【釣行記補足5】HEPPO式?アンカーロープのホールド方法!
手漕ぎボート釣り師の皆さんと共有したい「アンカーのホールド方法」です。
「HEPPO式」なんて大袈裟に書いちゃいましたが、すごく単純なことです。今回試してみたら、とても上手くいったのでご報告します
※当たり前のことだったりしたらスミマセン・・・。自分的にはブレイクスルーだったんです。
京急大津の手漕ぎボートはコンクリブロックの重〜いアンカーで有名です。アンカーの打ち直しとなると、かなり体力を消耗します。このアンカーの重さが理由で「ポイントの移動は2~3回が限界」という人も多いのではないでしょうか。
僕はこれまで、6~7回が限界ラインでした。でも、今回の釣行では、軽く10回を超えるアンカリングが出来ています。なぜでしょう??
実は「アンカーを宙づりにした状態」でボートの小移動をしていたんです
いちいちアンカーをボートまで引き上げるのは労力が大きいですもんね。
これを実現する上で活躍してくれたのが以前もご紹介した「ナイロンバネクランプ」です。
再び登場。手漕ぎボートで何かと便利。ホームセンターや通販で100〜300円くらい。
アンカーをある程度引き上げ、こんな風にアンカーロープを挟みこみます。
クランプはもともと複数のモノを挟んで固定するもの。本来の使い方と言えるかもしれませんね。
アンカーロープには結構結び目があります。その結び目で挟みこめば、ズルズル抜けることもありません。実験してみたところでは、結び目の無いところでもちゃんとホールド出来てました(潮の抵抗が大きいと違うかも)。
握るだけで使えるクランプなので、ホールドしたい時も外したい時も、素早くパッとできますこれは便利ですよ~。
この方法が役に立つ場面には、アンカー打ち直しの他にこんな時もあります。
・海中ロープに引っ掛かってしまったアンカーを外す時。
再びアンカーを落とす必要がありません。引っかかった状態のままナイロンバネクランプでホールドし、ポートを前進させればすぐに外れてくれます
・流し釣りをしたい時。
アンカーを中層に宙づりすれば簡易シーアンカーになります。もともと可能なことですが簡単にできることがウレシイですね
※この「アンカーを利用したシーアンカリング」についてはもうひと工夫して後日別記事で書く予定です(夏に葉山でマゴチ狙いをする時、実際に使ってみる予定)。
・他にもマニアックな使い方が・・・。
妄想になってきてしまうので、後日妄想記事として書くか、または実際に検証できたらご紹介しますね。
ただし、以下の点にはご注意ください。
①あくまで仮止めです。アンカーが決まった時はキチンとロープを結ばないと、強い風や波で気付かないうちに外れてしまう可能性があります。
②高根まわりなどで宙づりにしたアンカーが横から根に突っ込んでしまうと、外れ無くなる危険性があると思います。
③バネクランプには色々な製品があります。大きさが合わなかったり素材が劣化していると、しっかり固定できなかったり、突然割れてバネが飛んだりするかもしれません(とりあえず僕は開口幅が50mmのものを使っています)。
④バネクランプの操作は強い握力を必要とします。中途半端な姿勢で行うと腕を傷める可能性があります。できるだけ両手で操作するのが望ましいと思います。
⑤慌ててボート上で姿勢を崩さないようにくれぐれもご注意ください。
⑥ナイロンバネクランプのこの可動部分(↓)は、製品よっては非常にパーツが外れやすいです。無くさないようにご注意ください。
別に無くなっても使えますが
当たり前ですが、バネクランプはボート用の製品じゃないので、性能や安全性の保証はできません。実践される場合は自己責任でお願いします(僕が実際に使っていることだけは確かです)。
応用範囲の広いナイロンバネクランプによる「アンカーのホールド」。興味のある方はぜひお試しください少しでも皆さんがボート釣りを気軽に楽しむことに繋がれば幸いです。
5回を数えた今回の釣行記補足(しつこい)。これにて完了です
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コメント
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HEPPOさんおはようございます。
なるほど~。
また欲しいものが増えました
おいくらくらいするもんなんですかね?
ホームセンターとかで売ってるのかな?
普通にアンカー落とした後、余分なロープが出ていかないように止めるのにも
使えますね
またまたお勉強させてもらいました~
投稿: せーじ | 2012年2月17日 (金) 09時06分
> せーじさん
コメントありがとうございます。
ナイロンバネクランプはホームセンターならだいたい300円くらい。100円くらいのところも見たことがあります。色んなサイズがあります。とりあえず開口幅が50mmなら使えると思いますよ。
シンプルな道具なのでアイデア次第で色々使えます。僕はいつも余分に持参してます(^-^)。
あくまで仮止めなので、アンカーが決まった時はキチンと結ばないと、強い風や波でいつのまにか外れたりするかもしれません。その点はお気を付けください。
投稿: HEPPO | 2012年2月17日 (金) 09時17分
HEPPOさんへ
アンカー宙吊りの絵が・・・。
分かりやすく、最高です!!
アンカーが底に着いた感じ、そしてリアルなアジ。
うーん、天才画家かも知れないゾ。
(知れないゾですヨ。冗談抜きで、絵を見ながら暫し研究中です)
KAKEさんのブログの所為(?)で、絵が今気になるんです(ブログC師者として)。
③の「♪」の使い方、絶妙です。このたった一つの♪マークで、全てを物語っています。
釣り人泣かせの石田ボートのアンカー対策、滑車でも付けたくなって来た所です。
実際に、滑車付けてるボート店もありますよネ。
石田ボートのアンカーと戦っている釣り師より
投稿: 釣りキチ先生(B級釣り師) | 2012年2月18日 (土) 17時01分
> 釣りキチ先生 様
コメントありがとうございます。
絵心は無いです。でも先生に褒めて頂けるのは嬉しいです。
僕は諸事情あってペンタブがまだ放置状態。なのでコレはマウス書きです。
Microsoft Excelのフリーラインで書いた「図」を重ね合わせてるだけなんです。
(あ、アジは本物の写真の縮小ですよ〜)
春になったらペンタブ修行を始める予定です。
先生の熟達スピードには絶対かなわないと思いますが
投稿: HEPPO | 2012年2月18日 (土) 18時04分
HEPPOさんこんばんわ。
なるほど!!
確かにそうすると少しは楽ですね♪
次回試してみます。
「バネクランプ」
そういった使い方もあるんですね!
実は何か使い方が他にもあるかも・・・と
私も2個購入していたのです。
1つは勿論魚探に使用(笑)
これでもう一つの使い道も出来ます。
いつも参考になる情報を本当にありがとうございますm(_ _)m
投稿: Heavysize | 2012年2月20日 (月) 22時41分
> Heavysizeさん
コメントありがとうございます。
単純な道具は応用の幅が広いですよね(^-^)。
まだまだ使い道が有りそうなので、今は色々なサイズを常に持ち歩くようにしてます!
それにしても、春が待ちどおしいですね〜
投稿: HEPPO | 2012年2月20日 (月) 23時33分