2023年3月12日 (日)

【釣行記】令和5年3月11日(土)京急大津・石田ボートさん

今年も悪天候との闘い(負け戦)。やっと2回目の出撃です。

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いやはや、今回は(も?)つらい釣りでした。
ある面では、いままでの釣り人生で1番の地獄のような日。本当につらかった・・・。

さておき、まずは近況から。


本当になかなか出撃チャンスがつかめません。
空いている週末は強風。穏やかそうな週末は他の予定がキッチリ入っているという運の無さは健在。

休暇を取っての平日釣行も企んでいたんですが、平日までまったく同じ状況です・・・。

予定では冬の間に平日に長井に行ってダンゴ釣りのリハビリをするつもりだったんですが、もしかして・・・もう春?(汗



🏁🏁🏁



近況報告が愚痴っぽくなってしまいましたが、冷静に考えるといつもの自分です。

・・・気を取り直してまいりましょう。

平日はチャンスがありませんでしたが、やっと出られそうな週末に当たりました!

新仕掛けのテストと黒鯛ちゃん・ヒラメちゃんとの出会いを求めて、大津に行ってまいりました。

しかし、今回は本当につらい釣りでした。釣りは前半の展開が、そして後半は体調的に。

もう少しで、とてもブログには書けない展開になるところでした・・・(涙目。



🏁🏁🏁



さて、つらい部分を精緻に書くと読むに堪えなくなってしまうので、そういうのは軽~く流そうと思います。
(そうすると、今回の釣りはほとんど中身がなくなってしまいそうですが・・・)


【実釣ダイジェスト】

今回の釣りに臨んだ心積もり。

・新仕掛けのテスト(新しいウィリー)。
・前回の反省を活かしてのポイント選定(フグと海中ロープを克服したい)。
・下げ潮の釣りなので、どのくらい春の潮になっているかの確認。

釣り時間中ずっと下げ潮ですが、本格的な春の下げ潮であれば潮五分くらいでガラッと潮が変わるはずです。
(朝から北西からの潮、ガラッと変わると伊勢町側から入ってきて猿島方向に流れる潮)

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壮観!まるでお祭りのようです!


土曜日朝7時前の大津港の姿。すごい光景!(@。@)
まだ朝は寒い時期ですが、手漕ぎボート釣り好きの方々の熱気はすごいです。



朝イチはまず沖の海苔棚3枚目の南東角からちょっだけ離れたところに入りました。狙いは武山出し北側の深場の際。沖の海苔棚のロープを避ける位置でもあります。

仕掛けを入れてみると、岸のほうに向けてサーッと流されます。まだ下げ一分くらいなのに、めっちゃ潮が早い!北西からの流れなので、方向は想定通り。期待に胸を膨らませて釣りを開始。

右舷に胴突きウィリー仕掛け、左舷にビシウィリー仕掛け。

ところが、第1投で胴突き仕掛けが海中ロープにやられてしまいました。かなり深いところ。どうやら、中段の海苔棚から伸びているロープのようです。これじゃ武山の沖側が攻められないじゃん!

左舷のウィリー仕掛けはロープに掛からなかったので、しばらく左舷に集中。

すると、4投目にアタリが!

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良型のマアジちゃん。よし!出足は好調(?)

その2投後、ちょっと重くて鈍い引きの魚が掛かりました。

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お久しぶりのイチモチくん

イチモチはすごく久しぶり。いままでどこ行ってたの???

*調べてみたら、大津の手漕ぎボートでは8年振り(!)たぶん、ウィリーで仕掛けを浮かせてアジを釣るスタイルになったせいで、底ものと縁遠くなっていたんだと思います。最近、黒鯛を意識して仕掛けを底に這わせることが多くなったので、きっとまた縁が近くなるかも?

しかし、次のアタリの際、ウィリー仕掛けのほうも海中ロープにやられてしまいました。魚はいるのに、このポイントはもうダメ。海中ロープは本当に嫌いです・・・。

移動先をかなり悩みましたが、潮が変わったあとに魚が通るポイントとして、沖の3枚目の北西角付近にしました。沖側なので、中段の棚のロープの心配はありません。幸い沖の3枚目は先客もまばらだったので、うまく入ることができました。

気を取り直して実釣再スタート。

先ほどと同じく、胴突きウィリー仕掛けとビシウィリー仕掛けを投入。コマセを積極的に撒きます。

しかし、アタリどころか、エサがそのまま戻ってくる状態が続きます。やはり、潮が変わるまでは魚の気配がないようです。

ここからは辛抱の時間。

僕の釣りスタイルでは結構あることなんですが、潮が変わるまでの間、じっと耐え忍ぶ必要があります。

もし、潮の予想が外れてしまったら、その日の釣りはもうアウト。そんな恐ろしいリスクと向き合わないといけません。

しかも、仮に潮が予想通りに変わるとしても、その時間が外れることが多いんです。辛抱を切らして移動をしたら、その直後に潮が変わって時合いを逃してしまった、という経験も何度かあります。

僕の予想では、潮が変わるのは10:00頃。

しかし、無情にもその時間は何事もなく過ぎてしまいした。10:30になっても相変わらず北西からの潮。少し緩んだような気はしますが、確信は持てません。

もう2時間以上もまったくアタリがありません。クーラーボックスにはアジとイチモチが1匹ずつのみ。大ピンチ!!

ここで、さらなる地獄の足音が聞こえてきました。

腹痛です。

ヤバい。いったん岸に戻るべき???

どんどん激しくなるお腹の痛み。

こ、これは手漕ぎボート釣り人生12年で初の生理現象的危機!???

頭の中に、先輩方から聞いた対処方法の言い伝えが蘇ります。しかし、こんな衆人環視の中、かつ海苔の養殖棚の近くで、そんな上手い対処があるはずないよ!!(涙

意を決して、「根性で我慢する」を選択!

ここから、腹痛に身を悶えながらの苦行釣りが始まります。

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つらさを紛らす全然関係ない話。泳がせもきっちり出してます。超軽量竿掛けも活躍中!


潮の予想が外れたなら外れたで、対処はあります。

でも、外れたのか遅れているだけなのか判断できないときは、有効な対処を決められません。

頭を悩ませた結果、11時までに潮が変わらなければ、外れたと判断することにしました。

10:50頃、一瞬潮が止まったような感じになりました。しかし、すぐにまた緩い北西からの潮に戻りました。やはり、今日はこのまま北西からの潮が続くような気がしてきます。

しかし、そんなネガティブな雰囲気の最中、突然ウィリー胴突きの竿先が海面にダイブ!

慌てて竿を取ると、ズッシリと重い手応えと重厚な首振り。2度目の突っ込みでは数mのラインが引き出されました。

これは大物。それも今日の本命の可能性が!

4mある胴突き仕掛けの1番下のウィリーに食いついていたのは・・・。

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全体に淡いゴールドをまとった美人さん。


やはり黒鯛でした!やった!!

腹痛に身を悶えながらの取り込みだったので、喜ぶことも脳天締めをすることもできませんでした。

エラを切って血抜きをするのがやっと。

黒鯛ちゃん、釣れてくれてありがとう!長く苦しませてしまってゴメン!!

時計を見ると10:55。

この日の潮変わりの先触れはアジではなく、この黒鯛でした。

直後の11:00頃に潮が再び止まり、ほどなくゆっくりと猿島方向に流れ出しました。潮変わりが予想より遅れていただけだったようです。諦めて移動するギリギリのタイミングでした。良かった・・・。

そしてその潮とともに、アジのアタリが出始めました。

アジの型が小さめなせいか、途中下車が半分以上を占めてしまいましたが、1時間半ほどかけてなんとかツ抜け。

しかし12:30頃、腹痛のエスカレートがピークに達し、強烈な脈動となってお尻に打撃を送ってくるようになりました。

・・・もう、・・・限界・・・!!!


それから、記憶が若干途切れ途切れになるほどの激痛と戦いながら、納竿・後片付け。

そして本当の地獄だったのは港までの帰り道です。ボートを漕ぐという行為が、どれほどお尻を刺激するものなのかいうことを初めて尻ました。

まさに・・・、地獄・・・っ!!!

かつてないスローペースでノロノロと港に向かう一艘のボート。港がこんなに遠い場所だったなんて・・・。
(南風が吹いていなくて本当に良かった)

しかし万策尽きたかというタイミングで、お尻への刺激を軽減する漕法を発見したこともあり、ギリ(本当にギリギリ)で事なきを得ました。

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帰路が凪の海で本当に良かった・・・。


港のスベリで出迎えてくれた石田丸の女将さんに伝えた最初の言葉は・・・。

「黒鯛が1枚。でもまずトイレに行ってきて良いですか?」

トイレに向かう際も、歩くのがやっとでした。

めでたしめでたし。

(何がやねんっ!)



🏁🏁🏁



自分の名誉のために書いておきますが、お尻は完封しています。

押し出しによる失点とかは発生していません。


本当に苦しい闘いでした・・・。

始めて自分をほめてあげたいと思いました。


・・・え?なんですか??

最初に「つらい話は軽~く流して書く」と言ったのに、全然腹痛のくだりが軽くないって?

いえ、これでも相当軽く書いてるんです!

それだけ、現実の今回の釣りはつらかったということです・・・(泣


🏁🏁🏁



釣果:黒鯛1(47cm)、マアジ13(13~23cm)、イシモチ1(30cm)

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黒鯛のサイズ。石田丸さんの計測では「50cm・2kg」でしたが、帰宅後の自家計測では「47cm」。

もし年無しであれば今年の目標魚がひとつクリアだったんですが、残念ながら及ばず。



🏁🏁🏁



今回の釣りは運よく潮変わりの時合を掴めたことに尽きますが、それまでは海中ロープから逃れられず厳しいものでした。

黒鯛ちゃんが掛かってくれなければ寂しい結果でした・・・。

ただ、黒鯛が掛かったのが初投入の胴突きウィリー仕掛けだったことが収穫です(下2つのウィリーにはオキアミを装餌)。

もっともっと試してみたい欲が出てきてしまいます。なんとか出撃回数を増やしたいものですね。

ピンチのあとにはチャンスあり。次の釣りに期待です!!!

 

 

2023年2月 5日 (日)

【釣行記】令和5年2月4日(土)京急大津・石田ボートさん

令和5年の(散々な)初釣りです!
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今年の目標に向けたスタートダッシュを!

・・・そんな希望を持っていた時期が僕にもありました。


1月は悪天候の日がが多くて予定が合わせられず、結局1回も出撃できずじまい。

有休も辞さずの構えも、仕事の都合で無理でした。

こりゃ初釣りもかなり遅れそうだなぁ、と悲観していたところ、珍しく土曜日の風が弱めの予報になっている!

矢も楯も構わず、「とりあえず出る」で大津に行ってまいりました。



🏁🏁🏁



今回の目的は以下に設定。

・新導入の仕掛けのテスト(細糸、新ウィリー針)。
・動画の撮影テスト。
・あわよくば、泳がせでドラゴンタチウオ!

しかし結果は・・・

もう、スッチャカメッチャカのボロボロでした・・・。
あのフグ野郎どもめ・・・(怒



🏁🏁🏁



さて、あまりにも反省や後悔が多く、下手に心中を吐露すると大長文になりそうなので、軽~く振り返りたいと思います。


【実釣ダイジェスト】

反省点のひとつは、動画撮影を気にしすぎたことです。普段撮るような写真もほとんど撮り忘れてしまいました。この点からも短めの報告。Please forgive me!!


朝方はけっこう北風が強く、うねりも高くて大変でした(そして寒い!)。

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分かりにくいですが、風が強く、結構うねりが高いです。

朝イチは中根ブイの西にアンカリング。前回に続いてブイが並ぶラインをチェック。
*ブイのラインはアンカー禁止エリアからギリ外れています(石田丸さん確認済)。ただし南側に外れるとすぐアンカー禁止エリアになるところもあるので注意が必要です。

しかし、いきなり針が無くなりました。

ヤツらです。

すぐ針を結び直し、徹底抗戦モードに。

ほどなく正体を現しました。

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サバフグじゃないだけまだマシですが・・・。

ここから、アタリはすべてフグ。
途中下車も多かったですが、引きで分かります。
針取られも何度も発生。そのたびにハリスが10cmずつ短くなっていきます。

今回から投入した胴突き仕掛けの方は掛かりが良いみたいで、フグが一荷で揚がってきたりします。

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勘弁しておくれ・・・。仕掛けのテストになりません。


徹底抗戦から一転、逃げることにしました(笑

次に向かったのは中根西ブイの西。
(さっきは「中根ブイの西」。今回は「中根西ブイの西」。ややこしい)

しかし、ここでも掛かってくるのはフグ。

フグ、フグ、フグ。

うおーっ、オリャーーっ!!!

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天に帰るフグ(ウソです。力いっぱい投げたところ)。


どうしようもないです。時間ばかりが過ぎていきます。

さらに移動してみました。
本当は潮が変わるころに来るはずだったガレ場。

しかし、ここでもフグ。
(グフゥの音も出ません)

すでに時間は11:30。

今日はお昼頃から南風の予報。運が悪いとあと30分くらいしか時間が無いかもしれません。

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10:30頃から風が収まり、その後晴れてきました。僕の心中と違って暖かで穏やか。


記憶にないくらい前以来の「大津でアジボウズ」が現実に迫ってきました。


やむなし。海中ロープが大嫌いの僕ですが、最後の時間は海苔棚に託すことにします。


海苔棚エリアに移動。たくさんのボートが浮いている中、空いている場所を探していると、朝方出船待ちの際にお話しさせていただいた方に再会。
お聞きすると、結構な数のアジを確保されているご様子。僕も頑張らねば!
(大津20年の大ベテランさんで、息子さんとのタンデム。羨ましい限り。うちの息子もまたいつか一緒に乗ってくれるかなぁ)


沖の海苔棚4枚目の東側にアンカリング。混雑していたので、わずかなスペースに慎重に入らせてもらいました。

すると、1投目はフグ。2投目は海中ロープに掛かって仕掛けがオシャカ。やはり海苔棚まわりのアンカリングは難しい・・・。

すぐに移動(自分史上最高のスピードでアンカーを引き揚げ)

しかし、移動しようにもボートが多くて場所は選べません。なんとかスペースを見つけて入れたのは4枚目の南西付近。


すると、ここでようやく小気味の良いアタリが!

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小さめですが、本日初のアジちゃん。即泳がせ針付きで海に帰っていきました。


ここからアジのアタリが出始めました。

時折りフグも来ますが、大きな問題はナシ。

ウィリーの利点を活かしてフル回転でコマセを大盤振る舞いします。

ほどなく、心配していた南風が吹き始め、強くなってきました。

でも幸い緊急避難を要するほどにはならず、1時間半ほどアジのアタリを楽しむことができました。

13:30に納竿。

一応、最初に釣れたアジちゃんで泳がせ竿も出しましたが、こちらは異状ナシ。

でも贅沢は言えません。釣れてくれたアジちゃん達、本当にありがとう!



🏁🏁🏁



持ち帰り釣果:マアジ(13~23cm)19、ソゲ1(22cm)

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ソゲちゃんはリリースサイズですが、エラ付近から出血していたので確保。ゴメンね(+_+)。

一時はどうなるかと思いました。
妻に「釣れません。ごめんなさい」メールまで打ってしまいました。

とりあえず、夕飯のおかず分ガギリ確保できて良かったです・・・。



🏁🏁🏁



反省点のブログ掲載は省略(自分用反省メモはガチ長文)。

終盤に活躍してくれたのは細目の仕掛けと新型ウィリー針でした。でも警戒心の弱いコアジが多かったので、テストは継続。
新型ウィリー針については、定番採用が確定したら改めてご紹介したいと思います。

さて、1月に出られなかったので、2月はまだまだ出撃を狙っていきます。

出られるタイミングにもよりますが、次回はダンゴ釣りになるかも。


初釣りはシビア。でもどうか今年が「フグの年」になりませんように・・・(>人<)。

 

 

2023年1月14日 (土)

【妄想?】2023年の目標。今年はやりたいことが多過ぎ!

2023年の目標設定です!
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僕が手漕ぎボート釣りのブログを始めることにしたのは2011年。

その時、釣り人生の「20年計画」を作成しました。

その後、頑張って計画を遂行してきたものの、主に釣行自体の数が少ないせいでなかなか目標がクリアできす、近年の自己採点は「0点」(=計画上の「留年」)の連発だったりします。

そこへ2年間の福岡への単身赴任もあり、計画のズレ込み方はさらにひどいことに・・・。



🏁🏁🏁



今年はとりあえず、福岡赴任前に立てていた最後の目標を引き継ぎ、改めて20年計画に立ち戻って自分の釣りの方向性を整理しようと思います。

2019年1月に立てていた目標は20年計画の「8年目」。

それを引き継ぐので、今年も「8年目」ですね。

実際には13年目なので、なんと5年も留年の繰り返し。もし大学だったら既に放校ですね・・・(^^;。



🏁🏁🏁



「8年目」はベースマップ上の「中級者期の3年目」にあたります。

2023vision
1番右にあるのはたぶん初公開の「10年目標」。もう13年も経ってますが、いまだに体得には至っていません。


最も力を入れるべき「中級者期」の5年目標はズバリ!

「『もたれアタリ』を取れるようになること❗」


この目標を達成する修業手段として、今年は2019年同様に以下の1年目標を設定します。

①「ダンゴ釣り」の基本を押さえる!
②「細糸仕掛け」の基本を押さえる!
③「NS釣法」の基本を押さえる!

一見、欲張りすぎに見えるかもしれません。でもこの3つ、実際には一体で修練できます。ダンゴ釣りタックルは細糸ですし、ダンゴを付けずに流せばNSになります。

特にダンゴ釣りはアタリの出方が繊細で、魚種や活性によるアタリの違いすらダイレクトに感じられるので、もたれアタリを肌感覚で学ぶには最適だと思います。


いずれもこれまでにもある程度経験を積んでいるので、仕上げ的な位置づけになりますね。



🏁🏁🏁



実は福岡赴任中の釣りで、クロダイ狙いでのビシ釣りとダンゴ釣りのイメージが融合するような経験がありました。ダンゴ釣りの知見は確実にビシ釣りでも活かせます。

また、同様にNS釣法についても貴重な経験がありました。驚異的な澄み潮の状況で、仕掛け周りで魚が取る行動をつぶさに観察できたんです。

それらの経験を通じて、頭の中に様々なアイデアが湧いてきています。



🏁🏁🏁


あと、目標には入れませんが、今年は「動画」に手を出すつもりです。

どんなスタイルで動画を作成するか、もう半年くらい悩んでます(汗

他にも長期に取り組んでいる道具作りや、新しい仕掛けのアイデアなどがあり、かつてないほどに頭の中がいっぱいです。

既にその気配を察知した妻から牽制球の嵐が飛んできているほどです(笑

どうしよう・・・。毎日の時間が全然足りない・・・。



🏁🏁🏁



さて、釣り人生計画とは別の「単年の目標魚」の話。

2019年に「8年目目標」を設定した時には、6~8年目の目標魚をまとめて挙げ、「ヒラメ」・「イシダイ」・「アマダイ」を3種を目標にしました。

でも、今年はちょっと気持ちをシンプルに整理したいので、この点は引き継がずに変更します。


2023年の目標魚。

「年無しクロダイ!」
「ドラゴンタチウオ!」

今年、僕が1番経験値を積みたい魚は「クロダイ」。特別な思い入れのある魚です。

「タチウオ」。実はいままで家族がタチウオ嫌いだったため、狙って釣ったことがありませんでした。
しかし先日、仕立アジ船の泳がせで仕留めた117cmのドラゴンを持ち帰ったところ、その衝撃的な美味しさから家族の評価が一変!「また大きなタチウオ釣ってこい」指令が出るに至りました。

今年は手漕ぎボートでドラゴンクラスを仕留め、家族の喜ぶ顔を見たいと思います。



🏁🏁🏁



この目標からするとダンゴ釣りからスタートダッシュを決めたいところですが、諸般の都合で初釣りは大津でのコマセ釣りになりそうです。

どうせなら、まずはコマセで黒鯛やタチウオをゲットしてしまえば、幸先の良いスタートになりそうですね!
(↑なんだか自らフラグを立ててしまっているような・・・笑)


どうか今年1年の釣りが実りあるものになりますように!

2023年1月 7日 (土)

【安全対策】海難審判所の裁決事例(手漕ぎボート)について

年初めに「安全対策」について考えておきたいと思います。

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みなさんは、手漕ぎボート釣りの最中に事故に遭う可能性を考えたことがありますか?

かくいう僕も手漕ぎボート釣り歴がすっかり長くなり、海の上はただ最高に楽しい場所とばかり考えてしまっています。

でも、手漕ぎボート釣りを始めた頃、たくさんの不安があったことを思い出します。

・波で転覆したりしないのかな?
・風や海の流れに流されたりしないかな?
・落水して溺れたりする可能性も・・・?

これら初心の恐れは決して幻ではなく、海の上には実際に様々なリスクがあります。大げさではなく、一歩間違えれば命にかかわりがある危険な場所なんです。


実際に、平成25年には僕達にすぐ身近な海で悲しい事故が起きたこともあります。

そういった事実を忘れず、心に留めておくことも、大切な安全対策のひとつなのかな、と思います。



🏁🏁🏁



そんな思いもあり、年に1回僕は手漕ぎボートの事故情報を集めるようにしてます。

いつも調べているのは全国の海難審判所の裁決事例と、神奈川新聞ニュース(カナロコ)の海難事故に関する記事です。

(リンク)海難審判所の裁決事例
(リンク)カナロコ 海難事故

*裁決事例のネット検索はいつのまにかいくつかマイナーチェンジがされたようです。
・閲覧できる裁決事例の期間が制限(約2年?)され、古い事例は閲覧できなくなりました。
・事故の当事者の名前(船名)が匿名となり「A」や「B」等の記号表記になりました。


手漕ぎボートの絡む海難事故の裁決事例は今回「3件」見つかりました。

幸い、いずれも命の絡む事故ではありませんでした。

簡単に概要を紹介します。


<横浜地方海難裁判所>
裁決言渡日R4.10.13 事件番号4-18
漁船A手漕ぎボートB衝突事件

※より詳細に知りたい方は上の事件番号等で検索してみてください(期間制限あり)。

この事故をざっと説明すると「貸しボート店から手漕ぎボートを借り、沖合でアンカーを下ろして釣りをしていたところ、漁船が突っ込んできて衝突してしまった」というものです。

手漕ぎボート側は距離500mの時点で近づく漁船に気付いており、「あの進路なら大丈夫だろう」と判断していましたが、距離70mで漁船側が急に進路を変え衝突してきました。

当時の天候は晴れ、風力1の北北東風で、視界は良好。

衝突の結果、手漕ぎボートの乗船者が肋骨骨折の重傷。命にかかわる事態に至らなくて、本当に良かったと思います。


この事故、どちらが悪いと思いますか?

釣り人が乗っていたのはレンタルの手漕ぎボート。まさに私達が普段親しんでいるボートと同じです。アンカーを下ろして釣っているので、急には移動できません。漁船のほうに責任があるに決まってる、と感じる方もいるかもしれません。

僕も正直、こんなケースで漁船が急に転進して突っ込んできたらどうしようもないのでは?、と思います。

しかし、実際の海のルールで判断されるこの審判事例では「手漕ぎボート側にも一因がある」ということが指摘されています。

・適用される法律「海上衝突予防法 第38条及び第39条」(この条文は包括適用文です)
・(原因①)漁船側の見張り不十分。
・(原因②)手漕ぎボート側が衝突を避けるための措置(音響による警告、避難行動)をとらなかったこと。

この事例の特徴は「救命胴衣に笛がついていた」ことです。自前のライフジャケットだったかどうかは明記されていませんが、衝突の前に思いっきりその笛を吹いて警告を発していたら、あるいは漁船側が気付いて回頭していたかもしれません。

例えレンタル手漕ぎボートであっても、海に出る人には「有効な音響による警告手段」を備えておく責任があることは認識しておいたほうが良いと思います。

(参考)過去記事「【安全対策】緊急用のホイッスル。用意してますか?」


そのほかの2件の手漕ぎボートが絡む海難事故の裁決事例を挙げておきます。

<門司地方海難裁判所>
裁決言渡日R4.8.25 事件番号4-13
遊漁船A手漕ぎボートB衝突事件

・鹿児島県秋目湾。
・シーカヤックと遊漁船の衝突事故。
・シーカヤック側の右腰椎横突起骨折。

<門司地方海難裁判所>
裁決言渡日R4.8.23 事件番号3-38
漁船A手漕ぎボートB衝突事件

・山口県奈古漁港。
・シーカヤックと漁船の衝突事故。
・シーカヤック側の右立方骨剥離骨折等。

いずれも状況が似通っているので、詳細は割愛します。



🏁🏁🏁


いつも書いていることなのですが、大切なことなので繰り返し書きます。

僕は平成18年以降の裁決事例の中の手漕ぎボートが絡む事例はすべて内容をチェックしてきていますが、その中で強く感じることがあります。

それは「衝突事故は、穏やかで晴れ渡った、視界良好な海でばかり起こる」ということです。

おそらく、穏やかで安全そうな海だからこそ、「今日は大丈夫だろう」と注意が散漫になり「まさか」の事態が起こってしまう・・・、そんな共通項があるように感じます。

私達は忙しい日常からの開放を求め、趣味で海に出ています。穏やかで暖かな癒しの海であれば、船上で眠ってみるのも悪くありません。こういった小さな楽しみを邪魔されることなんて、考えたくもありません。


しかし、手漕ぎボート釣りを一生の趣味とする人であれば、やはり「海の危険」を忘れてはいけないと思います。

・常に、周囲の状況を観察する(他のボートの緊急事態にも気付けるように。助け合いの意味も重要です)。
・転覆のリスクに備え、ライフジャケットを正しく着用し、携帯電話・財布・車のキーは必ず水没対策をしておく。


以下の過去記事についても、ぜひあらためてご参考ください。
(ボート釣りで実際に転覆を経験された貴重な体験談もご紹介しています)

リンク → 【安全対策】手漕ぎボートの転覆について(その1)

リンク → 【安全対策】手漕ぎボートの転覆について(その2)


事故や転覆は場合によって避けることができませんが、少なくとも落水による被害は日頃の対策次第で防ぐことができます。この機会に改めてご自身の対策を確認してみてはいかがでしょうか。



🏁🏁🏁



ここにきて京急大津の水温がかなり下がってきてますね。すぐにも12度を切りそうな勢いです。

落水時のリスクが非常に高くなってくる水温です。

大津の冬のアジは美味しいですが、ご出撃の際にはぜひ一度安全対策についても再チェックをしてみてください。





2023年1月 3日 (火)

【安全祈願】富岡八幡宮さまにお参りしてきました。

3年振りの手漕ぎボート釣り安全祈願です!
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福岡への単身赴任中はコロナ禍でお正月の帰省ができなかったので、3年振りになります。

まだコロナ禍が収束したとは言えない世情ですが、久しぶりのお参りに行ってきました。



🏁🏁🏁



コロナ禍の影響で初詣の参拝客はかなり減っていると聞きます。以前のように大変な混雑はなさそうなので、今回は1月3日に行ってみました。

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3年振りの門前仲町。3が日だけあって出店がたくさん出てます。


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適度ににぎやかです。人出がかなり戻ってきている感じ?


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鳥居の綺麗な赤色が澄み切った青空によく映えてます。


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境内は混んでましたが、5分ほどでお参りできました。


お参りでは、手漕ぎボート釣りを愛されるすべての方の今年の釣行安全を祈願しました。

このお参りの時は大漁は願いません。あくまで「安全」が一番ですね。



🏁🏁🏁



お参りが済んだら、次は新しいお守りの購入と古いお守りの納入です。

このお守りは「釣行安全」・「大漁祈願」。
思いっきり、「大漁祈願」しちゃいます(笑


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今年も2種類あるお守りのうち、釣り針の大きいほうを購入しました。


左のほうが新しいお守り。右のほうが3年前に購入した古いお守りです。

この古いお守りは3年もの間世話になりました。福岡の釣りでもずっと一緒だったお守りです。
福岡赴任中はとても良い釣りができました。ちょっと特別なお守りですが、感謝の気持ちを込めて納め所に納めてきました。

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「古札納め所」

どうか、今年も安全に楽しく手漕ぎボート釣りができますように。



🏁🏁🏁



さて、単身赴任中はいろいろと記事やスケジュールを省略しがちでした。今年はできるだけイベントやペースを取り戻したいと思います。

まずは次に安全対策や今年の目標設定の記事をポストして、それから初釣りの調整。

京急大津の水温もほぼ例年並みに下がり、青物は厳しそうですが、美味しい冬の魚にたくさん出会いたいですね♪


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