« 【釣行記・後編】平成25年4月20日(土)油壺釣行のQ&A部分です。 | トップページ | 【釣行準備】明後日(5/4)、出撃予定です! »

2013年4月25日 (木)

【釣行記補足】釣行テーマ、仕掛け、その他もろもろについて。

平成25年4月20日(土)油壺釣行の補足です


遅くなってしまいましたが、釣行記の補足です。

恒例の内容を中心にまとめておきたいと思います。





【釣行テーマと遂行状況について】


今回も事後報告になってしまいましたが、釣行前に個人的に設定していた釣行テーマとその遂行状況を挙げておきます。


1.油壺での手漕ぎボート釣りの流儀を把握する
今回は釣果よりもまずこの点を重要視します。交通、エサの調達、乗船・下船の流れ、ボート船体の特徴等について確認をして、周囲に迷惑の掛からない最低限のマナーを身に着けることを最優先にします。


【結果】
釣行記本編の「失敗」に記したとおり、いくつかの苦い経験を得て課題が浮かんできましたが、どれも次回以降の釣行では解決できそうです

ただし魚探振動子の船体への固定については、貸ボート・油壺さんのボートの船べりは大津の石田丸さんのボートと大きく異なるため、対策を考える必要があるかもしれません。

僕の使っている振動子固定具はアームに市販のステンレスのロングSカンを利用しており、力を入れれば手で曲がりを調整することができるため、今回はボート上で角度を調整して対応しました(写真を撮り忘れてしまいました。次回もう少し詳しくご紹介したいと思います)。



2.チャリコ爆釣講座を実践する
春の間はビシ釣りでしっかりとチャリコを釣れるようになることを目指す予定です。同時に油壺の潮の流れや魚の状況について情報を集め、NS釣りの予備的な準備を進めます。その第1段階として。今回はタナ取りをしっかりできるように練習します。釣果目標は「エソ1、メジナ1、チャリコ1」とします。


【結果】
昨年の観音崎釣行の時からトレーニングをしてきたこともあり、タナ取りの実践はイメージ通りに行うことができました。潮の流れについては、若干特殊な日に当たってしまったこともあり、まだあまり頼りになりそうな収穫はありません



3.マリンパーク下の海底地形をできるだげ確認する
ポイント調査は次回以降の目標のつもりですが、可能な範囲でマリンパーク下の様子を見てみようと思います。状況によっては足を延ばして定置網の位置確認をしてみるかもしれません。


【結果】
今回はあまり移動せずにタナ取りの練習に集中しました。でもマリンパーク下の海底状況が広範囲に亘って岩礁帯であり、かなり変化に富んだ海底であることは分かってきました。

意外だったのは「海中ロープ」があったことです。3回アンカーを引き上げましたが、2回は海中ロープに引っ掛かっていました。この海中ロープ、アンカーロープとほぼ同じような感じで、大津の海苔棚周辺のロープとはかなり違うものに見えます。海底にあるらしいので「海底ロープ」といった方が良いかもしれません



【今回の仕掛けについて】


今回使用した仕掛けのレビューです。針はすべて内掛け結びです。


※前提として、以下の3つを意識して操作していました。

・ビシを出来るだけ着底させないこと(←特に気にしています)。
・ビシをタナにセットしたら、できるだけ暴れさせないようにすること。
・コマセは最低限に調整。


◎フロロ2.5号・6m・1本針仕掛け
先針:PEマダイ9号
ビーズ:無し


チャリコ狙い用の基本仕掛けとして作成した「シンプル・イズ・ベスト」仕掛け。今回のスタメンです。1本針仕掛けだとハリスが長くても扱いやすいです。PEマダイは手持ちの真鯛針の中では細軸で軽い方です。今回、ミ二カサゴ、べラ、メジナを釣り上げました。



◎フロロ3号・8m・1本針仕掛け
先針:伊豆メジナ13号 
※途中で11号に結び替えました。
ビーズ:高輝度ひかり玉4号 
※途中から外しました。


ハリスの潮流抵抗とひかり玉の浮力を利用して、緩い潮に乗せようとした仕掛けです。ひかり玉はビーズの中でトップクラスの浮力があります(真鯛フロートには負けます)。ポイントBでメジナを釣った後、アタリが遠くなったので、針のサイズとビーズに手を入れましたが、その場では結局アタリは出せませんでした。ポイントCでもそのまま使い続けたところ、マダイ2枚を釣り上げることができました。しかし、潮が複雑だったため、状況に構成が合っていたかどうかは不明です



【その他もろもろ】


・ヒガンフグの「歯」
釣行記の本文では、マダイが釣れた後、ポイントCで2時間タナ取りをして何も掛からなかったと書きましたが、正確には1回アタリがありました。


釣れてきたのは「ヒガンフグ」さんです(以前せーじさんが釣られた「コモンフグ」と、模様がとても良く似てますが、色が逆です)。


1366901935939.jpg
この方が釣れたら針交換確定(^^;;

この方、ものすごい音で「歯ぎしり」をします。イシモチのグチっぽい声より数倍耳に障わる嫌な音ですが、この音を出している「歯」スゴイです


1366901939159.jpg
白い歯(^^;;。虫歯になったりしないのかな?

この歯

これ1枚歯ですよ。いったいどうやって進化したらこんな歯になるんでしょう?この大きな歯がハリスを嚙みきろうと、必死でギィィ!ギィィ!ギシィィ!!と歯ぎしりします


「サバフグ」と言われるフグはさらに鋭利な歯を持っているらしく、PE4~5号でも1発で切ってしまう天然のニッパーらしいですが、このヒガンフグの歯も十分怖いです・・・。ちなみにヒガンフグもサバフグも大津で釣ったことがあります。もし指をかまれたらそこのお肉がなくなっちゃいます。気をつけましょうね



・湯引きが美味しかった
今回釣れたお魚さんのうち、小さいほうのマダイは翌日に「鯛めし」でいただきました。


1366901941244.jpg
炊き込み系。時々猛烈に美味しそうに見えたりしませんか?(^^;;

我が家は鯛めし好き。食べ過ぎ要注意です(今回も、食事後に「苦しい」が妻からも子供からも聞こえてきました。もちろん僕もです)。余った分はおにぎりにして翌朝の朝食に出しましたが、このおにぎり、前日の夕食の時よりさらに味が濃くなった気がして絶品でした


残りの魚(大きい方のマダイ、メジナ、ベラ)はすべて「湯引き」にしました。


1366901943158.jpg
奥がメジナとベラです。

最近「真空チルド」という機能がついた冷蔵庫に買い替えました。その「真空チルド」で3日間寝かせてから、湯引きにしてみました。マダイの熟成後の味は保証付きなので心配していませんでしたが、メジナとベラは痛んでしまうことが心配でした。


ところが・・・。


メジナもベラも、「湯引き」がとても美味しかったんです
事前に調べたところ、メジナもベラも皮下脂肪のある魚で皮も食べられると分かりました。「湯引き」では氷水で締める工程があるので、3日寝かせることで犠牲になった食感をカバーする効果もあったかもしれません。


プリッとした歯応えが残っていつつ、甘みも濃かったんです。
娘は「マダイが美味しい」と言いましたが、妻と僕は「メジナ」の方がやや上、と感じたほどです。更に、一番お刺身の味にうるさい息子は「ベラが美味しい」と言っていました。


本当に3種とも、テーブルに笑顔が広がる美味しさでした



今回のメジナ、お腹を開いた時に、海苔の良い薫りがフワッと広がりました。まだ海苔を食べている「寒メジナ」の状態だったのかもしれません。



マダイが産卵後かどうか気になったのですが、2枚ともお腹には卵も白子も見当たりませんでした。これは産卵後ということなのでしょうか・・・?


身の味からすると、十分に美味しかったです。今までより長めに熟成させ、湯引きにしてしまったので繊細な違いは分からない状態かもしれません。そもそも僕の味覚は頼りにならないですが・・・


(のりべんさん、あまり参考にならない内容ですみません)





今回の釣行記補足は、この1回で終了です


明日からは次回釣行の準備や、さくら仕掛けの実験に取りかかりたいと思います。


もうすぐゴールデンウィークですね。前半の天候はおおむね良好そうでしょうか(土曜は微妙かな?)。


GWに釣りに行かれる皆さんに素敵な天候運と釣り運が訪れますように


1366902661792.jpg





« 【釣行記・後編】平成25年4月20日(土)油壺釣行のQ&A部分です。 | トップページ | 【釣行準備】明後日(5/4)、出撃予定です! »

コメント

HEPPOさんこんばんは。

いつもちゃんとした目標を立てて計画を練るHEPPOさん。
本当に私にはない感覚です。

それなりに目標は立てますが、それに向かっての努力はそんなにしてないです。
行き当たりばったりな感じなんです

そういう意味ではHEPPOさんの釣行はいつも勉強になります。
自分では出来ないからこそ考えさせてくれます。

そして料理!
ベラをそんな食べ方で食べれるんですね~。
初めて知りました。

昔はよく釣りました。
でも焼いて食べたことしかなかったです。

鯛めし。。。美味しそう
今酔っ払ってるので、この鯛めしで〆にしたい感じです

HEPPOさんの狙いや美味しい料理を堪能させて頂きました!
また次回以降が楽しみです♪

> せーじさん
コメントありがとうございます!

やっとGWに入りましたね!
せーじさんも今日はゆっくりされていますでしょうか(^-^)。

いきあたりばったりは、僕の憧れですよ〜
僕があれこれあらかじめ狙いを絞ったりするのは、現場で混乱しやすくて
臨機応変な対応が苦手だから。自分の弱点をカバーするためなんですよ(^^;;。
せーじさんの、臆することなく全身でまっすぐに進んでいかれる姿は本当に憧れのひとつです(^-^)。

ベラは美味しいですよね!
良型が釣れるとかなり嬉しいです。せーじさんもたくさん食べられてたんですね(広島時代かな?)。
関東だとあまり食べる人はいない?みたいです。

GW中、1回出られるかもしれません。
風に恵まれますように・・・。

こんにちは^^


素晴らしい内容の記事なのに・・・ とどめです。

ヘビーさん ブライアンさんに続きこんどは 鯛めしっすかぁぁぁ~~ 泣

ぼくがどんだけ今腹ペコだかしらないんde・・・


すみません 取り乱しました。


メジナは僕も食べるの好きです。 真夏のメジナは僕は好んで食べませんが6月までのメジナは好きです。

引いた皮も焼いたり、酢和えにしたりと。

メジナって食味の評判がなんかあんまりよくないんですよね。
だからHEPPOさんのような人が美味しいって言って下さるとうれしいです。


> 世妃亜さん
コメントありがとうございます!

僕もブライアンさんやHeavysizeさんのところでノックダウンされちゃいましたよ〜(^O^)。
我が家はほとんどお刺身で食べ尽くしてしまう家なので、料理写真はいつもほとんど同じだったりします(^^;;。

メジナは釣るのも食べるのも、はじめてなんです。
本当に美味しかったですよ〜!\(^o^)/
やはり時期によってかなり違う魚なのでしょうか。

お腹をひらいた時の海苔の薫りが忘れられません。
メジナがお好きということは、セピアさんは磯釣りをされるということですよね?
釣りの幅がお広いですね!僕は狭い経験しかないので知らないことばかりです。
これからもぜひいろいろと教えてください!(^O^)/

HEPPOさんおはようございます(^_^)/

メジナ、美味しいですよねぇ(^q^)
生前父がよく伊豆の磯にメジナ釣りに行っており、刺身で食べました!!

時期もあるのか美味しい時とそうでもない時とありましたが、好きな刺身でした。
しかし、私はまだ釣った事がありません。

鯛めしといい、湯引きといいとっても美味しそうですぅ☆彡
私もこの鯛めしが食べたいのですよねぇ。
HEPPOさんのおかげて次こそは!!と更に頑張れそうです(笑)

さぁ、完全に春の海ですよね。
皆さんのGW釣行を楽しみに仕事頑張ります!(^^)!

> Heavysizeさん
コメントありがとうございます!

GW中のお仕事、お疲れ様ですm(_ _)m。
僕も休日出勤の可能性があったのですが、幸い選から漏れました
後半に1回出たいなぁ、と計画中です.

メジナ。Heavyさんもお好きなんですね!まだ季節の違い等は全然わからないのですが、
引きは良いですし、僕の中では「嬉しい魚」ランキング上位になりました~

正面から見ると鯉に似ていて、なんとなく子供時代の魚が釣れた嬉しい気持ちを思い出しちゃいます

出来れば春のうちにHeavyさんとお会いしたいですね。
(写真等で何度も拝見してますので、「まだお会いしたことが無い」という違和感を払拭したいだけなのですが

HEPPOさん、こんばんは。

HEPPOさんのブログを読んでいると、自分に足りないことがよく分かります。

仕掛け、ポイント、潮流など、しっかり準備されているHEPPOさんに比べると、自分はどこで釣ろうかとポイントの事ばかり考えってしまってます(汗)

HEPPOさんが初めての場所で真鯛が釣れたのは、真鯛を釣るべくして準備をしているからだと痛感しました。

もっと勉強しないとなぁ(-_-;)

> ブライアンさん
コメントありがとうございます!

今回マダイが釣れたのは、本当に運だけなんです~
「準備」。実際のところ、釣行前はほとんどできてませんでした

昨年の観音崎釣行の時から、タナ取りの練習をしていたことと、昨年11月頃、Google Earthに
海底地形図の仕込みをしてあったことだけが頼りで、とりあえず迷うことはなかった、という程度です。

目指した釣りは先ブライアンさんと、まったく同じです
きっとこれから先、いままで以上に情報交換が楽しくなるかもしれませんね!

ブライアンさんの釣行記、今後も楽しみでたまりません!

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 【釣行記・後編】平成25年4月20日(土)油壺釣行のQ&A部分です。 | トップページ | 【釣行準備】明後日(5/4)、出撃予定です! »

2023年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ