【釣行記補足】京急大津の海の潮流について
上げ潮も下げ潮も同じ方向に潮が流れる
「大津の潮流は北から南に流れる」と聞いたことがあります。
今回(11/3)の釣行でようやく自分なりに実感できたのでポストしておこうと思います。
以前、このブログで引用した画像にこんなものがありました。
これ、指定した日時での東京湾の潮流を調べられる海上保安庁の「潮流推算」サイトから引用させていただきました。見てのとおり、観音崎から大津のあたりだけ明らかに不自然な方向に潮が流れている状況を表してます。実際にこんなことは有り得るんでしょうか。
今回の大津釣行では、実釣している間、頻繁にアミコマセをひとつまみ海中に投げ入れ、流れていく方向を確認してみました。簡単ですが、わずかな潮流でもすぐに判別がつくので便利です。
すると・・・、朝方の上げ潮の時の富士山出しでは、ほぼ岸の方に向かってコマセが流れていきました。「北北西からの潮流」という感じです。
午後の下げ潮の時の鉄板ポイントでは、潮が緩いのでゆっくりではありますが、やはり岸の方へ(やや伊勢町よりに向かって)へ流れていきました。
「北西からの潮流」です。
つまり、午前の上げ潮と、潮変わりを挟んだ午後の下げ潮で、ほぼ同じ向きに潮が流れていました。
どうやら、このような潮流が起きているようです。
上げ潮の時は、観音崎の出っ張りが本流をせき止めているので、いわば伊勢町から横須賀くらいまでの海が全部「潮裏」になります。
そこで発生した「分岐流」が、横須賀の出っ張りに突き当たり、「反転流」になって回り込んできているようです。
下げ潮の時は東京湾の奥から流れてくる本流から分岐した流れが、地形に沿って流れていきます。地形に沿うだけで、大きく反転したりはしないと思われます。
結果として、京急大津の主なカクレ根に当たる潮の流れは、「北~北西方向から南~南東方向に流れる」と言って良さそうです。ただし、岸際や伊勢町寄りのエリアは、より「西から東」へ流れていると思われます。
さらに、ちょっと余談になってしまいますが、この潮流を前提とすると、伊勢町や走水のあたりには、巨大な潮目が発生しやすいことになります。大津と伊勢町ではかなり釣れる魚も違いますが、どうやら潮流と潮目から見ると、理解できるような気がしますね。
かくれ根と潮流の関係は、ポイント選定で一番大切なことだと思います。その時の本流の流れの強さや、海底地形の影響等もあり、実際の潮流は千差万別で、とても推測し切れるものではないと思います。
でも、自分なりの攻め方に取り組んでいく上で、今回実感したことを基礎知識として、しっかりと頭にいれておきたいと思います。
« 【釣行記補足】ビシ仕掛けの付け餌は「オキアミ」or「青イソメ」?+今回の釣果の調理法。 | トップページ | 【釣行記補足】このベラ、キュウセンじゃない!? »
« 【釣行記補足】ビシ仕掛けの付け餌は「オキアミ」or「青イソメ」?+今回の釣果の調理法。 | トップページ | 【釣行記補足】このベラ、キュウセンじゃない!? »
コメント