【釣行記・前編】平成25年4月20日(土)貸ボート・油壺さん
10週間ぶり、今年2回目の手漕ぎボート釣りです

本当に楽しいことは、辛いことや面倒なことの向こうにある。そう思うことはありませんか・・・?
今年、新たにチャレンジしたい場所として挙げさせていただいている「油壺」。
昨年の11月頃から釣行機会を狙っていたのですが、なかなかチャンスが訪れず、はや5ヶ月が過ぎ去ってしまいました。そして、ようやく今回、条件が揃って待望の初釣行に伺うことが出来ました
10週間ぶり、今年2回目の釣行でもあります。
あまりに久しぶりなので、前日は興奮してよく眠れませんでした。どこか初心に帰ったような、不思議な気持ちでの釣行でした。
記事圧縮の取り組みとして、今回もまず実釣の詳細報告からスタートし、主な補足は後半にQ&A形式で記載させて頂きます。
【投稿時注釈】記事を圧縮するように努めているのですが、どうしてもiPhoneのココログアプリがメモリオーバーで強制終了してしまう症状が出ます。このアプリを使わないとiPhoneで撮った写真を使うのがとても大変なので、やむなく釣行記を2つに分断して前後編にしました。前半が実釣報告、後半がQ&A部分になります。最新投稿からみると後編からになってしまい、みにくい点もあるかと思いますが、ご容赦くださいませ
。
まず最初に大切なことを。
今回の釣行は、昨年7月にこっとんさんがブログに書かれた「チャリコ爆釣講座」の実践を志したものです。
僕は昨年から、機会あるごとにこの教えを意識して練習しています。
長年の貴重な経験の集大成をまとめられ、余さずご披露を頂いたこっとんさんに、感謝の言葉も浮かびません。今後とも、教えて頂いたことを少しでも覚えられるよう、頑張っていきたいと思います。
それではスタートです
【今回のポイント】

※油壺全体の良いポイント図がまだ作れておらず、場所のイメージをどうお伝えしたら良いか考え中です。メジャーな根や定置網の場所の確認が出来たら、それらを参考におおざっぱな位置を示せるようになるかと思います。
ポイントは3か所、すべて「マリンパーク下」と言われるエリア内です。
①AM7:10 ポイントA
マリンパーク下エリアの北寄り。小網代湾南側の岬を回ってすぐ、岬から250mほど西のあたり。北寄りから潮が流れることを想定して、事前に選んでいたポイントです。南東に複数の小根があり、潮表になる斜面を探してアンカリングしました。水深11mから16mに落ち込んだあたりに入ったと思います。
ビシ仕掛け、2.5号6m・1本針からスタート。ラインで確認した着底は17mです。ビシは海面から2mで完全に見えなくなります。少し濁りが入っています。ストップウォッチを片手にタナ取りを開始。集中して作業していましたが、数投したところで気付きました。わずか20分ほどの間に走錨して40mも南西にズレてしまっています。
潮が弱いので油断していました。船体が受ける北風でアンカーが動いてしまったようです。アンカーが大津より軽く、底質が固くて平坦なところだったので、走錨しやすい場所だったのかもしれません。アンカーが止まったところでしばらく釣りましたが、タナが取れてもアタリが出ません。
潮の様子を見ていると、西寄りから入ってきたり、南側から流れたりと、目ぐるましく変わっているようです。潮汐差の小さい若潮だと、油壺でも潮が舞うんですね。大津で複雑な潮には慣れていますが、この場所は潮表を外してしまっている可能性が高いと思い、1時間ほどで移動することにしました。
②AM8:15 ポイントB
潮が読めないので、色々な方向の潮に対応できそうなポイントに探してみることに。複数の根か馬の背に挟まれた切り通しのような地形をイメージして、ポイントAから100mほど南下しました。
目を付けていた場所ではあったのですが、実際の地形は予想よりも緩斜面で、切り通しのイメージとは程遠いようです。でも、ところどころ海底に窪みか谷のような小規模な地形変化があり、良い感じに見えました。
アンカーが止まったことを確認して仕掛けを投入。魚探の水深表示は16m、ラインで確認した着底は17mです。ハリス+-0mの1投目で、油壺で初めての魚の感触がありました。

ミニカサゴちゃん。太陽光の届く水深なので赤くありませんね。
タナ取り作業を続け、2投後、今度はちょっと良い引きが

良型。ササノハベラと思ったけど、よくみたらキュウセンかな?
僕はベラ好きですし、良型でしたので、キープに。
その後3投で、エサを置いておけるタナが見つかりました。ビシを止めてから2分30秒で引き揚げ、トータル5分以内に打ち返しを終えるようにしているので、ここまででちょうど30分。以前から目標にしている「30分以内にその時のタナを見つけること」が達成できました。
次投から少し長めに間隔を取るようにしてみます。
すると、何かがアタリました強い引きです。鯛かも??
でも、やり取りで鯛の引きではないことに気づきました。慎重にハリスを手繰ると・・・。

メジナちゃん!お初です\(^o^)/
人生初のメジナちゃん寒メジナと言えるかどうか微妙ですが、とてもうれしい獲物です。記念にキープさせて頂きました
。
すぐに同じタナを狙いますが、アタリは続きません。タナが2mほど上がりました。中層を回遊する魚の気配が減ったかもしれませんが、どうも潮が流れていないようにも感じられます。しばらくタナ取りを続けて状況の変化を観察しましたが、針に掛かる魚は現れません。
仕掛けを3号8m・浮力のあるビーズ付きの仕掛けに変えました。
アタリません。
ひと回り小さい針に結び直してみました。
変わりません。
ビーズを外してみました。
それでもダメ。
気温が下がったのか、とても寒いです。ストップウォッチを見ながらじっと竿を構えている時にはガクガクと体が震えてしまいます。竿の持ち方を工夫しないと、竿先が暴れて釣りになりません。この寒さ、結局沖上がりするまでずっと緩みませんでした
。
メジナのアタリから1時間半ほどたったところで移動です。
満潮前の時合を迎えるべき場所を探してみます。
③AM10:15 ポイントC
ポイントBから再び北上します。海底地形を見ながらうろうろしていたら、小さな崖のような地形と、その周辺に緩やかなカケアガリがある場所を見つけました。ポイントAから見ると50mほど西の辺りになります。潮は南西から流れています。おそらく午後は北寄りからの潮が流れると予想します。潮が複雑な時は、多方面から潮通しの良いこういったピンポイントの地形変化が有望な気がします。
アンカリングすると、風で少し南西に流されましたが、ちょうど先程のポイントの潮上になると思い、そのままスタートしました。
しかし実際にタナ取りを始めてみると、予想に反し、潮の方向は刻々と変わっていきました。
一度、潮の確認のために投入したオキアミが、ゆっくり大きく円を描きながら沈んでいくのを見ました。初めて見る状況。本当に潮が渦のように「舞って」いたようです。
いちいち気にしていても始まらないので、気にせずタナ取りを続けます。
今回は5投でタナが見つかりました。ハリス-3mです。表層は潮が緩いですが、底の方は流れがあるような感じを受けます。そのタナを集中して攻めてみます。
6投目、ビシを止めてから約1分半。竿先がグウーッと持って行かれました。良型特有のアタリです2.5kgに調整しているドラグが2回ほど引き出されました。この引き、間違いなく鯛です
。
慎重にやり取りし、無事ネットイン。

僕は手デカなので小さく見えますが35cmの食べ頃サイズです\(^o^)/。
今回の目標はチャリコ1匹と考えていたのですが、顔を見せてくれた真鯛は35cmもある良型嬉しい嬉しい油壷での初真鯛です
。
すぐに同じタナを狙いましたが、後は続きません。
しかし、タナは上がっていないので、まだ鯛がいる可能性が高いです。
状況が安定しないのは、おそらく複雑な潮のせいだと思います。
粘り強くエサをタナに置き続けてみます。
5~6投したところで、アタリました

30cm。鯛めしサイズ?家族が喜びます(^-^)。
型は落ちましたが、真鯛と呼べるサイズ。嬉しくて、癒されます。
このサイズなら群れているかな?と期待しましたが、後は続きませんでした。
この鯛を釣った後、タナがみるみる上がりました。
ハリス+4mまで上がりました。水深17mでハリス8mなので、ビシは水面からわずか5mの位置です。
こっとんさんのブログの過去記事には、こういった状況は真鯛がいなくなったことが考えられるとあります。おそらく、ここで釣り続けてももう釣れないでしょう。
先程の2枚の真鯛は満潮前の時合に釣れたものです。潮汐的には潮止まりに入っています。
移動してポイント探しをすることも考えましたが、今日はこの場所に狙いを絞ってひたすらタナ取りを続けてみることにしました。真鯛2枚はすでに十分な釣果ですし、真鯛がいなくなったと思われる場所でも、潮変わりをはさんでずっとタナの変化を追い続けてみることで、海の中の状況をより深く知ることができるかも?と思いました。
そこから移動せず、タナ取りを2時間ほど続けましたが、その後はアタリが来ることも、タナが動くこともありませんでした。
納得の結果です。次回からは迷わずに移動できそうです。
PM2:00、沖上がりとしました。
最後の30分、こっとんさんが近くに来てくださり、流れるようなNSの手さばきを拝見することができました。
すみません、冒頭の「投稿時注釈」に記載のとおり、後半部分は「後編」記事に続きます。
2度手間になると申し訳ないので、コメントを書かれる場合はぜひ後編の方にお願いいたしますm(_ _)m。
(後編も同時投稿しています)
後編記事はこちらです。
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