んでしまったようです。
タモに収めた黒鯛を目の前にして、空いた口が塞がりません。
「黒鯛だ」とようやく口に出たのは何秒後?覚えてません(先生に聞けば分かると思います
)。
人生初の黒鯛です今年の目標魚のひとつ。そして、釣りたさのあまり最近は夢にまで出るようになっていた「1番釣りたかった魚」です
黒鯛狙いの竿ではなく、ウィリー竿という「釣れ方」はともかく、気分は最高になりました(記憶が飛ぶほど)。
「今日来て良かった」叫んでしまいました(これも先生に聞けば本当と分かります
)。
たしか先生に「もう帰りますか?」と冷やかされたような・・・。
いいえ、まだまだ帰りませんよ(笑
黒鯛が群れている可能性を考え、仕掛けをすぐに再投入したつもりですが、おそらく実際には遅かったと思います。再度のアタリはありませんでした。その後しばらく静かになり、徐々に心に落ち着きが戻ってきました(正直、浮足立っていました
)。
黒鯛を釣ることができたので、真鯛を意識した釣りに移行してみることにします。アジ・黒鯛仕掛けのまま、タナ取り開始です。
タナ取り作業を数投すると、エサの取られ方から、魚の気配がある感じがします。何か、エサ取りを警戒させる大物がいるようです。テンションがあがります
程なく、タナが判明しました。置き竿にして、エサをタナに長めに置いてみます。
アタリがありません。もう一度繰り返します。
間が空くので、泳がせ竿の様子をチェックすることにしました。引き揚げて泳がせのアジの様子を見ると、ピンピンしてます。再びアジをゆっくり下ろしていると・・・。
「ジリリリ」リールのラインアラームが泣き喚きました
かなり強いアタリ。タナ取り中の竿です
しかし1秒と経たずに竿は静かになり、竿を手に取る間もありませんでした。仕掛けを上げてみると、見事に針がなくなっています。
あの初速のパワーは青物のようです。ワラサ・・・?先ほど先生の3号ハリスを切った相手と同じかもしれません。
(ハリスの切り口はスッパリ。4kgに耐える仕掛けを、3kg程のドラグ調整で使ってます。ふつうなら簡単には切れません。後から考えると鋭い歯のある魚?もしかしてサワラ・・・??)
交換する仕掛けを考えます。タチウオ対策に5号仕掛けを持ってきてありますが、太すぎて黒鯛や真鯛が遠のく気がします。しかし3号仕掛けではまた切られ、悔しい思いをしそうです。妥協点は「4号」でした。
手持ちの仕掛けから4号のものを探すと、6m・1本針仕掛けがありました。太軸の重い針を使った黒鯛仕掛けの太糸バージョン。コレを投入します
仕掛けを変えた後、再度タナ取りをし直し、見つけたタナにエサを置きます。
アタリがありましたドラグが出されますが、唸りをあげるほどではありません。上がってきたのは40cm近いマアジ。今日1番の大アジです
しかし、やってしまいました。取り込んだあと、船尾のクーラーに入れようとした時に手が滑り、船外にポチャンあちゃ~、サヨウナラ・・・
。
掛かってきたのは先針のほうでした。
長くなってきてしまったので、前編はここで終了です。
実釣の終盤戦と、基本情報や出船前の楽しい時間などのQ&A形式でのご報告は、後編でご報告させていただきます。
後編は同時ににポストしています。お手間を避けるため、前編はコメント受付なしにしておきますので、もしコメントを頂ける場合には、後編の方にお願い申し上げますm(_ _)m。
« 【釣果速報】平日ゲリラ釣行!本日、大津に出撃してまいりました。 | トップページ | 【釣行記】平成25年10月10日(木)京急大津・石田ボートさん(後編) »