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2013年5月30日 (木)

【釣行記補足1】釣行テーマの遂行状況について。

平成25年5月24日(金)油壺釣行の補足です。


いろいろな課題を残した今回の釣行。釣行後にブログ巡回をしてみると、海の条件がほぼ同じと思われる釣行記をいくつか拝読させて頂くことができました。ブログオーナーの方々と自分の釣りを具体的に比較することができて、予想を超えて学ぶことが多かったと思います


ブログによる情報交換の醍醐味ですね
時代の恩恵を噛みしめられる瞬間のひとつだと思います。


それでは、いつものように補足記事に入らせて頂きたいと思います





【釣行テーマの遂行状況について】


1.油壺の潮の流れを出来る限り把握する
油壺の海を流れる潮の状況を観察し、今後の海底地形の観察と合わせて、ポイント開拓に汎用的に役立つ情報を掴んでくる


<遂行結果>
平日で岸払いがゆっくりだったことと、最初のポイントでイワシに苛まれて長居したことから、3箇所以上回ろうという計画は諦め、2箇所だけの実釣となりました。観察できた潮の流れのうち、明確だった2つの点をご報告させて頂きます。



・水深26mポイントでの潮変わりを挟んだ潮の変化


潮位差160cmの大潮、干潮AM10:15という条件下での潮の動きです。


AM9:30頃、潮は北西方向から流れていました。海面に落としたコマセが視界から流れ去るまで30秒くらいかかる潮の早さでした。NSのラインも、コマセも同じ方向に流れていく状況です。


250524tide1
今回、ようやく北寄りから流れる油壺らしい潮にあたりました(^-^)。


AM10:00頃、潮に変化が現れました。コマセは相変わらず南東方向に流れていきますが、NSのラインが南西方向に引っ張られるようになりました(つまり北東からの潮です)。徐々にではなく、5分程度の間にスッと向きが80度くらい変わった感じです。


250524tide2
時間はきっちり測った訳ではないので、感覚的なものとご理解ください。


NSのラインが変わらず南西に流れていく中、コマセの流れる方向が徐々にラインに近づいていき、AM10:30頃、同じ方角に落ち着きました。


250524tide3
潮が落ち着いたところで南風が吹き出してしまいました(^^;;。


見ている限りでは、表層の潮の流れよりその下の層の潮の流れの方が早く向きを変え、その後徐々に表層の流れが同調していく感じでした。
(朝からAM10:30頃まではほとんど無風状態でした)


潮の向きが変化する途中では、数十m以上先を流れるNS仕掛けとコマセはまったくかけ離れた位置になると思います。昨年大津でNSのテストをした時には、常に潮の向きが変わっていて困りましたが、油壺でもやはり潮変わりの時間帯等ではこういった動きがあるんですね。
まだほんの1度の観察なのでとても普遍的とは言えませんが、今後も情報を重ねていき、釣り方の選択等で参考にできるようにしていきたいと思います



・南風の状況下におけるマリンパーク下での潮のうごき


南風が吹き始めたあと、マリンパーク下の水深16mポイントに移動しました。アンカーを下してコマセをひとつまみ海面に投入すると、スーッと北へ流れていきます。


移動前、26mポイントでは潮が北東から入ってきていました。岸近くの浅場なので多少潮の向きが違っても不思議ではないですが、地形的に反転流が流れるとは思えず、潮の向きが真逆なのは不自然です。南風による表層流が発生しているだけかな?、と思われました。


しかもかなり早い流れで、コマセが視界から流れ去るのに12~13秒といったところです。上下の潮が逆向きで、しかも表層の流れが早い。まったくの素人ではありますが、この状況はNS釣りに向いていないと感じます。


まずはメインにしているビシ釣りでチャレンジ。しかし、釣れずに時間切れ。最後の1時間でNSを流すと決めた時も、潮の状況はほぼ変わりありませんでした(ビシ釣りをしてる間、底潮が少し弱くなってきた感じはありました)。


途中、70mほど流して着底した感じがあった時、ラインを巻き取ると、針がボートのすぐそばから揚がってきたので、やはり底潮が逆に流れていたんだなぁ、と思いました。


今回NSで大鯖が釣れたのは50mほどラインが出たところでした。ヒットした時も、実際にそれくらい離れた位置からファイトが始まった感じです。つまり仕掛けは表層流に乗ってかなり遠くまで流れていっていた、と思います。


Nsnagarekata1
JPEG画像にしたらラインが見にくくなっちゃいました(゚д゚lll)。

50mは北にいって、それから20mラインが出る間に針がボートのそばまで流れ戻ってきている??


こんな感じでしょうか?


Nsnagarekata2
油壺は南風による表層流の流れ出しが早い気がします。


Nsnagarekata3_2
余談ですが、この場合潮の流れの境目に海中の潮目が出来てるはずです。コマセがしばらく留まる可能性もありますね。


もし50m以上流れてからアタリがあったとしたら、きっと手元には感じられなかったんじやないかな?、と思います。


今回NSに使ったラインはフロロではなくサスペンドナイロンの5号でした。今までのテストでフロロを流してきたこともあり、大潮で不利なことは承知の上で、実験のひとつとして選択しました。実際、ナイロンラインはずーっと水面を這って流れていて、「ちゃんと針は沈んでいってるんかいな??」という状態でした


これは根拠の薄い感覚的な判断ですが、表層流が北に流れていたのはせいぜい海面から1.5m程度までと思います。とすると、ナイロンライン仕掛けは1.5mm沈むまでに50mも流されていた?? ちょっと信じがたいですが、まだ吸水が十分でない状態でもあったので、本当にそんな感じだったのかもしれません。


この潮の観察が、今回の釣行テーマ遂行における唯一の成果ですね(あんまり具体的ではありませんが



2.ビシ釣りからNS釣りへのシフトを実践する
釣り方の変更を体験することと、ライントラブルで1度もNS流せなかった前回の反省を活かすことが狙い。余裕があれば、ビシ、NSともワンポイント工夫をした仕掛けを使ってみる


<遂行結果>
ビシ釣りの後にNSに移行することは、トラブルなく実行できました。ただし、イワシの群れを気にしながらNS仕掛けを作っていたら、工夫のワンポイントを忘れて普通の仕掛けを作ってしまいました


本当はナイロンラインにフロロ先糸を8mほど付けてみようとしていたんです。試せず残念 でも、大潮に向いたテストではありませんね。またいつか改めてトライしてみようと思います


ビシ釣りの工夫は、6m、8mのロングハリス仕掛けに大鯖とイサキを意識した枝針を付けたことです。ビシから2mの位置。比重を意識した糸ヨレ対策が施してあります。ビシ釣りでの大鯖は枝針でした。しかし、先針での釣果が無かったので評価はできません。詳細は仕掛けレビューの方に記載します。


総じて、わずかに及第点に及ばず、というところでしょうか



3.釣果目標「マダイ1、イサキ1、メジナ1、エソ1」
目標魚はまったく釣れませんでした。かろうじて本文に「春のサバも歓迎と書いていたので、大鯖が釣れた喜びは素直に噛みしめてます。しかし本命魚はボウズなので、達成度としては0点でしょうか


イサキは、朝イチで水深36mポイントに向かい、マダイ狙いのついでに狙うつもりでした(前回そのアタリでイサキ玉と思しき魚探反応を見ました。回遊していただけかもしれませんが
しかし岸払いが予定より1時間近く遅れたため、下げ始めの時合が過ぎたと判断して、今回は省略しました。


予定では水深24m付近の地形変化ポイントも攻めてみるつもりでしたが、こちらもイワシと南風に阻まれて省略。状況に合わせた結果とはいえ、思い描いていたポイントが回りきれなかったことは、ちょっと欲求不満な感じにつながってますね





書き出してみたら長くなってしまいましたので、今回の補足はここまでにしておきます。


2回目の補足では、仕掛けとその他について触れさせて頂こうと思います(本命ボウズなのに無駄に長い補足ですみません)。





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コメント

HEPPOさん、こんにちわ!

私も先日同じ様な事が起こりました。
仕掛の道糸の入り方とこぼしたコマセの流れ方がズレてる…
海中はどうなっているのか???
2枚潮だとか、3枚潮だとか、良く耳にしますが分かりません(*_*;
潮に負けないように重いビシにしようとすると、更に流されている様な。。。
毎回思います。小潮でコレ?????
観音崎でNSは可能なのでしょうか???

よく、ラインも太いと流れの影響を受けると聞きます。
細いラインである程度の大きさのビシで重さを調節すればコントロール出来るのでしょうか???
コマセビシ釣りをまだまだ学ぶ事が多くて、やはりNSは先になりそうです(^_^;)

釣りでこんなに頭を使うことになるとは思いませんでしたよ(笑)
元々おバカな私には大変な事ですぅ( ´Д`)=3
感覚で釣りをする私にはやはり上達は中々見込めませんねw

HEPPOさんのこういった記事が本当に本当に助かります。
分かりやすくとても参考になり、読んでいるうちに、「だとしたら、こうしてみるとか…?」なんて新あらたな発見やトライを促してくれます。
今後もHEPPOさんの記事から目が離せません!!

HEPPOさんこんにちは。

風向きと潮が逆だと確かに釣り辛いと思いました。
竿を2本出しすると、時たま絡みます。
この前の大津の時がそんな感じでした。

そもそも間違ったのが潮上にサビキ仕掛けにして、錘30号。
潮下側にビシ仕掛けで40号。
そりゃ絡むよな。。。でした(笑)
なので途中から55号(30+25)でサビキをやってました。

でもこういう経験が今後の釣りに厚みが出ますよね。

前回の釣行で同じように思ったのですが、説明が難しいので割愛しましたが、
HEPPOさんが補足してくれたことで自分の頭でも整理が出来ました!

ありがとうございました♪

> Heavysizeさん
コメントありがとうございます!

潮の流れは複雑ですよね。
僕はゴルフをやりませんが、風の中でゴルフをやる時も似てるのかな?と妄想しちゃいます。
目に見えず、手も届かない場所の状態を想像しながらチャレンジする・・・。
ゴルフはボールの行方が答えになるから違うかな?
釣りだと答えは見えないままですもんね

僕もHeavyさんとまったく同じで、海の中のことをただ一生懸命想像するばかりです。
糸を細く、ビシを重くすればいいのかな?まったくおんなじ発想です。

結局わからなくても、悩いたいだけ悩めるところも釣りの懐の深さなのかもしれませんね

来週末にかけての天気予報は今のところ良さそうですね!
だんだんテンションが上がってきました~o(^o^)o

> せーじさん
コメントありがとうございます!

自分の記憶のデジャブかと思いました
まーったくおんなじ経験が僕もありますよ。

潮上にサビキ、潮下にビシのはずなのに、揚げると絡んでる・・・。
表層の潮の向きと底潮は向きが違いました。違ったというより、どんどん向きが変わっていたようでした。

面白いですよね!
きっと釣りを続けていく限り、ずっとこういうことで考えたり悩んだりしていくんでしょうね。
「釣りは一生の趣味」。言い換えるときっと「一生悩むことになりますよ」という意味なのかもしれませんね

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