【釣行記】平成24年12月14日(金)京急大津・石田ボートさん(後編)
泳がせリベンジを狙った釣り納め釣行の後編です

☆彡今日のウオっち☆彡(非連続企画)
さっそくスタート
沖の小漁礁は、謎の根付近からはかなり離れた場所です。以前なら手袋をはめてフルパワーで漕いで行く距離なのですが、最近ひとつ悩みが・・・。「スカリ」を使うようになってから、スカリを海面に引きずったまま移動するようになり、スピードが出せないんです
。さらに、今回は泳がせのアジも水面に入れたままでした。左右のアジの様子を見ながら、ゆっくり移動しました(横で泳いでるアジはカワイイです
)。
中根のあたりに差し掛かると、大吟醸さんのボートが1艘ポツリと浮かんでいました。坊主上等の大物狙いの真っ最中でしょう。ご挨拶しながら横を通過しました。それにしても大吟醸さんの釣り姿は軍服のように見えます
。気合オーラのなせる技でしょうか。
AM11:50 沖の小漁礁(仮名・航路右側3本目ブイの少し東)
この場所は先週サルカンを壊されたポイントから西に150mほど進んだところです。先週の水深は26mでしたが、このあたりは約29m。大津で有数の大規模なカケアガリのエリアにある底質変化ポイントです(おそらくガレ場と同じように散在している漁礁のひとつです)。
実際の水深は潮位が下がっているので約28m。アンカリングは1度のやり直しで成功(海中ロープの心配がないので気が楽です)。ボートが安定したとこで潮をチェックします。すると、ゆっくりですが明確に猿島方向に流れ始めていました。移動前の予想とは違います。少し西に余計に足を延ばして正解でした
。また、大吟醸さんの位置取りが潮表とわかり、さすがだなぁ、と思いました。
まずは泳がせのアジを下ろします。次に下ろすのはサビキ?いえ、潮が流れているので、広くアジを寄せる釣りが楽しいと思います。ウィリー釣りの出番です
コマセを振り始めて第2投、さっそくアジのアタリがありました

20cmくらい。型は変わりませんね。
次投でもコマセを振るとすぐにブルブルッ
ウィリー釣りは魚を寄せる実感があって楽しいですね。
サビキも投入しましたが、徐々に潮が早くなっているせいか、掛かりは圧倒的にウィリー有利です。ウィリーに掛かった魚を引き揚げる時にサビキにもヒットすると困ります。エダスが短いせいか、放っておくとアジが外れてしまうんです。
移動前のポイントでもそうでしたが、サビキのアタリのうち2~3割は姿を見ないうちに外れてしまっています。サビキ仕掛けの自作は時間がかかるので敬遠していますが、工夫を考え始めると、だんだんチャレンジしたくなってきますね~。
その後もアジはウィリー仕掛けに入れ食い(ただし単発)でした。しばらく釣ったところでアジの数をカウントしてみると25匹。24匹ルールを発動し、アジ釣りは切り上げることにしました(先週の30匹キープではやはり捌くのが大変でした)。
泳がせ狙いのほかに、何をする?
答えは決まっています。先週から練習を開始した「NS釣法」です
アミコマセの比重調整の問題が解決していないので釣れる可能性は低いですが、先週と違って今回は潮が流れています。仕掛けの流れ方を少しでも知りたいので、試さずにはいられません。
それに、先週はNSの練習中に泳がせ竿にヒットがあったので、ゲン担ぎの気持ちも働きます。
時折、アミコマセ(+配合餌)をボートの潮上に投げたりしつつ、仕掛けを作ります。試しにツケ餌のオキアミを数匹、比較のために投入してみました。潮に流れがある時のアミとオキアミ比重の差は歴然です。オキアミはかなり沈んでいきますが、アミコマセはあまり沈まないまま流れ去ってしまいます。
オキアミコマセを使わずにNS釣りを効率的に行うには、やはり何らかの比重調整が必須ですね。
NSを流し始めます。
釣果には至りませんでしたので、詳細経過は省略し、ポイントだけ挙げておきます。
・先週と異なり、仕掛けは潮に乗ってよく流れました。水深の3分の2ほどから流し始めると、ラインが張った後、10秒に50cm程度のペースで出ていきます。先週の5倍ほどのペースです。
・NSは2時間ほどかけて7投しました。ストップウォッチを眺めつつ、1分に1度くらいのペースでコマセを少し撒きながらです。1回流すのにかけた時間の平均は15分くらい。今回は全体的に流し過ぎと思いますが、やはりNSの手返しには時間がかかります。
・今回は潮が流れているせいか、着底は判別できませんでした。仕掛け投入から13~4分、ラインにして45mほど流すと着底していたと思われます。
・着底すると、付けエサは必ず無くなっていた感じです。アタリはまったく解りませんでした。
・いろいろと勉強になることがありましたが、個人的に1番嬉しかったのは「NSを流していると潮の流れが手に取るように解る」ということです。
・2時間の間、潮はずっと猿島方向に流れていたのですが、たった10分だけ、突如として北東からの潮が入ってきた時間がありました。風が吹くような気配とともに、ラインの出る方向が突然90度変わりました。そしてその10分後には、いつのかにか元の潮に戻っていました(激しい変化は表層流だけと思われました)。
・自分なりに大津の潮の変化にいくつかのパターンの妄想をしているのですが、今回の経験は貴重なヒントになりそうです。
7投目を回収すると、時間はすでにPM2:30になっていました。時間切れです。泳がせ竿だけ残して沖上がりの準備を始めます。
NSを流している途中から、50mほど離れた位置に大吟醸さんが来られてました。大吟醸さんが近くにおられるうちは泳がせ竿を上げずに様子をみていようかな?と思ってましたが、気が付くと大吟醸さんのボートは視界から消え失せていました。
(大さん、消えるの早っ)
僕も慌てて泳がせ竿を上げ、沖上がりです。泳ぎ切ったアジちゃんは歯型等もなく、まだ元気な様子だったので「お疲れ様」と海に帰って頂きました。
港に戻ると、海から戻った方々が揃っていて、とてもにぎやかな感じでした。
その中でも特に声が響いていたのが「釣りキチ先生」と「大吟醸さん」です。

左から先生、せーじさん、大吟醸さん。先生はもうお着替え済ですね(^-^)。
スズキに真鯛、ワラサ等・・・。色とりどりの見事な魚の品評会は釣りキチ先生やせーじさんのブログで紹介されています
お名前を聞き忘れてしまったのですが、赤いウェアと赤いクーラーボックスのイケメン釣り師さん。先週もお会いして、泳がせバラシの苦笑いを交わさせて頂いた方。
その方が3kgクラス?のワラサをゲットされてました
素晴らしいリベンジ達成です
ただ、ご本人曰く「先週の引きとは全然違った」とのこと。やはり先週は4~5kgクラスが回っていたのでしょうか。
平日であることを忘れてしまうような大津のにぎわいと素晴らしいみなさんの釣果。本当に良い釣り納めになったと思います。
釣果:マアジ25、メバル(25cm)、マサバ(36cm)

改めて掲載。大物はいませんが、僕的には十分な釣果です\(^o^)/。

来年また頑張ります〜

大津の海の神様、今年も本当に有難うございました

またやってしまった・・・。夏と同じ加減で塩を足すと冷やし過ぎになっちゃいます!(◎_◎;)
« 【釣行記】平成24年12月14日(金)京急大津・石田ボートさん(前編) | トップページ | 【釣行記補足1】2週連続平日釣行の補足です! »
コメント
« 【釣行記】平成24年12月14日(金)京急大津・石田ボートさん(前編) | トップページ | 【釣行記補足1】2週連続平日釣行の補足です! »
こんばんは。
NSには、大変興味があったのですが、その後竿まきこぼしとかの技術革新が
あって、1昨年ミラクルズ(ボートの掲示板です)の友さんの講習会に出るつもりで
いましたが、仕事の用が入って泣く泣く行けなかった思い出があります。
1つ質問ですが、過冷却私も良くやってしまいますが、目が白くなるくらいで、あとは
硬化が強くなりますが、味には影響なしと思いますが、如何でしょうか?
投稿: かれいふぁん | 2012年12月17日 (月) 19時44分
こんちゃ(^0^)/
あの軍服のような服は3年前ホームセンターで1200円位で買ったものです。
詳細を読んで個人的な意見を♪
100m以上移動する時はスカリはあげたほうが良いと思います。
生き餌は2〜3匹残してクーラー行き。
アンカーやスカリって凄く抵抗があります。せーじさんもHEPPOさんもボートが不安定&変に流されるのはそんな現象があるのでは?
それとNS釣り?ググりましたf^_^;フカセ釣りみたいなものですね!道糸から違うのかな?良く判りませんが比重が重いのなら、弟がよくやりますがビーズを付けています。
少し浮かそうとビーズ付きの仕掛けと取り替えたり、面倒なら針を切りビーズを入れてまた針を着けたりします。
サルカンを少なくし比重を軽くする。ドラグ調整を過信しないで長めのクッションを着けるなどイロイロあると思います。
スナップ付きサルカン同士を着ける時はσ(^0^)私は市販仕掛けのスナップをペンチで取っちゃいます。
ちょっと生意気に書いてすみませんm(__)m自分のことは棚の奥に隠しています(笑)
投稿: 大吟醸 | 2012年12月17日 (月) 20時05分
HEPPOさんこんばんは。
前の記事のコメントで「先生が細かく移動」は、棚ロープが邪魔で小移動をされてた感じでした。
「ロープが邪魔で。。。」と言って移動されてましたよ。
他の理由もあるかもしれないですけどね。
HEPPOさんが釣られた所でもっとアジを追釣しても良かったなぁ~って思ったり
あの日、ガレ場方面に行ったのをちょっと後悔してるんですよね。
アジ5~6匹+シロギスを増やしただけなんです。
ちょっと勿体無い時間の使い方だったと思ってます。
HEPPOさんは新たな釣り方を試したんですね。
近い将来にまた形になりそうですね!
大さんも書かれてますが、スカリは上げてバケツに入れるのもアリかもしれないです。
今回、本当に元気なアジであればバケツでも30分~1時間くらい平気でした。
ブクブクなしです。
私も同じように、針に付けたアジをボートの外に泳がせながら移動してたら針からはずれて
ました
一度取り込むべきだったと後悔。。。
少しずつ効率よい釣りが出来るようにしていこう!と思いました♪
投稿: せーじ | 2012年12月17日 (月) 22時04分
HEPPOさんこんばんは。
ウオっち君に座布団3枚あげてください!上手すぎます♪不定期ではありますが、新年のご挨拶にも期待です~♪
アジも匹数制限付きなら、もう少し大きめのものが釣りたいですよね。群れではなくはぐれイエローやはぐれメタル!?狙いであれば、今回のようなウィリーやNSがあっている気がします。
個人的には、富士山北東で根にかかるくらいの所を狙ってみたいです。
大津のNS興味深々ですが、私も流れる方向がよく変わると感じているので、もしかすると撒きこぼしのほうが大津にはあっているのではないか?とも思っています。
来年は撒きこぼしにもチャレンジしてみたいです。川奈で修行♪ですかね。
ボート釣り、まだまだわからないことや、やりたいことがいっぱいあります。。私はキチンとした計画をたてていないので、30年経ってもまだ魚の気配は感じられそうにないです。
HEPPOさんがその域に達したら、年に1回、富士山がバッチリ見える日に魚の居所を教えて下さいね。ダイさんには内緒で。
m(_ _)m
投稿: まるまつこうじ | 2012年12月18日 (火) 00時46分
> かれいふぁんさま
コメントありがとうございます!
NSはまだスタート地点にも立っていない状況ですが、おそらく大津ではとても難しそうです。
来年は油壺に伺い、NSの勉強をすることが目的のひとつになる予定なので、道具立ての確認をした感じですね。
ミラクルズの掲示板を拝見していると、やはり竿マキコボシ釣りはスゴイですよね!
その海の潮の流れ方によって適した釣り方があると思いますが、できるだけいろいろな状況や釣りを経験してみたいと思います(^_^)。
冷やしすぎですが、僕も味の差を感じたことがありません。
ただ、僕は舌に自信がないので・・・。
以前、海水が凍るほどの温度で持ち帰った31cmのアジの刺身が抜群の歯応えで美味しかったことがありますが、あくまで食感が主役の話です。
でもかれいふぁんさんレベルの味覚で問題ないと伺って、「やっぱり保冷力が足りないよりは冷やしすぎのほうが良いのかな?」と思えました(^o^)。有難うございます!
投稿: HEPPO | 2012年12月18日 (火) 10時09分
> 大さん
コメントありがとうございます!
スカリは引き揚げるようにしますね。
移動は早い方が時間が有意義に使えますもんね(^-^)。
NS釣法は「完全フカセ釣り」のことです。
来年の取り組みになる予定で、潮が複雑な大津では難易度が高い感じなので、
こっとんさんの公開されているハウツーを勉強して、油壷で基本を身につけてきたいと思ってます。
(もともと4年目の目標に掲げていたんですが、今年の取り組みが順調だったので1年繰り上げました)
仕掛けの比重調整はとても奥が深いですよね!
。
NSを勉強することは、仕掛けやコマセの比重や、潮の流れ方の勉強になりそうなので、釣りの基礎を固める効果も期待できそうです。乗合船ではまず出来ない釣りだということも興味をそそります
基礎が固まれば、いつか大津や観音崎でもチャレンジすることになると思います。
。
まだスタート地点にも立っていないんですけど・・・
大さんの教え。聞き洩らさずに頭に入れます!
これからも教えてください!!(^o^)/
投稿: HEPPO | 2012年12月18日 (火) 21時16分
> せーじさん
コメントありがとうございます!
釣果記録を残す時は、「釣れなかった時の状況」を克明に書いておくと、きっといつか役に立ちますよ~。
。
特に「あそこで釣れたのにここで釣れなかった!」とかの情報が増えてくると、後でいろんな妄想を広げられるかも
猿島方向に潮が流れている時は、ガレ場のあたりの潮は他のエリアより早くなってることが多いです。
。
そういう時のガレ場はポイントが狭くて難しい気がします。
山ダテで正確にアンカリングを決めれば決めるほど、潮でビシが流されてポイントの潮下を釣ってしまいがちです。僕もイタイ思いをしたことがあります
ビシを重くできれば対応できることもあると思いますよ(^o^)。
僕も効率の良い釣り方を身に着けたいです。
アジを持ち帰る数には限界があるので、手返しを追及して「30分記録」を伸ばしたいですね~。
大さんは1時間で49匹釣ったことがあるとおっしゃってましたね。
「30分で25匹」あたりが人生目標になるかな??
投稿: HEPPO | 2012年12月18日 (火) 21時35分
> まるまつこうじさん
コメントありがとうございます!
ウオっちへのコメント有難うございます!
なんだか今年の秋以降、ウオっちに出会う確率がやたら高いんですよね^o^;。
お正月はどうでしょうか?(笑
はぐれメタルは狙わずにはいられませんね!


富士山出しの北側は、僕もとっても好きな場所です。
でも今年の航路ブイの位置を確認したら、大半が航路下になってることに気づき、愕然としています。
北東のスソはぎりぎり航路から外れているので、狙えそうですね
大津は潮がゆるいことが多いですし、表層流が流れていても中層以下は止まってることも多いので、
たしかにマキコボシ釣りの方が理にかなってるかもしれません。ただ流れるときは流れるので、止まってる時の大物の活性は駿河湾より低そうかな?と妄想してます。でもやってみる価値はありますよね!今度チャンスがあればポイントの真上につけて狙ってみようかな?(^o^;
20年後や30年後に、みなさんと大津で釣りができていたら素敵ですね!
。
またひとつ夢が増えてしまいました・・・
投稿: HEPPO | 2012年12月18日 (火) 21時51分
こんちゃ(^0^)/
NS釣り…完全ふかせ釣り♪ありがとうございます。防波堤ではやることありますがボートはありませんね!
理屈は解ります(^0^)/ありがとうです。
先日やはり弟から聞いた根がかり対処方法を近日中に教えますね♪ご存知かもですが…。
投稿: 大吟醸 | 2012年12月19日 (水) 01時18分
HEPPOさん、こんばんは!
先日の釣行は、せーじさん・大吟醸さん・先生と一緒の釣行で
とても楽しかったみたいですね~!
この前はガストでしたが、海上で皆さんとボート並べて釣るのも凄く楽しそうですっ!
ウオッち君、やられましたぁ~!超、良いキャラしてます。
私も真似てタイノエっち君企画やっちゃおうかなぁ~と思いましたが、
まだタイノエを発見できないのでございます。
もちろん発見したら可哀想ですが焼いて試食してみますが・・・
HEPPOさんはたしか、生食?いやいや・・・
HEPPOさんはもう釣り納めされちゃったのでしょうか?
まだ釣行記拝見できるかなぁ~と思っていましたがちょっと残念です。
来年もよろしくお願い致します。
投稿: K-aoru | 2012年12月19日 (水) 21時49分
> 大さん
大さんもやっぱりいろいろな釣りをご存じですね!
そういった経験豊富な方々が辿り着かれる手漕ぎボート釣り。
出会えて良かった、と思います(^-^)。
心からボート釣りが好きな人って・・・。
本当に素敵な人ばっかりですよねo(^▽^)o。
投稿: HEPPO | 2012年12月20日 (木) 11時57分
> K-aoruさん
コメントありがとうございます!
同船者がいたり、穏やかな日に知っている人の近くで釣ると、不思議なほど記憶に残りますよね!
K-aoruさんもきっとあきおさんとのタンデム釣りの記憶は特別に色褪せない感じがしたり・・・しませんか?(^-^)
狙いを定めて道を追求する釣りは素敵ですが、友達とのんびり釣る釣りも何物にも代えがたい気がします。僕、今年のベストフィッシングをランキングにしてみたら、子供や友人との釣りばかりが上位を占めちゃいました(^^;;。
K-aoruさん!
「タイノエっち」はビジュアル的にアウトですよ!R15指定です。正面顔だけならOKかもですが・・・(^^;;。
僕、釣り納めしちゃいました。
というより、年賀状やら大掃除やらで、もう出られる日がありませんです〜(^^;;
K-aoruさんのクリスマスの食卓には鯛のお頭付きが並びそう?あ!コブダイさまかな??(^^;;
投稿: HEPPO | 2012年12月20日 (木) 12時54分