2021年11月28日 (日)

【釣行記】令和3年11月26日(金)仮屋(佐賀)・孝好丸さん

2度目の仮屋湾釣行です!

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福岡もだいぶ寒くなりました。そろそろ秋も終わりですね。

しかし釣りシーズンはまだまだ続きます!

*というより、釣りにオフシーズン無し????


青物の可能性残っている11月中になんとかもう一度出ておきたくて、無理やり有休を使ってしまいました。

行き先は前回と同じ佐賀・仮屋湾の孝好丸さんの筏。

今回も、泳がせ竿を出しながらチヌ(クロダイ)を狙う作戦です!



🏁🏁🏁



一応平日の金曜日ですが、悪天候の日だった前回とは打って変わって、今回の孝好丸さんの出航場所は賑やかでした。

車がギッシリと並んでいます。船着き場に並んだタックルバッグ達も壮観!

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この日の受付開始予定時間は6:40。AM6:15頃には20人以上の人がいました。


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たくさんの荷物が積み込まれるのを待ってます。


みなさん3~5人のグループで、船外機船の人達が多いようでした。

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全員の受付完了後、しばらくすると筏渡しの船が来てくれます。


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乗船。さあ、海の上の楽しい時間の始まりです♪



筏に乗るのは僕の他に3人組の若いルアーマンの方々が一組だけ。

その方々が乗られる筏は僕と違う筏だったので、結局今回も竹の子裏の筏に乗ったのは僕1人だけでした。

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今日も僕ひとり。思い切り独り言がしゃべれます(笑



🏁🏁🏁



狭い足場でモノを海に落とさないように気を付けながら支度をします。
(実は、体が大きめなので繊細な動作は苦手なんですよね・・・)


まずは泳がせるアジを確保するためにサビキ仕掛けからスタート。

アジが釣れたらすぐに泳がせられるよう、泳がせ竿もあらかじめ準備してあります。

しかし、サビキへの反抗が思わしくありません。

微妙なサイズのバリ(アイゴ)が1枚釣れたあと、何も掛からなくなりました。

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微妙なサイズのバリ(アイゴ)。




カゴを小突かれる感触は多いので、魚が集まっていることは間違いありません。

もしかしてカワハギ?と思い、カワハギ仕掛けにチェンジ。

すると・・・。

バリ(写真なし)

 ↓

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チャリコっち。

  ↓

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量産型グーフー。型が小さいのはまだマシですね。


どうやらカワハギはいないようです(残念


その後、ウィリー仕掛けに変えて底層から中層まで広く探ってみましたが、コレも反応なし。

潮が流れておらず、仕掛けは垂れ下がってしまっているようです。

ダンゴ釣りに移行してじっくり攻めようか悩みましたが、せめて泳がせ竿をセットしてから・・・と思っていたらすっかりタイミングを失ってしまいました。

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状況が良くなりますように・・・。今日もお呪い(おまじない)。



その後、3時間くらいヒットなし。

苦しみながら仕掛けを変え続けていて、何周目かのサビキ仕掛け。

午前10時前頃、突然アタリがありました。なんとなくアジっぽい!

浮いてくる平べったい魚体を見た時には「ああ、また小さめのバリか」とガッカリしたものの、水面まであげてビックリ!なんと「カイワリ」でした。

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想定外のカイワリ。そういえば仮屋湾の釣果写真に、たま~に写ってたような。



カイワリがいるなら!と気合を入れてコマセを大盤振る舞いしてみましたが、サビキもウィリーもダメ。後は続きません。

しかし、筏の3mくらい下、ちょうど目に見えるか見えないかの堺目くらいの水深にコマセをついばむ平べったい魚の群れがいることに気づきました。もしかしてカイワリの大群???

どうやら警戒心が強いようなので、フロロ2.5号に細身の針だけ結んで手釣りで挑んでみることにします。

オキアミを付けた針がゆっくり沈んでいくと・・・。濁りに隠れる直前くらいに、たくさんの魚体が。

簡単には掛かりませんでしたが、3度目のトライでヒット!

喜々として引き上げてくると、掛かっていた魚は「バリ」でした・・・。ガックリ。

*バリは美味しい魚ですが、持ち帰るには釣れる度に手間が必要なので、型が小さいと食指が動きません。


もしかしてカイワリも混在していたかもしれませんが、この1匹を釣った後、群れは姿をみせなくなってしまいました。やはり警戒心が強いようです。

ウィリー仕掛けで中層を集中的に狙ってもみたのですが、掛からず。


バケツでさっきのカイワリを活かしながら悩みます。

アジが釣れないので、このカイワリを泳がせてみようか・・・。

昔、ウミタナゴを泳がせて青物を釣った人の話を聞いたこともあるので、平べったい魚でもなんとかならないかな?

貴重な美味しいカイワリなので、非常に悩みましたが、結局カイワリをつけて泳がせ竿を投入することにしました(笑

今思うと、これがダンゴ釣りに切り替える最後のチャンスだったかなぁ。

泳がせ竿を投入した後にも「アジを釣ってカイワリと入れ替えたい」と思い、アジ狙いを続けてしまったことで、この日はダンゴ釣りにかける時間がなくなってしまいました。

(でも結果的に、後述の外道に出会えたのはこの選択のおかげ)



いろいろモヤモヤしていた10時半頃、ウィリー仕掛けをいつもより少し長く底に這わせ、ゆっくり竿を立てたところで何かが掛かりました。

一瞬根掛かりかと思う重さ。しかし泳ぎます!でも暴れるというより平然と普通に移動している感じ。これは大物特有のリアクション??

リーリングをすると、ジワジワと重量感が増し、ラインが巻き取れなくなりました。しかし、走ったりしてラインが引きだされることもありません。

「なんだ?こいつ」想定外の超大物???

しかし、浮いてはくるので、それほどの超大物というわけではなさそうです。


水面下にビシが見え、続いて謎の魚の魚体が見えてきました。

長い体、やや扁平で大きな頭。大きさはかなり大きい!70cmくらいはありそうに見えます。

最初に見えた時はボラと思いました。

しかし、ボラなら青物顔負けに暴れるはずです。コイツは水面まで浮かんでも暴れるでも身をよじるでもなく、普通に体をまっすぐにして泳いでいるだけです。

魚体が足元まで来ました。しゃがみこんでできるだけ横から魚の顔を見てみると、なんだか見覚えのある顔つき。

・・・え?ええ!!?

「エソ!!!????」

嘘!、こんなバカでかいエソいるの???


かなりビックリしました。

いままでもエソはたくさん釣ってますが、ほとんど30cm前後。泳がせに食ってきたヤツでも40cmくらいです。

こ、これは・・・。


筏の上に取り込んでみて、よーく確認。

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ヘビのような顔。ヤスリのような無数の歯に覆われた口。間違いなし!


間違いなく、エソです。

*エソというより、エーウソーという感じ(寒い

いったい何人前のカマボコが作れるんだ(笑

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デカいよ(恐



ノギスケールが65cmまでのやつだったので正確ではありませんが、目盛りを参考に目測補完したサイズは「71cm」

これまで福岡に来てから釣った最大サイズは糸島のスズキ70cmなので、更新してしまいました。

なんとも複雑な気持ち(笑


今日はここまでほとんどボウズなので、この巨大エソっちはお持ち帰り。帰路はずっと調理法をどうするか悩んでいました(笑

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山に囲われ、湖のようにも見える仮屋湾。まさか巨大エソが潜んでいたとは・・・。





このあと、カイワリを泳がせながら、主にサビキ仕掛けとウィリー仕掛け、そしてチヌ狙いのビシ仕掛けを使って探り続けましたが、めぼしいアタリは出せませんでした。

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アジじゃない魚がたくさんいることは間違いなし。でも食わせられなかった(負



釣れたのはチャリコ、バリ(小さい)と普通サイズのエソのみ。

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ここではエサ取りの一味。大きくなって帰っておいで。


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そうそう、これが普通だよね(謎の安心


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本命は釣れませんでした。じっと空を見上げます。良い天気。



泳がせ竿のほうには3回ほどカイワリが暴れるシーンがあったんですが、食い込みには至らず。

カイワリちゃんは、フィッシュイーターから逃げ切ってくれてしまったようです。

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今回はこの竿が引き込まれる光景(世で一番ドキドキするひとつ)は見られませんでした。



PM1:30に納竿。後片付けと掃除をして、PM2:00のお迎えの船で帰港しました。

*帰りの船でも朝に会ったお若い3人組さんと一緒。良い根魚をゲットされてました。さすが!
 エソを見せたら目を丸くされてました(笑


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帰路で見える風力発電の風車とトイレ付き筏。仮屋湾でしか見られない景色かも。




🏁🏁🏁



お持ち帰り釣果:エソ1(71cm)、カイワリ1(17cm)

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真ん中は泳がせ餌として泳ぎ切ってくれたお疲れカイワリちゃんです。


うーむ、こんなに大きなエソにはおそらくもう2度と出会えない気がします。

ウロコは谷地坊主のコレクションに入ってもおかしくないほど大きいですし、小骨1本が5cmくらいあります。

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小骨というには大きすぎる骨。マスクのワイヤー代わりに使えそう(笑



釣行としては撃沈の部類ですが、思い出に残る釣果ですね。


エソは小骨の多い魚。効率の良い捌き方を調べたんですが、魚体が大きいせいか実際に試してみるとまったく通用しませんでした。

すり身にせず、お刺身で食べてみたかったので、結局小骨はすべて骨抜きで力技で抜きました。

その作業のせいで握力が尽きてしまったので、夕食は簡単に手巻き寿司に。

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カイワリのお刺身での手巻き。さすがの美味しさ!


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エソの刺身で。想像を超えてクセのない上品な旨味です!



結果論かもですが、エソは手巻き寿司に合います!クセがなく普通に美味しい身ですが、柔らかくて歯応えがないんです(溶けるというより崩れるような食感)

それがまるで中落ちのように海苔のパリパリと合い、とても美味しくいただけました。

あと、ムニエルにも向いていると思います!

小麦粉と油が表面を焼き固めてくれるので、カリカリの中がフワフワというベストマッチ!



どうやら、30~40cmくらいのサイズなら簡単に中骨ごと小骨を取る捌き方があるようなので、僕は今後そのサイズのエソは持ち帰るようにしたいと思います!

バリにエソ!福岡に来てから新しい美味しさを知る機会が重なっていて嬉しいですね。

*【追記】この記事を夕方に投稿した後、お酒をふって2日間冷蔵庫で寝かせたエソの身をお刺身で夕食に食べました。食べてビックリ!旨味が激増しており、さらに食感もねっとりと舌に絡みつく感じに変わっていました。釣った当日の「クセがなく普通に美味しい」とは全くの別物。ほんの少しだけ生臭みも出ていましたが、味は最高に美味しいと言えるレベルにガラリと変わっていました。みなさん、エソを持ち帰ったら、ぜひ1~2日寝かせてみてください!本当にオススメです!!



🏁🏁🏁



さて、もう早くも師走に入ってしまいますね。

12月は出られても1回の予定です。

次は筏か船外機か。筏は今回のようにアジが釣れない場合に移動できないのが大きなリスクですね。

前回と潮汐は割と近い条件だったんですが・・・。もしかすると前回は外海が時化だったので湾内に魚が逃げ込んでいたのかも。

候補日の潮汐と天候を調べながらしばらく悩んでみたいと思います。


仮屋湾の海の神様、貴重な恵みをありがとうございます。
また、よろしくお願い申し上げます!

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海辺で迎える日の出が大好きです。





2021年11月13日 (土)

【釣行記】令和3年11月10日(水)仮屋(佐賀)・孝好丸さん

佐賀・仮屋湾への初釣行です!

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休日出勤の振替休日を利用して出撃してきました!

訪問先は初となる「佐賀県・仮屋湾」。釣りが盛んなところで、3箇所もの釣宿さんがあります。残念ながら手漕ぎボートのレンタルはありませんが、船外機船、筏、瀬渡し、海洋釣り堀と多彩な釣りができます。

初釣行の今回は「孝好丸」さんの筏に乗ってみることにしました。

翌日の仕事が早朝出勤ということもあり、今回の目的は「下見」。海や船宿さんの様子を見て、次回から船外機船を借りるかどうか考える作戦です。



🏁🏁🏁



しかし、この仮屋湾という場所、行く前から度肝を抜かれてしまいました。

数日前から予報が悪く、半ば諦め。わずかな希望を持って前日に天候予報を確認すると・・・。

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真っ赤っ赤です!なんと西風14~17m/秒。しかも一日中雨の予報。

これは立派な「嵐」。いくらなんでも釣りどころじゃなさそう。

そう思いながら船宿さんに確認の電話を入れたところ・・・。

「明日は通常営業します」

え?ええ!!????

(即座に「では明日よろしくお願いします」と勝手に答えた自分の口にも驚きましたが)

そして案の定、当日はとんでもない天気でした。


強烈な出会いとなった新しい海。

初体験尽くしだった最高(?)の釣りをご報告します。

(久しぶりの長文です)



🏁🏁🏁



当日は、まず釣り場まで行くのが大変でした。

アクセス時間的には糸島の2倍くらいですが、疲労感は10倍。

それもそのはず。

・福岡(西新)からの道中、途中までは自動車専用道(西九州道)ですが、街灯が少なく暗い道なんです。しかもずっと強い風と雨だったので、センターラインもほとんど見えない中で横風に煽られてました。

・西九州道を降りると、その後はずっと峠越えの山道。あたりはまだ真っ暗。初めて走る山道が雨の夜だと緊張を保たざるを得ません。ずっと集中していなければなりませんでした。

・今回お世話になった「孝好丸」さんの集合場所は「初見殺し」でした(笑。どうしてもたどり着かず、電話もなかなか繋がらず。他にも2台くらい僕と同じように付近をさまよっている車がいました(笑。



🏁🏁🏁



孝好丸さんの受付場所に到着したのはAM6:10頃。僕が1番乗りで、すぐにもう3台が到着(同じグループの方々)。 ←道迷い仲間

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受付場所。初見で夜中に見つけるのは至難の技(笑


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船着き場。船外機船は10隻ありました。


スタッフさんが原付で到着されたのは6:30過ぎ。お支払いをして荷物を船着き場に運んで待っていると、先ほどのスタッフさんが再び原付でどこかに行かれました。

その数分後、そのスタッフさんが乗った船が船着き場に回ってきました。どうやらこの船が筏への渡し船のようです。

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渡し船のお迎え。


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乗船しました。



今回筏に乗るのは僕ひとりの様子。例の迷い仲間グループさんは船外機船です。

船着き場を出発。一路、筏に向かいます。

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出発!


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途中、高速で狭い谷を抜けるようなシーンがあり、アトラクションみたいで面白かった。


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筏に乗りました。足場の幅は1mくらい。トイレもあります。



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トイレはただの「覆い」です(笑


この孝好丸さんの筏は牡蠣の養殖棚に足場を付けたもののようですが、かなり足場が狭く、かつ隙間が多いので、立ち振る舞いに注意を要します(割れて抜けているところもある)

*物を落とすと高確率で海ポチャになります。暴れる魚なんて落とした日には9割方はサヨウナラ。もし僕が釣られるアジだとしたら、こんな感じの筏から釣られたいですね。釣り人のスキをみて暴れ逃げてやります。

(↑たくさん逃げられた人 談)



🏁🏁🏁



仕掛けなしのビシを下して筏の各所の水深を調査。

どうやら、背後に迫る「竹の子島」の切り立った岩肌はそのままドン深に落ち込んでいるようです。その崖地形は水深11mくらいまで続き、そこから傾斜がなだらかな棚地形のようになっています。この筏はその棚地形の上にあり、筏の北端から南端にかけて1mほどくだっています。地形的にはかなり良いポイントと思います。この観察結果から、チヌ狙いの竿を出す場所と泳がせ竿を出す場所を選びました。

(僕ひとりしかいないので広く使い放題。といっても足場は狭いんですが)

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背後に迫る竹の子島の岩壁。



🏁🏁🏁



実釣開始。

まずはウィリーで潮の様子と魚の反応を調査します。

釣り始めてすぐ、雨が降り始めました。

潮はほとんど流れておらず、反応が遠かったので、コマセをアミからダンゴに変えてみようかと考えていたところ、4投目で本日初のアタリが!

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バリちゃん!福岡に来てからその美味しさを知りました。


仮屋初の獲物は「バリ(アイゴ)」でした。美味しい魚ですが、ちょっと小さいのでリリース。

その後はまた何もかからなくなりました。

ビシを触られる感触は多く、さっきのバリも1番上のウィリーに掛かっていました。コマセと魚の距離感が近いようなので、仕掛けをサビキにチェンジ。

サビキ1投目でアタリが来ました。

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この記念写真のあと足場のスキマから逃げていきました。


入れ食いとまではいかないものの、サビキには1~3投ごとにアタリがあり、中サバ、マルアジ、マアジ(ちょっとちいさめ)がそれぞれ2~3匹ずつ掛かりました。今日はアジ・サバは要らない(捌く時間があまりない)のでリリースを考えましたが、考えるまでもなく半分は足場のスキマから勝手にお帰りになってゆきました(笑

スキマじゃないところに落ちた運の悪いマアジで泳がせをスタート。

同時に、サビキ仕掛けを外してチヌ狙いの1本針仕掛けに切り替えます。
(雨が降っているのでダンゴ釣りタックルは封印)



🏁🏁🏁



仕掛け変えてから、沈黙が続きます。

その沈黙の最中、空の表情だけがグルグル変わります。

晴れ間が消え、暗雲。そして強まっていく雨足。

遠くで雷鳴が聞こえたかと思うと、視界に稲光も見えました。

「ピシャッ!ドッカーーーン!!」その直後、雨が土砂降りに!

着込んでいるいるカッパのスキマは首筋から入り込んでくる雨水で徐々に下着まで濡れてきます。

*雨が強くて、この時間帯の写真は1枚しかありません。

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水面を叩く土砂降りの雨。


こんな日に釣りをしているのは楽しいです(苦笑


30分ほど雷雨が続きましたが、次第に雨が弱くなり、雲間から青空が覗いてきました。

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眩しい太陽の光(気持ちの話じゃなくて本当にまぶしい)


チヌ狙いを続けながら、時折泳がせ竿の様子を見ます。

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ちょっと離れたところにセットしている泳がせ竿。ボートではこの距離感は出せませんね。


AM9:00頃、水面に入り込んでいる泳がせ竿の竿先が波紋を立てているのに気付きました。アジが暴れているようです。

チヌ狙いの仕掛けをあげ、タモの準備をしてスタンバイ。

しばらく見守っていると、竿先がグッと沈んだまま戻らなくなり、波紋も立たなくなりました。

たぶんヒラメ。喰ったと思いますが、すっぽ抜けては嫌なので30秒ほど放置。

満を持して竿を手に取り、大アワセをくれるとズシッとして重量感が竿身に乗りました!

揚がってきたのはやはりヒラメ!泳がせの本命。仮屋湾初釣行での嬉しい金星です!!

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ヒラメ氏!会いたかった!!


サイズは51cm。それほど大きくはありませんが、文句なしの良い魚。

糸島でも泳がせでヒラメを狙っていましたが、一度も掛かることはありませんでした。それだけに、この1枚は嬉しい!!

*筏の上にあげてから、ビッタンビッタン暴れるので、海ポチャしそうで焦りました。強力な尻尾でタックルを海に叩き落とされる危険もありますし、慌てて自分の足で蹴っ飛ばしてしまう可能性もあります。狭い足場の筏での大物の取り込みは危険な瞬間。場所を慎重に選んだほうが良いと学びました。



🏁🏁🏁



エサアジは回収できたもののご臨終だったので、新しい泳がせアジを調達するためにサビキ釣りを再開。すぐに手頃なアジが釣れました。

再び泳がせ竿をセットした後、チヌ狙いに戻ります。

すると、急に雲が消えていき、空が真っ青になりました。

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青空が広がったひととき。


と思ったら、30分もしないうちにまたブ厚い雲が空を覆ってきて暗くなりました。

これ以上荒天にならないようにお呪い(おまじない)

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万能のおまじない(内輪ネタです)。


今日の天候は本当にジェットコースターのよう。よくもまあこんな日に釣りができるもんだ。
(仮屋湾恐るべし)



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反応の無い中、粘り強く「場」作りを続けるチヌ狙い。

ちょうどAM10:00頃、泳がせ竿に目をやると・・・。

竿身がグングンと動いています!

チヌ竿を竿掛け(例の超軽量竿掛け)にセットし、急いで泳がせ竿に向かいます。

今度のアタリは激しい!竿が胴まで曲ってグングンと暴れています。これは間違いなくフッキングしてる!竿を手に取り、構えて1呼吸置いてから追いアワセ!

竿が満月にしなりました。ヒットです!

筏の下の濁り潮の中から姿を現したのは、またもやヒラメ。

さっきより大きい!!

しかし、不覚にも近くにタモがありません。

かなり離れたところに置きっぱなしでした。泳がせ竿には尻手ロープが付けてあるので取りに行くことができません。

やむなく抜き上げることにしました。

*水面の高さが近いここの筏は「魚を抜き上げやすい」という利点があることに助けられました(「落としやすい」欠点と表裏一体なワケですが)。

なんとか筏の上に引っ張り上げられた魚体は・・・。

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大ヒラメ氏!!


立派なサイズ!金星が2回も続くなんて、今日は素晴らしい!!

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ちょうどノギスケールのMAXサイズ。


サイズは「65cm」。大きいほうのクーラーボックスを持ってきて正解でした。



🏁🏁🏁



時間はまだAM10:00過ぎ。

釣りを続ければ、3枚目のヒラメやチヌが狙えるかもしれません。

しかし、明日は仕事、かつ早朝出勤しなければならない日です。釣れた魚はすべて今日中に処理しないといけません。また、クーラーボックスの重量も既に相当重くなっています。

もともと下見メインのつもりだったこともあり、総合的判断で切り上げることにしました。

*結果としてこの判断は正解。この後猛烈な荒天になりました。


荷物を片付け、船宿さんに早上がりの連絡を入れます。この筏は、お迎え時間の指定がなく、連絡を入れれば迎えにきてくれるシステムです(ただし12:00~13:00を除く)。

迎えの船を待つ時間は、仮屋の海へ感謝の気持ちを捧げる時間でした。

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お迎え。雨は止んでますが怪しい雲がたちこめてます。


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帰路。まだAM11:00前。こんな早上がりは初めてかも。



🏁🏁🏁



船宿さんに記念の手持ち写真を撮っていただいたんですが、かつてない記念写真となりました。

撮影する直前に空模様が急変し、「雨と雹の土砂降り」になったんです。

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雹に叩かれながら撮っているのでメガネが傾いてます(笑


なんともはや、凄い天候の1日でした。
よくもまあ、こんな日に釣りができたものです(2回目)

仮屋の海、恐るべし!(2回目)


*これでもまだこの日の最悪ではありませんでした。福岡への帰路は荒れに荒れ、人生で経験したことのないレベルでした。

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路面に白く積もっているのは大量の「雹」です。

*レンタカーがボコボコになったらどうしよう、責任問われたりしないよね???などと不安でいっぱいでした(幸いクルマは無事)。



🏁🏁🏁



持ち帰り釣果:ヒラメ2(65cm、51cm)、マアジ1、マルアジ2、マサバ3、バリ1

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アジサバ&バリ。


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うーむ、デカい!


狭いキッチンでこのヒラメ2枚を捌くのは思っていたより相当に大変でした。おまけに捌いたヒラメの身で冷蔵庫がいっぱいになってしまったので、ほかのアジやサバは全部フライにして冷凍庫に突っ込まざるを得ませんでした。

翌日が休みではない日の好釣果は、やっぱり大変ですね(贅沢な話ですが)。

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当日夕食の握り。ワイングラス冷やし過ぎて白くなっちゃってますね(汗


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1点盛りだとさすがに舌が慣れてくるので、海苔を巻いてみたり。


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翌日の夕食。エンガワの握りや軍艦(初めて作ってみた)は特に絶品!


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エンガワにゆずポン酢、最高に合います!



🏁🏁🏁



さて、仮屋湾の「下見」を終えたわけですが、次回はどうしましょう?

もともとは船外機船でもっと深いポイントにチャレンジするつもりでしたが、ちょっと気が変わってきたかもしれません。

だって孝好丸のスタッフさんからこんな話を聞いてしまったんです。

「あの筏、たまに〇〇が釣れるんですよ」

なんですと!!!!!

(ヒント:チョコボール)

つづく





2021年11月 5日 (金)

【雑談】今年も京急大津の海苔棚位置計測はお休みです。+α

昨年に引き続き、今年も京急大津の海苔棚位置計測は中止。

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現在も福岡に単身赴任中なので、今年も「京急大津の海苔棚位置計測」とその結果のKMLファイル公開はお休みです。


東京に帰任したら再開するの??
たぶん、またやると思います。いつまで続くかはわかりませんが。


ただし、聞くところによると最近の京急大津は大人気で、海に出るボートの数がかなり増えているようです。これまでの主な計測時期は11~12月のトップシーズン。他の方々の釣りを邪魔しないことを考えると、少なくとも土日は避けて計測にあたることになると思います。

仕事などで都合が合わず、計測をあきらめる年も出てくるかもしれませんね。



🏁🏁🏁



海苔棚位置の計測は、単なる僕のモノ好きでやっていることです。

でも、自分の中では「ボートを漕ぐ体力」を測るバロメーターにもしています。


昨年も書きましたが、冬の強風シーズンの中、約12kmを3時間半ほどかけて漕いで回るこの作業は、ある程度体力がないとなかなか完遂できないレベルの疲れを伴います。実際、計測作業はなんとは終えたものの、残りの時間で竿を出す体力が残っていなかった年もあります。

しかし逆に言えば、この計測作業を問題なくこなせれば、当面の手漕ぎボート釣りの気力・体力は十分であることの証になります(多少の悪条件でも大丈夫!)

自分の中で掲げている目標のひとつに「70歳を超えても単独で手漕ぎボート釣りができる体力を維持する()」があります。そのための道標にもなるんじゃないかな?、と思ってます。

※ すでに偉大な先輩方が実現されています。なので、今は「その先輩方よりもっと永く!」という目標に変わってます。ぜひ果てしなく高い壁になっていただいて、それを超えたい!



【参考:過去の京急大津の海苔棚位置計測結果&KMLファイルの公開記事】

2011-2012シーズン・「沖の海苔棚」データ

2012-2013シーズン・「沖の海苔棚」データ

2013-2014シーズン・「沖・中段の海苔棚」データ

2014-2015シーズン・「沖・中段の海苔棚」データ

2015-2016シーズン・「沖・中段の海苔棚」データ

2016-2017シーズン・「沖・中段の海苔棚」データ

2017-2018シーズン・「沖・中段の海苔棚」データ

2018-2019シーズン・「沖・中段の海苔棚」データ

2019-2020シーズン・「沖・中段の海苔棚」データ



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ここからはオマケの近況報告です。

去る10月30日(土)、北九州で船を持っている知人の同行しての釣りに行ってきました。約10ヶ月振りです。

釣りものは「アラカブ」(関東でいう「カサゴ」)。船で向かったのは「北九州空港」。

北九州空港は、まるで滑走路が海に浮かんでいるような空港で、その外壁まわりには消波ブロックが入っています。

そのブロックの隙間に潜むアラカブを狙って、船からの「ブラクリ釣り」。

なんとなく、昔ハマッていたブラックバス釣りに似た感じがして楽しめる釣りなんです。
(岸際の狙ってピッチングの釣りをしているような感じ)

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港を出るところ。港内は穏やかですが、出ると強めの東風が吹いていました。


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空が高くて気持ちの良い秋晴れ(風は強いんですけどね)。


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海から見る北九州空港。見えてるのは管制塔かな?


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やや良型のアラカブ。関東ではなかなか出会えないサイズですよね。



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お前ら、ホントどこにでも湧くな!!!



ただ、あいにく東風の強い日で海の状況は良くなく、釣果のほうはあまり伸びませんでした。


釣果:アラカブ(カサゴ)7 ※2人での釣果。ご厚意で全部いただいてしまいました。

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ここのアラカブ、めちゃくちゃ美味しいんです!

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あまりに美味しくて火が入れられません。全部お刺身と握りでいただきました♪



去年初めて食べた時には本当にビックリ。

今年もこの美味しさにありつくことができて良かった!



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さて、次の出撃予定なんですが、今のところ目処がたっていません。

週末の予定や車(カーシェア)の確保状況からすると11月中は出られないかも・・・。

良い季節なので、なかなか悩ましいところですね。

ただ、もう手漕ぎボートを借りられるアテはないので、出るとしたら筏に乗るか船外機船を借りるかになりそうです。

*乗合船も考えたんですが、レンタカーのパッケージ時間(12時間)以内に帰ってこれず、延長料金+船賃等で釣行コストが30,000円を超えてしまいます。貧乏生活中の僕にはちょっと重い・・・(^_^;)。


でも、なんとか都合をつけて貪欲に出撃したいと思います。

みなさんにとっても、今秋が良いシーズンになりますように!

2021年10月20日 (水)

【釣行記】令和3年10月15日(金)糸島・玄海マリーナさん

糸島の海にお別れ。思い出に残る特別な1日になりました。

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ちょっと大きな勘違い(思い込み?)をしてました。

玄海マリーナさんのレンタル手漕ぎボートの営業終了は、今年は「11月」ではなく「10月」。

確認もせず、勝手に昨年と同じと思い込んでいた僕の手落ちです。


朝の受付の時点で気付きました。

何に気づいたかって?

「どうやら、今日の釣りが糸島最後の釣りになりそうだ」ってことです。

*僕は今年度いっぱいで東京帰任の可能性が高いです。


途端に、心持ちが変わりました。

目に入るものすべてに感謝の気持ちが湧いてきます。

今回の釣りは、糸島で出会ったすべてに感謝し、お別れを告げていく1日になりました。



🏁🏁🏁



そんな、普段とは違う釣行をご報告。

今回の記事は、最近ではちょっと長いほうになります。

(昔は長い記事ばかりの時期もあったなぁ


【実釣報告】

潮汐は長潮ですが、そんな些細なことを忘れさせてくれる素晴らしい天気に恵まれました。

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こんな綺麗な海に出られるなんて幸せですね。

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糸島で最後の岸払い。玄海マリーナのスタッフさんに感謝です。

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見送りアオサギ。いつも見送ってくれてありがとう!


沖目の牡蠣棚に係留して釣りをスタート。

仕掛けを入れるとすぐに違和感が・・・。なんだかいつもと雰囲気が違います。

どうやら、牡蠣棚の位置がかなりズレているようです(いつもの平根ではなく、砂地の手応え)

30分コマセを打ち返しても、アジのアタリがまったくありません。

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やっときた初アタリは去年狙って釣れなかったシロギス(1目め)。お別れの挨拶に来てくれたのかな?


潮に合わせようと、牡蠣棚の反対側に移動して数回仕掛けを打ち返すとアタリが!

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量産型グーフー(2目め)。またお前か!


フグでした・・・。

冒頭で「すべてに感謝」と書きましたが訂正します。グーフー達にだけは感謝できません。
(お別れはしましたよ。少々乱暴にですが・・・笑)


フグ、今回もヤバイ。

ビシカゴを追って浮上してくるフグ達が前回よりデカくなってます。

メゲずにあれこれ仕掛けを変えていると、サビキに良いアタリ!

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やっと来てくれたマアジくん(3目め)。良型です!

このサイズがポツリポツリとサビキに来ます(ポツリポツリとフグも来る)

泳がせるにはちょっと大きくて悩みましたが、4匹目くらいにコアジをゲット!すぐに泳がせをスタートします。


しかし、30分も経つとこんな姿に・・・。

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エサアジ。口しか残ってません・・・。


マズい。このまま泳がせを続けてもフグにエサをやっているようなものです。

いったんサビキ竿をたたみ、泳がせ竿だけを出した状態で移動してみることにしました。
(手で筏を掴みながら、牡蠣棚沿いにゆっくり移動します。テクトロのイメージですね)


この作戦ではアタリは出せなかったんですが、期せずして状況の把握をすることができました。このあたりの牡蠣棚、大部分の牡蠣が収穫済になっているようです。

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牡蠣を吊るすヒモが一切見えません。すべて収穫済。

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こちらはまだ残っている部分。吊るすヒモが見えます。


収穫済のところは、ただ筏が浮いているだけで、潮流もそのまま通り抜けていきます。

養殖牡蠣が満載の牡蠣棚は、潮流に対して壁のような効果があり、筏全体が潮に押されて少し移動します。

牡蠣が収穫されるとそういった抵抗がなくなり、筏の位置も変わってくるようです。


とりあえず、牡蠣の残る場所の角付近に位置取りをし直しました。
(大物は潮下に走りがちなので、牡蠣棚の潮上は避ける必要があります)


しかし、この場所もデカフグの巣窟。ボートのすぐ下にウヨウヨ集まってきます。

仕掛けを打ち返していると全然散らないので、正直参ってしまいました。

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コマセカゴを追って浮上してきたフグ。1匹しか写ってませんが4~5匹は泳ぎ回ってます。


そこで思い出したのが五目漁師さんの言葉。

「フグがジャマなら釣ってしまえ!」

少しでも状況を変えるためにチャレンジ!ハリスに針を結んだだけの仕掛けで手釣りしてみます。

オキアミを付けて流すと、水面下1mのあたりで必ず現れるので、サイトフィッシングで「エイヤッ!」と合わせます。

ヒット率は3~4回に1回という感じ?まあまあ良い感じで掛かります。

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掛かったグーフー。クックック、逃げようとしても無駄だ。ジタバタすんな。


釣れたグーフー連中には、筏の上で10分ほど日光浴をしてもらい、やる気をなくした頃合いを見計らってリリースします。
(奴らは晴天で10分日光浴しても全然生きていて泳ぎます。呆れる生命力)


途中、サンバソウちゃんが挨拶に来てくれました。

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サンバソウ(4目め)。君も糸島の牡蠣棚の顔だね!


小1時間ほどかけて5匹のフグチーマー達を懲らしめると、ボート下のフグはいなくなりました。

しかし、チヌ狙いの仕掛けをおろすと、すぐにハリスに噛みキズがつきます。底のほうのフグは全然散っていないようです。

針を結び直すたびに気持ちが削がれます・・・。


手持ち最後のエサアジを付けて泳がせている竿を久しぶりにあげてみると、何か生命反応が!

しかしイヤな予感がします・・・。

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掛かっていたのはコイツ(5目め)。


サバフグでした・・・。いつも釣れる量産型はショウサイフグかコモンフグ(パッと見似てる)なので、一応お初です。


これで手持ちのエサアジがいなくなってしまいました。

時計を見ると、もう13時半。あと1時間ほどしかありません。

最後の釣りをこんな形(グーフー軍団への完全なる敗北)で締めくくるなんて・・・。

絶対に嫌です!
最後の1秒まで諦めません。


打つ手に非常に悩みましたが、潮が変わっていることもあり、イチかバチか朝イチの場所に戻ってみることにしました。
最後の1時間をここに賭けます。


エサアジを確保するため、サビキ仕掛けを選択。

なかなかアタリが出ませんでしたが、5投目で良いアタリが!

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泳がせるには大きすぎるアジ(25cmクラス)。


その数投後にも同じサイズのアジがきました。

時間がないので、やむなくこの大きなアジを泳がせることにします。


しかし、この25cm級のアジもすぐにこんな姿に・・・。

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無残。大きめでも襲われるのは変わらないんですね・・・。


それでも先に釣れたアジに付け替え、泳がせ竿だけは出し続けるようにします。


その後もアジ狙いを続けていると、25cm級のアジがポツポツと1匹ずつ釣れてきます。これは過去最大のサイズアベレージ。

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これは少しだけ混じったマルアジ(6目め)。中層で掛かり、元気に走ります♪



まるで、フグ三昧で不調だった今日の釣りの埋め合わせに向こうから掛かってきてくれているような気がします。

「ありがとう」。美しい糸島の景色を目に焼き付けながら、釣れてくれたアジ達にそんな声をかけ続けました。

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本当に美しい。



すると、表層でいきなり仕掛けをさらっていく元気の良いアタリが出ました!

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バリ(7目め)。糸島で初めてその美味しさを知った魚です。

バリ(アイゴ)ちゃん!君まで出てきてくれたの?ありがとう!


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もう、バリの処置も手慣れたものです♪


バリの処置をし終えると、時計は午後2時を回っています。もうすぐ納竿の時間。

お土産も確保できたし、そろそろ片付けを始めるかな・・・。

そんなことを考えていた時、突然想定外の音が耳に突き刺さってきました!

「ジャーーーーッ!!!ギュルギュルギュルッ!!!!」

泳がせ竿にヒットです!!!(25cmアジを食った???)


竿を取ると、竿身が満月のように曲がります。かなりの重量感。

しかし、何かヘンです。パワーはあるものの、引き込みがあまり無く、頭を振る感じもしません。サメではない感じですが・・・。

相手はひたすら牡蠣棚の下に逃げ込もうとします。竿を立ててリフトアップに頑張ると、少し軽くなりました。どうやら上を向かせることに成功したようです。

ボートの真下の濁り潮の向こうから、身をうねらせる相手の姿がうっすら見えてきました。

裏側が真っ白で平べったい様子を見た時、一瞬大きなヒラメかと思って心臓が早鐘を打ちました。


しかし、25cmアジに食いついたのは、残念ながらヒラメではありませんでした。

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エイくん。アカエイかな?(8目め)


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エイくんの裏顔。リリースするからそんなに怯えた顔しないでよ(^o^;。


エイを取り込んだ時、普段の僕なら落胆してもおかしくないと思うんですが、この時はまったく別のことを考えていました。

思い出していたのは、10年ほど前のたけちゃんさんのブログ記事。たしかタイトルは「クロダイの入れ食い」。

その衝撃的な記事で、たけちゃんさんはたくさんのクロダイ(チヌ)を入れ掛かりで釣りあげられていました。

そして、それには「サメをリリースした後に始まった」と書かれていたんです。


時間的にはもう10分くらいで沖あがり予定時刻ですが、僕はエイをリリースしたあと、すぐにサビキ仕掛けを外し、チヌ狙いの1本針仕掛けに変えました。

祈るわけでもなく、釣れる確信ももちろん無く、ただこの最後の釣りで出来ることをやり切ろう、という気持ちでした。


この仕掛けは今日、入れるたびにフグに噛まれまくり、何度も針を取られています。次にあげた時にハリスがキズついていたら、本日の釣りは即終了です。


仕掛けをタナに入れて約40秒。引き上げようと竿をあげると、コツッと小さく竿先が止まりました。

あれっ?と思って竿を止めて様子を見ると、ククッと竿先が下に引っ張られます。

ググッ!その力は次第に強くなり、あれよあれよという間に竿先が海中に没し、スプールが音を立てて逆転しました!
これは大物です!!


何度も力強くドラグを引き出し、暴れまくった末に姿を見せたのは、30cm程のチヌ(クロダイ)でした。本命です!

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糸島の空の青さを身にまとって美しく輝くチヌ(9目め)。


3ヶ月振りのチヌ。引きの割には型が小さかったですが、そんなことは関係ありません。

本命の魚が、最後の挨拶に出てきてくれました。あれほど苦労したフグの猛攻を最後の最後にかわして・・・。信じられません。

「釣れてくれてありがとう」何度も繰り返しました。本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。しばらくの間、放心しながらチヌの頭を撫でていたと思います。



落ち着いてくると、また別の記憶がよみがえってきました。前回チヌが釣れたのは7月。その時も今回と同じサイズが釣れ、その次の1投で年無しサイズが来ました。

時計を見ると、すでに沖あがりの予定時刻を過ぎています。でも、あと1投だけ仕掛けを入れてみることにしました。


その1投。

この1投が、僕と糸島での最後の獲物の間をつないでくれました。

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きっと一生忘れられない1尾。


不思議な感覚でした。

掛かった時から取り込みまで、死にもの狂いで暴れる、というような雰囲気が一切感じられませんでした。

力強い中にも、どこか優しいような引き。海中に姿を現した時、身をよじる姿は女性的で上品な感じがしました。先に釣れた尺チヌの男性的で暴力的だった引きとはまったく異なります。

真剣勝負に勝った感覚ではありません。タモに収める瞬間の気持ちを例えるなら、まるで乙姫様から竜宮城の恵みを授かったような感じでした。

この2年間の糸島での釣りの最後を締めくくった魚。
それは本命、46cm・1.56kgのチヌ(クロダイ)になりました。


時計を見ると午後3時を回っています。

まだ更なる大物もいるかもしれませんが、僕にはもう釣りを続ける気持ちがありません。

本命を含め、9目もの糸島の魚達が、かわるがわるお別れに出てきてくれたんです。

胸いっぱいの感謝の気持ちしかありませんでした。


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帰路。凪いだ心がこの風景に解け合っていくようです。

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可也山(糸島小富士)。稜線が穏やかな波のように見えました。


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帰港後にスタッフさんに撮ってもらった1枚。


🏁🏁🏁



釣果:チヌ(クロダイ)2(46cm、31cm)、マアジ28(25~13cm)、マルアジ4、サンバソウ2、バリ(アイゴ)1、シロギス1 +α

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サンバソウの左にいるのは処置済のバリです。

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終わってみればアジも数が揃っていました。


*ちょっと初めての経験をご報告。
大きいほうのチヌの胃袋の中にはアジが数匹入っていました。チヌもフィッシュイーターなんですね。

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チヌの口、アジ丸呑みができるんだ!(@。@)



【糸島のお魚料理】

今回の釣行後の5日間で作った、糸島のお魚さん達での最後の手料理を載せておきます。食事としてもたくさんの幸せを運んでくれました。


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アジとサンバソウの握り。


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アジの揚げたてから揚げのソース丼。から揚げは頭が一番美味しいと思います。


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チヌのムニエル。シンプルですが焼き加減の奥が深いです。


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チヌの塩麹焼きとマアジの刺身。贅沢な朝ごはんでした♪


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糸島の牡蠣アジのフライ!定番かつ王道の逸品です。


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チヌのアクアパッツァ。普段はワイン入れませんが、合わせて飲むときだけはそのワインを入れます。


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バリ(アイゴ)の煮付け。深海魚を除けば最高の煮魚。メバルやカサゴより上と思います。


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チヌのカマの酒蒸し。白ワインで作ると香りも良くなってオススメ!


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チヌのパエリア。アクアパッツァとパエリアは別に取った出汁をたっぷり入れ、骨や殻なしで作っています。食べやすくてより楽しめますよ♪


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おまけ。月曜日のお弁当。アジフライに南蛮漬けで、まさに糸島アジ弁当!贅沢です。




🏁🏁🏁



今月はもう週末の予定に空きが無いので、玄海マリーナさんの手漕ぎ営業終了までに伺う機会はありません。

最後の釣りが良い釣りになって、本当に良かったです。

糸島の海は、釣り場として本当に魅力的です。この海に出会い、いろいろなことを感じることができて幸せです。

糸島の海の神様、心から申し上げます。ありがとうございました!



🏁🏁🏁



さて、糸島での手漕ぎボート釣りは終わってしまいましたが、まだ東京帰任までには時間があります(そもそも未確定ではありますが)。

10月最終週には北九州で知人所有の船外機船に同乗させてもらう予定もあります。

九州での釣りは、まだ続きますよ!




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もう来られないと思うと、やっぱり淋しいですね・・・。

2021年10月 4日 (月)

【釣行記】令和3年10月1日(金)糸島・玄海マリーナさん

福岡に来て以来初めての2週連続釣行!天候運は上向きです!

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今回はまず、前回の事件から振り返ります。

そう、「ワイヤー仕掛けが切られた」事件。


これが、実際に切られた仕掛けと、同じ仕掛けとの比較になります。

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同じ日に作った同じ仕掛けとの比較(川奈観光ボートハウスさんHP掲載のヒラメ用仕掛けです)。


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切断部分のアップ。


切られたワイヤーは「ワイロン」の「#40」。ステンレスクリップが抜けたわけではなく、明らかに魚の口に当たるあたりで切られています。
(メインの環付きチヌ針は、ヒットすると魚の力でズリ下がり、トレブルフックにも掛かる仕組み)

「ワイロン#40」は37本撚り。柔らかさでは他のワイヤーを寄せ付けない商品です。

正確には分かりませんが、ファイトしていた時間はおそらく3分を超えるくらい。その間に、鋭い歯によって1本1本の繊維が切られていったのでしょうか?

ワイヤーをそんな風に歯で擦ったら、歯のほうも無事ではいられない気がしますが、最後まで切断されたということは歯の切れ味が失われなかったということなのでしょうね。

凄い歯の力。感服です。
あの走りっぷり(横にも縦にも走る)からするとヒラメはフグではありえないので、やっぱりサワラなんだろうか・・・?



さて、この1週間でワイヤー仕掛けの改善を試みました。ワイヤーを3種類ほど購入して試した結果、「ワイロン#39」を使うことにしました。

1本1本の繊維が太い7本撚りの製品を使おうかとも思ったんですが、ワイヤーが硬く、エサアジの負担が大きくなりそうだったので、結局柔らかいほうを選んだ感じです。

果たして、これでイケるのかどうか・・・。分かりませんが、とにかくできる準備はやりました。


そんな経緯があり、今回の釣行テーマは明確に「泳がせリベンジ」です!



🏁🏁🏁



今回の潮汐は「長潮」。実は個人的に「長潮」では大物が釣れた記憶がありません。

でも、いつも気にせず出るようにしています。僕はあまり(?)天候運が良くないので潮汐を気にして日を選ぶ余裕はないんですよね(苦笑


すでに扉絵に陰鬱な雰囲気が出ているワケですが・・・。以下に今回の釣りをご報告します。



🏁🏁🏁



【実釣ダイジェスト】

最初から、前回泳がせにヒットがあったポイントに入ります。

サビキを垂らすと、すぐにアジのヒットがありました。

しかし、こういう時に限ってアジの型が大きい!今年は前回まで全然良い型が出なかったのに(笑

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20cmくらい。ちょっと泳がせるには大きい感じ。



一瞬、泳がせられるサイズのアジが釣れないパターンに嵌ったかと思いましたが、なんとか3匹目に小さめのアジが釣れました。

すぐに泳がせを開始!


先週釣ったアジの南蛮漬けがまだたくさん残っているので、今回持ち帰るアジは20cmオーバーのみと決めます。
(それより小さいアジはエサアジ分のみキープ)


釣り始めてすぐ、ひじょーーーに嫌なことに気付きました。

仕掛けをあげる時にコマセカゴを追って浮上してくるフグ野郎達のサイズが・・・デカい

型が良くなっているのはアジちゃん達だけではなく、フグ野郎どもも育っていやがるようです。


そして、サビキに掛かってくる強いアタリの半分はフグ!という状況になりました。

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パンパンに膨らんでるけど、怒りたいのはコッチだよ!


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だから、怒りたいのは僕のほう!


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もうええわ(全部で20近く釣った)。



これだけフグが増えているとなると、当然泳がせ竿のほうも無事ではすみません。

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30分と持ちません・・・。


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この日は喉のあたりから齧られるパターンが目立ちました。歯形がクッキリ。


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一瞬イカかと思いましたが違います。これも歯形がハッキリ出ています。


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無残・・・。



この日、実に7匹ものエサアジが無残に齧られまくりました(丸い2枚歯の歯型がクッキリ!)。


たまりかねて場所を移動すると、しばらくフグは減るんですが、じきにまた集まってきてしまいます。

1日中、フグの嵐に苛まれ続けてしまいました。


結局、大量のフグの魔の手(魔の口)から逃れられず、泳がせ竿にアタリが来ることはありませんでした。
(まったくチャンスがなかったわけではなく、10匹の泳がせアジのうち3匹は弱るまで泳ぎ続けてくれました)


ちょっとだけ嬉しかったのは、ビシ仕掛けに来てくれたこのゲストさん。

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見ただけではわからなくて調べました。「アオハタ」ちゃんです!


僕、アオハタちゃんを釣るのはこれが初めて。つらい時間の中の一服の清涼剤になってくれました。

あと、ビシ掛けで中層を探っていた時に40cmくらいのサゴシを掛けたんですが、ボートの縁で落としてしまいました。強い引きで楽しませてくれましたが、ちょっと惜しかった(^o^;。


午後2時半に納竿。いろいろあがきながら釣っていたせいか、1日があっというまに過ぎてしまいました。



🏁🏁🏁



クーラーに突っ込んだアジの数は数えていなかったんですが、帰ってから数えてみると26匹もいました。

釣果:マアジ22(21~23cm)、マルアジ4、アオハタ1(20cm)、サバ1(29cm)

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リリースしたアジはたぶん20匹くらい。約半分が良型だった感じ。干物に出来るサイズは嬉しいです♪



🏁🏁🏁



釣れた中に、ちょっと面白いアジがいました。

体に大きなキズがついています。

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かなり深いキズですよ。


このキズ、触ってみるとヌメリに覆われていて、治りかかっているようでした。

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写真ではわからないと思いますが、ヌメリに覆われて塞がっています。


どうしてついたキズなのかはわかりませんが、結構大きなキズでも治るものなんだなぁ、と改めて思いました。

本意ではなくキズつけてしまった魚を、やむなくキープすることってありますよね。

エラから出血している場合は別として、体をキズつけてしまったケースはリリースしても生き残る可能性が高いのかな、と思いました。



🏁🏁🏁



フグの悪夢を見そうです。

釣り人向けにフグのホラー映画を作ったら話題を集めるのではないでしょうか?
(僕は絶対見ませんが・・・)


泳がせリベンジの貴重な機会は齧り尽くされてしまいました。

でも、いままでの釣り人生もこんなことの繰り返しです。

メゲずに頑張ります!(決意



さて、次の機会は運が良ければ2週間後です。

2週間といえば、潮がひと回りする期間ですね!

潮がひと回りするということは・・・。


げっ!また「長潮」だ・・・。

つづく


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この海には、間違いなくワイヤーを噛み切るツワモノが泳ぎ回っています。


 

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