【釣行記補足2】イシモチの血抜きと身の色、食味について。
お刺身を見た家族から「イシモチって2種類いるの?」と聞かれました。
シログチとニべの話ではありません
この身の色の違いをみて 「違うお魚でしょ?」と思ったらしいです。
皮が残ってる?いえ、僕的にはこれでうまく引けてます(笑
この身は両方とも同じ日、同じ場所で釣れたイシモチ(シログチ)の身です。
違いは血抜きしたかしないかです。
今回、イシモチを釣ったのは殆ど1年振りなこともあり、朝方はすっかり血抜きを忘れていました。イシモチは血抜きが大切と言われるお魚。「せっかく好調なのに~」と海の上でしぽし落ち込み
。
でもよく考えたら比較のチャンスです。「よし血抜き有り無しをくらべてみよう
」と開き直りました
。
その前に、僕がやっているイシモチの血抜きの方法ですが・・・。
良く見ると、深く切れて•••。
この写真のとおり、ノドのところをハサミで切ります。これはイシモチの血抜きとしては有名だと思います。ただし、ノドを切る時に以下を心掛けてます。
・ノドを切って開くと、エラの付け根の間に白くブヨッと少し膨らんだ小さい心臓みたいな部分があります。
・この小さい心臓みたいなところを切れと聞くのですが、どうもそこだけを切っても血の抜けが悪い気がします。
・なので、僕はその心臓のようなふくらみだけでなく、その横の左右のエラの付け根までザックリと切ります。
・ふくらみとエラの付け根両方を切ると、切ったとたんに血が垂れてきます。この状態で血抜きバケツに投入です。
この方法で血抜きをしたかしないかが、このイシモチの身の色の違いになります。
色はピンクが綺麗かも。
で、食味の方なんですが、違いはやはり血の香りがするかしないかです。この2種類の刺身を食べ比べてみると、はっきりと「血の香り」が分かります。
ただし、人によっては血の香りが嫌いではないと思います。お店で食べるブリやアジはみんな血の香りがします。血抜きしないイシモチの香りも同じです。
今回のイシモチに限った範囲で表現すると、血抜きをした方は軽く昆布で締めたよぅな良い香りと味わいを感じますが、ピンクの身の方はその「昆布〆っぽい」香りと味わいが血の香りのせいで半減している感じがしました。
赤味の魚が好きな人や、血合い好きの人は、もしかしたらピンクの身の方が好きかもしれません。ピンクの身も十分「美味しい」と思える味でした。
ただ、やはり血抜きしたイシモチは釣り人の特権です。一度はしっかりと血抜きをした身を食べてみないと、もったいないですね。
ちなみに我が家の子供達はピンク色を「きれいで美味しそう」と感じたみたいで、どちらも喜んで食べてくれました。
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コメント
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いつも釣りに対して、探求しているその姿勢に凄いなと感心しております。
イチモチの血抜き、どんな魚もより美味しくいただくという姿勢に、
ただただ、反省あるのみです。
(イチモチの血抜き、しょっちゅう忘れがちです)
刺身で食べたら、きっとその味の違いがモロに出てくるんでしょうね。
色々な方から(KAKEさんを筆頭に)、色々学んでいるHEPPOさん。
数年後(あるいは数十年後)には、「アジってどう釣りば、いいんですか?」とお聞きするようになるかも、です。
その時は、どうぞ「なんだ、この爺は!」と思わない様な、本物中の本物の釣り師になっていてください。
大津石田ボート発の名人になっていてくださいネ。
小川ボート発で、ほぼ毎日来て釣りをしていた方。そして海苔棚の海苔の意味も全く知らない若造に、
「バシャ、バシャ漕いだら海苔がダメになるだろう!」と、海苔棚の中にはまり込んでしまった釣り師を、叱った白髪の名人みたいに・・・。
数年後、私もそんな口うるさい釣り師になりますので。
「オイオイ、それはないだろう!海苔棚の中でバシャバシャ漕いだら、海苔がダメになる!」
と言えるボート師を目指します。
海苔棚の中にボートのお尻が入りこんで、心配しておられましたが、ほぼOKです。
あの中でオールで、バシャバシャやりだしたら NO GOODですが・・・
海苔棚の海苔どんな味かと、ほんの1つまみ食べた事がある釣り師より
投稿: 釣りキチ先生(B級釣り師) | 2011年12月22日 (木) 19時05分
> 釣りキチ先生 様
僕には過ぎるコメントをありがとうございます。
釣り名人にはなれなくて良いんです(というより、成れません
)。
ただ、あれこれ考えて、同好の皆さんと情報交換ができれば、
それだけで最高に楽しいんですよ。
先日もボウズになったりしましたが、それでも楽しいんです
。
大津の海の魅力を広く伝えるブログのパイオニアである
KAKEさんと釣りキチ先生のブログから、たくさんの情報を頂きました。
とても楽しい思いをさせていただきました。
「一方的に頂くだけじゃ申し訳ない。自分も発信しよう
」
これがブログを始めた理由のひとつです。
大津の海が好きな人達はみんな先輩であり、僕の師匠です。
そんな気持ちで、たくさんの方々のブログから、学ばせて頂いています。
でも多分、僕は永遠に「HEPPO」(へっぽこの「へっぽ」)です
。
投稿: HEPPO | 2011年12月22日 (木) 22時52分
イシモチの血抜き、初めて釣った頃はよくわからずに苦労しました。
エラの真ん中を切ってみたり、ノドを切ってみたり。その後魚を折り曲げて搾ってみたりしていましたが、どうもうまく血が抜けず、ようやく最近になって心臓を切るといいと知りました。
それでも、たまに独特の臭みが感じられる魚体があります。同じように処理したつもりでも、うまく血が抜けていないのでしょうかね。
しっかり血抜きがされたイシモチの刺身の美味しさ、私も全く同感です!
投稿: APS | 2011年12月22日 (木) 23時40分
予告通りのアップですね。
参考になります。
次回試してみます。(釣れればの話ですが)
土曜日の天気予想図を見ると等圧線が関東地方上空大分広がるようです。
皆さんのブログ拝見していると行って試したくなります。
既に冷凍庫に塩水氷を仕込んでしまいました・・・
投稿: hiwind247 | 2011年12月22日 (木) 23時44分
> APSさん
コメント有難うございます。
今回の食べ比べでやっと僕も血抜きの効果を明確に確認できた気がします。
。
実は、アジのほうは30cm級でもない限りは血抜きをサボっているのですが、
今後はキープする魚はぜんぶキチンと血抜きしよう!という気持ちになりました
> hiwind247さん
コメント有難うございます。
今週末は厳しそうですね

僕はこの3連休は家にこもっておとなしくしてます
でも、色々試したくなる気持ちはものすごく分かります。
僕もいつも悶々としてますよ~
投稿: HEPPO | 2011年12月23日 (金) 02時11分