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2012年6月10日 (日)

【妄想?】(仕掛け研究6-2)仕掛けの比重を考える基準が欲しい!

そもそも仕掛けって、どれくらいのスピードで沈むのがいいの??


ビーズ研究。前回は「沈んだ組」を取り扱いました。今回からは「浮いた組」に入っていきたいと思います。


浮くものを単体で比較することは難しいので、釣り針等をセットして沈み具合を比較することにします。出来るだけ実際に近い状況を再現しながら確認していきたいと思います


【★前提となる注意★】
潮の流れも無視した環境での幼稚な
「おままごと」です。記事に出てくる沈下時間等の情報は誤差が大きく、なんの検証にもなっていないことをご理解ください。唯一、相対的な比重の違い(早く沈む順番)だけは参考になるんじゃないかと考えています。


色々なバリエーションの確認をする前に、結果を判断する拠り所を建てておく必要があります。判断基準の目安を先に作っておかないと、きっと実験途中での整理がつかなくなってしまいます


今回の記事はその 「判断基準」の確認編です。





皆さんはエサを付けた釣り針がどれくらいのスピードで沈むのが良いのか、何か情報をお持ちですか?


僕はまったくと言ってよいほど、何も知りません


「オキアミが海中で沈む速度は1分間に約1m」これは聞いたことがあります。完全フカセ釣りであればこの比重を実現すれば良いような気がします。


でも、コマセのビシ仕掛けは考え方が違うと思います。ハリスの抵抗があるため、コマセとまったく同じ漂い方をさせるのほぼ不可能です。どちらかというと、ビシからこぼれ出たコマセの帯の中を、付けエサだけが周囲と違う動きをすることで注目を集め、魚に喰いつかせる。そんなイメージかな?と思っています。


置き竿でコマセの帯に入りやすい比重。誘いをかけるときにはコマセの帯を跨いで上下に付けエサが駆け抜けるような漂い方を実現する比重。そんなところが目標です(潮の流れに対する抵抗もあるので、モノスゴイ高いハードルな気がします)。


とは言っても今回の参考にはならない話です。理想論は置いておいて、今回も「とにかくチャレンジの方針で進めで行きます。





基準として参考になりそうなものとして、以下を考えてみました。まずはこれらを沈めてみて、底に到達する時間を測ってみたいと思います。


1.フロロハリス50cm
2.ナイロンハリス50cm
3.エステルハリス50cm
4.フロロ+チヌ鈎3号
5.ナイロン+チヌ鈎3号
6.エステル+チヌ鈎3号
7.オキアミ(単体)
8.フロロ+チヌ針3号+オキアミ
9.ナイロン+チヌ針3号+オキアミ
10.エステル+チヌ針3号+オキアミ
11.フロロ+真鯛フロートSS+真鯛王9号+オキアミ


ハリス単体は潮馴染みの確認です。50cmのハリスを指先にクルグル巻きにしてひとかたまりにします(浮力の抵抗を均等化するため)。ネットで確認した比重では沈む速さは以下のようになるはずです。


「フロロ > エステル > ナイロン」


ちなみに使用したのは「東レ・銀鱗(ナイロン)」「クレハ・シーガー船ハリス(フロロ)」「サンライン・エステルパワータイプ(エステル)」です。


1339254545956.jpg
記念写真(なんの?(^^;;)。

※実際に仕掛けが海中で沈下する時の抵抗を再現する理屈が思いつきません。50cmのグルグル巻きではあまり参考にならないかも


オキアミ単体は前述の耳学問の確認のため。「ハリス+鈎+オキアミ」は、ビーズを付けない状態の実際を確認するためです。後日色々な針のバリエーションを試してみますが、今回は汎用性の高そうなチヌ針3号を基準として採用しました。そして最後の11番は、真鯛釣りにおけるメーカー推奨の組み合わせです。市販仕掛けにも採用されている組合せのようですので、マダイ狙いの基準候補として確認してみます。





用意したもの。


前回と同じ塩分3.5%の塩水1.5リットルを入れた100円ショップのボトル。


それと前回書き忘れてましたが、沈めたものから気泡を取るための菜箸と引き上げるための長めのスプーンも使ってます。





ステップ1。


まずは3種類のハリスそれぞれを単体で沈めてみます。


1339254547880.jpg
纏め方が多少汚くても気にしません!(^^;;


実験開始


1339254548804.jpg


1339254549657.jpg


1339254550337.jpg



<結果>


Kijuntestresult1


予想通りです。やはりフロロはよく沈み、ナイロンはあまり沈みません。エステルはその2種の中間と予想してましたが、実際は少しナイロンよりのようですね。
気が付いたことを2点補足します。


・フロロが沈下したタイムは、前回確認した「沈んだ組」の「N.T.オーロラ・ビーズ」にとても近いです。従ってこの2つの組み合わせでは、比重にほとんど影響が無いことになります。これ、使えそうな収穫です!
・ナイロンハリスは投入しても水面の表面張力で浮いてしまい、放っておくと全然沈みません。


1339254861780.jpg
水の表面に張り付いちゃって沈みません。




ステップ2。


次に、3種のハリスにチヌ鈎3号を結んだものを沈めてみます。


1339254671529.jpg
魚を釣るわけじゃないので結びも手抜き(^^;;。


実験開始


1339254672887.jpg


1339254673836.jpg


1339254674743.jpg



<結果>


Kijuntestresult2


チヌ針3号を1本結んだだけで、ナイロン50cmの浮力すらほとんど打ち消されてしまいました。どのハリスを使っていてもほとんど差がない状態です。ちょっと驚きました。釣り針って重いんですね





ステップ3。


ここでちょっと脱線します。次は「オキアミ単体」を沈めてみます。ちなみに解凍はしてあります。サイズは「M」。どうなるでしょう?本当に「1分で1m」なのでしょうか・・・?



実験開始


1339254763867.jpg
ヒュ〜、ストン。あれ?


<結果>


Kijuntestresult3


あらら、この結果だと、大雑把に言って「1m沈むのに20秒くらい」??


うーん、やっぱりテストする環境が海と違うせいかな・・・。でもオキアミを海中に投げた時のことを思い出すと、確かに「1分で1m」よりはだいぶ早く沈んでいるような気もします。微妙。





ステップ4。


お次はこれまでのテストの合体版です
「ハリス50cm+チヌ針3号+オキアミ」。ビーズなしの状態を再現したものになります。なんか実践的?ちょっとテンション上がります


1339254764764.jpg
1番下(フロロ)のやつ、ちょっと大きめかな?


実験開始


1339254862764.jpg


1339254863990.jpg


1339256167238.jpg


<結果>


Kijuntestresult4


すべての組み合わせで、ハリス単体より早く沈みましたが、オキアミの浮力で鈎の重さが結構相殺されることがわかりました。面白いのは、3つともタイムがオキアミなしの時のタイムの概ね半分くらいになってることですね。もうひとつ面白かったのはオキアミの沈下姿勢です。
3つともオキアミがほぼ水平な姿勢で沈下しました。鈎の刺し方やオキアミの姿勢によるかもしれませんが、一般的に正しいと言われる刺し方をすれば、フリーフォールではオキアミは水平姿勢をとるものと思われます。





ステップ5


最後はおまけ(実は主役?)の実験です
「フロロ+真鯛針+真鯛フロート」の組み合わせです。真鯛フロートのパッケージに鈎の適合サイズ「7~11号」と書いてあります。真鯛針は9号ですので、推奨される組み合わせのはずです


メーカー推奨の組み合わせがどんなスピードで沈むのか、とても興味のあるところです。真鯛狙いの時の基準になるでしょうか・・・?


1339255034482.jpg
メーカー推奨の組み合わせ。


実験開始


1339255036333.jpg
ストーン。あれれれ?


<結果>


Kijuntestresult5


あれれ??思ったより早いスピードで沈んでしまいました。「フロロ+チヌ鈎+オキアミ」の時とほぼ同じタイムです。針が重くなった分だけをフロートが相殺してる感じ?


これが標準なのかな?それともフロートのメーカーであるSASAMEの真鯛鈎9号と、今回の実験で使ったがまかつの真鯛王9号の重さが違っちゃってるのかな??
迂闊でした。これはSASAMEの9号鈎を仕入れて再実験が必要そうですね・・・





今日はここまで


最後に今回の結果をまとめて載せた表を置いておきます。


Kijuntestresultall_2


またもやかなり長い記事になってしまいました。例によって重い記事になってしまっていたら申し訳ありません


今回の実験は、仕掛けの沈下スピードの予備知識を求めて行ったものですが、ビーズの実験に限らず、釣り全般に役立つ事実確認になっていたかも?中には実践で使えそうな結果も出てきました。くだらないことでも、改めて確認してみると予想外に収穫が出てきたりするものですね


しかし自宅のリビングでオキアミを扱うのはドキドキでした。結構クサかったので、ニオイが残ったりしたら妻が激怒して「実験禁止になったりしていたかもしれません
オキアミに触れたものはすべてよく拭き、洗い、ニオイを確認しました。幸い、事なきを得たようです


ビーズ研究はまだまだ続きます(あ、今回ビーズ出てないや





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コメント

HEPPOさんこんばんは。

相変わらず壮大な実験。。。お疲れ様です。
私がイメージできたのは、ビシに引っ張られて底付近にきて、どのように
仕掛けが落ちてくるか。。。
それがなんとなくイメージ出来るような実験結果だと思います。

1m底に行くには、表の秒数の約5倍掛かるってことですよね。。。
これでオキアミではなくアオイソならもうちょっと早いのか?とか。

なんとな~く海の中が想像できる実験だなぁ~って思いました。

終わった後、HEPPOさんが一生懸命証拠隠滅してる姿が。。。(笑)

HEPPOさんブログファンの為にも。。。怒られないようにして下さい

私も釣りに行った後の洗濯では妻に迷惑をかけてます

アオイソメ、確かにオキアミと比重が違うかもしれませんね。
でも自宅のリビングでアオイソメはNGかな•••(>_<)。
予想としては集魚力に比べて比重の影響なんて関係無さそうですが(^^;;

たぶん、こういった確認は釣果には関係ないと思います。
ただ、せーじさんが仰ったように「海の中の仕掛けを想像する」助けにはなるかも?
単純にその想像が楽しいので、ついくだらないことをやり過ぎちゃいます(^^;;。


HEPPOさん、こんにちは。

楽しそうです。もうここまできたら止められないでしょう。

最終的には湯船の中で、アミコマセとの同調の確認ですか? ドキドキします。

いつも、ビシが着底してから10秒くらい数えて棚どりしたり、シャクリを開始します。

私の場合、代表はハリス2.5m(フロロ3号または4号)、チヌ針4号、丁度中央に20cmのエダス、

30cmのクッションゴム、オキアミ2尾掛けです。

むむ、基礎データを使った計算式できそうですかね。

いずれにしても10秒はちょっと短かそうですね。

昨日のブログの下書きがあります
しかし釣れなかったのでボツにしました
あらためて、こんにちは?????
ブログの出だしは

前々日、世界的に有名な、釣り研究所、heppoさんのビーズ玉の研究を読み
少し頭が壊れてしまった
しかし、膨大なビーズを見て、閃きました
私も研究しようと!!!!!!!
私の場合は、魚の餌・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回のブログを読み、再度、壊れてしまった
桜の花びらの落下速度、絵が好きです、秒速4mかな、忘れました
カワハギの餌を追いかける速度、何号の錘まで付いてくるか
ヒラメは何メートルまでイワシに飛びつくか、
頭が壊れて思いつくまま書き、これにて終了
でも、楽しいですね

追伸、秒速5cmでした、桜の花びらの落下速度
いい加減ですね、

HEPPOさんこんばんは。

私も感でやっていますね。
五目漁師さんと同じように・・・アジなど2mほど、ゴムクッチョン30cmのものは3~5秒でシャクリあと2mまきあげる。
真鯛など6~8mは5~10秒だいたい半分位おちたかな?ってところ5mあげて大きく2回シャクリ、
1mあげて半分シャクル程度です。
↑弟仕込み潮の流れなどありますが、基本こんな感じで挑んでます。

> 五目漁師さん
コメントありがとうございます

五目漁師さんはお風呂での実験が好きそうですね~(僕はエギを怪しいところで競争させたりしません!)。

今回の実験をした後に思ったことですが、オキアミの2匹掛けは、エサが目立つだけでなく、沈下スピードも遅くする効果があることは間違いないと思います。面白そうですねよね!

なので今回の結果からはまだ推算できません。余裕があれば、オキアミ2匹掛けの場合も計ってみたいと思います

> たけちゃん 様
コメントありがとうございます

冷やかしはご勘弁ください~!
「世界的な有名な釣り研究所」は幅1mの机の下に6つもの大きな道具箱があり、時折ホラーな笑い声が聞こえてくる狭い部屋だと思いますマッドサイエンティストならぬ「マッドアングラー」が人目を忍んで閉じこもっているとか・・・

僕は海の上にあまり出られないので、自宅で出来ることだけチマチマとやってみます。
くだらない(本当に)ことばかりですが、ちょっと楽しいので

秒速5cmの桜の花びらの落下速度。ほぼオキアミの自然沈下速度ですね。
海中でひらひらと沈むオキアミの花びら・・・。なんだか春に釣れそうな気がします!

>大弟仕込みさま
コメントありがとうございます

今回の記事、思いがけず皆さんから釣り方の要諦をご披露いただくことに繋がっていて、
恐縮ながらも、とても嬉しいです本当に実践的で役にたつことばかり!

大さんのお話もまるで手取り足取りのコーチを受けているようです。ありがとうございますm(_ _)m。
省みれば僕は本当にまだ何も知らない初心者・・・。0.1歩ずつでも前進して皆さんのご恩に報いたいです

真鯛。ちょっとずつでも近づいてるかな・・・。

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