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2012年7月 7日 (土)

【釣行記補足】先週の釣りで使った自作仕掛けのレビューです。

先週の観音崎と大津の手漕ぎボート釣りの補足です。


頭の中にはいろいろ書きたいことがあるのですが、あまり時間が取れないこともあり、今回は自作仕掛けのレビューだけにさせて頂きます。





【6月27日観音崎釣行で使った仕掛けについて】


◎フロロ3号・6m・2本鈎仕掛け


エダス元位置:上から2m(先鈎からは4m)
エダス:フロロ3号50cm
枝鈎:がまかつ「玄人アジ」10号・内掛け結び
枝鈎ビーズ:スナイプビーズ・ケイムラ D型3mm
先鈎:がまかつ「真鯛王」9号・内掛け結び
先鈎ビーズ:SASAME「真鯛フロート」SS


構成は以前たけちゃんさんがブログで紹介されていた真鯛・アジ兼用仕掛けそのままです。先針でマダイを狙いつつ、枝針でアジを確保することを意図してます。


最大の特徴はエダス元にヨリモドシが使われていることです。以前、50cm~1mという長いエダスを出したい時にどうやってヨレや絡みを防ぐか悩んでいたのですが、たけちゃんさんのこの出し方をお聞きしてまさに目からウロコでした


1341673682192.jpg
下側になるビーズは電車結びの2つの結びコブな間に挟まる形で留まってます。

このエダス元を留めるビーズには「N.T.オーロラビーズ」を使ってます。以前の実験でフロロラインと同等の比重を示した製品です。エダス元が重くなり過ぎないように選択しました。


その他、鈎とビーズの組み合わせは自分なりの工夫です。たけちゃんさんの仕掛けより少し比重が軽くなっていると思います。


実際に小潮の観音崎で使ってみた感想は以下のとおりです。


とにかく強い仕掛けでした大鯖6本と、40cmを筆頭とする良型マアジを4匹、それに23cmメバルを1匹。すべてこの仕掛け1本で釣り上げました。最大のマアジを釣った時にモトスにヨレが発生しましたが、強くしごいたら伸びてまた使えるようになりました。大鯖が掛かったらやむなく仕掛け交換するイメージを漠然と持っていましたが、変わりました

・仕掛けの強さの秘密はやはりエダスの出し方だと思います。モトスにはヨレが出ましたが、エダスには最後までひどいヨレは出ませんでした

・アジはすべて枝鈎に掛かりました。ビシを止めて30~40秒後にアタったことがとても参考になります。人にうまく説明はできませんが、あのくらいの潮でこの仕掛けならこんなタイミングで同調するんだな、ということは今後の基準のひとつになりそうです。

先鈎はほとんど機能しなかったように思います。メバルやトラギス、ホタルジャコ?まで色々な魚種が掛かりましたが、予定イメージより沈んでしまっていた可能性が高いです。
真鯛王は軸太で重いので、次回はチヌ鈎に変えて軽くするか、真鯛フロートのサイズを大きくしてみようと思います





【7月1日大津で使った仕掛けについて】


◎フロロ3号・2.4m・4本鈎・サビキビシ仕掛け


エダス元位置:上から1m、30cm、30cm(3本目と先鈎の間は80cm)
エダス:フロロ3号12cm
枝鈎:がまかつ「玄人アジ」10号・内掛け結び
枝鈎ビーズ等:スナイプビーズ・ケイムラ D型3mm。さらに上から1、3本目にはサビキバケを装着。
先針:がまかつ「チヌ鈎(黒)」3号・内掛け結び
先鈎ビーズ:エサダマ(赤)※メーカー名不明。


普通のビシ仕掛けにサビキ鈎を2本追加したイメージの仕掛けです。置き竿で気づかないうちにエサが取られても、サビキの方にアジが掛かるかも?


1341673683164.jpg
この写真は古いバージョン。今回はチモトの余分ハリスをカットし、先鈎を黒い鈎に変えてました。

以前釣りキチ先生のブログに出てきた仕掛けイメージを拝借致しました。


実際に大津で使ってみた感想は以下のとおり。


・ヤマダ電機沖でアジが釣れ始めた際、最初の2匹を釣り上げました。しかし残念ながらその後根掛かりで切れてしまいましたので、ポテンシャルはまだ未知数です

・五ッ根や鉄板でもこの仕掛けを出してました。そこで出てきた欠点がひとつ。エダス元同士の距離が近すぎて、枝鈎同士が引っ掛かり合ってしまうんです。

・次回に向けてはエダスの長さとエダス元の距離を調整して、絡みの少ない仕掛けにしてみたいと思います



◎フロロ3号・2.4m・3本鈎・ウィリー仕掛け


エダス元位置:上から1m、70cm(2本目と先鈎の間は70cm)
エダス:フロロ2.5号20cm
枝鈎:がまかつ「玄人アジ」8号・内掛け結び
枝鈎ビーズ等:ビーズなし。2本の枝鈎は特製ウィリーです。
先針:がまかつ「グレ(メジナ)」9号・内掛け結び
先鈎ビーズ:等:スナイプビーズ・ケイムラ D型3mm。


以前このブログ上でもご紹介したたけちゃんさん流ウィリーを使った仕掛け。1番上の針はグリーン、次はピンク、先鈎はオキアミ用のカラ針です。


1341673684018.jpg
外側が玄人アジ10号。内側が8号です。ウィリー糸は短く、夜光パイプが長めなのがたけちゃんさん流のアジ用です。

実際に大津で使ってみた感想は以下のとおりです。


・ヤマダ電機沖および海底遺跡ポイントでマアジ34匹を釣り上げました。

・魚を寄せられれば、手返しの良いウィリー釣りは釣果を伸ばす効果が高いと思います(置き竿にできないので忙しい釣りになりますが)。

・ヤマダ電機沖での時合の始めの方で1度だけアジのトリプルがあったのですが、その後はすべて1番上の針のシングルヒットでした(アタリが来てから10~15秒待っても2匹目は掛からず)。

・かなり潮は緩い状況でした。少なくともあの状況では1番上の針しかコマセに同調していなかったと思われます(先鈎のグレ鈎が重すぎて沈み過ぎていた?)。

・次回以降に向けて先鈎を軽いものに変え、さらに潮に合わせて仕掛けの全長とエダス元の位置を調整したバリエーションを増やしておこうと思います





この記事はまさに自分用の備忘録みたいですね
ひとりよがりな記事かもしれません。お気に障ったら申し訳ありません。


仕掛け作りはまだまだ初心者ですが、今回の釣果のおかげで、自作は市販仕掛けより釣れる、ということが信じられるようになってきました(単純?)。


ただ、もし本当だとしてもそれは仕掛け自体の力というより、自分自身が仕掛けの意図をよく理解した上で使うことができるから、と感じます。


これからいろいろ失敗も出てきそう。でもきっといつか自分の仕掛けでしか創れない魚達との出会いもありそうです


仕掛け作り、楽しいですよ





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コメント

こんばんわ
嬉しいですね、又ウィリーが私のより上手く綺麗です
今日、7月8日観音崎へ行ってきました
またまた、分からなくなりました、
真鯛、鯵兼用の仕掛けですが
全長7,5m、エダス2,5m先糸3号5mの仕掛けですが
今回釣れた大鯵、全て先鈎
私のすぐ近くで釣っていた人は、金網の網目ビシ、仕掛けはたぶん2~2,5m
中鯵少々、その他全然釣れていません
又棚ですが、大鯵は全て底より10~13m上
底から5m前後では中鯵、大サバは両方と
観音崎は想定外の釣り場所だと思います
少し整理してから、その辺の事書く予定です
その前に仕事も一段落した処なので、続けて釣りへ行く予定です

今回ヒットしたウィーリーが一番上のグリーンというのは興味ありです!

仕掛けの長さによるコマセとの同調もあると思いますが、
大津で潮が澄んで食いが悪いときに、
何故か緑が調子いいことが多いんですよ。
自分は市販のウィーリー仕掛けを使っていますが、
3本針の真ん中の緑にしかヒットしないことが良くあるんです。
以前に水中カメラを沈めて検証したときの記事です。
http://tokyowanturi.blog36.fc2.com/blog-entry-70.html

特にウィーリーは下から上へ直線的な誘いで動かすことで、
食いの悪いアジに反射的に口を使わせる食わせる効果が大きいと思うので、
今後色の違いによるヒット率の変化なども教えていただけると嬉しいです!

> たけちゃん 様
コメントありがとうございます!
ついに行かれたんですね\(^O^)/。予告より若干早いところがたけちゃんさんらしいですね!

大鯵が先針。しかも底から10~13m!僕では絶対に見つけられないタナです
真鯛狙いの中層でアジも来る感じでしょうか。

まだ全然解らないのですが、観音崎は潮下にカケアガリの壁がある状況での釣りが多いと思っています。
壁に沿う潮流に乗って仕掛けが流れているとすれば、大鯵はカケアガリの中腹に付いていたのでしょうか。

中層以下は表層よりいくぶん潮が緩く、流れの方向も違いますよね。
まだ全然仕掛けの流れ方のイメージが湧かず、暗中模索の状態です。でも次回は比重と長さの違う仕掛けを用意して、少なくとも1歩は進みたいと思っています。

釣行記事、楽しみにしてます!

> kagoturiさま
コメントありがとうございます!

ウィリーの実験記事、もちろん拝見していましたよ~
ものすごい実験です。僕の心にすご~く残ってます。

今回はやや澄み潮(ビシは1.5mくらいで見えなくなりました)でした。
確かに緑の色に反応していた可能性もありますね。

実はついさっき、オールグリーンとオールピンクのウィリー仕掛けを作ったところです。
機会があれば反応をみてみたいと思います!楽しみです

こんちゃ(^0^)/

よくよく研究していると感心します。σ(^0^)適当&まっいいか♪で済ましている私には完敗です。針の結びかたもワンパターン…最近は市販のものを使用しています。
ただきになるのがHEPPOさんやかごつりさんのビーズの色の解説!興味あります。群れがきている時でもビーズ付きのほうが釣果あります。だったらキスや鰈の時に着いている金や銀色を何故使わないのか?

市販の仕掛けでも緑か赤!皆さんの経験を研究した結果の販売なのでしょう!
正統派のHEPPOさんに感謝です。

そうですね。色です!気がつかなかった(というか考える余裕がなかったと申しますか・・・。)

僕は日曜日に釣行したのですが(伊東。もちろんボートです。竿もおかみさんから受け取りました!
(*^-^)地元の方にも会えて良かったです・・・・。)確かにグリーンのウィリー、そして白&ブルーのスキン
に反応が良かった感じがします。サバですけど・・・。
一度だけ大きいカイワリの当たりがありましたけど、バラシ。それは白&ブルーのスキンでした。

あと、仕掛け長さですが、僕の『感覚』なんですが、シャクリ後の待ちが長くとる場合はエダス長め、
シャクリ後待ちが短い場合、無しの場合は3~5cmだと良いなあ・・・、と漠然としながら
感じています。(カイワリの場合です。)

あと、棚ですがここでは底から3m位がよく言われるんですが、高速シャクリだと
なぜか底から10m前後が良く当たるんですよ。深さにすると32m前後でしょうか?
偶然でしょうけど・・・面白いですよね(^-^)。

すみません。のりべんでした(^-^;

HEPPOさん、こんばんわ。

本当にいつもいつも参考になる内容ばかりで頭が下がりますm(__)m

ウィリー仕掛、興味ありますねぇ。
色による違いにも興味ありです!
魚って色が分かるのでしょうか?????????

あっ、でもバス釣りでもカラーのローテーションしますね♪

ますます興味が…

金田湾ではたまに使いますが、大津でも有効だと教えて下さいました。
いつか自作チャレンジです。
まだ、普通の仕掛が不十分ですので…

来月の何処かで観音崎にチャレンジしてみようかと考えています。

> 大さん
コメントありがとうございます!

ビーズの集魚力は全然実験の方法が思いつかないので、僕はこだわりはいまのところ比重だけです

確かに金や銀のビーズもアジには利きそうな感じがしますね。今度使ってみようかな~

集魚力は僕みたいに釣行回数が少ないとなかなか比較実験ができません。機会があればぜひ大さんも「今日のアタリ」情報を教えてくださいね

> のりべんさん
コメントありがとうございます!

貴重な経験談を教えていただいてありがとうございます。
グリーン、白、ブルーですか。今のところピンクとグリーンの2色しかウィリーを作ってませんが、
次に手を出す色候補に決定です!

高速シャクリでタナが上がるのは、コマセの帯がうまくつながっていて、魚が帯を追って上がって
きてる証拠じゃないでしょうか。タナが高ければ手返しもよくなって、釣果も伸びる?

のりべんさんは誘いは上手そうですね~。伊東のお土地柄のカイワリ。大漁になったらたまりませんね!

奇跡の竿の釣り主さんとお会いできたなんて、これもすごい経験ですね。なんだかのりべんさんの
周囲にはスゴイ話がごろごろ転がっているような気がしてきました

> Heavysizeさん
コメントありがとうございます!

仕掛け、ぜひ改良してリベンジに臨んでくださいね~。
(素晴らしい釣果でしたので「リベンジ」はおかしい気も

ウィリーのカラー。僕もわかりません
でも今後はちょっと意識して使ってみたいと思います。

観音崎。僕もまだ2度ですが、とにかく経験しないと始まらない場所です。
初めて行かれる時は大潮は避けた方が良いと思います。

Heavysizeさんから観音崎の情報をお聞きできることが楽しみです。
いっしょにスパルタ道場(観音崎のこと)で鍛えましょう~

HEPPOさんこんばんは。

今回はウィリーは使用しませんでした。
前回も小さいカサゴとかしか釣れなかったからなんですが、
今回は使ってみてもよかったかも。。。と思ったり。
30分弱あったアジの時合いで手返しのいいウィリーで釣れて
れば。。。とも思ったのですが、釣れるかどうかも微妙ですね

逆にアジがガンガン釣れる時があったら使ってみたいと思ってます!
こういう仕掛けによる釣果の実績って貴重な情報だと思います!
ありがとうございました。

> せーじさん
コメントありがとうございます!

遅い返信ですみません。
ウィリー釣りですが、順番としてはビシ仕掛けでの「寄せる釣り」の次で良いと思います。

魚のいるところに仕掛けをおろして釣るイメージとちょっと違い、魚のいる場所の潮上から広いタナにコマセを撒いて、辺りの魚を寄せ集めて釣る感じです。ビシ仕掛けで魚を寄せる感じを掴んでからウィリーを始めると、手返しのメリットを感じやすいです。逆に、寄せて釣る感じを抜きにすると、ビシ仕掛けの劣化版の感じになっちゃうかもです。

ウィリー釣りはコマセ釣りの基本につながっていて、とても勉強になる釣りだと思います。
釣りはじめにはアタリがなかったのに、5〜6投目くらいから急に入れ食いになると、「釣った」感もひとしお。楽しいですよ!(^-^)/

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