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2012年9月29日 (土)

【妄想?】バネばかりによる市販仕掛けの強度比較!(その2)

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引きちぎり実験、2回目です


前回は「MISAKI(美咲)」製の仕掛けでした。今回は「YAMASHITA(ヤマリア)」製の仕掛けを取り上げてみたいと思います。実験イメージについては予告編をご参照ください。


この実験で引きちぎってみる仕掛けは全てハリス3号・3本針となります





「ROUND3


ヤマリアからのエントリー(勝手セレクト)は2つの船アジビシ仕掛けです。


YAMASHITA 「船アジ 一荷専用」 ハリス3号・幹糸3号・全長2m(しなやかナイロン)


1348920054520.jpg
会社名がヤマリアなのにブランド名がYAMASHITAなのはちょっとわかりにくいですよね


今回も、まずナイロン製から確認します。特に補強等のセールスポイントは書いてありません。


仕掛けの要所のアップ写真を載せておきます。


1348880693549.jpg
接続部。

1348920060158.jpg
エダス元。ただの8の字結びではありませんね。


1348920062313.jpg
チモト。 あれ?なんだか内掛け結びっぽい•••?

ナイロン製でエダス元の補強なしであれば、やはり予想耐荷重は「3.0kg」、切れるのはエダス元、というところでしょうか。



【実験結果


1本目。 


グッ・・・。バチッ


1348920064425.jpg
また衝撃が!!!


「記録4.3kg
「サルカン接続部にて切断ナリ


1348920066697.jpg
驚きの記録が出る時は、ここで切れることが特徴のようです。


またまたビックリ!!4.3kgって??


ナイロンは結び目の強度が大きく低下するはずですが・・・?チモトもエダス元も、予想を大きく上回る強さです。引っ張ってる時にも、一味違う強さを感じました。この強度なら2kg程度のイナダでもある程度強気にやり取り出来る可能性があります


※ただし、ムツ鈎は延ばされやすいことにはご注意ください。


1348920069040.jpg
ムツ鈎。以前、3.0kg負荷の実験で、ここまで変形していました。


この仕掛け、補強は何も謳ってありませんが、エダス元に何らかの工夫があることは間違いないと思います。



2本目。


グッ・・・。バチッ


1348920070660.jpg
!!!!!!


「記録4.9kg
「サルカン接続部にて切断ナリ


1348920072846.jpg
またサルカン結びでの切断。


!!!!((((;゚Д゚)))))))!!!!

4.9kg???


ナイロン•外掛け結び•エダス有りで4.9kg!?もうちょっとで5kgの大台に乗りそうです。4.3kgですら驚いたのに・・・2本とも接続部で切れたことは安定した強さの現れと思います。

「ナイロンは直線強度に優れるが、結び目は弱い」というこれまでの認識が崩れそうです。チモトは本当に内掛けなのかも知れませんが、エダス元・・・あるいはライン自体にも何か秘密があるんでしょうか?

とにかく、ヤマリアの「しなやかナイロン」仕掛けはかなり強い仕掛けである可能性があります。少なくとも、今の僕は自作仕掛け(フロロ)でこの強度を安定して出すことは出来ません


他のメーカーの仕掛けの結果も揃わないと判断出来ませんが、少なくとも「市販仕掛けの強度は弱い」という認識は改める(悔い改める)ことにします。





「ROUND4



続いては、同じヤマリアのフロロハリス版の仕掛けを試してみます。ナイロンは驚くほどに優れた強度を示してくれましたが、フロロ製はどうでしょうか?


YAMASHITA 「船アジ 一荷専用」 枝糸3号・幹糸3号・全長2m(フロロカーボン)


1348922594227.jpg
フロロ版ですね。


仕掛けの要所のアップ写真を載せておきます。


1348922596590.jpg
接続部。

1348922598772.jpg
エダス元。ナイロン版と同じ結び方のようです。

1348922601093.jpg
チモト。今度は外掛け結びです。ビーズは「20倍ビーズ」ですね。ビーズの浮力でフロロの重さを中和しているようです。


YAMASHITA製の時と同じく、個人的な予想耐荷重は「3.5kg」。フロロは結び目の強度低下が少ないので、切れるのはチモト、と予想してみます。



【実験結果


1本目。 


グッ・・・。バチッ


1348922603890.jpg
素晴らしい強度ですが、前が凄すぎて•••(^^;;。


「記録3.9kg
「先鈎チモトにて切断ナリ


1348922606321.jpg
チモトです。切れたというより「ほどけた」ようです。


YAMASHITA製とほぼ変わらない強度です。ただし、切れたのはエダス元ではなくチモト。どうもこのヤマリア製はエダス元が安定して強いようです。何の補強も表記されていませんが・・・。


気になる点。
切断部分の写真のとおり、チモトの切れ方は「ブタの尻尾」ではなく、ほどけてしまった感じです。強度的には十分かとは思いますが、これまでに見てきた中で初めてのパターンです。



2本目。


グッ・・・。バチッ


1348922608490.jpg
うん!安心(?)して見られます(^^;;。


「記録3.8kg
「先鈎チモトにて切断ナリ


1348922610931.jpg
またチモトです。今度は「ブタの尻尾」ですね。


2つともほぼ同じ強度を示し、切断部分も同じでした。サンプルが少ないので断言はできませんが、強度的な品質はかなり安定していると言えるかもしれません。これくらい安定していると、ドラグを少し強気に調整する時に信頼感がありそうです。





今回はここまでです


前回も申し上げましたが、接続部やエダス元の結び方の解析は後日時間のある時に取り組んでみるつもりです(ものすご~く気になって仕方ありませんが)。


今回のテストで1番驚いたことは、ナイロン製の方がフロロ製より強度が高い、ということです。直線強度においてはフロロよりナイロンの方が強いことは知っていましたが、その強さが活かせるのは1本鈎仕掛けの時だけだと思っていました


ナイロンとフロロの最大の違いは「比重」であり、強度だけ考えて有効性を判断することはできません。でも市販仕掛けのエダス元に施されている工夫が再現できれば、自作仕掛けでナイロンハリスを活躍させる機会を飛躍的に増やせそうな気がします。


引きちぎり実験、まだ序の口です


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コメント

おはようございます!のりべんです。

釣りが中止でもこの時間。やはり目が覚めてしまいました(^o^;)
またまた、こんなに夜遅くまでご実験…ありがとうございますm(_ _)m

う~ん。勉強になります!

ナイロンとフロロ。あと結び方。仰るように強度を決めるのは
その『組み合わせ』次第。なんですね・・・。
ナイロンは自然な演出が魅力なので、もっと使ってみたいですね!

このメーカー。アマダイ仕掛を買う場合はこのメーカが多いのですが、
確かに掛った後、『やり取り中に』悔しいと思ったこと、無かったカモです。
(買うときは3号か4号)
今年もお世話になること決定です(^o^)/


HEPPOさんへ

おはようございます

ナイロン糸の信奉者です。
安物買いの銭失いかもしれませんが、
安いフロロは、ぶちぶち切れるイメージがあって使うのを避けています。

ビシ仕掛を作るとき、サルカンは使わないのですが、
エダス元ではなく、サルカンとの結び部分で、
「バチッ!」で驚いております。
※一番切られたのは、エダスの部分で切られた事が多いような気がしますので。
サルカン(金属)とナイロンこの組み合わせが、よくないのかな?

外掛け結びも、簡単なのでこれで巻いていますが、
なんか、やばいぞ!って感じですね。

グッ・・・。バチッ。グッ・・・。バチッ。
耳に焼き付いてきました、どうしましょう?
やばいナリ、ですぅ♪

おはようございます
今日釣りに行く予定でしたが、休みのボート屋さんが多く断念しました
午前中は問題なさそうですし、いまもうねりは見られませんが!!!!!!!!

heppoさんらしい実験ですね、釣り道具を納得するまで調べる
釣り場も、隅から隅まで海底を覗いて、真鯛の親子がここにいて、カサゴの兄弟が
あそこにいる、小魚をいじめているイナダを見つけ釣ろうかと?????
そんな想像をしてしまいます

次の実験、竿はどうですか!!!!
私は自分で作った竹竿、3本の内1本は室内でテスト中に折れ
残りの2本も実戦で1本は折ってしまいます
前回、竹やさんで見つけた布袋竹の形が素晴らしいので買おうとしたら
虫が食っているからダメだと言われましたが、この太さで折れる事は無いと
500円で買って作りました
作り終えてテスト中に、ものの見事に折れました
細いカーボンロッドに100号の錘を付けてテスト中、折れた時はショックでしたね
形は違えど同じ事していますね

次が楽しみです

こんちゃ(^0^)/

グーッ……バシッ★
先生同様 いまマイブームです(笑)
サルカンから切れた経験が何度かあり、私は現在アジ仕掛けで釣りする時サルカンを変えています。アジのみならそのまま使いますが、イナダが来る漁場…あんなサルカン(-.-;)と…。

ハリスや針が切れるなら諦めつくのですが…。
昨日 台風の合間釣りをしました。アジは渋かったですが55cmのイナワラ?は楽しませてくれました。
今日(9月30日)まだ海は凪近いです。やれたなぁ…(爆)

HEPPOさんおはようございます。

昨日なら出れてましたね~。
今日は休みと石田ボートさんのツイッターで書かれてますもんね。
HEPPOさん7日?大さんも7日?
こりゃもう。。。第1候補は7日で決定ですね!!!

さてさて今回の実験。
今のところ仕掛けは市販派としてはまたまた凄い結果でしたね。
ヤマリア製はあまり持ってないかも。。。後で確認してみよう。

これくらいの強度ならサバは余裕、イナダもオッケーな感じですね~。
しかもナイロンでこの強度!

今までは見た目や直感で買ってた仕掛けも見方が変わりますね。
これからも参考にさせてもらいます!

その前に。。。来週楽しみだな~。

試料の選択も抜群ですね、ボート釣り師が一番きにする仕掛けですよ~。
私はサルカンを選ぶときには強度よりも輪っかの太さを気にしています。
大げさになりますがエダスに三方編み込みなどの摩擦系の結びを講じれば
仕掛けを通してサルカンの輪っかへの巻き付け部分がハリスの歪が
一番大きくなるところでは思っています。

グッ・・・。バチッ!の一回勝負で仕掛けを捨てるのも勿体ないですので
切れた仕掛けでエダス系の強度も調べていただけるとありがたいですね。
先行するグッ・・・。バチッ!の影響で弱くなっている可能性はありますが。

> のりべんさん
コメントありがとうございます!

早起きが身についてるなんて、筋金入りの釣り師の証拠ですね!のりべんさんにはいつも驚かされます~(^_^)。

どうも、各社ともナイロン仕掛けについては弱点を補強する工夫を施していて、結果としてフロロよりナイロンの結び目の方が強くなっているような気がしますね。

そうそう、ブログ記事の公開時間が遅いのは、何度もインターバルを置いて文章の推敲をするからなんですよ。1日の時間は僅かしかないので、「実験して写真を撮る日」と「文章を書いて記事を公開する日」は別の日になっちゃうんです(^o^;)。いったん文章を書いても、あとで必ず書き足したくなったり、表現を変えたくなるので、ブログ公開は夜中の0時ギリギリまで待つことが多いです(^_^)。

> 釣りキチ先生
コメントありがとうございます!

今回の確認で、ナイロンの強さをはっきり感じることができました。
結び目の工夫は必要かもしれませんが、大物狙いにはナイロンの方が向いていると思います。

結び目。これが1番大事ですね。各メーカーの工夫が読み解ければ良いのですが・・・。

ところで、実験をしていて思いました。「接続部で切れる」のは強い仕掛けの証拠と思います。
弱点になりやすいチモトとエダス元が強いからこそ、接続部で切れます。
悔しい思いをする必要はないのかもしれませんね

> たけちゃん 様
コメントありがとうございます!

僕の実験は弱気の証拠なんです(^^;;。

みなさんはわざわざ試さなくても感覚でなんとかされてること(実験する必要のないこと)と思いますが、僕は自信が無くて不安なので試しています。

やってることも、その気になれば誰でも出来ることばかりです。たけちゃんさんの徹底的なこだわりとは全然違いますよ〜(^^;;

でも、海の中の魚の生活や性格を想像するようになってきたのは確かです。もちろんこれもたけちゃんさんの影響です!(^-^)。

> 大グッ•••、バチッ★さん
コメントありがとうございます!

3号仕掛けと仰られてましたよね?
アジの3号仕掛けで55cmのイナダはなかなか揚げられないと思います。名人の大さんならではの1本ですね!\(^o^)/

わざわざサルカンを変えるなんて、聞いたことがありません。経験に基づく英知ですね!(^-^)

そういえば、今回の市販仕掛けでも、接続部がスナップだけのものとスナップ付きサルカンを使ってるものがあります。実験では差が無くても、実釣(特に大物狙い)では影響があるはずですね。他にもナイロンの吸水性による強度低下など•••実釣上の注意点はまたまとめとかないといけませんね(^^;;。

> せーじさん
コメントありがとうございます!

今日はとても大津に出たかったんですが「ダメなら実験やろ」と、心が救われてます(^^;;。

改めて市販仕掛けを詳しく見ると、各メーカーのこだわりが見えてきて、すごく勉強になります。自作仕掛けを作り始める前だったら、きっとそのこだわりの意味がよくわからなかったかも知れません。偶然ですが、一通り自作仕掛けを作る様になった今、この実験を始めたのは良いタイミングだったと思います(^-^)。

話は変わりますが、10月から12月の第1週まで、土曜はすべて釣り以外の予定で埋まっていることに気がつき、愕然としてます(>_<)。日曜もかなり塞がっていて、いままでに輪をかけて数少ない釣行計画になりそうです。せめて天候運に見放されませんように・・・(^^;;。

> 五目漁師さん
コメントありがとうございます!

実は僕、まだエダスの編み付けに成功したことがないんです(>_<)。何度結んでも、3kgに満たない力でエダスが抜けてしまいます。PEとの結びならうまく行くんですが・・・。頑張って精進します!

実験に使った仕掛けはすべて保管してます。フロロの仕掛けはヨレヨレで、再利用は無理そうです。保管してある仕掛けは後で針などで結び目を観察しながらほどいてみるつもりです。僕の中ではそっちのほうが実験のメインテーマですね(^O^)。

実験おつです。

実際3号のモトスでもゴムクッションの50cmや100cm、150cm…また太さが2、5㎜や3㎜の場合などさまざまですね

ゴムヨリトリ100㎜を普通使っていますが、8kg以上になるのかな?そう考えるとゴム無しでの大鯛釣ったHEPPOさんのほうが凄いです

> 大吟醸さま
コメントありがとうございます!

仕掛け強度とドラグ負荷のバランスを正確に調整出来ていれば、クッションなしでも魚は浮かせられると思います。僕が本当に有難味を感じたのはハリスが長い時の取り込み時ですね(^_^)。大鯛を取り込むとき、ボート下での引き込みに備える際にクッションを付けていなかったことをかなり不安に思いました

クッションは色々な役目があると思います。奥が深いと思うのですが、実験できそうなことはな~んにも思いつかなくて、勘で使っていくことになりそうです

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