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2012年10月の14件の投稿

2012年10月31日 (水)

【雑談】「ダイワ ルアー・フライ」という本が心のふるさとです。

大きく緩やかな川の流れの中に、僕はいた。


振り返ると、数m先にある岸辺では数人の子供や大人がにぎやかに走りまわっている。


いつになく深く、川に立ちこんでいる。
気合が入っていた。


手には3.3mの延べ竿。
仕掛けは玉ウキに板オモリ、針は流線袖。シンプルな仕掛け。餌はゴカイ。


ウキ下を長めにとり、狙うは底。ターゲットは「ハゼ」だ。


ゆっくりと大きく竿を回し振って、上流寄りに仕掛けを振り込む。
ポチャン。すぐにウキは安定し、水面を流れ始めた。


わずか数秒後、いきなりウキが消し込んだ。



反射的に竿を立てると、空にバックに大きな弧が描かれた。予想外の大物だ


強い引き。しばらく格闘して寄せてくると、良型の「ギンブナ」だった。滅多に釣れない獲物だ。
僕は思わずロに出した。


「・・・ハゼが釣りたいのに





昭和50年代のある夏の終わり。小学校4年生?の頃。

地元の釣り具店「とのむら釣り具店」さんの主催で行われた多摩川の下流域でのハゼ釣り大会の思い出です


いつもコイやフナを狙っていてハゼしか釣れないのに、この時に限ってフナやイナが連発。ハゼの数を揃えるのに苦労して計量時間を過ぎてしまうという大失態を演じてしまいました

手に入ったのは参加賞の本が1冊だけ。


「実戦的フィッシングNo.8 ダイワ ルアー・フライ」


忘れがたい本との出会いでした。





夢中で読んだ本です。
いったい何度開いたでしょう?おそらく回数は4桁に達してると思います。間違いなく僕の人生で1番繰り返し読んだ本です


Lurefly1
手垢がたくさんついてボロボロです(^^;;。


新しい釣りへの扉を開き、タックルへの興味、そしてフィールドへの憧れを育ててくれました。豊富なフィールドやタックルの写真は、読み人に具体的な未来への希望を見せ、しっかりとした断定口調の文章は、憧れの夢の世界に力強く引き込んでいってくれます。


読むたびにワクワクが止まらない。
「いつか僕も・・・」夢が膨らみ過ぎて、早く大人になりたい、と心から願っていた覚えが有ります


Lurefly3
左上の写真「埼玉県権現堂堀のモンスター」夕暮れのファイトシーンは名場面です。


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「朱鞠内のカワイコちゃん」


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この素敵な笑顔は頭にこびりついて離れません。


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「奥只見の大イワナ」化け物です。


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直前でリーダーを見破りUターンするトラウト。魚との真剣勝負を教えてくれた写真です。


そして、憧れの頂点にいる幻の魚 「イトウ」


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釧路湿原のイトウ。伝説に彩られた魚。

開高健がモンゴルでイトウを釣っている話を見聞きするたびに「僕は国内で釣るんだ」と息巻いていました




学生時代に「日本縦断釣行脚」と題して、車で日本を広く釣って回ったことがあります。
この本と「釣りキチ三平」に育てられてきた僕にとって、半ば必然の旅でした


四国から北海道まで旅を進め、主な狙いはブラックバスでした。しかしもちろん、北海道での狙いは違います


でも残念ながら、釧路湿原を目前にした大雪山で大きな車の事故を起こし、旅は終わってしまいました




気がついたら、あれからもう20余年。


夢は終わっていません。
命ある限り、いつかまたチャレンジしたいと思ってます。





2012年10月28日 (日)

【雑談】市販仕掛けの結び方解析、難航中!?

市販仕掛けの結び方の解析、無理かもです


今回は、な~んの成果もありません。ちょっと言い訳っぽい記事です(雑談タグにしてあります(^^;;)。


ちょこちょことした時間を見つけては、なんとか市販仕掛けの結び方を明らかにしようと頑張ってます。でも、結び目をキレイに弛めたりすることは、やはり無理なのかもしれません


せっかくなので混迷する作業風景の一端を披露しておきますね





ナイロンで最優秀の強度を発揮した「YAMASHITA 船アジ しなやかナイロン」


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ナイロン最優秀!のオススメ仕掛け(^-^)。

そのエダス元のアップです。


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ブルーのライティングでマクロ撮影。

このエダス元を、裁縫用の針を使ってほぐそうとしてみます。


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ブスッと。これがなかなか通らないんです!(>_<)

いろいろとグリグリしていたら、弛めるだけでなく、何度かラインが抜けて(ほどけて)しまいました。力加減が非常に難しいです


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白のライティング。こっちが見やすいかな?弛めるつもりが一部スポッと抜けてしまいました。

さらに頑張ってみますが・・・。


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グリグリ。

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詳細不明のまま半ば解け。もはや破綻してます。

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遠景。この状態ではもう結び方の再現はできそうもありません




なんどかチャレンジしてますが、大体こんな感じです


この作業をしている僕自身には、なんとなくヒントとなるような情報が少しは見えてきています。でも、他の方にに明示できるような形でのまとめには繋げられそうにありません。


実験としては、失敗になりそうですね


個人的な悪あがきはもうちょっと続けてみたいと思ってますが、仕掛け研究に企画については次の段階に進んでいきたいと思います。





おまけ(というよりお知らせ?


最近、仕事が多忙で帰宅も遅めなことが多く、なかなかブログ等に充てる時間が取れません。特に、頂いたコメントへの返信は遅くなってしまっていることが多く、申し訳なく思っています。普段、通勤時間と昼休みも貴重なプライベート時間として活用してますが、疲労のため、そういった時間に気力がないこともジワジワ効いてきてますね


ブログの更新作業で睡眠時間を削る構図がちょっと長引いてきてしまったので、ここいらでちょっと更新ペースを落とそうと思います(希望的な予測では12月上旬くらいまでかな?)。


釣行候補日の予定が立たないのは気が重いですね。候補日さえ見えていれば気力を奮い起こしやすいんですが・・・


これから手漕ぎボート釣りの最高の季節ですね
みなさんに良い釣り運が巡りますように

当分はみなさんの釣りを拝見して英気を養おうと思います





2012年10月24日 (水)

【釣行記補足】釣行テーマ、その他いろいろ。

ワラサ乗合釣行について、いつもの釣行記補足的なことをざっと書いときます


≪釣行テーマの遂行状況≫


1.ワラサ狙い
人生初のワラサを獲ることができましたワラサは去年の目標魚にも挙げていましたが、釣れなかったため、今年の累積目標になった魚です。足かけ2年、ついに手にすることができました 


獲れたワラサは4本。でも実際に水面まで浮かせたワラサの数は7本になります(イナダ2本は含まず)。手巻きオンリーで、最初からゴリ巻き。後半は少し腕に力が入りにくくなってきました。「ワラサの引きを体で覚えたい」という目標は十二分に達成できたと思います。少しは大物耐性もついたかな?


しかし手巻き、かつドラグをきつめに締めた状態で引き込みに耐えるのは辛かったです・・・。もし本当にドラグをガチガチに締めていたら、後半は力で負けて竿をのされてしまったかもしれません。これで3kgクラス・・・。そう考えると、ブリワラ以上のパワーは想像を絶するでしょうね。恐ろしさを新たにしてしまいます。



2.電動リールの操作に慣れる
この目標、1%も進めることはできませんでした。そもそもうまく作動しませんでしたので・・・。残念ですが、またの機会にチャレンジです。



≪その他≫


初心者としての僕の目から見て記憶に残った出来事を2つほど。


「電動ポンピング
お隣の釣り紳士さんが「楽でいいよね」と仰っていた「電動リールで巻き上げながらのポンピング」です。ワラサがガンガン引いている時には電動リールの巻き上げもかなりの頻度で止められてしまいます。そんな時に、竿をゆっくり大きく立てて、それからゆっくり下げれば、電動リールが確実にその分の距離を巻き取ってくれます。モーターの力でテンションも一定以上に保たれるので、手巻きのポンピングのように、油断するとテンションが緩んで針が外れてしまうようなミスも起こりにくいと思います。


電動リールを使っている方からすれば当たり前なのかもしれませんが、「おぉ~」と思った僕はオノボリさんです



「こだわりの針結び
オマツリ祭りによって、船上では本当にたくさんの仕掛けが消費されたと思います。絡んだ仕掛けを解く時に他の方の仕掛けをマジマジと見てみたり、切断された仕掛けの切れ端を拾ったり機会がありました。拾った針の写真がこの2つです。


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チモトの編み込み補強をされてますね。ビーズが大きいです。

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南方延縄結びでしょうか?ハリスが太く、巻き数も多くて迫力があります。
H24.10.25追記 間違えました。南方延縄結びではありません(>_<)。ダブルラインでの枕付き外掛け結び+チモト編み込みかな?

乗合ワラサでは何より強度が求められると思いますので、こうした針結びは納得のこだわりです。これらの結び方、僕も近いうちにマスターしておきたいと思います



≪ワラサの食卓≫


我が家は料理のレパートリーが少なく、いつも同じ調理法(刺身メインの3〜4パターン)で食べ尽くしちゃいます。素敵でバラエティに富んだ料理が多いみなさんのブログに比べたら恥ずかしいかもですが・・・(なんていったら妻が怒りそう)。

釣行当日の夕食に出たもの。


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山盛りのお刺身。手前のワラサの刺身盛りは半身分で、もうひと皿食卓に乗ってます(^^;;。

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ワラサのお刺身。腹側の身はもちろん、背側にもある程度脂が乗ってる感じです。ブリほどしつこくないところも上品で美味しいです!

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ヒラソウダのお刺身。今回の僕的サプライズ。

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ワラサ中落ちのユッケ風。これはあきおさんやたけちゃんさんが作られてましたね。子供が争ってご飯に乗せて食べてました(^^;;。


我が家は刺身好き家族4人で、とはいえ、66cmのワラサと45cmのヒラソウダの刺身のすべてがたった1食で9割方無くなった勢いにはびっくりしました。とにかく息子がバカみたいに食べました。僕の倍は食べたと思います


残った1割のお刺身は、翌朝の「漬け茶漬け」になりました(美味しかったですが、写真は撮り忘れてしまいました)。


実は今週、月曜から仕事で遅く、月・火と自宅で夕食を食べられませんでした。なので僕自身は食べられなかった料理があります。その中で家族3人が大絶賛だったのが「ワラサのカマ焼き」です。写真はありませんが、翌日の朝、家族3人が揃って「超ヤバイ」「ものすごく旨かったと真剣な顔で報告してきました。


他にも「ワラサの塩麹焼き」「ワラサの出汁茶漬け」がすでに供されたようです。そして今週末までには「ワラシャブ」ミニパーティが開催予定です(今回は特別に身の冷凍許可もおりてます)。



忙しくて家族揃っての食事に参加できないのは寂しいですが、妻や子供が喜ぶ姿を見られるのは夫冥利・父冥利に尽きますねワラサ、やはり目標に掲げる価値のある魚だと思います


ところで、ワラサばかり書きたててしまいましたが、ヒラソウダのお刺身もすごく美味しかったですサイズが良かった(45cm)せいか、背身まで脂がのってました。カツオに近い感じも少しありますが、独特の香りのあるやわらかい身がほんのり甘く、妻も子供も「初めて食べる味。美味しいと目をまるくしてました


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普段ボートで釣れるのはマルソウダばかり。貴重な1本でした〜\(^o^)/

新しい釣り、新しい魚、新しい食味。

海で訪れる無限の出会い。
心を豊かにしてくれる「釣り」に改めて感謝です!





2012年10月22日 (月)

【釣行記】松輪江奈港・成銀丸さん(ワラサ乗合船)

お隣のご主人さんにお誘い頂いた乗合船釣行。息子も一緒です


狙いはもちろん今年の目標魚でもある「ワラサ」


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素晴らしい日の出。心が洗われます。

今回は実釣時間中、バタバタしてまったく余裕がなかったため、写真が撮れませんでした(入れ喰いで、ではないところが今回の縮図といったところでしょうか)。


手漕ぎボートでもありませんので、ご報告も簡略版で書かせて頂こうと思います



まずは概略を。


・平成24年10月21日(日)、満潮9:45、小潮。天気予報は晴れ。風は朝5時頃まで北寄りの風5m/秒程度ですが、6時半の出船までには収まる予報。前日の士曜日も釣り日和だったようです。

・実際の空は雲ひとつない快晴海はかなり澄み潮。ピシは水面下約5mまで見えます。海の色はやや青く、朝方の潮は意外に早く流れていましたが、AM10:00過ぎからはほとんど止まってました。

・アタリは多く、潮止まりの時間以外は常にあちこちでヒットしていました。僕自身のアタリは合計11回(キープ5、リリース2、バラシ4)。30分に1回くらいの割合でアタリが出続けた感じです。外道が少なかったことも特徴で、船内では僕のヒラソウダの他は鯛が1枚だけ、という話を耳にしました。


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丸々とした45cmのヒラソウダ。

・3回のバラシは「天秤の上のヨリモドシ破断」「PE高切れ」「オマツリ中に船底に擦れてハリス切れ」です。悔やまれるのは「PE高切れ」です。潮止まりの時間、ワラサとは違う強烈な引き込みでした。良型の鯛だったかもしれません

息子は7割方船室で寝ていました。原因は2つ。港までの往路で車酔いをしたこと(普段と違う車だったせい?酔い止めを早く飲ませるなどの機転が利けばよかったのですが)、それと電動リールが作動せず、手巻きになってしまったことです(船の電源の不良?2人ともカウンターが点くだけで自動巻き上げはできませんでした)。水深45mで手巻きの釣りは、体調が万全でない小学生には酷でした。終盤に一度、アタリがきた竿を取らせましたが、結果、周囲と大きくオマツリしてしまい、途中で竿を引き取らざるを得ませんでした。

・実釣中、さまざまなトラブルが起こりました。1番の問題は「オマツリ」です。とにかくワラサが掛かるたびに他の人と絡みました。船内でもあちこちでひどい絡みが頻発していて、中乗りさんも常に大声をあげて走り回り、大変そうでした。僕や息子(手巻き
の2人)のせいで発生したオマツリも何度もあり、周囲に申し訳ない気持ちでいっぱいでした

・それでも35Lクーラーはほぼ満タン人生初のワラサを4本獲ることができました


今年の目標魚を一度に4本も釣り上げた訳ですが、なぜかそれほど充足感がありません。船の上での喧騒に慣れておらず、委縮してしまっていたのかもしれません。それともやはり手漕ぎボートでないと、本当の喜びにはならない・・・のかな?





以下、Q&A形式で要点を補足します。


ちょっと後ろ向きな内容が多く見えてしまうかもしれませんが、実際には学ぶことがとても多かったです。



Q.船の混雑状況は?
A.40人乗りの大型船に37~38人の乗船だったと思います。ほぼ満員ですね。参加させて頂いたグループは9名で、左舷オオドモから10人分の席にまとまって乗船しました。僕は9人の中で1番ミヨシ寄り、息子はその隣です。竿から竿の距離は1.5~2m程度といった状況でした。



Q.今回の船宿さんはどんな感じ?
A.船宿の成銀丸さん。通算3回目になります。今回の船長は若旦那さん(?)でした。乗合船初心者の僕が言っても説得力はありませんが、操船やアドバイスがとても的確と感じました。ポイントの流し方もそうですが、とにかくアタリが多かったです力のある船頭さんなんだな、と思いました。実際、今回の釣果は十分すぎるほどの大漁です脂の乗った美味しい青物を数釣りできました。しかも人生初のワラサ今回の釣りは間違いなく「良い釣り」が出来たと思います


成銀丸さん、そしてお誘い頂いたお隣のご主人さんとお仲間さん達には心から感謝を申し上げたいと思います


また、船宿の待合所では出船前と下船後にカップ麺をいただけます。これがウマイ息子に今回の釣りの感想を聞くと「カップ麺が旨かった」としか言いません(しかし真顔です。相当旨かったようです)。



Q.手漕ぎボートに活かせそうなことはあった?
A.もちろんありました
「ケガの巧妙」的なことですが、「手巻きオンリーでワラサと格闘しかもドラグを締めての力勝負これは貴重な体験でした。とりあえず3kgクラスまでなら、フロロ6号+クッションで強引に引き揚げることも可能なんだな、ということが分かりました


上半身しか使えない手漕ぎボートで再現できるかどうか分かりませんが、腕力や持久力に自信のある人なら、相応なタックルと仕掛けを準備し、ワラサと正面から力勝負をすることも出来るかもしれない、と感じました(電動リールを使えばより現実的?)。海中ロープのある状況に対応する作戦のひとつとして「有り」なんじゃないかな、と思います。


でも1人でタモ取りまでスムーズに行うには、道具さばきにかなりの腕前が必要かもしれませんね



Q.「さまざまなトラブル」ってなに?
A.以下に簡単に挙げておきます。


・電動リールの自動巻き上げが作動せず。
カウンターだけは使えましたが、自動巻き上げが作動しませんでした。おそらく船電源の電圧不足と思います。ダイワのリールはシビアという評判もあるようですが、息子の貸竿のリールまで同じ症状でしたので、やはり電源の問題だったかと思います。ただ、他の貸竿の方のリールは正常に作動してましたので、繋いだ所の局所的な不具合のようでした。
(電動リールの説明書には船電源では正常に作動しない場合があることは明記されてますので、想定すべきトラブル、自己責任の範疇です。船宿さんの落ち度ではありません)


<反省>8月の乗船時には問題なかったので、今回は無警戒でした。実はバッテリーは持ちこんでいたのですが、スマホ用としか考えておらず、電動リール用のケーブルを持っていきませんでした!悔しい失敗です


・手巻きではワラサを強引に引き揚げきれず。
乗合ワラサではドラグをガチに締め、アタリがあったら電動のパワーで即巻き上げ、一気にタモ取りする釣り方が常識のようです。みなさんパワーのある電動リールを競って揃えてました。僕もドラグを普段よりきつい6kg程度(手巻きではこれ以上締めると厳しいです)に調整し、掛かったらすぐ気合をいれて一生懸命巻くようにしましたが、電動リールのパワーには遠く及ばず、「巻き上げが遅い」と何度も叱られました。実際、毎回周囲と絡んでしまっていました(大人でこの状況なので、子供は・・・)。


・2本針仕掛けを使って怒られる。
これは僕の知識不足です。最初、フロロ8号4.5mの2本針仕掛け(枝針は上から2m・結び目のない枝元)を使い、最初に釣ったワラサはこの枝針に喰いました。しかし中乗りさんに「2本針はダメ」と怒られてしまいました。でも、その後の状況を振り返れば2本針が大問題なのは明らかでした。針の数がひとつ増えるだけでオマツリは格段に深刻になりますので・・・。


・天秤の上のヨリモドシ破断。
ドラグを締め、ワラサの最初の引き込みを無視して目いっぱいの力で巻くようにしたら、なんと天秤の上のスナップが破断してしまいました。12号のスナップ付Wクレンサルカンで耐荷重は15.5kgもあるはず。全く不安には思っている場所ではありませんでした。驚いても後の祭り。魚もビシも天秤も消えてしまいました


・オマツリによるPE損傷と高切れ。
ひどいオマツリ(4~5人絡み)を解いた時、PEを15m出した辺りに「毛羽立ち」が出来ていることに気づきました。ラインの擦れでキズ付いたと思われます。不安はありましたが、そのまま使うことにしました。概略にも書きましたが、この判断は明らかな誤りでした。鯛かもしれないアタリがあった時、見事に15mのところでブッツリ。またしても魚、ビシ、天秤がロストになりましたPE4号は細すぎました。強度的には十分なはずですが、こういったトラブルを考え、5~6号を使うのが常識のようです


・手巻きでのビシの上げ下ろしに疲れた息子が、ビシを落とす途中で眠ってしまった。
僕が気づくのが遅れ、ビシが着底したあとも潮で出されたラインが大きく水面を流れ、大きなオマツリを引き起こしてしまいました。息子のせいではなく、僕のミスです。息子は「車酔い」→「船酔い」→「手巻き疲れ」→「釣れず」で本当にかわいそうでした


・反対舷の人同士や、トモとミヨシの人同士でまでオマツリが発生。
誰かのワラサが走り、反対舷同士で絡むと、みんなアタリだと思って一生懸命巻いてしまうので大変です。5~6人のビシや道糸が団子のようになり、中乗りさんが呆れてしまうようなケースも何度かありました。このような状態になると、みんな「自分の仕掛けを切っていいよ」と声を掛けますが、誰がどれだか分からず、誤って切ってしまうケースも起こってました。


僕はワラサ乗合の素人なので、ちょっとビックリしてしまいましたが、釣果の良い時期の天候の良い休日であれば、おそらくこれが普通の状況なのかもしれません。


縦横無尽に走り回る大型青物。
釣り味も楽しく、美味しい魚を釣る代償はやはりそれなり大きいんだな、と思いました





まとめ?


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再掲載。今回持ち帰った釣果。魚と海水と氷でクーラーが30kg近い重さになりました。港で200円で買える氷多すぎ!(゚д゚lll)。

僕が乗合船に乗るきっかけは、大抵人から誘われたり、仲間とグループで釣りに行きたい時です。でも実際に釣る時の心構えは「手漕ぎボート釣り」のために釣りの幅を拡げることを意識してます。


今までにはアジ乗合、タチウオ乗合、マダイ乗合、スルメイカ乗合に乗ったことがありますが、今回のワラサ乗合はまさに「別世界の釣り」でした。大混雑の中でのパワーファイトあの喧喚の中でこだわりや繊細さのある釣りを展開するには、心身ともにもっともっと強くなる必要があると思いました。


うまく行かなかった時ほど学ぶことは多いですが、今回も大切なヒントをたくさん待って帰ってこれたような気がします


ひとつ残念なことは、やはり息子。今回は残念な時間になってしまいましたので、しばらくは気を向かせてくれないかもしれませんが、「そろそろ付き合っても良いよ」と言い始めるまで、頑張ってまた楽しそうな釣りを見せつけねばと思います


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ダウンする前の貴重な写真(^^;;。このイナダ、やたらと白っぽかったです。

ワラサ、やっぱり手漕ぎボートで釣りたい

この気持ち、きっとみなさんにはわかってもらえる・・・かな?



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この次に会う時こそは・・・!




2012年10月21日 (日)

【釣果速報】息子とワラサ乗合船に乗ってきました!

人生初ワラサのゲットには成功しましたが・・・


魚の処理と道具、合羽洗いなどをしていたらこんな時間(AM1:00)になってしまいました。もう速報じゃないですね(投稿日だけは前日扱いにしときます(^^;;)。とりあえず釣果だけご報告しておきます。


釣果:ワラサ4(66cm・3.0kg、65cm・2.5kg、61cm・3.0kg、60cm・2.7kg)、ヒラソウダ1(45cm・1.2kg)
   イナダ2(リリース)


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60cm以上を釣ったのは人生初!です\(^o^)/。

・お隣の釣り好きのご主人さんにお誘いを頂き、松輪港の成銀丸さんにお世話になってきました。


・剣崎沖。外道が少なくワラサは朝から沖上がりまで全体的にポツポツとアタリ続けていました。

・船内の竿頭は14本、別の船では17本という方がいらっしゃったそうです。

船の上は大騒ぎ(オマツリ騒ぎ)でした。良くも悪くも「乗合船の釣り」を感じました

・釣果は十分。クーラー満タンで早めに納竿しました

・実釣中は様々なトラブルが次々に発生し、その影響もあって、息子にワラサを釣らせることはできませんでした

・精神的にも肉体的にも疲れてしまいました・・・


詳細は次回の釣行記でご報告させて頂きます。





2012年10月19日 (金)

【釣行準備】10月21日(日)、釣行予定です!

手漕ぎボートではなく、ワラサ乗合船の予定です


ここ2回、天候による釣行中止が続いてます。今週末の10月21日(日)は、今月唯一の空いている休日。10月のラストチャンス・・・です。


当初、大津で手漕ぎボート(3ヶ月半ぶり)を考えていたんですが、お隣のご主人さんからお誘いが入り、息子と一緒にワラサ乗合船に乗る予定になりました(キハダ釣りの話もあってドキドキしましたが(Takaさんの影響)、松輪のワラサ船に落ち着きました)。


21日(日)、予報を見る限り、台風21号は東に抜けて風の影響はほぼ無さそうですね(雨の神様「プラピルーン」さまが「週末を避けて」というお願いを聞いてくれたんでしょうか


天気も晴れそうですので、心配があるとすれば「うねり」がどの程度残るか・・・?おそらく良い条件が揃いそうな気がしています。


以下に、今回の釣行テーマを挙げておきます(シンプルですが)。





≪今回の釣行テーマについて≫


1.息子ともどもワラサを釣る
ワラサ乗合なので当たり前ですね。8月に乗った時には、56cmのイナワラ止まりでした。僕はまだワラサを釣ったことがありません。今回こそ人生初ワラサをゲットして、その引きの強さを体験したいです。


ちなみに最近の釣況は、剣崎沖でかなり釣れてます。サイズも最低2kg超で、5kgオーバーも顔を出しているようです。ただ、前回は爆釣情報の最中でしたが、全体的に渋い状況の日に当たってしまいました。今回は気持ちを抑え、冷静に臨みたいと思います(前回の本命リリースのようなお馬鹿はしません


今回はグループでの釣行ですが、仕立ではないので他のお客さんの邪魔にならないようにおとなしくしていると思います(釣り座もお任せ)。とにかく息子にワラサを釣らせることが優先、自分はその次です。足の速い青物の群れにうまく出会えるかどうかは運次第。準備を尽くして天命を待とうと思います。


ちなみに、「ワラサ」は真鯛と並んで今年の目標魚に挙げている魚。釣り上げることができれば今年の目標魚を両方とも達成できることになります



2.電動リールの操作に慣れる
電動リールを主に手巻きで使ってることもあり、1年以上前に購入した電動リールの機能が全然使いこなせてません。超スロー巻き上げや自動シャクリ機能は手漕ぎボートでも役立つ場面があると思うので、なんとか使えるようになりたいです。というか、高価なものなので使い倒さないともったいないです





心配なことがひとつ。
前回は土曜日釣行。自宅出発がAM2:00でした。手漕ぎボートより2時間半も早いです。しかも酔い止めを飲みました。それらのせいもあり、帰路の車の運転が非常に危険な状況になりました。息子も乗せていた為、途中で2度も仮眠して帰りましたが、それでも危険な時間がありました。翌日の日曜日は寝不足が残っていて使い物にならず、妻に冷たい目で見られてしまいました


今回は日曜日なんですよね。酔い止めも念のために必要だと思われます。帰路の運転の安全をどう担保するか、悩みどころです。さらに、翌日の会社で問題にならないようにも気をつけねば・・・


脂の乗った青物と出会う道。どこを通ってもやはり困難を伴いそうですね





2012年10月17日 (水)

【雑談】今年の台風には「神様」が多い!?

9月末に日本に襲来した台風18号「イーウィニャ」


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以前に使った絵の使い回しです(^^;;。

そして今週、日本に接近しそうな
台風21号「プラピルーン」


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神様はいつもペアで来るのかな?(^^;;

この2つの台風の国際名、「神様の名前」が冠されてます。


「イーウィニャ」=「嵐の神」(ミクロネシア語)
「プラピルーン」=「雨の神」(タイ語)


不謹慎かもしれませんが、何となく荒ぶる神、みたいな感じで、ちょっとカッコ良いかも?と感じたことがあります


そして、今シーズン中に発生すると思われる台風23号にも神様の名前が冠される予定です。


台風23号(未発生)「ソンティン」=「伝説上の山の神」(ベトナム語)





台風の名前ってあらかじめ決まってる?


決まっているようです。
Wikipediaに詳しく載ってました。


「台風のアジア名」(Wikipediaへのリンク)


2000年から、台風の国際名にはアジア地域の国とアメリカから選ばれた140個の名前リストに沿って命名されてます。順番も決まっていて、140番目の名前が付いた台風の次の台風は1番目の名前に戻ります。2012年現在では3周目に入っている、と記載されてます(詳細はWikipediaをご参照ください)。


台風の年間平均発生数は25.6個とのことなので、年内に見込まれそうな名前はこんな感じかな?


台風22号 = 「マリア(女性の名前)」(アメリカ) ← 発生済です
台風23号 = 「ソンティン(伝説上の山の神)」(ベトナム)
台風24号 = 「ボーファ(花)」(カンボジア)
台風25号 = 「ウ一コン(孫悟空)」(中国)
台風26号 = 「ソナム一(松)」(北朝鮮)
台風27号 = 「サンサン(少女の名前)」(香港)
台風28号 = 「ヤギ(ヤギ)」(日本)


※被害の大きかった台風は「永久欠名(?)」になり、リスト上の名前が書き換えられます。


日本のテレビの天気予報では使われませんが、日本語の名前もあります。日本語名は他にも「ウサギ」や「ワシ」などがありますが、全て星座の名前から取っているようです。天災に個性のある名前を恣意的に付けることを避けてるのかもしれませんね





ところで、「神様の名前」は台風の名前の中ではメジャーな存在なのでしょうか?


調べてみたら、現在の140個の名前リストの中に、神様の名前はわずか7個しかありません
(天使や神獣、伝説の英雄等は除きます)


 9番目「イーウィニャ(嵐の神)」(ミクロネシア)
12番目「プラピルーン(雨の神)」(タイ)
14番目「ソンティン(伝説上の山の神)」(ベトナム)
54番目「ラマスーン(雷神)」(タイ)
58番目「フェンシェン(風神)」(中国)
65番目「シンラコウ(伝説の神)」(ミクロネシア)
72番目「ハイシェン(海神)」(中国)


このうち3つが今年に集中して発生することになります
やはり今年は「神様台風」の当たり年なんですね


どなたか、神様にお願いして「週末を避けて」とお伝えくださ~い
(僕は呼んでしまうタイプなので静かにしてます





2012年10月15日 (月)

【妄想?】ところで、3号ハリスって実際何kgで切れるの??

★仕掛け研究シリーズ目次リンクページ★ 


そもそも、3号ハリスってどれくらいの強さなんでしょうか?


まさに本末転倒な話ですが、前回の「市販仕掛けの強度確認」のまとめ結果を振り返っていたら、そもそも3号ハリスの強度を自分で確認してないことに気が付きました


そこで、以下の条件で実際に3号ハリスの強度確認をしてみました。例によって確認方法は「グッ・・・、バチッです


・対象はナイロンハリス「銀輪3号」とフロロハリス「シーガー3号」


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定番と思ってます(根拠はありません)。

・それぞれ60cm×5本を用意。
・両端を10cmずつ折り返し「8の字チチワ結び」でチチワを作成。
・チチワの片方をスナップ付きサルカンを介して壁に固定。
・もう片方はバネばかりに引っ掛けて引っ張る側とします。


せっかくの実験の機会なので、同時に以下の検証を含めて行います。


・100%ノットのひとつと言われる「8の字チチワ結び」の強度確認。
・8の字チチワを結ぶ際、
一切湿らせないで結び、それでも十分な強度を発揮できるか確認。



≪実験目的の整理≫


・ハリスがもっともシンプルな状態でどれだけの強度を発揮するか検証する。この結果がすなわち、「仕掛け強度の限界」になるはずです。


・サルカン接続においてもっとも簡単で強いと言われる「8の字チチワ結び」の実用性を確認します。



≪実験スタート


「ナイロン


グッ・・・、バチッ
グッ・・・、バチッ
グッ・・・、バチッ
グッ・・・、バチッ
グッ・・・、バチッ


「フロロ


グッ・・・、バチッ
グッ・・・、バチッ
グッ・・・、バチッ
グッ・・・、バチッ
グッ・・・、バチッ


終了


※今回の実験写真は映像的にツマラナイので、省略します(笑



≪結果≫


Linestrengthcertification


最もシンプルな状態だけあって、結果のバラつきがだいぶ小さいですね。結果の平均となった「ナイロン3号=4.8kg」「フロロ3号=4.1kg」は信憑性が高いと思われます。


この結果で注目したいのは以下の2点です。


・ハリス強度そのものが出ています
合計10回のテストにおいて、切断箇所はすべてハリスの直線部分(両端のチチワの結び目より内側)でした。つまり、結び目による強度低下は発生しておらず、純粋なハリス強度による結果が出ています。やはりハリス自体にも若干の品質のブレはあるようですが、正直、思っていたよりだいぶ弱いようです(直線強度は号数×2kgくらいあると思ってました(>_<))。


・「8の字チチワ結び」は湿らせなくても強い
この実験では合計20箇所の「一切結び目を湿らせていない8の字チチワ結び」に負担が掛かったことになりますが、一切結び目で切れることがありませんでした結節強度100%以上を維持したことになります。同じ結び方であるエダス8の字結びの場合と違い、ダブルラインの効果を発揮しているようですね。「簡単で強い」、充分に信頼に足る結びと認識して大丈夫と思います





ここで、改めて前回の結果の中の「材質ごとの傾向」をみてみます。


Materialtendency


驚きました
もっとも強度が高かったケースでは、ナイロン、フロロとも今回確認したハリスの直線強度を凌駕する強度が出ています


単なる品質誤差の範囲内なのか、それとも使われているハリスが「銀輪」「シーガー」より上等なのかは分かりません。しかし驚くのに十分な数値です。狙ってこの品質を出すことは困難だと思いますが、うまくいけばエダス有りの仕掛けでも、ハリスの持つ本来の強さをまったく損なわない強度を出せる可能性がある、ということになります(先針負荷の場合)。


自作仕掛けで追及すべき目標が立った(?)ような気がします。長い道のりになりそうですが・・・





これから先、バネばかりを使って自作仕掛けの強度アップに繋がりそうな検証実験をいろいろと行っていこうと思います。いままではサルカン接続に「パロマーノット」を使ってました(100%ノットとして有名ですもんね)。でも、何百回と結んでいく必要があるので、もっと簡単な結び方に変えられないか探していたんです


今回、「8の字チチワ結び」が使えることが明確に解ったので、今後はそちらを採用しようと思います。それにしても、湿らせなくても強いという点はスゴイです。本当は湿らせなければ結び目で切れるハズと予想していて、次に「湿らせた8の字チチワ結び」の実験をするつもりでした。パロマーノットでさえ湿らせないと切れやすくなりますからね・・・


次回の釣行予定が立ちません(>_<)。
でも毎日釣りをしているような気が・・・(妄想がひどくなった??)。



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2012年10月13日 (土)

【妄想?】バネばかりによる市販仕掛けの強度チェック!(まとめ)

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10種類20本の仕掛けの引きちぎり結果です


バネばかりを使い、予告編+5回のシリーズで、市販アジ仕掛けの強度(切断荷重)を確認してみました。実験の目的は以下の2つです。


・強いアジビシ仕掛けを探す
今年、アジ釣りをしていてイナダに仕掛けを切られた話がとても多く聞こえてきたので、少しでも切られにくい仕掛けを探してみよう、と思いました。

・自作仕掛けの強度アップにつながるヒントを
僕は最近、ビシ仕掛けはすべて自作するようになってます。基本がひととおり頭に入ってきたような気がするので、このあたりで市販仕掛けの作りを調べ、結び方や補強の仕方のヒントを探したい、という思いがありました。


実験に取り上げた仕掛けはこの10種類です。以下の基準で選びました。


・3号3本針のアジビシ仕掛け。
・仕掛けが2組入っていること。
・同じメーカーの「ナイロン製」と「フロロ製」を揃える。
・同じメーカーでなくても、とりあえず入手


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10種類(20本)の主役さんたち。




まずは実験を終えた僕の印象を挙げておきます


・仕掛け強度には予想以上に大きなバラつきがある
同じパッケージの中の仕掛けでも、かなり大きな切断荷重のバラつきがありました。また切断箇所も変わるケースが多かったです。プロ(あるいは機械)でも強度品質を均等にすることは不可能なんだ、と実感しました


・仕掛け強度を決めるのは「結び方」より「締め込みの完成度」
特にエダス元においてハッキリしていました。補強があると強度が安定する傾向はありますが、シンプルな結びでも、とても強かったケースがもありました。おそらく締め込みの際の摩擦熱によるハリスの損傷の程度が強度に大きく影響していると思います。現時点では推測なので「?」としました。この件は、後日別記事で検証してみようと思います。


・フロロよりナイロンの方が強い
ただし、最高強度と平均強度の場合です。ナイロン製はフロロ製より強度品質のバラつきが大きく、いわば「当たり外れが大きい」イメージです。フロロ製はバラつきが少し抑えられている傾向があります。現実的にはどちらが強いか一概には言えないと思いますが、少なくとも「ナイロンはフロロより弱い」という認識は正しくないと思います。


・最低強度はナイロンもフロロも同じ
これは今回の実験で最も明確で信頼のおけるデータだと思います。ナイロン製とフロロ製、もっとも弱かったケースはどちらも「2.5kg」で切断しました「3号エダス有りの仕掛けは2.5kgで切れる場合がある」。これはしっかりと認識しておく必要があると思います。


・結び方はメーカー毎(シリーズごと)にかなり違う
各仕掛けの「結び方」解析へのチャレンジはまだこれからですが、すでに自作仕掛けに活かせそうなヒントをかなり見つけることができました。この実験、本当にやって良かったと思います


今回は、あくまで実験結果のまとめです。結び目の解析や締め込み完成度の影響調査など、派生する宿題はたくさん出てきていますが、それらは後日別記事で取り上げていきたいと思います





具体的な実験の振り返りに入る前に、お読みいただく上での注意事項を書いておきます(シリーズ中の注意から一部書き直しました)


≪注意≫


・サンプル数が少な過ぎるため、各メーカーさんの仕掛け強度や品質について評価する実験品質はありません。本当にいい加減なものです。

・さらに、今回の実験を進めていて、仕掛け強度の品質には大きなバラつきがあることがごく普通なんだ、という確信を持つに至りました。つまり、商品選びの段階で強度に高い信頼度を置くのは不可能、ということです。

・確認結果の耐荷重(kg)は、実釣中は様々な要素で低下します。例えば吸水性。ナイロンもフロロも吸水性があり、実釣中に吸水によって強度が低下します(塩水に4時間浸すと、どちらも20%ほど強度が低下するという報告もあります)。

 → 「クロダイ釣りの科学「ラインの引っ張り強さ」 ※以前、サイト主の小菅様からリンクのご了承を頂いております。

・キズ、ヨレによる強度低下も発生します。あらゆる意味で、強度についての実験結果の数字というものはアテにならないものだということをご理解ください。





それでは、具体的な実験結果のまとめに入っていきたいと思います。


【取り上げた仕掛けリスト】

Rigorderlist_3
実験順に並んでます。フロロは全体的に価格が高いですね。



【平均強度リスト】

Avestrengthlist_3
これも実験順です。今回の実験結果の全体像になります。重ねていうようですが、細かい数字に意味はありません。大まかな傾向を推測するための材料です。



【コストパフォーマンス】
Costperformlist_3
とにかくYAMASHITAの「船アジ しなやかナイロン」が安く、強いという結果でした。
結び目の補強もあり、今回のテストの中で唯一5kgに迫る結果を出しましたので、文句なくHEPPOイチオシです。


1350113481589.jpg
この仕掛けを引きちぎる時は本当に「強さ」を感じました。


【材質別の平均強度ランキング】

Materialavestrengthlist_3
オレンジ色が最高成績の仕掛け、黄色がその材質の平均以上の仕掛けです。こうしてみると、材質だけで強度を図ることはできないことが分かります。YAMASHITAの「船アジ」はナイロン、フロロとも好成績ですね。ただし、予告編で触れた「以前の実験で3kg持たずにエダス元が切断した仕掛け」もYAMASHITAの仕掛け(別シリーズ)でしたので、同じメーカーでも基本的な作りが異なる可能性があります。



1350113481589.jpg
ナイロン最優秀賞。コスパと2冠ですね(^-^)。

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フロロ最優秀賞。力強い「別誂 鯵」の筆書きロゴが目印です。


【材質ごとの傾向】


Materialtendency_8
ご覧のとおり、平均強度はナイロンの方が強いという結果になりました。ただしナイロンは最大品質差が大きいという点と、最低成績はどちらも同じという点はしっかりと認識しておくことが必要だと思います。



【切断箇所の分布と平均切断荷重】


Tearingapart_4

Tearingaveweight_2

この結果、いくつも重要な意味が隠れていると思います。とりあえず2つ挙げてみます。


サルカン接続部で切れる仕掛けは強い傾向があります。
しかし、フロロ仕掛けでは一度もサルカン接続部で切れることはありませんでした。つまり、フロロ仕掛けのエダス元やチモトを強くして、サルカン接続部で切れるようにすれば、より強くできる可能性があります。


ナイロン仕掛けは結び目が切れにくい傾向があります。
材質の特製ではありません。結び目による引っ張り強度の低下はナイロンの方がフロロよりかなり大きいとされています。各社ともその弱点をカバーするため、ナイロン仕掛けの結び目には工夫を凝らしているようです。そしてその結果、反対にフロロ仕掛けを上回る平均強度になった、という図式が見て取れます。





元になる数字が正確でない可能性もありますので、分析はこの程度にしておこうと思います


とにかく予想の多くは外れていたと思います。「フロロはナイロンより強い」「ナイロンの結び目は弱い」「同じ仕掛けなら強度にそれほど違いはなさそう」すべて正しくありませんでした


各メーカーが揃ってハリスや仕掛けの耐荷重を公表していないことについて、僕はいままで業界内で申し合わせでもあるのかと訝しんで()いましたが、公表できるほど品質が安定していないことが原因なのではないか、と考えるようになりました


プロ(あるいは機械)が作ってもこういった状況なんですから、自作仕掛けを作る時もほんのちょっとした違いで強度が大きく変わってしまうと考えるべきと思います。


仕掛け強度で自作仕掛けのメリットを出していくためには、強いと言われる結び方を選ぶだけではなく、締め込み等をよほど慎重で丁寧に行い、ひとつひとつの結びの完成度を上げていく必要があるんだなぁ、と感じます


今回の実験、ほんの小さなことでも皆様のご参考になれば幸いです


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2012年10月11日 (木)

【妄想?】バネばかりによる市販仕掛けの強度比較!(その5)

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引きちぎり実験、とりあえず最終回です。


予告編でご紹介した市販アジ仕掛けの引きちぎりは、今回で完了です。当初、他の仕掛けを買い足すつもりだったんですが、別の釣り具屋さんでも他の3号3本針のビシアジ仕掛けが手に入らなかったこと、それから、おんなじ実験続きで企画が間延びしていることを感じますので、市販仕掛けの引きちぎり実験はここで区切りをつけることにします


前回に引き続き、まずはお読み頂く上での注意点を挙げておきます(これもマンネリですが、大切なことなので)。


≪注意点≫


・この実験は、少しでも外道のイナダに切られにくいアジ仕掛けを探してみよう、とスタートしましたが、あくまで素人の噂話の延長です(客観性はほとんどありません)。

・サンプル数が少な過すぎ、各メーカーさんの仕掛け強度や品質について評価する実験品質はありません。本当にいい加減なものです。

・僕自身は、ビシ仕掛けを自作していく上で、各メーカーさんごとに異なる市販仕掛けでの結び方や補強の行われ方などを調べる機会としてこの実験を捉えています。

・確認結果の耐荷重(kg)は、実釣中は様々な要素で低下します。例えば吸水性。ナイロンもフロロも吸水性があり、実釣中に吸水によって強度が低下します(塩水に4時間浸すと、どちらも20%ほど強度が低下するという報告もあります)。

 → 「クロダイ釣りの科学「ラインの引っ張り強さ」 ※以前、サイト主の小菅様からリンクのご了承を頂いております。

・キズ、ヨレによる強度低下も発生します。これらの要素を踏まえ、僕自身はドラグを仕掛け強度の50%に調整し、仕掛けを引き上げるごとにハリスとチモトをの状態をチェックするようにしています。初心者の戯言ではありますが、ひとつの考え方としてご参考頂ければ幸いです。





実験の中締めとなる今回は、2つのメーカーの「ナイロン製」仕掛けを取り上げます。前回のフロロ製仕掛けでは良い記録も出ていますが、今回はどうでしょう?有終の美を飾ってくれる・・・かな?


実験方法のイメージについては予告編をごご参照ください。


この実験で引きちぎってみる仕掛けは全てハリス3号・3本針となります





「ROUND9


ナイロン製仕掛け。まずは「KOYO(光洋)」製の、この仕掛けです。


KOYO 「船宿特選品アジビシ仕掛け」 枝糸3号・幹糸3号・全長2m(ナイロン)


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この仕掛けもかなりよく見かけますね。価格が非常に安いです(^-^)。

パッケージの裏を見てみてちょっとビックリ。「KOYO」ブランドの製造元は「美咲」なんですね全然知りませんでした。他には特に補強等のセールスポイントは書いてありませんね。この実験シリーズの当初で取り上げたMISAKIの仕掛けかなり良い成績を残してます。この仕掛けはどうでしょうか?


1349966402969.jpg
ブランドの吸収でも有ったのかな?

仕掛けの要所のアップ写真を載せておきます。


1349966404627.jpg
接続部。

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エダス元。しっかり結んである感じがします。

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チモト。 外掛け結びのようですが・・・。これも尻尾が巻き付けの内側を通っているようです。「地獄結び」かな?

ナイロン製、エダス元とチモトが療法ともしっかり結んであるのであれば、期待を込めて予想耐荷重は「3.5kg」、切れるのはサルカン接続部、としておきます。



【実験結果


1本目。 


グッ・・・。バチッ


1349966409428.jpg
残念・・・(>_<)。

「記録2.5kg
「チモトにて切断ナリ


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チモトの締め込み時劣化が発生したのでしょうか。締め込みは本当に難しいです。

予想を大きく下回ってしまいました


チモトが地獄結び(※前回の「別誂」の実験のあと、ネットで調べて知った結び方です)なら、こんなに弱い訳はありません。というより、チモトが上手くに締め込んであれば、どの結び方をしてももっと強いはずです。おそらく締め込みが不幸にしてうまくいかなかったケースなのでしょう。

もう1本の方では本来の強度が発揮されるように祈りましょう



2本目。


グッ・・・。バチッ


1349966412907.jpg
出た!これが本来の強度ですね!

「記録4.3kg
「サルカン接続部にて切断ナリ


1349966414676.jpg
やはりここで切れる仕掛けは記録が伸びます。

2本の仕掛けの強度の差が過去最高になりました同じパッケージの仕掛けで結果が違いすぎるのも困ってしまうのですが、エダス元にもチモトにも結び方の工夫があるようですので、この記録こそがこの仕掛けの本来の強度なんだと思います。


この結果が改めて示していることは、それだけ「締め込み」を安定して成功させることが難しい、という事実です。ハリス結びの強度を決めるのは「結び方」ではなく「締め込みの成功度」。プロ(あるいは機械)が結んでもこれだけ品質がバラついてしまう程難しいことなんだ、と肝に銘じておく必要があると思います。





「ROUND10


今回2つめ。このシリーズの最後を飾るナイロン製仕掛けは「SASAME(ささめ)」製です。特にセールスポイントの表記はありません。一言だけ情報を加えると、今回取り上げるナイロン仕掛けの中で最も価格が高い仕掛けとなります(それでもフロロ製に比較するとかなり安いです)。値段に見合った強度は出るでしょうか?


SASAME「激釣 アジビシ」 ハリス3号・幹糸3号・全長2.1m(ナイロン)


1349966716435.jpg
「これまでのすべての仕掛けが全長2mでしたが、最後のこの仕掛けだけ2.1mになってます。

仕掛けの要所のアップ写真を載せておきます。


1349966718185.jpg
接続部。

1349966719714.jpg
エダス元。8の字結び+ハーフヒッチ・・・?かなりシンプルな結び方です。

1349966721177.jpg
チモト。これも「地獄結び」?もしかするとこれまで「外掛け結び」に見えたものにもこれが有ったかもしれません。

エダス元がシンプルな感じなので、ちょっと不安です。ただし、以前自分で結んだ8の字結びの実験で、先針側で4.2kgの荷重に耐えたことがありますので、締め込みさえうまくいっていれば記録が伸びる可能性はあります。どうなるでしょうか・・・?


とはいえ、エダス元に補強はなさそうですので、予想耐荷重は「3.5kg」。切れるのはエダス元だろうな、と思います



【実験結果


1本目。 


グッ・・・。バチッ


1349966722594.jpg
頑張った---!\(^o^)/

「記録4.1kg
「エダス元にて切断ナリ


1349966724322.jpg
エダス元。かなり頑張りました。締め込みの完成度が高い?

期待値を大きく超えましたナイロンの4kg超えは久々です。喜ばしいのですが、こうなってくると本当に「仕掛けの強度は『結び方』ではなく『締め込み』によって決まる」という結論が現実味を帯びてきます。


しかし、2本目の仕掛けの結果によってはまた悩まされるかもしれません。最後の最後の引きちぎり、どうなっても受け入れるしかありません。



2本目。


グッ・・・。バチッ


1349966725859.jpg
うん!及第点がつけられますね!

「記録3.5kg
「エダス元にて切断ナリ


1349966727492.jpg
強度は下がりましたが、同じエダス元での切断です。

予想(僕にとっての及第点)に達しました2本とも頑張ってくれました


2組の仕掛けで平均3.8kg。かなり信頼できる仕掛けと言えます。フロロ仕掛けの平均を上回る強度ですので、イナダを意識して購入するのもアリだと思います


最後の取り上げた高級ナイロン仕掛け。なんとかオオトリと務め上げてくれました





市販仕掛けの引きちぎり実験はこれで中締めにします。


余裕ができたら、同じ仕掛けの「追試」や別の仕掛けのテストをやってみたいと思いますが、とりあえずこの実験には今回で区切りをつけ、まとめに入ろうと思います。


次回はこれまでに引きちぎった10種類の仕掛けの確認結果をとりまとめ、全体的な傾向などを把握してみようと思います。「ナイロンはフロロより弱い」「安い仕掛けは切れやすい」、そんな噂が本当なのか、少しでも事実を把握するヒントが出てくればいいな、と思います


次回、実験結果の総まとめです


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2012年10月 9日 (火)

【妄想?】バネばかりによる市販仕掛けの強度比較!(その4)

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4回目、引きちぎり実験も後半です。


なんとか区切りのつくところまでを、秋の釣りに間に合わせたいこの企画。さっそく再開させて頂きます。前回に引き続き、まずはお読み頂く上での注意点を挙げておきます


≪注意点≫


・この実験は、少しでも外道のイナダに切られにくいアジ仕掛けを探してみよう、とスタートしましたが、あくまで素人の噂話の延長です(客観性はほとんどありません)。

・サンプル数が少な過すぎ、各メーカーさんの仕掛け強度や品質について評価する実験品質はありません。本当にいい加減なものです。

・僕自身は、ビシ仕掛けを自作していく上で、各メーカーさんごとに異なる市販仕掛けでの結び方や補強の行われ方などを調べる機会としてこの実験を捉えています。

・確認結果の耐荷重(kg)は、実釣中は様々な要素で低下します。例えば吸水性。ナイロンもフロロも吸水性があり、実釣中に吸水によって強度が低下します(塩水に4時間浸すと、どちらも20%ほど強度が低下するという報告もあります)。

 → 「クロダイ釣りの科学「ラインの引っ張り強さ」 ※以前、サイト主の小菅様からリンクのご了承を頂いております。

・キズ、ヨレによる強度低下も発生します。これらの要素を踏まえ、僕自身はドラグを仕掛け強度の50%に調整し、仕掛けを引き上げるごとにハリスとチモトをの状態をチェックするようにしています。初心者の戯言ではありますが、ひとつの考え方としてご参考頂ければ幸いです。





前回までは、同じメーカーの仕掛けのナイロン版とフロロ版を1セットにして確認を進めてきましたが、ここからは同一メーカーで同じ構成の2種類の仕掛けが入手できなかった分に入ってまいります。今回は「フロロ製」の2つのメーカーの仕掛けを取り上げてみたいと思います


必然的にナイロン、フロロそれぞれ、これまでの確認結果と比較することになりますね。実験方法のイメージについては予告編でご紹介してますので、そちらをご参照ください。


この実験で引きちぎってみる仕掛けは全てハリス3号・3本針となります





「ROUND7


フロロ製仕掛け。今回は「HAYABUSA(はやぶさ)」製の、この仕掛けです。


HAYABUSA 「海戦アジ」 ハリス3号・幹糸3号・全長2m(フロロカーボン)


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よく見る仕掛けですね。ハヤブサさんには子供のころからお世話になってます(^-^)。

パッケージには特に補強等のセールスポイントは書いてありません。構成に特色は見られるでしょうか?


仕掛けの要所のアップ写真を載せておきます。


1349794130619.jpg
接続部。

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エダス元。んん?なんだか幹糸が上下でズレてる??始めて見る結び方です。あまり強そうには見えませんが・・・。

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チモト。 外掛け結びのようですね。夜光ビーズ(おそらく浮力あり)が付いてます。

フロロ製でエダス元に目立った補強が無いのあれば、予想耐荷重は「3.5kg」、切れるのはこれまで同様にエダス元、と予想します。



【実験結果


1本目。 


グッ・・・。バチッ


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うーん、微妙に伸びず・・・。

「記録3.1kg
「エダス元にて切断ナリ


1349794138231.jpg
やはりエダス元で切れました。

予想の3.5kgには大きく足りませんでした


エダス元の結び方はまったく初めてみるスタイルのようでしたが、強さに特徴がある結びではないようです。これまでの各社とも同じですが、ナイロン製の仕掛けではエダス元に補強がなされ、エダス元以外で切れることが多いですが、フロロ製の仕掛けでは補強がなく、エダス元で切れてしまう傾向があります。エダス元に補強を施したフロロ仕掛けを手に入れるには、自作しかないのでしょうか・・。


しかし同一仕掛けでも毎回必ずバラつきが出るので、とりあえず2本目に注目です。


余談。以前にも書きましたが、フロロ製の仕掛けが切断すると、幹糸が必ずヨレヨレになります。 ナイロン製仕掛けではこういうことはありませんので、フロロのデメリットのひとつともいえそうです。


1349794140125.jpg
強くしごくとある程度は伸びますが・・・。


2本目。


グッ・・・。バチッ


1349794141674.jpg
まさかの3kg以下に・・・。

「記録2.7kg
「エダス元にて切断ナリ


1349794143507.jpg
またもや同じです。

またもやエダス元での切断です。まったく同じ結果と言いたいところですが、強度の方はさらに低い結果となってしまいました・・・。しかけごとの品質のバラつきには、もはや驚きません(ばらつきは当然のようです)が、平均で3kgを下回ってしまう事実は、大物対策としてはちょっと不安ですね・・・


やはり前回に感じたとおり、この仕掛けが特別弱いというわけではなく、市販仕掛けに期待出来る強度は、一般的にこの程度なのかもしれません。語弊がないように付け加えておきますが、自作仕掛けでも「フロロ3号エダス有り、エダス8の字結び」の場合は、2.5kg程度で切れるケースもあります。強度を安定して底上げするには、まず「エダス元」の弱さをなんとかする必要があります。





「ROUND8


今回2つめのフロロ製仕掛けは「Marufuji(まるふじ)」製です。「手づくり」の表記があります。これまでの「手作り」表記仕掛けはあまり強くない印象でしたが、今回はどうでしょうか?


Marufuji「別誂 鯵」 ハリス3号・全長2m(フロロカーボン)


1349794488137.jpg
「別誂」は「べつあつらえ」と読むらしいです。「特別なオーダーメイド」という意味。

仕掛けの要所のアップ写真を載せておきます。


1349794492602.jpg
接続部。ハリスは水中で見えにくいと言われるピンク色ですね

1349794495556.jpg
エダス元。結び方はわかりませんが、しっかりと結んである感じがします。

1349794499942.jpg
チモト。一瞬外掛け結びかと思いましたが、尻尾の糸が巻き付けの内側を通ってます!初めて見る結びです。

要所の結び方を見ていると、これまでに見たことのない結び方が多く、しっかりとしている印象があります。「別誂」の名に恥じない?期待は膨らみますが、肝心の実際の強度はどうでしょうか?


ちょっと期待してしまいますうが、予想耐荷重はこれまでのフロロ仕掛けと同じ「3.5kg」。切れるのはチモト、という予想にしておきます



【実験結果


1本目。 


グッ・・・。バチッ


1349794502722.jpg
おっ!頑張りました!

「記録3.7kg
「エダス元にて切断ナリ


1349794505996.jpg
エダス元。かなり頑張りました。やはり強い結び方だったようです。

期待値を超えました引っ張っている時にも、久々に「強さ」(切れる時の勢いがコワイ感じ)を感じました。これまでのフロロ仕掛けと比較してもトップクラスに強いと言えますね


仕掛け全体が踏ん張った感じなので、弱点という弱点が無いように作られてるのではないでしょうか?2本目の仕掛けでは別の部分で切れそうな予感がします。期待を込めつつ、2本目に行ってみましょう。



2本目。


グッ・・・。バチッ


1349794509076.jpg
キタ―――(^▽^)―――!!

「記録4.3kg
「先鈎チモトにて切断ナリ


1349794512109.jpg
チモトで切れました。エダス元が弱点になっていない証拠です!

出ましたこれまでのフロロ仕掛けの中で最強の数字です


予感が当たりました。この仕掛けはハッキリした強度の弱点が無い、バランスの取れた構成になっているようです。2組の仕掛けで平均4.0kg。これなら、ドラグを2.0程度に調整してイナダと渡り合うことができそうです(もちろん負荷をかけて走らせ、疲れさせる戦法ですよ)。


「手づくり」、「別誂」。パッケージの文字が頼もしく見えます。このMarufujiさんの仕掛けに施されている結び方は見たことのないものなので、頑張って後日解析してみたいと思います。難しそうですが、ぜひとも知りたいところですねもし、写真から推測のできる方がいらしたら、ぜひ教えてください





今回はここまでです


2種類のフロロ仕掛けのテストでした。今回もまた、同じ号数のハリスでも結び方ひとつで強度が大きく変わることを目の当たりにしました(もしかするとハリス自体の加工などの違いがあるかもしれませんが)。


次回はナイロン製の仕掛けのテストになります。これまでのところ、エダス元の補強次第ではフロロ製を凌駕する強度を示してきているナイロン仕掛け。今のところ、全体の平均としてはフロロ製に軍配が上がる感じですが、次回の結果次第では逆転するかもしれません。


要注目です


次回、ナイロンの底力は見られるでしょうか??


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2012年10月 7日 (日)

【釣行断念&雑談】強風のため出船不可!でも悔しくない不思議な日・・・?

過去最悪の強風と白波でした

京急大津の海まで行きましたが、車のドアが開かないほどの強風で釣りどころではありませんでした

出船できませんでしたので、釣りネタがなんにもありません

何かしないと収まりが付きませんので、初めて動画をブログ貼り付けしてみます。



うまく貼り付くかな?

これはAM10:30頃の光景です。風も少し弱まってきたところですが、それでも風速7~8m/秒くらいの風が吹いてる感じです。朝方は10m級の風が吹いていて、さらにひどかったです





予報が厳しく、出船が難しいことはある程度感じていましたが、それでも京急大津の海に向かう足は軽快でした

今回は「せーじさん」が足の骨折後、初めてとなる復帰釣行の日でした。

釣りが出来なかったことは残念ですが、代わりに急きょ「プチオフ会」になったんです(大吟醸さんのご提案です。大さんありがとうございました

プチオフ会の様子は釣りキチ先生せーじさんがさっそくブログに公開されていますので、ご興味があればぜひそちらをご覧ください。

(ご報告はお二人に甘えさせて頂いて、僕は浮かせた時間を使ってバネばかり実験の作業を少しでも進めちゃおうかなぁ、と・・・。すみません

本当に楽しかったです

ブログやコメントでおつきあいのある方々と顔を合わせてお話できる機会が持てることは本当に幸せなことだと思います。釣りができなかったことが、不思議と悔しくない・・・。これもまた、新しい気持ちです。世界はいろいろなことをきっかけに拡がるものですね





6日に釣りに出られた方々から、さまざまな釣果が報告されていますが、個人的に注目したのは「サバの回遊」です。

油壷でも伊勢町でもサバの回遊があったようですが、例年よりだいぶ遅れていた本牧海釣り施設でも、一昨日からサバの大きな群れが入り始めたようです。どうやら湾口から湾奥まで広く回遊しているようですね。僕の短い釣り経験からのメモでは、過去2年間、水温17度くらいまでは湾奥にサバ回遊があったようです。現在の湾奥の水温は約23度。大津の海も同じくらいです。

場所によって悩みのタネにも、大人気ターゲットにもなるサバくん達。魚種交替現象で考えるとマサバは年々増加する時期にあると言われます。昨年はブリを釣った泳がせの生き餌としても活躍した話もありました。

いずれにせよ、私たちのこれからしばらくの釣りに深く関わってきそうですね。

「サバ」と「天候」を味方につける方法、どなたかご存知ありませんか~?




2012年10月 3日 (水)

【雑談】ちょっとひといき・・・(^。^)y-.。o○

バネばかりシリーズの最中ですが、ちょっと一休みいたします


緊急の仕事が立て続けに湧いてきてしまい、しばらく記事を書く時間が取れなさそうです


ブログ分の力も仕事に集中して頑張ってきます



今週末、日曜日(10月7日)に大津釣行を予定していますが、予告記事も書けないかもしれません


7日はちょっと雨風の心配がある予報天気図になってますね。


秋雨前線がほんの少し東に寄ってくれれば釣り日和になりそうな感じなのですが・・・。


頼もしい晴れ男さんが久々に大津に戻られる日なので、期待は持てそうかな?

「風男」と呼ばれる僕と勝負ですよ~!絶対負かしてください


今週末、釣りに出られる皆様に良い釣り運が訪れますように





2012年10月 1日 (月)

【妄想?】バネばかりによる市販仕掛けの強度比較!(その3)

★仕掛け研究シリーズ目次リンクページ★


引きちぎり実験、3回目に入ります


3回目の実験に入る前に、このバネばかりシリーズの記事をお読み頂く上での注意点を挙げておきたいと思います。


≪注意点≫


・この実験は、少しでも外道のイナダに切られにくいアジ仕掛けを探してみよう、とスタートしましたが、あくまで素人の噂話の延長です(客観性はほとんどありません)。

・サンプル数が少な過すぎ、各メーカーさんの仕掛け強度や品質について評価する実験品質はありません。本当にいい加減なものです。

・僕自身は、ビシ仕掛けを自作していく上で、各メーカーさんごとに異なる市販仕掛けでの結び方や補強の行われ方などを調べる機会としてこの実験を捉えています。

・確認結果の耐荷重(kg)は、実釣中は様々な要素で低下します。例えば吸水性。ナイロンもフロロも吸水性があり、実釣中に吸水によって強度が低下します(塩水に4時間浸すと、どちらも20%ほど強度が低下するという報告もあります)。

 → 「クロダイ釣りの科学「ラインの引っ張り強さ」 ※以前、サイト主の小菅様からリンクのご了承を頂いております。

・キズ、ヨレによる強度低下も発生します。これらの要素を踏まえ、僕自身はドラグを仕掛け強度の50%に調整し、仕掛けを引き上げるごとにハリスとチモトをの状態をチェックするようにしています。初心者の戯言ではありますが、ひとつの考え方としてご参考頂ければ幸いです。





3回目の今回は「海遊堂(下田漁具)」製の仕掛けを取り上げさせていただこうと思います。実験イメージについては予告編をご参照ください。


この実験で引きちぎってみる仕掛けは全てハリス3号・3本針となります





「ROUND5


下田漁具の仕掛けからも、2つのアジビシ仕掛けをセレクトしました。


海遊堂 「船宿標準 アジビシ仕掛け」 ハリス3号・幹糸3号・全長2m(ナイロン)


1349098433607.jpg
海遊堂ブランドが下田漁具さんのブランドだということは今回初めて知りました

これまでと同じように、ナイロン製から確認していきます。今回の仕掛けも、パッケージには特に補強等のセールスポイントは書いてありませんが、「手作り仕掛け」と表記されてますね。


仕掛けの要所のアップ写真を載せておきます。


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接続部。

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エダス元。8の字結びに近いような・・・?なんだかちょっと締め込みが甘いような気もします。

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チモト。 外掛け結びですが、巻き数がかなり多いですね。

ナイロン製でエダス元の補強なしであれば、例によって予想耐荷重は「3.0kg」、切れるのはエダス元、としておきます。



【実験結果


1本目。 


グッ・・・。バチッ


1349098440272.jpg
思ったより伸びず・・・。

「記録2.5kg
「エダス元にて切断ナリ


1349098441596.jpg
エダス元が切れ、3つにばらけてしまいました。

3kg持ちませんでした


いままでの仕掛けが強かったので、ずいぶんと弱い印象になってしまいますが、ナイロンは結び目が弱い、というもともとの認識通りの強度と思います。おそらく、普通のナイロンハリスでエダス8の字結びを使うと、これくらいの強度になることも多いのではないでしょうか?(締め込みの完成度でかなり変わってくると思います)


それにしても写真のエダス元の結びはイマイチ綺麗ではなかったことが気になります。



2本目。


グッ・・・。バチッ


1349098443039.jpg
だいぶ頑張りました!

「記録3.2kg
「サルカン接続部にて切断ナリ


1349098444367.jpg
今回はエダス元ではなく、サルカン結びでの切断です。

今回のエダス元は頑張ったようですでも、2つの仕掛けの品質のバラつきはちょっと不安を呼んでしまいますね・・・。接続部で切れた今回は、補強無しとしてはエダス元もチモトも十分強かったと言えると思います。


はっきりとはわかりませんが、今回のナイロン仕掛けは「手作り仕掛け」の表書き通り、作り手さんに依って(または調子に依って)、完成度が違うのかも・・・。次のフロロ版のパッケージにも「手作り仕掛け」の表記がありますので、改めて結果をみて考えてみたいと思います。





「ROUND6


今度はフロロ版です。例によってナイロン版と同じ構成の仕掛けをセレクトしました。今回も「手作り仕掛け」の表記があります。結び方と強度はどんな結果につながるでしょうか?


海遊堂 「船釣アジ」 ハリス3号・幹糸3号・全長2m(フロロカーボン)


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パッケージは違いますが、同じ構成の仕掛けのフロロ版です。

仕掛けの要所のアップ写真を載せておきます。


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接続部。ナイロン版と結び方が違います。

1349098804411.jpg
エダス元。一見、ナイロン版と違うように見えますが、締め込みの度合いが異なるだけのようにも見えます。

1349098805624.jpg
チモト。ナイロン版と同じ「巻き数の多い外掛け結び」です。

これまでの2つのメーカーさん(美咲とヤマリア)ではチモトのビーズはフロロ版だけについていましたが、今回の海遊堂さんではビーズがナイロンとフロロ両方についています(形が違います。浮力の違いは未確認です)。外観からみる限り、ハリスの材質以外はほぼ同じ構成と思われます。


フロロは結び目の強度低下が少ないはずですので、予想耐荷重は「3.5kg」。切れるのはチモト、と予想します。



【実験結果


1本目。 


グッ・・・。バチッ


1349098806775.jpg
あれれ??これは・・・(>_<)。

「記録2.5kg
「先鈎チモトにて切断ナリ


1349098808361.jpg
チモトです。すっぽ抜けてしまいました・・・。

残念・・・。先鈎のチモトが見事にすっぽ抜けてしまいました・・・。これでは本来のフロロの強度を発揮することはできません。今回の仕掛けがたまたま良くなかったのだろうと思いますが、この切断の仕方はチモトの締め締め込みが不十分だった証拠で、自作仕掛けとしても失敗の部類です。実釣でこの抜け方をすると悔しいんですよね・・・


気を取り直して、次にいってみましょう



2本目。


グッ・・・。バチッ


1349098809838.jpg
惜しい!3kgまであとちょっとでした。

「記録2.9kg
「先鈎チモトにて切断ナリ


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またチモトです。「ブタの尻尾」とは違う切断面です。抜けかけ・・・?

今回も3kgに届きませんでした・・・また、個人的にフロロ製の仕掛けに期待している強度(3.5kg)にも届きませんでした。2回ともチモトで切れています。海遊堂さんのチモトの特徴は外掛け結びの巻き数が多いことですが、残念ながら十分な性能を発揮しているとは言えないケースもあるようです


今回の海遊堂さんの4本の仕掛けの切れ方と耐荷重を見ると、全体的な品質のバラつきが気になります。表記の通り、手作業による制作なのかもしれません。でも「手作り」が良くない、とは思いません。良い面と悪い面があるはずです。今回の実験では残念ながら悪い面が目立ってしまいました。おそらく、サンプル数を増やしていけば、飛び抜けて強い仕掛けも出てくるかもしれません。


ただ、外観から見抜く方法を確立しない限り、ユーザー側としては不安が拭いきれないことは確かですね





今回はここまでです


過去2社の結果と比較すると、今回は強度の弱さが目立ってしまった感があります。でも、今後のテスト結果も合わせて見ていかないと、全体のバランスというのものは分かりません。


実は、今回の引きちぎりシリーズを始める前、僕の中では「エダス有りの3号仕掛けは3kg持たない」というイメージでした。今回の仕掛け達はまさにそのイメージ通りです。もしかすると、これまでの2社の仕掛けが特に強いだけで、今後の展開は3kg前後での勝負になってゆくのかもしれません


どうなっていく??今後の展開をお楽しみに


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