【雑談】リールのメンテナンスをしてみました!<前編>
今年の「家での初釣り」です

今年のお正月休みは、ブログ更新もひと休みして家族とゆっくり過ごしました。
でも、釣りと無縁に過ごせる時間には限りがあるので、やっぱり「家での初釣り」を始めちゃいましたよ。
今年の「家での初釣り」はリールのメンテナンスです
1日1台、全部で5台のリールの分解掃除&注油を行いました。今までリールの分解なんてほとんどやったことがありません。中学生の時に買ったバス釣り用のべイトリールを分解した時に遠心ブレーキのパーツを無くして以来、「リールの分解はしない方がいい」と自分に言い聞かせてきたんです。
5台のリールの分解プロセスを全部記事にすると、読むのも面倒な上に役に立たない記事になりそうなので省略しておきます。
今回は古いリールの写真を交えて感想等を書かせていただいて、次回の記事で「シマノ・チタノスタナトル小船GT1000」の詳細を記載させて頂くことにしようと思います。
(例によってニフティのブログアプリでは長すぎて1本の記事にできませんでした)
この5台の分解メンテナンス。
「やって良かった」です。
それでは初めて行ったリールメンテナンスについて、自分なりの感想や発見を挙げさせて頂きますね。
≪初めてリールの分解をした感想&発見など≫
今回分解したリールはすべて両軸リール。それも古いものばかりです。最近のリールは分解が難しかったり、あるいは分解メンテそのものがメーカー修理対応指定されていたりすることもあると聞きます。新品で購入したのなら当分はあまりメンテナンスを気にする必要もないと思うので、あくまで古いリールや中古で買ったリールの場合の話、と考えて頂ければ良いかな?と思います
。
・リールの状態は外見からは判断できません
今回のメンテナンスには中古で購入した3台のリール(チタノス)が含まれてましたが、外見の印象と中身はビックリするほど別物でした。パッと見て1番きれいなリールが、中の状態が1番ひどかったです。そして1番ガタついた感じがしてキズだらけのリール。開けてビックリ、中は新品同様でした
。
・リールの回転の滑らかさは新品同様に再生できます
今回メンテした1番古いリール「ダイワ・ミリオネアST-10AC」。ハンドルを回そうとしてもギリギリと重く、使い物にならない状態になってから2年間も放置したものでした。
しかし、生まれ変わりました

「ダイワ ミリオネアSTー10AC」30年近く前に買ったリールです。
まるで新品時代のように気持ちよく回るようになりました。このリールは中学生時代に人生で初めて購入した両軸リールです。初めて買った時の興奮が思い出され、自分の心までメンテナンスが効いたような気がします
。

分解して綺麗に掃除。部品の数はこんな感じです。
これまで、基本的には安いリールを買って、回らなくなったら買い替える、という気持ちでリールを扱ってきました。でも今回、必要性にかられて初めて絶版のリールを購入し、メンテナンスに取り組み始めました。その結果、思いがけず他のリールのメンテナンスにも興味をもつようになりました。そして、20年以上前のリールでも新品の回転が取り戻せることを知るに至りました。嬉しい波及効果です何がきっかけになるか、本当に分かりませんね
・車のオイルと同じで、リールのオイル(グリス)にも寿命があります
金属粉で黒色になったグリスを拭き取りながら、「オイル交換をせずに3万km走った車みたいだなぁ~」と思いました。と思ったら、次のリールでは「10万km走ったんじやないか!?」という状態に行き当たりました
。グリスがほとんど黒い粉になってました。そんな状態でも、丁寧に汚れを拭き取り、新しいオイルを差してみたら素晴らしい回転がよみがえりました
。この経験は、本当に感動ものですよ

真っ黒になったグリスの成れの果て、
・オークションで購入する中古品の品質は当たり外れがあります
オークションで中古品を購入する時はどうしても当たり外れがあります。1回で良品に当たることは期待しない方が良いと思います。ボロボロのリールが届いた時にはがっかりします。
でも待ってください
外見がボロボロでも中までガタガタとは限りません。それに、仮に中まで状態が悪くても役に立たない訳ではありません。程度が悪いものでも同じリールがあれば、部品を流用することができます。保険みたいなものですね。オークション等で、機種に狙いを定めて中古リールを買う場合は、初めから複数台を揃える気持ちで臨むことをオススメします
。
・分解作業時の注意点
リールを本格的に分解すると、部品点数が多いため、何がどこにはまっていたのか解からなくなってしまう場合があります。それを防ぐために、工程が進むごとに「携帯電話で写真を撮ること」をおススメします。困ったときにすぐ確認できるので安心ですよ
。

記録写真に撮り過ぎはありません。要らなければ後で削除です。
キャスティング向けのリールの場合、ブレーキ系の機能がついていて、そうでない両軸リールにと比べると構造が複雑なようです。また、遊動式になっているパーツがあったりして、分解時に意図せず落としてしまいやすいです。落としたパーツを運よく見つけ出せたとしても、写真が取れておらず、どこにあったものか困ってしまうこともありますので、最新の注意を払いながら作業しましょう。
1つの部品を外した時、その部品の裏側にワッシャーのようなパーツが張り付いている時があります。もちろん剥がして綺麗に掃除する必要がありますが、こういうケースでは写真を撮り忘れやすく、あとで「ありゃこれどこだったっけ?
」となりやすいので注意が必要です。
リールの中を掃除していると、固着した油の除去に苦労することもありますが、基本は乾いた布、紙、綿棒などで頑張ることをオススメします。洗剤やウェットティッシュ系のぺ一パーを使う場合、部品に界面活性剤が残ってしまうとオイルの性能を落としてしまいます。もし使う場合はできるだけ界面活性剤の入っていないものを使い、さらに徹底的に拭き取るようにしましょう。

掃除前の状態。

掃除後です。綺麗になったかな?
・おまけ
かたやシマノのチタノスタナトル、かたや20年以上前のダイワのリール。メーカーも時代も違うリールなのに、中の構造がほとんど同じことに気が付いてビックリしました。部品がそのまま流用できるんじゃないかと思うほどです。リールの基本構造って意外に変わらないものなのかも?と感じました。なんだかこれからもできるだけ色々なリールを分解してみたくなってきてしまいました
。
初めてやってみただけのクセに偉そうに、と言われそうな内容になってしまいました
。
自分でメンテナンスをしたリールを回していると、何度でも嬉しくなって笑ってしまいます。今回僕がメンテした5台のうち3台はほぼ同型のリールだったので、完了分と未メンテ分の回転を比較することができました。本当に変わりました
もしお手元に使い倒したリールが残っていたら、ぜひトライしてみてください。きっと予想以上の満足感、達成感を楽しむことができると思いますよ~

5台の記念写真。まだまだお世話になります!\(^o^)/
またひとつ増えてしまいました。「釣りの楽しみ」って、本当にたくさんありますね
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コメント
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おはようございます
HEPPOさんも、やっちゃいましたか!
再びスムーズに回りだした時の達成感が良いですね。
嬉しくて、クルクル回してしまいます。
写真に取っておく、この方法考えても見ませんでした。
使わせてもらいます♪
投稿: 釣りキチ先生 | 2013年1月11日 (金) 07時01分
おはようございます(^_^)/
昨日の大津初釣りは風にやられて断念しました。
今年も天候に悩まされるのですかねぇ
リールのメンテですか!!
これはやっぱり当然一度は失敗しますよね(^_^;)
私もバス用のベイトリールを一度ダメにしてます。。。w
今は今回のHEPPOさんほど細かくパーツを外してませんが
3回の釣行につき1回はグリスの確認と油注入だけはするようにしてます。
どうしても海水ですし、毎回水道水でバシャバシャ洗っているのですが、
やはり錆が怖いじゃないですか。
特に中古のリールばかりですので、購入したら必ず先ずは出来る限り
清掃と油注入はするようにしてます。
本当に回転もスムーズになりクルクル回しちゃいますよね♪
やっぱりシマノとかダイワとかのリールは良く出来ていると思います。
かなり古い昔のリールでもメンテ次第でかなり使えますよね。
とはいえ、新品のリールなんてもう10年以上も購入していませんので
今のリールがどれだけ良いのかも分かっていませんが・・・(^_^;)
昨年は行けませんでしたが、毎年フィッシングショーには行っているので
そこでしか新品のリールを触っていないし、実際に使用してみないと分らない事も
多いですしね。。。
先生やたけちゃん師匠の様に古い道具もしっかりメンテして綺麗に使い続けていきたいものです。
特に竿やリールは高価ですからぁ(笑)
投稿: Heavysize | 2013年1月11日 (金) 08時53分
> 釣りキチ先生 様
コメントありがとうございます!
釣り道具にも永く縁の続くものとそうでないものがありますね。
。
今回手入れしたリール達がどうなるかわかりませんが、今回は中学生の時に買ったリールが
また使えるようになったことがとても嬉しくて小躍りしちゃいます
先生と同じ喜びを味わえてうれしいです




明日出撃されるんですよね!安全&大漁祈願です~
投稿: HEPPO | 2013年1月11日 (金) 23時39分
> Heavysizeさん
コメントありがとうございます!
リールの手入れ、定期的にされてるんですね!さすがHeavyさんです~
。
僕は遅ればせながら、リールは手入れをすれば永く使えるものだとようやく分かりました
バス用のリールで1度失敗しているなんて、まさにおんなじですね

あれは一種のトラウマでしたが、今回やっと克服できた気がします~
フィッシングショー毎年行かれてるんですか!
。
。
僕は中学生の頃に1回行っただけです。釣れそうな気がするものがたくさんあったり、
バスプロの正確なキャスティングを生で見れたりして、とても楽しかったのを覚えてます
新しいものを触ると、実践で試したくなっちゃいますよね
今後はHeavyさんを見習って、僕も道具の手入れを定期的にやっていこうと思います。
。
道具とも長いお付き合いをしていきたいですね
投稿: HEPPO | 2013年1月11日 (金) 23時50分
Heppoさんへ
メンテ、上手く行ってなによりです。
リールが蘇った感動が伝わってきました。^^
今の時代・・。携帯でカメラに納めるのは良い手ですね。
すぐ見て確認できるし、いらなければ削除するだけですもんね。
子供時代には、ドラえもんがいなければ出来なかった技ですね。w
技術の進歩にも感謝ですね。!(^^)!
投稿: Taka | 2013年1月12日 (土) 02時03分
> Takaさん
コメントありがとうございます!
昔やってみた時は、コワゴワと部品を並べながらだった気がします(^^;;。
手軽に写真が撮れてすぐ見られることは、考えてみたらものすごく便利なことですよね!
不器用な僕にはとっっても有難いです\(^o^)/。
中学生の時のリール、何度も捨てそうになりました。取っておいて良かったです〜
釣りが出会わせてくれる小さな幸せ。結構身近にも隠れているものですね!(^-^)
投稿: HEPPO | 2013年1月12日 (土) 18時57分
HEPPOさん、こんにちは。
自分でリールの分解メンテナンスが出来ると、道具に今以上の愛着が湧いてきそうでやってみたいです!
・・・なんですが、小学生の頃からプラモデルが苦手だった自分としては躊躇しちゃうんですよね(汗)
でも、やってみたいなぁ。。。憧れです(^_^;)
投稿: ブライアン | 2013年1月13日 (日) 15時19分
> ブライアンさん
コメントありがとうございます!
僕は小学生の頃、プラモデルは好きでしたが、下手くそでした(^^;;。
たしかに、油をいじること以外はプラモデルに似た作業かもしれませんね。
捨てようとしてたリールが昔のように回るようになったのは、本当に嬉しかったです!
ブライアンさんも機会があればぜひやってみてください。
きっと新しいプチハッピーが収穫できますよ〜!\(^o^)/
投稿: HEPPO | 2013年1月14日 (月) 10時47分